JP3304372B2 - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
- Publication number
- JP3304372B2 JP3304372B2 JP34350391A JP34350391A JP3304372B2 JP 3304372 B2 JP3304372 B2 JP 3304372B2 JP 34350391 A JP34350391 A JP 34350391A JP 34350391 A JP34350391 A JP 34350391A JP 3304372 B2 JP3304372 B2 JP 3304372B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat exchanger
- end plate
- air
- bent
- air conditioner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
Description
機に係り、たとえば室内ユニット側における、く字状熱
交換器に関する。
ユニットには、室内熱交換器に対向して室内送風機が配
備され、被空調室内の空気を室内熱交換器に導いて熱交
換させ、さらに再び被空調室内へ送風するようになって
いる。
あるところから、室内熱交換器は必要な熱交換面積を確
保したうえ、ユニットの薄型化に対処した構成がとられ
ている。
器および被空調室へ充分な送風量を確保しなければなら
ないところから、種々のファンのなかで、特に、横流フ
ァンが選択して用いられる。
する形状構造の開発が盛んに行われている。たとえば、
実開昭60−146226号公報には、く字状に屈曲形
成され、コンパクト化された熱交換器が開示されてい
る。
備えた室内送風機が配置されており、横流ファンを回転
駆動することにより、本体ケーシングの前面と上面に設
けられる吸込口から被空調室空気をケーシング内に吸い
込んで、上記熱交換器に導き熱交換させる。
れる吹出口から冷風あるいは温風として被空調室内へ吹
き出されるようになっている。
から熱交換空気を吹出す際には、種々の要因から、送風
騒音がともなうことが避けられない。たとえば夜間にお
いても、空調運転を継続することが多いので、送風騒音
の低減化は空気調和機製造メーカに課せられた、極めて
重要な課題である。
であるのは、吸込口から吹出口までの室内ユニット内に
おける空気経路の空力特性を向上させ、横流ファンを可
能な限り低速で回転駆動することである。
て、ファン単体の空力特性を向上させることや、熱交換
器の熱交換面積を大にして、ここを通過流動する空気の
流路幅を広くし、通風圧力損失を低減させる手段が採用
されている。しかしながら、これら手段は、室内ユニッ
トの小型化の障害となって現れるところとなり、使用者
の好まれる条件に反する。上記吸込口から吹出口まで
の、空気経路全体の空力特性を向上させることを目的と
したものでは、他に、実公昭57−35771号公報が
挙げられる。
伝熱面積を減することなく、空気抵抗を小さくするた
め、熱交換器を一対のものに分割して逆V字状に組合わ
せ、この逆V字型熱交換器の下部位置に横流ファンを配
置した構成となっている。
る逆V字型の熱交換器を製造するためにコストが高くな
る。下端部が二方に離間するため、熱交換作用にともな
い流下するドレン水を受けるドレンパンが2組必要とな
り、これらの製作手間がかさみ、大きな取付けスペース
を占める。
であり、その目的とするところは、く字状の熱交換器を
別部品を用いることなく、容易に屈曲形成でき、かつ最
適な所定角度に保持できる空気調和機を提供しようとす
るものである。
に、本発明は、空気調和機本体に端板とフィンを屈曲形
成した熱交換器と横流ファンを配置した空気調和機にお
いて、上記熱交換器は、端板を長手方向に分断し、分断
した各端板は、短手(幅)方向の中間部が長手方向に沿
って段状に屈曲形成されかつ段部幅が互いに異なってい
て、一方の端板に突起からなる掛止部が設けられ、他方
の端板に上記突起からなる掛止部と掛止される構成の掛
止部が設けられ、フィンと端板を回動させて屈曲形成し
た状態で、端板の互いの掛止部を掛止させて屈曲角度を
保持するようにした。
ることなく、熱交換器を容易に屈曲形成でき、かつ最適
な所定角度に保持できる。
説明する。
調和機における、室内ユニット側を示す。1は空気調和
機本体であるケーシングである。このケーシング1の前
面側は、下端部を除いて全て主吸込口2が形成される。
上面側には、副吸込口3が形成される。
副吸込口3に亘って相対向する、熱交換器4が配置され
る。この熱交換器4は、互いに狭小の間隙を存して並設
される多数枚のフィン5と、これらフィン5を貫通す
る、ここでは図示しない熱交換パイプからなる。
やや下部側を屈曲部6として、この上部側が背面側に傾
斜していて、全体的にく字状に屈曲形成される。なお説
明すれば、上記屈曲部6から下方部位は垂直方向に立設
され、屈曲部6から上方部位は背面側に所定の曲げ角θ
をもって傾斜することになる。
前面側の角端縁4aは、副吸込口3のさらに背面側に位
置するよう傾斜しなければならない。上記曲げ角θは、
0°<θ≦90°の範囲に設定するとよい。
7が配置されている。これは、図示しない駆動モータに
連結される横流ファン8からなる。この横流ファン8
と、上記く字状熱交換器4との相対配置条件は、後述す
るように設定する。
て、ここを背面壁9が閉塞する。この背面壁9は、横流
ファン8の上部側において、横流ファン8の回転駆動に
ともなって上記主,副吸込口2,3からケーシング1内
に吸込まれる空気が、上記く字状熱交換器4に確実に導
かれるよう曲成される。
く字状熱交換器4の下端部に配置されるドレンパン10
とともに通風路11を形成するよう曲成される。この通
風路11は、上記主吸込口2の下部側である、ケーシン
グ1下端部に開口する吹出口12に連通する。
いドレンホースが接続され、ケーシング1から出て室外
に延出される。上記背面壁9の裏面側には、図示しない
断熱材が設けられ、取付壁面に対する室内ユニットの断
熱性が確保される。
ファン8との、相対的な配置条件について説明する。
ある横流ファン8対向面側の内側屈曲縁aと、上記横流
ファン8の中心Oとを結んだ線Lを設定する。
縁aから下部側で、かつここでは垂直な内側面a1との
なす角度をθ1 、熱交換器4の内側屈曲縁aから上部
側で、かつここでは傾斜した内側面a2とのなす角度を
θ2 としたとき、 0.7≦θ1 /θ2 ≧1.3 を満足するように設定する。
ように、熱交換器4と横流ファン8との相対配置を設定
すればよい。
た条件で、θ1 を80°、θ2を80°に設定して実
施した。したがって、θ1 /θ2 =1.0であり、
上記条件を満足する。
拠について説明する。
の、送風騒音の変化および送風機モータの消費電力の変
化を実験した。この実験結果を、図2および図3に示
す。実験条件は、く字状熱交換器4の曲げ角θを20°
とし、送風機7の風量を500m3 /hとした。
たときの送風騒音の変化、図3は、θ1 /θ2 をパ
ラメータとしたときのファンモータの消費電力の変化で
ある。
騒音値は、0.7≦θ1 /θ2≧1.3の範囲で急激
に小さくなっていることが分かる。また、図3の実験結
果からも明らかなように、モータの消費電力が、0.7
≦θ1 /θ2 ≧1.3の範囲で急激に小さくなって
いることが分かる。
は、横流ファン8を回転駆動し熱交換空気を送風した状
態で、熱交換器4を通過する際の圧力損失が低下したこ
とにつながる。
条件を満足すれば、く字状熱交換器4を通過する際の空
気の速度分布が均一化して、熱交換器4の通風圧力損失
が低減する。送風機7においては、風量−ファン動力基
準で経済的な運転が行える。
低速回転で運転することが可能となり、送風騒音が低減
する。その結果、小型でスタイリッシュであり、かつ低
騒音の室内ユニットが得られる。
あってもよい。
5Aの屈曲部6Aに、前面側から背面側に段状の切り込
み13を設ける。この切り込み13の先端は、背面側の
端部を残し、この側端縁とある程度の間隔を存すること
とする。
しない状態で、すなわち矩形状のままで、互いに狭小の
間隙を存して多数枚並設し、かつ図示しない熱交換パイ
プを貫通する。仮の形態の熱交換器を構成したら、切り
込み13から下部側を固定し、上部側を背面方向に押圧
付勢する。
み13が開放し、内面側を残して、外面側が所定角度で
開放する屈曲部空間6Aが形成される。全体的に、く字
状熱交換器4Aが形成される。
が介挿される。すなわち、上記切り込み13の中途部で
ある、離間した段部13a,13a相互に亘って上記シ
ール板14が架設される。
換器4Aを通過する際、その一部の空気は屈曲部空間6
A内にも導かれ、この中途部に設けられるシール板14
に衝突して上下方向に分流される。
形成した状態で、この前面側の熱交換面積を実質的に拡
大することとなり、通過風量が増大して、熱交換能力の
向上を得られる。
(A),(B),(C)に示す。端板40Bは、上部端
板40aと下部端板40bとに分断してもよい。各端板
40a,40bとも、前後方向の中間部が、上下方向に
沿って段状に屈曲形成される。この段部幅は、上部端板
40aの段部41が長く、下部端板40bの段部42が
それよりも短い。
よりも内面側の位置に掛止部である透孔43が設けられ
る。また、下部端板40bの上端部で、かつ上記段部4
2よりも内面側の位置に、たとえば絞り加工による掛止
部である突起44が一体的に設けられる。なお、上記透
孔43と突起44は一方の端板を回動した状態で、互い
に重なる部分に設けられている。
貫通して、熱交換器として仮の形態をなし、ついで、図
6(A)および(B)に示すように、下部端板40bの
突起44に上部端板40aの透孔43を嵌合し、かつ上
部端板40aを背面側に押圧付勢する。
互いの段部41,42端縁が掛合して、回動が阻止され
る。上下部端板40a,40bの弾性により、透孔43
と突起44が固定され、所定の屈曲角度を保持した、く
字状熱交換器が得られる。
突起44とで掛止部を構成したが、これに限定されるも
のではなく、たとえば互いに異なる大きさの突起を設け
て掛合する掛止部であってもよく、要は、く字状熱交換
器を構成できればよい。
別部品を用いることなく、熱交換器を容易に屈曲形成で
き、かつ最適な所定角度に保持できる効果を奏する。
ニットの概略縦断面図。
θ2 をパラメータとしたときの送風騒音特性図。
θ2 をパラメータとしたときのファンモータ消費電力
特性図。
ィンの一部を省略した側面図。
く字状熱交換器に形成する前の状態でのフィンの平面
図。 (B)は、その正面図。 (C)は、同じく側面図。
器の正面図。 (B)は、その縦断側面図。
横流ファン、6…屈曲部、6A…屈曲部空間、14…シ
ール板、40B…端板、40a…上部端板、40b…下
部端板、43…透孔、44…突起。
Claims (1)
- 【請求項1】空気調和機本体に、端板とフィンを屈曲形
成した熱交換器と、横流ファンを配置した空気調和機に
おいて、 上記熱交換器は、上記端板を長手方向に分断し、 分断した上記各端板は、短手(幅)方向の中間部が長手
方向に沿って段状に屈曲形成され、かつ段部幅が互いに
異なっていて、 一方の端板に突起からなる掛止部が設けられ、他方の端
板に上記突起からなる掛止部と掛止される構成の掛止部
が設けられ、 上記フィンと端板を回動させて屈曲形成した状態で、上
