JP3299465B2 - 電磁クラッチ - Google Patents

電磁クラッチ

Info

Publication number
JP3299465B2
JP3299465B2 JP00486397A JP486397A JP3299465B2 JP 3299465 B2 JP3299465 B2 JP 3299465B2 JP 00486397 A JP00486397 A JP 00486397A JP 486397 A JP486397 A JP 486397A JP 3299465 B2 JP3299465 B2 JP 3299465B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
coil
peripheral surface
cam member
output shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP00486397A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10196685A (ja
Inventor
和幸 末竹
和典 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP00486397A priority Critical patent/JP3299465B2/ja
Priority to US09/006,165 priority patent/US5911291A/en
Publication of JPH10196685A publication Critical patent/JPH10196685A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3299465B2 publication Critical patent/JP3299465B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D27/00Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor
    • F16D27/10Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings
    • F16D27/108Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings with axially movable clutching members
    • F16D27/112Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings with axially movable clutching members with flat friction surfaces, e.g. discs
    • F16D27/115Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings with axially movable clutching members with flat friction surfaces, e.g. discs with more than two discs, e.g. multiple lamellae
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D27/00Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor
    • F16D2027/008Details relating to the magnetic circuit, or to the shape of the clutch parts to achieve a certain magnetic path
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D27/00Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor
    • F16D27/004Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with permanent magnets combined with electromagnets
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H48/00Differential gearings
    • F16H48/12Differential gearings without gears having orbital motion
    • F16H48/14Differential gearings without gears having orbital motion with cams
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H48/00Differential gearings
    • F16H48/20Arrangements for suppressing or influencing the differential action, e.g. locking devices
    • F16H48/22Arrangements for suppressing or influencing the differential action, e.g. locking devices using friction clutches or brakes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
  • Retarders (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ソレノイドの吸引
力をカム機構で倍力して摩擦係合要素を相互に密着させ
る電磁クラッチに関する。
【0002】
【従来の技術】かかる電磁クラッチのソレノイドは、鉄
心に導線を巻き付けたコイルの外周に所定の隙間を介し
てコイルハウジングを配置し、コイルへの通電により発
生した磁力でアーマチュアをコイルハウジングに吸引し
てカム機構を作動させるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ソレノイド
の消費電力を節減しながらアーマチュアを確実に吸引す
るには、コイルの外周に形成される磁気閉回路の磁気抵
抗を減少させるとともに、該磁気閉回路からの磁束の洩
れを最小限に抑えることが必要である。
【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、電磁クラッチのコイルへの通電により形成される磁
