JP3304138B2 - 多相dcモータの動作方法及び装置 - Google Patents

多相dcモータの動作方法及び装置

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JP3304138B2
JP3304138B2 JP26574092A JP26574092A JP3304138B2 JP 3304138 B2 JP3304138 B2 JP 3304138B2 JP 26574092 A JP26574092 A JP 26574092A JP 26574092 A JP26574092 A JP 26574092A JP 3304138 B2 JP3304138 B2 JP 3304138B2
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/12Monitoring commutation; Providing indication of commutation failure
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/14Electronic commutators
    • H02P6/16Circuit arrangements for detecting position
    • H02P6/18Circuit arrangements for detecting position without separate position detecting elements
    • H02P6/182Circuit arrangements for detecting position without separate position detecting elements using back-emf in windings

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多相モータ駆動回路に
おける改良に関するものであって、更に詳細には、多相
DCモータを駆動する回路における改良に関するもので
あって、更に詳細には、非選択状態にあるロータコイル
のゼロ電圧交差情報を使用して多相DCモータの回転す
るロータを制御する方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明は、一般的に、多相DCモータに
関するものであるが、ハードディスクドライブ、CDR
OMドライブ、フロッピーディスクなどを包含するコン
ピュータ関連適用例において見出されるような回転デー
タ媒体に対して使用される、特にブラシレスでセンサー
なしタイプの三相DCモータに関連した特定の適用例に
関連するものである。コンピュータ適用例においては、
三相のブラシレス且つセンサーレス(センサーなし)の
DCモータは、信頼性が高く軽量であり且つ正確である
ために増々使用されるようになっている。
【0003】このタイプのモータは、典型的に、Y形態
で接続した3個のコイルを有するステータを具備するも
のとして考えることが可能であるが、実際には、多数の
モータの極と共に多数のステータコイルが通常使用され
る。典型的に、この様な適用例においては、ロータ上に
4個のN−S磁石組及び12個のステータ巻線を具備す
る8ポール(極)モータが使用され、その結果ロータの
1回転当り四つの電気的サイクルが発生する。しかしな
がら、ステータコイルは各々が物理的に90度離隔され
て四つのコイルからなる三つの組に接続された3個のY
接続型コイルの形態で解析することが可能である。動作
について説明すると、該コイルはシーケンス即ち順次的
に付勢され、その各シーケンスにおいて、Y形状を構成
する二つのコイルを介して電流経路が確立され、第三の
コイルはフローティング状態とされる。電流経路が変化
され電流の方向を転換して整流を行なう場合に、該電流
経路のコイルのうちの一つのコイルがフローティング状
態へスイッチされ、且つ前にフローティング状態にあっ
たコイルが電流経路内に組込まれるようにスイッチされ
る態様でこれらのシーケンスが配列されている。更に、
そのシーケンスは、フローティング状態にあるコイルが
電流経路内に取込まれる場合に、前の電流経路内に組込
まれていたコイルにおけるのと同一の方向に電流が流れ
るように画定されている。この様に、三相モータにおけ
る各電気的サイクルに対して6個の整流シーケンスが画
定される。
【0004】従来は、この様な多相DCモータの動作期
間中においては、ロータの既知の位置を維持することが
重要な事項であると認識されていた。このことを実現す
る種々の方法が存在していた。例えば、最も広く使用さ
れていた方法は、モータを既知の位置でスタートさせ、
次いでロータの瞬間的な現在の位置に関する情報を発生
させることであった。この様な瞬間的な位置情報の一つ
の供給源は整流プロセスの一部として開発されており、
且つ、フローティングコイルを識別し、且つその逆起電
力、即ちステータにより与えられる磁界を介して移動す
る際にコイル内に誘起されるemf(起電力)をモニタ
することを包含するものであった。
【0005】フローティングコイルの電圧がゼロを交差
すると(従来技術においては、「ゼロ交差」と呼ばれて
いる)、ロータの位置が既知であると仮定される。この
イベントが発生すると、ロータコイル整流シーケンスが
次のフェーズへインクリメントされ、且つそのプロセス
が繰返し行なわれる。ゼロ交差がロータ位置を正確に表
示するものとの仮定は、モータが適切に機能しており、
且つそれの既知の始動位置からの同期状態を乱すような
事象が発生していない場合には通常成立する。しかしな
がら、その様な事象が発生し同期を喪失させることがし
ばしば発生していた。例えば、ディスクの回転が物理的
な衝突により中断されるか、又は固着したモータの軸受
によるか、又はディスク担持体における摩擦損失による
などしてこの様な同期損失が発生する場合があった。こ
の様な同期損失が発生すると、回復を行なうことは不可
能であった。
【0006】同期状態が喪失することの可能性は、従来
使用されていたモータをデリケートで且つ影響を受けや
すいものとさせており、且つこの様な同期からずれた状
態が発生するようなことを回避するために始動アルゴリ
ズム及び稼動条件が精密に制御されることを確保するた
めに多大な注意を払わねばならなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、モ
ータのロータの明確な瞬間的位置表示に応答して多相D
Cモータを駆動する改良した装置及び方法を提供するこ
とを目的とする。
【0008】本発明の別の目的とするところは、三相D
Cモータ、ハードディスクドライブ、CDROMドライ
ブ、フロッピーディスクなどを包含するコンピュータ関
連適用例において見出されるようなデータ媒体を回転す
るために使用されるブラシレスでセンサーレスタイプの
