JP3300371B2 - 強化されたグラフト型ポリマー - Google Patents

強化されたグラフト型ポリマー

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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、強化されたグラフト型ポリマーに関する。
発明の背景 ローション、クリーム、乳化液、パック、メークアッ
プ(例えば、ファンデーション、スティック形口紅、ア
イシャドウ等)のような化粧品組成物及び毛髪組成物
は、人の外観を引き立たせるのに使用される。多くのパ
ーソナルケア製品には、いろいろな樹脂類、ゴム類、及
び粘着性ポリマーが含まれる。ポリマーは、増粘化、感
触性能、被膜形成性能、活発な沈着、活発な浸透、毛髪
保持等を含めて種々の目的のために使用される。従っ
て、パーソナルケア製品に使用するために改良された性
質を有するポリマーを開発するための絶え間ない研究が
行なわれている。例えば、特定の形状を維持したいとい
う希望は広く持たれている。これを行なう最も一般的な
方法は、シャンプーおよび/またはコンディショニング
をした後の湿った毛髪へ、或いは乾燥したスタイリング
済みの毛髪へスタイリング組成物を塗布することであ
る。これらの組成物は、一時的なセッティング効果を発
現するが、それらは水又はシャンプーで取り除くことが
出来る。セッティング効果を発現させるために組成物で
使用される物質は一般的に樹脂であり、ムース、ゲル、
ローション又はスプレーの形で利用されてきた。
多くの人々は、ヘアスプレー組成物からは高いレベル
のスタイル維持、又は保持を望んでいる。一般的には、
ヘアスプレーにおいては、保持は、ナショナル スター
チ アンド ケミカル社(National Starch and Chemic
al Company)が供給するAMPHOMER(登録商標)、及びガ
フ社(GAF)が供給するGANTREZ(登録商標)SP 225のよ
うな樹脂を使用することにより実現される。一般的に、
ヘアスプレー組成物での毛髪保持力が増えるにつれて、
毛髪の感触がこわばり、ひいては望ましくなくなる。毛
髪保持特性と毛髪感触特性の組み合わせを改良出来たヘ
アスプレー製品を提供することが望まれる。
最近、ヘアスプレー組成物及びその他のヘアスタイリ
ング組成物、例えばヘアトニック、ローション、リン
ス、ムース等において、ヘアセッティング剤としての使
用を含む種々のパーソナルケア組成物にシリコーングラ
フト型有機主鎖ポリマーを利用することが知られるよう
になってきた。シリコーングラフト型ポリマーは、例え
ばヘアスプレーの場合には、改良されたた感触のヘアケ
ア組成物を、従来のポリマーヘアセッティング剤と比較
して、柔らかさが増したものを作るために使用すること
ができる。
グラフト型ポリマーの性能を改良したいとする希望は
未だにある。例えば、パーソナルケア組成物に使用する
ことができるグラフト型コポリマーを提供することが本
発明の目的である。
改良された粘着性と付着特性、及び低クリープを高湿
度でも示すことにより、改良されたスタイル耐久性の効
果を発現する強化されたグラフト型ポリマーを提供する
ことが本発明の更なる目的である。
後記の説明から明かであるこれらの効果及びその他の
効果は本発明によって得ることが出来る。
本発明の組成物は、本明細書において記載されている
いずれの必要又は任意成分および/または限定を含んで
もよく(comprise)、或いはそれから成っていてもよく
(consist of)、又はそれから実質的に成る(consist
essentially of)ことが出来る。
全てのパーセンテージ及び比率は、別途指摘がない限
り重量ベースで計算されている。全てのパーセンテージ
は、別途指摘がない限り全組成物を基準として計算され
ている。
全ての成分レベルはその成分の活性レベルを指し、別
途指摘がない限り市販品に含まれる場合がある、溶媒、
副生物又はその他の不純物は除外する。
発明の要約 本発明は、コポリマーであって、有機ポリマー主鎖が
約0℃から約45℃のTgを有し、アクリル系及びメタクリ
ル系モノマー単位から成る主鎖にグラフトされた1個以
上の側鎖を含有し、前記側鎖の各々は、約50℃から約20
0℃超のTgを持ち、前記側鎖の数平均分子量は約1000を
超えるものである、ことを特徴とする粘着性コポリマー
に関する。
粘着性ポリマーは、それが表面に適用され、乾燥した
時に、そのポリマーが皮膜又は融着部を形成することを
意味する。このような被膜は、当業者により理解されて
いるように、粘着及び付着強度を有している。
本発明の詳細な記載 本発明の必須成分は以下に記載されている。本発明の
実施態様で有用な様々な任意の及び好ましい成分の排他
的でない記載も含まれている。
グラフト型粘着性ポリマー グラフト型ポリマーは、ポリマー状炭素主成分の主鎖
に共有結合して、その主鎖から吊り下がったアクリル系
及びメタクリル系モノマー単位を特徴とする。
この主鎖は、エチレン性不飽和モノマーの重合から誘
導される炭素鎖であるのが好ましく、その場合、前記主
鎖は約0℃から約45℃のTgを持っている。
グラフト型ポリマーは、少なくとも約20,000の重量平
均分子量を持つべきである。加工処理、美的特徴、調合
性、等のような実用上の理由から本発明の適用性を制限
する場合を除き、分子量に上限はない。一般的に、重量
平均分子量は、約10,000,000未満、更に一般的には、約
5,000,000未満、そして典型的には約3,000,000未満であ
る。好ましくは重量平均分子量は約50,000と約2,000,00
0の間、更に好ましくは約75,000と約1,000,000の間、最
も好ましくは約80,000と約750,000の間である。
「グラフトコポリマー」という用語は、ポリマー科学
の普通の当業者にとって馴染みがあり、本明細書におい
ては、ポリマー状側鎖部分を、「主鎖」と呼ばれる別の
ポリマー部分の上に付加する、即ち、「接ぎ木をする
(grafting)」ことによって生じるコポリマーを説明す
るのに使用する。一般的に、この主鎖は、グラフト部よ
り高分子量である。従って、グラフト型コポリマーは、
吊り下がったポリマー側鎖を有するポリマーとして、更
にポリマー側鎖をポリマー主鎖の上に、又はその中に
「グラフトすること」即ち、組み入れることから形成さ
れるとして説明出来る。ポリマー主鎖は、ホモポリマー
でもコポリマーでもよい。グラフト型コポリマーは様々
のモノマー単位から誘導される。
本明細書の方法によって作られたグラフト型ポリマー
は、単一のTgを有し、相溶しない別個の少なくとも2相
を有するコポリマーであることが好ましく、この場合、
ポリマー側鎖は互いに密接に関連し合って、第1の相の
中に存在し、このコポリマーのポリマー主鎖は第2の別
の相に残ったままである。このように相が相溶しない結
果、持っている各Tg値の間の温度差が充分大きくなる
と、これらのコポリマーは2つの別個のTgを示す、即ち
一方のTg値は、主鎖のものであって、もう一方のTg値は
側鎖のものである。用語Tgはガラス転移温度を意味し、
これは当業者には馴染みのものである。このコポリマー
は、必要に応じてグラフト型コポリマーに付いた任意の
ポリシロキサン側鎖に対応する第3のガラス転移温度を
示すこともある。そのような第3のTg値が観察出来るか
どうかは、そのコポリマーの中へシリコーンのパーセン
