JP3298421B2 - 車両のセンタピラーの内装構造 - Google Patents

車両のセンタピラーの内装構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両のセンタピラー
の内装構造に関し、特に、乗用車のセンタピラーであっ
てこのセンタピラーに沿ってシートベルトのアジャスタ
が上下に移動する場合におけるセンタピラーの内装構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】シートベルトのアジャスタがセンタピラ
ーに沿って上下方向へ移動し、シートベルトのアンカー
位置を調整できる車両の場合、アジャスタは、センタピ
ラーの車室内方に配置されるピラーガーニッシュのさら
に車室内方に配置される。そのため、ピラーガーニッシ
ュにはアジャスタの上下の移動範囲にわたる長穴が設け
られ、この長穴を塞ぐスライドプレートが配置される。
スライドプレートはアジャスタと一緒に上下方向へ移動
し、アジャスタがどの位置にあっても切欠きを塞ぐよう
に組み付けられる。
【0003】前記スライドプレートは、たとえば、ピラ
ーガーニッシュに一体成形した複数のフックによって滑
動可能に支持され、上下方向の移動が上下に設けたスト
ッパによって規制される(実開平2-34366 号公報)。一
方、前記ピラーガーニッシュは、たとえば、ピラーガー
ニッシュに設けたリブをピラーのフランジ接合部に取り
付けた別個のクリップに係合させてピラーに固定される
(実開平7-31508 号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ピラーガーニッシュに
設ける複数のフックは逆L字状を呈しており、スライド
プレートをその両側で支えるため、長穴の一方側に位置
するものは他方側に位置するものとは逆の、いわば対称
状の配置となっている。その結果、ピラーガーニッシュ
を成形する際、スライド型が必要となり、成形を複雑に
している。また、ピラーガーニッシュの中央部の人目に
つき易い箇所に厚みの異なる部分があるため、成形によ
ってひずみが生じ易く、ひとたびひずみが生ずると、ピ
ラーガーニッシュの商品価値が低下してしまう。
【0005】前記成形の複雑さやひずみとは直接関係は
ないが、ピラーガーニッシュをピラーのフランジ接合部
に取り付けた別個のクリップで固定する場合、この別個
のクリップを製作し、取り付けることが必要であり、コ
スト高の原因となる。
【0006】ところで、ピラーガーニッシュをピラーか
らエネルギ吸収に必要な間隔をおいて配置し、この間隔
内にエネルギ吸収できる樹脂製の格子部材を配置して車
両に加わる衝撃を吸収する構造を採用することがある
が、本発明はこのエネルギ吸収構造を採用すると共に、
ピラーガーニッシュの成形の複雑さや、ピラーガーニッ
シュのひずみ、別個のクリップによるコスト高を解消で
きる、車両のセンタピラーの内装構造を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段、作用および効果】本発明
は、車両のセンタピラーを車室内方で覆う内装構造であ
って、前記センタピラーから車室内方へエネルギ吸収に
必要な間隔をおいて配置されるピラーガーニッシュと、
このピラーガーニッシュとは別個に成形され、前記間隔
内に配置される樹脂製のエネルギ吸収可能な格子部材
と、前記センタピラーに沿って上下方向へ移動可能なシ
ートベルトのアジャスタと一緒に移動するスライドプレ
ートとを備える。このスライドプレートは、前記ピラー
ガーニッシュと前記格子部材との間に配置され、前記ピ
ラーガーニッシュと前記格子部材とによって移動可能に
支持される。
【0008】スライドプレートをピラーガーニッシュと
格子部材との間に配置すると、スライドプレートはピラ
ーガーニッシュと格子部材とによって移動可能に支持さ
れる。したがって、スライドプレートをアジャスタと結
合すると、スライドプレートはアジャスタと一緒に上下
方向へ移動することができる。
【0009】格子部材とピラーガーニッシュとによって
スライドプレートを支持するため、ピラーガーニッシュ
にスライドプレート支持用フックなどを設ける必要がな
いことと、ピラーガーニッシュは格子部材とは別個に成
形されることから、ピラーガーニッシュの成形を単純に
することができる。一方、格子部材は、ピラーガーニッ
シュの成形とは関係なく成形でき、これによって、格子
部材の縦リブおよび横リブの数量や、各リブの厚み、各
