JP3665936B2 - シリコングラフト接着性ポリマーを含有するヘアスタイリング用組成物 - Google Patents

シリコングラフト接着性ポリマーを含有するヘアスタイリング用組成物 Download PDF

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Description

技術分野
本発明は、直鎖強化シリコングラフトポリマーに関する。
発明の背景
ローション、クリーム、乳液、パック、メーキャップ(例えば、ファウンデーション、リップスティックおよびアイシャドー等)などの化粧組成物および毛髪用組成物は、人の見栄えをよくするために用いられる。多くのパーソナルケア製品は、種々の樹脂、ゴムおよび接着性ポリマーを含有している。ポリマーは、増粘、触感性、被膜形成能力、活性成分沈着、活性成分浸透、髪型固定などを含む多様な目的のために用いられる。従って、パーソナルケア製品に用いられる特性が改善されたポリマーを開発するために絶えず探索がなされている。これらの組成物の多くは、接着性シリコーングラフトポリマーの使用を必要としている。例えば、特定の髪型を維持させたいという願望が広く抱かれている。これを達成する最も一般的な方法は、シャンプーおよび/またはコンディショニング後の濡れた髪に、あるいは整髪された乾いた髪にスタイリング組成物を塗ることである。これらの組成物は、一時的セッティングの利点をもたらし、水またはシャンプーによって除去することができる。セッティングの利点をもたらすために組成物中に用いられる材料は、一般に、樹脂であり、ムース、ジェル、ローションまたはスプレーの形態で塗られてきた。
多くの人々はヘアスプレー組成物に高水準のスタイル維持または固定を望んでいる。典型的なヘアスプレーにおいて、ナショナルスターチ(National Starch and Chemical Company)が供給するAMP HOMERR、ジーエーエフ(GAF)が供給するGANTREZRSP225などの樹脂の使用によって、固定は達成される。一般に、ヘアスプレー組成物に対する毛髪の固定が進むにつれて、髪の触感は、より硬くなり、従って、より好ましくない。毛髪の固定および毛髪の感触性の取り合わせを改善することができるヘアスプレー製品を提供することが望ましい。
最近、ヘアスプレー組成物およびその他のヘアスタイリング組成物、例えば、ヘアトニック、ローション、リンス、ムースなどの中のヘアセッティング剤としての用途を含め、種々のパーソナルケア組成物中にシリコーングラフト有機主鎖ポリマーを利用することが知られるようになった。シリコーングラフトポリマーは、従来の高分子ヘアセッティング剤に対して、ソフト感が改善され、例えば、ヘアスプレーの場合に感触が改善されたパーソナルケア組成物を製造するために用いることができる。
しかし、これらのシリコーングラフトポリマーの性能を改善することが依然として必要である。本発明の目的は、直鎖強化シリコーングラフトコポリマーを含有するパーソナルケア組成物を提供することである。
本発明の更なる目的は、接着剤および粘着性が改善された樹脂を含有し、長持ちの利点(例えば、スタイルの利点)の改善をもたらすパーソナルケア組成物を提供することである。
以下の説明から明らかなこれらおよびその他の利点は、本発明によって得ることができる。
本組成物は、本明細書の中で記載されたあらゆる必要なまたは任意の成分および/または限界を含み(comprise)、これらからなり(consist of)、あるいはこれから主としてなる(consist essentially of)ことが可能である。
すべての百分率および比率は、特に明記しないかぎり重量基準で計算される。すべての百分率は、特に指示しないかぎり全組成物に基づいて計算される。
成分のすべてのレベルは、当該成分の活性種レベルを指し、特に指示しないかぎり、市販の原料中に存在しうる溶媒、副生物またはその他の不純物を除外する。
発明の要約
本発明は、
(a)約−120℃から約25℃のTgを有するホモポリマーとして重合される少なくとも1種のモノマー、および
(b)約25℃より上から約250℃のTgを有するホモポリマーとして重合される少なくとも1種のモノマーを含む有機高分子主鎖によって特徴付けられ、
シリコーングラフト接着性ポリマーが、約1000より大きい数平均分子量を有するシリコーンマクロマーを前記主鎖にグラフトさせたものである、
シリコーングラフト接着性ポリマーを含有するパーソナルケア組成物に使用するためのポリマーを含むパーソナルケア組成物に関する。
発明の詳細な説明
本発明の必須の成分を以下で説明する。本発明の実施の形態において有用な種々の任意のおよび好ましい成分の包括的な説明も含む。
シリコーングラフト接着性ポリマー
本発明は、(a)約−120℃から約25℃のTgを有するホモポリマーとして重合される少なくとも1種のモノマー、および
(b)約25℃より上から約250℃のTgを有するホモポリマーとして重合される少なくとも1種のモノマーを含む有機高分子主鎖によって特徴付けられ、約1000より大きい数平均分子量を有するシリコーンマクロマーを前記主鎖にグラフトさせたシリコーングラフト接着性ポリマーに関する。
接着性ポリマーとは、表面に溶液として塗り乾燥する時、ポリマーが被膜またはウェルドを形成することを意味する。こうした被膜は、当業者によって理解されるような接着力および粘着力を有する。
シリコーングラフトポリマーは、高分子炭素ベース主鎖に共有結合すると共に、高分子炭素ベース主鎖から垂れ下がっているポリシロキサン成分によって特徴付けられる。
主鎖は、好ましくは、エチレン性不飽和モノマーの重合から誘導される炭素鎖である。主鎖は、(a)約−120℃から約25℃のTgを有するホモポリマーとして重合されている少なくとも1種のモノマーおよび(b)約25℃より上から約250℃のTgを有するホモポリマーとして重合される少なくとも1種のモノマーを含む。ポリシロキサン成分は、ポリマー上で置換することができるか、あるいはポリシロキサンを含む重合性モノマー(例えば、エチレン性不飽和モノマー、エーテルおよび/またはエポキシド)とポリシロキサンを含まない重合性モノマーとの共重合によって製造することができる。
