JP3297894B2 - 冷凍焼餅の製造方法 - Google Patents
冷凍焼餅の製造方法Info
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Description
関し、詳しくは、電子レンジ等で解凍,加熱することに
より、容易に食することができる冷凍焼餅であって、特
に、焼き色が付いた餅表面の剥離,脱落を防止すること
ができる冷凍焼餅の製造方法に関する。
焼いた状態では保存することができないため、焼餅を食
べる際には、その直前に餅を焼かなければならず、手軽
に食することができなかった。
時間で焼餅を食することができるように、焼いた状態の
餅を冷凍保存することが考えられるが、焼いた状態の餅
は、冷凍保存中に表面の焼き色が付いた部分が剥がれや
すいという問題がある。
焼き色が付くとともに、その部分が硬化するが、このと
き、餅の内部の水分が加熱されて水蒸気となり、該水蒸
気の圧力により硬化した部分が餅の内部から剥離して膨
らみ、焼き色が付いた部分が脆い薄板状になる。このた
め、餅を焼いて表面に焼き色を付けた状態でそのまま冷
凍すると、表面の焼き色が付いた部分が餅の内部から剥
離した状態のままで冷凍されることになる。
餅(冷凍焼餅)を袋等に入れて包装した場合、餅同士が
ぶつかったり、衝撃が加わったりすると、焼き色が付い
ている薄板状の部分が破損して脱落してしまい、外観が
損なわれるだけでなく、電子レンジ等で解凍,加熱して
食する際にも、焼餅としての食味が損なわれることにな
る。
等で解凍,加熱するだけで、香ばしい焼きたての焼餅を
手軽に得ることのできる冷凍焼餅の製造方法を提供する
ことを目的としている。
ため、本発明の冷凍焼餅の製造方法は、生の餅、あるい
はあらかじめ冷凍処理を施した餅を焼いて表面に焼き色
を付けた後、該餅の焼き色を付けた面に、水又は醤油や
各種調味料等を含む液を噴霧するなどの加湿処理を行
い、次いで、冷凍処理を行うことを特徴としている。
餅を焼くと、前述のように、焼かれて硬化した部分が餅
の内部から剥離するが、この焼き色が付いた面を加湿す
ることにより、この部分を軟化させて餅の内部に密着さ
せることができる。このように、焼き色を付けた面を餅
の内部に密着させた状態で冷凍処理した冷凍焼餅は、衝
撃が加わっても焼き色を付けた面が破損して脱落するこ
とがない。
して用いると、焼いたときの餅の膨らみが少なく、焼餅
の形状が大きく損なわれることがないので、良好な形状
の焼餅が得られる。また、加湿処理の際に醤油や調味料
等を含む液を用いることにより、焼餅に味付けを行うこ
とができる。
詳細に説明する。図1は、冷凍焼餅を製造する工程の一
例を示すものである。
き色を付ける工程であり、周知の方法で製造し、40g
程度の通常の大きさに切分けた餅Aを網等の支持板1の
上に置き、餅Aの上面をガスバーナーの火炎2あるいは
電熱ヒーター等の適宜な熱源で焼いて餅Aの上面に適度
な焼き色を付ける。この第1工程の時間は、用いる熱源
や餅Aとの距離等により異なるが、ガスバーナーの直火
の場合は、1分から4分程度が適当である。なお、餅A
を焼き過ぎて表面を破裂させると、餅内部が表面にはみ
出て形状が悪化し、所望の冷凍焼餅を得ることができな
くなるので避けるべきである。
た際に硬化し、餅内部で発生した水蒸気の圧力により膨
らんで餅内部から剥離した表面部分を加湿する工程であ
り、上記第1工程で焼き色を付けた餅Aの上面(焼き色
を付けた面)に、ノズル3から水4あるいは醤油や適当
な調味料等を含む液を噴霧し、餅の焼き色を付けた面を
加湿する。このように焼き色を付けた面に加湿処理を行
うことにより、餅内部から剥離した部分を軟化させて再
び餅内部と密着させることができる。このときの加湿の
程度は、第1工程における焼き加減等に応じて適宜に設
定すればよい。
裏面に上記同様の処理を行う。すなわち、第3工程で餅
Aの裏面をガスバーナーの火炎2で焼いて焼き色を付
け、さらに、第4工程で、ノズル3から水4等を噴霧
し、餅Aの裏面の焼き色を付けた面に加湿処理をする。
を、周知の冷凍装置に入れて−30〜−40℃に約1時
間保ち、冷凍凍結させることにより、冷凍焼餅を得るこ
とができる。
は、長期間の保存にも適し、40g程度の冷凍焼餅であ
れば、電子レンジで30秒程度解凍,加熱するだけで、
香ばしい焼きたての焼餅を得ることができる。
た焼餅の脆い表面が、水あるいは醤油や調味料等を含む
液で加湿されることにより軟化し、焼餅の内部と密着す
るので、冷凍保存時及び解凍,加熱時に焼き色が付いた
部分が破損して脱落することがなく、流通段階で商品価
値を損なうことがないだけでなく、食味も良好な焼餅を
得ることができる。さらに、上記第2,第4工程で焼餅
の表面を加湿する際に、醤油や、砂糖,塩等の各種の調
味料を含む液を使用することにより、加湿と同時に焼餅
に所望の味付けを施すことができる。
餅を用いると、冷凍の餅は、表面に焼き色を付ける際
に、ガスバーナー等で強く焼いても膨らみ難いため、形
状が損なわれることがなく、得られる焼餅の外観の向上
が図れる。すなわち、図2に示すように、生の餅Bを焼
くと、焼き色Gが付く前に熱源Hからの熱で餅Bの一部
が大きく膨らむが、図3に示すように、冷凍処理した餅
Cの場合には、焼き色Gが付くまで焼いても生の餅Bの
ような大きな膨らみを生じることがなく、餅全体の厚み
が増す程度である。
付くまでの時間が生の餅の場合に比べて長くかかるが、
上述のように、焼いた際にほとんど膨らむことがないの
で、製品としての冷凍焼餅の形状の均一性を保つことが
でき、商品価値を高めることができる。また、冷凍処理
した餅は、取扱い性にも優れるため、製造時のハンドリ
ング性も向上する。
工程に限らず、適宜な工程及び装置構成で実施すること
が可能であり、例えば、餅の両面を同時に焼いて両面に
それぞれ焼き色を付けた後、両面から水を噴霧するなど
の方法で加湿するようにしてもよく、餅を立てた状態に
保持して行うこともできる。
焼き色を付ける際に硬化して餅内部から剥離した焼餅の
脆い表面を加湿処理によって焼餅の内部と密着させ、こ
の状態で冷凍するので、焼き色の付いた部分が餅内部と
一体化した状態の冷凍焼餅が得られる。
は、冷凍保存時や解凍,加熱時に焼き色の付いた部分が
破損して脱落することがなく、電子レンジで等で解凍,
加熱するだけで焼きたての香ばしい焼餅を、短時間に、
しかも極めて容易に得ることができる。
により、焼餅の形状が大きく損なわれることがなく、外
観の良好な冷凍焼餅を得ることができる。さらに、加湿
処理の際に醤油や各種の調味料等を含む液を用いること
により、餅を加湿するのと同時に味付けも施すことがで
きる。
る。
図である。
…水、A…餅、B…生の餅、C…冷凍処理した餅、G…
焼き色
Claims (3)
- 【請求項1】 餅を焼いて表面に焼き色を付けた後、該
餅の表面を加湿し、次いで冷凍することを特徴とする冷
凍焼餅の製造方法。 - 【請求項2】 あらかじめ冷凍処理した餅を焼いて表面
に焼き色を付けた後、該餅の表面を加湿し、次いで冷凍
することを特徴とする冷凍焼餅の製造方法。 - 【請求項3】 前記餅表面の加湿は、醤油又は調味料を
含む液で行うことを特徴とする請求項1又は2記載の冷
凍焼餅の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05618294A JP3297894B2 (ja) | 1994-03-25 | 1994-03-25 | 冷凍焼餅の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05618294A JP3297894B2 (ja) | 1994-03-25 | 1994-03-25 | 冷凍焼餅の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07255399A JPH07255399A (ja) | 1995-10-09 |
JP3297894B2 true JP3297894B2 (ja) | 2002-07-02 |
Family
ID=13019973
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05618294A Expired - Lifetime JP3297894B2 (ja) | 1994-03-25 | 1994-03-25 | 冷凍焼餅の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3297894B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4517226B2 (ja) * | 2004-07-06 | 2010-08-04 | 株式会社オオヤマフーズマシナリー | 焼餅及びその製造方法 |
JP4695464B2 (ja) * | 2005-09-02 | 2011-06-08 | 武 大竹 | インスタント餅の製造方法 |
WO2008004773A1 (en) * | 2006-07-03 | 2008-01-10 | Dae-Gu Lee | Manufacturing method of fast food containing rice cake |
-
1994
- 1994-03-25 JP JP05618294A patent/JP3297894B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07255399A (ja) | 1995-10-09 |
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