JP3301475B2 - 特殊電話番号呼の一般回線迂回呼処理方法 - Google Patents

特殊電話番号呼の一般回線迂回呼処理方法

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JP3301475B2
JP3301475B2 JP03409096A JP3409096A JP3301475B2 JP 3301475 B2 JP3301475 B2 JP 3301475B2 JP 03409096 A JP03409096 A JP 03409096A JP 3409096 A JP3409096 A JP 3409096A JP 3301475 B2 JP3301475 B2 JP 3301475B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、警察、消防の緊
急呼び出しに用いる特殊電話番号呼の一般回線迂回呼処
理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、110/119番呼は、警察/消
防収容ユニットとの間の専用線であるFPT回線を使用
した緊急通信として処理されている。
【0003】ここで、「110/119番呼」とは、警
察・消防緊急呼び出し用の特殊電話番号呼のことであ
り、以下では「特殊電話番号呼」と表記する。また「警
察/消防収容ユニット」とは、警察・消防緊急呼び出し
用の特殊電話番号呼が接続される受付台のことであり、
以下、「警察・消防受付台」と表記する。FPTとはF
ire Police Trunk(消防/警察トラン
ク)の略語であり、交換機が110/119番の特殊電
話番号呼を受けたとき、その呼を警察・消防受付台を収
容するFPT回線に接続するために交換機に設けられた
特殊電話番号呼専用の特殊トランクのことである。以
下、本文中FPTを「交換機の特殊トランク」と表記す
る。
【0004】交換機の特殊トランクは、特殊電話番号呼
の発信者がオンフックしても(電話機の受話器を掛ける
動作を行っても)、その回線の切断処理を行わずに、警
察・消防受付台で切断操作するまで回線を保持し続ける
機能と、回線を保持している間に警察・消防側の操作に
よって発信者を呼び出す機能を有している。以下、通話
中に発信者が切断操作をしても通話回線を解放せずに保
留する機能を「保留機能」、保留状態中において、警察
・消防側の操作によって発信者を呼び出す機能を「再呼
び出し機能」と表記する。
【0005】上述したように、特殊電話番号呼に対して
は、通常、交換機の特殊トランク及びFPT回線を用い
た専用線による通信によって保留機能及び再呼び出し機
能を提供している。しかし、実際の回線処理において
は、FPT回線を使用せずに、一般回線を使用して特殊
電話番号呼を処理する場合がある。そのひとつが災害時
の通信の疎通確保のために衛星車載を利用する災害時衛
星経由特殊電話番号呼の処理の場合であり、他のひとつ
がFPT回線故障(ケーブル故障時、PCM−3BMU
X(ディジタル同期多重変換装置)故障等)時に一般回
線へ迂回して特殊電話番号呼接続を行う場合である。こ
れらの場合には、特殊電話番号呼は、その番号が交換機
において交換機に設けられたテーブルに予め登録されて
いる警察・消防の一般電話番号へ変換されて接続処理さ
れる。この特殊電話番号呼を一般電話番号へ変換してか
ら接続される呼は、110/119番発信時の裏番号変
換呼とも呼ばれるものであるが、以下「一般番号への変
換呼」と表記する。
【0006】ここで、図6を参照して、従来の特殊電話
番号呼の一般番号への変換呼処理方法について説明す
る。図6は、発側交換機2、着側交換機4及び中継交換
機3並びに各交換機間に敷設された一般通信回線6、
6、…を介して、特殊電話番号呼を発呼した発アナログ
端末1と警察・消防受付台内に収容された任意の警察・
消防受付端末(あるいは回線)5の間の、発呼から回線
解放までの動作シーケンスを示す図である。図6では、
音声信号を太線で、制御信号を細線で表している。ま
た、各交換機間は共通線信号方式によって接続されてい
る。
【0007】発信者が任意の発アナログ端末1をオフフ