ポリシロキサングラフトポリマーは、少なくとも約20,000の重量平均分子量を有するべきである。加工性、美的特性、配合可能性などの実用的な理由のために本発明の利用可能性を制限する限界を除いて分子量に対する上限はない。重量平均分子量は、一般に約10,000,000未満、より一般に約5,000,000未満、典型的には約3,000,000未満である。重量平均分子量は、好ましくは約50,000〜約2,000,000の間、更に好ましくは約75,000〜約1,000,000の間、最も好ましくは約100,000〜750,000の間である。
被膜を形成するために乾燥される時、本発明の接着性ポリマーは、好ましくは少なくとも約−20℃、更に好ましくは少なくとも−5℃のTgを有し、触れてもひどく粘着性、すなわち、「タッキー」(tacky)でない。本明細書中で用いられる略号「Tg」は、転移が所定のポリマーに対して存在する場合に、そのポリマーの主鎖のガラス転移温度を指す。Tgは、好ましくは約−20℃より上、更に好ましくは約−5℃より上である。本発明の接着性ポリマーは、好ましくは約60℃未満、更に好ましくは約50℃未満、最も好ましくは40℃未満のTgを有する。
本発明の組成物用シリコーングラフトポリマーは、主鎖から垂れ下がっているシリコーンマクロマーを形成する「シリコーン含有」(すなわち「ポリシロキサン含有」)モノマーおよびポリマーの有機主鎖を形成するシリコーンを含まないモノマーを含む。
髪または肌に適用するためのパーソナルケア組成物などの組成物中で用いられる時、ポリシロキサンを含まない部分は、髪または肌などの意図する表面上にポリマーが沈着することを可能にするべきである。
ポリシロキサンマクロマーは、少なくとも約1000、好ましくは約1,000〜約5,000、更に好ましくは約5,000〜約50,000、最も好ましく約8,000〜25,000の重量平均分子量を有するべきである。考慮されている有機主鎖には、ビニルモノマー、その他の縮合モノマー(例えば、重合してポリアミドおよびポリエステルを生成するもの)、開環モノマー(例えば、エチルオキサゾリンおよびカプロラクトン)などを含む重合可能なエチレン性不飽和モノマーから誘導されるものが挙げられる。
好ましいシリコーングラフトポリマーは、少なくとも1種のフリーラジカル重合性エチレン性不飽和モノマーまたは複数のモノマー、および少なくとも1種のフリーラジカル重合性ポリシロキサン含有エチレン性不飽和モノマーまたは複数のモノマーから誘導されるモノマー単位からなる。
ビニルモノマー単位
本発明のシリコーンコポリマーは、約50%〜約98%、好ましくは約60%〜約95%、更に好ましくは約70%〜約90重量%のビニルモノマー単位を含む。
ビニルモノマー単位は、共重合性モノマー、好ましくは、エチレン性不飽和モノマーから選択される。ビニルモノマーは、コポリマーの要件を満足させるように選択される。本明細書中で用いられる「共重合性」とは、イオン重合、乳化重合、分散重合、チーグラーナッタ重合、フリーラジカル重合、基移動重合またはステップ成長重合などの1種以上の従来の合成技術を用いる重合反応において、ビニルモノマーをポリシロキサンマクロマーと反応または重合することができることを意味する。本発明において、従来のフリーラジカル開始技術を用いて共重合できるモノマーおよびマクロマーは好ましい。「エチレン性不飽和」という用語は、一、二、三または四置換であることが可能な少なくとも1種の重合性炭素−炭素間二重結合を含む物質を意味するために本明細書中で用いられる。
モノマー単位は、全体的なコポリマーの溶解度特性が達成されるかぎり、親水性モノマー(典型的には極性モノマー)またはこうした親水性モノマーと疎水性モノマー(一般に、低極性モノマー)との混合物から誘導することができる。本明細書中で用いられる「親水性モノマー」とは、実質的に水溶性であるホモポリマーを生成させるモノマーを意味する。「疎水性モノマー」とは、実質的に水不溶性ホモポリマーを生成させるモノマーを意味する。
本明細書中で有用なモノマーの非限定的な種類には、不飽和アルコール、不飽和モノカルボン酸、不飽和ジカルボン酸、不飽和無水物、不飽和モノカルボン酸のアルコールエステル、不飽和ジカルボン酸のアルコールエステル、不飽和無水物のアルコールエステル、不飽和モノカルボン酸のアルコキシ化エステル、不飽和ジカルボン酸のアルコキシ化エステル、不飽和無水物のアルコキシ化エステル、不飽和モノカルボン酸のアミノアルキルエステル、不飽和ジカルボン酸のアミノアルキルエステル、不飽和無水物のアミノアルキルエステル、不飽和モノカルボン酸のアミド、不飽和ジカルボン酸のアミド、不飽和無水物のアミド、不飽和モノカルボン酸の塩、不飽和ジカルボン酸の塩、不飽和無水物の塩、不飽和炭化水素、不飽和ヘテロ環およびそれらの混合物からなる群から選択されるモノマーが挙げられる。
こうしたモノマーの代表的な例には、アクリル酸、メタクリル酸、N,N−ジメチルアクリルアミド、ジメチルアミノエチルメタクリレート、第四級化ジメチルアミノエチルメタクリレート、メタクリルアミド、N−t−ブチルアクリルアミド、マレイン酸、無水マレイン酸およびその半エステル、クロトン酸、イタコン酸、アクリルアミド、アクリレートアルコール、ヒドロキシエチルメタクリレート、ジアリルジメチル塩化アンモニウム、ビニルピロリドン、ビニルエーテル(メチルビニルエーテルなど)、マレイミド、ビニルピリジン、ビニルイミダゾール、その他の極性ビニルヘテロ環、スチレンスルホネート、アリルアルコール、ビニルアルコール(重合後に酢酸ビニルの加水分解によって生成されるものなど)、ビニルカプロラクタム、メタノール、エタノール、メトキシエタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−メチル−1−プロパノール、1−ペンタノール、2−ペンタノール、3−ペンタノール、2−メチル−1−ブタノール、1−メチル−1−ブタノール、3−メチル−1−ブタノール、1−メチル−1−プロパノール、2−メチル−1−ペンタノール、3−メチル−1−ペンタノール、t−ブタノール(2−メチル−2−プロパノール)、シクロヘキサノール、ネオデカノール、2−エチル−1−ブタノール、3