JP3162401B2 - シリコーングラフト化ポリマーと低レベルの揮発性炭化水素溶媒を含有したヘアスタイリング組成物 - Google Patents

シリコーングラフト化ポリマーと低レベルの揮発性炭化水素溶媒を含有したヘアスタイリング組成物

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JP3162401B2 JP50641895A JP50641895A JP3162401B2 JP 3162401 B2 JP3162401 B2 JP 3162401B2 JP 50641895 A JP50641895 A JP 50641895A JP 50641895 A JP50641895 A JP 50641895A JP 3162401 B2 JP3162401 B2 JP 3162401B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はヘアセッティング剤としてシリコーン有機ポ
リマーを含有したヘアスタイリング組成物に関する。更
に詳しくは、本発明は、水、低級アルコール又はそれら
の混合液に可溶性である有機主鎖を有したシリコーング
ラフト化有機ポリマーを含有し、更に不溶性炭化水素溶
媒も含有した、ヘアスタイリング組成物に関する。
発明の背景 ヘアを特定の形状に留めたいという希望は広くもたれ
ている。これを行う最も一般的な方法は、シャンプー及
び/又はコンディショニング後に湿ったヘア、あるいは
乾燥してスタイリングされたヘアへの組成物の適用であ
る。これらの組成物は一時的なセッティング効果を示
し、それらは水又はシャンプーで除去することができ
る。セッティング効果を示すために組成物で用いられる
物質は通常樹脂であり、ムース、ゲル、ローション又は
スプレーの形態で適用されてきた。
多くの人々はヘアスプレー組成物から高レベルのスタ
イル維持又は保持を望んでいる。典型的なヘアスプレー
において、保持はナショナル・スターチ・アンド・ケミ
カル社(National Starch and Chemical Company)供給
のアンホマー(AMPHOMERR)とGAF供給のガントレズ(GA
NTREZR)SP225のような樹脂の使用により行われる。一
般的に、ヘアスプレー組成物でのヘア保持が増えると、
ヘアの感触はこわばって、ひいては望ましくなる。ヘア
保持及びヘア感触特徴の改善された組合せを示すことが
できるヘアスプレー製品を提供することが望まれる。
ヘアスプレーは、エタノール及びイソプロパノールの
ような多量の一価アルコール溶媒と比較的少量の水で従
来処方されてきたが、その理由は水の存在がスプレー品
質に悪影響を与えるからである。しかしながら、エタノ
ール、イソプロパノール及び他の揮発性物質、例えばエ
アゾール噴射剤のような低レベルの揮発性有機化合物で
ヘアスプレー組成物を処方することが、現在特に望まれ
ている。これを行う1つの方法は、処方物中における水
のレベルを増加させることである。そうした場合には、
ヘアスプレー製品への水の添加に従来伴う問題を克服し
た再処方製品を提供することが高度に望まれる。特に、
高レベルの水はヘア感触に否定的な影響を与えることが
ある。
最近、ヘアスプレー組成物及び他のヘアスタイリング
組成物、例えばヘアトニック、ローション、リンス、ム
ース等で、ヘアセッティング剤としてシリコーングラフ
ト化有機主鎖ポリマーを利用することが知られるように
なってきた。シリコーングラフト化ポリマーは、改善さ
れたヘア感触、例えば従来のポリマーヘアセッティング
剤と比較して増加した柔軟性と共にヘアセッティング能
力を示すヘアスプレー組成物を作るために用いることが
できる。
しかしながら、これらのシリコーングラフト化ポリマ
ーが特定レベルのヘア保持のときに示せるヘア感触性能
を改善するか、又は逆に特定レベルのヘア感触性能のと
き(このような組成物の適用及び乾燥後)にヘア保持性
を改善することが望まれている。本発明の目的は、ヘア
感触/ヘア保持性能のこのような改善された組合せを示
すシリコーングラフト化有機主鎖ポリマーヘアセッティ
ング剤を含有したヘアスプレー組成物及び他の水性アル
コール又はヒドロアルコールベースヘアセッティング溶
液を提供することである。
本発明の別の目的は、組成物中で特定レベルのシリコ
ーングラフト化ポリマーのときに改善されたヘア感触及
び改善されたヘア保持能力の双方を示す、前記のような
ヘアセッティング組成物を提供することである。
本発明の更に別の目的は、典型的には80%を超える揮
発性有機化合物を含有した慣用的揮発性有機溶媒レベル
(慣用的VOC)組成物と、低い揮発性有機溶媒レベル
(低VOC)組成物、即ち80%以下の揮発性有機溶媒を有
する組成物に関する上記目的にかなう組成物を提供する
ことである。
以下の記載から明らかであるようなこれら及び他の効
果は、本発明により得ることができる。
本組成物は、本明細書で記載された必須又は任意成分
及び/又は制限を含む、からなる又はから本質的にな
る。
すべてのパーセンテージ及び比率は、他で指摘されな
いかぎり重量ベースで計算されている。すべてのパーセ
ンテージは、他で指摘されないかぎり全組成物に基づき
計算されている。
すべての成分レベルはその成分の活性レベルに関し、
他で指摘されないかぎり、市販源に存在する溶媒、副産
物又は他の不純物を除く。
発明の要旨 本発明は: (a)シリコーングラフト化粘着性ポリマー約0.1〜約1
5重量%(上記ポリマーはシリコーンマクロマーを主鎖
にグラフト化させた有機ポリマー主鎖により特徴付けら
れる); (b)約105〜約260℃の沸点を有するC10−C14分岐鎖炭
化水素及びその混合物からなる群より選択される炭化水
素溶媒0.5〜15重量%; (c)組成物の約80〜約98.9重量%の水、C2−C3一価ア
ルコール及びそれらの混合物からなる群より選択される
極性溶媒を含んだ極性溶媒相(組成物は約15重量%以下
のC3一価アルコールを含有している) を含んでなり、上記有機ポリマー主鎖が上記極性溶媒相
に可溶性であり、上記ヘアセッティングポリマーの上記
シリコーンマクロマーが上記炭化水素溶媒に可溶性で上
記極性溶媒に不溶性である、ヘアスタイリング組成物に
関する。
好ましい態様において、本組成物はシリコーングラフ
ト化ヘアセッティングポリマー用の可塑剤を更に含んで
いる。特に好ましい可塑剤にはアセチルトリC2−C8アル
キルシトレート、特にアセチルトリエチルシトレートが
ある。
発明の具体的な説明 本発明の必須成分は以下で記載されている。本発明の
態様で有用な様々な任意及び好ましい成分の非排他的記
載も含まれている。
シリコーングラフト化粘着性ポリマー 本発明の組成物は、ヘアセッティング剤として、シリ
コーングラフト化粘着性ポリマーを本質的に含んでい
る。本組成物は、通常組成物の約0.1〜約15重量%、好
ましくは約0.5〜約8%、更に好ましくは約1〜約8%
のシリコーングラフト化ポリマーを含む。有効量が組成
物に粘着性又は皮膜形成性を付与する上で用いられてい
るか、又は組成物がその意図した目的のために処方され
て、有効に適用されうるかぎり、それより高い又は低い
レベルのポリマーの使用を排除するつもりはない。粘着
性ポリマーとは、溶液として表面に適用されて乾燥され
たとき、ポリマーが皮膜を形成することを意味する。こ
のような皮膜は、当業者により理解されているように、
粘着及び付着強度を有している。
シリコーングラフト化ポリマーは、ポリマー炭素ベー
ス主鎖に共有結合して、そこから吊り下がったポリシロ
キサン部分により特徴付けられる。その主鎖はエチレン
性不飽和モノマーの重合から誘導される炭素鎖であるこ
とが好ましいが、ポリシロキサン部分が吊り下がったセ
ルロース鎖又は他の炭水化物由来ポリマー鎖であっても