ト、コポリマーの中のポリシロキサン側鎖の数、持って
いる各Tg値の間の温度差、及びその他の類似の物理的因
子を含むいろいろな因子によって決まる。
主鎖のビニルモノマー単位: 本発明のコポリマーは、約50重量%から約98重量%、
好ましくは約60重量%から約95重量%、更に好ましくは
約70重量%から約90重量%の主鎖のビニルモノマー単位
を含む。
主鎖のビニルモノマー単位は、共重合性モノマー、好
ましくはエチレン性不飽和モノマーから選ばれる。この
モノマーは、コポリマーの要求事項を満たすように選ば
れる。本明細書において使用する「共重合性」は、イオ
ン、乳化、分散、Ziegler−Natta、フリーラジカル、基
移動又は段階的成長重合のような1種類以上の慣用の合
成技術を使う重合反応において、ビニルモノマーがアク
リル系又はメタクリル系マクロモノマーと反応又は重合
できることを意味する。本発明では、慣用のフリーラジ
カル開始技術を使って共重合できるモノマー及びマクロ
モノマーが好ましい。「エチレン性不飽和モノマー」と
いう用語は、本明細書では、モノ−、ジ−、トリ−又は
テトラ−置換型となることができる少なくとも1個の重
合できる炭素−炭素二重結合を含む物質を意味する。
コポリマー全体の溶解特性が得られるならば、モノマ
ー単位は、親水性モノマー(一般的に極性モノマー)、
又はこのような親水性モノマーと疎水性モノマー(一般
的に低極性モノマー)の混合物から誘導することが出来
る。本明細書において使用するように、「親水性モノマ
ー」は、実質的に水溶性であるホモポリマーを生成する
モノマーを意味し;「疎水性モノマー」は、実質的に水
に不溶性のホモポリマーを生成するモノマーを意味す
る。
好ましいモノマーには、不飽和アルコール、不飽和モ
ノカルボン酸、不飽和ジカルボン酸、不飽和無水物、不
飽和モノカルボン酸のアルコールエステル、不飽和ジカ
ルボン酸のアルコールエステル、不飽和無水物のアルコ
ールエステル、不飽和モノカルボン酸のアルコキシル化
エステル、不飽和ジカルボン酸のアルコキシル化エステ
ル、不飽和無水物のアルコキシル化エステル、不飽和モ
ノカルボン酸のアミノアルキルエステル、不飽和ジカル
ボン酸のアミノアルキルエステル、不飽和無水物のアミ
ノアルキルエステル、不飽和モノカルボン酸のアミド、
不飽和ジカルボン酸のアミド、不飽和無水物のアミド、
不飽和モノカルボン酸の塩、不飽和ジカルボン酸の塩、
不飽和無水物の塩、不飽和炭化水素、不飽和複素環、及
びそれらの混合物が挙げられる。
更に好ましいモノマーには、アクリル酸、メタクリル
酸、N,N−ジメチルアクリルアミド、ジメチルアミノエ
チルメタクリレート、四級化ジメチルアミノエチルメタ
クリレート、ビニルピロリドン、アクリル酸又はメタク
リル酸のC1−C18アルキルエステル、スチレン、アルフ
ァ−メチルスチレン、t−ブチルスチレン、酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビニリデ
ン、ビニルトルエン、2−メトキシエチルアクリレー
ト、n−ブチルメタクリレート、イソブチルメタクリレ
ート、t−ブチルアクリレート、t−ブチルメタクリレ
ート、2−エチルヘキシルメタクリレート、メチルメタ
クリレート、上記のいずれかの酸及びアミンの塩、及び
それらの組み合わせ物から成る群から選ばれる。
前記主鎖の最も好ましいモノマー単位(i)は、アク
リル酸、メタクリル酸、2−メトキシエチルアクリレー
ト、n−ブチルメタクリレート、イソブチルメタクリレ
ート、t−ブチルアクリレート、t−ブチルメタクリレ
ート、2−エチルヘキシルメタクリレート、メチルメタ
クリレート、及びそれらの混合物から成る群から選ばれ
る。
この主鎖は約0℃から約45℃、好ましくは約0℃から
約35℃、そして最も好ましくは約0℃から約25℃のTg
有する。
アクリル酸及びメタクリル酸マクロモノマー側鎖単位 本発明のコポリマーは、コポリマーの重量の約2重量
%から約50重量%、好ましくは約5重量%から約40重量
%、そして更に好ましくは約10重量%から約30重量%の
アクリル系及びメタクリル系マクロモノマー側鎖単位を
含む。
このマクロモノマー単位は、ビニルモノマーと共重合
するので、前記マクロモノマーはビニル部分を持つのが
好ましい。単一タイプのマクロモノマー単位でも組み合
わせ単位、即ち2種類以上のマクロモノマー単位でも本
発明で使用出来る。マクロモノマーは、コポリマーの要
求事項を満たすように選ばれる。本発明で使用する「共
重合性」は、前述のように、マクロモノマーが1種類以
上の慣用の合成技術を使用した重合反応においてビニル
モノマーと反応できる又は重合できることを意味する。
本発明で有用なマクロモノマーは、ポリマー部分、及
び好ましくはエチレン性不飽和モノマー部分である共重
合可能な部分を含む。一般的に、好ましいマクロモノマ
ーは、ビニル部分で末端キャップ化されるマクロモノマ
ーである。本発明で使用する「末端キャップ型」は、ビ
ニル部分がマクロモノマーの末端位置か、又はその近く
であることを意味する。
マクロモノマーは、当業界の普通のポリマー化学者に
は馴染みのある種々の標準的合成手順を使って合成出来
る。更に、これらのマクロモノマーは、市販のポリマー
を原料として合成出来る。一般的に、マクロモノマーの
重量平均分子量は、約1000から約50,000である。
好ましいマクロモノマーは、ポリ(アクリレート)及
びポリ(メタクリレート)マクロモノマーである。マク
ロモノマーは、次の一般的式によって例示される: [I]−[W]−E 式中、Iは、必要に応じて含まれる開始剤(即ち、n=
0又は1)であり、Wはモノマー単位であり、Eは末端
キャップ化基であり、mは約1から約2000の整数であ
る。
Iは、必要に応じて含まれる化学的な開始剤部分であ
る。理論に制約されることなく、Iは、マクロモノマー
の合成に際して使用される化学的開始剤又は溶媒から誘
導することが出来る。Iを誘導出来る開始剤の非限定的
例には、水素イオン、水素ラジカル、水素化物イオン、
水酸化物イオン、ヒドロキシルラジカル、過酸化物ラジ
カル、過酸化物アニオン、C1−C20カルボカチオン、C1
−C20カルバニオン、C1−C20炭素ラジカル、C1−C20
肪族及び芳香族アルコキシアニオン、アンモニウムイオ
ン、及び置換型アンモニウムイオン(例えば、C1−C20
アルキル及びC1−C20アルコキシ置換型)、及びそれら
の混合物が挙げられる。Iは、任意の有用な溶媒から誘
導出来るのであり、その非限定的例には、水、メタノー
ル、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ア
セトン、ヘキサン、ジクロロメタン、クロロホルム、ベ
ンゼン、トルンエン、及びそれらの混合物が挙げられ
る。
Wは、アクリル酸モノマー単位、メタクリル酸モノマ
ー単位及びそれらの混合物から成る群から選ばれる。そ
のようなモノマーの非限定的な部類には、C1−C18直鎖
又は分岐鎖アクリル酸エステル及びC1−C18直鎖又は分
岐鎖メタクリル酸エステル、並びにそれらの混合物が挙
げられる。
好ましくは、側鎖のモノマー単位は、アクリル酸(ト
リメチルシリルアクリレートの加水分解によって作られ
る)、メタクリル酸(トリメチルシリルメタクリレート
の加水分解によって作られる)、フェニルメタクリレー
ト、ベンジルメタクリレート、及びアクリル酸又はメタ
クリル酸のC1−C18アルキルエステル及びそれらの混合
物から成る群から選ばれる。更に好ましくは、モノマー
