JP3297463B2 - 放電加工装置 - Google Patents

放電加工装置

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JP3297463B2
JP3297463B2 JP09374192A JP9374192A JP3297463B2 JP 3297463 B2 JP3297463 B2 JP 3297463B2 JP 09374192 A JP09374192 A JP 09374192A JP 9374192 A JP9374192 A JP 9374192A JP 3297463 B2 JP3297463 B2 JP 3297463B2
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放電加工装置に関し、
特に、超高圧焼結体からなるドリル、エンドミルなどの
ねじれ溝加工に好適するようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来、超高圧焼結体からなるドリル、エ
ンドミルなどは、ダイヤモンド砥石を用いて微少切込み
で時間をかけながら加工しているものである。
【0003】また、溝加工を研削に頼らずに放電加工す
ることも行われているが、この加工は、型堀りによる場
合、ワイヤカットによる場合が適用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ダイヤ
モンド研削による場合は、切込み、送りを大きくでき
ず、また砥石の摩耗も大きいため、砥石成形を頻繁に行
わなければないらないという問題点があった。
【0005】これに対し、従来の放電加工では、2次元
的な加工であり、立体的な3次元のねじれ溝加工はでき
ないという問題点があった。
【0006】このようなことから、本発明では、溝研削
盤と同様な機械構成を採用して、3次元のねじれ溝加工
に適用できるようにした放電加工装置を提供しようとす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の点に鑑
みなされたもので、水平方向に移動可能なX軸テーブル
上には、これと直交する方向に移動可能なY軸テーブル
が載置され、しかもY軸テーブルに備えられたスピンド
ルには、ドリル、エンドミルなどの素材からなるワーク
が回転可能に保持されるようになっており、またこれら
のX軸テーブル及びY軸テーブルに対して垂直方向にあ
るZ軸部に備えられたスピンドルが、ワークに対向する
ように位置した放電加工装置を前提にして改善したもの
である。
【0008】すなわち、前記Z軸部のスピンドルには、
前記ワークを成形する円板状を呈する成形可能な回転電
極が装着され、しかもこの回転電極の成形については、
Y軸テーブルに備えられたツルーイングチップ及びZ軸
部に備えられたツルーイングチップによって機上で行わ
れる。これは、加工精度および作業性の向上を配慮した
ものである。
【0009】また、前記Z軸部のスピンドルには、前記
回転電極と同軸上にある研削砥石が備えられるようにし
たものである。これは、回転電極の加工によって生じた
加工変質層を除去して仕上げ面を向上させる配慮であ
る。
【0010】
【作用】本発明の放電加工装置は、X軸テーブル、Y軸
テーブルおよびZ軸部を直交関係に配置し、またドリ
ル、エンドミルなどの素材からなるワークに対して、回
転電極を位置させるように構成したものであるから、立
体的な3次元のねじれ溝も加工ができるものである。
【0011】また、Y軸テーブルおよびZ軸部には、そ
れぞれツルーイングチップを備えるようにしたものであ
るから、回転電極については、装置上で成形可能になっ
ているものである。
【0012】
【実施例】以下、本発明放電加工装置における一実施例
について、図を参照しながら説明する。
【0013】図1において、1は、盤状をなすベースで
あり、このベース1には、Y軸テーブル2を載置したX
軸テーブル3が配置され、このX軸テーブル3およびY
軸テーブル2に対する垂直方向には、Z軸部4が配置さ
れている。この場合、Y軸テーブル2上には、ドリル、
エンドミルなどの素材からなるワーク5を回転可能に保
持するスピンドル6が配置され、このスピンドル6の上
部には、ツルーイングチップ7を取付けたホルダ8が設
けられている。
【0014】そして、前記ワーク5は、図示の場合、チ
ャック9に保持されるとともに、Z軸部4のスピンドル
10に取付けられた円板状の回転電極11によって放電加工
される。なお、この放電加工時は、図示しないノズルか
ら油が噴射するようになっている。
【0015】また、回転電極11は、被削性及び通電性の
よい材料例えばカーボンや真鍮などが好適する。カーボ
ンや真鍮などは、削りやすいため被削性がよく、前記ツ
ルーイングチップ7による電極成形が容易になるからで
ある。銀タングステン、銅タングステンなどの電極材料
も基本的には適用可能であるが、被削性いわゆる成形性
の点では、好ましくない。
【0016】なお、カップ砥石状の回転電極11の場合
は、前記ホルダに備えられたツルーイングチップ7に押
し当てることによって成形できる。この作業は、NCデ
ータの制御による軌跡によって、X軸テーブル3および
Y軸テーブル2を移動させるようにすれば、任意形状の
回転電極11を容易かつ正確に成形できる。
【0017】図2および図3は、W軸で回転するワーク
5に対して、回転電極11によって円筒加工する場合およ
びねじれ溝の加工をする場合がそれぞれ示されている。
したがって、これらの加工では、図4でみられる成形の
場合とは、回転電極11のセット位置が異なるが、このセ
ット位置の変化は、Z軸部4の上下動ににより行なわれ
る。そして、ねじれ溝加工の場合における平砥石状の回
転電極11の成形では、ツルーイングチップ12がZ軸部4
側の取付け台13に設けられたホルダ14に取付けられる。
【0018】なお、ワーク5にねじれ溝を加工する図3
の場合には、ワーク5の回転軸(W軸)およびワーク5
の送り軸(X軸)を同期させる必要があり、また、回転
電極11およびワーク5間では、電気的条件を監視しつ
つ、回転電極11の移動方向、移動速度を決めていく必要
がある。
【0019】したがって、回転電極11およびワーク5間
の状態が電気的にオープンに近くなっているときは、回
転電極11およびワーク5間の物理的距離を小さし、また
回転電極11およびワーク5間の電気的状態が短絡に近く
なっているときは、これらの間の物理的距離を大きくす
るよう位置および速度制御を行なう。
【0020】さらに、放電状態の検出センサ(図示せ
ず)は、通常の放電加工で使用される回転電極11および
ワーク5間の電圧、加工電流あるいは放電パルスを検知
して、これを設定値と比較し、電極の送りまたは待避方
向、速度を決めるような方式でよい。
【0021】また、図示しない放電加工の電源は、スイ
ッチングトランジスタによるパルス電源、RCまたはL
RC回路を用いた放電加工パルスを使用すればよい。こ
の場合、粗加工、中仕上げ、仕上げの加工条件により使
い分けるとよい。
【0022】図5は、回転電極11と同軸上に研削砥石15
が取付けられているものである。これは、放電加工で生
じた数ミクロン程度のわずかな加工変質層を前記研削砥
石15で除去し、仕上げ面を向上させる配慮である。
【0023】すなわち、回転電極11で仕上げの放電加工
を行なった後、ワーク5をスピンドル6につけたまま電
極軸をシフトし、その後、研削砥石15の軌跡を放電加工
の軌跡を放電加工の軌跡と全く同じに設定すれば、わず
かな加工変質層を除去できるからである。このときの加
工は、加工変質層が非常に薄い層であるため、研削砥石
15の摩耗はそれほど問題にならない。
【0024】なお、本発明の放電加工装置では、通常の
ドリルにみられるねじれ溝の放電加工だけでなく、テー
パドリルにおけるねじれ溝の放電加工も可能である。こ
れは、ワーク5の回転軸および送り軸に加えて、ワーク
5に対する切込み軸を制御するようにすれば、芯厚テー
パに応じたねじれ溝が放電加工できるからである。
【0025】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、X軸テ
ーブル3、Y軸テーブル2およびZ軸部4を備えた放電
加工装置において、Z軸部4のスピンドル10には、カー
ボンや真鍮からなる回転電極11が装着されたことから、
ドリル、エンドミルなどの素材からなるワーク5のねじ
れ溝の加工が容易にしかも正確に行なえるという利点を
有する。
【0026】また、回転電極11の成形は、ツルーイング
チップ7,12により機上で行なえるため、作業性も向上
するという利点を有する。
【0027】さらに、回転電極11と同軸上に研削砥石15
を取付けるようにすれば、放電加工により生成される加
工変質層の除去が容易に行なえるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明放電加工装置の一実施例を示す概念的な
平面図である。
【図2】回転電極によってワークを円筒加工する場合の
説明図である。
【図3】同じく回転電極によってワークにねじれ溝を加
工する場合の説明図である。
【図4】回転電極の成形についての説明図である。
【図5】回転電極と同軸に研削砥石を備えた場合の説明
図である。
【符号の説明】
1 ベース 2 Y軸テーブル 3 X軸テーブル 4 Z軸部 5 ワーク 6 スピンドル 7 ツルーイングチップ 8 ホルダ 9 チャック 10 スピンドル 11 回転電極 12 ツルーイングチップ 13 取付け台 14 ホルダ 15 研削砥石
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23H 7/22 B23H 9/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平方向に移動可能なX軸テーブル3上
    には、これと直交する方向に移動可能なY軸テーブル2
    が載置され、しかもY軸テーブル2に備えられたスピン
    ドル6には、ワーク5が回転可能に保持されるようにな
    っており、またこれらのX軸テーブル3及びY軸テーブ
    ル2に対して垂直方向にあるZ軸部4に備えられたスピ
    ンドル10が、ワーク5に対向するように位置した放電加
    工装置において、 前記Z軸部4のスピンドル10には、前記ワーク5を成形
    する円板状のカーボンや真鍮からなる回転電極11が装着
    され、この回転電極11の成形は、Y軸テーブル2に備え
    られたツルーイングチップ7及びZ軸部4に備えられた
    ツルーイングチップ12によって機上で行われるようにし
    たことを特徴とする放電加工装置。
  2. 【請求項2】 前記スピンドル10には、前記回転電極11
    と同軸上にある研削砥石15が備えられている請求項1記
    載の放電加工装置。
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