よい。主鎖はエーテル基、即ちC−O−Cも含むことが
できる。ポリシロキサン部分はポリマー上で置換して
も、又はポリシロキサン含有重合性モノマー(例えば、
エチレン性不飽和モノマー、エーテル及び/又はエポキ
シド)と非ポリシロキサン含有重合性モノマーとの共重
合により得てもよい。
ポリシロキサングラフト化ポリマーは、少くとも約2
0,000の重量平均分子量を有するべきである。加工処
理、美的特徴、処方性等のような実務的理由から本発明
の適用面を制限する場合を除き、分子量に上限はない。
一般的に、重量平均分子量は約10,000,000以下、更に一
般的には約5,000,000以下、典型的には約3,000,000以下
である。好ましくは、重量平均分子量は約50,000〜約2,
000,000、更に好ましくは約75,000〜約1,000,000、最も
好ましくは約100,000〜約750,000である。
好ましくは、本発明のグラフト化ポリマーは、皮膜を
形成するように乾燥されたとき、少くとも約−20℃、好
ましくは少くとも約20℃のTg又はTmを有し、その結果そ
れらは感触上過度に付着性又は“粘着性”ではない。本
明細書で用いられる略号“Tg"はポリマーの非ポリシロ
キサン主鎖のガラス転移温度に関し、略号“Tm"はこの
ような転移が所定ポリマーに存在するならば非シロキサ
ン主鎖の結晶融点に関する。好ましくは、Tg及びTmはも
しあるならば約−20℃以上、更に好ましくは約20℃以上
である。
本発明の組成物におけるシリコーングラフト化ポリマ
ーは、主鎖から吊り下がるシリコーンマクロマーペンダ
ントを形成する“シリコーン含有”(又は“ポリシロキ
サン含有”)モノマーと、ポリマーの有機主鎖を形成す
る非シリコーン含有モノマーを含んでいる。
シリコーングラフト化ポリマーは下記の3つの基準を
満たすべきである: (1)乾燥されたとき、ポリマーはポリシロキサン部分
を含む不連続相と非ポリシロキサン部分を含む連続相と
に相分離する; (2)ポリシロキサン部分は非ポリシロキサン部分に共
有結合されている; (3)ポリシロキサン部分は分子量は少くとも約500で
ある; ヘア又はスキン適用のパーソナルケア組成物のような組
成物で用いられる場合、非ポリシロキサン部分はヘア又
はスキンのような意図された表面上にポリマーを沈着さ
せるべきである。
相分離性質が触感と皮膜形成又は粘着効果との望まし
い組合せを生じるポリマーの特別な配向性を示している
と考えられる。本発明の組成物の相分離性質は下記のよ
うに調べることができる: ポリマーは溶媒(即ち、主鎖とポリシロキサングラフ
ト部分の双方を溶解する溶媒)から固形フィルムとして
作られる。次いでこのフィルムは分別されて、透過型電
子顕微鏡で検査される。ミクロ相分離は連続相中におけ
る含有物の観察により証明される。これらの含有物は、
シリコーン鎖のサイズ(典型的には数百nm以下)に合う
適正なサイズと、存在するシリコーンの量にみあう適正
な密度を有しているべきである。この挙動はこの構造の
ポリマーに関して文献で詳しく記載されている(例えば
S.D.Smith,Ph.D.論文,University of Virginia,1987と
そこで引用された参考文献参照;上記論文は参考のため
本明細書に組み込まれる)。
相分離特徴を調べる第二の方法では、バルクポリマー
における濃度と比較して、ポリマーフィルムの表面にお
ける濃度の上昇を調べる。シリコーンは低エネルギー空
気界面を好むため、それはポリマー表面に優先的に配向
する。これはフィルムの表面に配向したシリコーンを有
する表面を生じる。これは乾燥フィルム表面のESCA(化
学分析用の電子スペクトル測定)で実験的に証明でき
る。このような分析では、フィルム表面が分析されたと
きに、高レベルのシリコーンとかなり低レベルの主鎖ポ
リマーを示す(表面とはここで最初の数十オングストロ
ームのフィルム厚さを意味する)。応答ビームの角度を
変えることにより、表面は様々な深さまで分析できる。
相分離特徴を調べる第三の方法では、走査型電子顕微
鏡検査(SEM)によりシリコーングラフト化ポリマーの
乾燥フィルムの局所的形態を調べる。SEMはシリコーン
グラフト化ポリマーのポリマー主鎖にグラフト化された
シリコーンマクロマー成分により形成される半球形不連
続性(典型的には、半球形又は半円錐形)の観察によ
り、ポリマーフィルムの表面でミクロ相分離を証明する
ために使用できる。
好ましいシリコーングラフト化ポリマーは有機主鎖、
好ましくはエチレン性不飽和モノマーから誘導される炭
素主鎖、例えばビニルポリマー主鎖と、その主鎖にグラ
フト化されたポリシロキサンマクロマー(特に好ましく
はポリジアルキルシロキサン、最も好ましくはポリジメ
チルシロキサン)からなる。ポリシロキサンマクロマー
は少くとも約500、好ましくは約1000〜約100,000、更に
好ましくは約2000〜約50,000、最も好ましくは約5000〜
約20,000の重量平均分子量を有するべきである。考えら
れる有機主鎖には、ビニルモノマー及び他の縮合モノマ
ー(例えば、重合してポリアミド及びポリエステルを形
成するもの)、開環モノマー(例えば、エチルオキサゾ
リン及びカプロラクトン)等を含めた、重合性のエチレ
ン性不飽和モノマーから誘導されるものがある。セルロ
ース鎖、エーテル含有主鎖等に基づく主鎖も考えられ
る。
有用なポリマーの例とそれらの製造法は、1987年9月
15日付で発行されたMazurekの米国特許第4,693,935号及
び1988年3月1日付で発行さ4れたClemensらの米国特
許第4,728,571号明細書で詳細に記載されており、それ
ら双方は参考のため本明細書に組み込まれる。
適切なシリコーングラフト化ポリマーは、1991年1月
11日付HayamaらのEPO出願第0 408 311 A2号として
公開されたEPO出願第90307528.1号;1991年10月29日付で
発行されたSuzukiらの米国特許第5,061,481号;1992年4
月21日付で発行されたBolichらの米国特許第5,106,609
号;1992年3月31日付で発行されたBolichらの米国特許
第5,100,658号;1992年3月31日付で発行されたAnsher−
Jacksonらの米国特許第5,100,657号;1992年4月14日付
で発行されたBolichら米国特許第5,104,646号;1991年8
月27日付で出願されたBolichらの米国出願第07/758,319
号;1991年8月27日付で出願されたTorgersonらの米国出
願第07/758,320号でも開示されており、それらすべてが
参考のため本明細書に組み込まれる。
好ましいシリコーングラフト化ポリマーは、少くとも
1種のラジカル重合性のエチレン性不飽和モノマーと、
少くとも1種のラジカル重合性ポリシロキサン含有エチ
レン性不飽和モノマーから誘導されるモノマー単位から
構成される。
本シリコーングラフト化ポリマーは、通常約1〜約50
重量%のポリシロキサン含有モノマー単位、即ちモノマ
ー単位ポリシロキサン含有モノマー(本明細書では“C"
モノマーと称される)と、約50〜約99重量%の非ポリシ
ロキサン含有モノマーからなる。
非ポリシロキサン含有モノマー単位は、極性又は親水
性モノマーの“A"モノマー、あるいは極性親水性モノマ
ー及び低極性又は疎水性“B"モノマーから誘導すること
ができる。
疎水性モノマーとは、実質上非水溶性のホモポリマー
を形成するモノマーを意味する。親水性モノマーとは、
実質上非水溶性のホモポリマーを形成しないモノマーを
意味する。実質上水溶性とは、25℃において0.2重量%
の濃度で蒸留(又は相当)水に可溶性であり、好ましく
は1.0重量%で可溶性であるホモポリマーを形成するモ
ノマーに関する。実質上非水溶性とは、25℃において0.