気閉回路の磁束密度を高めてアーマチュアの確実な吸引
を可能にすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された発
の特徴によれば、クラッチ入力軸に支持された入力部
材と、クラッチ出力軸に支持された出力部材と、入力部
材及び出力部材間に配置された複数の摩擦係合要素と、
入力部材及び出力部材を一体に結合すべく摩擦係合要素
を相互に密着させるクラッチピストンと、通電により吸
引力を発生するソレノイドと、ソレノイドの吸引力を倍
力してクラッチピストンを駆動するカム機構と備えて
なり、前記ソレノイドは、環状のコイルと、コイルの半
径方向外周面、半径方向内周面及び軸方向一端面を覆う
環状のコイルハウジングと、コイルへの通電によりコイ
ルハウジングの前記一端面に吸引されるアーマチュア
から構成される電磁クラッチにおいて、前記カム機構
は、固定カム部材、可動カム部材及び複数のボールより
成りクラッチ出力軸外周とソレノイド間に配置されるボ
ールカム機構で構成され、固定カム部材は、それの外周
面が前記コイルハウジングの内周面にスプライン結合さ
れると共に、該固定カム部材の、ボールと反対側の側面
がスラストベアリングを介してクラッチ出力軸上のボー
ルベアリングに対向し、可動カム部材は、それの内周面
がクラッチ出力軸の外周面にスプライン結合されると共
に、該可動カム部材の、ボールと反対側の側面が、スプ
リングを介して前記出力部材に、また隙間を介してクラ
ッチピストンにそれぞれ対向し、可動カム部材の外周面
とコイルハウジングの内周面との間に隙間が形成される
とともに、固定カム部材の内周面とクラッチ出力軸の外
周面との間に隙間が形成される。 この特徴によれば、
レノイドのコイルに通電するとアーマチュアがコイルハ
ウジングに吸引されてカム機構が作動し、ボールカム機
構により駆動されたクラッチピストンにより摩擦係合要
素が密着して入力部材及び出力部材が一体化され、クラ
ッチ入力軸の駆動力がクラッチ出力軸に伝達される。こ
のときソレノイドのコイルの外周部に形成された磁気閉
回路からボールカム機構の固定カム部材及び可動カム部
材を介してクラッチ出力軸に洩れる磁束の量が、可動カ
ム部材外周面とコイルハウジング内周面との間、並びに
固定カム部材内周面とクラッチ出力軸外周面との間に各
々形成された隙間により最小限に抑えられ、これによ
り、ア ーマチュアの吸引力を増加させるとともにコイル
の消費電力を低減することができる。
【0006】また請求項2に記載された発明の特徴によ
れば、請求項1に記載された発明の前記特徴に加えて、
コイルハウジングの軸方向他端面をコイルの軸方向他端
面よりも軸方向に突出させる。これにより、コイルの外
周部の磁気抵抗が減少して磁気閉回路の磁束密度が高ま
り、コイルの消費電力を増加させることなくアーマチュ
アの確実な吸引が可能になる。
【0007】また請求項3に記載された発明では、高比
透磁率材料で形成されたコイルの鉄心部、コイルハウジ
ング及びアーマチュアにより、ソレノイドのコイルの外
周部に形成された磁気閉回路が磁気遮蔽されて磁束の洩
れが減少するため、アーマチュアの吸引力の低下が回避
される。高比透磁率材料とは、例えば珪素やパーマロイ
のような磁束密度と磁界との比(磁束密度/磁界)が大
きい材料である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0009】図1〜図10は本発明の一実施例を示すも
ので、図1は四輪駆動車両の全体構成図、図2はリヤデ
ィファレンシャルの全体平面図、図3は図2の部分拡大
図、図4は図2の部分拡大図、図5は図2の部分拡大
図、図6は図4の6−6線拡大断面図、図7は図4の要
部拡大図、図8は図3の8−8線断面図、図9は図8の
9−9線断面図、図10は車速とクラッチの最大伝達ト
ルクとの関係を示すグラフである。
【0010】図1に示すように、四輪駆動車両Vは車体
前部に横置きに搭載したエンジンEと、エンジンEと一
体に設けられたトランスミッションMと、トランスミッ
ションMを左右の前輪WFL,WFRのドライブシャフト1
L ,1R に接続するフロントディファレンシャルD
F と、フロントディファレンシャルDF をプロペラシャ
フト2に接続するトランスファーTと、プロペラシャフ
ト2を左右の後輪WRL,W RRのドライブシャフト3L
R に接続するリヤディファレンシャルDR とを備え
る。リヤディファレンシャルDR は後輪WRL,WRRのド
ライブシャフト3L ,3R に対する駆動力の伝達を制御
し得るもので、駆動力の伝達を遮断すると前輪WFL,W
FRのみが駆動される前輪駆動状態になり、駆動力を伝達
すると前輪WFL,WFR及び後輪WRL,WRRの両方が駆動
される四輪駆動状態になる。更に四輪駆動状態におい
て、リヤディファレンシャルDR は左右の後輪WRL,W
RRに対する駆動力の配分を任意に制御することが可能で
ある。
【0011】電子制御ユニットUには、プロペラシャフ
ト2の回転数に基づいて前輪速度を検出する前輪速度セ
ンサS1 と、後輪WRL,WRRの左右のドライブシャフト
L,3R の回転数に基づいて後輪速度を検出する一対
の後輪速度センサS2 ,S2と、ステアリングホイール
4の操舵角を検出する操舵角センサS3 と、車体のヨー
レートを検出するヨーレートセンサS4 と、車体の横加
速度を検出する横加速度センサS5 と、リヤディファレ
ンシャルDR をロックするデフロックスイッチS6 とが
接続されており、電子制御ユニットUは前記各センサS
1 〜S5 及びデフロックスイッチS6 からの信号に基づ
いてリヤディファレンシャルDR に設けられた後述する
左右の電磁クラッチCL ,CR を制御する。
【0012】次に、図2〜図9に基づいてリヤディファ
レンシャルDR の構造を説明する。リヤディファレンシ
ャルDR は実質的に左右対称の構造を有しているため、
左右対称部分については左右一方(左側)について説明
を行い、重複する説明を省略する。
【0013】リヤディファレンシャルDR は、フロント
センターケーシング11と、このフロントセンターケー
シング11の後面に複数本のボルト14…(図9参照)
で結合されるリヤセンターケーシング12と、両センタ
ーケーシング11,12の左側面に複数本のボルト15
…で結合される左サイドケーシング13L と、両センタ
ーケーシング11,12の右側面に複数本のボルト15
…で結合される右サイドケーシング13R とに分割され
たケーシングを備える。
【0014】フロントケーシング11に一対のテーパー
ローラベアリング16,17で入力軸18が支持されて
おり、この入力軸18の前端はカップリング19を介し
て前記プロペラシャフト2(図1参照)の後端に結合さ
れる。入力軸18の回転数を検出すべく、該入力軸18
に固定したロータ20に対向する前記前輪速度センサS