リブの向き、格子部材の材料を任意に定めうるため、適
正なエネルギ吸収を図ることが可能な形状や材料にする
ことができる。また、格子部材の成形によってスライド
プレートを支持するための凹所を形成できることと、格
子部材が樹脂製であることから、コスト高となるのを抑
えることができる。
【0010】前記ピラーガーニッシュは、前記格子部材
を固定する第1の固定フックを一体に有することが好ま
しく、この固定フックを含む第1の固定手段によって前
記格子部材を固定する。一方、前記格子部材は、前記ピ
ラーのフランジ接合部に係合可能な第2の固定フックを
一体に有することが好ましく、この第2の固定フックを
含む第2の固定手段によって前記ピラーに固定される。
その結果、前記ピラーガーニッシュは前記ピラーに固定
される。
【0011】ピラーガーニッシュと格子部材とを第1の
固定手段によって固定し、格子部材を第2の固定手段に
よってピラーに固定することによって、ピラーガーニッ
シュと格子部材とをピラーに固定できる。この場合、第
1の固定フックをピラーガーニッシュに、また第2の固
定フックを格子部材に一体に設けているため、特にフッ
クの製作や取付けに手間がかかることはない。固定用フ
ックは、少しのかかりがあれば、相手材への十分に堅固
な取付けを確保できる。この場合の前記少しのかかり
は、成形後の型抜きの際、型を引っ張ってフック全体を
変形させることによってかかりが型から外れるような大
きさでよく、成形を複雑にするものではない。また、ピ
ラーガーニッシュに設ける固定フックは、格子部材を固
定するものであり、ピラーガーニッシュの中央部にある
必要がないことと、その大きさを可及的に小さくするこ
とができることから、ひずみの影響を少なくすることが
できる。
【0012】前記格子部材は、前記スライドプレートの
下方への移動限界を定めるストッパリブを一体に有する
ことが好ましい。
【0013】スライドプレートはストッパリブに載り、
それ以上の下方への移動が阻止される。ストッパリブは
格子部材を成形する際に格子部材の一部として成形され
るため、何等の手間がかからず、またピラーガーニッシ
ュにストッパリブを設ける場合に起こりうる成形後のひ
ずみの問題も起こらない。一方、ピラーガーニッシュの
成形型を簡素化でき、製造コストの低減が可能である。
【0014】前記格子部材は、前記アジャスタのための
開口を中央部に有するが、さらに、前記スライドプレー
トを車室内方へ向けて押し出して前記ピラーガーニッシ
ュに添わさせるための押し出しリブを前記開口の上端に
有することが好ましい。
【0015】一般に、ピラーガーニッシュは車室内方へ
向けて凸状に湾曲されている。これに対して、スライド
プレートは平坦である。そのため、スライドプレートが
ピラーガーニッシュと格子部材との間に配置された状態
では、スライドプレートとピラーガーニッシュとの間に
すきまが生じ、見栄えを悪くするが、押し出しリブによ
ってスライドプレートを押し出してピラーガーニッシュ
に添わさせることにより、すきまを小さくすることがで
きる。
【0016】
【発明の実施の形態】ピラーガーニッシュは、センタピ
ラーから車室内方へエネルギ吸収に必要な10〜30mmの間
隔をおいて配置される。格子部材は、少なくとも1つの
縦リブと複数の横リブとを有する、ポリプロピレンまた
はポリエチレンのような硬質樹脂製であり、ピラーガー
ニッシュとは別個に成形され、前記間隔内に配置され
る。格子部材は、ピラーガーニッシュに一体に設けた固
定フックによってピラーガーニッシュに取り付けられ
る。固定フックは格子部材の側部端面を引っ掛ける形態
とすることができる。この場合、ピラーガーニッシュお
よび格子部材それぞれの中央部では、クリップを使用し
て固定できる。格子部材は、この格子部材の側部に設け
た固定フックによってピラーのフランジ接合部に取り付
けられる。
【0017】前記センタピラーに沿って上下方向へ移動
可能なシートベルトのアジャスタと一緒に移動するスラ
イドプレートは、ポリプロピレンのような硬質樹脂製の
平板であり、前記ピラーガーニッシュと前記格子部材と
の間に配置される。格子部材は、スライドプレートが入
る大きさの凹所をピラーガーニッシュに対面する部分に
有し、スライドプレートは、前記凹所に入って車両の前
後方向と幅方向との動きを規制され、上下方向へ移動可
能である。スライドプレートは、格子部材のストッパリ
ブによって下方への移動が阻止され、この状態でアジャ
スタと結合される。アジャスタと結合されたスライドプ
レートは、アジャスタによって移動され、アジャスタを
ガイドレールに固定することにより固定的に保持され
る。前記格子部材は、前記スライドプレートを車室内方
へ向けて押し出して前記ピラーガーニッシュに添わさせ
るための押し出しリブをアジャスタのための開口の上端
に有する。押し出しリブはスライドプレートを押し出し
てピラーガーニッシュに添わさせればよく、エネルギ吸
収とは関係がないため、格子部材に本来設ける縦リブま
たは横リブとは別個に設けることが好ましい。
【0018】
【実施例】車両のセンタピラーを車室内方で覆う内装構
造は、背面からの斜視状態を示す図1および図2、水平
断面状態を示す図3を参照すると、センタピラー20か
ら車室内方Aへエネルギ吸収に必要な間隔Dをおいて配
置されるピラーガーニッシュ22と、格子部材24と、
スライドプレート26とを備える。
【0019】センタピラー20は、インナパネル28
と、インナパネル28から車室外方へ間隔をおいて配置
されるアウタパネル30とからなり、それぞれのフラン
ジを接合して水平断面が閉じ構造を呈するように形成さ
れている。ピラーガーニッシュ22はそれ自体公知の構
造のものであるが、インナパネル28から間隔Dをおい
て配置されている点で従来のものとは異なる。
【0020】格子部材24は間隔D内に配置され、ピラ
ーガーニッシュ22から所定以上の荷重が加わるとせん
断変形し、エネルギ吸収する。図2および図3に示す実
施例では、格子部材24はポリプロピレンを成形してピ
ラーガーニッシュ22とは別個に形成されたもので、6
条の縦リブ32と、多数の横リブ34とを有する。リブ
間の間隔は15〜40mmに定めることができる。格子部材2
4は、シートベルトのアジャスタのための穴または開口
36を中央部分に有し、スライドプレートをピラーガー
ニッシュ22と格子部材24との間のすきまに差し込む
ための開口38を下方部分に有する。したがって、開口
36,38では、縦リブ32および横リブ34は切断さ
れた形態である。
【0021】スライドプレート26は、センタピラー2
0に沿って上下方向へ移動可能なシートベルトのアジャ
スタ40(図5参照)と一緒に移動し、ピラーガーニッ
シュ22に開けた長穴42を塞ぐ。スライドプレート2
6は、ピラーガーニッシュ22と格子部材24との間に
配置され、ピラーガーニッシュ22と格子部材24とに
よって移動可能に支持されている。
【0022】格子部材24は、図3に示すように、凹所
44を有する。凹所44はピラーガーニッシュ22に対
面する縦リブ32と横リブ34とを部分的に切り欠いた
形態であり、スライドプレート26が入ることができる
ようにしたものであるが、その切欠きの程度は格子部材
24の長手方向で一定ではなく、変動している。たとえ
ば、図3および図5に示した範囲では、凹所44はスラ
イドプレート26が緩くはまる大きさであるが、図6に
示した範囲では、凹所44はスライドプレート26が移
動する際に多少の抵抗が生ずるような大きさである。さ
らに、図6に示した範囲では、格子部材24は、スライ
ドプレート26の車両幅方向Bの動きを規制する2条の
補助リブ46と、車両前後方向Cの動きを規制する2条
の補助リブ48とを有する。凹所44における縦リブ3
2および横リブ34の変動した切欠きと補助リブ46,
48とによって、ピラーガーニッシュ22の長穴42に
対向して位置するスライドプレート26のがたつきを抑
えると共に、上下方向の移動の滑らかさを確保すること
ができる。
【0023】ピラーガーニッシュ22は、図4および図
5に示すように、格子部材24を固定する固定フックを
一体に有する。図4の固定フック50は、水平断面にお
ける形状が鋭角三角形状を呈する2つのガイド片52
と、係止片53とからなる。2つのガイド片52は、成
形時のひずみを避けるため、上下方向へ間隔をおいてお
り、係止片53が車室内方で2つのガイド片52を結合
している。したがって、格子部材を車室内方Aへ向けて
ピラーガーニッシュ22に押し込むと、ピラーガーニッ
シュ22の端部が開いて変形し、格子部材24の側部が
係止片53に係止され、格子部材24はピラーガーニッ
シュ22に固定される。
【0024】図5に示した固定フック54は、水平断面
における形状が鋭角三角形状であるガイド片56と、係
止溝57とを有する。一方、格子部材24は円弧状の嵌
合リブ58を有する。この実施例では、格子部材24を
車室内方Aへ向けてピラーガーニッシュ22に押し込む