−へプタノール、ベンジルアルコール、2−オクタノール、6−メチル−1−へプタノール、2−エチル−1−ヘキサノール、3,5−ジメチル−1−ヘキサノール、3,5,5−トリメチル−1−ヘキサノール、1−デカノール、1−ドデカノール、1−ヘキサデカノールおよび1−オクタデカノールなどの約1−18個の炭素原子、好ましくは約1〜12個の炭素原子を有するC1〜C18アルコールのメタクリル酸エステル;ジシクロペンチルアクリレート;4−ビフェニルアクリレート;ペンタクロロフェニルアクリレート;3,5−ジメチルアダメンチルアクリレート;3,5−ジメチルアダマンチルメタクリレート;4−メトキシカルボニルフェニルメタクリレート;トリメチルシリルメタクリレート;スチレン;α−メチルスチレンおよびt−ブチルスチレンを含むアルキル置換スチレン;酢酸ビニル、ビニルネオノナノエート、ビニルピバレートおよびビニルプロピオネートを含むビニルエステル;塩化ビニル;塩化ビニリデン;ビニルトルエン;イソブチルビニルエーテルおよびs−ブチルビニルエーテルを含むアルキルビニルエーテル;ブタジエン;シクロヘキサジエン;ビシクロヘプタジエン;2,3−ジカルボキシメチル−1,6−ヘキサジエン;エチレン;プロピレン;インデン;ノルボルニレン;β−ピネン;α−ピネン;上述の酸とアミンの塩ならびにそれらの混合物が挙げられる。第四級化モノマーは、グラフトコポリマーの他のモノマーとの共重合前または共重合後のいずれかにおいて第四級化することができる。
好ましいモノマーには、アクリル酸、メタクリル酸、N,N−ジメチルアクリルアミド、ジメチルアミノエチルメタクリレート、第四級化ジメチルアミノエチルメタクリレート、ビニルピロリドン、C1〜C18アルコールのアクリル酸エステルまたはメタクリル酸エステル、スチレン、α−メチルスチレン、t−ブチルスチレン、酢酸ビニル、ビニルプロピオネート、2−メトキシエチルアクリレート、2−エトキシエチルアクリレート、n−ブチルメタクリレート、イソブチルメタクリレート、t−ブチルアクリレート、t−ブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、メチルメタクリレート、上述のあらゆる酸およびアミンの塩ならびにそれらの混合物が挙げられる。
上記の説明から、低いTgのホモポリマーを生成させるアクリル酸およびメタクリル酸のエステルには、例えば、3−メトキシブチルアクリレート、2−メトキシエチルアクリレート、2−フェノキシエチルエステル、2−ヒドロキシエチルエステル、4−ヒドロキシブチルアクリレート、2−エトキシエトキシエチルアクリレート、2−エトキシエチルアクリレート、n−ブチルアクリレート、ドデシルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、2−エチルブチルアクリレート、n−エチルアクリレート、n−ヘプチルアクリレート、n−ヘキシルアクリレート、イソ−ブチルアクリレート、イソ−デシルアクリレート、イソ−プロピルアクリレート、3−メチルブチルアクリレート、2−メチルペンチルアクリレート、ノニルアクリレート、オクチルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、n−ペンチルメタクリレートが挙げられ;アクリルアミドモノマーにはN−ドデシルアクリルアミド、N−オクタデシルアクリルアミドが挙げられ;ビニルモノマーにはsec−ブチルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、ビニルプロピオネート、ビニルブチレート、デシルビニルエーテル、メチルビニルエーテルが挙げられ;スチレンモノマーには4−デシルスチレンが挙げられる。低いTgのホモポリマーを生成させる他のモノマーには、イソブチレン、1−ブテン、5−メチル−1−ヘキセン、重合後(コポリマーの生成後)水素化しうるオレフィンモノマー、例えば、イソプレン、1,2−ブタジエン、1,4−ブタジエンが挙げられる。
低いTgのホモポリマーを生成させる好ましいモノマーには、3−メトキシブチルアクリレート、2−メトキシエチルアクリレート、n−ブチルアクリレート、ドデシルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、2−エチルブチルアクリレート、エチルアクリレート、n−へプチルアクリレート、n−ヘキシルアクリレート、イソ−ブチルアクリレート、イソ−デシルアクリレート、イソ−プロピルアクリレート、3−メチルブチルアクリレート、2−メチルペンチルアクリレート、ノニルアクリレート、オクチルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、n−ペンチルメタクリレート、N−オクタデシルアクリルアミドが挙げられる。
低いTgのホモポリマーを生成させる最も好ましいモノマーには、2−メトキシエチルアクリレート、n−ブチルアクリレート、エチルアクリレートが挙げられる。これらの低いTgのホモポリマーは、好ましくは約−70℃〜約25℃、更に好ましくは約−60℃〜約0℃、最も好ましくは約60℃〜約−20℃のTgを有する。
上述の説明から、高いTgのホモポリマーを生成させるアクリル酸およびメタクリル酸には、例えば、sec−ブチルメタクリレート、t−ブチルアクリレート、メチルメタクリレート、イソプロピルメタクリレート、2−t−ブチルアミノエチルメタクリレート、ジメチルアミノエチルメタクリレート、第四級化ジメチルアミノエチルメタクリレート、4−ビフェニルアクリレート、ペンタクロロフェニルアクリレート、3,5−ジメチルアダマンチルアクリレート、3,5−ジメチルアダマンチルメタクリレート、イソボルニルアクリレート、トリメチルシリルメタクリレート、トリメチルシリルアクリレート(シリルエステルを加水分解してアクリル酸またはメタクリル酸を生成させうる)、アクリル酸、メタアルリル酸、アクリル酸およびメタアルリル酸の塩が挙げられ;アクリルアミドおよびメタクリルアミドモノマーには、N−ブチルアクリルアミド、アクリルアミド、N−イソプロピルアクリルアミド、N−t−ブチルメタクリルアクリルアミドが挙げられ;ビニルモノマーには、2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン、酢酸ビニル、塩化ビニル、N−ビニルカプロラクタム、N−ビニルピロリドン、シクロヘキシルビニルエーテル、ビニルアルコール、ビニルイミダゾールが挙げられ;スチレンモノマーには、スチレン、4−t−ブチルスチレン、2−メトキシスチレン、4−アセチルスチレン、スチレンスルホネートが挙げられる。高いTgのホモポリマーを生成させる他のモノマーには、ジアリルジメチル塩化アンモニウム、マレイミド、クロトン酸、イタコン酸、無水マレイン酸、アリルアルコール、α−ピネン、β−ピネン、tert−ブチルスチレン、α−メチルスチレン、インデン、ノルボルネン、ノルボルニレンが挙げられる。