三相DCモータを駆動するのに有用な改良した方法及び
装置を提供することである。
【0009】本発明の更に別の目的とするところは、ロ
ータの位置の検知における不明確性を取除くために交差
方向を表わす情報に関連してフローティングコイルの電
圧のゼロ交差を使用する改良した装置及び方法を提供す
ることである。
【0010】本発明の更に別の目的とするところは、ロ
ータ整流回路のシーケンサからロータ位置が同期がずれ
た場合の条件から回復することを可能とする改良した装
置及び方法を提供することである。
【0011】本発明の更に別の目的とするところは、ロ
ータの位置の検知においてコミュテーション(整流)及
びスイッチングノイズが誤ったゼロ交差を発生すること
を防止する改良した装置及び方法を提供することであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】広義において、本発明
は、複数個のY形状に接続されたステータコイルを有す
るタイプの多相DCモータ動作回路は、モータのロータ
の実際の瞬間的位置を明確に決定する回路、所望の整流
シーケンスを実行する前にシーケンス発生器の出力から
直接的に派生される出力信号から所望のロータ位置を決
定する回路、前記ロータの実際の瞬間的位置を決定する
回路がロータが実際にその所望のロータ位置にあること
を検知する場合に前記所望の整流シーケンスを実行する
回路を有している。ロータの実際の瞬間的位置を明確に
決定する回路は、少なくとも1個のフローティング状態
にあるコイルへスイッチ可能に接続された逆起電力増幅
器を有すると共に、前記逆起電力増幅器により受取られ
た電圧が所定の方向からゼロを交差する時を決定する回
路を有している。1実施形態においては、本回路は、整
流シーケンスの変化の後に所定時間の間ゼロ交差回路を
禁止するマスク回路を有している。該マスク回路は、ク
ロック動作されるアップカウンタと第一及び第二ダウン
カウンタとを有しており、第二ダウンカウンタは第一ダ
ウンカウンタが所定のカウントに到達するまでクロック
動作されることが禁止され、且つゼロ交差回路は、少な
くとも第二ダウンカウンタがそのカウントを完了するま
で禁止状態とされる。ゼロ交差が検知されると、アップ
カウンタのカウントが第一及び第二ダウンカウンタの両
方にロードされ、次いでアップカウンタはリセットされ
て新たな整流期間のカウントを開始する。
【0013】本発明の別の広義の側面においては、複数
個の駆動コイルを有する多相DCモータの動作方法が提
供され、該方法は、モータのロータの実際の瞬間的位置
を明確に決定するステップと、所望の整流シーケンスを
実行する前に整流シーケンス発生器の出力端における信
号から直接的に所望のロータ位置を決定するステップ
と、ロータの実際の瞬間的位置を決定する回路がロータ
が実際にその所望のロータ位置にあることを検知する場
合に該所望の整流シーケンスを実行するステップを有し
ている。ロータの実際の瞬間的位置を決定するステップ
は、フローティングコイルの逆起電力が所定の方向から
ゼロを交差する時を決定することにより行なわれる。一
実施例においては、整流シーケンスにおける変化の後に
所定時間の間逆起電力のゼロ交差の検知を禁止するステ
ップを実施するためのマスクが与えられる。
【0014】
【実施例】本発明の好適実施例に基づく装置及び方法を
組込むことが可能なモータコントローラ10の電気的概
略ブロック図の一部を図1に示してある。このモータコ
ントローラはディスクリートな部品で構成することが可
能であるが、好適には、モータコントローラ10はコン
ピュータのハードディスクドライブ、CD ROMドラ
イブ、フロッピーディスクドライブなどの磁気的又はそ
の他のディスクシステムを回転させるために使用する三
相DCブラシレススピンドルモータのステータコイルへ
接続すべく適合された単一の半導体チップ上に組込むも
のである。この様な三相モータは、好適には、Y形状に
接続したステータ巻線を有している。しかしながら、こ
の様なY形状をした巻線の接続態様は本発明において必
ずしも必要なものではない。従って、これらの巻線は、
以下に更に詳細に説明する如く、出力端子OUT A、
OUT B、OUT C、CTR TAPへ接続させる
ことが可能である。注意すべきことであるが、本発明の
好適実施例を特に三相モータに関して説明するが、本発
明の原理は一般的に多相モータに適用することが可能な
ものである。
【0015】駆動電圧を、図2を参照して以下に説明す
るような構成とすることが可能な電力ステージ11によ
り出力端子OUT A、OUT B、OUT Cへ供給
する。電力ステージ11はシーケンス動作されて、図4
を参照して以下に説明するシーケンサ回路13により出
力端子OUT A、OUT B、OUT Cへシーケン
シャルな制御出力信号を供給し、且つ信号インターフェ
ース回路12は、シーケンサ回路13からの出力信号を
電力ステージ11へ供給すると共に、例えば制動機能及
び出力イネーブル機能などのようなその他の機能をイネ
ーブル即ち動作可能状態とさせる。シーケンサ13は、
更に、「内部整流バス」66上の駆動信号及びシーケン
ス信号をコントローラ回路の他の回路へ供給して、回路
10により駆動されるモータの回転に関する種々の側面
を制御する。
【0016】出力端子OUT A、OUT B、OUT
Cは、更に、逆起電力センスアンプ14へスイッチ可
能に接続され、尚該センスアンプの詳細については後に
図5を参照して説明する。逆起電力センスアンプ14
は、以下に図5を参照して説明するゼロ交差検知回路1
6へ信号を供給し、それは、以下に図7を参照して詳細
に説明するデジタル遅延回路17へ入力信号を供給す
る。デジタル遅延回路17の出力は以下に詳細に説明す
る態様でシーケンサ13の動作を制御する。モータコン
トローラ回路10は、システムクロック回路23及びフ
ェーズロックループ(PLL)周波数/位相検知器回路
24を有しており、且つ例えばモータのパルス幅変調動
作をサポートするための回路、停止条件からモータの始
動を容易とするための「アライン・アンド・ゴー(al
ign and go)」始動回路、外部マイクロプロ
セサ(不図示)によるモータコントローラ回路の制御を
容易とするためのポートコントロールロジック及びそれ
と関連するシフトレジスタ回路などのその他の種々の回
路(不図示)を包含することが可能である。
【0017】モータ制御回路10の電力ステージ11
は、図2に示した如く、通常トリプル−1/2−H−ブ
リッジとして呼称される従来のHブリッジ30である。
又、Y接続したステータ巻線32,33,34を、モー
タコントロール回路10の電力ステージ11により供給
される駆動電流をスイッチ可能に受取るべく接続された
状態を図2に示してある。これらの一連の電流経路3
7,38,39は、ライン4へ印加される供給電圧と
ライン42上の基準電圧との間に与えられる。各電流経
路は、それぞれ、二つのスイッチングトランジスタ44
及び45、44′及び45′、44″及び45″を有し