ックすることによって(電話機の受話器を持ち上げる動
作を行うことによって)発呼がなされると((1))、
発側交換機2(グループセンタ(GC)/ユニットセン
タ(UC)階位)がそれを検出して発アナログ端末1へ
ダイヤルトーン(DT)を送信する((2))。発信者
が110番あるいは119番をダイヤルすると
((3))、発側交換機2は受信した110番あるいは
119番の番号を所定の10桁の番号(10桁の数字、
すなわち着信電話番号)A〜Jに番号変換する
((4))。発側交換機2は、変換した番号A〜Jを付
したアドレス信号(IAM信号、Initial Ad
dress Message)を、共通線信号回線を介
し、所定の中継交換機3(中継ノード)を経由させて着
側交換機4へ送信する((5))。
【0008】着側交換機4は、警察・消防受付端末5へ
呼び出し信号を送信するとともに((6))、リングバ
ックトーン(RBT)を発アナログ端末1へ送信する
((7))。そして、着側交換機4は、警察・消防受付
端末5の応答を確認すると((8))、応答信号(AN
M、Answer Message)を発側交換機2へ
送信する((9))。ここで通話パスが設定され、回線
6の通話回線を介しての通話が可能となる((1
0))。
【0009】次に、発信者がオンフックすると、発側交
換機2は他の一般の番号呼と同様に、オンフックを検出
した時点で発アナログ端末1との間の通話パスを解放す
る((11))。また発側交換機2は、着側交換機4へ
切断信号(REL信号、Release信号)を送信し
((12))、着側交換機4は通話中音(BT、Bus
y Tone)を警察・消防受付端末5へ送信する
((13))。着側交換機4は、警察・消防受付端末5
で切断操作がなされたことを検出すると((14))、
発側交換機2へ復旧完了信号(RLC信号、Relea
se Complete信号)を送信する。ここで一連
の処理が終了する。このように、従来の特殊電話番号呼
の一般番号への変換呼においては、保留機能、再呼び出
し機能とも提供されていない。
【0010】次に図6に示す従来の特殊電話番号呼の接
続処理に用いる構成を図7を参照して説明する。図7に
おいて、図6に示すものと同一の構成には同一の符号を
付けている。図7において、21は交換機の特殊トラン
ク、22、22は一般通話の際に使用される交換機トラ
ンクである双方向トランク(BWT、Bi−WayTr
unk)である。50、50は警察・消防受付台であ
り、70はFPT回線である。81は衛星通信装置車載
車、82は衛星、83は無線局、84、84は衛星通信
回線である。
【0011】FPT回線を使用した接続処理において
は、発アナログ端末1aから発呼された110番あるい
は119番の特殊電話番号呼が、交換機の特殊トランク
21及びFPT回線70を介して警察・消防受付端末5
aに接続される。そして、この場合には保留機能及び再
呼び出し機能が提供される。
【0012】これに対して、FPT回線故障時には、発
アナログ端末1aから発呼された特殊電話番号呼は、交
換機2で番号交換された後(図中(A))、一般番号へ
の変換呼として双方向トランク22及び一般回線6を介
して警察・消防受付端末5bに接続される。ただし、こ
の場合には、上述したように保留機能及び再呼び出し機
能は提供されない。
【0013】また、災害時衛星経由による特殊電話番号
呼の場合、発アナログ端末1bから発呼された特殊電話
番号呼は、衛星81、無線局83等を介して交換機2へ
伝送され、交換機2で番号交換された後(図中
(B))、一般番号への変換呼として双方向トランク2
2及び一般回線6を介し、警察・消防受付端末5cに接
続される。この場合にも、FPT回線故障時と同様に、
一般回線に迂回接続されるので、保留機能及び再呼び出
し機能は提供されない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の特殊
電話番号呼の処理方法においては、交換機の特殊トラン
ク及びFPT回線を使用する場合にのみ、特殊電話番号
呼に対する保留・再呼び出しが行えるようになってい
る。また、一般回線に迂回接続した特殊電話番号呼に対
しては、他の一般の番号呼と同様に処理が行われる。し