2重量%の濃度で蒸留(又は相当)水に可溶性でなく、
好ましくは0.1重量%で可溶性でないホモポリマーを形
成するモノマーに関する。実質的な水溶性又は不溶性を
決める目的に関する重量平均分子量は約100,000であ
り、それより高い分子量のときの溶解性も約100,000の
ときの溶解性を示す。
A、B及びCモノマーの具体的相対量は、ポリマー主
鎖が本発明の極性溶媒に可溶性で、しかもシリコーング
ラフト化コポリマーが乾燥時に相分離を示すかぎり、変
えることができる。
Aモノマーの代表例にはアクリル酸、メタクリル酸、
N,N−ジメチルアクリルアミド、ジメチルアミノエチル
メタクリレート、四級化ジメチルアミノエチルメタクリ
レート、メタクリルアミド、N−t−ブチルアクリルア
ミド、マレイン酸、無水マレイン酸及びその半エステ
ル、クロトン酸、イタコン酸、アクリルアミド、アクリ
レートアルコール、ヒドロキシエチルメタクリレート、
ジアリルジメチルアンモニウムクロリド、ビニルピロリ
ドン、ビニルエーテル(例えば、メチルビニルエーテ
ル)、マレイミド、ビニルピリジン、ビニルイミダゾー
ル、他の極性ビニルヘテロ環式化合物、スチレンスルホ
ネート、アリルアルコール、ビニルアルコール(例え
ば、重合後に酢酸ビニルの加水分解により作られるも
の)、ビニルカプロラクタム、上記酸及びアミンの塩と
それらの混合物がある。好ましいAモノマーにはアクリ
ル酸、N,N−ジメチルアクリルアミド、ジメチルアミノ
エチルメタクリレート、四級化ジメチルアミノエチルメ
タクリレート、ビニルピロリドン、上記酸及びアミンの
塩とそれらの混合物がある。
Bモノマーの代表例はメタノール、エタノール、メト
キシエタノール、1−プロパノール、2−プロパノー
ル、1−ブタノール、2−メチル−1−プロパノール、
1−ペンタノール、2−ペンタノール、3−ペンタノー
ル、2−メチル−1−ブタノール、1−メチル−1−ブ
タノール、3−メチル−1−ブタノール、1−メチル−
1−ペンタノール、2−メチル−1−ペンタノール、3
−メチル−1−ペンタノール、t−ブタノール(2−メ
チル−1−プロパノール)、シクロヘキサノール、ネオ
デカノール、2−エチル−1−ブタノール、3−ヘプタ
ノール、ベンジルアルコール、2−オクタノール、6−
メチル−1−ヘプタノール、2−エチル−1−ヘキサノ
ール、3,5−ジメチル−1−ヘキサノール、3,5,5−トリ
メチル−1−ヘキサノール、1−デカノール、1−ドデ
カノール、1−ヘキサデカノール、1−オクタデカノー
ル等のようなC1−C18アルコールのアクリル又はメタク
リル酸エステル(アルコールは約1〜18の炭素原子を有
し、炭素原子の数は好ましくは約1〜12である);スチ
レン;ポリスチレンマクロマー;酢酸ビニル;塩化ビニ
ル;塩化ビニリデン;プロピオン酸ビニル;α−メチル
スチレン;t−ブチルスチレン;ブタジエン;シクロヘキ
サジエン;エチレン;プロピレン;ビニルトルエン;そ
れらの混合物である。好ましいBモノマーにはn−ブチ
ルメタクリレート、イソブチルメタクリレート、t−ブ
チルアクリレート、t−ブチルメタクリレート、2−エ
チルヘキシルメタクリレート、メチルメタクリレート及
びそれらの混合物がある。最も好ましくは、Bはt−ブ
チルアクリレート、t−ブチルメタクリレート及びそれ
らの混合物から選択される。
重合性ポリシロキサン含有モノマー(Cモノマー)は
下記一般式で例示される: X(Y)nSi(R)3-mZm 上記式中XはA及びBモノマーと共重合しうるエチレン
性不飽和基、例えばビニル基である;Yは二価結合基であ
る;Rは水素、ヒドロキシル、低級アルキル(例えば、C1
−C4)、アリール、アルカリール、アルコキシ又はアル
キルアミノである;Zは少くとも約500の数平均分子量を
有する一価シロキサンポリマー部分であり、共重合条件
下で本質的に非反応性であり、前記ビニルポリマー主鎖
から吊り下がっている;nは0又は1である;mは1〜3の
整数である。Cは前記されたような重量平均分子量を有
する。好ましくは、Cモノマーは下記群から選択される
式を有する: この構造において、mは1、2又は3である(好ましく
はm=1);pは0又は1である;qは2〜6の整数であ
る;R1は水素、ヒドロキシル、低級アルキル、アルコキ
シ、アルキルアミノ、アリール、アルカリールである
(好ましくは、R1はアルキルである);Xは以下である: R2は水素又は−COOHである(好ましくは、R2は水素であ
る);R3は水素、メチル又は−CH2COOHである(好ましく
は、R3はメチルである);Zは以下である: R4、R5及びR6は独立して低級アルキル、アルコキシ、ア
ルキルアミノ、アリール、アルカリール、水素又はヒド
ロキシルである(好ましくは、R4、R5及びR6はアルキル
である);rは約5以上、好ましくは約10〜約1500の整数
である(最も好ましくは、rは約100〜約250である)。
最も好ましくは、R4、R5及びR6はメチル、p=0及びq
=3である。
一般的に、シリコーングラフト化ポリマーは、好まし
くはポリマーの約50〜約99重量%、更に好ましくは約60
〜約98%、最も好ましくは約75〜約95%の非シリコーン
マクロマー含有モノマー単位、例えば全A及びBモノマ
ー単位と、約1〜約50%、好ましくは約1〜約40%、更
に好ましくは約2〜25%のシリコーンマクロマー含有モ
ノマー単位、例えばCモノマー単位からなる。Aモノマ
ー単位のレベルは約1〜約99%、好ましくは約5〜約80
%、更に好ましくは約10〜約50%、最も好ましくは約15
〜約40%であり、Bモノマー単位のレベルは約0〜約99
%、好ましくは約1〜約90%、更に好ましくは約5〜約
85%、最も好ましくは約15〜約80%であり、Cモノマー
単位のレベルは約1〜約50%、好ましくは約1〜約40
%、更に好ましくは約2〜約25%である。
いずれか特定のシリコーングラフト化ポリマーの組成
物がその処方性質を決定する上で役立つ。特定A、B及
びC成分の適切な選択及び組合せにより、シリコーング
ラフト化ポリマーは特定ビヒクル中への含有により最適
化できる。本組成物中に含有されるシリコーングラフト
化ポリマーの主鎖は極性溶媒に可溶性でなければなら
ず、これは以下においてシリコーングラフト化ポリマー
が全体として極性溶媒に可溶性であると称されている。
これは、ポリマーが組成物中に存在する濃度において25
℃で溶解状態であるか又は溶液から沈殿するか、あるい
は本明細書で記載されたシリコーングラフト化ポリマー
に関する濃度範囲に応じて決定される。選択された極性
溶媒系での処方性及び溶解性に関してポリマー中への配
合用のモノマーを選択することは、当業者の技術的範囲
内に属する。
本発明で有用な例示シリコーングラフト化ポリマーに
は以下がある: (i)アクリル酸/n−ブチルメタクリレート/ポリジメ
チルシロキサン(PDMS)マクロマー−20,000分子量マク
ロマー (ii)ジメチルアミノエチルメタクリレート/イソブチ
ルメタクリレート/2−エチルヘキシルメタクリレート/P
DMSマクロマー−20,000分子量マクロマー (iii)t−ブチルアクリレート/アクリル酸/PDMSマク
ロマー−10,000分子量マクロマー (iv)t−ブチルアクリレート/アクリル酸/PDMSマク
ロマー−20,000分子量マクロマー シリコーングラフト化ポリマーは、ポリシロキサン含
有モノマーと非ポリシロキサン含有モノマーとのラジカ
ル重合により合成できる。ラジカル重合法の一般的原理
はよく理解されている。例えば、Odian,‘Principles o
f Polymerization',2nd edition,John Wiley & Sons,1
981,pp.179−318参照。望ましいモノマーは、反応終了
時に反応液の粘度が妥当であるように、十分量の相互溶
媒と一緒に反応器にすべて入れられる。典型的なモノマ
ー使用量は約20〜約50%である。望ましくない停止剤、
特に酸素は必要に応じて除去される。これは排気によ
り、あるいはアルゴン又は窒素のような不活性ガスでパ
ージすることにより行われる。開始剤が導入され、熱開
始剤が用いられるならば、反応液は開始する上で必要な
温度にされる。一方、レドックス又は光開始も用いてよ
い。重合は高レベルの変換が達成されるために必要なだ
け、典型的には数時間〜数日間にわたり続けられる。次
いで溶媒が通常蒸発によるか又は非溶媒の添加でポリマ
ーを沈殿させることにより除去される。ポリマーは所望
であれば更に精製してもよい。
特に、シリコーングラフト化ポリマーは、未反応シリ
コーン含有モノマーと、25℃で約10,000,000センチスト
ークス以下の粘度を有するシリコーンマクロマーグラフ
ト化ポリマーを除去することにより精製できる。これ
は、例えばヘキサン抽出により行える。その反応から樹
脂を乾燥させた後、反応生成物のヘキサン抽出は過剰の
ヘキサンを反応生成物に加えて、ポリマーの非シリコー
ン部分のTg近くに加熱することにより行える。混合液は
この温度で攪拌しながら約30分間保たれ、室温に冷却さ
れる。ヘキサンは真空吸引により除去される。更に2回
のヘキサン抽出サイクルが上記と同様にして行われるこ
とが好ましい。3回目のサイクル後、生成物と共に残る
残留ヘキサンが蒸留及び真空乾燥により除去される。
バッチ反応の代りとして、シリコーングラフト化ポリ
マーは半連続又は連続プロセスでも製造できる。半連続
プロセスでは、モノマーの2回以上の添加が重合反応中
に行われる。これはポリマーが重合中に異なる速度で反
応する数種のモノマーから構成されるときに有利であ
る。別々の添加時点で反応液に加えられるモノマーの割
合は、最終生成物のポリマーがより均一な構造を有する
ように、当業者により調節することができる。換言すれ
ば、最終生成物のポリマーは反応液に加えられるモノマ
ータイプの各々についてより一定したモノマー含有率分
布を有する。典型的には、上記のようなシリコーンマク
ロマー含有モノマー、“C"モノマーは非シリコーンマク
ロマー含有モノマーよりもゆっくり反応する。これを補
うために、例えばCモノマーのより一定した分布は、反
応液へのモノマーの初回添加ですべてのCモノマーとA
及びBモノマーの半分、2回目の添加でA及びBモノマ
ーの残りを加えることにより得られる。
当業界で知られるように、カルボキシル基のような酸
性官能基を有するポリマーは、ポリマーの溶解性/分散
性を促進するために、少くとも部分的に中和された形で
通常用いられる。加えて、中和形の使用は洗髪でヘアか
ら除去されるヘアケア組成物の能力を助ける。一般的
に、ポリマーの酸性モノマーの好ましくは約10〜100
%、更に好ましくは約20〜約90%、更に一層好ましくは
約40〜約85%が中和される。
常用されるいかなる有機又は金属性塩基もポリマーの
中和に用いてよい。金属性塩基が本組成物で特に有用で
ある。カチオンがアルカリ金属又はアルカリ土類金属で
ある水酸化物が、本ヘアスプレー組成物で使用に適した
中和剤である。
本発明のヘアスプレー組成物で使用上好ましい中和剤
は水酸化カリウム及び水酸化ナトリウムである。
本発明のヘアスプレー組成物に含有させてよい他の適
切な中和剤の例にはアミン類、特にアミノアルコール
類、例えば2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジ
オール(AMPD)、2−アミノ−2−エチル−1,3−プロ
パンジオール(AEPD)、2−アミノ−2−メチル−1−
プロパノール(AMP)、2−アミノ−1−ブタノール(A
B)、モノエタノールアミン(MEA)、ジエタノールアミ
ン(DEA)、トリエタノールアミン(TEA)、モノイソプ
ロパノールアミン(MIPA)、ジイソプロパノールアミン
(DIPA)、トリイソプロパノールアミン(TIPA)及びジ
メチルステラミン(DMS)がある。特に有用な中和剤は
アミン類及び金属性塩基の混合物である。
塩基性官能基、例えばアミノ基を有するポリマーは
酸、例えば塩化水素で少くとも部分的に中和されている
ことが好ましい。
前記のようなシリコーングラフト化ポリマーの溶解性
は、もし行うのであれば中和後と、極性溶媒相中に含有
させてよい他成分、例えば界面活性剤、溶解剤等の添加
後に調べるべきである。
極性溶媒相 本発明の液体ケア組成物は、シリコーングラフト化ポ
リマー用の液体ビヒクルとして、極性溶媒相も含有す
る。極性溶媒相は1種以上の極性溶媒を含み、これは全
組成物の約80〜約98.9%、好ましくは約85〜約98%、更
に好ましくは約90〜約95%のレベルでヘアケア組成物中
に存在する。
本組成物に必須の極性溶媒は水、C2−C3一価アルカノ
ール及びそれらの混合物からなる群より選択される。存
在するならば、イソプロパノールのようなC3アルカノー
ルは組成物の約15重量%以下、好ましくは約12%以下、
更に好ましくは約10%以下のレベルで用いられるべきで
ある。高レベルのC3一価アルコールはそれらが生じうる
潜在的臭気問題のために本組成物で望ましくない。好ま
しい極性溶媒相は水、エタノール又はそれらの混合物を
含有している。
水及びアルコール混合物、例えば水−エタノール又は
水−イソプロパノール−エタノールが用いられる場合、
組成物の含水率は通常全組成物の約0.5〜約99重量%、
好ましくは約5〜約50%の範囲内である。このような混
合物において、アルコール溶媒は通常全組成物の0.5〜
約99重量%、好ましくは約50〜約95%の範囲内で存在す
る。
本発明の更にもう1つの面において、低レベルの揮発
性有機溶媒を含有したヘアスプレー組成物のようなヘア
スタイリング製品が提供される。本発明の低揮発性有機
溶媒ヘアスプレー組成物は約80%以下の揮発性有機溶媒
を含有する(例えば水ではなくアルカノールを含有す
る)。本発明で用いられる揮発性有機溶媒とは、少くと
も1つの炭素原子を有して、20℃で0.1mmHg以上の蒸気
圧を示す溶媒を意味する。
本発明の低揮発性有機溶媒ヘアスタイリング製品にお
いて、組成物は通常少くとも10重量%の水を含む。それ
らは少くとも約11%、12%、13%、14%、15%又はそれ
以上の水を含有してもよいと特に考えられる。
本発明の低揮発性有機溶媒組成物は約90%以内、好ま
しくは約70%以内、更に好ましくは約60%以内、更に一
層好ましくは約50%以内の水と、約10〜約80%、好まし
くは約20〜約80%、更に好ましくは約40〜約80%の揮発
性有機溶媒を含んでいる。約75%、65%、55%以下又は
他のレベルの揮発性有機溶媒を含有した組成物に制限で
きることも考えられる。
非極性分岐鎖炭化水素 本組成物は必須要素として揮発性非極性分岐鎖炭化水
素を含有し、これはシリコーングラフト化コポリマーの
シリコーン部分用の溶媒として作用し、スキン及びヘア
への局所適用にとり安全である。本発明の分岐鎖炭化水
素溶媒は組成物の約0.5〜約15重量%、好ましくは約1
〜約10%、更に好ましくは約2〜約8%のレベルで存在
する。
分岐鎖炭化水素溶媒は少くとも約105℃、好ましくは
少くとも約110℃、更に好ましくは少くとも約125℃、最
も好ましくは少くとも約150℃の沸点により特徴付けら
れる。沸点は通常約260℃以下、好ましくは約200℃以下
である。選択される炭化水素もスキン及びヘアへの局所
適用にとり安全であるべきである。
分岐鎖炭化水素溶媒はC10−C14分岐鎖炭化水素及びそ
の混合物、好ましくはC11−C13分岐鎖炭化水素、更に好
ましくはC12分岐鎖炭化水素からなる群より選択され
る。飽和炭化水素が好ましいが、必ずしも不飽和炭化水
素を除外するわけではない。
適切な非極性溶媒の例には上記鎖サイズのイソパラフ
ィンがある。イソパラフィンはエクソン・ケミカル社
(Exxon Chemical Co.)から市販されている。例として
はアイソパー(IsoparTM)G(C10−C11イソパラフィ
ン)、アイソパーTMH及びK(C11−C12イソパラフィ
ン)と、アイソパーTML(C11−C13イソパラフィン)が
ある。最も好ましい無極性溶媒はC12分岐鎖炭化水素、
特にイソドデカンである。イソドデカンはプレパース社
(Preperse,Inc.)(South Plainfield,NJ,USA)からパ
ーメチル(PermethylTM)99Aとして市販されている。
シリコーングラフト化ポリマーのシリコーンマクロマ
ー部分は、本組成物中の非極性炭化水素溶媒に可溶性で
ある。これはシリコーングラフト化ポリマーにグラフト
化されている場合と同様の組成及び分子量のシリコーン
マクロマーが非極性炭化水素溶媒に可溶性であるかどう
かについて確かめることで、容易に調べることができ
る。一般的に、マクロマーは0.1重量%、好ましくは1
%、更に好ましくは5%、最も好ましくは15%の炭化水
素溶媒の濃度において25℃で可溶性であるべきである。
しかしながら、非極性炭化水素溶媒は組成物の極性溶
媒に不溶性である。これはシリコーングラフト化ポリマ
ー又は他の乳化剤の不在下で調べられ、極性及び非極性
溶媒が一緒にミックスされた後に別の相を形成するかど
うかを観察することで容易に証明できる。
いずれか特定の理論に必ずしも制限されることなく、
非極性炭化水素溶媒はシリコーングラフト化ポリマーの
シリコーンマクロマー部分を溶解すると考えられる。こ
れは乾燥させてより滑らかなポリマーフィルムを得る上
で助けになると考えられる。炭化水素溶媒は極性溶媒相
よりも揮発性でないため、炭化水素溶媒は組成物が乾燥
するような比較的長期間にわたりシリコーン部分を溶解
形に維持して、シリコーン部分の凝集を最少に抑え、こ
うしてより滑らかなフィルムとしてポリマーを乾燥させ
る。
可塑剤 本組成物はシリコーングラフト化ポリマー用の可塑剤
を場合により含有することができる。ヘアケア製品用に
あるいはヘア又はスキンへの局所適用に適したあらゆる
可塑剤が使用できる。様々な可塑剤が当業界で知られて
いる。これらにはグリセリン、ジイソブチルアジペー
ト、ブチルステアレート及びプロピレングリコールがあ
る。可塑剤は、典型的には組成物の約0.01〜約10重量
%、好ましくは約0.05〜約3%、更に好ましくは約0.05
〜約1%のレベルで用いられる。
本発明の高度に好ましい態様において、ヘア保持性能
の意外な改善が、本組成物がアセチルトリC2−C8アルキ
ルシトレートからなる群より選択されるある可塑剤、例
えばアセチルトリエチルシトレートをその中に含有した
場合に得られる。他の適切な例にはトリ−プロピル、−
ブチル、−ペンチル等、アセチルトリエチルシトレート
の類似物がある。
このタイプの可塑剤は、本発明の炭化水素溶媒を含有
しない組成物から形成された場合に、シリコーングラフ
ト化ポリマーの脆くて荒いフィルムを作ることがわ か
ったが、本組成物中で炭化水素溶媒の存在下におけるア
セチルトリアルキルシトレートの使用は、ヘアに脆い又
は荒い感触を与えずに、無クエン酸組成物と比較して改
善されたヘア保持性を示し、同時に本発明の非極性炭化
水素溶媒を含有しないクエン酸可塑剤含有組成物と比較
して改善された柔軟性及びくし通り能をヘアで示す。
本発明のアセチルトリアルキルシトレート可塑剤は、
通常組成物の約0.025〜約2重量%、好ましくは約0.05
〜約1%のレベルで用いられる。好ましくは、シリコー
ングラフト化ポリマー対アセチルトリアルキルシトレー
トの重量比は約1:1〜約40:1、好ましくは約10:1〜約30:
1、更に好ましくは約15:1〜約25:1である。
任意成分 本組成物は、ヘアセッティング組成物、特にヘアスプ
レー組成物及びヘアセッティングトニックで使用上当業
界で知られるいずれかのタイプの成分を特に含めて、様
々な任意成分を含有することができる。これらの成分に
は界面活性剤(フッ素化界面活性剤及びシリコーンコポ
リオール)、シリコーンイオン強度調節剤、非シリコー
ングラフト化皮膜形成ポリマー、噴射剤、ヘアコンディ
ショニング剤(例えば、シリコーン流体、脂肪エステ
ル、脂肪アルコール、長鎖炭化水素、カチオン系界面活
性剤等)があるが、これらに制限されない。
フルオロ界面活性剤 本組成物で有用なフルオロ界面活性剤には、下記式で
表される過フッ素化化合物がある: CF3−(CF2−(CH2−Z 上記式中Zは有機又は無機種いずれかの水溶性基であ
る;xは通常2〜17、特に7〜11の整数である;yは0〜4
の整数である;上記化合物はZに含まれる基の性質に応
じてカチオン性、アニオン性、両性又は双極性である。
Z基は硫酸、スルホン酸、カルボン酸、アミン塩、四級
アンモニウム、リン酸、ホスホン酸及びそれらの組合せ
であっても又はそれらを含んでいてもよい。過フッ素化
化合物は当業界で知られている。これらの化合物は1979
年11月27日付で発行されたCellaらの米国特許第4,176,1
76号;1976年11月23日付で発行されたCellaらの米国特許
第3,993,745号;1976年11月23日付で発行されたCellaら
の米国特許第3,993,744号明細書で記載されており、各
々参考のためここに組み込まれる。
適切なアニオン系フルオロ界面活性剤は、カルボン
酸、硫酸、スルホン酸、ホスホン酸及びリン酸又はそれ
らのいずれかの組合せを含めた、アニオン性部分を有す
ることができる。したがって、対イオンにはナトリウ
ム、NH4、マグネシウム、カリウム、トリエタノールア
ミン、ジエタノールアミン及び類似部分がある。適切な
カチオン系フルオロ界面活性剤は、対イオンがクロリド
又はいずれか他のハライド、メト硫酸、エト硫酸、リン
酸、酢酸及び他の類似部分である、四級アンモニウム化
合物を含めたカチオン性部分を有することができる。し
かも、適切なカチオン系フルオロ界面活性剤は、塩酸、
乳酸、リン酸、硫酸及び他の類似酸のような酸の一級、
二級及び三級アミン塩を含めたカチオン性部分を有する
ことができる。
3Mから供給されるフルオラド(Fluorad)FC−100 ;3
Mから供給される実験用両性フルオロ界面活性剤L−122
31のような両性フルオロ界面活性剤も使用に適してい
る;デュポン(DuPont)から供給されるゾニル(ZONY
L)FSK のような式 RfCH2CH(OCOCH3)CH2N+(CH32CH2CO2−(Rf=F(CF
2CF23-8)に相当するもののような双極性フルオロ界
面活性剤もある。
フルオロ界面活性剤は、典型的には約0.01〜約2%、
好ましくは約0.01〜約1.5%、更に好ましくは約0.02〜
約1%のレベルで用いられる。
非フッ素化界面活性剤 場合により、ヘアスプレー組成物は1種以上の非フッ
素化界面活性剤を含有することができる。通常、用いら
れる場合には、非フッ素化界面活性剤は組成物の約0.01
〜約2重量%、好ましくは約0.01〜約1.5%、更に好ま
しくは約0.01〜約1%の全レベルで用いられる。
アニオン系、カチオン系、両性及び双極性界面活性剤
を含めた様々な非フッ素化界面活性剤が使用できる。
アニオン系界面活性剤には、例えばアルキル及びアル
ケニルサルフェート;アルキル及びアルケニルエトキシ
ル化サルフェート(好ましくは、1〜10の平均エトキシ
ル化度を有する);アルキルスルホサクシナメート及び
スルホコハク酸のジアルキルエステルのようなサクシナ
メート界面活性剤;イセチオン酸の中和脂肪酸エステ
ル;例えばオレフィンスルホネート及びβ−アルコキシ
アルカンスルホネートを含めたアルキル及びアルケニル
スルホネートがある。C12−C18サルフェート及びエトキ
シル化度1〜約6、好ましくは1〜約4のエトキシル化
サルフェートのナトリウム及びアンモニウム塩のような
アルキル及びアルケニルサルフェートとアルキル及びア
ルケニルエトキシル化サルフェート、例えばラウリルサ
ルフェート及びラウレス(3.0)サルフェートが好まし
い。
両性界面活性剤としては脂肪族二級及び三級アミン類
の誘導体として広義に記載することができる化合物であ
り、その場合に脂肪族基は直鎖又は分岐鎖であって、脂
肪族置換基のうち1つは炭素原子約8〜約18を有しかつ
1つはアニオン性水溶性基、例えばカルボキシ、スルホ
ン酸、硫酸、リン酸又はホスホン酸を有している。この
定義内に属する化合物の例は3−ドデシルアミノプロピ
オン酸ナトリウム、米国特許第2,658,072号明細書の開
示に従いドデシルアミンをイセチオン酸ナトリウムと反
応させることで製造されるようなN−アルキルタウリン
類、米国特許第2,438,091号明細書の開示に従い製造さ
れるようなN−高級アルキルアスパラギン酸及び商品名
“ミラノール”(Miranol)として販売される米国特許
第2,528,378号明細書で記載された製品である。他には
アルキル、好ましくはC6−C22、最も好ましくはC8−C12
アンホグリシネート類;アルキル、好ましくはC6
C22、最も好ましくはC8−C12アンホプロピオネート類;
及びそれらの混合物がある。
本組成物で使用上適した双極性界面活性剤は脂肪族四
級アンモニウム、ホスホニウム及びスルホニウム化合物
の誘導体として広義に記載することができる化合物で例
示され、その場合に脂肪族基は直鎖又は分岐鎖であっ
て、脂肪族置換基のうち1つは炭素原子約8〜18を有し
かつ1つはアニオン性水溶性基、例えばカルボキシ、ス
ルホン酸、硫酸、リン酸又はホスホン酸を有している。
これらの化合物に関する一般式は以下である: 上記式中R2は炭素原子約8〜約18のアルキル、アルケニ
ル又はヒドロキシアルキル基、0〜約10のエチレンオキ
シド部分及び0〜1のグリセリル部分を有する;Yは窒
素、リン及びイオウ原子からなる群より選択される;R3
は炭素原子1〜約3を有するアルキル又はモノヒドロキ
シアルキル基である;xはYがイオウ又はリンのとき1で
あり、Yが窒素のとき1又は2である;R4は炭素原子1
〜約4のアルキレン又はヒドロキシアルキレンである;Z
はカルボン酸、スルホン酸、硫酸、ホスホン酸及びリン
酸基からなる群より選択される基である。双極性類の種
類にはアルキルアミノスルホネート類、アルキルベタイ
ン類及びアルキルアミドベタイン類を含む。
本発明の組成物で有用なカチオン系界面活性剤は、本
発明の水性組成物に溶解された場合に正荷電するアミノ
又は四級アンモニウム親水性部分を含む。本発明で特に
有用なカチオン系界面活性剤はすべて参考のためここに
組み込まれる下記文献で開示されている:M.C.Publishin
g Co.,McCutcheon's,Detergents & Emulsifiers(Nort
h American edition,1979);Schwartzら,Surface Activ
e Agents,Their Chemistry and Technology,New York:I
nterscience Publishers,1949;1964年11月3日付で発行
されたHilferの米国特許第3,155,591号;1975年12月30日
付で発行されたLaughlinらの米国特許第3,929,678号;19
76年5月25日付で発行されたBaileyらの米国特許第3,95
9,461号;1983年6月7日付で発行されたBolich,Jr.の米
国特許第4,387,090号明細書。
本発明で有用な四級アンモニム含有カチオン系界面活
性物質には下記一般式のものがある: 上記式中R1は炭素原子1〜22の脂肪族基あるいは炭素原
子12〜22を有する芳香族アリール又はアルキルアリール
基である;R2は炭素原子1〜22を有する脂肪族基である;
R3及びR4は各々炭素原子1〜3を有するアルキル基であ
る;Xはハロゲン、酢酸、リン酸、硝酸及びアルキル硫酸
基から選択されるアニオンである。脂肪族基は、炭素及
び水素原子に加えて、エーテル結合鎖と、アミド基のよ
うな他の基を含んでもよい。本発明で有用な他の四級ア
ンモニウム塩はジ四級アンモニウム塩である。
一級、二級及び三級脂肪族アミン類の塩も本発明で使
用上適したカチオン系界面活性剤である。このようなア
ミン類のアルキル基は好ましくは炭素原子12〜22を有
し、置換でも又は非置換でもよい。二級及び三級アミン
類が好ましく、三級アミン類が特に好ましい。本発明で
有用なこのようなアミン類にはステアラミドプロピルジ
メチルアミン、ジエチルアミノエチルステアラミド、ジ
メチルステアラミン、ジメチルソイアミン、ソイアミ
ン、ミリスチルアミン、トリデシルアミン、エチルステ
アリルアミン、N−タロウプロパンジアミン、エトキシ
ル化(5モルE.O.)ステアリルアミン、ジヒドロキシエ
チルステアリルアミン及びアラキジルベヘニルアミンが
ある。本発明で有用なものの中に含まれるカチオン系ア
ミン界面活性剤は(参考のためここに組み込まれる)19
81年6月23日付で発行されたNachtigalらの米国特許第
4,275,055号明細書で開示されている。
適切なカチオン系界面活性剤塩にはハロゲン、酢酸、
リン酸、硝酸、クエン酸、乳酸及びアルキル硫酸塩があ
る。
ノニオン系界面活性剤も本組成物中に含有させること
ができる。好ましくは、ノニオン系界面活性剤は約7以
下の平均HLB(親水性−親油性バランス)を有する。
HLBの決定方法は当業界で周知であり、このようない
かなる方法もHLBの決定に用いられる。HLB系の説明及び
HLB決定方法は‘The HLB System:a time saving guide
to emulsifier selection'(HLB系:乳化剤選択のため
の時間節約ガイド),ICI Americas Inc.,Wilmington,De
laware,1976で記載されている。
ノニオン系界面活性剤にはアルキルフェノールのポリ
エチレンオキシド縮合物(好ましくはC6−C12アルキ
ル、エトキシル化度約1〜約6)、エチレンオキシドと
プロピレンオキシド及びエチレンジアミンの反応生成物
との縮合生成物、脂肪族アルコールとエチレンオキシ
ド、長鎖(即ち、典型的にはC12−C22)三級アミンオキ
シド、長鎖三級ホスフィンオキシド、1つの長鎖アルキ
ル又はヒドロキシルアルキル基及び1つの短鎖(好まし
くは、C1−C3)基を含むジアルキルスルホキシド、シリ
コーンコポリマー、C8−C22アシル部分を有する酸のC1
−C4アルカノールアミドとの縮合生成物がある。
イオン強度調節系 場合により、本発明の組成物はヘアスプレー組成物の
粘度を減少させる上で有効量の非界面活性性イオン強度
調節系を含有することができる。用いられる場合、イオ
ン強度調節剤は組成物の少くとも約0.01重量%のレベル
で本組成物中に存在する。上限は、ヘアセッティング樹
脂が溶解又は分散したままであるように本発明の具体的
組成物中に存在しうるイオン強度調節剤の最大量に依存
している。当業者により理解されるように、組成物のイ
オン強度が増加すると、樹脂は最終的に溶液から沈降す
るか又はそうでなくとも極性液体キャリヤ中でもはや溶
解又は分散されなくなる。イオン強度調節系レベルの上
限は組成物中に存在する具体的なイオン強度調節剤、液
体ビヒクル、樹脂及び他の成分に応じて変わる。このた
め、例えば、使用できるイオン強度調節剤の最大量はも
っと水が多い組成物と比較して液体ビヒクルが少ない水
を含有した組成物の場合に少なくなりがちである。組成
物は一般的には約4%重量以下、更に一般的には約2%
以下、典型的には約1%以下のイオン強度調節剤を含
む。本組成物は好ましくは約0.01〜約0.5%、更に好ま
しくは約0.01〜約0.1%のイオン強度調節系を含む。
イオン強度調節系はモノマーカチオン及びアニオンの
混合物を含む。本イオン強度調節系のイオンは非界面活
性であり、即ちそれらは表面張力を有意には減少させな
い。この目的から、非界面活性とは0.5%水溶液濃度で
表面張力を5.0dynes/cm2以下まで減少させるイオンを意
味する。通常、このイオン強度調節系のイオンはいずれ
かの脂肪族鎖又は直鎖もしくは分岐鎖有機ヘテロ鎖中に
電荷当たり最大で4以下の炭素原子、好ましくは2以下
の炭素原子を有することで特徴付けられる。
イオン強度調節系は酸−塩基反応の生成物であるタイ
プのモノマーイオンを含む。このため、塩基性及び酸性
イオンOH-及びH+はこのイオン強度調節系の一部を構成
しないが、それらは組成物中に存在してよい。このイオ
ンはそれらが遊離イオンとして、即ち解離形で組成物中
に存在できるような形で組成物中に配合される。加えら
れたイオンのすべてが遊離イオンとして組成物中に存在
することは不要であるが、それらは組成物中で少くとも
部分的に溶解又は解離していなければならない。イオン
強度調節剤は、例えば可溶性塩の添加、酸及び塩基の混
合物の添加又はそれらの組合せにより、ヘアスタイリン
グ組成物中に配合できる。イオン強度調節系のアニオン
及びカチオンが双方とも組成物に含有されることは本発
明の必須面である。
使用に適したカチオンとしては、例えばリチウム、ナ
トリウム及びカリウムのようなアルカリ金属と、マグネ
シウム、カルシウム及びストロンチウムのようなアルカ
リ土類金属がある。二価カチオンの中ではマグネシウム
が好ましい。好ましい一価金属イオンはリチウム、ナト
リウム及びカリウム、特にナトリウム及びカリウムであ
る。本組成物への適切な添加手段としては、例えば塩
基、例えば水酸化物、水酸化ナトリウム及び水酸化カリ
ウムとして、並びに液体キャリヤに可溶性である塩、例
えば下記のようなモノマーアニオンの塩として添加があ
る。
他の適切なカチオンには四級アンモニウムイオンとカ
チオン系アミン類、例えばアンモニウムモノ、ジ及びト
リエタノールアミン、トリエチルアミン、モルホリン、
アミノメチルプロパノール(AMP)、アミノエチルプロ
パンジオール等のような有機イオンがある。アンモニウ
ム及びアミン類は塩酸塩のような塩の形で提供されるこ
とが好ましい。
使用できるモノマーアニオンには、ヘアスタイリング
組成物中に解離形として存在できるクロリド、フルオリ
ド、ブロミド及びヨージドのようなハロゲンイオン、特
にクロリド、硫酸、エチル硫酸、メチル硫酸、シクロヘ
キシルスルファミン酸、チオ硫酸、トルエンスルホン
酸、キシレンスルホン酸、クエン酸、硝酸、重炭酸、ア
ジピン酸、コハク酸、サッカリン酸、安息香酸、乳酸、
ホウ酸、イセチオン酸、酒石酸及び他のモノマーアニオ
ンがある。アニオンは、例えば液体ビヒクルに少くとも
部分的に可溶性である酸又は塩、例えば酢酸、クエン
酸、硝酸、クロリド、硫酸等のナトリウム又はカリウム
塩の形で本組成物に加えることができる。好ましくは、
このような塩はビヒクルに完全に可溶性である。
イオン強度調節剤の使用は、低揮発性有機溶媒組成
物、最も具体的にはシリコーンマクロマー含有ポリマー
を利用したもので特に有用である。
ヘアスタイリング組成物 本発明は、ヘアスプレー組成物、ムース及びヘアセッ
ティングトニックを含めた様々なヘアスタイリング組成
物を含有している。一般的に、組成物は好ましくはスプ
レー適用に向いた流動性低粘度組成物である。しかしな
がら、それより高粘度の組成物も考えられる。
本発明のヘアスプレー組成物及びムースはエアゾール
ディスペンサー又はポンプスプレーディスペンサーであ
る容器から分配することができる。このようなディスペ
ンサー、即ち容器は当業者に周知であり、アメリカン・
ナショナル・カン社(American National Can Corp.)
及びコンチネンタル・カン社(Continental Can Cor
p.)を含めた様々な製造業者から市販されている。
ヘアスプレー組成物が加圧エアゾール容器から分配さ
れる場合、1種以上の慣習的に知られるエアゾール噴射
剤からなる噴射剤が組成物を噴射するために用いられ
る。使用に適した噴射剤は通常エアゾール容器で常用さ
れるいかなる液化ガスであってもよい。
使用に適した噴射剤は揮発性炭化水素噴射剤であっ
て、これにはプロパン、ブタン及びイソブタンのような
炭素原子3〜4の液化低級炭化水素がある。他の適切な
噴射剤はデュポンからダイメル(Dymel)152Aとして供
給される1,2−ジフルオロエタン(ヒドロフルオロカー
ボン152A)のようなヒドロフルオロカーボンである。噴
射剤の他の例はジメチルエーテル、窒素、二酸化炭素、
亜酸化窒素及び大気ガスである。
単独で用いられる又は他の炭化水素と混合される炭化
水素、特にイソブタンが好ましい。
エアゾール噴射剤は本組成物とミックスしてもよく、
ミックスされる噴射剤の量はエアゾール業界で周知の標
準的ファクターにより支配される。液化噴射剤の場合、
噴射剤のレベルは通常全組成物の約10〜約60重量%、好
ましくは全組成物の約15〜約50重量%である。
一方、アメリカン・ナショナル・カン社から商品名セ
プロ(SEPRO)として販売されるタイプの2区画カンの
ような、噴射剤がヘアスプレー組成物との接触から分離
された加圧エアゾールディスペンサーも使用できる。
他の適切なエアゾールディスペンサーは、噴射剤が使
用前にポンプ又は相当装置でディスペンサー中に充填さ
れうる圧縮空気であることにより特徴付けられるもので
ある。このようなディスペンサーは、双方とも参考のた
めここに組み込まれる1978年3月7日付で発行されたOl
ofssonの米国特許第4,077,441号及び1989年7月25日付
で発行されたTerStegeの第4,850,577号明細書と、同じ
く参考のためここに組み込まれる1992年2月21日付で出
願されたGosselinらの米国出願第07/839,648号明細書で
記載されている。使用に適した圧縮空気エアゾール容器
もプロクター&ギャンブル社(Procter & Gamble Comp
any)からそれらの商品名バイダル・サスーン・エアス
プレー(VIDAL SASSOON AIRSPRAY )ヘアスプレーとし
て現在市販されている。
慣用的な非エアゾールポンプディスペンサー、即ちア
トマイザーも使用できる。
他のヘアスタイリング組成物にはトニック及びローシ
ョンがあり、これらは典型的には慣用的なボトル又はチ
ューブで分配され、ヘアに直接塗布されるか、又は最初
に手にその後ヘアに分配される。
本発明のヘアスタイリング処方は、慣用的なヘアケア
組成物補助剤を場合により含有することができる。補助
剤は全体で通常約0.05〜5重量%、好ましくは約0.1〜
3重量%である。このような慣用的な任意補助剤は当業
者に周知であり、前記のものに加えて、皮膚軟化剤;様
々なラノリン化合物のような滑沢剤及び浸透剤;タンパ
ク質加水分解産物及び他のタンパク質誘導体;エチレン
付加物及びポリオキシエチレンコレステロール;色素、
毛染め剤、ブリーチ、還元剤及び他の着色剤;pH調節剤;
pH調節剤;日焼け止め剤;保存剤;増粘剤(例えば、キ
サンタンガムのようなポリマー増粘剤);香料がある。
製造方法 本発明のヘアスタイリング組成物は、慣用的な処方及
びミックス技術を用いて作ることができる。好ましく
は、シリコーングラフト化ポリマー及びエタノールのプ
レミックスが最初に作られる。エタノールが組成物で用
いられないならば、ポリマーとC3アルカノール又は水と
のプレミックスが作られる。次いで他の成分も均一な混
合物を得るためにミックスしながら加えることができ
る。ポリマーが中和されるならば、中和剤も他成分の添
加前にプレミックスに加えられることが好ましい。
使用方法 本発明の組成物は本発明のヘアスタイリング/保持効
果を発揮させるために常法で用いられる。このような方
法では通常、ヘアが望ましいスタイルに整えられる前又
は後で、有効量の製品を乾いた、やや湿った又は濡れた
ヘアに塗布する。次いで組成物は乾燥されるか、又は乾
燥させられる。“有効量”とはヘアの長さ及び質感を考
慮して望ましいヘア保持及びスタイル効果を示す上で十
分な量を意味する。一般的に、具体的な製品処方、ディ
スペンサータイプ、ヘアの長さ及びヘアスタイルにタイ
プに応じて、約0.5〜約30gの製品がヘアに塗布される。
下記実験及び例は本発明の範囲内にある態様について
更に説明している。それらは説明目的で単に示され、本
発明の制限として解釈されるべきではなく、発明の多く
のバリエーションがその精神及び範囲から逸脱せずに可
能である。
実 験 下記合成は本組成物で有用なシリコーングラフト化ポ
リマーについて例示している。
実験1:バッチ合成 アクリル酸20部、t−ブチルアクリレート60部及びポリ
シロキサン(10,000MW)含有モノマー20部をフラスコに
入れる。20%の最終モノマー濃度にする上で十分な酢酸
エチル又はアセトンを反応溶媒として加える。不活性雰
囲気、好ましくは窒素又はアルゴンで容器をパージす
る。望ましい分子量に適したレベルまで開始剤(2,2′
−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル))を加え
る。典型的には、これはモノマーの量に対して0.5〜1.0
重量%の範囲内である。不活性雰囲気、好ましくは窒素
又はアルゴンで容器をパージする。60℃に加熱し、この
温度を攪拌しながら48時間維持する。室温まで冷却する
ことにより反応を終結させる。ポリマーは、オーブンで
反応溶媒を乾燥除去するか、又はアセトンがポリマーを
沈殿させる溶媒として用いられたときには、水を加えて
から沈殿物を乾燥させることにより精製する。
実験2:半連続合成 アクリル酸20部、t−ブチルアクリレート60部及びポリ
シロキサン(10,000MW)含有モノマー30部をフラスコに
入れる。20%の最終モノマー濃度にするために反応溶媒
として酢酸エチル又はアセトン300部を加える。不活性
雰囲気、好ましくは窒素又はアルゴンで容器をパージす
る。実験1のように開始剤(2,2′−アゾビス(2,4−ジ
メチルバレロニトリル))を加える。60℃に加熱し、こ
の温度を維持する。これらモノマーの重合が約15分間〜
約1時間、例えば約30分間続いた後、アクリル酸20部及
びt−ブチルアクリレート60部の第二モノマー量を加え
て、約40重量%の最終全モノマー量にする。温度を48時
間維持する。反応を終結させて、実験1のようにポリマ
ーを精製する。
例 例1〜6 下記例は本発明の非エアゾールヘアスプレー組成物を
表す。
例7〜10 下記例は本発明のエアゾールヘアスプレー組成物を表
す。
例1〜10において、組成物は、前記のように、最初に
エタノールでポリマープレミックスを作り、ポリマーを
水酸化カリウム(45%水溶液として加える)で中和し、
その後ミックスしながら水、イソドデカン、可塑剤及び
香料を連続的に加えることにより製造する。エアゾール
組成物用の噴射剤は、製造される組成物の残りが加えら
れた後で、慣用的なエアゾール容器に充填する。
例11 ポンプスプレーディスペンサーで使用に適した本発明
のヘアスプレー組成物は下記のように製造する: 例11のヘアスプレー処方物は、イソプロパノール中で樹
脂のプレミックスを作ることにより製造する。イソプロ
パノールプレミックスをエタノールに加え、その後水酸
化カリウム溶液で中和する。次いでフルオロ界面活性剤
及び水のプレミックスを作り、中和されたプレミックス
に加える。次いでイソドデカンを加える。次いで香料の
ような他の補助剤も加えてよい。磁気又は空気駆動スタ
ーラーを用いて、樹脂が溶解するまで諸成分をミックス
する。
例12 ポンプスプレーディスペンサーで使用に適した本発明
のヘアスプレー組成物は下記のように製造する: この組成物は例11のように製造する。
例13 ポンプスプレーディスペンサーで使用に適した本発明
のヘアスプレー組成物は下記のように製造する: この組成物は例11のように製造するが、加工処理に際し
てイソドデカンの代わりにアイソパーHを用いる。
例14 ポンプスプレーディスペンサーで使用に適した本発明
のヘアスプレー組成物は下記のように製造する: この組成物は例13のように製造する。
例15 ポンプスプレーディスペンサーで使用に適した本発明
のヘアスプレー組成物は下記のように製造する: この組成物は例13のように製造する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トーガーソン,ピーター マート アメリカ合衆国オハイオ州、ワシント ン、コート、ハウス、ユー.エス.ルー ト、35、エヌダブリュ、4127 (72)発明者 ホール,クリスチン アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナ チ、ドライデン、アベニュ、6072 (56)参考文献 特開 平3−128909(JP,A) 特開 平3−128311(JP,A) 特開 平4−359912(JP,A) 国際公開93/3704(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/00 - 7/50

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)シリコーングラフト化粘着性ポリマ
    ー0.1〜15重量%;但し、上記ポリマーはシリコーンマ
    クロマーを主鎖にグラフト化させた有機ポリマー主鎖に
    より特徴付けられる; (b)105〜260℃の沸点を有するC10−C14分岐鎖炭化水
    素及びその混合物からなる群より選択される炭化水素溶
    媒0.5〜15重量%; (c)組成物の80〜98.9重量%の水、C2−C3一価アルコ
    ール及びそれらの混合物からなる群より選択される極性
    溶媒を含んだ極性溶媒相;但し、組成物は15重量%以下
    のC3一価アルコールを含有している; を含んでなり、上記有機ポリマー主鎖が上記極性溶媒相
    に可溶性であり、上記シリコーンマクロマーが上記炭化
    水素溶媒に可溶性で上記極性溶媒に不溶性である、ヘア
    スタイリング組成物。
  2. 【請求項2】組成物が: (a)シリコーングラフト化ポリマー0.5〜8重量%; (b)炭化水素溶媒1〜10重量%; (c)極性溶媒85〜98重量%;但し、組成物は12重量%
    以下のC3一価アルコールを含有している; を含んでなる、請求項1に記載のヘアスタイリング組成
    物。
  3. 【請求項3】組成物が: (a)シリコーングラフト化ポリマー1〜8重量%; (b)炭化水素溶媒2〜8重量%; (c)極性溶媒80〜98.9重量%;但し、組成物は12重量
    %以下のC3一価アルコールを含有し、組成物は少くとも
    10重量%の水及び80重量%以下の揮発性有機化合物を含
    有している; を含んでなる、請求項1に記載のヘアスタイリング組成
    物。
  4. 【請求項4】組成物が80%以下の揮発性有機化合物を含
    んでいる、請求項1に記載のヘアスタイリング組成物。
  5. 【請求項5】シリコーングラフト化ポリマーが50〜99重
    量%の非シリコーンマクロマー含有モノマー単位と、1
    〜50重量%のシリコーンマクロマー含有モノマー単位と
    を含んでなる、請求項1に記載のヘアスタイリング組成
    物。
  6. 【請求項6】シリコーングラフト化ポリマーが75〜95重
    量%の非シリコーンマクロマー含有モノマー単位と、2
    〜25重量%のシリコーンマクロマー含有モノマー単位と
    を含んでなる、請求項5に記載のヘアスタイリング組成
    物。
  7. 【請求項7】シリコーングラフト化ポリマーが1〜99重
    量%の親水性モノマー単位と、0〜99重量%の疎水性モ
    ノマー単位とを含んでなる、請求項5に記載のヘアスタ
    イリング組成物。
  8. 【請求項8】シリコーングラフト化ポリマーが15〜40重
    量%の親水性モノマー単位と、15〜80重量%の疎水性モ
    ノマー単位とを含んでなる、請求項7に記載のヘアスタ
    イリング組成物。
  9. 【請求項9】親水性モノマー単位がアクリル酸、メタク
    リル酸、N,N−ジメチルアクリルアミド、ジメチルアミ
    ノエチルメタクリレート、四級化ジメチルアミノエチル
    メタクリレート、メタクリルアミド、N−t−ブチルア
    クリルアミド、マレイン酸、無水マレイン酸及びその半
    エステル、クロトン酸、イタコン酸、アクリルアミド、
    アクリレートアルコール、ヒドロキシエチルメタクリレ
    ート、ジアリルジメチルアンモニウムクロリド、ビニル
    ピロリドン、ビニルエーテル、マレイミド、ビニルピリ
    ジン、ビニルイミダゾール、スチレンスルホネート、ア
    リルアルコール、ビニルアルコール、ビニルカプロラク
    タム、上記酸及びアミンの塩とそれらの混合物からなる
    群より選択される、請求項7又は8に記載のヘアスタイ
    リング組成物。
  10. 【請求項10】親水性モノマー単位がアクリル酸、N,N
    −ジメチルアクリルアミド、ジメチルアミノエチルメタ
    クリレート、四級化ジメチルアミノエチルメタクリレー
    ト、ビニルピロリドン、それらの酸及びアミンの塩とそ
    れらの混合物からなる群より選択される、請求項9に記
    載のヘアスタイリング組成物。
  11. 【請求項11】疎水性モノマー単位がC1−C18アルコー
    ルのアクリル酸及びメタクリル酸エステル、スチレン、
    ポリスチレンマクロマー、酢酸ビニル、塩化ビニル、塩
    化ビニリデン、プロピオン酸ビニル、α−メチルスチレ
    ン、t−ブチルスチレン、ブタジエン、シクロヘキサジ
    エン、エチレン、プロピレン、ビニルトルエン及びそれ
    らの混合物からなる群より選択される、請求項9に記載
    のヘアスタイリング組成物。
  12. 【請求項12】疎水性モノマー単位がn−ブチルメタク
    リレート、イソブチルメタクリレート、t−ブチルアク
    リレート、t−ブチルメタクリレート、2−エチルヘキ
    シルメタクリレート、メチルメタクリレート及びそれら
    の混合物からなる群より選択される、請求項11に記載の
    ヘアスタイリング組成物。
  13. 【請求項13】疎水性モノマー単位がt−ブチルアクリ
    レート、t−ブチルメタクリレート及びそれらの混合物
    からなる群より選択される、請求項12に記載のヘアスタ
    イリング組成物。
  14. 【請求項14】炭化水素溶媒が飽和C10−C14分岐鎖炭化
    水素及びその混合物からなる群より選択される、請求項
    1〜13のいずれか一項に記載のヘアスタイリング組成
    物。
  15. 【請求項15】炭化水素溶媒が飽和C11−C13分岐鎖炭化
    水素からなる群より選択される、請求項14に記載のヘア
    スタイリング組成物。
  16. 【請求項16】炭化水素溶媒がイソドデカンである、請
    求項15に記載のヘアスタイリング組成物。
  17. 【請求項17】アセチルトリC2−C8アルキルシトレート
    及びその混合物からなる群より選択される可塑剤0.025
    〜2重量%を更に含んでなる、請求項1〜16のいずれか
    一項に記載のヘアスタイリング組成物。
  18. 【請求項18】可塑剤がアセチルトリエチルシトレート
    である、請求項17に記載のヘアスタイリング組成物。
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