高いTgのホモポリマーを生成させる好ましいモノマーには、t−ブチルメタクリレート、t−ブチルアクリレート、メチルメタクリレート、ジメチルアミノエチルメタクリレート、イソプロピルメタクリレート、トリメチルシリルメタクリレート、トリメチルシリルアクリレート、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸およびメタクリル酸の塩、tert−ブチルスチレン、α−メチルスチレン、2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン、N−イソプロピルアクリルアミド、N−t−ブチルメタクリルアミドが挙げられる。
高いTgのホモポリマーを生成させる最も好ましいモノマーには、t−ブチルメタクリレート、t−ブチルアクリレート、メチルメタクリレート、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸およびメタクリル酸の塩、tert−ブチルスチレンが挙げられる。これらの高いTgのモノマーは、好ましくは約25℃より上から約250℃、更に好ましくは約30℃から約200℃、なお更に好ましくは約35℃から約150℃、最も好ましくは40℃から130℃のTgを有する。
ポリシロキサンマクロマー単位
本発明のコポリマーは、コポリマーの約2%〜約50%、好ましくは約5%〜約40%、更に好ましくは約10%〜約30重量%のポリシロキサンマクロマー単位を含む。
好ましくはビニル成分を有するポリシロキサンマクロマー単位は、ビニルモノマーと共重合可能である。マクロマー単位の単一タイプまたは2種以上のマクロマー単位の組合せのいずれかを本明細書中で利用することができる。マクロマーは、コポリマーの要件を満足させるように選択される。本明細書中で用いられる「重合可能な」とは、上述した1種以上の従来の合成技術を用いる重合反応において、マクロマーがビニルモノマーと反応または重合できることを意味する。
本明細書中で有用なポリシロキサンマクロマーは、高分子部分と好ましくはエチレン性不飽和成分である共重合可能な成分とを含有する。典型的には、好ましいマクロマーは、ビニル成分で末端封止されているものである。本明細書中で用いられる「末端封止」とは、ビニル成分がマクロマーの末端部分またはその付近にあることを意味する。
マクロマーは、当該技術分野において通常の技量を有するポリマー化学者が熟知している種々の標準合成手順を利用して合成することができる。さらに、これらのマクロマーは、市販のポリマーから出発して合成することができる。典型的には、マクロマーの重量平均分子量は、約1000〜約50,000である。
ポリシロキサンマクロマーは、一般式によって例示される。
X(Y)nSi(R)3-mm
式中、Xはビニルモノマー単位と共重合可能なビニル基であり;Yは二価結合基であり;各Rは、水素、ヒドロキシル、C1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシ、C2〜C6アルキルアミノ、フェニル、C1〜C6アルキルまたはアルコキシ置換フェニルからなる群から独立に選択され;Zは、少なくとも約1000の数平均分子量を有する一価シロキサン高分子成分であり、共重合条件下で本質的に非反応性であると共に、上述したビニル高分子主鎖から垂れ下がっており;nは0または1であり;mは1〜3の整数である。ポリシロキサンマクロマーは、約1000〜約50,000、好ましくは約5,000〜約30,000、更に好ましくは約8,000〜約25,000の重量平均分子量を有する。
好ましくは、ポリシロキサンマクロマーは、以下の式から選択される式を有する。
Figure 0003665936
または
X−CH2−(CH2s−Si(R13-m−Zm
または
Figure 0003665936
これらの構造において、sは、0〜6の整数、好ましくは0、1または2、更に好ましくは0または1であり;mは、1〜3の整数、好ましくは1であり;pは0または1であり;qは、2〜6の整数である。各R1は、水素、ヒドロキシル、C1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシ、C2〜C6アルキルアミノ、フェニル、C1〜C6アルキルまたはアルコキシ置換フェニルからなる群から独立に選択され、好ましくはC1〜C6アルキル、あるいはC1〜C6アルキルまたはアルコキシ置換フェニル、更に好ましくはC1〜C6アルキル、なお更に好ましくはメチルである。R2は、C1〜C6アルキルまたはC1〜C6アルキル置換フェニルからなる群から選択され、好ましくはメチルである。
nは0〜4の整数、好ましくは0または1、更に好ましくは0であり;Xは次式で表わされ、
Figure 0003665936
式中、R3は、水素または−COOH、好ましくはR3は水素であり;R4は水素、メチルまたは−CH2COOH、好ましくはR4はメチルであり;Zは次式で表わされ、
Figure 0003665936
式中、R5、R6およびR7は、水素、ヒドロキシル、C1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシ、C2〜C6アルキルアミノ、フェニル、C1〜C6アルキルまたはアルコキシ置換フェニル、水素またはヒドロキシルから独立に選択され;好ましくはR5、R6およびR7は、C1〜C6アルキル;更に好ましくはメチルである。rは、約14〜約700、好ましくは約60〜約400、更に好ましくは約100〜約350の整数である。