単位は、アクリル酸(トリメチルシリルアクリレートの
加水分解によって作られる)、メタクリル酸(トリメチ
ルシリルメタクリレートの加水分解によって作られ
る)、n−プロピルメタクリレート、イソ−ブチルメタ
クリレート、tert−ブチルアクリレート、tert−ブチル
メタクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート
(トリメチルシリル保護型アルコールの加水分解によっ
て作られる)、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート
(トリメチルシリル保護型アルコールの加水分解によっ
て作られる)から成る群から選ばれる。最も好ましく
は、アクリル酸(トリメチルシリルアクリレートの加水
分解によって作られる)、メタクリル酸(トリメチルシ
リルメタクリレートの加水分解によって作られる)、n
−プロピルメタクリレート、イソ−ブチルメタクリレー
ト、及びそれらの混合物から成る群から選ばれるモノマ
ー単位である。
各側鎖は、約50℃から約200℃、好ましくは約60℃か
ら約150℃、そして最も好ましくは約70℃から約110℃の
Tgを持つ。
必要に応じて、粘着性コポリマーは、更に、次の一般
式で例示される1種類以上のポリシロキサンマクロモノ
マー側鎖から成ることが出来る: X(Y)nSi(R)3-mZm 式中、Xは、ビニルモノマー単位と共重合出来るビニル
基であり;Yは二価の結合基であり:各Rは、独立して、
水素、ヒドロキシル、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキ
シ、C2−C6アルキルアミノ、フェニル、C1−C6アルキル
又はアルコキシ置換型フェニルから成る群から選ばれ;Z
は、少なくとも約1000の数平均分子量を持つ一価のシロ
キサンポリマー部分であり、共重合条件のもとで本質的
に非反応性である;nは0又は1であり;そしてmは1か
ら3の整数である。ポリシロキサンマクロモノマーは、
約1000から約50,000、好ましくは約5,000から約30,00
0、更に好ましくは約8,000から約25,000の重量平均分子
量を有する。
好ましくは、ポリシロキサンマクロモノマーは、次式
から選ばれる式を有する: 又は X−CH2−(CH2−Si(R13-m−Zm 又は これらの構造式では、sは0から6;好ましくは0、1、
又は2;更に好ましくは0又は1の整数であり;mは1から
3;好ましくは1の整数である;pは0又は1である;qは、
2から6の整数である:各R1は、独立して、水素、ヒド
ロキシル、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、C2−C6
アルキルアミノ、フェニル、C1−C6アルキル又はアルコ
キシ置換型フェニル、好ましくはC1−C6アルキル又はC1
−C6アルキル又はアルコキシ置換型フェニル、更に好ま
しくはC1−C6アルキル、尚、更に好ましくはメチルから
成る群から選ばれ、R2は、C1−C6アルキル又はC1−C6ア
ルキル置換型フェニル、好ましくはメチルから成る群か
ら選ばれる。nは0から4、好ましくは0又は1、更に
好ましくは0の整数であり;Xは、 式中、R3は、水素又は−COOH、好ましくはR3は水素であ
り;R4は水素、メチル又は−CH2COOH、好ましくはR4はメ
チルである;Zは 式中、R5、R6、及びR7は、独立して、水素、ヒドロキシ
ル、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、C2−C6アルキ
ルアミノ、フェニル、C1−C6アルキル又はアルコキシ置
換型フェニル、水素、ヒドロキシルから成る群から選ば
れ、好ましくはR5、R6、及びR7は、C1−C6アルキル;更
に好ましくはメチル;並びにrは約14から約700、好ま
しくは約60から約400、そして更に好ましくは約100から
約350の整数である。
本発明で使用する例としてのグラフト型ポリマーに
は、次のポリマーが挙げられるが、この組成物は合成で
使用されるモノマーの重量部として表されている: (i) ポリ(t−ブチルアクリレート−コ−2−メト
キシエチルアクリレート−コ−メタクリル酸)−グラフ
ト−ポリ(n−プロピルメタクリレート−コ−メタクリ
ル酸) コポリマーの分子量:149,900 主鎖:80% 主鎖の組成:t−ブチルアクリレート(53%)、
2−メトキシエチルアクリレート(36%)、メタクリル
酸(11%) マクロモノマー側鎖:20% マクロモノマー側鎖の組成:n−プロピルメタク
リレート(65%);メタクリル酸(35%) マクロモノマー側鎖の分子量:6,000 (ii) ポリ(t−ブチルアクリレート−コ−2−メト
キシエチルアクリレート−コ−メタクリル酸)−グラフ
ト−ポリ(イソ−ブチルメタクリレート−コ−メタクリ
ル酸) コポリマーの分子量:55,000 主鎖:80% 主鎖の組成:t−ブチルアクリレート(53%)、
2−メトキシエチルアクリレート(36%)、メタクリル
酸(11%) マクロモノマー側鎖20% マクロモノマー側鎖の組成:イソ−ブチルメタ
クリレート(65%);メタクリル酸(35%) マクロモノマー側鎖の分子量:8,000 (iii) ポリ(t−ブチルアクリレート−コ−2−メ
トキシエチルアクリレート−コ−アクリル酸)−グラフ
ト−[ポリ(n−プロピルメタクリレート−コ−メタク
リル酸);ポリ(ジメチルシロキサン)] コポリマーの分子量:83,000 主鎖:77% 主鎖の組成:t−ブチルアクリレート(43%)、
2−メトキシエチルアクリレート(38%)、メタクリル
酸(18%) マクロモノマー側鎖:17% マクロモノマー側鎖の組成:n−プロピルメタ
クリレート(60%);メタクリル酸(40%) マクロモノマー側鎖の分子量:6,000 ポリ(ジメチルシロキサン)マクロモノマー
側鎖:6% ポリ(ジメチルシロキサン)の分子量:10,00
0 (iv) ポリ(t−ブチルアクリレート−コ−2−メト
キシエチルアクリレート−コ−アクリル酸)−グラフト
−[ポリ(n−プロピルメタクリレート−コ−メタクリ
ル酸);ポリ(ジメチルシロキサン)] コポリマーの分子量:150,000 主鎖:77% 主鎖の組成:t−ブチルアクリレート(43%)、
2−メトキシエチルアクリレート(38%)、アククリル
酸(18%) マクロモノマー側鎖:20% マクロモノマー側鎖の組成:n−プロピルメタク
リレート(60%);メタクリル酸(40%) マクロモノマー側鎖の分子量:10,000 ポリ(ジメチルシロキサン)マクロモノマー側
鎖:3% ポリ(ジメチルシロキサン)の分子量10,000 本発明のコポリマーは、ビニルモノマーとマクロモノ
マーの組み合わせ重合により調製される。このコポリマ
ーは、モノマーとマクロモノマーのフリーラジカル重合
によって合成出来る。フリーラジカル重合方法の一般的
原理はよく知られている。例えば、引用して本明細書に
組み入れられている、Odian、“Principles of Polymer
ization"、第3版、John Wiley&Sons、(1991年)、19
8−334頁を参照されたい。所望のビニルモノマーとマク
ロモノマーは、反応が完結した時に反応物の粘度が適度
になるような充分な量の共溶媒と一緒に、全部を反応器
に入れる。望ましくない停止剤、特に酸素は必要に応じ
て取り除く。この除去は、アルゴン又は窒素のような不