たがって、特殊電話番号呼の一般回線迂回時には、FP
T回線接続時と同様の保留・再呼び出し機能を提供する
ことができないという問題があった。
【0015】また、特殊電話番号呼の一般回線迂回時に
は、一般の番号呼と同様に加入者の優先度に従って接続
処理が行われるので、加入者の優先度(あるいは番号や
地域の条件)によっては、網内の接続規制によって、優
先度が低いと端末からの発呼が接続されない状態が発生
し、FPT回線を使用する通常の場合に比べて呼損が多
く発生する可能性がある。
【0016】また、通常時のFPT回線を使用した特殊
電話番号呼の処理においては所定の制御のもとに接続回
線を制限することが可能であるが、一般回線迂回時に
は、受付回線の地域ごとによる接続制限等を行うことが
できないため、警察・消防の受付回線が少ない状況にお
いては、着信輻輳となってしまうという問題がある。
【0017】また、従来の処理法においては、交換機に
設けられたテーブルに予め登録されている警察・消防の
一般電話番号への直接の着信を規制することができない
ため、警察・消防の受付回線へ、110番及び119番
をダイヤルしていない発呼が着信されてしまうというこ
とがあった。
【0018】この発明は、このような背景の下になされ
たもので、一般回線迂回時にも交換機の特殊トランク及
び専用回線を使用した場合と同様の接続機能を提供する
ことができる特殊電話番号呼の一般回線迂回呼処理方法
を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
特殊電話番号による発呼を一般電話番号に変換して一般
電話回線に収容された特定受付端末に接続する交換機ネ
ットワークにおける呼処理方法において、前記特殊電話
番号の発呼端末から切断信号を受信しても前記特定受付
端末と交換機との間の電話回線を保持し、前記特定受付
端末からの再呼出信号により前記特殊電話番号の発呼端
末を呼び出すようにしたことを特徴としている。
【0020】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の特殊電話番号呼の一般回線迂回呼処理方法にお
いて、前記特殊電話番号から一般電話番号への変換時
に、当該呼の呼接続信号に当該呼が最優先呼であること
を示す指標を付与し、当該指標に基づいて当該呼を優先
的に呼接続するようにしたことを特徴としている。
【0021】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
に記載の特殊電話番号呼の一般回線迂回呼処理方法にお
いて、前記交換機ネットワーク内に前記特殊電話番号か
ら一般電話番号に変換して呼接続する制限値を設定して
おき、前記特殊電話番号から一般電話番号に変換する呼
接続を同時に前記制限値まで許容するようにしたことを
特徴としている。
【0022】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
に記載の特殊電話番号呼の一般回線迂回呼処理方法にお
いて、前記特殊電話番号から一般電話番号に変換しての
呼接続を、前記交換機ネットワーク内に開始命令が設定
されたときに行うようにし、前記開始命令が設定された
ときには、前記一般電話番号への直接の発呼を接続規制
するようにしたことを特徴としている。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明によ
る特殊電話番号呼の一般回線迂回呼処理方法の実施形態
について説明する。図1は、交換機ネットワークにおけ
る特殊電話番号呼の一般回線迂回時の保留シーケンスを
示す図である。この図において図6と同一の構成及び処
理には同一の符号を付けている。図1において、200
は発側交換機、300は中継交換機、400は着側交換
機であり、図6に示す発側交換機2、中継交換機3、着
側交換機4とほぼ同様にして構成されている。ただし、
図1に示す各交換機に設定される処理プログラムは、以
下に説明する処理に対応して変更されている。
【0024】また、図1に示す実施形態においては、事
前に衛星地上局の収容回線が操作盤によって登録されて
いて、FPT回線故障時には特定コマンドによって特殊