1 がボルト21でフロントセンターケーシング11に固
定される。フロントセンターケーシング11及びリヤセ
ンターケーシング12に一対のボールベアリング22,
22を介して中空のクラッチドライブシャフト23の両
端部が支持されており、このクラッチドライブシャフト
23にボルト24で固定した従動ベベルギヤ25に前記
入力軸18の後端に一体に形成した駆動ベベルギヤ26
が噛み合っている。入力軸18とクラッチドライブシャ
フト23とは食い違い位置にあって同一平面上になく、
従って前記従動ベベルギヤ25及び駆動ベベルギヤ26
はハイポイド型のものが使用される。
【0015】左サイドケーシング13L に設けたボール
ベアリング27とクラッチドライブシャフト23の左端
に設けたニードルベアリング28とにより、左出力軸2
Lがクラッチドライブシャフト23と同軸に支持され
る。左サイドケーシング13 L から突出する左出力軸2
L の左端に、カップリング30を介して左ドライブシ
ャフト3L (図1参照)の右端が結合される。左出力軸
29L の回転数を検出すべく、該左出力軸29L に固定
したロータ31に対向する前記後輪速度センサS2 がボ
ルト32で左サイドケーシング13L に固定される。
【0016】左サイドケーシング13L に収納される左
電磁クラッチCL は、クラッチドライブシャフト23の
左端にスプライン結合したクラッチアウター36と、左
出力軸29L の右端にスプライン結合したクラッチイン
ナー37と、クラッチアウター36の内周に軸方向摺動
可能且つ回転不能に支持された複数枚のクラッチディス
ク38…と、クラッチインナー37の外周に軸方向摺動
可能且つ回転不能に支持されて前記クラッチディスク3
8…に交互に重ね合わされた複数枚のクラッチプレート
39…と、クラッチインナー37の外周に軸方向摺動自
在に支持されて前記クラッチディスク38…及びクラッ
チプレート39…を相互に密着させるクラッチピストン
40とを備える。
【0017】左出力軸29L の外周には固定カム部材4
1、可動カム部材42及び複数のボール43…よりなる
ボールカム機構44が設けられる。固定カム部材41の
左側面はスラストベアリング45を介してボールベアリ
ング27の右側面に対向し、可動カム部材42の右側面
はスプリング46を介してクラッチインナー37の左側
面に対向するとともに、僅かな隙間を介してクラッチピ
ストン40の左側面に対向する。また固定カム部材41
の外周面は後述するコイルハウジング47の内周面にス
プライン結合48され、また可動カム部材42の内周面
は左出力軸29 L の外周面にスプライン結合49され
る。
【0018】図6を併せて参照すると明らかなように、
ボールカム機構44の両カム部材41,42の対向面に
は三角形のカム溝411 …,421 …が所定間隔で形成
されており、相互に対向するカム溝411 …,421
間に前記ボール43…が配置される。
【0019】図7から明らかなように、ボールカム機構
44の半径方向外側に配置されるソレノイド50は、絶
縁体51で覆われた環状のコイル52と、コイル52の
内周面、外周面及び右側面を覆う環状のコイルハウジン
グ47と、コイルハウジング47の右側面に配置された
環状のアーマチュア54とを備える。コイル52は図示
せぬ手段により左サイドケーシング13L に固定され、
コイルハウジング47はボールカム機構44を介して左
出力軸29L 回りに回転自在に支持される。アーマチュ
ア54の外周部はクラッチアウター36にスプライン結
合55され、またアーマチュア54の右側面は皿ばね5
6を介してクラッチピストン40の左側面に対向する。
【0020】コイルハウジング47の左端(アーマチュ
ア54と反対側の端部)をコイル52の左端よりも距離
Lだけ左方向に張り出したことにより、コイルハウジン
グ47の左端をコイル52の左端よりも右側位置に止め
る場合に比べて、太線で示す磁気閉回路が容易に構成さ
れて磁束密度が高まり、アーマチュア54の吸引力が増
加する。また左サイドケーシング13L に固定されたコ
イル52と、このコイル52に対して相対回転するコイ
ルハウジング47との間には隙間α,αが形成される
が、この隙間α,αの大きさを最小限に抑えることによ
り磁束密度を一層高めることができる。更にコイル5
2、コイルハウジング47及びアーマチュア54を珪
素、パーマロイ等の高比透磁率材料で形成することによ
り、磁気閉回路を磁気遮蔽して他部材への磁束の洩れを
防止することができる。
【0021】可動カム部材42の外周面とコイルハウジ
ング47の内周面との間に隙間βが形成されるととも
に、固定カム部材41の内周面と左出力軸29L の外周
面との間に隙間γが形成される。これら隙間β,γによ
り、前記磁気閉回路から固定カム部材41及び可動カム
部材42を介して左出力軸29L に洩れる磁束の量を最
小限に抑え、アーマチュア54の吸引力を増加させると
ともにコイル52の消費電力を低減することができる。
【0022】図8及び図9を併せて参照すると明らかな
ように、フロントセンターケーシング11及びリヤセン
ターケーシング12の内部空間に収納されるオイルポン
プ61はトロコイドポンプよりなり、フロントセンター
ケーシング11の内面にボルト62,62で固定された
ポンプハウジング63と、ポンプハウジング63にボル
ト64…で結合されたポンプカバー65と、ポンプハウ
ジング63及びポンプカバー64の内部に回転自在に収
納された内歯のアウターロータ66と、クラッチドライ
ブシャフト23の外周に固定されて前記アウターロータ
66に噛み合う外歯のインナーロータ67とを備える。
【0023】フロントセンターケーシング11及びリヤ
センターケーシング12の下部空間には潤滑用のオイル
が貯留される。ポンプハウジング63及びポンプカバー
64の下部に形成された吸入ポート68から下方に延び
る油路69にはオイルストレーナ70が設けられてお
り、このオイルストレーナ70は前記オイルに漬かって
いる。ポンプハウジング63及びポンプカバー64の上
部に形成された吐出ポート71は、クラッチドライブシ
ャフト23に半径方向に形成した油孔231 を介して該
クラッチドライブシャフト23に軸方向に形成した油路
232 に連通する。フロントセンターケーシング11及
びリヤセンターケーシング12の内部空間は、複数の通
孔111 …,121 …を介して左右のサイドケーシング
13L ,13R の内部空間に連通している。
【0024】左出力軸29L に軸方向に形成した油路2
1 の右端が、前記クラッチドライブシャフト23に軸
方向に形成した油路232 の左端に連通する。左出力軸
29 L には前記油路291 から半径方向に延びる油孔2
2 …,293 …が形成されており、一方の油孔292
…はクラッチインナー37に形成した油孔371 に臨ん
でおり、また他方の油孔293 …は前記ボールベアリン
グ27及び前記ボールカム機構44間に配置したスラス
