JP3303186B2 - 高強度を有する耐熱性炭化タングステン基超硬合金の製造方法 - Google Patents

高強度を有する耐熱性炭化タングステン基超硬合金の製造方法

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    • B22F1/00Metallic powder; Treatment of metallic powder, e.g. to facilitate working or to improve properties
    • B22F1/18Non-metallic particles coated with metal

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、結合相形成成分
としてのCoが組織全体に亘って分散性よく分布し、こ
れによって高強度を具備するようになる耐熱性炭化タン
グステン基超硬合金(以下、耐熱超硬合金と云う)の製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、耐熱超硬合金が、基本的
に原料粉末として、所定の粒度を有する炭化タングステ
ン(以下、WCで示す)粉末、Ti、Ta、Zrおよび
Nbの炭化物粉末のうちの1種または2種以上からなる
耐熱性炭化物粉末、さらにCo粉末を用い、これら原料
粉末を所定の配合組成に配合し、混合した後、通常の粉
末冶金法にて焼結することにより製造され、この結果の
耐熱超硬合金が、重量%で(以下、%は重量%を示
す)、 Co:2〜20%、 Ti、Ta、ZrおよびNbの炭化物(以下、それぞれ
TiC、TaC、ZrC、およびNbCで示す)のうち
の1種または2種以上からなる耐熱性炭化物:0.1〜
2%、を含有し、残りがWCと不可避不純物からなる組
成を有することも広く知られており、また、これらの耐
熱超硬合金が切削工具や耐摩耗工具などとして実用に供
されていることも良く知られるところである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、近年の切削加工
や塑性加工などの高速化および高精密化はめざましく、
これに伴い、これらに用いられる耐熱超硬合金製の切削
工具や耐摩耗工具などには、一段の強度向上が求められ
ているのが現状である。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者等は、
上述のような観点から、高強度を有する耐熱超硬合金を
製造すべく、特に上記の従来耐熱超硬合金の製造に着目
し研究を行った結果、上記の従来耐熱超硬合金の製造に
おける基本的にWC粉末と耐熱性炭化物粉末とCo粉末
からなる混合粉末に代わって、予め所定の割合に配合し
た、0.6〜5μmの平均粒径を有するWC粉末と、い
ずれも0.1〜1μmの平均粒径を有するが、前記WC
粉末の平均粒径に比して相対的に細粒の、上記の耐熱性
炭化物粉末と酸化コバルト(以下、Cox y で示す)
粉末と炭素(C)粉末、さらに必要に応じてCrおよび
Vの炭化物(以下、それぞれCr3 2 およびVCで示
す)粉末および酸化物(以下、それぞれCr2 3 およ
びV2 5 で示す)粉末のうちの1種または2種以上か
らなる混合粉末に還元性または不活性ガス雰囲気中で還
元処理を施すことにより得られたWC/Co合金複合粉
末、すなわちWC粉末の表面に、Coの素地に上記耐熱
性炭化物が分散分布したした組織のCo合金層、あるい
はCrおよび/またはVを含有したCo合金の素地に上
記耐熱性炭化物が分散分布したした組織のCo合金層が
全面的または部分的に融着してなるWC/Co合金複合
粉末を原料粉末として用い、これら原料粉末から通常の
粉末冶金法にて焼結して耐熱超硬合金を製造すると、製
造された耐熱超硬合金は、特に結合相形成成分としての
Coが組織全体に亘って分散性よく分布するようになる
ことから、上記の従来方法によって製造された耐熱超硬
合金に比して一段と高強度を具備するようになるという
研究結果を得たのである。
【0005】この発明は、上記の研究結果に基づいてな
されたものであって、原料粉末として、0.6〜5μm
の平均粒径を有するWC粉末、いずれも0.1〜1μm
の平均粒径を有するが、前記WC粉末の平均粒径に比し
て相対的に細粒の、Cox y 粉末、TiC粉末、Ta
C粉末、ZrC粉末、およびNbC粉末のうちの1種ま
たは2種以上からなる耐熱性炭化物粉末、および炭素粉
末、さらに必要に応じてCr3 2 粉末、Cr2 3
末、VC粉末、およびV2 5 のうちの1種または2種
以上を用い、これら原料粉末を、 Cox y 粉末:6〜25%、 TiC粉末、TaC粉末、ZrC粉末、およびNbC粉
末のうちの1種または2種以上からなる耐熱性炭化物粉
末:0.1〜2%、 炭素粉末:0.5〜4%、 WC粉末:残り、からなる配合組成、あるいは、 Cox y 粉末:6〜25%、 TiC粉末、TaC粉末、ZrC粉末、およびNbC粉
末のうちの1種または2種以上からなる耐熱性炭化物粉
末:0.1〜2%、 炭素粉末:0.5〜4%、 Cr3 2 粉末、Cr2 3 粉末、VC粉末、およびV
2 5 粉末のうちの1種または2種以上:0.2〜2.
5%、 WC粉末:残り、からなる配合組成に配合し、混合した
後、還元性または不活性ガス雰囲気中で還元処理して、 Co:5〜20%、 TiC、TaC、ZrC、およびNbCのうちの1種ま
たは2種以上からなる耐熱性炭化物:0.1〜2%、 WCおよび不可避不純物:残り、からなる組成を有し、
かつWC粉末の表面上に、Coの素地に上記耐熱性炭化
物が分散分布したした組織のCo合金層が連続的または
断続的に融着してなるWC/Co合金複合粉末、あるい
は、 Co:5〜20%、 TiC、TaC、ZrC、およびNbCのうちの1種ま
たは2種以上からなる耐熱性炭化物:0.1〜2%、 Crおよび/またはV:0.1〜1.5%、 WCおよび不可避不純物:残り、からなる組成を有し、
かつWC粉末の表面に、Crおよび/またはVを含有し
たCo合金の素地に上記耐熱性炭化物が分散分布した組
織のCo合金層が全体的または部分的に融着してなるW
C/Co合金複合粉末、を形成し、これらのWC/Co
合金複合粉末から通常の粉末冶金法にて、結合相形成成
分としてのCoの組織上分散性にすぐれ、これによって
高強度をもつようになる耐熱超硬合金を製造する方法に
特徴を有するものである。
【0006】つぎに、この発明の方法において、製造条
件を上記の通りに限定した理由を説明する。 (a)原料粉末の平均粒径 WC粉末の平均粒径を0.6〜5μmとしてのは、その
平均粒径が0.6μm未満では、製造された耐熱超硬合
金の耐クリープ変形性が低下するようになり、一方その
平均粒径が5μmを越えると、製造された耐熱超硬合金
の強度が急激に低下するようになるという理由によるも
のである。また、耐熱性炭化物粉末の平均粒径を0.1
〜1μmとしたのは、その平均粒径が0.1μm未満に
なると細粉化の面で経済的でなく、一方その平均粒径が
1μmを越えると、耐熱超硬合金の強度が低下するよう
になるという理由によるものである。同じく、Cox
y 粉末の平均粒径を0.1〜1μmとしたのは、その平
均粒径を0.1μm未満にしても還元反応上効果は現れ
ず、むしろ細粉化の面で経済的でなく、一方その平均粒
径が1μmを越えると、未還元Cox y が存在するよ
うになり、この結果超硬合金中に巣が発生し、所望の高
強度を確保することができなくなるという理由からであ
る。さらに、炭素粉末の平均粒径は還元性の面から定め
たものであり、0.1〜1μmの平均粒径をを有するC
x y 粉末の還元には同様の粒度の炭素粉末を用いる
のがよく、なぜならその平均粒径が0.1μm未満では
還元反応が強力で、残留炭素の存在は避けられず、一方
その平均粒径が1μmを越えると、逆に還元反応が緩慢
となり、Cox y が残留するようになるからである。
さらに、またCr3 2 粉末、Cr2 3 粉末、VC粉
末、およびV2 5 粉末は、還元処理で結合相形成成分
であるCo中に固溶させ、Co合金の素地を形成して前
記結合相の強度および耐熱性を向上させる目的で必要に
応じて配合されるものであるが、これのもつ平均粒径を
0.1〜1μmとしたのは、その平均粒径を0.1μm
未満にすることは細粒化の面で経済的でなく、一方その
平均粒径が1μmを越えると、Co中への固溶が完全に
行われない場合が生じ、この場合には耐熱超硬合金の強
度低下の原因となるという理由によるものである。
【0007】(b)配合組成および成分組成 Cox y 粉末の配合割合が6%未満では、還元処理で
生成されたWC/Co合金複合粉末におけるCo含有割
合が5%未満となってしまい、これを用いて耐熱超硬合
金を製造した場合、所望の強度を確保することができ
ず、一方その配合割合が25%を越えると、同様に製造
された耐熱超硬合金のCo含有量が20%を越えて多く
なってしまい、耐摩耗性が低下するようになるばかりで
なく、耐熱超硬合金でのCoの分散性も低下し、強度低
下が避けられないことから、Coxy 粉末の配合割合
を6〜25%、WC/Co合金複合粉末におけるCo含
有割合を5〜20%と定めたのである。また、耐熱性炭
化物粉末の配合割合、および耐熱性炭化物のWC/Co
合金複合粉末における含有割合を0.1〜2%としたの
は、その割合が0.1%未満では所望の耐熱性を確保す
ることができず、一方その割合が2%を越えると耐熱超
硬合金の強度が低下するようになるという理由によるも
のである。さらに、炭素粉末の配合割合:0.5〜4%
は、Cox y 粉末の配合割合:6〜25%、さらに必
要に応じて配合されたCr2 3 粉末および/またはV
25 粉末の配合割合に対応して定めたものであり、し
たがって、所望の配合割合のCox y 粉末を残留炭素
の発生なく、Co合金に還元するのに必要な炭素粉末の
配合割合として0.5〜4%を定めたのである。さら
に、またCr3 2 粉末、Cr2 3 粉末、VC粉末、
およびV2 5 粉末の配合割合については、その配合割
合が0.2%未満では、Co合金素地中のCrおよび/
またはVの含有量が全体に占める割合で0.1未満にな
ってしまい、上記の通り結合相の強度および耐熱性に向
上効果が得られず、一方その配合割合が2.5%を越え
ると、Co合金素地中のCrおよび/またはVの含有量
が同じく全体に占める割合で1.5%を越えて高くなり
すぎ、耐熱超硬合金の強度が低下するようになることか
ら、その配合割合を0.2〜2.5%、Co合金素地中
のCrおよび/またはVの含含有量を0.1〜1.5%
と定めたのである。なお、この発明の方法における還元
処理は、通常の金属酸化物粉末の還元に採用されている
条件、すなわち水素気流などの還元性雰囲気中、あるい
は窒素気流またはAr気流などの不活性ガス雰囲気中、
800〜1100℃に1〜5時間保持の条件で行なわれ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の方法を実施例により具
体的に説明する。原料粉末として、それぞれ表1〜3に
示される平均粒径を有するWC粉末、Cox y 粉末、
炭素(C)粉末、TiC粉末、TaC粉末、ZrC粉
末、NbC粉末、Cr3 2 粉末、Cr2 3 粉末、V
C粉末、およびV2 5 粉末を用意し、これら原料粉末
を同じく表1〜3に示される配合組成に配合し、ボール
ミルで72時間湿式混合し、乾燥した後、表4、5に示
される条件で還元処理して、同じく表4、5に示される
成分組成をもったWC/Co合金複合粉末を形成し、引
続いてこれらWC/Co合金複合粉末を、それぞれ1t
on/cm2 の圧力で圧粉体にプレス成形し、これら圧
粉体を、真空雰囲気中、1350〜1450℃の範囲内
の所定の温度に1時間保持の条件で焼結し、さらに温
度:1320℃、圧力:900kgf/cm2 、保持時
間:1時間の条件でHIP処理を施すことにより本発明
方法1〜28を実施し、強度を評価する目的で、8mm
×4mm×25mmの抗折力試験片形状をもった耐熱超
硬合金をそれぞれ製造した。
【0009】また、比較の目的で、原料粉末として、表
6、7に示される平均粒径をもったWC粉末、Co粉
末、TiC粉末、TaC粉末、ZrC粉末、NbC粉
末、Cr 3 2 粉末、およびVC粉末を用意し、これら
原料粉末を同じく表6、7に示される配合組成(本発明
方法1〜18によって製造された超硬合金の組成にそれ
ぞれ対応)に配合し、ボールミルで72時間湿式混合
し、乾燥した後、この混合粉末を、以下いずれも本発明
方法1〜18におけると同一の条件で、圧粉体にプレス
成形し、焼結し、さらにHIP処理を施すことにより従
来方法1〜18を行い、実質的に配合組成と同一な成分
組成をもった耐熱超硬合金をそれぞれ製造した。この結
果得られた各種の耐熱超硬合金について、抗折力を測定
し、この測定結果をそれぞれ表4〜7に示した。
【0010】
【表1】
【0011】
【表2】
【0012】
【表3】
【0013】
【表4】
【0014】
【表5】
【0015】
【表6】
【0016】
【表7】
【0017】
【発明の効果】表4〜7に示される結果から、本発明方
法1〜18においては、原料粉末としてWC粉末の表面
に、Coの素地に耐熱性炭化物が分散分布したした組織
のCo合金層、あるいはCrおよび/またはVを含有し
たCo合金の素地に耐熱性炭化物が分散分布したした組
織のCo合金層が全面的または部分的に融着した構造の
WC/Co合金複合粉末を使用することによって、要素
粉末の混合粉末を用いる従来方法1〜12によって製造
された耐熱超硬合金に比して、いずれも結合相形成成分
としてのCoの分散性が一段と向上した耐熱超硬合金を
製造することができ、このCo分散性の向上によってそ
れぞれの抗折力の相対比較で強度が著しく向上している
ことが明らかである。上述のように、この発明の方法に
よれば、高強度を有する耐熱超硬合金を製造することが
でき、したがって耐熱超硬合金が適用される切削工具や
各種対摩耗工具などに対する要求に十分満足に対応する
ことがでるのである。
フロントページの続き (72)発明者 関谷 真一 茨城県結城郡石下町大字古間木1511番地 三菱マテリアル株式会社 筑波製作所 内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22F 1/00 C22C 1/05

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料粉末として、0.6〜5μmの平均
    粒径を有する炭化タングステン粉末、いずれも0.1〜
    1μmの平均粒径を有するが、前記炭化タングステン粉
    末に比して相対的に細粒の、酸化コバルト粉末、Ti、
    Ta、ZrおよびNbの炭化物粉末のうちの1種または
    2種以上からなる耐熱性炭化物粉末、および炭素粉末を
    用い、これら原料粉末を、以下いずれも重量%で、 酸化コバルト粉末:6〜25%、 Ti、Ta、ZrおよびNbの炭化物粉末のうちの1種
    または2種以上からなる耐熱性炭化物粉末:0.1〜2
    %、 炭素粉末:0.5〜4%、 炭化タングステン粉末:残り、からなる配合組成に配合
    し、混合した後、還元性または不活性ガス雰囲気中で還
    元処理して、 Co:5〜20%、 Ti、Ta、ZrおよびNbの炭化物のうちの1種また
    は2種以上からなる耐熱性炭化物:0.1〜2%、 炭化タングステンおよび不可避不純物:残り、からなる
    組成を有し、かつ炭化タングステン粉末の表面に、Co
    の素地に上記耐熱性炭化物が分散分布したした組織のC
    o合金層が全面的または部分的に融着してなる炭化タン
    グステン/Co合金複合粉末を形成し、この炭化タング
    ステン/Co合金複合粉末から通常の粉末冶金法にて耐
    熱性炭化タングステン基超硬合金を製造することを特徴
    とする高強度を有する耐熱性炭化タングステン基超硬合
    金の製造方法。
  2. 【請求項2】 原料粉末として、0.6〜5μmの平均
    粒径を有する炭化タングステン粉末、いずれも0.1〜
    1μmの平均粒径を有するが、前記炭化タングステン粉
    末に比して相対的に細粒の、酸化コバルト粉末、Ti、
    Ta、ZrおよびNbの炭化物粉末のうちの1種または
    2種以上からなる耐熱性炭化物粉末、CrおよびVの炭
    化物粉末および酸化物粉末のうちの1種または2種以
    上、および炭素粉末を用い、これら原料粉末を、以下い
    ずれも重量%で、 酸化コバルト粉末:6〜25%、 Ti、Ta、ZrおよびNbの炭化物粉末のうちの1種
    または2種以上からなる耐熱性炭化物粉末:0.1〜2
    %、 CrおよびVの炭化物粉末および酸化物粉末のうちの1
    種または2種以上:0.2〜2.5%、 炭素粉末:0.5〜4%、 炭化タングステン粉末:残り、からなる配合組成に配合
    し、混合した後、還元性または不活性ガス雰囲気中で還
    元処理して、 Co:5〜20%、 Ti、Ta、ZrおよびNbの炭化物のうちの1種また
    は2種以上からなる耐熱性炭化物:0.1〜2%、 Crおよび/またはV:0.1〜1.5%、 炭化タングステンおよび不可避不純物:残り、からなる
    組成を有し、かつ炭化タングステン粉末の表面に、Cr
    および/またはVを含有したCo合金の素地に上記耐熱
    性炭化物が分散分布したした組織のCo合金層が全面的
    または部分的に融着してなる炭化タングステン/Co合
    金複合粉末を形成し、この炭化タングステン/Co合金
    複合粉末から通常の粉末冶金法にて耐熱性炭化タングス
    テン基超硬合金を製造することを特徴とする高強度を有
    する耐熱性炭化タングステン基超硬合金の製造方法。
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