JP3457721B2 - モータ動作回路 - Google Patents

モータ動作回路

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JP3457721B2
JP3457721B2 JP31768093A JP31768093A JP3457721B2 JP 3457721 B2 JP3457721 B2 JP 3457721B2 JP 31768093 A JP31768093 A JP 31768093A JP 31768093 A JP31768093 A JP 31768093A JP 3457721 B2 JP3457721 B2 JP 3457721B2
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drive
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カロボランテ フランセスコ
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/14Electronic commutators
    • H02P6/16Circuit arrangements for detecting position
    • H02P6/18Circuit arrangements for detecting position without separate position detecting elements
    • H02P6/182Circuit arrangements for detecting position without separate position detecting elements using back-emf in windings

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多相DCモータの駆動
方法及び回路における改良に関するものであって、更に
詳細には、パルス幅変調(PWM)チョッピングを使用
する多相DCモータ駆動方法及び回路における改良に関
するものである。更に詳細には、本発明は、PWMチョ
ッピング信号の存在下においてコミュテーション用の信
頼性のあるゼロ交差の決定を与えるか又は可能とする多
相DCモータの駆動方法及び回路における改良に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】本発明は多相DCモータに関するもので
あるが、一般的には、例えばハードディスクドライブ、
CD ROMドライブ、フロッピディスク等を包含する
コンピュータ関連適用例において見出される回転データ
媒体に使用されるブラシレスセンサレスタイプの三相D
Cモータに関連する適用例において見出されるものであ
る。コンピュータ適用例においては、三相のブラシレス
センサレスDCモータは、その信頼性、軽量性及び精度
のためにますます広く使用されて来ている。
【0003】このタイプのモータは、典型的に、「Y」
形態に接続した3つのコイルを有するステータを具備す
るものと考えることが可能である。然しながら、実際に
は、通常、多相モータポールと共により多くの数のステ
ータコイルが使用されている。典型的には、このような
適用例においては、8個のポールモータが使用され、ロ
ータ上に4個のNS磁石の組と12個のステータ巻線と
が使用され、その結果ロータの回転当たり4つの電気サ
イクルが発生する。然しながら、ステータコイルは各々
が物理的に90度離隔された4つのコイルからなる3つ
の組に接続された3つの「Y」接続型コイルとして解析
することが可能である。
【0004】動作について説明すると、コイルは順番に
付勢される。各シーケンス即ち順番において、「Y」接
続されたコイルのうちの2つのコイルを介して電流経路
が確立され、3番目のコイルはフローティング状態とさ
れる。電流経路が変化即ちコミュテーションされると、
電流経路のコイルのうちの1つがフローティング状態へ
スイッチされ、且つ前にフローティング状態にあったコ
イルが電流経路内へスイッチングして取込まれるように
シーケンスが設定されている。更に、そのシーケンス
は、フローティングコイルが電流経路内にスイッチング
して取込まれる場合に、前の電流経路に設けられていた
コイルと同一の方向に電流が流れるように定義されてい
る。このように、三相モータにおける各電気サイクルに
対して6個のコミュテーションシーケンスが定義されて
いる。
【0005】従来においては、このような多相DCモー
タの動作期間中に、ロータの既知の位置を維持すること
が重要なことであると認識されていた。このことが実行
される種々の方法が存在していた。もっとも広く使用さ
れている方法は、例えば、モータを既知の位置でスター
トさせ、次いでロータの瞬間的即ち現在の位置に関係し
た情報を発生させるものであった。このような瞬間的位
置情報はコミュテーションプロセスの一部として発生さ
れ、且つフローティングコイルを識別し、且つその逆起
電力、即ちステータによって与えられる磁界を介してコ
イルが移動する場合にコイル内へ誘起される起電力(e
mf)をモニタすることが行なわれていた。
【0006】フローティングコイルの電圧が特定の基準
電圧(通常は0V)を交差すると、ロータの位置が既知
であると仮定された。この場合にゼロ電圧即ち基準電圧
の交差は「ゼロ交差」と呼ばれている。ゼロ交差が発生
すると、ロータコイルコミュテーションシーケンスが次
のフェーズ即ち相へインクリメントされ、且つプロセス
が繰返し行なわれる。
【0007】更に、しばしば、モータのコイルへの駆動
電流を変調するために多相DCモータはパルス幅変調
(PWM)を使用する。PWM技術は、ピークの電流レ
ベルにおいてモータのコイルにおける電流をチョッピン
グすることによって多相モータにおける電力散逸を減少
させ、最大トルクを達成し、迅速な加速を可能とし、且
つチップ内で散逸されるパワーをデューティサイクルに
比例したレベルへ減少させるためにしばしば使用され
る。
【0008】典型的に、モータが動作していると、コイ
ルの1つ又はそれ以上が各コミュテーション状態におい
てフローティング(即ち高インピーダンス)状態にあ
り、残りのコイルは積極的に駆動されてモータのロータ
の所望の回転を発生させる。然しながら、PWMモード
にエンターすると、駆動電流は一時的に中断され且つ予
め設定した割合で減衰することが許容される。通常、駆
動コイル内の電流の減衰を決定するためにRC放電回路
網が設けられる。モータを介しての全電流を検知する抵
抗を横断しての電圧が所定のレベルへ減衰すると、再度
駆動電流がモータの活性コイルへ印加される。このこと
は「PWMチョッピング」として当該技術分野において
は公知である。
【0009】活性コイルのPWMチョッピングは、モー
タのフローティングコイル又は複数個のコイルへ誘導的
に結合されたノイズを発生する。モータのロータのセン
サレス位置検知を行なうためにゼロ電圧交差を決定する
ために、フローティングコイルの逆起電力をモニタして
いる。然しながら、フローティングコイル内への逆起電
力チョッピング信号からの誘導的に結合されたノイズの
ために実際の即ち真のゼロ交差は適切に検知することは
困難な場合がある。何故ならば、電圧レベルはPWMチ
ョッピング信号が存在しない場合に通常表われるレベル
よりも実際にはより高いか又はより低く表われる場合が
あるからである。従って、PWMチョッピングの存在下
においては、必要なことは正確なロータの位置決定を行
なうためにゼロ交差を正確に検知することを可能とすべ
くPWMチョッピング信号の影響を最小とする方法及び
回路である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的とすると
ころは、多相DCモータを動作する駆動方法及び回路に
おける改良を提供することである。
【0011】本発明の別の目的とするところは、パルス
幅変調(PWM)チョッピングを使用する上述したタイ
プの駆動方法及び回路を提供することである。
【0012】本発明の更に別の目的とするところは、従
来技術の回路よりもPWM信号によって発生されるノイ
ズスパイクによって影響を受けることの少ない上述した
タイプの駆動方法及び回路における改良を提供すること
である。
【0013】本発明の更に別の目的とするところは、逆
起電力増幅器の出力をサンプルするためにPWMチョッ
ピング信号自身が使用される上述したタイプの改良した
駆動方法及び回路を提供することである。
【0014】本発明の更に別の目的とするところは、モ
ータのロータの位置のセンサレス検知を決定するために
逆起電力が検知されるフローティングコイルへの活性駆
動コイルのパルス幅変調によって発生されるノイズの影
響を最小とする上述したタイプの回路を提供することで
ある。
【0015】本発明の更に別の目的とするところは、多
相DCモータのフローティングコイルの逆起電力のゼロ
交差の検知においてPWMチョッピングノイズの影響を
最小とする方法を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の例示的な実施例
によれば、フローティングコイル上の電圧をセンス即ち
検知するために、ノイズスパイクが減少した適宜の時間
に電圧をサンプルするためにPWMチョッピング信号を
使用する。このプロセスにおいて、真の極性交差、即ち
ゼロ交差は、チョッピング信号に同期される。これはゼ
ロ交差発生の正確な時間測定においてエラーを本質的に
導入する場合があるが、チョッピング周波数が比較的高
い場合には、チョッピング期間によって導入されるエラ
ーは尚且つ信頼性のあるコミュテーションを可能とする
のに充分に小さいものである。従って、本発明によれ
ば、モータドライバがPWMモードとされると、PWM
チョッピング信号がエッジトリガ型の態様で使用されて
D型フリップフロップで逆起電力増幅器の出力をサンプ
ルする。
【0017】本発明の広義の側面によれば、多相DCモ
ータを動作する回路が複数個の駆動コイルを有してい
る。回路が複数個の所定のコミュテーションシーケンス
の各々において駆動コイルの選択したものへ瞬間的駆動
電流を供給する。該コイルの逆起電力電圧のゼロ交差を
検知する回路が、所定のコミュテーションシーケンスの
各々の期間中にフローティング状態に接続され、所定の
コミュテーションシーケンス間のタイミング変化に対す
る逆起電力検知信号を発生する。選択した駆動回路への
駆動電流をターンオン及びオフ制御する回路及び駆動電
流がターンオフされた後に所定時間の間ゼロ交差検知を
遅延させる回路が設けられている。好適実施例において
は、選択した駆動回路への駆動電流をターンオン及びオ
フ制御する回路が、活性コイル内の電流が所定のスレッ
シュホールドを超えた場合にチョップ信号を発生する回
路を有しており、更に詳細には、PWM回路を有してい
る。本発明の別の広義の側面によれば、複数個の駆動回
路を有する多相DCモータの動作方法が提供される。本
方法によれば、駆動コイルへ供給される駆動電流がチョ
ッピングされて、駆動電流をターンオン及びターンオフ
させることによってそれへ供給される最大電流を制御す
る。フローティング状態へ接続される駆動コイルの逆起
電力電圧のゼロ交差が検知されてコミュテーション信号
を発生し、且つ誤ったゼロ交差の検知を回避するために
チョッピングステップ期間中に駆動電流がターンオフさ
れた後所定の時間の間ゼロ交差の検知が禁止される。チ
ョッピング動作はPWM動作の一部として実行される。
【0018】
【実施例】本発明の好適実施例に基づく装置及び方法を
組込むことの可能なモータコントローラ10の電気的概
略ブロック図の一部を図1に示してある。このモータコ
ントローラはディスクリートな部品から構成することが
可能であるが、好適には、モータコントローラ10は例
えば、コンピュータハードディスクドライブ、CDRO
Mドライブ、フロッピディスクドライブ等のシステムに
おける磁気ディスク又はその他のディスクを回転させる
ために使用される三相DCブラシレススピンドルモータ
のステータコイルへ接続すべく適合された単一の半導体
チップ上に集積化されている。このような三相モータ
は、好適には、Y接続型ステータ巻線を有している。然
しながら、このようなY形態の巻線接続は必ずしも本発
明にとって必須のものではない。
【0019】以下に詳細に説明する如く、これらの巻線
を出力端子OUT A、OUT B、OUT C、CT
R TAP(中央タップ)へ接続することが可能であ
る。注意すべきことであるが、本発明の好適実施例を特
に三相モータに関して説明するが、本発明の原理は一般
的に多相モータに対して同様に適用可能なものである。
駆動電圧が、図2を参照して以下に説明する形態とする
ことの可能な電力段11によって出力端子OUT A、
OUT B、OUT Cへ供給される。パワー即ち電力
段11はシーケンス動作されて、図4を参照して以下に
説明する如く、シーケンサ回路13によって出力端子O
UT A、OUT B、OUT Cへシーケンシャルな
制御出力信号を供給し、且つ信号インターフェース回路
12がシーケンサ回路13からの出力信号を電力段11
へ供給し、更に例えば制動機能及び出力イネーブル機能
等のその他の機能をイネーブル即ち動作可能状態とさせ
る。シーケンサ13は、更に、「内部コミュテーション
バス」6を介して、駆動信号及びシーケンス信号をコ
ントローラ回路のその他の回路へ供給して、回路10に
よって駆動されるモータの回転に関する種々の側面を制
御する。
【0020】出力端子OUT A、OUT B、OUT
Cは、更に、スイッチング制御されて逆起電力センス
アンプ14へ接続され、その詳細については以下に図5
を参照して説明する。逆起電力センスアンプ14は、ゼ
ロ交差検知器回路16へ信号を供給し、該検知器回路1
6は図7を参照して以下に説明するデジタル遅延回路1
7へ入力信号を供給する。デジタル遅延回路17の出力
は以下に詳細に説明する態様でシーケンサ13の動作を
制御する。
【0021】モータコントローラ回路は、更に、パルス
幅変調回路18を有しており、その動作については図4
及び5を参照して以下に詳細に説明する。
【0022】更に、モータコントローラ回路10は、シ
ステムクロック回路23及びフェーズロックループ(P
LL)周波数/位相検知器回路24を有しており、且つ
例えば停止条件からモータのスタートアップ即ち始動を
簡単化させるための「アラインアンドゴー(align
and go)」スタートアップ回路をサポートする
回路、外部のマイクロプロセサ(不図示)によってモー
タコントローラ回路の制御を容易とさせるためのポート
制御論理及び関連するシフトレジスタ回路等の図示して
いないその他の種々の回路を包含することが可能であ
る。
【0023】図2を参照すると、モータ制御回路10の
電力段11が示されており、それは通常トリプル1/2
Hブリッジと呼ばれる従来のHブリッジ30であり、
「Y」接続されたステータ巻線32,33,34へ駆動
電流をスイッチングして供給すべく接続されている。ブ
リッジ30はライン4へ印加される供給電圧即ち電源
電圧とライン42上の基準電圧との間に3つの電流経路
37,38,39を有している。各電流経路は、夫々、
2つのスイッチングトランジスタ44及び45、44′
及び45′、44″及び45″を有している。トランジ
スタ44,44′,44″,45,45′,45″は、
公知のパワースイッチFETとするか、又はその他のス
イッチ装置とすることが可能である。ライン42は外部
の検知抵抗49へ接続しており(図1に示した如く、端
子R SENSE(検知)へ外部的に接続されてい
る)、それは接地接続されている。
【0024】ステータコイル32,33,34の各々の
一端部は共通の中央タップ36において共通接続されて
おり、他方の端部は夫々の対のスイッチングトランジス
タ44−45、44′−45′、44″−45″の間の
夫々のノードOUT A、OUT B、OUT Cへ接
続している。スイッチングトランジスタ44,45,4
4′,45′,44″,45″の各々は、図示した如
く、その電流経路と並列したフライバックダイオード4
7,48;47′,48′;47″,48″を有してい
る。
【0025】動作について説明すると、付勢フェーズ期
間中、1つのノード(例えば、ノードOUT A)が上
側のスイッチ44の1つによって高状態へ駆動される。
別のノード(例えば、ノードOUT B)は下側のスイ
ッチ45′の1つによって低状態へ駆動され、且つ他の
ノード(例えば、ノードOUT C)は両方のスイッチ
44″及び45″をオフにしてフローティング状態とさ
れる。これは通常「ABフェーズ」と呼ばれる。
【0026】次いで、コイルがシーケンサ回路13によ
って決定されるコミュテーションシーケンスでスイッチ
動作され、その場合の態様は、各コミュテーションフェ
ーズにおいて、電流は常に3つのコイルのうちの2つの
コイル内を流れ、残りの三番目のコイルはフローティン
グ状態にあり、且つスイッチングの後に、電流は、前の
フェーズにおいて電流が流れていた2つのコイルのうち
の1つのコイルにおいて同一の方向に継続して流れる。
更に詳細に説明すると、図3に示した如く、三相モータ
において、実際には6個の動作フェーズが存在してい
る。これら6個のフェーズの各々において以下に表Aに
示した如くに電流が流れる。
【0027】 表 A フェーズ 電流の流れの元 電流の流れる宛先 フローティング コイル 1 A B C 2 A C B 3 B C A 4 B A C 5 C A B 6 C B A 各フェーズに対する電流のスイッチングを実施するため
に電力段11のドライバトランジスタのスイッチング動
作はシーケンサ回路13とそれと関連するインターフェ
ース回路12とによって行なわれ、尚それらの詳細につ
いては図4を参照して説明する。シーケンサ回路13
は、インターフェース回路12を介して上側のドライバ
出力端52及び下側のドライバ出力端53へ信号を供給
し表Aに概略示したスイッチングシーケンスを実行す
る。上側及び下側のドライバ出力端52及び53はPW
Mスイッチング回路網(そのうちの1つ56が上側及び
下側の「A」ドライバに対して図示されている)を介し
て、図2に示した上側及び下側のドライバ入力ラインへ
接続している。PWMスイッチング回路網56の構成及
び動作は1992年7月11日付で出願され本願出願人
に譲渡されている米国特許出願第728,597号に詳
細に記載されている。
【0028】より詳細に説明すると、シーケンサ回路1
3は、シフトレジスタ55を有しており、それは任意の
特定の時刻に活性化されるべき特定の上側及び下側の出
力ラインを決定する。適切なスイッチングシーケンスを
達成するために、適宜のシーケンスを初期的にシフトレ
ジスタ55内へロードさせ、且つシーケンシャルにシフ
トレジスタ55の種々のデータ位置を介してシフト動作
させることが可能である。例えば、シフトレジスタ55
を介してクロック動作されて出力Q1 −Q6 においてシ
ーケンシャルに表われる表Aのコミュテーションシーケ
ンスを発生する図示した実施例における1つのデータシ
ーケンスは「110000」である場合がある。
【0029】シフトレジスタ55は図7を参照して以下
に詳細に説明する遅延カウンタ112からシフトレジス
タ55内へ導入されるインクリメント信号によってクロ
ック動作される。従って、シフトレジスタ55は任意の
時刻に動作して、出力Q1 −Q6 の選択した2つの隣接
するものの上に高状態を与えて、残りの出力をターンオ
フさせた状態で、表Aに示したシーケンスに基づいて対
応する上側及び下側のトランジスタをターンオンさせ
る。
【0030】シーケンサ回路13のその他の回路は、シ
フトレジスタ55を初期化即ちリセットして、シフトレ
ジスタ55内の初期的な開始位置に上述したコミュテー
ションシーケンスコードを再確立するリセットライン5
9を有している。シフトレジスタ55の出力Q1 −Q6
は、更に、内部コミュテーションバス66のラインを介
して以下に説明する図6のゼロ電圧交差論理制御回路へ
接続している。
【0031】シーケンサ回路13のシフトレジスタ55
の出力ラインへの直接接続によって、電力段11のドラ
イバは、所望のコミュテーション信号を失うことなし
に、信号インターフェース回路12へ印加される適宜の
信号によってトライステート状態とさせることが可能で
ある。即ち、例えば信号インターフェース回路の出力端
においてゼロ交差を検知する場合に内部回路で使用する
ためにコミュテーション信号が派生される場合には、モ
ータドライバがトライステート状態とされると、コミュ
テーション信号が失われ、従ってモータを減速されるか
又は複雑な再同期アルゴリズムを使用することなしにコ
ミュテーション信号とモータとの間の同期を再確立する
可能性はなくなる。
【0032】所望により、他の箇所で発生される、例え
ばモータ制御回路10の外部で発生される制動信号は、
ライン67を介して論理回路63へ印加し、このような
制動信号が存在する場合に、上側及び下側のドライバ出
力ライン52及び53を介してモータへ出力が与えられ
ることを防止することが可能である。この制動信号は、
ソフトウェアによって発生させるか又は外部信号とする
ことが可能であり、それは図示した実施例においては全
ての下側のドライバをターンオンし且つ全ての上側のド
ライバをターンオフさせる。同時に、全てのコイル3
2,33,34を共に短絡状態とさせ、コイル32,3
3,34における磁界によって発生される渦電流がモー
タに制動をかけることが可能である。
【0033】又、内部エラー又はその他の異常な条件に
応答して、又はモータが制動されることを必要とするも
のではないがモータのコイルへの駆動信号を取除くこと
を必要とする場合があるような外部のイネーブル信号に
応答して発生されることのある信号を、図示した如く、
ライン68を介して最後のドライバ論理ゲート63へ付
与することが可能である。従って、ライン68上に信号
が存在する場合には(即ち、通常高状態から低状態への
変化)、ドライブ即ち駆動が上側のドライバ52及び下
側のドライバ53の両方から取除かれるか又は禁止さ
れ、モータのロータがコーストすることを許容する。
【0034】コイル32,33,34の間でのコミュテ
ーションは、ロータの所望の位置を表わす回路情報に関
連してモータのロータの特定の明確な位置を表わす情報
に応答して実行される。更に詳細に説明すると、表Aの
各相次ぐシーケンスを与えるためのコミュテーション
は、対応するコイルが特定の回転位置に到達し且つコミ
ュテーションが発生すべき場合の前の特定の時間におい
てモータがどのような位置にあるべきかを表わすシーケ
ンサ情報との相関関係に応答して決定される。精密なロ
ータの回転位置の決定は、各非駆動状態即ちフローティ
ング状態にあるコイルにおいてのゼロ交差電圧をモニタ
することによって継続的にアップデートされる。更に詳
細に説明すると、コイル32,33,34がロータのコ
ミュテーションシーケンス期間中にスイッチ動作される
と、フローティングコイルの電圧は図5に示した逆起電
力増幅器回路14によってモニタされる。
【0035】逆起電力増幅器回路14は、出力OUT
A,OUT B又はOUT Cへ接続されるコイルの選
択した1つを比較器85の非反転入力端へ接続させるた
めに図2の回路においてモータドライバ出力OUT
A、OUT B、OUT Cへ夫々接続されているスイ
ッチ81,82,83を有している。比較器85へ接続
されているコイル32,33又は34の特定の1つは、
フローティングされることが予定されているコイルに対
応している(それは、必ずしも実際にフローティングし
ているコイルではない)。「フローティング」という用
語は、本明細書においては、瞬間的電流経路内に存在し
ないコイルのことを表わすために使用されているが、コ
イルは実際に「フローティング」状態となる訳ではな
く、駆動電流が印加されない場合にはトライステートイ
ンピーダンスへ接続されるものである。スイッチ81,
82,83は、以下に説明する図6の回路によって動作
され、丁度上に説明した如く、フローティング状態とな
ることが予定されているコイルのスイッチング動作を行
なう。
【0036】ロータのセンタータップ接続部36(図2
参照)は、比較器85の反転入力端へ接続しており、従
って、選択されたフローティングコイル上の電圧がセン
タータップ電圧よりも一層大きくなると、該比較器は出
力を発生し、その出力は選択したフローティングコイル
上の電圧のゼロ電圧交差を表わすものである。比較器8
5の入力端へ印加される電圧はいわゆるコイルの「逆起
電力」であり、それは、モータ内の磁界内を移動する場
合に選択されたフローティングコイル内に発生される電
圧である。比較器85は、あるヒステリシスを有するよ
うに構成されている。何故ならば、そうでないと、ゼロ
交差電圧を超えての電圧の発生は、比較器85の出力信
号が有用なものであることを可能とするのに充分に長い
時間の間継続するものでない場合があるからである。
【0037】更に図5を参照して説明すると、比較器8
5の出力端は伝達ゲート89を介してシフトレジスタ8
8へ接続している。シーケンサ回路13において発生さ
れたマスク信号(図4を参照して以下に説明する)がラ
イン120を介して伝達ゲート89のイネーブル入力端
へ印加され、従って比較器85からの出力は、シーケン
サ回路13によるフェーズコミュテーションに続くマス
ク期間の期間中、シフトレジスタ88へ印加されること
が禁止される。然しながら、比較器85からの出力信号
がイネーブルされて伝達ゲート89へ印加された信号を
通過させる場合には、該信号はシフトレジスタ88を形
成するD型フリップフロップ90,91,92,93を
包含するフリップフロップシリーズ内の第一D型フリッ
プフロップ202のD入力端へ印加される。
【0038】スイッチ81−83のうちの1つによって
逆起電力増幅器85へスイッチ動作によって接続され
て、瞬間的にフローティング状態となるコイルのゼロ交
差を検知するために逆起電力増幅器85からの信号をサ
ンプリングする回路80は、モータのパルス幅変調動作
の存在下においてサンプリング回路をイネーブルさせる
ためのパルス幅変調検知回路200を有している。回路
200はD型フリップフロップ202を有している。フ
リップフロップ202のD入力端は、ライン120上の
マスクが不存在であることによってイネーブルされると
逆起電力増幅器85の出力を表わす伝達ゲート89から
の出力を受取る。フリップフロップ202のQ出力端は
D型フリップフロップ90へ接続している。フリップフ
ロップ202は、3個のNANDゲート205,20
6,207を有するゲート回路網による信号によってク
ロック動作される。
【0039】ゲート205−207への制御入力はノー
ド210上のPWM ON信号及びノード211上のP
WMチョッピング信号である。ノード210上のPWM
ON信号は回路215から派生される(図2参照)。
このPWM ON信号は、センス(検知)抵抗9上の
電圧がモータのコイル32−34内に所望の値よりも高
い電流が存在することを表わす所定のスレッシュホール
ド値を超える場合に発生される。典型的には、このよう
な過剰な電流条件がモータのスタートアップ即ち始動期
間中に存在するが、電流スレッシュホールドを超えるよ
うなその他の条件が存在する場合がある。
【0040】NANDゲート205−207の回路網へ
のその他の入力はノード211上の信号「ZCPWM」
である。この「ZCPWM」信号は、二相非重畳型クロ
ック回路214から派生される(図4参照)。この「Z
CPWM」信号は、インバータ217によって反転され
て、ライン216上のクロック信号から得られる。従っ
て図5を再度参照して説明すると、D型フリップフロッ
プ202は、それに印加されるクロック信号の下降エッ
ジによってクロック動作される。明らかな如く、このこ
とは、二相非重畳型クロック215からライン216上
の信号に起因して同時的にターンオンされる選択された
上側ドライバトランジスタの活性化の直前に逆起電力増
幅器85からの出力の状態のサンプリングを行なうこと
を可能とする。理解される如く、フリップフロップ20
2によって導入される伝播遅延は、その夫々のゲートへ
信号が印加されるとドライバトランジスタがターンオン
することが必要とされる遅延よりも一層小さなものであ
る。従って、比較的「静かな」即ち安定な時間が存在
し、その期間中に、フローティングコイルのサンプリン
グを正確に実施することが可能である。
【0041】NANDゲート205−207の回路網が
NANDゲート206の一方の入力端へ印加されると共
にインバータ220へ印加されるノード210上のパル
ス幅変調ON信号が供給されて、NANDゲート205
の一方の入力端へ供給される出力を発生する。従って、
ノード210上のPWM信号の状態に依存して、NAN
Dゲート205及び206の一方又は他方がイネーブル
即ち動作可能状態とされる。ノード211上の「ZCP
WM」信号はNANDゲート206の他方の入力端へ供
給される。同様に、D型フリップフロップ回路90−9
3のクロック入力端へ供給される高周波数クロックは、
NANDゲート205の他方の入力端へ供給される。N
ANDゲート205及び206の出力端はNANDゲー
ト207の夫々の入力端へ接続されており、ゲート20
7の出力端はD型フリップフロップ202のクロック入
力端へ接続している。
【0042】従って、動作について説明すると、回路3
0が通常モードで動作している場合には、ノード210
上のPWM ON信号は低状態であり、従ってその際に
ライン225上のより高い周波数のクロックをゲート2
05−207の回路網へ通過することを可能とし、D型
フリップフロップ202をクロック動作させて逆起電力
増幅器85からの出力をサンプリングする。一方、本回
路がPWMモードで動作している場合には、ノード21
0上のPWM信号の状態は高状態であり、従って、その
際にノード211上の「ZCPWM」信号をイネーブル
させて即ち動作可能状態とさせてD型フリップフロップ
202をクロック動作させる。
【0043】理解される如く、「ZCPWM」信号の周
波数は約50kHzであり、且つゼロ交差の検知を可能
とするために逆起電力増幅器85の出力を観察するため
にD型フリップフロップ202がクロック動作される前
の期間に起因してある遅延を導入する場合がある。然し
ながら、注意すべきことであるが、パルス幅変調モード
にエンターする典型的な環境においては、モータは必ず
しも高速状態にあるものではなく、且つ最適性能のため
の精度の微調整が必要なものではない。
【0044】従って、動作について説明すると、本回路
がPWMモードで動作している場合には、「ZCPW
M」信号はD型フリップフロップ202をクロック動作
させて逆起電力増幅器85の出力を夫々の組のドライバ
トランジスタ44,44′又は44″のコミュテーショ
ン直前の静かな時間期間中にのみサンプリングすること
を可能とする。従って、活性コイルのPWMチョッピン
グに起因してフローティングコイル内に誘起されるノイ
ズは最小とされ、且つ誤ったゼロ交差が検知される可能
性はない。
【0045】シフトレジスタ88のフリップフロップ9
0,91,92,93の種々の出力は出力論理回路95
へ供給され、該出力論理回路95はNANDゲート9
6,97,98,99を有している。フリップフロップ
90,91,92,93の各々は、例えば、システムク
ロックからのクロック入力を受取り、且つその各々は反
転されたQ及び反転されていないQ出力を発生する。フ
リップフロップ90,91,92のQ出力は夫々の次の
段のフリップフロップのD入力端へ印加され、且つ最後
の段のフリップフロップ93の出力は出力論理回路95
のNANDゲート98へ供給される。
【0046】フリップフロップ90及び92のQ出力は
上側のNANDゲート96及び97の入力端へ夫々供給
され、且つフリップフロップ91及び93のQ出力は下
側のNANDゲート99及び98の入力端へ夫々供給さ
れる。一方、フリップフロップ90及び92の反転され
たQ出力(即ち、Qの上にオーバーラインを付したも
の)は下側のNANDゲート99及び98の入力端へ夫
々供給され、且つフリップフロップ91及び93の反転
されたQ出力は上側のNANDゲート96及び97の入
力端へ夫々供給される。又、予測された負から正へ向か
うゼロ交差勾配に対応する予定された勾配ライン100
がNANDゲート96及び97の入力端へ接続してお
り、且つ予定された正から負へ向かうゼロ交差勾配に対
応する予定された勾配ライン101がNANDゲート9
8及び99の入力端へ接続している。予定されたゼロ交
差の方向を表わすライン100及び101上の信号は、
図6の回路において発生されるフェーズ(位相)情報か
ら発生され、それは、図4のシーケンサ回路におけるシ
フトレジスタ55の出力から派生される。
【0047】最後に、論理回路95からの出力は出力N
ANDゲート102及び103へ供給され、ゲート10
2及び103の出力は特定したフローティングコイルの
実際のゼロ交差検知に応答して発生され、そのゼロ交差
は特定した予定された方向における遷移、即ち負から正
へ向かうゼロ交差検知か又は正から負へ向かうゼロ交差
検知のいずれかを有している。
【0048】出力NANDゲート102及び103への
接続は、出力NANDゲート103の入力端へ接続した
上側NANDゲート96及び下側NANDゲート99の
出力及び出力NANDゲート102の入力端へ接続した
上側NANDゲート97の出力及び下側NANDゲート
98の出力によって確立される。正の勾配がゼロの交差
が予定されている場合に信号が表われるライン101は
上側NANDゲート96及び97の入力端へ接続してお
り、且つ負の勾配ゼロの交差が予定されている場合に信
号が表われるライン100は下側NANDゲート98及
び99の入力端へ接続している。従って、上側NAND
ゲート96及び97は予定された正の勾配ゼロの交差が
実際に発生することに応答し、且つ下側NANDゲート
98及び99は予定された負の勾配ゼロの交差が実際に
発生することに応答する。
【0049】正及び負の検知経路の各々に対しての4段
シフトレジスタ88において段階的に接続されているの
で、出力NANDゲート102及び103からの出力は
正から負へのゼロ交差106又は負から正へのゼロ交差
107のいずれかから得られる夫々曲線109及び10
8で図5a内に示した如く、時間的に離れた2つのパル
スである。従って、NANDゲート103の出力におい
て発生されるパルスは、1クロックサイクルだけ、NA
NDゲート102の出力において発生されるパルスより
先行する。NANDゲート103の出力は、フェーズコ
ミュテーションの後の所要のマスク及び遅延時間を測定
するカンウタへ「ロード」信号を供給するために使用さ
れ、且つNANDゲート102の出力は、以下に説明す
る如く、期間カウンタへの「リセット」信号を与えるた
めに使用される。
【0050】スイッチ81,82,83へのスイッチン
グ信号及びライン100及び101上の負及び正の勾配
を表わす信号を発生するための回路を図6に示してあ
り、それについて以下に説明する。図6の回路は、図4
に於けるシフトレジスタ55からの出力から内部コミュ
テーションバス66のライン上に内部フェーズデータを
派生する。ライン66は上側及び下側A、上側及び下側
B、上側及び下側C駆動トランジスタ(図2参照)への
信号を表わす情報を有している。従って、出力信号SA
は、OUT Aにおけるコイルがフローティング状態と
なることが予定されていることを表わし、出力信号SB
はOUT Bにおけるコイルがフローティング状態とな
ることを予定されていることを表わし、且つ出力信号S
CはOUTCにおけるコイルがフローティング状態とな
ることが予定されていることを表わす。同様に、ライン
101及び100における信号は、そのフローティング
コイル(即ち、瞬間的にフローティング状態となるも
の)が負の方向又は正の方向からの逆起電力ゼロ交差を
受けることが予定されているかを表わす。
【0051】逆起電力増幅器14及び論理回路95が選
択されたフローティングコイルのゼロ交差を適切に検知
することを助けるために、種々の回路要素の動作におい
て発生されるノイズ、特にスイッチングの後ある時間リ
ンギングする傾向のある駆動されたコイルのコミュテー
ションによって発生されるノイズ、及びシーケンサ回路
において発生されるノイズがマスクされる。このマスキ
ング機能及び本発明回路の動作方法によってイネーブル
されるその他の回路機能を達成するために、図7のマス
ク回路105が設けられている。
【0052】マスク回路105はアップカウンタ110
と、3個のダウンカウンタ111,112,113とを
有している。アップカウンタ110は期間カウンタとし
て作用し、図5に関して上述したゼロ交差回路によって
検知される選択したフローティングコイルの実際のゼロ
交差間の時間に対応してその出力端上にデジタルカウン
トを供給する。アップカウンタ110はクロック周波数
分割器120からクロック信号入力を受取り、該分割器
はシステムクロック周波数を所望の周波数へ分割し、シ
ステムの分解能を決定する特定の周波数が選択される。
アップカウンタ110はゼロ交差が検知された後に、図
5の回路におけるNANDゲート102によって発生さ
れるリセットパルスによってリセットされる。従って、
アップカウンタ110は最初の実際のゼロ交差を検知し
た場合にリセットされた後にカウントを開始し且つ次の
実際のゼロ交差を検知することによって再度リセットさ
れるまでカウントを継続する。
【0053】アップカウンタ110の出力はダウンカウ
ンタ111,112,113の各々の入力端へ供給さ
れ、これらのダウンカウンタは種々のマスク及び制御機
能を行なう。ダウンカウンタ111は、図4に示したシ
ーケンサ回路13のノイズ及びコミュテーション動作さ
れることに応答してコイル32,33,34によって発
生されるノイズがマスクされる期間であるマスク時間を
決定する。ダウンカウンタ111(以後、マスクカウン
タ111と呼称する)は、所望のマスクカウントに到達
するとライン120上に出力を発生する。ライン120
上の出力信号は、図5におけるゼロ交差検知器における
伝達ゲート89をイネーブルするために使用され、従っ
てマスク期間が経過するまでゼロ交差を検知することは
出来ない。マスクカウンタ111はライン121から
「LOAD」信号を受取り、この「LOAD」信号は、
NANDゲート102の出力によってRESETパルス
が発生する直前に、図5に示したNANDゲート103
の出力によって発生される。このロード(LOAD)信
号がマスクカウンタ111のロード入力端上に表われる
と、期間カウンタ110内にその時に存在するカウント
がすぐさまマスクカウンタ111内にロードされる。
【0054】マスクカウンタ111は、更に、周波数分
割器123からクロック信号を受取る。所望により、多
数の選択端子124を設けて周波数分割器123の分母
を制御することを可能とし、ドライバ回路10が使用さ
れる特定の適用例に対してマスクカウントの分解能を選
択することを可能とすることが可能である。
【0055】従って、動作について説明すると、選択し
たフローティングコイルの実際のゼロ交差が図5の回路
によって検知されると、アップカウンタ110内に存在
するカウントがマスクカウンタ111内へロードされ
る。アップカウンタ110はリセットされて新たな期間
のカウントが開始し、それは次のゼロ交差が発生するま
で継続して行なわれ、その時点において、新たなカウン
トがマスクカウンタ111内にロードされ、アップカウ
ンタ110がリセットされ、且つ同一のプロセスが繰返
し行なわれる。従って、マスクカウンタ111によって
決定される実際のマスク時間は、モータの回転速度に依
存して変化する。然しながら、回転角度数の百分率は一
定のままである。
【0056】同様の態様で、ダウンカウンタ112(以
後、遅延カウンタ112と呼称する)は、コイルが次の
コミュテーションシーケンスへスイッチされる前のゼロ
交差検知の後の所望の遅延に対応する時間を測定すべく
作用する。遅延カウンタ112は、更に、周波数分割器
126からの分割されたクロック周波数を受取り、分割
器126の分母は、選択ライン127の1つへ適宜の信
号を付与することによって選択することが可能である。
ロード及びカウント機能の動作は、基本的に、上述した
マスクカウンタ111の動作と同一である。然しなが
ら、注意すべきことであるが、ライン122上の出力に
よって表わされる遅延カウンタ112によって計算され
る時間は、マスクカウンタ111によって計算される時
間よりも実質的に長い場合があり、その時間はクロック
周波数、及び/又は、所望により、ロードされる期間カ
ウンタ110のビット数の関数である。ライン122上
の出力信号は、シーケンサ13をインクリメントさせ
(図参照)、且つマスクカウンタ111をイネーブル
させるために使用される。ゼロ交差と次のフェーズへの
インクリメントとの間に遅延を発生させることによっ
て、ロータの慣性を利用してトルクリップルを最適化さ
せることが可能である。
【0057】従って、ライン122上の遅延カウンタ1
12の反転された出力は、周波数分割器123からのク
ロックパルスが印加されるNANDゲート141によっ
てマスクカウンタ111のクロック入力端へ印加され
る。従って、ライン122上の信号は遅延カウンタ11
2による遅延カウントの完了後まで、マスクカウンタ1
11へのクロックパルスの印加を禁止する。マスクカウ
ンタ111及び遅延カウンタ112のカウントはシーケ
ンシャル即ち逐次的なものであり、マスクカウンタ11
1のマスクカウントが遅延カウンタ112の遅延カウン
トの完了に追従し上述した如くスイッチング及びコミュ
テーションノイズをマスクし、従ってスイッチングノイ
ズによって発生される偶発的なゼロ交差は選択されたフ
ローティングコイルの実際のゼロ交差として解釈される
ことはない。
【0058】図7のマスク回路105がフローティング
ロータコイルの予定されたものではなく実際のゼロ交差
信号で動作するので、従来達成することが不可能であっ
た多くのモータ制御機能を動作させることが可能であ
る。更に、その他のモータ制御機能も容易に達成するこ
とが可能である。例えば、上述したダウンカウンタ11
3等の付加的なダウンカウンタが例えば速度低速化決定
等の有用な機能を与えることが可能である。ダウンカウ
ンタ113は、以後、スローダウンカウンタ113と呼
称する。スローダウンカウンタ113は、マスクカウン
タ111及び遅延カウンタ112と同一の態様で動作
し、即ち周波数分割器128によってシステムクロック
周波数から周波数分割されたクロック信号を受取る。所
望により、特定のモータドライバ適用例のために周波数
を分割する分母を選択することを可能とするために選択
入力ライン129を設けることが可能である。ダウンカ
ウントがコミュテーション動作されるフローティングコ
イルの実際のゼロ交差間の時間よりも一層長いものであ
るようにスローダウンカウンタ112へ印加されるクロ
ック周波数を適宜選択することによって、ライン130
上の出力信号が状態を変化させてスローダウンカウンタ
113がそのカウントを終了したことを表わす場合に
は、その信号はモータがスローダウン即ち低速化してい
ることを表わす。即ち、出力ライン130上に信号が表
われることは、カウントされた期間がカウンタ内にロー
ドされた前の期間よりもより長いことを表わしており、
そのことはモータがスローダウン即ち低速化しているこ
とを表わす。
【0059】カウンタ110,111,112,113
の全てに対して、NANDゲート133,134,13
5,136が夫々のカウンタの出力を結合するために設
けられており、NANDゲート140,141,14
2,143による夫々のクロック信号と結合される出力
を与える。従って、カウンタ110,111,112又
は113のいずれかのカウントは、その最大のアップカ
ウント又はダウンカウントに到達することのみが許容さ
れ、且つそのカウントは停止されて、カウンタは再度サ
イクルを繰返し新たなカウントを開始することはない。
【0060】回路10の全体的な動作について、図8に
示した如く、本回路の種々の部分において発生する波形
を参照して説明する。各コイルに対する回転角度インデ
ックス曲線160が基準として波形の上部に示されてい
る。各正弦波形は各コイルが接続されているノードに対
応して符号が付けられており、即ちコイル32に対して
はA、コイル33に対してはB、コイル34に対しては
Cの符号がつけられている。回転角度曲線160の下側
には特定の回転位置において発生する対応するコミュテ
ーションシーケンスが示されている。
