JP3301066B2 - プリントコイル形トランス - Google Patents
プリントコイル形トランスInfo
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Description
いられるトランスに係り、特にシールドコイルを有する
プリントコイル形トランスの積層順序の改良に関する。
出願人の提案に係る実開昭62−201915号公報に
開示されている。図7はこのような従来装置の構成図で
ある。図において、トランスの一次巻線n1は、陽極側
の一端に交流電流が印加され、他端は一次側グランドA
CGNDに接地されている。また、二次巻線n2は一端
が二次側グランドACGNDに接地され、他端には交流
電流が誘起される。接地シールド巻線は、一次巻線と二
次巻線の間に装着されるもので、一端は一次側グランド
ACGNDに接地されている。
態を示す要部構成斜視図である。一次側コイル10は、
ベースに一次巻線n1に相当する導体パターンが形成さ
れている。二次側コイル20は、ベースに二次巻線n2
に相当する導体パターンが形成されたもので、ここでは
始端P3から終端P4までの数ターンの渦巻状の導体パ
ターンが一面に形成されている。そして、シールドコイ
ル30が一次側コイル10と二次側コイル20の対向面
に挿入されている。シールドコイル30は1ターンの幅
広パターンを有するもので、始端P1から終端P2まで
の渦巻状の導体パターンが一面に形成されている。
す図である。二次側コイル20については、コイル位置
に応じて誘起されるAC電位Vacは増大する。ここで一
次回路に対向するパターン層の電位は始端P3について
VP3、終端P4についてVP4とすると、一次側コイル対
向面電位はVP3〜VP4になっている。尚、一次回路に対
向するパターン層とは、シールドコイル30若しくは一
次側コイル10に対向する導体パターンの形成された層
をいう。同様にシールドコイル30については、パター
ン層が一面のみ形成されているので、シールドコイル電
位はVP1〜VP2になっている。
コイル対向面電位VP3〜VP4とシールドコイル電位VP1
〜VP2との電位差が大きいと、ノイズ電流が流れてトラ
ンスとしての特性が悪化し、例えばスイッチング電源に
用いる場合には別途ノイズ低減特性のよいノイズフィル
タ回路が必要になるという課題があった。本発明は上述
の課題を解決したもので、シールド特性の良好なプリン
トコイル形トランスを提供することを目的とする。
る本発明は、トランスの一次巻線n1に相当する導体パ
ターンの形成された一次側コイル10と、トランスの二
次巻線n2に相当する導体パターンの形成された二次側
コイル20とを有し、当該一次巻線と二次巻線とは、独
立した交流グランドACGNDに接地されると共に、導
体パターンのトランス極性が反対であるプリントコイル
形トランスにおいて、次の構成としたものである。
ランドに接地されると共に、前記二次巻線とトランス極
性が一致する第3コイル40を設け、前記二次側コイル
の一次側コイルに最も近接する導体パターン層には、一
次巻線に印加される交流電圧により発生する第3コイル
の導体パターンの電圧と、二次巻線に誘起される交流電
圧により発生する二次側導体パターンの電圧とが大略一
致する当該第3コイルの導体パターン層を対向して配置
すると共に、対向する前記二次側コイルの一次側コイル
に最も近接する導体パターン層と前記第3コイルの導体
パターン層とを鏡像関係としたことを特徴としている。
は、トランスの極性として反対になっている。そこで、
両コイルの間に二次側コイルのトランスの極性として一
致する第3コイルを挿入すると共に、この第3コイルは
二次側コイルと交流電圧が大略一致する部位を割り当て
ている。従って、対抗面電位差が小さくノイズ電流が流
れ難くなり、ノイズが低減されてトランスとして好まし
い。
は本発明の一実施例を示す回路図である。図において、
一次巻線n1は、二次巻線n2とトランスの極性が反対
となるように導体パターンが巻かれたものである。第3
巻線n3は、一次巻線の交流グランドと共通の交流グラ
ンドに接地されるもので、そのトランスの極性は二次巻
線と一致するように導体パターン層が形成されている。
成斜視図である。二次側コイル20は、ベースに二次巻
線n2に相当する導体パターンが形成されたもので、一
次側コイル10に最も近接する導体パターン層には始端
P3から終端P4までの数ターンの渦巻状の導体パター
ンが一面に形成されている。第3コイル40は、一次側
コイル10と二次側コイル20の対向面に挿入されるも
ので、二次側コイル20に対抗する面には始端P1から
終端P2までの渦巻状の導体パターンが一面に形成され
ている。一次側コイル10は第3コイル40に重ねて装
着されている。
係を示す図である。二次側コイル20については、コイ
ル位置に応じて誘起されるAC電位Vacは増大し、第3
コイル40に対向するパターン層の電位は始端P3につ
いてVP3、終端P4についてVP4とすると、一次側コイ
ル対向面電位はVP3〜VP4になっている。また、第3コ
イル40については、二次側コイル対向面電位VP1〜V
P2が一次側コイル対向面電位VP3〜VP4と一致するよう
に定められている。他方、一次側コイル10については
巻線方向が逆であることから、発生する交流電圧は二次
側コイル20と逆電圧であり、一次側コイル対向面電位
VP3〜VP4と一致する部位は存在していない。
イル対向面電位VP1〜VP2が一次側コイル対向面電位V
P3〜VP4と一致するように、導体パターンを形成するこ
とについて説明する。この導体パターンの形状は二次側
コイル20の一次側対抗面に形成された導体パターンと
鏡像関係とすれば、巻線に関する電磁気学的知識より一
次巻線に印加される交流電流により誘起される電圧は一
致する。尚、渦巻の方向が逆であっても、半径方向の分
布としては乖離がかなり小さくなるから好ましい。ま
た、第3コイル40では電流が殆ど流れないので、二次
側コイル対向面以外の導体パターンについてはパターン
幅を狭くしても差し支えなく、一層でたりる。
ある。図1の回路との相違を説明すると、一次巻線n1
は、二次巻線n2とトランスの極性が一致するように導
体パターンが巻かれたものである。そこで、第3巻線n
3を装着していない。
成斜視図である。二次側コイル20は、ベースに二次巻
線n2に相当する導体パターンが形成されたもので、一
次側コイル10に対抗する導体パターン層には始端P3
から終端P4までの数ターンの渦巻状の導体パターンが
一面に形成されている。一次側コイル10は、ベースに
一次巻線n1に相当する導体パターンが形成されたもの
で、二次側コイル20に対向する面には始端P5から終
端P6までの数ターンの渦巻状の導体パターンが一面に
形成されている。
係を示す図である。二次側コイル20については、コイ
ル位置に応じて誘起されるAC電位Vacは増大し、一次
側コイル10に対向するパターン層の電位は始端P3に
ついてVP3、終端P4についてVP4とすると、一次側コ
イル対向面電位はVP3〜VP4になっている。また、一次
側コイル10については、二次側コイル対向面電位VP5
〜VP6が一次側コイル対向面電位VP3〜VP4と一致する
ように定められている。好ましくは、この導体パターン
の形状は二次側コイル20の一次側対抗面と、一次側コ
イル10の二次側コイル対向面に形成された導体パター
ンとが鏡像関係にあるようにすれば、一次巻線に印加さ
れる交流電流により二次巻線に誘起される電圧は対向面
で一致する。
装状態として、一次側コイル10と二次側コイル20の
一層の導体パターン層のみを示しているが、現実には用
いられるDC−DC変換器の変換電圧比に応じて巻線比
を定める必要があるので、それぞれ数層積み重ねられて
いる。
一次側コイル10と二次側コイル20の間に第3コイル
30を挿入すると共に、第3コイルを一次側に接地して
いる。ここで、第3コイルの導体パターンが二次側コイ
ル20の導体パターンに誘起される電圧と一致するよう
にしているので、交流電位差に起因するノイズ電流が流
れず、高いシールド効果が得られるという効果がある。
ある。
である。
ある。
である。
ある。
示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】トランスの一次巻線(n1)に相当する導
体パターンの形成された一次側コイル(10)と、トラ
ンスの二次巻線(n2)に相当する導体パターンの形成
された二次側コイル(20)とを有し、 該一次巻線と二次巻線とは、独立した交流グランド(A
CGND)に接地されると共に、導体パターンのトラン
ス極性が反対であるプリントコイル形トランスにおい
て、 導体パターンの一端が一次側交流グランドに接地される
と共に、前記二次巻線とトランス極性が一致する第3コ
イル(40)を設け、 前記二次側コイルの一次側コイルに最も近接する導体パ
ターン層には、一次巻線に印加される交流電圧により発
生する第3コイルの導体パターンの電圧と、二次巻線に
誘起される交流電圧により発生する二次側導体パターン
の電圧とが大略一致する当該第3コイルの導体パターン
層を対向して配置すると共に、 対向する前記二次側コイルの一次側コイルに最も近接す
る導体パターン層と前記第3コイルの導体パターン層と
を鏡像関係とした ことを特徴とするプリントコイル形ト
ランス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07345693A JP3301066B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | プリントコイル形トランス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07345693A JP3301066B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | プリントコイル形トランス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06290968A JPH06290968A (ja) | 1994-10-18 |
JP3301066B2 true JP3301066B2 (ja) | 2002-07-15 |
Family
ID=13518770
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07345693A Expired - Lifetime JP3301066B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | プリントコイル形トランス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3301066B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2151834A3 (en) | 2008-08-05 | 2012-09-19 | Nxp B.V. | Inductor assembly |
JP5902503B2 (ja) * | 2012-02-16 | 2016-04-13 | 株式会社日本自動車部品総合研究所 | プリントコイル |
-
1993
- 1993-03-31 JP JP07345693A patent/JP3301066B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06290968A (ja) | 1994-10-18 |
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