ている。トランジスタ44,44′,44″,45,4
5′,45″は公知のパワースイッチFET又は所望に
よりその他のスイッチ装置とすることが可能である。ラ
イン42は外部検知抵抗49へ接続されており(図1に
示した如く、外部的に端子R SENSEへ接続されて
いる)、該抵抗は接地接続されている。
【0018】ステータコイル32,33,34の各々の
一方の端部は共通センタータップ36で共通接続されて
おり、それらの他方の端部はスイッチングトランジスタ
44−45、44′−45′、44″−45″のそれぞ
れの対の間のそれぞれのノードOUTA、OUT B、
OUT Cへ接続されている。これらスイッチングトラ
ンジスタ44,45,44′,45′,44″,45″
の各々は、図示した如く、その電流経路と並列接続され
たフライバックダイオード47,48,47′,4
8′,47″,48″を有している。
【0019】動作について説明すると、付勢されたフェ
ーズにおいて、一つのノード(例えば、ノードOUT
A)が上側のスイッチ44の一つにより高状態へ駆動さ
れる。一つのノード(例えば、ノードOUT B)が下
側のスイッチ45′の一つにより低状態へ駆動され、且
つ他のノード(例えば、ノードC)がフローティング状
態とされ、且つ両方のスイッチ44″及び45″はオフ
状態とされる。これは通常「ABフェーズ」として呼称
される。次いで、これらのコイルは、各整流フェーズに
おいて電流が常に三つのコイルのうちの二つのコイル内
に流れ、3番目のコイルはフローティング状態であり、
且つスイッチングの後に、電流は、電流が前のフェーズ
で流れていた二つのコイルのうちの一つにおいて反対の
方向に継続して流れるような態様でシーケンス回路13
により決定されるコミュテーション即ち整流シーケンス
でスイッチ動作される。より詳細に説明すると、図3に
示した如く、三相モータにおいて、実際に六つの動作フ
ェーズが存在している。以下の表Aに示した如く、これ
ら6個のフェーズの各々において電流が流れる。
【0020】 表A フェーズ 電流発生源 電流供給先 フローティングコイル 1 A B C 2 A C B 3 B C A 4 B A C 5 C A B 6 C B A 各フェーズに対する電流のスイッチングを行なうための
電力ステージ11のドライバトランジスタのスイッチン
グ動作は、図4に示した如く、シーケンサ回路13及び
それと関連するインターフェース回路12により行なわ
れる。シーケンサ回路13は、インターフェース回路1
2を介して上部ドライバ出力端及52び下部ドライバ出
力端53へ信号を供給し、上の表Aに示したスイッチン
グシーケンスを行なう。上部及び下部ドライバ出力端5
2及び53は、図2に示した如く、上部及び下部ドライ
バ入力ラインへ接続されている。
【0021】より詳細に説明すると、シフトレジスタ5
5が任意の特定の時刻において活性化されるべき特定の
上部及び下部出力ラインを決定する。適切なスイッチン
グシーケンスを達成するために、適宜のシーケンスが初
期的にシフトレジスタ55内にロードされ、且つ逐次的
に、シフトレジスタ55の種々のデータ位置を介してシ
フト動作される。例えば、出力端Q1 乃至Q6 において
逐次的に表われるシフトレジスタ55を介してクロック
動作される場合にテーブルAの整流シーケンスを発生す
る図示した実施例における一つのデータシーケンスは
「110000」である場合がある。シフトレジスタ5
5は、図7に関して以下に詳細に説明する遅延カウンタ
112からシフトレジスタ55内に導入されるインクリ
メント信号によりクロック動作される。従って、シフト
レジスタ55は任意の時刻において動作し、出力端Q1
乃至Q6 の選択した二つの隣接するものに高状態を提供
し、表Aに示したシーケンスに従って対応する上部及び
下部トランジスタをターンオンさせ、その他の出力端は
ターンオフ状態に維持される。
【0022】シーケンス回路13のその他の回路は、シ
フトレジスタ55を初期化又はリセットするためのリセ
ットライン59を有しており、それはシフトレジスタ5
5内の初期的な開始位置内に記述された整流シーケンス
コードを再確立させる。シフトレジスタ55の出力端Q
1 乃至Q6 は、更に、内部整流バス66の線を介して、
以下に説明する図6のゼロ電圧交差論理制御回路へ接続
されている。シーケンス発生器13のシフトレジスタ5
5の出力ラインへ直接的に接続されていることにより、
電力ステージ11のドライバは、所望の整流信号を失う
ことなしに、信号インターフェース回路12へ印加され
る適宜の信号によりトライステート状態とさせることが
可能である。即ち、コミュテーション即ち整流信号が、
例えば、信号インターフェース回路の出力端においてゼ
ロ交差を検知する場合に内部回路で使用するために派生
される場合、モータドライバがトライステート状態とさ
れる場合には、整流信号が喪失され、且つモータを減速
させるか又は複雑な再同期アルゴリズムを使用すること
なしに整流信号とモータとの間の同期を再び確立するこ
との期待はない。
【0023】所望により、他のどこかで、多分モータ制
御回路10の外部で発生される制動信号がライン67上
を論理回路63へ印加されて、この様な制動信号が存在
する場合に、上部及び下部ドライバ出力ライン52及び
53上のモータへの出力を防止する。ソフトウエアによ
り発生するか又は外部信号により供給される制動信号が
図示した実施例においては全ての下側のドライバをター
ンオンし且つ全ての上側のドライバをターンオフするた
めに印加される。同時に、全てのコイル32,33,3
4を短絡状態とさせて、コイル32,33,34内にお
ける磁界により発生される渦電流がモータに制動をかけ
ることが可能である。
【0024】又、内部エラー又はその他の異常な条件に
応答して、又はモータが制動されることを必要とするこ
とはないがモータのコイルへの駆動信号を取除くことを
必要とする場合のある外部イネーブル信号に応答して発
生されることのある信号を、ライン68を介して、図示
した如く、最終的なドライバ論理ゲート63へ印加する
ことが可能である。従って、ライン68上に信号が存在
する場合には(即ち、通常の高状態から低状態への変
化)、上側のドライバ52及び下側のドライバ53の両
方からのドライブ即ち駆動が取除かれるか又は禁止さ
れ、モータのロータがコーストすることを可能とする。
【0025】前述したコミュテーション(整流)技術と
異なり、コイル32,33,34の間の整流は、ロータ
の所望の位置を表わす回路情報に関連して、モータのロ
ータの特定の明確な位置を表わす情報に応答して実施さ
れる。より詳細に説明すると、表Aの各相継ぐシーケン
スを付与するためのコミュテーションは、特定の回転位
置に到達する対応するコイル及びコミュテーションが発
生すべき時の前の特定の時間においてータが存在すべ
き位置を表わすシーケンサ情報との相関に応答して決定
される。ロータの精密な回転位置の決定は、各非駆動状