電話番号呼の一般番号への変換接続切り替えが行われる
ようになっているものとする(いずれも既存機能であ
る)。そして、警察・消防の受付回線(受付端末)にて
再呼び出し要求をフッキングによって可能とするため、
それらの回線が保留・再呼び出し対応回線であることを
操作盤によって予め登録してあるものとする。
【0025】本実施形態の保留シーケンスでは、発信者
が110番あるいは119番をダイヤルした後
((3))、発側交換機200は、受信した110番あ
るいは119番の番号をあらかじめ設定されている10
桁の番号A〜Jに番号変換し、変換した番号A〜Jを付
したアドレス信号を、一般回線6の共通線信号回線を介
し、所定の中継交換機300を経由させて着側交換機4
00へ送信する。その際、発側交換機200は、受信し
た呼が特殊電話番号呼である場合、アドレス信号に「1
10/119番号変換接続要求」を設定する()。こ
の「110/119番号変換接続要求」の設定は、共通
線信号によるアドレス信号(IAM)における例えば第
2網機能種別パラメータに、新たに「110/119番
号変換接続表示パラメータ」を付加し、そのパラメータ
に所定のデータを設定することで行う。
【0026】そして、警察・消防受付端末5の応答を確
認すると((8))、着側交換機400は、応答信号
(ANM)を発アナログ端末1へ送信する。その際、着
側交換機400は、応答(ANM)信号を送信する時
に、応答信号の所定のパラメータに着信端末が保留・再
呼び出し機能対応端末である旨を設定する。これによっ
て、発側交換機200へ着信端末が保留・再呼び出し機
能対応端末であることを通知する。この応答(ANM)
信号に付加するパラメータは、着ユーザ付加サービス情
報パラメータに新たに「110/119保留・再呼び出
し契約表示パラメータ」を付加して設定することがで
き、この場合には、保留・再呼び出し機能対応端末であ
るとき、「110/119保留・再呼び出し契約表示」
に「契約あり」と設定する。
【0027】このように、本実施の形態では、共通線信
号によるIAM、ANM信号に特定のパラメータを付加
することによって発着の交換機に当該呼の条件を設定す
る。次に、発信者がオンフックすると()、この場
合、発側交換機200は、「110/119保留・再呼
び出し契約表示」に「契約あり」が設定された応答(A
NM)信号の受信によって当該呼の条件を検知している
ので、発信者先掛け(オンフック)時に回線の開放を行
わずに回線を保留し、新規に設けた共通線信号の「網特
有汎用通知識別子パラメータ」に「発信者切断」を設定
したCPG(呼経過)信号によって着側交換機400へ
その旨を通知する()。
【0028】そして、「網特有汎用通知識別子パラメー
タ」に「発信者切断」が設定された呼経過信号(CPG
信号、Call Progress信号)を受信した着
信交換機400では、当該の警察・消防受付端末5にビ
ジートーン(BT)を送出すると同時にフッキング監視
を行う()。
【0029】以上が特殊電話番号呼の一般回線迂回接続
時の保留シーケンスであり、共通線信号のIAM,AN
M,CPG信号に新たにパラメータを付加することで、
一般回線迂回接続時における保留機能を提供することが
可能となる。
【0030】次に、図2を参照して、図1を参照して説
明した保留シーケンス後の再呼び出しシーケンスについ
て説明する。この図において図1に示すものと同様の構
成及び処理には同一の符号を付けている。
【0031】上述したように、「網特有汎用通知識別子
パラメータ」に「発呼者切断」が設定されたCPG信号
を受信した着信交換機400は、当該の警察・消防受付
端末5にビジートーン(BT)を送出すると同時にフッ
キング監視を行う。この状態で警察・消防受付端末5で
フッキングが行われた場合には、着側交換機400は、
「サービス活性化パラメータ」に「110/119再呼
び出し要求」を設定したファシリティ(FAC、Fac
ility)信号(新規)を送信し、発側交換機200
へその旨を通知する(’)。
【0032】発側交換機200は、「サービス活性化パ
ラメータ」に「110/119再呼び出し要求」が設定
されたFAC信号を受信すると、当該発アナログ端末1
に対して連続呼び出し信号を送信するとともに
(’)、着側交換機400を介して警察・消防受付端
末5に連続リングバックトーン(CRBT、Conti
nuous RBT)信号を送出する(’)。そし
て、この状態で発アナログ端末1からの応答信号を受信
すると(’)、発側交換機200は、「網特有汎用通
知識別子パラメータ」に「発呼者再応答切断」が設定さ
れたCPG信号を送信し(’)、この信号にしたがっ
て、各交換機が動作し、当該発アナログ端末1と警察・
消防受付端末5との再通話が可能となる(’)。
【0033】当該通話回線の解放は、着信側すなわち迂
回先の警察・消防受付端末5が切断した場合のみであ
る。警察・消防受付端末5において回線切断操作が行わ
れると(’)、着側交換機400は中断(SUS、S
uspend)信号を送出し(’)、SUS信号を受
信した発側交換機200は発アナログ端末1へビジート
ーン(BT)を送出する(’)。ここで、発アナログ
端末1のオンフックによる切断が可能となる。
【0034】以上が特殊電話番号呼の一般回線迂回接続
時の再呼び出しシーケンスであり、共通線信号のIA
M,ANM,CPG信号に加え、FAC信号にパラメー
タを付加することで、一般回線迂回接続時における再接
続機能を提供することが可能となる。
【0035】次に、図3を参照して、特殊電話番号呼の
一般回線迂回時に、それを最優先として接続する実施形
態について説明する。図3は、最優先接続処理の概要を
示す図であり、従来の一般回線の接続処理における出接
続規制処理に、本実施形態による新規追加機能を付加し
て示したものである。本実施形態においては、特殊電話
番号呼の一般回線への変換呼接続によるルーチング時
に、IAM(アドレス)信号の「回線優先クラスパラメ
ータ」(新規)に「最優先」を設定することによって加
入者属性に関わらず「最優先」としてルーチングを行
う。
【0036】すなわち、出接続規制処理において、IA
M信号の「回線優先クラスパラメータ」が設定されてい
るかどうかの判断を行い(ステップS1)、設定されて
いる場合には回線優先クラスを判断し(ステップS
2)、回線優先クラスに応じて回線優先クラスが設定さ
れていない従来と同様の所定の〜の処理を行う(ス
テップS4)。一方、IAM信号の「回線優先クラスパ
ラメータ」が設定されていないと判断した場合には(ス
テップS1)、従来と同様の処理によって加入者優先度
/発ユーザ種別を判断し(ステップS3)、判断結果に
応じて優先クラスに応じた〜の処理を行う(ステッ
プS4)。
【0037】IAM信号の発ユーザ種別には、予め設定
された種別が設定されている。従来の出接続規制処理で
は、特殊電話番号呼の一般回線迂回呼に対して発ユーザ
種別による優先度よりも高い優先度を有する優先度の設
定ができなかったため、特殊電話番号呼の一般回線迂回
呼であるかどうかに関係なく、発ユーザ種別に優先度に
応じて処理がなされていた。これに対して、本実施形態
では、IAM(アドレス)信号に「回線優先クラスパラ
メータ」を新設し、特殊電話番号呼の一般番号への変換
呼に対して最優先クラスを設定し、さらに、出接続規制
処理において新たな判断処理を設けることで、特殊電話
番号呼の一般番号への変換呼を発ユーザ種別による優先
度より優先して持ち回ることが可能となった。したがっ
て、本実施形態によれば、特殊電話番号呼の一般番号へ
の変換呼が、従来の処理による出接続規制によって呼損
とはならずに最優先として接続を行うことが可能とな
る。
【0038】次に、図4に示す処理方法の概念図を参照
して、特殊電話番号呼の一般回線迂回時の処理における
一般番号への変換呼の同時接続数の接続規制の処理方法
の実施形態について説明する。
【0039】この実施形態では、迂回先交換機400a
での着信輻輳の防止をはかり、FPT回線接続と同様の
接続条件及び接続品質とするために、特殊電話番号呼の
一般番号への変換呼に同時接続数制限を設ける。同時接
続数は、AC(Area Code、地域コード)もし
くは衛星経由呼単位の所定の単位毎に設定する。図4に
示す例では、加入端末数がそれぞれ2万台、2万台、1
万台の地域AC1、AC2、AC3に対して、あらかじ
め同時接続許容数を2、2、1を設定し、また、接続先
の警察・消防受付端末に設定されている一般電話番号A
またはBを地域ごとに設定し、それを「所データ」とし
て交換機400aに設定している。交換機400aで
は、特殊電話番号呼の一般変換呼による接続処理時に、
「所データ」として記憶されている同時接続数以下の接
続を許容する。
【0040】たとえば、地域AC1内の端末1−1、1
−2、1−3から同時に特殊電話番号呼が発呼された場
合には、そのうちの2つの発呼に対してのみ接続を許容
して一般番号Aへ番号変換して接続処理を行う。そし
て、残りの1つの発呼に対しては、接続を規制する。
【0041】次に、本発明による、特殊電話番号呼の一
般番号への変換呼処理における警察・消防受付台の端末
に設定された一般番号への直接着信を規制する方法(い
わゆる裏番号直接ダイヤル呼の規制方法)の実施形態に
ついて説明する。図5は、一般番号への変換呼における
変換後の一般番号への直接ダイヤル呼を規制する処理の
シーケンスを示す図であり、特殊電話番号呼の一般回線
迂回時の処理((C))と一般番号への直接ダイヤル着
信呼を規制する処理((D))との両方の接続構成も併
せて示している。この図において、図1または図7に示
すものと同一の構成には同一の符号を付けている。図5
において1bは、特殊番号の変換後の一般番号へ直接発
呼するアナログ端末を示している。
【0042】この図に示す実施形態では、一般番号直接
ダイヤル着信呼((D))に対する接続規制を行うた
め、あらかじめ特殊電話番号呼の受付端末5bに対し
て、サービスオーダー(SOD、Survice Or
der)登録による「直接ダイヤル規制サービス表示」
の設定を行う。そして、特殊電話番号呼の一般回線への
迂回接続処理時((C))には、図1に示す実施形態と
同様に、発側交換機200にて、特殊電話番号への発呼
を行った端末1aに対してIAM信号のパラメータとし
て「110/119番号変換接続表示」の設定を行う。
【0043】また、この場合には、直接、一般番号0A
〜Jへダイヤルした端末1bからの発呼に対しては「1
10/119番号変換接続表示」の設定は行われない
((D))。そして、着側交換機(この図では、警察・
消防受付台50に対する一般回線による接続処理を行う
双方向トランク401、401)では、「110/11
9番号変換接続表示」及び「直接ダイヤル規制サービス
表示」の情報の論理積(AND)条件で接続の許容また
は規制を判断する。
【0044】この図に示す例において、双方向トランク
401は、「直接ダイヤル規制サービス表示」の設定が
ある受付端末5bに対する、端末1aからの発呼のよう
に「110/119番号変換接続表示」の設定がある発
呼に対しては、「110/119番号変換接続表示」及
び「直接ダイヤル規制サービス表示」の情報の論理積に
基づいて判断して接続処理を行う。これに対して、端末
1bからの発呼のように「110/119番号変換接続
表示」の設定がない発呼に対しては、IAM信号によっ
てそれを判断し((*1))、着側の双方向トランク2
2に対してREL信号を送信する((*2))。そし
て、REL信号を受信した双方向トランク22は、発ア
ナログ端末1bに対してNU(Not Use、音声に
よる接続不可の案内)信号を送信して当該発呼の接続を
規制する。
【0045】以上述べたように、本実施形態によれば、
直接一般電話番号をダイヤルすることによる警察・消防
受付台の収容端末に対する着信を防止することが可能と
なる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、特殊電話番号の発呼端末から切断信号を受
信しても特定受付端末と交換機との間の電話回線を保持
し、特定受付端末からの再呼出信号により特殊電話番号
の発呼端末を呼び出すようにしたので、特殊電話番号呼
の一般回線迂回接続時に、保留機能を提供することが可
能となる。
【0047】また、請求項2記載の発明によれば、特殊
電話番号から一般電話番号への変換時に、当該呼の呼接
続信号に当該呼が最優先呼であることを示す指標を付与
し、当該指標に基づいて当該呼を優先的に呼接続するよ
うにしたので、特殊電話番号呼の一般回線迂回接続時
に、一般の番号呼用に設定されている優先度によって特
殊電話番号の発呼が接続しにくくなることを防止するこ
とができる。
【0048】また、請求項3記載の発明によれば、交換
機ネットワーク内に特殊電話番号から一般電話番号に変
換して呼接続する制限値を設定しておき、特殊電話番号
から一般電話番号に変換する呼接続を同時に制限値まで
許容するようにしたので、専用回線による接続処理と同
様の接続性を得ることが可能となる。
【0049】また、請求項4記載の発明によれば、特殊
電話番号から一般電話番号に変換しての呼接続を、交換
機ネットワーク内に開始命令が設定されたときに行うよ
うにし、開始命令が設定されたときには、一般電話番号
への直接の発呼を接続規制するようにしたので、特殊電
話番号呼以外の発呼による特定受付端末への接続規制を
行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による特殊電話番号の一般回線迂回時の
保留シーケンスを示す図である。
【図2】本発明による特殊電話番号の一般回線迂回時の
再呼び出しシーケンスを示す図である。
【図3】本発明による最優先接続処理概要の概要を示す
概念図である。
【図4】本発明による同時接続数規制の概要を示す概念
図である。
【図5】本発明による一般番号への変換呼の規制処理の
概要を示す概念図である。
【図6】従来の特殊電話番号呼発呼時の一般番号への変
換呼の動作シーケンスを示す図である。
【図7】従来の特殊電話番号呼の接続構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 発アナログ端末 200 発側交換機 300 中継交換機 400 着側交換機 5 警察・消防受付端末 6 一般回線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菊池 正浩 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 根元 義裕 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−332248(JP,A) 特開 平6−334744(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 3/42 H04M 3/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特殊電話番号による発呼を一般電話番号
    に変換して一般電話回線に収容された特定受付端末に接
    続する交換機ネットワークにおける呼処理方法におい
    て、 前記特殊電話番号の発呼端末から切断信号を受信しても
    前記特定受付端末と交換機との間の電話回線を保持し、
    前記特定受付端末からの再呼出信号により前記特殊電話
    番号の発呼端末を呼び出すようにしたことを特徴とする
    特殊電話番号呼の一般回線迂回呼処理方法。
  2. 【請求項2】記特殊電話番号から一般電話番号への
    変換時に、当該呼の呼接続信号に当該呼が最優先呼であ
    ることを示す指標を付与し、当該指標に基づいて当該呼
    を優先的に呼接続するようにしたことを特徴とする請求
    項1に記載の特殊電話番号呼の一般回線迂回呼処理方
    法。
  3. 【請求項3】記交換機ネットワーク内に前記特殊電
    話番号から一般電話番号に変換して呼接続する制限値を
    設定しておき、前記特殊電話番号から一般電話番号に変
    換する呼接続を同時に前記制限値まで許容するようにし
    たことを特徴とする請求項1に記載の特殊電話番号呼の
    一般回線迂回呼処理方法。
  4. 【請求項4】記特殊電話番号から一般電話番号に変
    換しての呼接続を、前記交換機ネットワーク内に開始命
    令が設定されたときに行うようにし、前記開始命令が設
    定されたときには、前記一般電話番号への直接の発呼を
    接続規制するようにしたことを特徴とする請求項1に記
    載の特殊電話番号呼の一般回線迂回呼処理方法。
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