本発明において用いられるシリコーングラフトポリマーの例には、以下のものが挙げられ、以下の組成はその合成において用いられるモノマーの重量部として示す。
(i)ポリ(t−ブチルアクリレート−co−n−ブチルアクリレート−co−アクリル酸−co−メタクリル酸)−graft−ポリ(ジメチルシロキサン)
コポリマーの分子量:210,000
組成:t−ブチルアクリレート(36%)、n−ブチルアクリレート(27%)、アクリル酸(12%)、メタクリル酸(10%)、ポリ(ジメチルシロキサン)(15%)
ポリ(ジメチルシロキサン)の分子量:10,000
(ii)ポリ(t−ブチルアクリレート−co−エチルアクリレート−co−アクリル酸)−graft−ポリ(ジメチルシロキサン)
コポリマーの分子量:100,000
組成:t−ブチルアクリレート(34%)、エチルアクリレート(35%)、アクリル酸(21%)、ポリ(ジメチルシロキサン)(10%)
ポリ(ジメチルシロキサン)の分子量:5,000
(iii)ポリ(t−ブチルアクリレート−co−n−ブチルアクリレート−co−アクリル酸)−graft−ポリ(ジメチルシロキサン)
コポリマーの分子量:150,000
組成:t−ブチルアクリレート(47.25%)、n−ブチルアクリレート(22.75%)、アクリル酸(20%)、ポリ(ジメチルシロキサン)(10%)
ポリ(ジメチルシロキサン)の分子量:10,000
(iv)ポリ(t−ブチルアクリレート−co−2−メトキシエチルアクリレート−co−メタクリル酸)−graft−ポリ(ジメチルシロキサン)
コポリマーの分子量:100,000
組成:t−ブチルアクリレート(27%)、2−メトキシエチルアクリレート(43%)、メタクリル酸(20%)、ポリ(ジメチルシロキサン)(10%)
ポリ(ジメチルシロキサン)の分子量:15,000
(v)ポリ(t−ブチルアクリレート−co−イソボルニルアクリレート−co−2−メトキシエチルアクリレート−co−アクリル酸)−graft−ポリ(ジメチルシロキサン)
コポリマーの分子量:95,000
組成:t−ブチルアクリレート(33%)、イソボルニルアクリレート(17%)、2−メトキシエチルアクリレート(20%)、アクリル酸(20%)、ポリ(ジメチルシロキサン)(10%)
ポリ(ジメチルシロキサン)の分子量:10,000
(vi)ポリ(t−ブチルアクリレート−co−ラウリルメタクリレート−co−アクリル酸)−graft−ポリ(ジメチルシロキサン)
コポリマーの分子量:125,000
組成:t−ブチルアクリレート(60%)、ラウリルメタクリレート(10%)、アクリル酸(20%)、ポリ(ジメチルシロキサン)(10%)
ポリ(ジメチルシロキサン)の分子量:15,000
上述のモノマー単位に対するTgはThe Polymer Handbook,third edition,(John Wiley &Sons,1989)に見られ、主鎖Tgは、Fundamental Principles of Polymeric Materials,second edition(John Wiley &Sons,1993)において説明された方法を用いて計算することができる。上述のシリコーングラフトポリマーの例におけるモノマーに対する代表的なTgは次の通りである。t−ブチルアクリレート、Tgは44.85℃;n−ブチルアクリレートのTgは−54.15℃;アクリル酸のTgは105.85℃;メタクリル酸のTgは227.85℃;エチルアクリレートのTgは−24.15℃;ウラリルメタクリレートのTgは−65.15℃;メトキシエチルアクリレートのTgは−50.15℃である。
シリコーングラフトポリマーは、ポリシロキサン含有モノマーのポリシロキサンを含まないモノマーとのフリーラジカル重合によって合成することができる。合成手順は、一般に、接着性コポリマーに対して記載されたものと同じである。シリコーンマクロマーは、「A」および「B」モノマーと共に反応器に添加され、反応は接着性コポリマーの例と同様に進行する。重合全体にわたって溶液中にモノマーおよびポリマーを維持するために、当業者に対して明らかであるように、接着性ポリマーと比べて重合反応のために異なった溶媒を選択することが必要でありうる。
理論に限定されなければ、上述のシリコーングラフトポリマーを生成させるに際して、シリコーングラフトを取り込まない何らかのポリマーがあることが考えられる。こうしたポリマーは、比較的低い重量平均分子量、例えば、20,000未満を有する。
任意成分
本発明の組成物は、接着テープ、にかわ接着剤などのような接着性が有用であるパーソナルケア組成物又はその他のいかなる組成物にも配合することができる。
パーソナルケア組成物は、約0.1%〜約99.9%、好ましくは約0.5%〜約99.0%、最も好ましくは約1.0%〜約99.9%の適するパーソナルケア担体を含む。適する担体は、鈴木らに1991年10日29日に発行された米国特許第5,061,481号に完全に記載され、この特許は本明細書中に引用して包含する。例えば、スキンケア担体は、典型的には水中油乳液を含む。
ヘアスプレー組成物は、典型的には、シリコーングラフトポリマー用の液状ビヒクルとして極性溶媒相を含む。極性溶媒相は、全組成物の重量で約80%〜約99%、好ましくは約85%〜約98%、更に好ましくは約90〜約95%のレベルでヘアケア組成物中に存在する1種以上の極性溶媒を含む。
シャンプー及びリンス組成物として配合した場合は、これらの組成物は典型的には揮発性、非極性の分岐鎖炭化水素を含み、皮膚や毛髪に局所塗布して安全である。この分岐鎖炭化水素溶媒は、組成物の重量で約0.1%〜約15%、好ましくは約0.5%〜約10%、更に好ましくは約2〜約8%のレベルで存在する。低沸点シリコーンオイルも有用である。
分岐鎖炭化水素溶媒は、少なくとも約105℃、好ましくは少なくとも約110℃、更に好ましくは少なくとも約125℃、最も好ましくは少なくとも約150℃の沸点によって特徴付けられる。その沸点はまた、一般に、約260℃以下、好ましくは約200℃以下である。選択される炭化水素も、肌および髪への局所塗布に対して安全であるべきである。
分岐鎖炭化水素溶媒は、C10〜C14分岐鎖炭化水素およびそれらの混合物、好ましくはC11〜C13分岐鎖炭化水素、更に好ましくはC12分岐鎖炭化水素からなる群から選択される。飽和炭化水素は好ましい。但し、不飽和炭化水素を除外することは必ずしも意図されていない。
適する非極性溶媒の例には、上述の鎖サイズのイソパラフィンが含まれる。イソパラフィンは、エクソンケミカル(Exxon Chemical Co.)から市販されている。例には、Isopar(商標)G(C10〜C11イソパラフィン)、Isopar(商標)HおよびK(C11〜C12イソパラフィン)およびIsopar(商標)L(C11〜C13イソパラフィン)が挙げられる。最も好ましい非極性溶媒は、C12分岐鎖炭化水素、特にイソドデカンである。イソドデカンは、Permethyl(商標)99Aとしてプレパース(Preperse,Inc.)(米国ニュージャージー州サウスプレインフィールド)から市販されている。
可塑剤
本明細書の組成物は、任意に、シリコーングラフトポリマーに対する可塑剤を含有することが可能である。ヘアケア製品用に、あるいは髪または肌への局所塗布用に適するいかなる可塑剤も用いることができる。多様な可塑剤は当該技術分野において公知である。これらには、アセチルクエン酸トリエチル、クエン酸トリエチル、グリセリン、アジピン酸ジイソブチル、ステアリン酸ブチルおよびプロピレングリコールが挙げられる。可塑剤は、組成物の典型的には重量で約0.01%〜約10%、好ましくは約0.05%〜約3%、更に好ましくは約0.05%〜約1%のレベルで用いられる。
接着性ポリマー
本発明のポリマーは、付加的な接着性ポリマーと組み合せて接着性組成物を形成することができる。この組成物は、一般に組成物の重量で約0.1%〜約15%、好ましくは0.5%〜約8%、更に好ましくは約1%〜約8%の接着性ポリマーを含む。組成物に接着特性または被膜形成特性をもたらすために有効量が用いられ、組成物をその所期の目的のために配合でき、効果的に利用できるかぎり、これより高いレベルまたはこれより低いレベルのポリマーを除外しようとするものではない。接着性ポリマーとは、表面に溶液として塗り、乾燥する時、ポリマーが被膜を形成することを意味する。こうした被膜は、当業者が理解するようにな接着強度および粘着強度を有する。
その高分子主鎖は、シリコーン接着性スタイリングポリマーに相容できるように選択される。「相溶できる」とは、適する溶媒に投入された時、ポリマーが安定な溶液を形成する。すなわち、ポリマーが溶解度に関して競争しないので相分離を起こさず、溶液が乾燥された時、2種のポリマーのマクロ相分離を伴わずに均一な被膜が形成されることを意味する。適する溶媒は、本明細書に記載されたレベルで非シリコーンポリマーおよびシリコーングラフトポリマーを実質的に完全に溶解する溶媒である。ポリマー配合物は、比較的透明なヘアスプレー系(450nmにおける%透過度は一般に80%より大)を形成する。ある種の可塑剤が曇った被膜および妥当でない中和レベルを形成しうることが認識されている。従って、これは、相溶性のこの定義の範囲外になる。相溶性は、共溶媒中に接着性ポリマーおよびシリコーングラフトヘアスタイリング樹脂を溶解し、溶媒を蒸発させて被膜を形成させることにより試験することができる。相溶性のないポリマーは、2種のポリマーの大規模相な分離のために、劣った機械的特性を有する曇った被膜を形成する。あるいは、ポリマー溶液を乾燥して被膜にした後、Tgを測定することにより、相溶性を評価することができる。相溶性ポリマーが単一のTgを有するのに対して、相溶性のないポリマーは2つのTgを示す。相溶性は完全に異なった構造の2種のポリマー間で起きうるけれども、シリコーングラフトポリマーの非シリコーン主鎖の組成を接着性ポリマーの組成に似せるかまたは同じにすることにより相溶性を得ることが好ましい。
接着性ポリマーは、少なくとも約20,000、好ましくは約25,000より大きい、更に好ましくは約30,000より大きい、最も好ましくは約35,000より大きい重量平均分子量を有するべきである。加工性、美的特性、配合加工性などの実用的な理由のために本発明の利用可能性を制限する限界を除いて分子量に対する上限はない。重量平均分子量は、一般に約10,000,000未満、より一般に約5,000,000未満、典型的には約2,000,000未満である。重量平均分子量は、好ましくは約20,000〜約2,000,000の間、更に好ましくは約30,000〜約1,000,000の間、最も好ましくは約40,000〜約500,000の間である。
被膜を形成するために乾燥される時、本明細書の接着性ポリマーは、好ましくは少なくとも約−20℃、更に好ましくは少なくとも約20℃のTgを有し、触れてもひどく粘着性、すなわち、「タッキー」でない。本明細書中で用いられる略号「Tg」は、ポリマーの主鎖のガラス転移温度を指す。Tgは、好ましくは約−20℃より上、更に好ましくは約20℃より上である。
好ましくは、非シリコーンポリマーのシリコーングラフトポリマーに対する比は、約1:10〜約1:1、好ましくは約1:5〜約1:1の範囲である。
本発明において用いられる接着性ポリマーの例には以下のものが挙げられ、組成に続く数字は重合反応器に投入されるモノマーの重量比を示している。
(i)アクリル酸/t−ブチルアクリレート 25/75
(ii)ジメチルアミノエチルメタクリレート/イソブチルメタクリレート/2−エチルヘキシルメタクリレート 40/40/20
(iii)t−ブチルアクリレート/アクリル酸 65/35
(iv)塩化メチルで処理することにより第四級化されたポリマー(ii)
接着性ポリマーは、モノマーのフリーラジカル重合によるなどの上述したように合成することができる。
上述のような接着性ポリマーの溶解度は、中和するなら中和後に、および極性溶媒相中に加えることができる界面活性剤、可溶化剤などの他の成分を添加後に測定するべきである。
本組成物は、ヘアセッティング組成物、特にヘアスプレー組成物およびヘアセッティングトニック用に当該技術分野で公知のあらゆる種類の成分を含む多様な追加の任意の成分を含有することが可能である。これらの成分には、界面活性剤(フッ素化界面活性剤およびシリコーンコポリオールを含む)、イオン強度改良剤、噴射剤、ヘアコンディショニング剤(例えば、シリコーン液、脂肪族エステル、脂肪族アルコール、長鎖炭化水素、陽イオン界面活性剤など)が挙げられるが、それらに限定されない。
イオン強度改良剤システム
本発明のポリマーから製造される組成物は、任意に、ヘアスプレー組成物の粘度を低下させるための有効量の非表面活性イオン強度改良剤システムを含有することが可能である。用いられる時、イオン強度改良剤は、組成物の少なくとも約0.01重量%のレベルで本組成物中に存在する。その上限は、ヘアセッティング樹脂が可溶化または分散されたままであるような、本明細書の特定の組成物中に存在しうるイオン強度改良剤の最大量によって決まる。当業者が理解するように、組成物のイオン強度が高まるにつれて、樹脂は溶液から最終的に析出するか、あるいは別にもはや極性液体担体中に可溶化または分散されない。イオン強度改良剤システムのレベルの上限は、組成物中に存在する特定のイオン強度改良剤システム、液状ビヒクル、樹脂およびその他の成分に応じて異なる。それゆえに、例えば、用いることができるイオン強度改良剤の最大量は、より多くの水を有する組成物に比較して、より少ない水を含有する液状ビヒクルを有する組成物についてより低い傾向である。一般に、組成物は、約4重量%以下、より一般に約2%以下、典型的には約1%以下のイオン強度改良剤を含む。本明細書の組成物は、好ましくは約0.01〜約0.5%、更に好ましくは約0.01〜約0.1%のイオン強度改良剤システムを含む。
イオン強度改良剤システムは、単量体陽イオンおよび陰イオンの混合物を含む。本明細書のイオン強度改良剤システムのイオンは非表面活性である、すなわち、表面張力を大幅には減少させない。本明細書の目的において、非表面活性とは、0.5%水溶液濃度において、5.0ダイン/cm2以下だけしか表面張力を低下させないイオンを意味する。一般に、本明細書のイオン強度改良剤システムのイオンは、あらゆる脂肪族鎖あるいは直鎖または分岐鎖有機ヘテロ鎖中に最大で、電荷当たり4個以下の炭素原子、好ましくは2個以下の炭素原子を有することにより特徴付けられる。
イオン強度改良剤システムは、酸−塩基反応の生成物である種類の単量体イオンを含む。それゆえに、塩基イオンと酸イオン、OH-およびH+は、組成物中に存在してもよいが、本明細書のイオン強度改良剤システムの一部を構成しない。本明細書のイオンは、遊離イオンとして、すなわち、解離の形態で組成物中に存在できるような形で組成物中に混合される。添加されるイオンのすべてが遊離イオンとして組成物中に存在する必要はないが、組成物中で少なくともある程度可溶であるか、または解離されなければならない。イオン強度改良剤システムは、例えば、可溶性の塩の添加、または酸および塩基の混合物の添加、もしくはそれらの組合せによって、ヘアスタイリング組成物中に混合することができる。イオン強度改良剤システムの陰イオンおよび陽イオン両方が組成物中に加えられることが本発明の必要な態様である。
用いるために適する陽イオンには、例えば、リチウム、ナトリウムおよびカリウムなどのアルカリ金属、マグネシウム、カルシウムおよびストロンチウムなどのアルカリ土類金属が挙げられる。好ましい二価陽イオンはマグネシウムである。好ましい一価金属イオンは、リチウム、ナトリウムおよびカリウム、特にナトリウムおよびカリウムである。本明細書の組成物への添加の適する手段には、例えば、塩基、例えば、水酸化物、水酸化ナトリウムおよび水酸化カリウムとしての添加、液体担体中に可溶である塩、例えば、以下に記載するものなどの単量体陰イオンの塩としての添加が挙げられる。
その他の適する陽イオンには、第四級アンモニウムイオンなどの有機イオン、アンモニウムモノ−、ジ−およびトリ−エタノールアミン、トリエチレンアミン、モルホリン、アミノメチルプロパノール(AMP)、アミノエチルプロパンジオールなどの陽イオンアミンが挙げられる。アンモニウムおよびアミンは、好ましくは、塩酸塩の塩などの塩の形態で提供される。
用いることができる単量体陰イオンには、塩化物、フッ化物、臭化物およびヨウ化物などのハロゲンイオン、特に塩化物、硫酸塩、硫酸エチル、硫酸メチル、スルファミン酸シクロヘキシル、チオ硫酸塩、スルホン酸トルエン、スルホン酸キシレン、クエン酸塩、硝酸塩、炭酸水素塩、アジピン酸塩、コハク酸塩、糖塩、安息香酸塩、乳酸塩、硼酸塩、イセチオン酸塩、酒石酸塩、およびヘアスタイリング組成物中に解離された形態で存在しうるその他の単量体陰イオンが挙げられる。陰イオンは、例えば、液状ビヒクル中に少なくともある程度可溶である酸、または塩、例えば、酢酸塩、クエン酸塩、硝酸塩、塩化物、硫酸塩などのナトリウム塩またはカリウム塩の形態で本明細書の組成物に添加することができる。好ましくは、こうした塩はビヒクルに全く可溶である。
イオン強度改良剤の使用は、特に揮発性が低下された有機溶媒組成物、最も特にシリコーンマクロマー含有ポリマーを利用するものに有用である。
パーソナルケア組成物
本発明のポリマーは、シャンプー、石鹸、ローション、クリーム、制汗剤、ネイルエナメル、リップスティック、ファウンデーション、マスカラ、日焼け止め剤、ヘアスプレー組成物、ムースおよびヘアーセッティングトニックを含む、多様なパーソナルケア組成物に配合することができる。より高い粘度の組成物のみでなく、好ましくはスプレー用途用に適する易流動性である組成物、例えば、低粘度組成物も考慮されている。
本発明において用いるのに適するパーソナルケア担体は、1994年4月26日に発行されたロビンソン(Robinson)らに対する米国特許第5,306,485号、1991年3月26日に発行されたシュミット(Schmidt)らに対する米国特許第5,002,680号に記載されている。両方の特許は本明細書中に引用して包含する。
以下の実験および実施例は、本発明の範囲内の実施の形態を更に使用する。それらは、説明の目的のためだけに示すもので、本発明の多くの変形が本発明の精神と範囲から逸脱せずに可能であるため、本発明の限定と解釈されるべきではない。
実施例
以下の実施例は、本発明のシリコーングラフトポリマーを例示するものである。
実施例1
ポリ(t−ブチルアクリレート−co−n−ブチルアクリレート−co−アクリル酸−co−メタクリル酸)−graft−ポリ(ジメチルシロキサン)の合成:
42.75部のt−ブチルアクリレート、27.25部のn−ブチルアクリレート、10部のメタクリル酸、10部のアクリル酸および10部のポリジメチルシロキサンマクロマーを丸底フラスコに投入する。20%の最終モノマー濃度を生じるために反応溶媒として十分なアセトンを添加する。約1時間にわたりアルゴンで容器をパージする。パージ後に、密閉反応系の一定の正圧をアルゴンで維持する。反応を58℃に加熱する。アセトンの中でアゾビスイソブチロニトリル(モノマーの量に対して0.5重量%)の10%溶液を調製し、反応混合物にそれを添加する。熱を維持し20時間にわたり攪拌する。大気に反応器を開放し室温に冷却することにより反応を終わらせる。
それから、ポリマー溶液は、1部の溶液対15部の水で水中に析出する。その後、得られたポリマーをアセトン中に再溶解させる。この手順を6回繰り返し、最終ポリマーを真空炉に入れて加熱乾燥する。これは、ポリマー精製プロセスを完了させる。
実施例2
ポリ(t−ブチルアクリレート−co−n−ブチルアクリレート−co−メタクリル酸)−graft−ポリ(ジメチルシロキサン)の合成:
32部のt−ブチルアクリレート、27部のn−ブチルアクリレート、21部のメタクリル酸および20部のポリジメチルシロキサンマクロマーを丸底フラスコに投入する。20%の最終モノマー濃度を生じるために反応溶媒として十分なアセトンを添加する。約1時間にわたりアルゴンで容器をパージする。パージ後に、密閉反応系の一定の正圧をアルゴンで維持する。反応を58℃に加熱する。アセトンの中でアゾビスイソブチロニトリル(モノマーの量に対して0.5重量%)の10%溶液を調製し、反応混合物にそれを添加する。熱を維持し20時間にわたり攪拌する。大気に反応器を開放し室温に冷却するこにより反応を終わらせる。
それから、ポリマー溶液は、1部の溶液対15部の水で水中に析出する。その後、得られたポリマーをアセトン中に再溶解させる。この手順を6回繰り返し、最終ポリマーを真空炉に入れて加熱乾燥する。これは、ポリマー精製プロセスを完了させる。

Claims (7)

  1. シリコーングラフト接着性ポリマーを含有するヘアスタイリング用組成物であって、
    前記シリコーングラフト接着性ポリマーが、70重量%〜90重量%の有機高分子主鎖と10重量%〜30重量%のシリコーンマクロマーとを含み、
    前記シリコーングラフト接着性ポリマーが、
    (a)−60℃から−20℃のTgを有するホモポリマーとして重合される少なくとも1種の低いTgのモノマーであって、2−メトキシエチルアクリレート、n−ブチルアクリレート、エチルアクリレート及びそれらの混合物からなる群から選択される前記低いTgのモノマー、および
    (b)25℃より上から250℃のTgを有するホモポリマーとして重合される少なくとも2種の高いTgのモノマーであって、その際、少なくとも1種の高いTgのモノマーは、アクリル酸及びメタクリル酸からなる群から選択され、高いTgのモノマーの1つは、t−ブチルアクリレートである前記少なくとも2種の高いTgのモノマー
    を含む前記有機高分子主鎖によって特徴付けられ、
    前記有機高分子主鎖が、−5℃から40℃のTgを有し、且つ
    前記シリコーングラフト接着性ポリマーが、1000より大きい数平均分子量を有する前記シリコーンマクロマーを前記有機高分子主鎖にグラフトさせたものである前記ヘアスタイリング用組成物。
  2. (b)の前記高いTgのモノマーが、t−ブチルメタクリレート、メチルメタクリレート、ジメチルアミノエチルメタクリレート、イソプロピルメタクリレート、トリメチルシリルメタクリレート、トリメチルシリルアクリレート、アクリル酸及びメタクリル酸の塩、tert−ブチルスチレン、α−メチルスチレン、2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン、N−イソプロピルアクリルアミド、N−t−ブチルメタクリルアミド及びそれらの混合物からなる群から選択される1種を更に含む、請求項1に記載のヘアスタイリング用組成物。
  3. (b)の前記高いTgのモノマーが、t−ブチルメタクリレート、メチルメタクリレート、アクリル酸及びメタクリル酸の塩、tert−ブチルスチレンからなる群から選択される1種を更に含む、請求項1に記載のヘアスタイリング用組成物。
  4. (b)の前記高いTgのモノマーが、30℃から200℃のTgを有する、請求項1に記載のヘアスタイリング用組成物。
  5. (b)の前記高いTgのモノマーが、35℃から150℃のTgを有する、請求項1に記載のヘアスタイリング用組成物。
  6. (b)の前記高いTgのモノマーが、40℃から130℃のTgを有する、請求項1に記載のヘアスタイリング用組成物。
  7. 前記コポリマーが、
    a.該コポリマーの重量で70%から90%の前記ビニルモノマー単位、及び
    b.該コポリマーの重量で10%から30%の前記ポリシロキサン含有マクロマー単位のランダム共重合から形成され、
    該ポリシロキサン含有マクロマー単位が、1,000〜50,000の重量平均分子量を有し、かつ、次の化学式
    X(Y)nSi(R)3-m(Z)m
    [式中、Xは前記ビニルモノマー単位と共重合可能なビニル基であり;Yは二価結合基であり;Rは、水素、ヒドロキシル、C1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシ、C2〜C6アルキルアミノ、フェニル、C1〜C6アルキルまたはアルコキシ置換フェニルからなる群から選択され;Zは、少なくとも1000の数平均分子量を有する一価シロキサン高分子成分であり、共重合条件下で非反応性であると共に、重合後に前記ビニル高分子主鎖から垂れ下がっており;nは0又は1であり;そしてmは1〜3の整数である]に対応するものである、
    請求項1に記載のヘアスタイリング用組成物。
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