活性ガスを使って排気による、即ちパージによって行な
うことが出来る。熱開始剤を使う場合、開始剤を入れた
のち、開始するために反応系を必要な温度まで高める。
これとは別に、レドックス又は放射線による開始を利用
することが出来る。高レベルの転化率を得るのを必要と
する場合に限り、重合は、特に数時間か数日間進行させ
る。次に、通常は蒸発によるか、又は非溶媒を加えてコ
ポリマーを沈澱させることにより溶媒を取り除く。この
コポリマーは必要に応じて更に精製することが出来る。
バッチ反応に代えて、半連続式又は連続式プロセスに
よりコポリマーを作ることが出来る。半連続式プロセス
では。重合反応過程でモノマー又はマクロモノマーを2
回以上加える。重合過程で異なる速度で反応する数種の
モノマーからコポリマーを作る時にこのプロセスは有利
である。添加の各点で反応系に加えるモノマーの割合
は、最終生成物のポリマーが、より均一な構造になるよ
うに普通の当業者によって調整出来る。言い換えれば、
最終生成物のポリマーは、反応器に装入されるモノマー
の各タイプに応じて比較的許容されるモノマー含量分布
を示すことになる。
このコポリマーは、ビニルモノマーとマクロモノマー
の組み合わせ重合により調製される。コポリマー組成
は、重合反応容器に装入される、又は別法として連続式
もしくは半連続式プロセスで使用される各モノマーの量
によって特徴づけられる。
特定のビニルモノマー単位とマクロモノマー単位の適
切な選択と組み合わせにより、そして普通の当業者の能
力の充分な範囲内でこれらの単位の特定の相対比率を選
択することにより、このコポリマーは種々の物理的特性
に対して、及びヘアケア用途で広く使用される他の成分
との相溶性に対して最適化することが出来る。
当業者には明らかなように、コポリマーは、主鎖にグ
ラフトした1種類以上の側鎖を有することができる。更
に、本発明の組成物は、このコポリマーに加えて、側鎖
が主鎖にグラフトされていない対応するコポリマーを低
いレベルで含むことが出来る。当業界で公知のように、
合成グラフト共重合プロセスにより、ポリマー主鎖に共
有結合して、その主鎖から吊り下がった側鎖を含まなか
ったり、1個或いは2個以上の側鎖を含むポリマー分子
の混合物を作ることが出来る。ポリマーサンプルの中の
側鎖の量と数平均分子量、及びポリマーサンプルの数平
均分子量を知ることにより、ポリマー主鎖当たりの側鎖
の平均数を計算することが出来る。
任意成分 本発明のコポリマーは、パーソナルケア組成物又はそ
の他の組成物に配合することができ、ここでは粘着性ポ
リマーは粘着性テープ、接着剤等として有用である。パ
ーソナルケア組成物は、組成物の重量の約0.1%から約9
9%、好ましくは約0.5%から約50%、そして更に好まし
くは約1%から約10%のグラフト化ポリマー、及び約0.
1%から約99.9%、好ましくは約0.5%から約99.0%、そ
して最も好ましくは約1.0%から約99.9%の適切なパー
ソナルケア担体を含む。溶媒は、水、エタノール、n−
プロパノール、イソプロパノール、それらの混合物から
成る群から選ばれるのが好ましい。このポリマーは、約
25℃で少なくとも約0.1mg/mL、好ましくは少なくとも約
0.5mg/mL、そして更に好ましくは少なくとも約1mg/mLの
濃度で可溶性である。
本明細書の合成方法によって作られたグラフトポリマ
ーは、カルボキシル基のような酸性官能性を持つことが
あり、ポリマーの溶解度/分解性を促進させるために少
なくとも一部分中和した形で普通は使用される。更に、
中和された形を使用すると、シャンプーすることにより
ヘアスタイリング組成物は毛髪から取り除かれやすくな
る。そのような中和の程度は、約10%から100%、更に
好ましくは約20%から約90%、尚、更に好ましくは約40
%から約85%の範囲のグラフトポリマーの酸性官能性の
中和である。
酸性官能性を有するグラフトポリマーの中和は、有機
又は無機塩基物質を使うことにより前記の中和を行なう
ためにいずれの慣用の、又はそうでなければその他の公
知の技術によって達成出来る。金属塩基がこの目的に特
に有用である。適切な塩基中和剤には、限定はされない
が、水酸化アンモニウム、アルカリ金属水酸化物、又は
アルカリ土類金属水酸化物であり、好ましくは水酸化カ
リウム及び水酸化ナトリウムである。その他の好適な中
和剤には、限定はされないが、2−アミノ−2−メチル
−1,3−プロパンジオール(AMPD)、2−アミノ−2−
エチル−1,3−ロパンジオール(AEPD)、2−アミノ−
2−メチル−1−プロパノール(AMP)、2−アミノ−
1−ブタノール(AB)、モノエタノールアミン(ME
A)、ジエタノールアミン(DEA)、トリエタノールアミ
ン(TEA)、モノイソプロパノールアミン(MIPA)、ジ
イソプロパノールアミン(DIPA)、トリイソプロパノー
ルアミン(TIPA)及びジメチルステアルアミン(DMS)
のようなアミン類又はアミノアルコール類が挙げられ
る。好ましくはアミン類及び金属塩基類である。
塩基性官能基、例えばアミノ基、を含むグラフトポリ
マーの中和は、同様に、有機又は無機酸、例えば塩化水
素、で少なくとも一部分中和されるのが好ましい。中和
は、前記中和を達成するのにいずれの慣用の又はそれ以
外の公知の技術によって達成出来る。中和の好ましい程
度は、酸性官能性の中和の場合に説明したのと同じ程度
である。本明細書の方法によって作られるいずれかの中
和されたグラフトポリマーの溶解度は、所望の酸又は塩
基中和が終わって初めて決定すべきである。
ヘアケア組成物に含まれる溶媒は、全組成物の約80%
から約99%、好ましくは約85%から約98%、更に好まし
くは約90%から約95%のレベルである。
本発明の組成物に必須の溶媒は、水、C2−C3の一価ア
ルコール、及びそれらの混合物から成る群から選ばれ
る。含まれることがあるとすればイソプロパノールのよ
うなC3アルコールは、組成物の僅か約15重量%、好まし
くは僅か約12重量%、更に好ましくは僅か約10重量%の
レベルで使用すべきである。高レベルのC3の一価アルコ
ールから発生することがある潜在的臭気の問題のため
に、高レベルのこのアルコールは本発明の組成物では望
ましくない。好ましい極性溶媒相は、水、エタノール、
及びそれらの混合物を含む。
水とアルコールとの混合物、例えば水−エタノール、
又は水−イソプロパノール−エタノールが使用される場
合、組成物の水含量は、一般的に全組成物の、約0.5重
量%から約99重量%、好ましくは約5重量%から約50重
量%の範囲である。そのような混合物では、アルコール
溶媒は、一般的に全組成物の約0.5重量%から約99重量
%、好ましくは約50重量%から約95重量%の範囲で含ま
れる。
尚、本発明の別の局面では、ヘアスプレー組成物のよ
うなヘアスタイリング製品が提供されるが、これは、レ
ベルを下げた揮発性有機溶媒を含む。本発明の低揮発性
有機溶媒ヘアスプレー組成物は、僅か80%の揮発性有機
溶媒(例えば、アルカノールを含むが水は含まない)を
含む。本特許で使用するように、揮発性有機溶媒は、少
なくとも1個の炭素原子を持ち、かつ20℃で0.1mmHg超
の蒸気圧を示す溶媒を意味する。
低揮発性有機溶媒ヘアスタイリング製品では、組成物
は一般的に、少なくとも10重量%の水を含む。この組成
物は、少なくとも約11%、12%、13%、14%、15%、又
はそれを超える水を含むことも特に予想される。
本発明の低揮発性有機溶媒組成物は、最高約90%、好
ましくは最高約70%、更に好ましくは最高約60%、尚更
に好ましくは僅か約50%の水;及び約10%から約80%、
好ましくは約20%から約80%、更に好ましくは約40%か
ら約80%の揮発性有機溶媒を含む。この組成物は、僅か
約75%、65%、55%、又はその他のレベルの揮発性有機
溶媒を含むことに限定することが出来ることも予想され
る。
更に、この組成物は、組成物の約0.1重量%から約15
重量%、好ましくは約0.5重量%から約10重量%、更に
好ましくは約2重量%から約8重量%のレベルで存在す
る分岐鎖炭化水素溶媒を含むことがある。低沸点のシリ
コーンオイルも有用である。
分岐鎖炭化水素溶媒は、少なくとも約105℃、好まし
くは少なくとも約110℃、更に好ましくは少なくとも約1
25℃、最も好ましくは少なくとも約150℃の沸点を特徴
とする。沸点は一般的に、約260℃以下、好ましくは約2
00℃以下でもある。選ばれる炭化水素は、毛髪及び皮膚
を局所塗布するのに対しても安全でなければならない。
分岐鎖炭化水素溶媒は、C10−C14分岐鎖炭化水素、及
びその混合物、好ましくはC11−C13分岐鎖炭化水素、更
に好ましくはC12分岐鎖炭化水素から成る群から選ばれ
る。飽和炭化水素が必ずしも不飽和炭化水素に取って代
わろうとする必要はないけれども、飽和炭化水素は好ま
しい。
好適な非極性溶媒の例には、前記鎖長のイソパラフィ
ンが挙げられる。イソパラフィンは、Exxon Chemical C
o.が市販している。例えば、Isopar(登録商標)G(C
10−C11イソパラフィン)、Isopar(登録商標)H及び
K(C11−C12イソパラフィン)、及びIsopar(登録商
標)L(C11−C13イソパラフィン)が挙げられる。最も
好ましい非極性溶媒は、C12分岐鎖炭化水素、特にイソ
ドデカンである。イソドテカンは、Preperse Inc.(米
国、NJ州.South Plainfield)からPermethyl(登録商
標)99Aとし市販されている。
可塑剤 本発明の組成物は、必要に応じてグラフト型ポリマー
用の可塑剤を含むことが出来る。ヘアケア製品で使用す
るため、又は毛髪もしくは皮膚に局所塗布するための好
適ないずれの可塑剤も使用出来る。当業界では多種多様
な可塑剤が知られている。これらには、クエン酸アセチ
ルトリエチル、クエン酸トリエチル、グリセリン、アジ
ピン酸ジイソブチル、スレアリン酸ブチル、及びプロピ
レングリコールが挙げられる。可塑剤は、一般的に、組
成物の約0.01重量%から約10重量%、好ましくは約0.05
重量%から約3重量%、更に好ましくは約0.05重量%か
ら約1重量%のレベルで使用される。
追加の粘着性ポリマー 本発明の粘着性ポリマーは追加の粘着性ポリマーと組
み合せて使用することができる。この組成物は、組成物
の約0.1重量%から約15重量%、好ましくは約0.5重量%
から約8重量%、更に好ましくは約1重量%から約8重
量%の粘着性ポリマーを含む。組成物に粘着性又は被膜
形成性を付与するのに効果的な量を使用する限り、及び
組成物を意図する目的のために調合して有効に利用する
ことが出来る限り、粘着性ポリマーを前記のレベル以上
又は以下の使用を排除することを意図するものではな
い。粘着性ポリマーは、溶液として表面に塗布したのち
乾燥した時に、このポリマーは被膜を形成することを意
味する。当業者が承知の通り、このような被膜は、粘着
及び付着強度を持つ。
ポリマー主鎖は、粘着性スタイリングポリマーと相溶
性があるように選ばれる。「相溶性がある」とは、ポリ
マーが適当な溶媒に入れられると、ポリマーが安定な溶
液を形成する、即ちポリマーが溶解性で競合せず、従っ
て、相分離が起きず、そして溶液が乾燥すると、2相の
マクロ相での分離を生ずることなく、均一な被膜が形成
されることを意味する。適当な溶媒とは、本明細書に記
載しているレベルで非シリコーン及びシリコーングラフ
ト型ポリマーを実質的に完全に溶解する溶解である。ポ
リマーブレンド物は、比較的透明なヘアスプレー系を形
成する(450nmでの透光率%が、概ね80%超である)。
ある種の可塑剤は曇った被膜を形成するばかりでなく、
間違った中和レベルを形成することがあると認識されて
いる。従って、このことは、相溶性に関して本明細書で
の定義から外れることになる。相溶性は、ポリマーを共
溶媒に溶解させたのち、溶媒を蒸発させて被膜を形成さ
せることにより試験することが出来る。非相溶性ポリマ
ーでは、2つのポリマーの相が大規模に相分離を起こす
ので機械的性質が劣り、曇った被膜を形成する。相溶性
は完全に異なった構造を持つ2種類のポリマーの間でも
起こるけれども、各主鎖の組成を互いに似たものにする
か、或いは同じものにすることによって相溶性とするの
が好ましい。
粘着性ポリマーは、少なくとも約20,000、好ましくは
約25,000を超える、更に好ましくは約30,000を超える、
最も好ましくは約35,000を超える重量平均分子量を持つ
べきである。加工処理、美的特徴、調合性等のような実
用上の理由から本発明の適用性を制限する場合を除き、
分子量に上限はない。一般的に、重量平均分子量は、約
10,000,000未満、更に一般的には、約5,000,000未満、
そして典型的には約2,000,000未満である。好ましくは
重量平均分子量は約20,000と約2,000,000の間、更に好
ましくは約30,000と約1,000,000の間、最も好ましくは
約40,000と約500,000の間である。
好ましくは、本発明の強化されたグラフトポリマー対
粘着性ポリマーの重量比は、約1:10から1:1、好ましく
は約1:5から約1:1の範囲である。
本発明で使用する例としての粘着性ポリマーには次の
ものが挙げられるが、構造式に続く数字は、重合反応器
に装入されるモノマーの重量比を示している: (i) アクリル酸/t−ブチルアクリレート 25/75 (ii) ジメチルエチルアミノエチルメタクリレート/
イソブチルメタクリレート/2−エチルヘキシル−メタク
リレート 40/40/20 (iii) t−ブチルアクリレート/アクリル酸 65/35 (iv) 塩化メチルで処理した四級化されたポリマー
(ii)。
粘着性ポリマーは、モノマーのフリーラジカル重合の
ような前述の重合により合成出来る。
前述のように、粘着性ポリマーの溶解度は、中和後ば
かりでなく、もし必要ならば、界面活性剤、可溶化剤、
等のような極性溶媒相に入れることが出来る別の成分を
加えた後でも測定すべきである。
本発明の組成物は、とりわけヘアセッティング組成
物、特にヘアスプレー組成物やヘアセッティングトニッ
ク用の、当業界で公知のいずれのタイプの成分も含めて
必要に応じて多種多様な追加の任意成分を含むことが出
来る。限定されるものではないが、これらの成分には界
面活性剤(フッ素化界面活性剤及びシリコーンコポリオ
ールを含む)、及びイオン強度調整剤、噴射剤、ヘアコ
ンディショニング剤(例えば、シリコーン流体、脂肪族
エステル、脂肪族アルコール、長鎖炭化水素、カチオン
界面活性剤等)が挙げられる。
イオン強度調整剤システム 必要に応じて、本発明の組成物は、ヘアスプレー組成
物の粘度を下げるために有効量の界面活性のないイオン
強度調整剤システムを含むことが出来る。使用する場
合、イオン強度調整剤は組成物の少なくとも約0.01重量
%の濃度で本組成物中に入れる。上限はヘアセッティン
グ樹脂が溶解、又は分散したまま存在するように、本発