記端板の互いの掛止部を掛止させて屈曲角度を保持する
ようにしたことを特徴とする空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34350391A JP3304372B2 (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34350391A JP3304372B2 (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | 空気調和機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05172362A JPH05172362A (ja) | 1993-07-09 |
JP3304372B2 true JP3304372B2 (ja) | 2002-07-22 |
Family
ID=18362018
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34350391A Expired - Fee Related JP3304372B2 (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | 空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3304372B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU2020394759B2 (en) * | 2019-12-06 | 2023-10-26 | Guangdong Midea White Home Appliance Technology Innovation Center Co. Ltd. | Heat exchange device and refrigerant circulation system |
-
1991
- 1991-12-25 JP JP34350391A patent/JP3304372B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05172362A (ja) | 1993-07-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5372189A (en) | Air conditioner | |
EP1326054B1 (en) | Decorative panel for air conditioning system, air outlet unit, and air conditioning system | |
US20070256816A1 (en) | Air Conditioner | |
JPH09210390A (ja) | 空気調和機 | |
EP1316760B1 (en) | Decorative panel for air conditioning system, air outlet blow-off unit, and air conditioning system | |
US7673671B2 (en) | Air conditioner | |
JP3304372B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP3224669B2 (ja) | 空気調和機の室外ユニット | |
JP3596422B2 (ja) | 空気調和機の室内ユニット | |
JPH0443176B2 (ja) | ||
KR20040106050A (ko) | 공기조화기의 실내기 | |
JP2001311530A (ja) | 空気調和機の室内ユニット | |
JP3039282B2 (ja) | 空気調和機用室内ユニット | |
JPH09280644A (ja) | セパレート型空気調和機 | |
JPH07190474A (ja) | 空気調和機の室内ユニット | |
JP3308375B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP3170545B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP3572248B2 (ja) | 空気調和機の室内ユニット | |
JP3257743B2 (ja) | 空気調和機 | |
JPWO2019123743A1 (ja) | 空気調和機の室内機 | |
JP3214446B2 (ja) | 車輌用空気調和装置 | |
JP2533279Y2 (ja) | 空気調和機の室内ユニット | |
JPH10141727A (ja) | 気調換気扇 | |
JPH0979656A (ja) | 空気調和機の室内ユニット | |
JP3043260B2 (ja) | 空気調和機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090510 Year of fee payment: 7 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090510 Year of fee payment: 7 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100510 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110510 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |