JP3303230B2 - 車輛用ヘッドレスト - Google Patents

車輛用ヘッドレスト

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JP3303230B2
JP3303230B2 JP02455497A JP2455497A JP3303230B2 JP 3303230 B2 JP3303230 B2 JP 3303230B2 JP 02455497 A JP02455497 A JP 02455497A JP 2455497 A JP2455497 A JP 2455497A JP 3303230 B2 JP3303230 B2 JP 3303230B2
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康次 前田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輛用ヘッドレス
トに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車輛用ヘッドレストは、図3に示
す通りの構成で、金属製の芯材11とウレタン樹脂等よ
りなる発泡樹脂にて形成された衝撃吸収材12と、衝撃
吸収材12を覆う皮革や布や塩化ビニール等にて形成さ
れた表皮13より構成され、図示するように芯材11を
衝撃吸収材12に埋め込んだものに表皮13をかぶせる
ことにより形成される。
【0003】このような構成の車輛用ヘッドレストは、
周知のように車の座席の頭部に、芯材をさし込んで固定
して使用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のような構成のヘ
ッドレストは、芯材をインサート成形により衝撃吸収材
をなす発泡樹脂内に埋め込んで成形されるもので、成形
後の製品は、芯材と衝撃吸収材とが完全に一体化され分
離不可能な構造である。
【0005】このような、従来のヘッドレストは、その
一部が破損したり汚れたり等により新しいものと交換す
る等不要となった時、そのまま廃棄され、産業廃棄物と
なる。
【0006】近年、物品の再利用の要求が高くなってお
り、このヘッドレストも、再利用することが要望され
る。しかし、図3に示す通りの従来のヘッドレストの場
合、芯材と衝撃吸収材とが一体になっているため、分離
不可能である。つまり前述のように成形時にインサート
により一体成形するために分離不可能であり、したがっ
て例えば不要になったヘッドレストにおいて金属の芯材
を他から分離できず、芯材、衝撃吸収材等を再利用しよ
うとしても不可能である。
【0007】したがって組み立てが容易であり、又各部
品が分解可能であるようにして再利用可能にすることが
要求される。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、金属よりなる
芯材を補強部材により挟み固定することにより芯材と補
強部材とを一体化ししかも分解可能とし、この芯材が一
体化された補強部材を発泡樹脂製の衝撃吸収材にて覆う
ようにその内部に収納することによりヘッドレストを構
成するようにしたもので、不要になった本発明のヘッド
レストは、衝撃吸収材を補強部材により取り外し、更に
補強部材による芯材の締め付けを解除することにより芯
材と補強部材を分離することが可能であって、ほとんど
全ての部品を分解し得るものである。
【0009】したがって、分離された各部品は、そのほ
とんどが再利用可能になる。又、発泡樹脂より形成され
ているため比較的強度の弱い衝撃吸収材は、補強部材に
より補強されることになる。また、次の実施の形態にて
述べるように、比較的簡単な構成で、組み立て分解が容
易な構造になし得る。
【0010】
【発明の実施の形態】次に図面にもとづいて、本発明の
車輛用ヘッドレストの実施の形態について述べる。
【0011】図1は本発明の車輛用ヘッドレストの第1
の実施の形態を示す図で、1は金属製の芯材、2はポリ
プロピレン等の合成樹脂にて形成された補強部材で、中
央にヒンジ部2Aを有する二つの部品3、4よりなる。
これら部品3、4には夫々芯材1が位置する溝3A、4
Aが形成されており、一方の部品4にはヒンジ4Bによ
り帯状の部分5Aを有する固定爪5が一体に取り付けら
れている。又他の部品3には固定爪5をかける段部3B
が形成されている。これら補強部材の各部品3、4の溝
3A、4Aに芯材1を配置するようにヒンジ2Aより折
り曲げて固定爪5を段部3Bにかけて両部品を一体に固
定することにより図1(B)に示すように、芯材1を挟
持し固定した補強部材2が形成される。
【0012】又図1(B)において、6はウレタン等の
樹脂よりなる発泡樹脂で、補強部材2が丁度収納し得る
中空部6Aを有する衝撃吸収部材で、その中空部6A内
に補強部材2を挿入することによって図1(C)に示す
ように芯材1の先に衝撃吸収部材を取り付けた、外観は
図2に示す従来のヘッドレストと同様のものが形成され
る。これに表皮をかぶせて使用される。
【0013】このような、本発明のヘッドレストは、使
用により破損やよごれのために交換した時不要になった
時には、次のように組み立てる時とは逆の順序にて分解
することができる。即ち、まず表皮を外し、更に衝撃吸
収材6をはずす。更に固定爪5によるロックを解き、補
強部材2の部品3、4をヒンジ部2Aより開けば芯材1
は取り外し可能となり、これを補強部材2より取り外
す。
【0014】以上のようにして、本発明のヘッドレスト
は、それを構成するすべての部品が取り外される。外さ
れた部品のうち、芯材1は、よごれのある場合は、洗浄
した後にメッキを行なって、再度芯材として使用され
る。又外された芯材に破損のある場合は、修理した上で
洗浄やメッキを行なって、再度使用される。
【0015】又、取り外した衝撃吸収材である発泡樹脂
は、他の製品の材料として又は新たな樹脂を加えること
により衝撃吸収材として再利用できる。
【0016】したがって、表皮のみが産業廃棄物として
棄てられる。
【0017】又本発明のヘッドレストによれば、補強部
材2が、衝撃吸収材6の補強としての役割をもつことに
なる。
【0018】又、衝撃吸収材6の開口部分6Bの広さを
補強材が挿入し得る程度にまで狭くすることにより、衝
撃吸収材が補強材全体を包み込むようにすれば、衝撃吸
収材が抜け出ることがない。
【0019】図2は、本発明の車輛用ヘッドレストの第
2の実施の形態を示す。この図2において(A)は金属
性の芯材1と二つの部品3、4をヒンジ部2Aにて接続
した補強部材2で、これら芯材1、補強部材2は第1の
実施の形態の芯材および補強部材と実質上同じ構成であ
る。つまり補強部材2の両部品3、4の溝3A、4Aの
部品にて芯材1を挟持するように芯材1を配置してヒン
ジ部2Aにて折り曲げ固定爪5にて固定するもので、基
本的構成は図1に示すものと同じである。しかし、部品
3、4にはその両側に段部3C、4Cが形成されている
点で図1に示すものと相違する。
【0020】又図2(B)は発泡樹脂よりなる衝撃吸収
材7で、溝8を有し又7Aの部分にて折り曲げ可能な構
造になっている。この衝撃吸収材7に形成されている溝
8は、図示するようなアリ溝状の形状でその幅t1は補
強部材2の幅t2とほぼ等しく、溝の両側に凹部8Aが
形成されている。溝の形状をこのようにすることによ
り、補強部材2がその両側の段部3C、4Cの薄肉部分
がこの溝8の凹部8A内に挿入されるようにして取り付
けられている。
【0021】この第2の実施の形態のヘッドレストは衝
撃吸収材7の溝8に補強部材2を片側より段部3C、4
Cの部分が溝8の凹部8Aの部分に嵌合されるようにス
ライドさせながら挿入し、部品3の端面と部品4の端面
が衝撃吸収材7の端面付近に来るように取り付ける。こ
の状態では、補強部材2のヒンジ部2Aが衝撃吸収材7
の折り曲げ部7Aに近い位置に来る。このように補強部
材2を衝撃吸収材7の溝8内に嵌合させた後に、一方の
部品の溝(部品3の溝3A又は部品4の溝4A)に芯材
1をおき衝撃吸収材7を折り曲げ部7Aより折り曲げれ
ば、それと共に補強部材2もヒンジ部2Aより折り曲げ
られ、ここで補強部材2の両部品3、4を固定部材5に
より固定すれば図2の(C)のようにヘッドレストが組
み立てられる。
【0022】この第2の実施の形態のヘッドレストは、
図2の(C)のように組み合わされた後は、補強部材2
が固定部材5により固定されて部品3と部品4が一体に
組み合わされこれにより芯材1が挟持され、又、衝撃吸
収材7は、その溝8の凹部7Aが、補強部材2の段部3
B、4Bと噛み合うために、固定部材5により固定され
ている限り開くことはない。
【0023】尚、図1に示すヘッドレストの構成する補
強部材2の一方の部品3には段部3Bが形成されてお
り、この段部3Bの部分に固定部材5を掛けて両部品
3、4により芯材1を挟持するように部品3、4を固定
したが、図2に示す構成のヘッドレストは、部品3に段
部3Bが形成されていない。したがってこの図2に示す
本発明のヘッドレストの場合、固定部材5が部品3の外
側の面に掛かるようにして芯材11を挟持する。この固
定部材5を部品3の端面部に掛ける場合、衝撃吸収材7
と補強部材4の間に固定部材5を挿入するようにして掛
ける。この場合、衝撃吸収材は、発泡樹脂にて形成され
ているので、変形可能であり、したがって固定部材5を
補強部材2の部品3と衝撃吸収材7との間へ挿入するこ
とが可能である。したがって、図1に示すヘッドレスト
の場合と同様にヘッドレストを構成する各部分が再利用
可能である。
【0024】この実施の形態のヘッドレストは、破損し
たり不要になった等の場合、固定部材5の締め付けを解
いて補強部材2を衝撃部材と共に開き、更に芯材1を取
り外し、又補強部材2を衝撃吸収部材10の溝11にそ
って、スライドさせることによって抜き取れば、元の状
態つまり図2(A)、(B)に示す通りの各部品を夫々
分離することが可能である。
【0025】図1に示す第1の実施の形態の場合、使用
中に衝撃を受けた時に衝撃吸収材が補強部材より外れる
ことがある。この衝撃吸収材が外れないようにするため
には、その開口の大きさを補強部材を固定した時の大き
さより十分に小にする必要がある。しかし、この開口の
大きさを小さくすると組立時つまり、補強部材を衝撃吸
収材に開口より挿入するのが困難になる。
【0026】一方本発明の第2の実施の形態のヘッドレ
ストは、補強部材と衝撃吸収部材は一体に構成されてい
るため、強い衝撃を受けても衝撃吸収材が抜けることは
ない。
【0027】図1、図2に示すヘッドレストの補強部材
2は、部品3、4をヒンジ部2Aにて回動、折り曲げ可
能な構造に合成樹脂にて一度の成形(一体成形)したも
のであるが、部品3、4を夫々別々の分離した部品とし
て合成樹脂等にて夫々形成し、それらを回動、折り曲げ
可能に連結してもよい。例えば、部品3、4の折り曲げ
る側の端面近傍に一つ又は複数の孔を設け、これを利用
してリング等にて連結する方法や、前記端面にリング状
連結部を夫々部品3、4と一体に形成し、これを利用し
て回動、折り曲げ可能に連結する方法等である。
【0028】
【発明の効果】本発明のヘッドレストは、比較的簡単な
構造でしかも組立が簡単であり、又分解が可能であるた
め、不要になった際の部品の再利用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のヘッドレストの第1の実施の形態
を示す図
【図2】 本発明のヘッドレストの第2の実施の形態
を示す図
【図3】 従来のヘッドレストを示す図
【符号の説明】
1 芯材 2 補強部材 3 衝撃吸収材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属よりなる芯材と、ヒンジにより連
    結され該ヒンジに対しほぼ対称な形状の合成樹脂製の二
    つの部品よりなり両部品の両側に段部を有する補強部材
    と、発泡樹脂よりなり前記補強部材の段部が嵌合する凹
    部をもつ溝が形成されている衝撃吸収材とよりなり、前
    記補強部材の両部品には前記ヒンジに対し対称な位置に
    前記芯材の一部を収納し保持するための溝が設けられ、
    前記補強部材を前記補強部材の両側に形成されている段
    部が前記衝撃吸収材の溝に該溝に形成されている凹部に
    嵌合するように前記衝撃吸収材を挿入し更に前記補強部
    材に形成されている溝に芯材を配置した上で前記補強部
    材と衝撃吸収材を一緒に折り曲げ該補強部材の両部品に
    より芯材を挟持し締付固定する車輛用ヘッドレスト。
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