と、ピラーガーニッシュ22の端部が開いて変形し、格
子部材24の嵌合リブ58が係止溝57に嵌って格子部
材24はピラーガーニッシュ22に固定される。この実
施例では、嵌合リブ58が係止溝57に嵌っているた
め、ピラーガーニッシュ22の端部と格子部材24との
固定が堅固である。そこで、後述するように、格子部材
24をピラー20のフランジ接合部に固定する固定フッ
クの近傍において、格子部材24とピラーガーニッシュ
22とを固定するの特に適する。
【0025】図4および図5に示した固定フックは、ピ
ラーガーニッシュ22に特別に成形したものである。こ
れに対して、図3に示すように、ピラーガーニッシュ2
2が基層60と表層62とからなる場合、ピラーガーニ
ッシュ22の側部では表層62が基層60を巻いて基層
60の背後まで伸びている。そこで、基層60の背後ま
で伸びている表層62の側部分63を固定フックとする
こともできる。この場合、格子部材24の嵌合リブ58
が表層62の側部分63の端面に係止される。
【0026】格子部材24は、いずれかの固定フック5
0,54,63によってその側部でピラーガーニッシュ
22に固定され、さらに、図2に示すように、下端部の
中央に設けた取付座64にピラーガーニッシュ22から
クリップ66を差し込んでピラーガーニッシュ22に固
定される。
【0027】格子部材24は、図6に示すように、ピラ
ー20のフランジ接合部21に係合可能な対となった固
定フック70を両側部に一体に有する。一方側の固定フ
ック70と他方側の固定フック70とは対称形状であ
る。図示の実施例では、固定フック70は、横リブ34
の車室外方端に設けた縦リブ72から車室外方へ向けて
一体に伸びる突出部74と、係止部75とからなる。係
止部75は水平断面における形状が鋭角三角形状であ
る。格子部材24をピラー20に対面させて車室外方へ
押し込むと、固定フック70の突出部74が開いて変形
し、係止部75がフランジ接合部21に係止され、格子
部材24はピラー20に固定される。これによってピラ
ーガーニッシュ22はピラー20に固定されるが、ピラ
ーガーニッシュ22は、さらに、図1に示すように、そ
の下端部中央に設けた取付座78に差し込んだクリップ
をピラー20に嵌め込んでピラー20に固定される。
【0028】格子部材24は、図7に示すように、スラ
イドプレートの下方への移動限界を定めるストッパリブ
80を一体に有する。ストッパリブ80はほぼL字形の
もので、スライドプレートを差し込む開口38の下端部
に2個設けられている。スライドプレート26の上端
を、図7において開口38の手前から開口38に差し込
んで格子部材24とピラーガーニッシュとの間のすきま
に入れ、上方へ押し上げる。スライドプレート26の下
端がストッパリブ80に載ってスライドプレート26は
保持される。
【0029】格子部材24は、アジャスタのための開口
36を中央部に有するが、図8および図9に示したよう
に、さらに、スライドプレートを車室内方へ向けて押し
出してピラーガーニッシュに添わさせるための押し出し
リブ84を開口36の上端に有する。格子部材24の開
口36とピラーガーニッシュの長穴42とは、図8に示
すように、開口36の上端が長穴42より上方となるよ
うな寸法関係にあり、押し出しリブ84は、長穴42の
上方に位置するスライドプレートの部分を車室内方Aへ
向けて押し出す。図示の実施例では、2条の押し出しリ
ブ84は、格子部材24に本来設けられる縦リブ32と
は別のリブであり、当接部85が凹所44内へ突出して
いる。当接部85の突出長さを変えることによって、ス
ライドプレート26がピラーガーニッシュ22に添う程
度を調整できる。
【0030】本発明に係る内装構造は、次のように機能
する。格子部材24をいずれかの固定フック50,5
4,63でピラーガーニッシュ22に固定し、さらに、
クリップ66で固定する。スライドプレート26を格子
部材24の背後から開口38に差し込んで、ピラーガー
ニッシュ22と格子部材24との間の凹所44内に配置
し、スライドプレート26の下端をストッパリブ80に
載せる。この状態では、スライドプレート26は上方へ
移動可能である。スライドプレート26を格子部材24
とピラーガーニッシュ22との間に配置した後、固定フ
ック70で格子部材24をピラー20に固定し、さら
に、ピラーガーニッシュ22の取付座78に差し込んだ
クリップをピラー20に差し込んで固定する。その後、
シートベルトのアジャスタ40をスライドプレート26
に貫通させ、ガイドレール90(図3)に取り付ける。
アジャスタ40やガイドレール90はそれ自体公知のも
のである。
【0031】シートベルトの使用時、アジャスタ40の
位置を調整すると、ガイドプレート26がアジャスタ4
0と一緒に移動してピラーガーニッシュ22の長穴42
を常に塞ぐため、見栄えを損なわない。車室外方へ向く
所定以上の荷重がピラーガーニッシュ22から格子部材
24に加わると、格子部材24の縦リブ32および横リ
ブ34がせん断してエネルギ吸収する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両のセンタピラーの内装構造に
使用するピラーガーニッシュと格子部材との実施例の背
面から見た斜視図である。
【図2】図1に示した格子部材の背面から見た斜視図で
ある。
【図3】本発明に係る車両のセンタピラーの内装構造の
実施例の水平断面図である。
【図4】格子部材を固定するためにピラーガーニッシュ
に設ける固定フックを示すもので、(a)は正面図、
(b)は水平断面図である。
【図5】本発明に係る車両のセンタピラーの内装構造の
実施例の水平断面図で、図3とは異なる部分を示してい
る。
【図6】本発明に係る車両のセンタピラーの内装構造の
実施例の水平断面図で、図3および図5とは異なる部分
を示している。
【図7】格子部材の下方部分を背面から見た斜視図であ
る。
【図8】格子部材の上方部分を背面から見た斜視図であ
る。
【図9】図8の9−9線で切断した拡大断面図で、ピラ
ーガーニッシュおよびスライドプレートを含めて示して
ある。
【符号の説明】
20 センタピラー 22 ピラーガーニッシュ 24 格子部材 26 スライドプレート 32 縦リブ 34 横リブ 36,38 開口 42 長穴 44 凹所 50,54,63 固定フック 70 固定フック 80 ストッパリブ 84 押し出しリブ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−67213(JP,A) 特開 平8−127298(JP,A) 実開 平4−74184(JP,U) 実開 平4−83948(JP,U) 実開 平2−34366(JP,U) 実開 平7−31508(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 13/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のセンタピラーを車室内方で覆う内
    装構造であって、 前記センタピラーから車室内方へエネルギ吸収に必要な
    間隔をおいて配置されるピラーガーニッシュと、 このピラーガーニッシュとは別個に成形され、前記間隔
    内に配置される樹脂製のエネルギ吸収可能な格子部材
    と、 前記センタピラーに沿って上下方向へ移動可能なシート
    ベルトのアジャスタと一緒に移動するスライドプレート
    とを備え、 このスライドプレートは、前記ピラーガーニッシュと前
    記格子部材との間に配置され、前記ピラーガーニッシュ
    と前記格子部材とによって移動可能に支持されている、
    車両のセンタピラーの内装構造。
  2. 【請求項2】 前記ピラーガーニッシュは、前記格子部
    材を固定する第1の固定フックを一体に有し、この固定
    フックを含む第1の固定手段によって前記格子部材を固
    定しており、前記格子部材は、前記ピラーのフランジ接
    合部に係合可能な第2の固定フックを一体に有し、この
    第2の固定フックを含む第2の固定手段によって前記ピ
    ラーに固定され、これによって前記ピラーガーニッシュ
    は前記ピラーに固定されている、請求項1に記載の車両
    のセンタピラーの内装構造。
  3. 【請求項3】 前記格子部材は、前記スライドプレート
    の下方への移動限界を定めるストッパリブを一体に有す
    る、請求項1に記載の車両のセンタピラーの内装構造。
  4. 【請求項4】 前記格子部材は、前記アジャスタのため
    の開口を中央部に有し、さらに、前記スライドプレート
    を車室内方へ向けて押し出して前記ピラーガーニッシュ
    に添わさせるための押し出しリブを前記開口の上端に有
    する、請求項1に記載の車両のセンタピラーの内装構
    造。
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