【0061】次の3つの曲線164,165,166
は、夫々の駆動されるコイルA,B,Cの電圧を示して
いる。図8の曲線の底部に示した1つの電気サイクルに
対して、各コイルは正電圧を有する2つのシーケンス
と、負電圧を有する2つのシーケンスと、フローティン
グ状態となる2つのシーケンスを有している。例えば、
コイルA上の電圧を表わす曲線を参照すると、電流が夫
々コイルAからコイルB及びコイルAからコイルCへ流
れるシーケンス1及び2の最初の2つの電圧170及び
171は正である。シーケンス3においてコイルAがフ
ローティングする時間期間においては、電圧173は正
から負へ変化する。電流が夫々コイルBからコイルAへ
及びコイルCからコイルAへ流れるシーケンス4及び5
の次の2つの電圧174及び175は負である。最後
に、コイルAがシーケンス6の期間中に再度フローティ
ングする場合には、電圧176は負から正へ変化する。
その他のコイルB及びCは同様の電圧曲線を有してお
り、その各々は互いに120度変位されている。
【0062】理解される如く、各コイルは1つの電気サ
イクル期間中に二度フローティング状態となり、且つ2
つのゼロ交差を有しているが、1つのゼロ交差は負の勾
配、即ち正から負への遷移を有しており、且つ他のゼロ
交差は正の勾配、即ち負から正への遷移を有している。
従って、交差方向を考慮することなしにゼロ交差に基づ
いてのみ回転位置を決定せんとする場合には不明確性が
存在する。これが従来のモータドライバシステムにおけ
る欠点の1つであった。従って、例えばコイルAの電圧
が曲線173に示した如く正から負へ遷移する場合に
は、図5に示したゼロ交差回路80によってゼロ交差1
80が検知される。更に、そのゼロ交差の方向が図5に
示した勾配検知回路95によって検知される。ゼロ交差
が検知され、且つ遅延カウンタ112の遅延カウントが
カウントされた後に、シーケンスがインクリメントさ
れ、コイルをコミュテーション動作させ且つマスク期間
カウンタ111を開始させる。マスク期間が経過する
と、ゼロ交差検知器が次のフローティングコイルのゼロ
交差を検知することが許容され、この場合には、負から
正へ遷移するコイルCのゼロ交差の検知が行なわれる。
尚、そのことは図8における曲線182から理解するこ
とが可能である。そのゼロ交差が検知され且つコミュテ
ーションが行なわれた後に、曲線183によって示した
フローティングコイルBの正から負へのゼロ交差が探し
出され、同様の動作が繰返し行なわれる。最後に、図7
のマスク回路のライン120上に発生されるマスク信号
190が図8の底部の曲線に示されている。このマスク
曲線は2つの部分、例えば191及び192を有してお
り、それらの部分は夫々遅延カウンタ112及びマスク
カウンタ111のマスク時間に対応している。
【0063】要約すると、コミュテーションシーケンス
は以下の如くに行なわれる。シーケンサ回路が所望のロ
ータフェーズを確立し、且つゼロ交差検知器が適切なゼ
ロ交差を探し出すことによってその実際のゼロ交差の発
生を検知する。ゼロ交差が検知されると、最初に、遅延
カウンタ112によって遅延が発生され、その後に、ロ
ータコイルがコミュテーション動作され、且つマスクカ
ウンタ111によってマスクが発生される。次のフロー
ティングコイルの識別は、シフトレジスタ55の出力信
号から発生するフェーズ情報によって決定され、且つ識
別されたコイルは適切なスイッチ81,82又は83を
閉じることによって逆起電力増幅器85へ接続される。
【0064】このプロセス全体にわたって、2つの重要
な特徴が存在していることを理解することが可能であ
る。即ち、(1)最初に予定されるゼロ交差が確立さ
れ、且つ(2)前もって確立されたものに対応する実際
のゼロ交差が検知される。予定されている実際のゼロ交
差が検知されるまで、コミュテーションが行なわれるこ
とはない。従って、例えモータへの駆動信号が取除かれ
た場合であっても、シーケンサ13は常に実際のモータ
位置に同期されている。例えば、ドライバ回路10が過
剰温度警告信号を有する場合には、過剰温度条件が補正
されるまでモータへ駆動信号が供給されることを阻止す
る回路を設けることが可能である。駆動信号が阻止され
る場合には、勿論、モータはスローダウン即ち低速化す
るが、それにも拘らずシーケンサはモータ回転に同期さ
れたままであり、従って、過剰温度条件が補正された場
合には、すぐさま駆動を再度印加し、複雑な再同期技術
を使用することなしに、すぐさまモータを動作速度へ復
帰させることが可能である。それと同様なことが、例え
ばモータによって駆動されるディスクに対してのバンプ
即ち動揺等のモータとシーケンサとの間の同期を失わせ
るようなその他のイベントについても同じことが言え
る。
【0065】以上、本発明の具体的実施の態様について
詳細に説明したが、本発明は、これら具体例にのみ限定
されるべきものではなく、本発明の技術的範囲を逸脱す
ることなしに種々の変形が可能であることは勿論であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好適実施例に基づく装置を組込んだ
モータドライバシステムを示した概略図。
【図2】 ドライバシステムが関連する場合のあるモー
タの「Y」接続型ステータコイルへモータ駆動信号を供
給するための図1のモータドライバシステムにおいて使
用する電力段の構成を示した概略図。
【図3】 三相モータの6個のフェーズ(相)に対する
電流の流れ方向を示した典型的な「Y」接続型ロータコ
イル構成を示した概略図。
【図4】 図1のモータドライバシステムにおいて使用
されるシーケンサ回路及びPWMスイッチング回路網を
示した概略図。
【図5】 ゼロ交差検知用の所望のサンプリング時間を
選択する回路と共に、図1のモータドライバシステムに
おいて使用される逆起電力増幅器及びゼロ交差検知器を
示した概略図。
【図5a】 検知される上昇又は下降するゼロ交差との
時間的関係を示した図5のゼロ交差検知器の出力におい
て発生される種々の電圧波形を示した説明図。
【図6】 図5の回路において逆起電力増幅器接続状態
を制御するために使用されるゼロ交差論理スイッチング
回路を示した概略図。
【図7】 図1のモータドライバシステムにおいて使用
するシーケンサノイズマスク及びコイルスイッチング過
渡的状態ノイズマスクを発生する回路を示した概略図。
【図8】 ドライバ回路が関連することのあるモータの
いくつかの電気サイクルに関して図1の回路における種
々の点においての電圧信号を示した説明図。
【符号の説明】
10 モータコントローラ 11 電力段 12 信号インターフェース回路 13 シーケンサ回路 14 逆起電力センスアンプ 16 ゼロ交差検知器回路 17 デジタル遅延回路 23 システムクロック回路 24 フェーズロックループ周波数/位相検知器回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スコット ダブリュ. カメロン アメリカ合衆国, アリゾナ 85027, フェニックス, ウエスト リニー ドライブ 1543 (56)参考文献 特開 平4−101695(JP,A) 特開 平1−122388(JP,A) 特開 平4−275092(JP,A) 米国特許5172036(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 6/06

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の駆動コイルを有する多相DCモ
    ータのモータ動作回路において、 瞬間的な駆動電流を供給するために各々が前記複数個の
    駆動コイルの内の関連する一つへ結合されている複数個
    の駆動トランジスタ、 所定のコミュテーションシーケンスにおける複数個の位
    相の各々に従って選択される駆動コイルへ駆動電流が供
    給されるような態様で前記複数個の駆動トランジスタへ
    の制御信号を発生するシーケンサ、 前記位相間のタイミング変化に対して逆起電力検知信号
    を発生するために前記位相の各々の期間中にフローティ
    ング状態とされるコイルの逆起電力電圧のゼロ交差を検
    知する検知回路、 PWMチョッピング信号に従って前記複数個の駆動トラ
    ンジスタへ印加される制御信号をゲート動作するPWM
    回路、 前記PWM回路へ結合されている入力と前記検知回路へ
    結合されている出力とを具備しており、前記制御信号の
    ゲート動作に対して選択された遅延時間の間ゼロ交差検
    知をディスエーブルさせ且つその後にゼロ交差検知をイ
    ネーブルさせるディスエーブル・イネーブル回路、 を有しており、前記ディスエーブル及びイネーブル動作
    の各々が各位相中において複数回発生することを特徴と
    するモータ動作回路。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記PWM回路が、 前記駆動コイルにおける駆動電流を検知する回路と、 検知された電流がスレッシュホールドを超える場合にチ
    ョッピング信号を発生する回路と、 を有していることを特徴とするモータ動作回路。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記ディスエーブル
    ・イネーブル回路が、逆起電力によって誘起されるノイ
    ズが最小の時間においてサンプリングを可能とさせるた
    めに逆起電力サンプリング時間を制御する回路、を有し
    ていることを特徴とするモータ動作回路。
  4. 【請求項4】 請求項2において、前記ディスエーブル
    ・イネーブル回路が、前記複数個の駆動トランジスタが
    前記駆動コイルの内の選択したものへ駆動電流を印加す
    る時間の間においてのみサンプリングを可能とさせるた
    めに逆起電力サンプリング時間を制御する回路、を有し
    ていることを特徴とするモータ動作回路。
  5. 【請求項5】 請求項3において、前記ディスエーブル
    ・イネーブル回路が、更に、前記PWM回路によってク
    ロック動作されるフリップフロップを有していることを
    特徴とするモータ動作回路。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記フリップフロッ
    プが前記検知回路の出力を受け取るべく接続されている
    ことを特徴とするモータ動作回路。
  7. 【請求項7】 請求項1において、前記多相DCモータ
    がセンサレス・ブラシレス多相DCモータであることを
    特徴とするモータ動作回路。
  8. 【請求項8】 複数個の駆動コイルを有する多相DCモ
    ータを非PWMモードとPWMモードで動作させるモー
    タ動作回路において、 前記駆動コイルの内のいずれが瞬間的な駆動電流を受け
    取るために活性であり且ついずれがフローティング状態
    とされるべきであるかを識別するために複数個の位相を
    有するコミュテーションシーケンスに従って信号を発生
    するコミュテーションシーケンサ、 前記コミュテーションシーケンサからの信号に従って前
    記瞬間的な駆動電流を受け取り且つ前記フローティング
    状態とさせるべく前記コイルを接続させる駆動回路、 逆起電力検知信号を発生するために各位相においてフロ
    ーティング状態とされるコイルの逆起電力電圧のゼロ交
    差を検知する検知回路、 前記逆起電力検知信号に応答して、前記コミュテーショ
    ンシーケンサを前記コミュテーションシーケンスにおけ
    る次の位相へインクリメントさせるための遅延信号を発
    生する遅延信号発生回路、 前記活性なコイルにおける電流が所定のスレッシュホー
    ルドを超える場合にPWMチョッピング信号を発生する
    PWMチョッピング発生回路、 PWMモードにおいて動作可能であり且つ前記PWMチ
    ョッピング信号に従って前記駆動電流を変調させるため
    に前記選択された活性コイルへ供給される駆動電流をタ
    ーンオン及びターンオフさせるオン・オフ回路、 PWMモードにおいて動作可能であり且つ前記PWMチ
    ョッピング信号に従ってゼロ交差の検知を遅延させる遅
    延回路、 を有しており、前記遅延回路は前記非PWMモードにお
    いてゼロ交差の検知を遅延させることがディスエーブル
    されることを特徴とするモータ動作回路。
  9. 【請求項9】 請求項8において、前記駆動回路がトリ
    プル−1/2−Hブリッジであり且つFETパワートラ
    ンジスタを有していることを特徴とするモータ動作回
    路。
  10. 【請求項10】 請求項8において、前記検知回路が、
    各コイルがフローティング状態とされる場合に該コイル
    へスイッチ可能に接続され且つフローティングコイル上
    の電圧が基準電圧を交差する場合に出力を発生すべく動
    作可能な比較器、を有していることを特徴とするモータ
    動作回路。
  11. 【請求項11】 請求項9において、前記オン・オフ回
    路が、前記活性コイルにおける電流が所定のスレッシュ
    ホールドを超える場合にPWMチョッピング信号を発生
    する回路を有していることを特徴とするモータ動作回
    路。
  12. 【請求項12】 請求項8において、前記遅延回路が、
    フローティング状態にあるコイルにおいての逆起電力に
    よって誘起されるノイズが最小である時間にサンプリン
    グを可能とさせるために逆起電力サンプリング時間を制
    御する回路、を有していることを特徴とするモータ動作
    回路。
  13. 【請求項13】 請求項12において、前記遅延回路
    が、前記オン・オフ回路がターンオンされるべき駆動電
    流を制御し且つ前記駆動回路が前記瞬間的な駆動電流を
    受け取るために前記コイルを実際に接続させる時間との
    間においてのみサンプリングを可能とさせるために逆起
    電力サンプリング時間を制御する回路、を有しているこ
    とを特徴とするモータ動作回路。
  14. 【請求項14】 請求項13において、前記遅延回路
    が、更に、前記オン・オフ回路によってクロック動作さ
    れるフリップフロップを有していることを特徴とするモ
    ータ動作回路。
  15. 【請求項15】 請求項14において、前記フリップフ
    ロップが前記検知回路の出力を受け取るべく接続されて
    いることを特徴とするモータ動作回路。
  16. 【請求項16】 請求項8において、前記多相DCモー
    タがセンサレス・ブラシレス多相DCモータであること
    を特徴とするモータ動作回路。
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