態にある、即ちフローティング状態にあるコイルにおい
てのゼロ交差電圧をモニタすることにより連続的にアッ
プデートされる。より詳細に説明すると、コイル32,
33,34がロータのコミュテーションシーケンス期間
中にスイッチ動作されると、フローティングコイルの電
圧は図5に示した逆起電力増幅器回路14によりモニタ
される。
【0026】逆起電力増幅器回路14は、スイッチ8
1,82,83を有しており、それらは、図2の回路内
のモータドライバ出力端OUT A、OUT B、OU
T Cへ接続されており、出力端OUT A、OUT
B、OUT Cへ接続されているコイルの選択された一
つを比較器85の非反転入力端へ接続させる。比較器8
5へ接続されるコイル32,33,34のうちの特定の
一つは、フローティング状態となることが予定されるコ
イルに対応している(それは必ずしも実際にフローティ
ングしているコイルではない)。尚、「フローティン
グ」という用語は、本明細書においては、瞬間的な電流
経路内に存在することのないコイルのことを意味するも
のとして使用されているが、これらのコイルは実際に
「フロート」するものではなく、駆動電流が印加されな
い場合には、トライステートのインピーダンス状態へ接
続される。スイッチ81,82,83は、上述した如
く、フローティング状態となるべきコイルのスイッチン
グ動作を実施するために、以下に説明する図6の回路に
より動作される。
【0027】ロータのセンタータップ接続部36(図2
参照)は比較器85の反転用入力端へ接続されており、
従って、選択されたフローティングコイル上の電圧がセ
ンタータップの電圧よりも一層大きくなると、該比較器
は、選択されたフローティングコイル上の電圧のゼロ電
圧交差を表わす出力を発生する。(比較器85への入力
端へ印加される電圧はいわゆるコイルの「逆起電力」で
あり、それは、モータ内の磁界を介して移動する場合に
選択されたフローティングコイル内に発生される電圧で
ある。)比較器85はあるヒステリシスを有するように
構成されている。なぜならば、そうでないと、ゼロ交差
電圧を超えての電圧の発生は、比較器85の出力信号を
有用なものとさせるのに十分に長い時間継続することが
ない場合があるからである。
【0028】更に図5を参照すると、比較器85からの
出力は伝達ゲート89を介してシフトレジスタ88へ供
給される。シーケンサ回路13(図4を参照して後に説
明する)内に発生されるマスク信号が、ライン120を
介して、伝達ゲート89のイネーブル入力端へ印加さ
れ、従って比較器85からの出力は、シーケンサ回路1
3によるフェーズコミュテーション即ち位相整流に続い
てのマスク期間中にシフトレジスタ88へ印加されるこ
とを禁止する。しかしながら、比較器85からの出力信
号がイネーブルされて伝達ゲート89へ印加される信号
を通過させると、その信号はシフトレジスタ88を有す
る4個のD型フリップフロップ90,91,92,93
のうちの最初のもののD入力端へ印加される。
【0029】フリップフロップ90,91,92,93
のそれぞれの出力端は、NANDゲート96,97,9
8,99を有する出力論理回路95へ接続されている。
フリップフロップ90,91,92,93の各々は、例
えば、システムクロックからクロック入力を受取り、且
つ各々が反転Q及び非反転Q出力を発生する。フリップ
フロップ90,91,92のQ出力はそれぞれの次の段
のフリップフロップのD入力端へ印加され、且つ最後の
段のフリップフロップ93のQ出力は出力論理回路95
のNANDゲート98へ供給される。
【0030】フリップフロップ90及び92のQ出力端
は、それぞれ、上側のNANDゲート96及び97の入
力端へ接続されており、且つフリップフロップ91及び
93のQ出力端はそれぞれ下側のNANDゲート99及
び98の入力端へ接続されている。一方、フリップフロ
ップ90及び92の反転Q出力端は、それぞれ、下側の
NANDゲート99及び98の入力端へ接続されてお
り、且つフリップフロップ91及び93の反転Q出力端
はそれぞれ上側のNANDゲート96及び97の入力端
へ接続されている。又、予定される負から正へ向かうゼ
ロ交差勾配に対応する予定勾配ライン100がNAND
ゲート96及び97の入力端へ接続されており、且つ予
定される正から負へ向かうゼロ交差勾配に対応する予定
勾配ライン101がNANDゲート98及び99の入力
端へ接続されている。予定されるゼロ交差の方向を表わ
すライン100及び101上の信号は、図6の回路内で
発生される位相情報から発生され、その情報は図4のシ
ーケンサ回路内のシフトレジスタ55の出力端から派生
される。
【0031】最後に、論理回路95からの出力は出力N
ANDゲート102及び103へ供給され、それらのゲ
ートの出力は特定されたフローティングコイルの実際の
ゼロ交差の検知に応答して発生され、そのゼロ交差は特
定された予定された方向における遷移を有しており、即
ち、それは負から正へ向かうゼロ交差遷移であるか又は
正から負へ向かうゼロ交差遷移であるかの何れかであ
る。
【0032】出力NANDゲート102及び103への
接続は、出力NANDゲート103の入力端へ接続され
ている上側NANDゲート96及び下側NANDゲート
99の出力端、及び出力NANDゲート102の入力端
へ接続されている上側NANDゲート97の出力端及び
下側NANDゲート98の出力端により確立されてい
る。の勾配のゼロ交差が予定される場合に信号が表わ
れるライン10が上側NANDゲート96及び97の
入力端へ接続されており、且つの勾配のゼロ交差が予
定される場合に信号が表われるライン10が下側のN
ANDゲート98及び99の入力端へ接続されている。
従って、上側NANDゲート96及び97は予定される
の勾配のゼロ交差の実際上の発生に応答し、且つ下側
のNANDゲート98及び99は予定されるの勾配の
ゼロ交差の実際的な発生に応答する。
【0033】正及び負の検知経路の各々に対する四段シ
フトレジスタ88におけるステージ型の接続のために、
出力NANDゲート102及び103からの出力は、そ
れぞれ、正から負へ向かうゼロ交差106又は負から正
へ向かうゼロ交差107の何れかから発生する曲線10
9及び108により図5aに示した如く、時間的に離れ
た二つのパルスである。従って、NANDゲート103
の出力端において発生されるパルスは、NANDゲート
102の出力端において発生されるパルスより1個のク
ロックサイクルだけ先行している。NANDゲート10
3の出力は、フェーズコミュテーション即ち位相整流の
後に所要のマスク及び遅延時間を測定するカウンタへ
「ロード」信号を供給するために使用され且つNAND
ゲート102の出力は、以下に説明する如く、期間カウ
ンタへ「リセット」信号を供給するために使用される。
【0034】スイッチ81,82,83に対するスイッ
チング信号及びライン100及び101上の負及び正の
勾配を表わす信号を発生するための回路を図6に示して
あり、それについて以下説明する。図6の回路は、図4
に示したシフトレジスタ55からの出力から内部コミュ
テーションバス66のライン上に内部位相データを派生
する。ライン66は、左から右側へかけて、上側及び下
側A、上側及び下側B、及び上側及び下側C駆動トラン
ジスタ(図2参照)への信号を表わす情報を有してい
る。従って、出力信号SAは、OUT Aにおけるコイ
ルがフローティング状態となることが予定されることを
表わしており、出力信号SBはOUT Bにおけるコイ
ルがフローティング状態となることが予定されることを
表わしており、且つ出力信号SCはOUT Cにおける
コイルがフローティング状態となることが予定されるこ
とを表わしている。同様に、ライン101及び100上
における信号は、フローティングコイル(即ち、瞬間的
に何れがフローティング状態にあろうとも)が負又は正
の方向からの逆起電力ゼロ交差を経験することが予定さ
れることを表わしている。
【0035】逆起電力増幅器14及び論理回路95が選
択されたフローティングコイルのゼロ交差を適切に検知
することを助けるために、種々の回路要素の動作におい
て発生されるノイズ、特に、スイッチング動作の後に暫
くの間リング状態となる傾向のある駆動されるコイルの
コミュテーション即ち整流動作により発生されるノイ
ズ、及びシーケンサ回路において発生されるノイズをマ
スクする。このマスク機能を達成し、且つ本発明回路の
動作方法によりイネーブルされるその他の回路機能を達
成するために、図7のマスク回路105が設けられてい
る。
【0036】マスク回路105は、アップカウンタ11
0及び3個のダウンカウンタ111,112,113を
有している。アップカウンタ110は、ピリオッドカウ
ンタ即ち期間カウンタとして作用し、図5を参照して上
述したゼロ交差回路により検知された選択されたフロー
ティングコイルの実際のゼロ交差の間の時間に対応する
デジタルカウントをその出力端上に供給する。アップカ
ウンタ110はクロック周波数分割器120からクロッ
ク信号入力を受取り、該分割器はシステムクロック周波
数を所望の周波数に分割し、選択される特定の周波数が
システムの分解能を決定する。アップカウンタ110
は、ゼロ交差が検知された後に、図5の回路内のNAN
Dゲート102により発生されるリセットパルスにより
リセットされる。従って、アップカウンタ110は最初
の実際のゼロ交差を検知することによりリセットされた
後にカウントをスタートさせ、且つ次の実際のゼロ交差
を検知することにより再度リセットされるまでそのカウ
ントを継続する。
【0037】アップカウンタ110の出力は種々のマス
ク及び制御機能を与えるダウンカウンタ111,11
2,113の各々の入力端へ供給される。ダウンカウン
タ111は、図4に示したシーケンサ回路13のノイズ
及びコミュテーション即ち整流されることに応答してコ
イル32,33,34により発生されるノイズがマスク
されるマスク時間を決定する。ダウンカウンタ111
(以後、マスクカウンタ111と呼称する)が、所望の
マスクカウントに到達した場合に、ライン120上に出
力を発生する。ライン120上の出力信号は、図5内の
ゼロ交差検知器内の伝達ゲート89をイネーブルさせる
ために使用され、従ってマスク期間が経過するまでゼロ
交差が検知されることはない。マスクカウンタ111は
ライン121からの「LOAD」信号を受取り、この
「LOAD」信号はNANDゲート102の出力により
RESETパルスの発生直前に、図5に示したNAND
ゲート103の出力により発生される。ロード信号がマ
スクカウンタ111のロード入力端上に表われると、そ
の時に期間カウンタ110内に存在するカウントが直ぐ
さまマスクカウンタ111内にロードされる。
【0038】マスクカウンタ111は、更に、周波数分
割器123からのクロック信号を受取る。所望により、
ドライバ回路10が使用される特定の適用例に対してマ
スクカウントの分解能を選択することが可能であるよう
に、周波数分割器123の除数を制御することを可能と
するために多数のセレクト端子124を設けることが可
能である。
【0039】従って、動作においては、選択されたフロ
ーティングコイルの実際のゼロ交差が図5の回路により
検知されると、アップカウンタ110内に存在するカウ
ントがマスクカウンタ111内にロードされる。アップ
カウンタ110がリセットされて次のゼロ交差の発生ま
で継続する新たな期間のカウントを開始し、その時に、
新たなカウントがマスクカウンタ111内にロードさ
れ、アップカウンタ110がリセットされ、且つそのプ
ロセスは繰返し行なわれる。従って、マスクカウンタ1
11により決定される実際のマスク時間は、モータの回
転速度に依存して変化する。(しかしながら、回転度数
の百分率は一定である。)同様の態様で、ダウンカウン
タ112(以後、遅延カウンタ112と呼称する)は、
コイルが次のコミュテーションシーケンス即ち整流シー
ケンスへスイッチ動作される前に、ゼロ交差を検知した
後の所望の遅延に対応する時間を測定する。遅延カウン
タ112は、周波数分割器126からの分割されたクロ
ック周波数を受取り、その除数はセレクトライン127
の一つへ適宜の信号を印加することにより選択すること
が可能である。ロード機能及びカウント機能の動作はマ
スクカウンタ111の上述した動作と基本的に同一であ
る。しかしながら、注意すべきことであるが、ライン1
22上の出力により表わされる遅延カウンタ112によ
り計算される時間は、マスクカウンタ111により計算
される時間よりも実質的に一層長い場合があり、その時
間は、クロック周波数の関数であるマスクカウンタ11
1により計算される時間よりも実質的に長い場合があ
り、及び/又は、所望により、ロードされる期間カウン
タ110のビット数だけ大きい。ライン122上の出力
信号はシーケンサ13をインクリメントし(図2参
照)、及びマスクカウンタ111をイネーブルさせるた
めに使用される。ゼロ交差と次のフェーズへのインクリ
メント動作との間の遅延を発生することにより、トルク
リップルを最適化させてロータの慣性を利用することが
可能である。
【0040】従って、ライン122上の遅延カウンタ1
12の反転出力は周波数分割器123からのクロックパ
ルスが印加されるNANDゲート141によりマスクカ
ウンタ111のクロック入力端へ印加される。従って、
ライン122上の信号は、遅延カウンタ112による遅
延カウントの完了後までマスクカウンタ111へのクロ
ックパルスの印加を禁止する。従って、マスクカウンタ
111及び遅延カウンタ112のカウントはシーケンシ
ャルであり、マスクカウンタ111のマスクカウントは
遅延カウンタ112の遅延カウントの完了に続いて行な
われ、上述した如くスイッチング及びコミュテーション
ノイズをマスクし、従ってスイッチングノイズにより発
生される偶発的なゼロ交差は選択されたフローティング
コイルの実際的なゼロ交差として解釈されることはな
い。
【0041】図7のマスク回路105はフローティング
ロータコイルの予定されたものではなく実際のゼロ交差
信号に基づいて動作するので、従来不可能であった多く
のモータ制御機能を行なうことが可能である。更に、そ
の他のモータ制御機能を容易に達成することも可能であ
る。例えば、上述したダウンカウンタ113などの付加
的なダウンカウンタが例えば速度スローダウン決定など
の有用な機能を与えることが可能である。ダウンカウン
タ113は以後スローダウンカウンタ113と呼称す
る。スローダウンカウンタ113は、マスクカウンタ1
11及び遅延カウンタ112と同一の態様で動作し、周
波数分割器128によりシステムクロック周波数から周
波数分割されたクロック信号を受取る。所望により、周
波数分割器が特定のモータドライバ適用例に対して選択
することを可能とするためにセレクト入力ライン129
を設けることが可能である。整流動作されるフローティ
ングコイルの実際のゼロ交差の間の時間よりもダウンカ
ウントが一層長いものであるようにスローダウンカウン
タ113へ印加されるクロック周波数を適切に選択する
ことにより、ライン130上の出力信号が状態を変化
し、スローダウンカウンタ113がそのカウントを完了
したことを表わすと、その信号はモータがスローダウン
即ち速度を減速していることを表わす。即ち、出力ライ
ン130上に信号が表われると、カウントされた期間が
カウンタ内にロードされた前の期間よりも長いことを表
わし、即ちモータがスローダウン即ち減速していること
を表わす。カウンタ110,111,112,113の
全てに対して、それぞれのカウンタの出力を結合し、N
ANDゲート140,141,142,143によるそ
れぞれのクロック信号と結合される出力を与えるため
に、NANDゲート133,134,135,136が
設けられている。従って、カウンタ110,111,1
12,113の何れかのカウントはその最大アップカウ
ント又はダウンカウントに到達するためにのみ許容さ
れ、且つそのカウントは停止され、従って該カウンタは
リサイクルすることはなく新たなカウントを開始するこ
とはない。
【0042】回路10の全体的な動作を、図8に示した
如く、該回路の種々の部分において発生する波形を参照
して説明する。各コイルに対する回転角度インデックス
曲線160が基準として波形の上部に示されている。各
正弦波形には該コイルの各々が接続されるノードに対応
して符号が付けられており、即ちコイル32−A、コイ
ル33−B、コイル34−Cとなっている。回転角度曲
線160の下側には特定した回転位置において発生する
対応するコミュテーションシーケンス即ち整流シーケン
スである。
【0043】次の三つの曲線164,165,166は
それぞれの駆動されるコイルA,B,Cの電圧を示して
いる。理解される如く、図8の曲線の底部に示した1個
の電気的サイクルに対して、各コイルは、それが正電圧
を有する二つのシーケンスと、それが負電圧を有する二
つのシーケンスと、それがフロートする二つのシーケン
スとを有している。例えば、コイルA上の電圧を表わす
曲線を参照すると、コイルAからコイルBへ及びコイル
AからコイルCへそれぞれ電流が流れるシーケンス1及
び2の最初の二つの電圧170及び171は正である。
シーケンス3においてコイルAがフロートする時間期間
中、電圧173は正から負へ変化する。電流がそれぞれ
コイルBからコイルAへ及びコイルCからコイルAへ流
れるシーケンス4及び5の次の二つの電圧174及び1
75は負である。最後に、コイルAがシーケンス6の期
間中に再度フロートすると、電圧176は負から正へ変
化する。他のコイルB及びCは同様の電圧曲線を有して
おり、各々互いに120度変位されている。
【0044】理解される如く、各コイルは一つの電気的
サイクル期間中に2度フロート状態となり、且つ二つの
ゼロ交差を有しているが、一つのゼロ交差は負の勾配、
即ち正から負へ向けてのものであり、且つ他方のものは
正の勾配、即ち負から正へ向かうものである。従って、
ロータ位置が交差の方向にかかわりなしにゼロ交差のみ
に基づいて決定される場合には不明確性が存在する。
(このことが、従来のモータドライバシステムにおける
欠点の一つであった。)従って、例えばコイルAの電圧
が曲線173で示したように正から負へ遷移する場合
に、ゼロ交差180は図5に示したゼロ交差回路80に
より検知される。更に、ゼロ交差の方向が図5に示した
ように勾配検知回路95により検知される。ゼロ交差が
検知され、且つ遅延カウンタ112の遅延カウントに到
達した後に、そのシーケンスがインクリメントされ、コ
イルを整流動作させ、且つマスク期間カウンタ111を
スタートさせる。マスク期間が経過すると、ゼロ交差検
知器は、次のフローティングコイル、即ちこの場合にお
いてはコイルCのゼロ交差を捜すことが許容され、その
交差は、図8における曲線182から理解される如く、
負から正への遷移である。そのゼロ交差が検知され且つ
コミュテーション即ち整流動作が実施された後に、曲線
183により示されるフローティングコイルBの正から
負へのゼロ交差が求められる。最後に、図7のマスク回
路のライン120上に発生されるマスク信号190が図
8の底部の曲線に示されている。このマスク曲線は二つ
の部分、例えば191及び192を有しており、それら
はそれぞれ遅延カウンタ112及びマスクカウンタ11
1のマスク時間に対応している。
【0045】要約すると、コミュテーションシーケンス
は以下の如くである。シーケンサ回路が所望のロータフ
ェーズを確立し、且つゼロ交差検知器が適切なゼロ交差
を捜し出すことにより実際のその発生を検知する。ゼロ
交差が検知されると、最初に、遅延カウンタ112によ
り遅延が発生され、その後に、ロータコイルがコミュテ
ーション即ち整流動作され、且つマスクがマスクカウン
タ111により発生される。次のフローティングコイル
の識別はシフトレジスタ55の出力信号から発生される
フェーズ情報により決定され、且つその識別されたコイ
ルが適切なスイッチ81,82又は83を閉じることに
より逆起電力増幅器85へ接続される。理解される如
く、本プロセスにおいては、二つの重要な要素が存在し
ている。即ち、(1)最初に予測されるゼロ交差が確立
され、且つ(2)前に確立されたものに対応する実際の
ゼロ交差のみが検知される。予定されている実際のゼロ
交差が検知されるまでコミュテーション(整流動作)が
発生することはない。従って、シーケンサ13は常に実
際のモータ位置に同期されており、そのことはモータへ
の駆動信号が取除かれた場合にもしかりである。例え
ば、ドライバ回路10が過剰温度警告信号を有する場
合、過剰温度条件が補正されるまでモータへの駆動信号
を阻止するための回路を設けることが可能である。この
駆動信号が阻止されると、勿論、モータはスローダウン
するが、シーケンサはモータの回転に同期されたままで
あり、従って過剰温度条件が補正されると、直ぐさま駆
動を再度印加させて厄介な再同期技術を使用することな