トベアリング45に臨んでいる。
【0025】次に、前述の構成を備えた本発明の実施例
の作用について説明する。
【0026】車両の発進時にエンジンEの駆動力はトラ
ンスミッションM、フロントディファレンシャルDF
びドライブシャフト1L ,1R を介して先ず左右の前輪
FL,WFRに伝達される。またエンジンEの駆動力はプ
ロペラシャフト2を介してリヤディファレンシャルDR
に伝達され、入力軸18、駆動ベベルギヤ26、従動ベ
ベルギヤ25及びクラッチドライブシャフト23を回転
させるが、左右の電磁クラッチCL ,CR が非係合状態
にあるために後輪WRL,WRRは駆動されない。このと
き、前輪回転数はリヤディファレンシャルDR の入力軸
18に設けた前輪速度センサS1 により検出され、後輪
回転数はリヤディファレンシャルDR の左右の出力軸2
L ,29R に設けた後輪速度センサS2 ,S2 により
検出されるが、前輪WFL,WFRに駆動力が伝達された瞬
間に、左右の電磁クラッチCL ,C R が非係合状態にあ
ることにより後輪WRL,WRRには未だ駆動力が伝達され
ていないため、前輪WFL,WFR及び後輪WRL,WRR間に
差回転が発生する。前輪WFL,WFR及び後輪WRL,WRR
間の差回転が検出されると、電子制御ユニットUからの
信号により左右の電磁クラッチCL ,CR が係合し、ク
ラッチドライブシャフト23の回転が左右の出力軸29
L ,29R 及び左右のドライブシャフト3L ,3R を介
して後輪WRL,WRRに伝達され、車両Vは四輪駆動状態
になる。
【0027】次に、電磁クラッチCL ,CR の作用を、
図4に示した左電磁クラッチCL を例にとって説明す
る。ソレノイド50が非励磁状態にあるとき、コイルハ
ウジング47に対するアーマチュア54の吸着は解除さ
れており、従ってコイルハウジング47及びアーマチュ
ア54は相対回転可能である。この状態では、クラッチ
ドライブシャフト23、クラッチアウター36、クラッ
チディスク38…及びアーマチュア54は一体化されて
おり、また左出力軸29L 、クラッチインナー37、ク
ラッチピストン40、ボールカム機構44及びコイルハ
ウジング47は一体化されている。従って、コイルハウ
ジング47に対してアーマチュア54がスリップするこ
とにより、クラッチドライブシャフト23から左出力軸
29L への動力伝達が遮断されている。
【0028】電子制御ユニットUからの指令によりソレ
ノイド50のコイル52が励磁すると、アーマチュア5
4がコイルハウジング47に吸着されて一体化される。
その結果、クラッチドライブシャフト23の回転がクラ
ッチアウター36、アーマチュア54及びコイルハウジ
ング47を介してボールカム機構44の固定カム部材4
1に伝達され、クラッチドライブシャフト23と一体化
された固定カム部材41と、出力軸29L と一体化され
た可動カム部材42との間に、図6に矢印A,Bで示す
相対回転が発生する。固定カム部材41及び可動カム部
材42が相対回転すると、カム溝411 …,421 …が
ボール43…から受ける反力により、可動カム部材42
がスプリング46に抗して固定カム部材41から離反す
るように右方向に移動し、この可動カム部材42がクラ
ッチピストン40を右方向に押してクラッチディスク3
8…及びクラッチプレート39…を係合させる。
【0029】而して、クラッチアウター36はクラッチ
ディスク38…及びクラッチプレート39…を介して直
接クラッチインナー37に結合され、左電磁クラッチC
L は係合状態になってクラッチドライブシャフト23の
回転が左出力軸29L に伝達される。このようにして左
右の電磁クラッチCL ,CR が係合すると、左右の後輪
RL,WRRが駆動されて車両Vは四輪駆動状態となる。
【0030】リヤディファレンシャルDR は、左右のソ
レノイド50,50のコイル52,52に供給する電流
値を制御することにより左右の電磁クラッチCL ,CR
の係合力に差を発生させ、左右の後輪WRL,WRRに任意
のトルクを配分して車両のステアリング特性を制御する
ことが可能である。例えば、車両Vの旋回中に操舵角セ
ンサS3 で検出した操舵角と、前輪速度センサS1 及び
後輪速度センサS2 ,S2 の出力に基づいて算出した車
速と、横加速度センサS5 で検出した横加速度とに基づ
いて規範ヨーレートを算出し、これをヨーレートセンサ
4 で検出した実ヨーレートと比較した結果、車両がオ
ーバーステア傾向或いはアンダーステア傾向にあれば、
それらオーバーステア傾向或いはアンダーステア傾向を
打ち消すような制御を行うことができる。
【0031】具体的には、車両がオーバーステア傾向に
あるときには、旋回内輪側の電磁クラッチCL ,CR
係合力を増加させて旋回外輪側の電磁クラッチCL ,C
R の係合力を減少させることにより、車体を旋回外側に
向けるヨーモーメントを発生させてオーバーステア傾向
を打ち消すことができ、また車両がアンダーステア傾向
にあるときには、旋回内輪側の電磁クラッチCL ,CR
の係合力を減少させて旋回外輪側の電磁クラッチCL
R の係合力を増加させることにより、車体を旋回内側
に向けるヨーモーメントを発生させてアンダーステア傾
向を打ち消すことができる。
【0032】またドライバーがデフロックスイッチS6
を操作すると、左右の電磁クラッチCL ,CR が最大伝
達トルクで係合し、車両Vは四輪駆動状態で且つ左右の
後輪WRL,WRRが一体に結合されたデフロック状態にな
り、泥濘からの脱出時等の駆動力増加に寄与することが
できる。
【0033】このように、リヤディファレンシャルDR
に2個の電磁クラッチCL ,CR を設けるだけの簡単な
構造で四輪駆動状態及び前輪駆動状態を容易に切り換え
ることができ、しかも左右の後輪WRL,WRRに任意の駆
動力を配分したりデフロック機能を与えたりすることが
できる。
【0034】ところで、リヤディファレンシャルDR
介して後輪WRL,WRRに伝達される最大伝達トルクの適
切な大きさは路面摩擦係数に応じて異なっており、摩擦
係数の小さい路面では最大伝達トルクを減少させ、摩擦
係数の大きい路面では最大伝達トルクを増加させること
が望ましい。即ち、前記最大伝達トルクを後輪軸重×路
面摩擦係数×タイヤ半径に基づいて設定すれば、その路
面摩擦係数に適した最大伝達トルクを得ることができ
る。
【0035】最大伝達トルクをアスファルト路のような
高摩擦係数路面に適するように大きく設定すると、電磁
クラッチCL ,CR の必要容量が増加して該電磁クラッ
チC L ,CR が大型化するが、雪路のような低摩擦係数
路面において電磁クラッチC L ,CR の係合力を制限す
ることにより、摩擦係数の異なる種々の路面に適した最
大伝達トルクを得ることができる。また最大伝達トルク
を低摩擦係数路面に適するように小さく設定すれば電磁
クラッチCL ,CR を小型化し、ひいてはリヤディファ
レンシャルDR を小型化することができるが、高摩擦係
数路面において最大伝達トルクが不足する場合が発生す
る。
【0036】また図10に示すように、リヤディファレ
ンシャルDR を介して後輪WRL,W RRに伝達される最大
伝達トルクを、車速が低いときに最大値になり、そこか
ら車速の増加に伴って減少するように設定することによ
り、電磁クラッチCL ,CR、駆動ベベルギヤ26及び
従動ベベルギヤ25を小型化し、且つその耐久性を高め
ることができる。即ち、リヤディファレンシャルDR
介して後輪WFL,WFRに伝達されるエンジンEの馬力は
最大伝達トルク及び車速の積に比例するが、車速の増加
に伴って最大伝達トルクを減少させれば、後輪WFL,W
FRに伝達される馬力が車速の増加に応じて増加するのを
防止することができる。これにより、電磁クラッチ
L ,CR 、駆動ベベルギヤ26及び従動ベベルギヤ2
5を小型化しても、高車速時における大きな馬力伝達に
よる耐久性の低下を防止することができる。
【0037】さて、リヤディファレンシャルDR のクラ
ッチドライブシャフト23が回転すると、フロントセン
ターケーシング11及びリヤセンターケーシング12の
内部に収納されたオイルポンプ61のインナーロータ6
7及びアウターロータ66が回転し、フロントセンター
ケーシング11及びリヤセンターケーシング12の内部
に貯留されたオイルがオイルストレーナ70から油路6
9を経て吸入ポート68に吸入され、吐出ポート71か
ら油孔231 を経てクラッチドライブシャフト23の内
部に形成した油路232 に供給される。クラッチドライ
ブシャフト23の油路232 から左右の出力軸29L
29R の油路291 ,291 に流入したオイルは、そこ
から半径方向に延びる油孔292 …,293 …を通って
クラッチドライブシャフト23の外部に流出し、そのオ
イルの一部はクラッチインナー37に形成した油孔37
1 …を通ってクラッチディスク38…及びクラッチプレ
ート39…を潤滑するとともに、他の一部はボールベア
リング27,27、ニードルベアリング28,28、ボ
ールカム機構44,44、スラストベアリング45,4
5等を潤滑する。そして前記潤滑を終えたオイルは、左
右のサイドケーシング13L ,13R から通孔11
1 …,121 …を通ってフロントセンターケーシング1
1及びリヤセンターケーシング12の内部に戻される。
【0038】以上のように、左右の電磁クラッチCL
R に挟まれる位置にオイルポンプ61を配置したの
で、該オイルポンプ61から電磁クラッチCL ,CR
オイルを供給する油路の長さを最小限に抑えることがで
き、しかも直列に接続されたクラッチドライブシャフト
23及び左右の出力軸29L ,29R の内部を貫通する
ように油路232 ,291 ,291 を形成したので、特
別の配管が不要になるだけでなくオイルの流通抵抗を減
少させることができる。
【0039】またフロントセンターケーシング11及び
リヤセンターケーシング12の内部に駆動ベベルギヤ2
6及び従動ベベルギヤ25を配置すると、両ベベルギヤ
25,26に2方向を囲まれたデッドスペースが生じる
が、そのデッドスペースを利用してオイルポンプ61を
配置することによりフロントセンターケーシング11及
びリヤセンターケーシング12の大型化を防止すること
ができる。特に、オイルポンプ61がトロコイドポンプ
より構成されており、そのインナーロータ67がクラッ
チドライブシャフト23に固定されているので、前記デ
ッドスペースにおけるオイルポンプ61のレイアウトが
容易である。しかもオイルポンプ61の吸入ポート68
に連なる油路69がフロントセンターケーシング11及
びリヤセンターケーシング12の底部に直接開口してい
るので、車両Vの傾斜時におけるエア噛みを効果的に防
止することができる。更にフロントセンターケーシング
11及びリヤセンターケーシング12の内部空間に配置
された従動ベベルギヤ25及びオイルポンプ61がバッ
フルプレートの機能を発揮するため、油面の波立ちを抑
えてエア噛みを一層効果的に防止することができる。
【0040】またリヤディファレンシャルDR のケーシ
ングがフロントセンターケーシング11、リヤセンター
ケーシング12及び左右のサイドケーシング13L ,1
Rに4分割されているので、左右のサイドケーシング
13L ,13R を取り外してフロントセンターケーシン
グ11からリヤセンターケーシング12を分離すること
により、フロントセンターケーシング11及びリヤセン
ターケーシング12の内部に組み付けられた駆動ベベル
ギヤ26及び従動ベベルギヤ25の噛み合い状態の確認
や調整を容易に行うことができる。しかも左右のサイド
ケーシング13 L ,13R を取り外すだけで、その内部
に組み込まれた電磁クラッチCL ,CRのメンテナンス
を容易に行うことができる。更に、ケーシングを2分割
する場合に比べて、その鋳造に使用する金型の構造を簡
素化することができる。
【0041】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0042】例えば、実施例のボールカム機構44に代
えて他種のカム機構を採用することが可能である。
【0043】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明
によれば、ソレノイドのコイルへの通電によりクラッチ
入力軸の駆動力がクラッチ出力軸に伝達されるときに、
ソレノイドのコイルの外周部に形成された磁気閉回路か
らボールカム機構の固定カム部材及び可動カム部材を介
してクラッチ出力軸に洩れる磁束の量を、可動カム部材
外周面とコイルハウジング内周面との間、並びに固定カ
ム部材内周面とクラッチ出力軸外周面との間に各々形成
した隙間により最小限に抑えることができるので、アー
マチュアの吸引力を増加させるとともにコイルの消費電
力を低減することができる。
【0044】また請求項2に記載された発明によれば、
コイルハウジングの軸方向他端面をコイルの軸方向他端
面よりも軸方向に突出させたので、コイルの外周部の磁
気抵抗を減少させて磁気閉回路の磁束密度を高め、コイ
ルの消費電力を抑えながらアーマチュアの確実な吸引を
可能にすることができる。
【0045】また請求項3に記載された発明によれば、
コイルの鉄心部、コイルハウジング及びアーマチュアを
高比透磁率材料で形成したので、ソレノイドのコイルの
外周部に形成された磁気閉回路を磁気遮蔽して磁束の洩
れを最小限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】四輪駆動車両の全体構成図
【図2】リヤディファレンシャルの全体平面図
【図3】図2の部分拡大図
【図4】図2の部分拡大図
【図5】図2の部分拡大図
【図6】図4の6−6線拡大断面図
【図7】図4の要部拡大図
【図8】図3の8−8線断面図
【図9】図8の9−9線断面図
【図10】車速とクラッチの最大伝達トルクとの関係を
示すグラフ
【符号の説明】
23 クラッチドライブシャフト(クラッチ入力
軸) 29L 左出力軸(クラッチ出力軸) 29R 右出力軸(クラッチ出力軸) 36 クラッチアウター(入力部材) 37 クラッチインナー(出力部材) 38 クラッチディスク(摩擦係合要素) 39 クラッチプレート(摩擦係合要素) 44 ボールカム機構(カム機構) 47 コイルハウジング 50 ソレノイド 52 コイル 54 アーマチュア β 隙間 γ 隙間
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−249263(JP,A) 特開 平4−370422(JP,A) 特開 平5−52871(JP,A) 特開 昭53−68343(JP,A) 特開 平8−326781(JP,A) 特開 平8−135686(JP,A) 特開 平3−282019(JP,A) 実開 昭62−6539(JP,U) 実開 昭60−89756(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16D 27/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クラッチ入力軸(23)に支持された入
    力部材(36)と、 クラッチ出力軸(29L ,29R )に支持された出力部
    材(37)と、 入力部材(36)及び出力部材(37)間に配置された
    複数の摩擦係合要素(38,39)と、 入力部材(36)及び出力部材(37)を一体に結合す
    べく摩擦係合要素(38,39)を相互に密着させるク
    ラッチピストン(40)と、 通電により吸引力を発生するソレノイド(50)と、 ソレノイド(50)の吸引力を倍力してクラッチピスト
    ン(40)を駆動するカム機構(44)と備えてな
    り、 前記ソレノイド(50)は、環状のコイル(52)と、
    コイル(52)の半径方向外周面、半径方向内周面及び
    軸方向一端面を覆う環状のコイルハウジング(47)
    と、コイル(52)への通電によりコイルハウジング
    (47)の前記一端面に吸引されるアーマチュア(5
    4)から構成される電磁クラッチにおいて、前記カム機構(44)は、固定カム部材(41)、可動
    カム部材(42)及び複数のボール(43)より成りク
    ラッチ出力軸(29 L ,29 R )外周とソレノイド(5
    0)間に配置されるボールカム機構で構成され、 固定カム部材(41)は、それの外周面が前記コイルハ
    ウジング(47)の内周面にスプライン結合(48)さ
    れると共に、該固定カム部材(41)の、ボール(4
    3)と反対側の側面がスラストベアリング(45)を介
    してクラッチ出力軸(29 L ,29 R )上のボールベア
    リング(27)に対向し、 可動カム部材(42)は、それの内周面がクラッチ出力
    軸(29 L ,29 R )の外周面にスプライン結合(4
    9)されると共に、該可動カム部材(42)の、ボール
    (43)と反対側の側面が、スプリング(46)を介し
    て前記出力部材(37)に、また隙間を介してクラッチ
    ピストン(40)にそれぞれ対向し、 可動カム部材(42)の外周面とコイルハウジング(4
    7)の内周面との間に隙間(β)が形成されるととも
    に、固定カム部材(41)の内周面とクラッチ出力軸
    (29 L ,29 R )の外周面との間に隙間(γ)が形成
    される ことを特徴とする電磁クラッチ。
  2. 【請求項2】 コイルハウジング(47)の軸方向他端
    面をコイル(52)の軸方向他端面よりも軸方向に突出
    させたことを特徴とする、請求項1に記載の電磁クラッ
    チ。
  3. 【請求項3】 コイル(52)の鉄心部、コイルハウジ
    ング(47)及びアーマチュア(54)を高比透磁率材
    料で形成したことを特徴とする、請求項1に記載の電磁
    クラッチ。
JP00486397A 1997-01-14 1997-01-14 電磁クラッチ Expired - Fee Related JP3299465B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00486397A JP3299465B2 (ja) 1997-01-14 1997-01-14 電磁クラッチ
US09/006,165 US5911291A (en) 1997-01-14 1998-01-13 Electromagnetic clutch

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00486397A JP3299465B2 (ja) 1997-01-14 1997-01-14 電磁クラッチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10196685A JPH10196685A (ja) 1998-07-31
JP3299465B2 true JP3299465B2 (ja) 2002-07-08

Family

ID=11595519

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00486397A Expired - Fee Related JP3299465B2 (ja) 1997-01-14 1997-01-14 電磁クラッチ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5911291A (ja)
JP (1) JP3299465B2 (ja)

Families Citing this family (43)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6083134A (en) * 1999-02-18 2000-07-04 Eaton Corporation Electronically actuated locking differential
US6697725B1 (en) 2000-01-04 2004-02-24 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Load-based torque redistribution method in 4-wheel drive vehicle
JP4048701B2 (ja) * 2000-08-01 2008-02-20 株式会社ジェイテクト 駆動力伝達装置
US6530460B2 (en) * 2001-02-22 2003-03-11 The Timken Company Front-rear and side to side torque transfer module for all-wheel drive vehicles
DE10152697A1 (de) * 2001-10-19 2003-04-30 Valeo Sicherheitssysteme Gmbh Elektromagnetische reibschlüssige Schaltkupplung
US6997294B2 (en) * 2002-12-10 2006-02-14 Tochigi Fuji Sangyo Kabushiki Kaisha Electromagnetic clutch device
JP2004278778A (ja) * 2002-12-10 2004-10-07 Tochigi Fuji Ind Co Ltd 電磁クラッチ装置
US20040132572A1 (en) * 2003-01-02 2004-07-08 Eaton Corporation Lock detection sensor
US7175557B2 (en) * 2003-02-21 2007-02-13 Magna Powertrain Usa, Inc. Torque vectoring device having an electric motor/brake actuator and friction clutch
US7211019B2 (en) * 2003-02-21 2007-05-01 Magna Powertrain Usa, Inc. Torque vectoring drive mechanism having a power sharing control system
US7175558B2 (en) * 2003-03-07 2007-02-13 Magna Powertrain Usa, Inc. Torque vectoring drive units with worm driven ball screw clutches
US6899577B2 (en) * 2003-03-14 2005-05-31 Honda Motor Co., Ltd. Outboard motor shift mechanism
EP1625039B1 (de) * 2003-05-08 2008-10-01 Continental Teves AG & Co. oHG Verfahren und vorrichtung zum regeln der fahrdynamik eines fahrzeugs
US6935476B2 (en) * 2004-02-02 2005-08-30 Borgwarner, Inc. Clutch having a multiple pole electromagnetic actuator for transfer cases and the like
US6962227B1 (en) 2004-05-07 2005-11-08 Magna Drivetrain Of America, Inc. Torque vectoring drive axle assembly
US7258187B2 (en) * 2004-05-14 2007-08-21 Magna Powertrain Usa, Inc. Torque vectoring axle
US7044880B2 (en) * 2004-05-20 2006-05-16 Magna Powertrain, Inc. Torque distributing differential assembly
US7086982B2 (en) * 2004-05-24 2006-08-08 Magna Powertrain Usa, Inc. Torque vectoring drive axle assembly
US7811194B2 (en) 2004-05-25 2010-10-12 Magna Powertrain Usa, Inc. Differential assembly with torque vectoring drive mechanism
US7059990B2 (en) * 2004-05-25 2006-06-13 Magna Powertrain, Inc. Torque vectoring drive axle assembly
US7004876B2 (en) * 2004-05-27 2006-02-28 Magna Powertrain, Inc. Torque vectoring limited slip differential assembly
US20050266953A1 (en) * 2004-06-01 2005-12-01 Dumitru Puiu Drive axle assembly with torque distributing limited slip differential unit
JP4774685B2 (ja) * 2004-06-03 2011-09-14 マツダ株式会社 動力伝達軸の支持構造
US7361113B2 (en) 2005-01-18 2008-04-22 Magna Powertrain Usa, Inc. Torque distributing drive unit for motor vehicles
US7175559B2 (en) * 2005-01-26 2007-02-13 Magna Powertrain Usa, Inc. Torque vectoring axle assembly
US7344469B2 (en) * 2005-06-28 2008-03-18 Magna Powertrain Usa, Inc. Torque distributing drive mechanism with ravigneaux gearset
US7503416B2 (en) * 2005-06-28 2009-03-17 Magna Powertrain Usa, Inc. Torque distributing drive mechanism with limited slip
KR100652246B1 (ko) * 2005-07-20 2006-12-01 우리산업 주식회사 자동차 컴프레서에 결합되는 마그네틱 클러치용 필드코일어셈블리의 전원 연결부
WO2007022230A2 (en) * 2005-08-16 2007-02-22 Borgwarner Inc. Electronic control torque vectoring axle
DE102005061268B4 (de) * 2005-12-20 2007-09-27 Gkn Driveline International Gmbh Reibungskupplung mit Aktuator und Tellerfeder
DE112006000026T5 (de) * 2006-05-19 2008-07-24 Gkn Driveline Torque Technology Kk Antriebskraftübertragungsvorrichtung
US20080176702A1 (en) * 2007-01-19 2008-07-24 Showalter Dan J Torque vectoring system
US20090253548A1 (en) * 2008-04-03 2009-10-08 Showalter Dan J Torque vectoring axle assembly
KR20100007312U (ko) * 2009-01-08 2010-07-16 다이모스(주) 다판 클러치 작동용 프라이머리 토크 발생 장치
DE102009007835B4 (de) * 2009-02-06 2022-08-18 Magna powertrain gmbh & co kg Drehmomentübertragungsanordnung
US8490769B2 (en) * 2009-03-19 2013-07-23 Borgwarner Inc. Lever applied solenoid clutch actuator
DE102010045721A1 (de) * 2010-09-16 2012-03-22 Magna Powertrain Ag & Co. Kg Drehmomentübertragungseinrichtung
US8597145B2 (en) 2011-03-17 2013-12-03 American Axle & Manufacturing, Inc. Torque transfer unit with integrated electric drive motor
JP6135035B2 (ja) * 2011-09-26 2017-05-31 株式会社ジェイテクト 電磁クラッチ
WO2014074438A1 (en) * 2012-11-12 2014-05-15 Borgwarner Inc. Solenoid assembly for friction clutch
JP6451964B2 (ja) 2014-07-16 2019-01-16 デーナ、オータモウティヴ、システィムズ、グループ、エルエルシー ツインサイドシャフトトルクカップリングを備えた駆動ユニット及び駆動ユニットのツインサイドシャフトを通してトルクをカップリングする方法
US10197144B2 (en) 2017-01-20 2019-02-05 Dana Heavy Vehicle Systems Group, Llc Drive unit with torque vectoring and an axle disconnect and reconnect mechanism
US10968793B1 (en) * 2019-10-24 2021-04-06 Dana Automotive Systems Group, Llc Axle assembly

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2937729A (en) * 1957-11-22 1960-05-24 Warner Electric Brake & Clutch Magnetic friction clutch with stationary field
US4718303A (en) * 1986-10-06 1988-01-12 Borg-Warner Automotive, Inc. Four wheel drive transfer case with clutch mechanism
US5078248A (en) * 1991-01-07 1992-01-07 Borg-Warner Automotive Transmission & Engine Components Corporation Clutch and brake components
US5620072A (en) * 1995-02-03 1997-04-15 Borg-Warner Automotive, Inc. Transfer case having disc pack and cone clutch

Also Published As

Publication number Publication date
US5911291A (en) 1999-06-15
JPH10196685A (ja) 1998-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3299465B2 (ja) 電磁クラッチ
JPH10194002A (ja) 四輪駆動車両における駆動力制御装置
JP3252095B2 (ja) 動力伝達装置におけるクラッチの潤滑構造
JPH10194005A (ja) 四輪駆動車両
JP3683062B2 (ja) 車両用動力伝達装置
JP3652462B2 (ja) 車両用リヤディファレンシャルのケーシング構造
JP2003301870A (ja) ソレノイド弁制御による全輪駆動流体継手アセンブリ
US7448482B2 (en) Electro-magnetic actuator for torque coupling with variable pressure-relief valve
EP1293373A2 (en) Motor power train and method of assembling the same
JP2003285664A (ja) 自動車両内のディファレンシャル・アセンブリ
JP4717206B2 (ja) 電磁式カップリングの支持構造
JP2004092741A (ja) 電磁ブレーキ
JP2012153247A (ja) カップリング装置
JP3847359B2 (ja) 差動制限装置
JP2001012507A (ja) カップリング
JP4071385B2 (ja) 電磁クラッチ装置
JP3754652B2 (ja) 差動制限機構付き差動装置
JP3828853B2 (ja) 多板クラッチ
JP3401193B2 (ja) 車両への断続装置の配置構造
JP2001003962A (ja) カップリング及びデファレンシャル装置
JP3624122B2 (ja) 密閉式多板クラッチ装置とこれを用いたカップリング及びデファレンシャル装置
JP4102510B2 (ja) カップリング
JP2002139078A (ja) カップリング
JP4017787B2 (ja) カップリング
JP2001330060A (ja) カップリング及びデファレンシャル装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080419

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090419

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees