JP3297655B2 - 電気式ブレーキ装置の診断方法および装置 - Google Patents

電気式ブレーキ装置の診断方法および装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は電気式ブレーキ装置
の診断方法および装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ドイツ特許公開第１９６３４５６７号か
ら電気式ブレーキ装置が既知である。そこには電気機械
式ブレーキ装置に対する制御装置の構成が記載され、こ
の構成においては個々の車輪ブレーキがブレーキペダル
の操作信号から導かれたブレーキ希望の関数として電気
機械式設定要素により制御される。この関係において、
制御装置のエラー状態が決定されかつドライバに指示さ
れ、ないしエラーメモリ内に記憶される。それぞれのエ
ラー状態の関数として非常ブレーキ運転が作動される。
このような電気式ブレーキ装置に関して診断およびサー
ビス作業を支援する手段は記載されていない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】電気制御式ブレーキ装
置における診断および／またはサービス作業を改善する
措置および方法を提供することが本発明の課題である。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記課題は、制御ユニッ
トがドライバのブレーキ希望の関数としてアクチュエー
タを操作し、前記制御ユニットが少なくとも１つの記憶
装置内にエラー情報またはサービス情報あるいはこれら
双方を記憶し、インタフェースを介してサービス診断装
置が接続可能である電気式ブレーキ装置の診断方法にお
いて、前記制御ユニットが前記インタフェースを介して
記憶情報を前記サービス診断装置に出力し、前記制御ユ
ニットが、前記サービス診断装置から前記インタフェー
スを介して検査ステップを実行するために検査プログラ
ムまたはサービスプログラムあるいはこれら双方を前記
の記憶された情報に依存して受け取りまたは前記記憶装
置内に書き込みあるいはこれら双方を行うために変更さ
れた情報または新規の情報あるいはこれら双方を受け取
ることを特徴とする本発明の電気式ブレーキ装置の診断
方法により解決される。
【０００５】上記課題はまた、サービス診断装置がイン
タフェースを介して電気式ブレーキ装置の制御ユニット
と結合可能であり、前記インタフェースを介して前記サ
ービス診断装置がエラー状態またはサービス情報あるい
はこれら双方に関する記憶された情報を読み取る前記サ
ービス診断装置を備えた電気式ブレーキ装置の診断方法
において、前記サービス診断装置が、読み込まれたエラ
ーコードまたはサービスコードあるいはこれら双方に基
づいて検査プログラムまたはサービスプログラムを選択
し、当該選択された検査プログラムまたはサービスプロ
グラムが、前記インタフェースを介して前記電気式ブレ
ーキ装置の前記制御ユニットに伝送されることを特徴と
する本発明の電気式ブレーキ装置の診断方法により解決
される。
【０００６】上記課題はさらに、ドライバのブレーキ希
望の関数として車輪ブレーキのアクチュエータを操作す
る、電気式ブレーキ装置の制御のための制御ユニット
と、前記制御ユニットによりエラー情報またはサービス
情報あるいはこれら双方が記憶される記憶装置と、イン
タフェースを介してサービス診断装置が前記制御ユニッ
トに接続可能である当該インタフェースとを備えた電気
式ブレーキ装置の診断装置において、前記制御ユニット
が前記インタフェースを介して記憶情報を前記サービス
診断装置に出力し、前記制御ユニットが、前記サービス
診断装置から前記インタフェースを介して検査ステップ
を実行するために検査プログラムまたはサービスプログ
ラムあるいはこれら双方を記憶された情報に依存して受
け取り、または前記記憶装置内に書き込むために変更さ
れた情報または新規の情報あるいはこれら双方を受け取
り、あるいは前記の受け取りの双方を行うことを特徴と
する本発明の電気式ブレーキ装置の診断装置により解決
される。
【０００７】上記課題はさらにまた、サービス診断装置
がインタフェースを介して電気式ブレーキ装置の制御ユ
ニットと結合可能であり、前記サービス診断装置が前記
制御ユニット内に書き込まれたエラーコードまたはサー
ビスコードあるいはこれら双方を前記インタフェースを
介して読み取る手段を含む、前記サービス診断装置を備
えた電気式ブレーキ装置の診断装置において、前記サー
ビス診断装置が記憶装置を有し、検査プログラムまたは
サービスプログラムが、読み込まれたコードの関数とし
て前記記憶装置から読み取られ、前記検査プログラムま
たはサービスプログラムが、前記インタフェースを介し
て前記電気式ブレーキ装置の前記制御ユニットに伝送さ
れることを特徴とする本発明の電気式ブレーキ装置の診
断装置により解決される。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図面に示す実施形
態により詳細に説明する 図１は、電気機械式ブレーキ装置１００ならびに診断装
置ないしサービス装置１０２を示す。電気機械式ブレー
キ装置１００の本質的な構成要素は、ブレーキ制御ユニ
ット１９、ドライバのブレーキ希望を決定するための計
算ユニット２０、電気機械式ブレーキ設定装置であるア
クチュエータ２１ないし２４、車輪ブレーキ２５ないし
２８、サービスメモリ２９、エラーメモリ３０、ドライ
バ情報ディスプレイ３１およびリアルタイム時計１６で
ある。冒頭記載の従来技術から既知のように、制御ユニ
ット１９はブレーキ装置の制御のためにブレーキ制御の
ほかに、アンチロック制御、駆動滑り制御および／また
は走行安定性制御の既知の機能を含む。計算ユニット２
０においてブレーキペダルの少なくとも１つの操作量の
関数としてドライバのブレーキ希望が形成され、このド
ライバのブレーキ希望は図示のインタフェース（すなわ
ちライン）を介して制御ユニット１９に伝送される。制
御ユニット１９は、ブレーキ希望の関数として、形成す
べきブレーキトルクないし形成すべきブレーキ力に対す
る個々の車輪の目標値および／または個々の車軸の目標
値を形成する。これらの目標値は、インタフェースを介
してブレーキ装置２５ないし２８のための電気機械式設
定装置２１ないし２４に伝送される。設定装置２１ない
し２４から制御ユニット１９に、作用しているブレーキ
トルクないし作用しているブレーキ力、場合によりモー
タ内を流れる電流の実際値が供給され、これらの実際値
はブレーキ力ないしブレーキトルクを所定の目標値に制
御するために評価される。
【０００９】制御ユニット１９はさらにエラー検出手段
を含み、エラー検出手段はブレーキ装置の制御に関して
エラー状態を検出する。このエラー情報を記憶するため
にエラーメモリ３０が設けられている。エラー情報と共
にリアルタイム時計１６から発生する時間信号が記憶さ
れ、これにより記憶された情報が時間に関して一義的に
決定される。たとえば、電流とブレーキトルクないしブ
レーキ力との間の関係から設定装置のエラーが推定さ
れ、および／またはセンサ信号の検査によりブレーキト
ルク測定ないしブレーキ力測定におけるエラーが決定さ
れる。図１においてブロック１８により記号で示されて
いるエラーコードは、車輪ブレーキでエラー状態が検出
されたときないしブレーキ装置の機能に制限が存在する
ときにメモリ構成要素３０内に記憶される。さらに、ブ
レーキ作動を制限するエラーの場合、ドライバ情報ディ
スプレイ３１を介してドライバに情報が与えられる。あ
る実施形態においては、制限を導かないエラーは、サー
ビスメモリ２９内に書き込まれ、このエラーがサービス
間隔の決定において考慮される。
【００１０】さらに、制御ユニット１９は損耗情報を決
定し、制御ユニット１９はこの損耗情報をサービスメモ
リ２９内に記憶する。インタフェースを介してドライバ
情報ディスプレイ３１に、光学式におよび／または音響
式にサービスの必要性に関する情報がドライバに与えら
れる。好ましい実施形態においては、制御ユニット１９
は、固定時間間隔でないしは車輪ブレーキの損耗ごとに
対応情報をメモリ構成要素２９内に書き込み、この情報
が図１において符号１７により記号的に示されている
（サービスコード１７）。同時に、制御ユニット１９
は、車輪ブレーキが著しく損耗したときおよび／または
所定の運転時間が経過したのちに車輪ブレーキにおける
サービスの必要性に関してドライバに情報を与える。好
ましい実施形態においては、車輪ブレーキの損耗ないし
摩耗は、モータ電流ないしモータ電圧を介して、ステッ
プモータまたは電気整流モータにおいては経過ステップ
数を介して決定される。この場合、所定のブレーキトル
クないし所定のブレーキ力を発生するために大きいモー
タ電流、モータ電圧ないしステップが必要になればなる
ほど、それだけそれぞれの車輪ブレーキの損耗ないし摩
耗は大きい。他の実施形態においては、車輪ブレーキ内
にストロークセンサが設けられ、このストロークセンサ
はブレーキライニングの移動ストロークに対する尺度を
測定し、そしてこのストロークセンサによりブレーキラ
イニングのディスクないしドラムとの当接が決定され
る。この信号から、たとえばこの当接点がきわめて大き
い値までシフトしたとき、それぞれの車輪ブレーキの損
耗ないし摩耗に対する尺度を導くことができる。損耗な
いし摩耗が対応量に到達した場合、対応車輪ブレーキに
対するサービスメモリ２９内の対応情報が場合によりそ
のときの時刻と共に記憶される。
【００１１】さらに、サービスメモリ２９内にブレーキ
装置のタイプおよび設備に関する情報、とくに使用され
ているアクチュエータのタイプに関する情報および／ま
たは使用されているソフトウェア水準に関する情報もま
た記憶されている。構成要素を交換するとき、これらの
情報は担当技術者により以下に示すインタフェースを介
してサービスメモリ２９内に記憶させることができる。
【００１２】診断装置およびサービス装置１０２との通
信のために、インタフェース１５とくに直列インタフェ
ースが設けられているが、他の実施形態においては並列
インタフェースもまた設けられ、これらのインタフェー
スを介して担当技術者は記憶装置２９および３０から情
報を読み取り、変更しおよび／または消去し、ないしそ
こに情報を書き込むことができ、そしてこれらのインタ
フェースを介して検査プログラムおよびサービスプログ
ラムが伝送される。
【００１３】診断装置およびサービス装置１０２は本質
的に次の構成要素、すなわち本質的に計算要素からなる
サービス診断ユニット１、エネルギー源７、サービスプ
ログラムメモリ８、エラープログラムメモリ１４および
ディスプレイ４を含む。
【００１４】問い合わせ記号１１により、接続されてい
るサービス装置ないし診断装置１０２において、担当技
術者は、たとえば図示されていないキーボードを介して
担当技術者が入力する対応命令により、サービスメモリ
２９およびエラーメモリ３０内に記憶されている情報を
読み取り、サービスメモリ２９内に情報を書き込みまた
は書き込まれた情報を変更することが示されている。
【００１５】サービス診断ユニット１はサービスメモリ
２９から読み取られた情報内容に基づいて対応サービス
プログラム９を作動し、サービスプログラム９はメモリ
８から読み取られかつインタフェースを介して制御ユニ
ット１９に供給される。この場合、このようなサービス
プログラムはサービスメモリ２９から読み取られた情報
に依存して、ブレーキ制御に、たとえばブレーキ装置の
機能検査に係合し、この機能検査においてたとえば車輪
ブレーキにおける正確な機能および正確なブレーキ力上
昇が検査される。サービス検査が異常なく終了したの
ち、サービス診断ユニット１により図１に符号１２によ
り記号で示されている対応コードがサービスメモリ２９
内に記憶される。この情報は、将来のサービス検査のた
めの基礎としてブレーキ装置の機能検査の正常な実行を
表わしている。たとえば電子制御装置を交換したときに
サービス情報が存在しない場合、標準プログラムがメモ
リ８から読み込まれかつブレーキ装置に伝送される。
【００１６】ブレーキ装置の作動において障害が発生し
た場合、ブレーキ装置の制御ユニット１９はエラーメモ
リ３０内に記憶された対応エラーコードを発生する。検
出された障害がブレーキ機能に不利な影響を与えない場
合、ドライバには情報が与えられない。このとき記憶さ
れた情報１８は、サービス検査の範囲内でサービス検査
の対応検査プログラム９により読み取られ、かつインタ
フェース２を介して担当技術者に対しディスプレイ４内
に指示される。障害が車両のブレーキ機能に不利な影響
を与える場合、ドライバ情報３１を介してドライバに情
報が与えられる。同時に、エラーメモリ３０内にエラー
コード１８が記憶される。このエラーコードはサービス
診断ユニット１により読み取られ、サービス診断ユニッ
ト１は各エラーコードに対応検査プログラム１３を割り
当てる。次に、検査プログラム１３はインタフェース１
５を介してブレーキの制御に供給される。次に、このブ
レーキ制御は対応検査ステップを実行し、この検査ステ
ップが検出されたエラー状態を特定し、場合によりそれ
を排除する。
【００１７】サービス診断ユニット１が情報を読み取る
とき、ステップ２において、読み取られたコードの関数
としてエラーメッセージが形成されかつ担当技術者に対
しディスプレイ内に指示される。サービスコードの場
合、ブレーキ装置が利用できるプログラムメニューが、
ステップ３内で形成され、かつディスプレイ４内に指示
される。次に、ステップ５により、検査プログラムまた
はサービスプログラムの選択が、読み込まれたコードの
関数として行われ、この場合、それに続いて、ステップ
６により、選択された検査プログラムまたはサービスプ
ログラム（９，１３）の伝送が開始される。
【００１８】工場内にあるとき、サービス診断装置１０
２は、担当技術者に対し図示されていない入力ユニット
を介して手動でブレーキ装置の制御を行う方法を提供す
る。したがって、サービスプログラム９は、メモリ８か
ら読み取られかつサービス診断ユニット１によりインタ
フェース１５を介してブレーキ装置の制御ユニット１９
に伝送される。このような検査プログラムは、たとえば
ブレーキ装置のエネルギー貯蔵装置を切り離さなければ
ならないとき、担当技術者が構内でブレーキの制御に係
合可能なプログラムである。たとえば、車両を工場運転
のために回転可能に保持するために、駐車ブレーキ機能
を解除することができる。ブレーキの制御ユニット１９
は、このとき対応エラーメッセージをメモリ３０内に記
憶する。たとえば車輪ブレーキのブレーキライニングを
新しくしなければならない場合、同様にサービスプログ
ラムにより電気機械式ブレーキアクチュエータが個々の
車輪ごとにないし個々の車軸ごとに復帰される。サービ
ス作業が終了したのち、サービス診断ユニット１により
所定の検査プログラム９が選択されて最終の機能テスト
が自動的に行われ、この機能テストはたとえば駐車ブレ
ーキ機能に関して書き込まれたエラーメッセージを消去
する。ブレーキ装置の機能テストは上記のように行われ
る。
【００１９】電気機械式ブレーキ装置において使用され
るほかに、本発明による解決策がたとえば電気油圧式ま
たは電気空圧式ブレーキ装置のような他の電気的制御可
能なブレーキ装置に対して使用された場合においてもま
た上記の利点が得られる。
【００２０】
【発明の効果】本発明による解決策は、電気制御式ブレ
ーキ装置とくに電気機械式ブレーキ装置の診断方法およ
びサービス方法を改善する。
【００２１】ブレーキ装置の制御装置が、常にブレーキ
機能を確保するためにすべての構成要素をモニタリング
し、かつ検出されたエラーをエラーメモリに記憶し、こ
の検出されたエラーは所定の診断インタフェースを介し
て読取り可能である。
【００２２】さらに、記憶される情報はすべて、技術的
コーディング（たとえばエラーのタイプ）および時間的
コーディング（たとえば記憶時点）に関するものである
ことが有利である。
【００２３】サービスメモリ内に、調査されるブレーキ
装置の具体的な設備たとえば使用されるアクチュエータ
のタイプ、それぞれのソフトウェア水準等が記憶されて
いることがとくに有利である。この情報もまた診断イン
タフェースを介して読取り可能である。さらに、この情
報が外部から補足可能ないし変更可能であり、これがブ
レーキ装置のサービスの容易性を支援していることが有
利である。
【００２４】障害が発生したときおよび／またはサービ
ス要求が発生したとき、ブレーキ装置の制御装置がドラ
イバにこれを通知しならびに対応情報がメモリ内に記憶
されることがとくに有利である。
【００２５】さらに、記憶装置内に記憶されているブレ
ーキ装置に関する情報に基づき、診断装置ないしサービ
ス装置においてそれぞれのブレーキ装置に対し適切なサ
ービスプログラムおよび検査プログラムが呼び出されか
つスタートされることがとくに有利である。
【００２６】一般に、本発明による解決策は、電気制御
式ブレーキ装置のメンテナンスないしサービスにおい
て、有利な、要求に適ったおよびコスト的に有利なソフ
トウェアサポートを提供する。
【００２７】電気機械式締付装置を備えたブレーキ装置
においてこの解決策を使用することは、十分な診断方法
およびサービス方法（たとえば検査プログラムによりサ
ービス作業に対する重要な前提を提供することができ
る）が提供されるので、とくに有利である。
【図面の簡単な説明】
【図１】診断インタフェースを介して診断装置ないしサ
ービス装置と結合可能なエラーメモリおよびサービスメ
モリを備えた電気機械式ブレーキに対する制御装置の系
統図、すなわち電気機械式制御装置の改善された診断な
いしモニタリングを可能にする診断装置ないしサービス
装置の系統図である。
【符号の説明】
１ サービス診断ユニット ２，３，５，６ ステップ ４，３１ ディスプレイ ７ エネルギー源 ８ 記憶装置（サービスプログラムメモリ） ９ サービスプログラム １１ 問い合わせ １２ コード １３ 検査プログラム １４ 記憶装置（エラープログラムメモリ） １５ インタフェース １６ リアルタイム時計 １７ サービスコード １８ エラーコード １９ 制御ユニット ２０ 計算ユニット（ドライバのブレーキ希望） ２１−２４ アクチュエータ ２５−２８ 車輪ブレーキ ２９ 記憶装置（サービスメモリ） ３０ 記憶装置（エラーメモリ） ３１ ドライバ情報ディスプレイ １００ 電気機械式ブレーキ装置 １０２ サービス診断装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平９−126955（ＪＰ，Ａ) 特開 平９−43009（ＪＰ，Ａ) 特開 平10−76925（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B60T 17/22 G01M 17/007

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 制御ユニット（１９）がドライバのブレ
    ーキ希望（２０）の関数としてアクチュエータ（２１な
    いし２４）を操作し、前記制御ユニット（１９）が少な
    くとも１つの記憶装置（２９，３０）内にエラー情報ま
    たはサービス情報あるいはこれら双方を記憶し、インタ
    フェース（１５）を介してサービス診断装置（１０２）
    が接続可能である電気式ブレーキ装置の診断方法におい
    て、 前記制御ユニット（１９）が前記インタフェース（１
    ５）を介して記憶情報を前記サービス診断装置（１０
    ２）に出力し、 前記制御ユニット（１９）が、前記サービス診断装置
    （１０２）から前記インタフェース（１５）を介して検
    査ステップを実行するために検査プログラムまたはサー
    ビスプログラムあるいはこれら双方を前記の記憶された
    情報に依存して受け取りまたは前記記憶装置内に書き込
    みあるいはこれら双方を行うために変更された情報また
    は新規の情報あるいはこれら双方を受け取ることを特徴
    とする電気式ブレーキ装置の診断方法。
  2. 【請求項２】 前記ブレーキ装置が電気機械式ブレーキ
    装置であることを特徴とする請求項１記載の方法。
  3. 【請求項３】 前記情報が前記ブレーキ装置のタイプま
    たは設備あるいはこれら双方に関する情報であり、これ
    らの情報が前記インタフェース（１５）を介して前記サ
    ービス診断装置により読取り可能ないし変更可能または
    補足可能であることを特徴とする請求項１または２記載
    の方法。
  4. 【請求項４】 前記記憶装置内に記憶されている情報
    が、記憶時刻を保持する時間情報と共に記憶されること
    を特徴とする請求項１ないし３のいずれか一項に記載の
    方法。
  5. 【請求項５】 ドライバにエラーを指示するためにドラ
    イバ情報（３１）が設けられ、 当該ドライバ情報（３１）は、ブレーキ能力またはブレ
    ーキの有効性を制限させるエラーのときにのみ活動化さ
    れることを特徴とする請求項１ないし４のいずれか一項
    に記載の方法。
  6. 【請求項６】 検査プログラムまたはサービスプログラ
    ムが、前記ブレーキ装置の機能テストを行うため、駐車
    ブレーキ機能を解除するため、および少なくとも１つの
    車輪のブレーキライニングをブレーキディスクないしブ
    レーキドラムから引き離すためのいずれかまたはこれら
    のいずれかの組合わせのことを行うために使用されるこ
    とを特徴とする請求項１ないし５のいずれか一項に記載
    の方法。
  7. 【請求項７】 サービス診断装置（１０２）がインタフ
    ェース（１５）を介して電気式ブレーキ装置の制御ユニ
    ット（１９）と結合可能であり、前記インタフェース
    （１５）を介して前記サービス診断装置（１０２）がエ
    ラー状態またはサービス情報あるいはこれら双方に関す
    る記憶された情報を読み取る前記サービス診断装置（１
    ０２）を備えた電気式ブレーキ装置の診断方法におい
    て、 前記サービス診断装置（１０２）が、読み込まれたエラ
    ーコードまたはサービスコードあるいはこれら双方に基
    づいて検査プログラムまたはサービスプログラムを選択
    し、 当該選択された検査プログラムまたはサービスプログラ
    ムが、前記インタフェース（１５）を介して前記電気式
    ブレーキ装置（１００）の前記制御ユニット（１９）に
    伝送されることを特徴とする電気式ブレーキ装置の診断
    方法。
  8. 【請求項８】 ドライバのブレーキ希望（２０）の関数
    として車輪ブレーキのアクチュエータ（２１ないし２
    ４）を操作する、電気式ブレーキ装置の制御のための制
    御ユニット（１９）と、前記制御ユニット（１９）によ
    りエラー情報またはサービス情報あるいはこれら双方が
    記憶される記憶装置（２９，３０）と、インタフェース
    （１５）を介してサービス診断装置（１０２）が前記制
    御ユニット（１９）に接続可能である当該インタフェー
    ス（１５）とを備えた電気式ブレーキ装置の診断装置に
    おいて、 前記制御ユニット（１９）が前記インタフェース（１
    ５）を介して記憶情報を前記サービス診断装置（１０
    ２）に出力し、 前記制御ユニット（１９）が、前記サービス診断装置
    （１０２）から前記インタフェース（１５）を介して検
    査ステップを実行するために検査プログラムまたはサー
    ビスプログラムあるいはこれら双方を記憶された情報に
    依存して受け取り、または前記記憶装置内に書き込むた
    めに変更された情報または新規の情報あるいはこれら双
    方を受け取り、あるいは前記の受け取りの双方を行うこ
    とを特徴とする電気式ブレーキ装置の診断装置。
  9. 【請求項９】 サービス診断装置（１０２）がインタフ
    ェース（１５）を介して電気式ブレーキ装置の制御ユニ
    ット（１９）と結合可能であり、前記サービス診断装置
    （１０２）が前記制御ユニット（１９）内に書き込まれ
    たエラーコードまたはサービスコードあるいはこれら双
    方を前記インタフェース（１５）を介して読み取る手段
    （１）を含む、前記サービス診断装置（１０２）を備え
    た電気式ブレーキ装置の診断装置において、 前記サービス診断装置（１０２）が記憶装置（８，１
    ４）を有し、 検査プログラムまたはサービスプログラムが、読み込ま
    れたコードの関数として前記記憶装置（８，１４）から
    読み取られ、 前記検査プログラムまたはサービスプログラムが、前記
    インタフェース（１５）を介して前記電気式ブレーキ装
    置の前記制御ユニット（１９）に伝送されることを特徴
    とする電気式ブレーキ装置の診断装置。
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