しに動作速度へモータを戻すことが可能である。そのこ
とは、モータにより駆動されるディスクに対する衝突な
どのモータをシーケンサとの同期を失わせるようなその
他のイベントの場合にも同じである。
【0046】以上、本発明の具体的実施の態様について
詳細に説明したが、本発明は、これら具体例にのみ限定
されるべきものではなく、本発明の技術的範囲を逸脱す
ることなしに種々の変形が可能であることは勿論であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好適実施例に基づく装置を組込んだ
モータドライバシステムを示した概略図。
【図2】 ドライバシステムが関連する場合のあるモー
タのY接続型ステータコイルへモータ駆動信号を供給す
るための図1のモータドライバシステムにおいて使用さ
れる電力ステージを示した概略図。
【図3】 三相モータの六つの相に対する電流の流れ方
向を示した典型的なY接続型ロータコイル配列を示した
概略図。
【図4】 図1のモータドライバシステムにおいて使用
されるシーケンサ回路を示した概略図。
【図5】 図1のモータドライバシステムにおいて使用
される逆起電力増幅器及びゼロ交差検知器を示した概略
図。
【図5a】 検知された上昇又は下降ゼロ交差に対する
時間的関係を示した図5のゼロ交差検知器の出力端にお
いて発生される種々の波形を示した説明図。
【図6】 図5の回路における逆起電力増幅器接続を制
御するために使用されるゼロ交差論理スイッチング回路
を示した概略図。
【図7】 図1のモータドライバシステムに使用するシ
ーケンサノイズマスク及びコイルスイッチング過渡的ノ
イズマスクを発生する回路を示した概略図。
【図8】 ドライバ回路が関連する場合のあるモータの
幾つかの電気的サイクルに関する図1の回路における種
々の点における電圧信号を示した電気的波形図。
【符号の説明】
10 モータコントローラ 11 電力ステージ 12 信号インターフェース回路 13 シーケンサ回路 14 逆起電力センスアンプ 17 デジタル遅延回路 23 システムクロック回路 24 フェーズロックループ周波数/位相検知器回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−135394(JP,A) 特開 平3−183394(JP,A) 特開 平3−190590(JP,A) 特開 平3−207291(JP,A) 米国特許4390826(US,A) 米国特許4492903(US,A) 米国特許4556827(US,A) 米国特許4743815(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 6/18

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の駆動コイルを持った多相DCモ
    ータを動作する回路において、所望の整流シーケンスの前に少なくとも1個のコイルが
    フローティング状態にある時に前記少なくとも1個のコ
    イルの逆起電力を受取る回路が設けられており、 前記モータのロータの実際の位置を決定するために前記
    受取った逆起電力が所定の方向から何時ゼロを交差する
    かを決定する回路が設けられており、 前記複数個の駆動コイルのうちのどれにモータ駆動信号
    を印加するかを制御するためのシーケンス信号を発生す
    る整流シーケンス発生器が設けられており、 所望の整流シーケンスを実行するために所望のロータ位
    置を決定する回路が設けられており、前記所望のロータ
    位置を決定する回路は前記整流シーケンス発生器からの
    シーケンス信号を直接的に受取るべく接続されており、前記ロータの前記決定された実際の位置が前記所望のロ
    ータ位置にある 場合に前記所望の整流シーケンスを実行
    する回路が設けられており前記整流シーケンスにおける変化の後所定の時間の間、
    前記逆起電力が何時ゼロを交差するかを決定する回路を
    禁止状態とさせるマスク回路が設けられており、前記マ
    スク回路が、 アップカウンタ及び第一及び第二ダウンカウンタ、 前記アップカウンタ及び第一及び第二ダウンカウンタを
    クロック動作させるべく接続されたクロックパルス源、 前記第一ダウンカウンタが所定のカウントに到達するま
    で前記第二ダウンカウンタへのクロックパルスを禁止す
    る手段、 前記ゼロ交差検知器がゼロ交差を検知すると前記アップ
    カウンタからのカウントを前記第一及び第二ダウンカウ
    ンタ内にロードし次いで前記アップカウンタをリセット
    する手段、 を有しており、前記第一ダウンカウンタは前記整流シー
    ケンスのスイッチング時間を決定し且つ前記第二ダウン
    カウンタはゼロ交差マスク期間を決定する、 ことを特徴とする多相DCモータ動作回路。
  2. 【請求項2】 請求項において、更に、前記第一ダウ
    ンカウンタが前記所定のカウントに到達することに応答
    して、所望の整流シーケンスを実行する前に所望のロー
    タ位置を決定する前記回路を別の所望の整流シーケンス
    を実行する前に別の所望のロータ位置へ前進させる回路
    が設けられていることを特徴とする多相DCモータ動作
    回路。
  3. 【請求項3】 請求項において、前記所定のカウント
    がゼロであることを特徴とする多相DCモータ動作回
    路。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記ロータの実際の
    位置を決定する前記回路がロータが実際にその所望のロ
    ータ位置にあることを検知すると前記所望の整流シーケ
    ンスを実行する回路が、前記ロータへの実際の駆動信号
    が存在する場合にも存在しない場合にも動作可能である
    ことを特徴とする多相DCモータ動作回路。
  5. 【請求項5】 複数個の駆動コイルを持った多相DCモ
    ータ動作回路において、 前記駆動コイルへ駆動信号を印加するドライバが設けら
    れており、 前記ドライバへ駆動信号を供給する駆動信号供給回路が
    設けられており、前記駆動信号供給回路は前記ドライバ
    からの全ての駆動信号を選択的に除去する回路を具備し
    ており、 前記駆動コイルへ印加するために前記駆動信号供給回路
    へ供給する整流シーケンス信号を発生するインクリメン
    ト可能シーケンサが設けられており、前記整流シーケン
    ス信号は前記整流シーケンスの一部の期間中に駆動信号
    なしで前記コイルの各々を選択的にフロートさせるべく
    動作可能であり、 前記駆動信号供給回路の前に前記インクリメント可能シ
    ーケンサからの整流シーケンス信号を受取る内部整流バ
    スが設けられており、 前記選択したフローティングコイル上の逆起電力を増幅
    する逆起電力増幅器が設けられており、 前記選択したフローティングコイル上の逆起電力がゼロ