明の特定の組成物中に存在し得るイオン強度調整剤の最
大量によって決まる。当業者には理解されるように、組
成物のイオン強度が増加すると、この樹脂は最終的に溶
液から沈降するか或いはそうでなければ極性液体キャリ
ヤの中にはもはや溶解又は分散されないまま残る。イオ
ン強度調整剤システムの濃度の上限は、組成物の中に存
在する特定のイオン強度調整剤、液体ビヒクル、樹脂及
びその他の成分によって決まる。従って、例えば使用出
来るイオン強度調整剤の最大量は、水が多い組成物と比
較して、より少ない水を含む液体ビヒクルでの組成物の
場合には、少なくなる傾向がある。本組成物は、一般的
に約4重量%以下、更に一般的には約2重量%以下、そ
して典型的には約1重量%以下のイオン強度調整剤を含
む。好ましくは、本組成物は、約0.01%から約0.5%、
更に好ましくは約0.01%から約0.1%のイオン強度調整
剤システムを含む。
イオン強度調整剤システムはモノマーカチオンとモノ
マーアニオンの混合物を含む。イオン強度調整剤システ
ムのイオンは非界面活性である、即ちそれらは表面張力
を大幅に下げない。この目的から、非界面活性とは0.5
%水溶液濃度で表面張力を5.0ダイン/cm2未満だけ減少
させるイオンを意味することとする。概ね、このイオン
強度調整剤システムのイオンは、いずれかの脂肪族鎖、
又は直鎖もしくは分岐鎖型有機ヘテロ鎖の中に電荷当た
り最大で4個以下の炭素原子、好ましくは2個以下の炭
素原子を持つことを特徴とする。
イオン強度調整剤システムは、酸−塩基反応の生成物
であるタイプのモノマーイオンを含む。従って、塩基性
及び酸性イオン、OH-及びH+は、組成物中には存在して
よいけれども、このイオン強度調整剤システムの一部を
構成しない。このイオンは、遊離イオンとして、即ち解
離した形で組成物に存在出来るような形で組成物中に組
み込まれる。加えたイオンの全てが遊離イオンとして組
成物中に存在することは必ずしも必要ではないが、加え
られたイオンは、組成物の中に少なくとも一部分が溶解
又は解離していなければならない。イオン強度調整剤
は、例えば可溶性塩の添加、又は酸及び塩基の混合物の
添加又はそれらの組み合わせによりヘアスタイリング組
成物の中に組み入れることが出来る。イオン強度調整剤
システムのアニオンもカチオンも組成物に含まれること
は、本発明には欠くことが出来ない視点である。
使用に好適なカチオンには、例えば、リチウム、ナト
リウム及びカリウムのようなアルカリ金属と、マグネシ
ウム、カルシウム及びストロンチウムのようなアルカリ
土類金属が挙げられる。二価カチオンの中ではマグネシ
ウムが好ましい。好ましい一価の金属イオンは、リチウ
ム、ナトリウム及びカリウム、特にナトリウム及びカリ
ウムである。本組成物への適切な添加手段には、例えば
塩基、例えば水酸化物、水酸化ナトリウム及び水酸化カ
リウム、並びに液体キャリヤに可溶性の塩、例えば下記
のようなモノマーアニオンの塩としての添加が挙げられ
る。
その他の好適なカチオンには、例えばアンモニウム、
モノ−、ジ−、及びトリ−エタノールアミン、トリエチ
ルアミン、モルホリン、アミノメチルプルパノール(AM
P)、アミノエチルプロパンジオール等の四級アンモニ
ウムイオン及びカチオンアミン類ような有機イオンが挙
げられる。アンモニウム及びアミン類は塩酸塩のような
塩の形で提供されるのが好ましい。
使用出来るモノマーアニオンには、ヘアスタイリング
組成物の中で解離した形で存在出来る、塩化物、フッ化
物、臭化物及びヨウ化物、特に塩化物のようなハロゲン
イオン、硫酸塩、エチル硫酸塩、メチル硫酸塩、シクロ
ヘキシルスルファミン酸塩、チオ硫酸塩、トルエンスル
ホン酸塩、キシレンスルホン酸塩、クエン酸塩、硝酸
塩、炭酸水素塩、アジピン酸塩、コハク酸塩、サッカリ
ン酸塩、安息香酸塩、乳酸塩、ホウ酸塩、イセチオン酸
塩、酒石酸塩及びその他のモノマーアニオンが含まれ
る。アニオンは、例えば液体ビヒクルに少なくとも一部
分可溶性である酸又は塩、例えば酢酸、クエン酸、硝
酸、塩酸、硫酸等のナトリウム又はカリウム塩の形で本
組成物に加えることが出来る。好ましくはそのような塩
はビヒクルに完全に可溶性である。
イオン強度調整剤を使用することは、低揮発性有機溶
媒組成物の中では特に有用であり、シリコーンマクロマ
ー含有ポリマーを使用する際に最も有用である。
パーソナルケア組成物 本発明の粘着性ポリマーは、広範囲のパーソナルケア
組成物に使用することができ、シャンプー、石鹸、ロー
ション、クリーム、発汗抑制剤、ネイルエナメル、ステ
ィック形口紅、ファンデーション、マスカラ、日焼け止
め、ヘアスプレー組成物、ムース、及びヘアセッティン
グトニックを包含する。流動性がある組成物、例えば好
ましくはスプレー用途に適当な低粘度組成物ばかりでな
く比較的高粘度の組成物も考慮の対象とされる。
本発明で使用するのに適するパーソナルケア担体は、
1994年4月26日に発行されて、Robinson等に付与された
米国特許第5,306,485号、及び1991年3月26日に発行さ
れて、Schmidt等に付与された米国特許第5,002,680号に
記載されていて、その両特許は引用して本明細書に組み
入れられている。本発明のヘアスプレー組成物及びムー
スは、エーロゾルディスペンサー又はポンプスプレーデ
ィスペンサーである容器から分配することが出来る。こ
のようなディスペンサー、即ち容器は当業者は承知であ
り、アメリカン ナショナル キャン社(American Nat
ional Can Corp.)、コンチネンタル キャン社(Conti
nental Can Corp.)を含めた様々な製造業者から市販さ
れている。
ヘアスプレー組成物を加圧式エーロゾル容器から分配
しようする場合、知られている1種以上の慣用のエーロ
ゾル噴射剤から成る噴射剤が組成物を噴射するのに利用
される。使用に好適な噴射剤は、慣用的にエーロゾル容
器用に使用されるいずれの液化ガスでもよい。
使用に好適な噴射剤は、揮発性炭化水素噴射剤であ
り、これにはプロパン、ブタン及びイソブタンのような
3ないし4個の炭素原子の液化低級炭化水素が挙げられ
る。その他の好適な噴射剤は、デュポン(Du Pont)に
よりDymel 152Aとして供給される、1,2−ジフルオロエ
タン(Hydrofluorocarbon 152A)のようなヒドロフルオ
ロカーボンである。その他の例の噴射剤は、ジメチルエ
ーテル、N−ブタン、イソブタン、プロパン、窒素、二
酸化炭素、一酸化二窒素及び大気ガス、並びにそれらの
混合物である。
エーロゾル噴射剤は本組成物と混合してもよく、混合
される噴射剤の量はエーロゾル業界で周知の標準的因子
によって決まる。一般的に、液化噴射剤の場合、噴射剤
の濃度は全組成物の約10重量%から約60重量%、好まし
くは全組成物の約15重量%から約40重量%である。
代わって、アメリカン ナショナル キャン社から商
品名SEPROで販売されているタイプの2区画缶のよう
な、噴射剤がヘアスタイリング組成物と接触しなで分離
されている加圧式エーロゾルディスペンサーも使用出来
る。
その他の好適なエーロゾルディスペンサーは、使用さ
れる前はポンプ又は等価の装置によってディスペンサー
の中に充満出来る圧縮空気である噴射剤を特徴とするも
のである。このようなディスペンサーは、両方とも引用
して本明細書に組み入れられている、1978年3月7日付
けでOlofssonに付与された米国特許第4,077,441号、及
び1989年7月25日付けでTerStegeに付与された米国特許
第4,850,577号、並びに同じく引用して本明細書に組み
入れられている、1992年2月21日付けで出願されたGoss
elin等の米国特許出願第07/839,648号に記載されてい
る。使用に適する圧搾空気エーロゾル容器は、プロクタ
ー&ギャンブル社(Procter&Gamble Company)によっ
ても、それらの商品名VIDAL SASS OON AIRSPRAY(登録
商標)ヘアスプレーとして現在市販されている。
慣用の非エーロゾルポンプスプレーディスペンサー、
即ちアトマイザーも使用出来る。
その他のヘアスタイリング組成物にはトニック及びロ
ーションが挙げられ、これらは典型的には慣用のボトル
又はチューブに分配され、毛髪に直接塗布されるか、又
は始めは手に、そしてその後で毛髪に分配される。
本発明のヘアセッティング配合は、必要に応じて慣用
のヘアケア化合物補助剤を含むことが出来る。一般的
に、補助剤は合計で約0.05重量%から約5重量%、そし
て好ましくは約0.1重量%から約3重量%である。この
ような慣用の、必要に応じて使用する補助剤は当業者に
は周知であり、前述のものに加えて、エモリエント;種
々のラノリン化合物のような潤滑剤及び浸透剤;タンパ
ク質加水分解生成物及びその他のタンパク質誘導体;エ
チレン付加物及びポリオキシエチレンコレステロール;
色素、毛染め剤、漂白剤、還元剤及びその他の着色剤;p
H調整剤、日焼け止め、保存剤;増粘剤(例えば、キサ
ンタンガムのようなポリマー増粘剤);並びに香料が挙
げられる。
本発明のパーソナルケア組成物は、慣用の配合と混合
技術を使って製造出来る。
本発明の組成物は、パーソナルケア組成物を提供する
慣用の方法で使用する。前記の方法は一般的に製品の有
効量を使用することを含む。例えば、ヘアスプレー組成
物では、毛髪を所望の毛髪スタイルにする前および/ま
たは後で、前記組成物を所望通り乾燥している毛髪に、
又は僅かに湿った毛髪、或いは濡れた毛髪に塗布する。
次に、この組成物が乾燥するか、又は組成物を乾燥させ
る。「有効な量」とは所望の効果を発現するのに充分な
量を意味する。
次の実験と実施例によって本発明の範囲内の実施態様
を更に説明する。これらは単に説明を目的とするもので
あって、本発明の多数の変形が本発明の精神と範囲を逸
脱することなく可能なので、本発明の制限するものとし
て解釈すべきではない。
実施例 次の合成は、本発明の組成物に有用なグラフト型ポリ
マーを例示する。
パラ−ビニルベンゾイルクロリドの合成: アルゴン雰囲気でマグネチックスターラー付きの清浄
な丸底フラスコに、ベンゼン(25ml)中に懸濁されたパ
ラ−ビニル安息香酸(10g、0.067モル)を加える。塩化
オキサリル(25g、0.197モル)をこのフラスコに加え
る。この混合物を8時間攪拌するが、反応過程で発生す
るガス系をパージするために連続流のアルゴンで絶えず
フラッシングする。溶媒及び過剰の塩化オキサリルは真
空条件のもとで追い出す。最後に、この生成物を真空蒸
留すると、パラ−ビニルベンゾイルクロリドが生成す
る。理論収率の約90%である。
ビニルフェニル 末端停止型ポリ(n−プロピルメタク
リレート−コ−メタクリル酸)マクロモノマーの合成: マグネチックスターラー付きで、アルゴンでわずかに
加圧にした(8psi)丸底フラスコに、テトラヒドロフラ
ン(1L)、トリメチルシリルメタクリレート(100g、0.
632モル)、及びn−プロピルメタクリレート(100g、
0.780モル)を加える。この溶液を−80℃に冷却した
後、アニオン重合メカニズムによる連鎖成長反応を行な
うために、ジフェニルヘキシルリチウム(0.0275モル)
(THFの中で1:1のモル比のsec−ブチルリチウムと1,1−
ジフェニルエチレンを加えることにより調製される)で
開始させる。0.5時間連続的に攪拌したのち、ビニルベ
ンゾイルクロリド(8.33mL、0.05モル)をこの溶液に装
入して0.5時間攪拌を続ける。次に、この溶液を周囲温
度まで加温したのち、H2O(10mL)を加えて0.25時間攪
拌して酸基を脱保護(deprotect)する。重量平均分子
量は約6000であるこのマクロモノマーは、生成した溶液
をヘキサン中で沈澱したのち、その沈澱物を集めて真空
乾燥することにより得られる。
実施例1: ポリ(t−ブチルアクリレート−コ−2−メトキシエチ
ルアクリレート−コ−アクリル酸)−グラフト−[ポリ
(n−プロピルメタクリレート−コ−メタクリル酸);
ポリ(ジメチルシロキサン)]コポリマーの合成: 還流冷却器、温度制御部、機械的攪拌機構が付き、そ
してアルゴンでわずかに加圧(8ps)にした丸底フラス
コに、アセトン(0.5L)、t−ブチルアクリレート(2
2.3g)、2−メトキシエチルアクリレート(36g)、ア
クリル酸(18g)、ポリ(ジメチルシロキサン)マクロ
モノマー(6g)(チッソ社、東京、日本国)、及びビニ
ルフェニル−末端停止型(n−プロピルメタクリレート
−コ−メタクリル酸)マクロモノマー(18g)(前記合
成例から)を加える。全成分が溶解するまで溶液を攪拌
したのち、60℃に加熱する、アゾビスイソブチロニトリ
ル(0.7g)をこの系に加える。10時間後、溶液を冷却し
たのち、水中で沈澱させると、シリコーン変性グラフト
コポリマーが得られる。
実施例2: ポリ(t−ブチルアクリレート−コ−2−メトキシエチ
ルアクリレート−コ−メタクリル酸)−グラフト−[ポ
リ(n−プロピルメタクリレート−コ−メタクリル酸)
コポリマーの合成: 還流冷却器、温度制御部、機械的攪拌機構が付き、ア
ルゴンでわずかに加圧(8psi)にした丸底フラスコに、
アセトン(0.5L)、t−ブチルアクリレート(42.4
g)、2−メトキシエチルアクリレート(29g)、メタク
リル酸(9g)、及びビニルフェニル−末端停止型(n−
プロピルメタクリレート−コ−メタクリル酸)マクロモ
ノマー(20g)(前記合成例から)を加える。全成分が
溶解するまで溶液を攪拌したのち、60℃に加熱する。ア
ゾビスイソブチロニトリル(0.5g)をこの系に加える。
10時間後、溶液を冷却したのち、水中で沈澱させると、
グラフトコポリマーが得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ニジャコースキー,ティモシー ロイ アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナ チ、シャロン、パーク、レーン 4003、 アパートメント 15 (56)参考文献 特開 平4−216886(JP,A) 特開 平2−167380(JP,A) 特開 平10−59816(JP,A) 米国特許4981902(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 291/00 A61K 7/00 A61K 7/48 C08L 51/08 C09J 151/08

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粘着性コポリマーを含有するヘアスタイリ
    ング組成物であって、該コポリマーの有機ポリマー主鎖
    が0℃から45℃のTgを有し、該コポリマーはアクリル系
    及びメタクリル系モノマー単位から成る、主鎖にグラフ
    トされた1個以上の側鎖を含有し、前記アクリル系及び
    メタクリル系モノマー側鎖の各々は、50℃超から200℃
    のTgを持ち、前記アクリル系及びメタクリル系モノマー
    側鎖の数平均分子量は1000を超えるものであり、 該コポリマーが更に、ポリシロキサン含有マクロモノマ
    ー単位を持つ1個以上の側鎖を含み、前記ポリシロキサ
    ン含有マクロモノマー側鎖が1,000から50,000の重量平
    均分子量を持ち、そして化学式: X(Y)nSi(R)3-m(Z) [式中、Xは、前記ビニルモノマー単位と共重合出来る
    ビニル基であり; Yは二価の結合基であり; Rは、水素、ヒドロキシル、C1−C6アルキル、C1−C6ア
    ルコキシ、C2−C6アルキルアミノ、フェニル、C1−C6ア
    ルキル又はアルコキシ−置換型フェニルから成る群から
    選ばれ; Zは、少なくとも1000の数平均分子量を持つ一価のシロ
    キサンポリマー部分であり、共重合条件のもとで本質的
    に反応性がなく、重合後に前記ビニルポリマー主鎖から
    吊り下がり; nは0又は1であり;そして mは1から3の整数である] に相当するものであることを特徴とするヘアスタイリン
    グ組成物。
  2. 【請求項2】前記主鎖モノマー単位が、不飽和アルコー
    ル、不飽和モノカルボン酸、不飽和ジカルボン酸、不飽
    和無水物、不飽和モノカルボン酸のアルコールエステ
    ル、不飽和ジカルボン酸のアルコールエステル、不飽和
    無水物のアルコールエステル、不飽和モノカルボン酸の
    アルコキシル化エステル、不飽和ジカルボン酸のアルコ
    キシル化エステル、不飽和無水物のアルコキシル化エス
    テル、不飽和モノカルボン酸のアミノアルキルエステ
    ル、不飽和ジカルボン酸のアミノアルキルエステル、不
    飽和無水物のアミノアルキルエステル、不飽和モノカル
    ボン酸のアミド、不飽和ジカルボン酸のアミド、不飽和
    無水物のアミド、不飽和モノカルボン酸の塩、不飽和ジ
    カルボン酸の塩、不飽和無水物の塩、不飽和炭化水素、
    不飽和複素環、及びそれらの混合物から成る群から選ば
    れることを特徴とする、請求項1に記載のヘアスタイリ
    ング組成物。
  3. 【請求項3】前記主鎖モノマー単位が、アクリル酸、メ
    タクリル酸、N,N−ジメチルアクリルアミド、ジメチル
    アミノエチルメタクリレート、四級化ジメチルアミノエ
    チルメタクリレート、ビニルピロリドン、アクリル酸又
    はメタクリル酸のC1−C18アルキルエステル、スチレ
    ン、アルファ−メチルスチレン、t−ブチルスチレン、
    酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビ
    ニリデン、ビニルトルエン、2−メトキシエチルアクリ
    レート、n−ブチルメタクリレート、イソブチルメタク
    リレート、t−ブチルアクリレート、t−ブチルメタク
    リレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、メチル
    メタクリレート、上記のいずれかの酸及びアミンの塩、
    及びそれらの混合物から成る群から選ばれ、該主鎖が0
    ℃から45℃のTgを有することを特徴とする、請求項2に
    記載のヘアスタイリング組成物。
  4. 【請求項4】前記アクリル系及びメタクリル系モノマー
    側鎖が、一般式: [I]−[W]−E [式中、Iは開始剤であり、n=0又は1、Wは、アク
    リル酸モノマー単位、メタクリル酸モノマー単位及びそ
    れらの混合物から成る群からのモノマー単位であり、E
    は末端キャップ化基であり、そしてmは10から2000の整
    数である] で表わされることを特徴とする、請求項1に記載のヘア
    スタイリング組成物。
  5. 【請求項5】前記アクリル系及びメタクリル系モノマー
    側鎖のモノマー単位が、アクリル酸モノマー単位、メタ
    クリル酸モノマー単位、及びそれらの混合物から成る群
    から選ばれることを特徴とする、請求項4に記載のヘア
    スタイリング組成物。
  6. 【請求項6】前記アクリル系及びメタクリル系モノマー
    側鎖の各々のモノマー単位が、アクリル酸、メタクリル
    酸、n−プロピルメタクリレート、イソ−ブチルメタク
    リレート、t−ブチルアクリレート、t−ブチルメタク
    リレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−
    ヒドロキシプロピルメタクリレートから成る群から選ば
    れるモノマー単位から選ばれることを特徴とする、請求
    項5に記載のヘアスタイリング組成物。
  7. 【請求項7】前記アクリル系及びメタクリル系モノマー
    側鎖の各々のモノマー単位が、アクリル酸、メタクリル
    酸、n−プロピルメタクリレート、イソ−ブチルメタク
    リレート、及びこれらの混合物から成る群から選ばれ、
    前記ポリマーの各々の側鎖が50℃から200℃のTgを有す
    ることを特徴とする、請求項6に記載のヘアスタイリン
    グ組成物。
  8. 【請求項8】前記ポリシロキサン含有マクロモノマー単
    位が、 X−CH2−(CH2−Si(R13-m−Zm 及び [式中、sは0、1、2、3、4、5又は6であり;mは
    1、2又は3であり;pは0であり;qは2、3、4、5又
    は6であり:R1は、水素、ヒドロキシル、C1−C6アルキ
    ル、C1−C6アルコキシ、C2−C6アルキルアミノ、フェニ
    ル、C1−C6アルキル−又はアルコキシ−置換型フェニル
    から成る群から選ばれ、R2は、C1−C6アルキル又はC1−
    C6アルキル−置換型フェニルから成る群から選ばれ;nは
    0、1、2、3又は4であり;Xは次式であり、 式中、R3は、水素又は−COOHであり;R4は水素、メチル
    又は−CH2COOHであり;Zは 式中、R5、R6、及びR7は、独立して、各々、水素、ヒド
    ロキシル、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、C2−C6
    アルキルアミノ、フェニル、C1−C6アルキル−又はアル
    コキシ−置換型フェニルから成る群から選ばれ、そして
    rは14から700の整数である] から成る群から選ばれることを特徴とする、請求項1に
    記載のヘアスタイリング組成物。
  9. 【請求項9】前記ポリシロキサン含有マクロモノマー単
    位が、化学式: [式中、mは1であり;pは0であり;qは3であり;R1
    メチルであり;Xは次式であり 式中、R3は水素であり;R4はメチルである;そしてZは 式中、R5、R6、及びR7は、独立して、水素、ヒドロキシ
    ル、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、C2−C6アルキ
    ルアミノ、フェニル、C1−C6アルキル−又はアルコキシ
    −置換型フェニルから成る群から選ばれ、そしてrは14
    から700の整数である] に相当することを特徴とする、請求項8に記載のヘアス
    タイリング組成物。
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