    を交差する時を決定するゼロ交差検知器が設けられてお
    り、 前記内部整流バスからのシーケンス信号を受取るべく接
    続されており前記複数個のコイルのうちのどれがフロー
    ティングし且つ前記決定されたコイルを前記逆起電力増
    幅器へ接続させる同期回路が設けられており、 前記ゼロ交差検知器に応答して前記整流シーケンスにお
    ける前記シーケンサをインクリメントさせる回路が設け
    られており、 前記シーケンサがインクリメントされた後の所定のマス
    ク時間の間前記フローティングコイル上の逆起電力が何
    時ゼロを交差するかを前記ゼロ交差検知が決定するこ
    とを禁止するマスク回路が設けられている ことを特徴とする多相DCモータ動作回路。
  6. 【請求項6】 請求項において、前記マスク回路は、
    前記ゼロ交差検知器が整流シーケンス変化のタイミング
    を取るためにゼロ交差を決定した後の遅延期間を発生す
    る回路と、整流の後にマスク期間を発生する回路とを有
    することを特徴とする多相DCモータ動作回路。
  7. 【請求項7】 請求項において、前記シーケンサをイ
    ンクリメントさせる回路が前記遅延期間を発生させるた
    めの回路に応答することを特徴とする多相DCモータ動
    作回路。
  8. 【請求項8】 請求項において、前記ゼロ交差検知器
    は、更に、前記ゼロ交差が負の勾配又は正の勾配で発生
    するか否かを検知する回路を有することを特徴とする多
    相DCモータ動作回路。
  9. 【請求項9】 請求項において、前記マスク回路が、 アップカウンタ及び第一及び第二ダウンカウンタ、 前記アップカウンタ及び第一及び第二ダウンカウンタを
    クロック動作すべく接続されたクロックパルス源、 前記第一ダウンカウンタが所定のカウントに到達するま
    で前記第二ダウンカウンタへのクロックパルスを禁止す
    る手段、 前記ゼロ交差検知器がゼロ交差を検知する場合に動作し
    て前記アップカウンタからのカウントを前記第一及び第
    二ダウンカウンタ内にロードし次いで前記アップカウン
    タをリセットする手段、 を有しており、前記第一ダウンカウンタは前記遅延期間
    を決定し且つ前記第二ダウンカウンタは前記マスク期間
    を決定することを特徴とする多相DCモータ動作回路。
  10. 【請求項10】 請求項において、前記ゼロ交差検知
    器に応答し前記整流シーケンスにおける前記シーケンサ
    をインクリメントさせる前記回路が前記第一ダウンカウ
    ンタが所定のカウントに到達することに応答して動作さ
    れることを特徴とする多相DCモータ動作回路。
  11. 【請求項11】 請求項1において、前記所定のカウ
    ントがゼロであることを特徴とする多相DCモータ動作
    回路。
  12. 【請求項12】 請求項において、前記多相DCモー
    タ動作回路がブラシレスセンサーレス三相DCモータ
    であることを特徴とする多相DCモータ動作回路。
  13. 【請求項13】 複数個の駆動コイルを持った多相DC
    モータの動作方法において、モータのロータの実際の位置を決定するために所望の整
    流シーケンスの前に少なくとも1個のコイルがフローテ
    ィング状態にある時に前記少なくとも1個のコイルの逆
    起電力が何時所定の方向からゼロを交差するかを決定
    し、 シーケンス発生回路の出力端におけるシーケンス信号に
    基づいて所望の整流シーケンスを実行する前に所望のロ
    ータ位置を決定し、 前記ロータの実際の瞬間的位置を決定する前記回路がロ
    ータが実際にその所望のロータ位置にあることを検知す
    ると前記所望の整流シーケンスを実行前記逆起電力がゼロを交差した後に所定の時間の間前記
    逆起電力のゼロ交差の検知を禁止し、 アップカウンタと第一及び第二ダウンカウンタとを用意
    し、 前記アップカウンタ及び第一及び第二ダウンカウンタを
    クロック動作すべく接続したクロックパルス源を用意
    し、 前記第一ダウンカウンタが所定のカウントに到達するま
    で前記第二ダウンカウンタへのクロックパルスを禁止
    し、 前記ゼロ交差検知器がゼロ交差を検知する場合に前記ア
    ップカウンタからカウントを前記第一及び第二ダウンカ
    ウンタ内にロードし次いで前記アップカウンタをリセッ
    トする、 上記各ステップを有することを特徴とする方法。
  14. 【請求項14】 請求項1において、更に、前記第一
    ダウンカウンタが前記所定のカウントに到達することに
    応答して前記所望の整流シーケンスを実行する前に所望
    のロータ位置を決定する回路を別の所望の整流シーケン
    スを実行する前に別の所望のロータ位置へ前進させる回
    路を用意するステップを有することを特徴とする方法。
  15. 【請求項15】 複数個の駆動コイルを持った多相DC
    モータ動作回路において、 出力端においてシーケンス信号を発生するシーケンス発
    生器が設けられており、前記シーケンス信号は所定の整
    流シーケンスで前記駆動コイルを駆動するものであり、前記駆動コイルへ印加するための駆動信号を供給する駆
    動信号供給回路が設けられており、 前記駆動信号供給回路の前に前記シーケンス発生器から
    の整流シーケンス信号を受取るための内部整流バスが設
    けられており、 前記モータのロータの位置を決定する回路が設けられて
    おり、 前記シーケンス発生器の出力端における前記シーケンス
    信号に従ってフローティング状態にある場合に個々のコ
    イルへスイッチ可能に接続される逆起電力増幅器が設け
    られており、 前記逆起電力増幅器の出力が前記シーケンス信号に応答
    して何時ゼロを交差するかを決定するゼロ交差回路が設
    けられており、 整流シーケンスの変化の後に所定の時間の間前記ゼロ交
    差回路を禁止するマスク回路が設けられており、前記マ
    スク回路が、 アップカウンタ及びダウンカウンタ、 前記アップカウンタ及びダウンカウンタをクロック動作
    すべく接続されたクロックパルス源、 前記ロータの速度に依存して前記マスク回路の前記所定
    の時間を変化させるために前記ゼロ交差回路がゼロ交差
    を検知する場合に前記アップカウンタから前記ダウンカ
    ウンタ内にカウントをロードし次いで前記アップカウン
    タをリセットす る手段、 を有しており、前記ダウンカウンタからの出力は前記ダ
    ウンカウンタ内のカウントに到達するまで前記ゼロ交差
    回路を禁止すべく供給される ことを特徴とする多相DC
    モータ動作回路。
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