JP3297097B2 - 遠隔制御システム - Google Patents

遠隔制御システム

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JP3297097B2
JP3297097B2 JP29494892A JP29494892A JP3297097B2 JP 3297097 B2 JP3297097 B2 JP 3297097B2 JP 29494892 A JP29494892 A JP 29494892A JP 29494892 A JP29494892 A JP 29494892A JP 3297097 B2 JP3297097 B2 JP 3297097B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、遠隔操作で機器の監
視制御をする遠隔制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】遠隔制御システムは、赤外線などの光や
電波を用いて、たとえば家庭内の各種のエレクトロニッ
クス機器の監視制御をするために用いられる。この遠隔
制御システムには、監視制御に係る指示を送信する送信
装置と、家庭内の機器に接続されて、送信装置からの指
示によりこの機器の監視制御をする受信装置とを備える
ものがある。
【0003】このような遠隔制御システムとして、特開
平3ー256500号公報に記載の伝送制御装置があ
る。この装置では、赤外線リモコンにアドレスを設定す
る手段が設けられている。このアドレスを含む赤外信号
用の端末機器や制御機器は、アドレスが一致したときの
み、この赤外信号を受光する。これにより、屋外からの
不必要な制御を防止している。
【0004】また、他の遠隔制御システムとしては、特
開昭62ー145499号公報に記載のホームセキユリ
テイ装置がある。この装置では、主装置から送られるデ
ータ信号にシステムコードが設定され、このデータ信号
用の端末装置にも、システムコードが設定されている。
そして、端末装置は、システムコードが合致したとき
に、主装置に応答するので、近接した家庭に同じホーム
セキユリテイ装置が設置されても、誤動作を防止でき
る。
【0005】このような遠隔制御システムにより、家庭
内の各種機器の監視制御が遠隔操作で行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、伝送制御装
置やホームセキユリテイ装置には、データ伝送時の誤り
を検出する誤り検出符号や誤りを訂正する誤り訂正符
号、すなわち誤り制御用符号が用いられていないので、
データを伝送する際に発生する誤りに対応できない。
【0007】この誤り制御用符号を用いることにより、
送信の信頼性が向上される。しかし、誤り制御用符号を
付加すると、この符号を演算するための時間が必要にな
り、この時間だけ時間遅れが発生する。特に、この符号
演算に低速のマイクロコンピュータを用いると、リモコ
ンのスイッチを操作してから、送信が開始されるまで時
間がかかる。この結果、たとえば赤外線のリモコンなど
を用いたとき、データの伝送が完了しないのに、リモコ
ンの赤外線用射出窓を赤外線の射出方向と異なる向きに
すると、データがすべて伝送されず、監視制御の誤動作
を招くこともある。
【0008】この発明の目的は、このような欠点を除
き、誤り制御をすると共に、誤り制御に係る符号を演算
するための時間遅れを防止できる遠隔制御システムを提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】その目的を達成するた
め、第1の発明は、送信装置が送信する監視制御に係る
送信データを受信装置が受信すると、受信装置に接続さ
れた機器の監視制御を受信装置が行うと共に、送信装置
は、識別ラベルおよびアドレスを設定する設定手段と、
操作スイッチ部の各スイッチに対応する監視制御用デー
タをあらかじめ記憶する第1の記憶手段と、操作スイッ
チ部のスイッチが操作されると、このスイッチに対応す
る監視制御用データを第1の記憶手段から読み出して、
このデータと設定手段からの識別ラベルおよびアドレス
とにより送信データを生成する制御手段とを備える遠隔
制御システムにおいて、送信装置は、データの書き込み
と読み出しが可能な第2の記憶手段を有し、制御手段
は、操作スイッチ部の各スイッチに対応する監視制御用
データを第1の記憶手段から読み出し、さらに識別ラベ
ルおよびアドレスの少なくとも1つを読み出して各監視
制御用データに対応する誤り制御用符号の演算を行い、
この演算した誤り制御用符号を第2の記憶手段に記憶
し、操作スイッチ部のスイッチが操作されると、第2の
記憶手段からこのスイッチに対応する誤り制御用符号を
読み出して送信データを生成する。
【0010】第1の発明では、制御手段は、演算した誤
り制御用符号と、この誤り制御用符号を送信する送信デ
ータを構成する情報部分の少なくとも1つとを第2の記
憶手段に記憶し、操作スイッチ部のスイッチが操作され
ると、このスイッチに対応する誤り制御用符号および情
報部分を第2の記憶手段から読み出して送信データを生
成してもよい。
【0011】第2の発明は、送信装置が送信する監視制
御に係る送信データを受信装置が受信すると、受信装置
に接続された機器の監視制御を受信装置が行うと共に、
送信装置は、識別ラベルおよびアドレスを設定する設定
手段と、操作スイッチ部の各スイッチに対応する監視制
御用データをあらかじめ記憶する第1の記憶手段と、操
作スイッチ部のスイッチが操作されると、このスイッチ
に対応する監視制御用データを第1の記憶手段から読み
出して、このデータと設定手段からの識別ラベルおよび
アドレスとにより送信データを生成する制御手段とを備
える遠隔制御システムにおいて、送信装置は、データの
書き込みと読み出しが可能であって、送信装置の電源の
オンのときのみに書き込まれたデータを保持する第2の
記憶手段を有し、制御手段は、演算した誤り制御用符号
と所定のキーワードとを第2の記憶手段に記憶し、操作
スイッチ部のスイッチが操作されると、キーワードを読
み出してこのキーワードの正誤を調べ、キーワードが正
しいときに第2の記憶手段からこのスイッチに対応する
誤り制御用符号を読み出して送信データを生成し、キー
ワードが誤っているときは、電源が一度切れたときに第
2の記憶手段としてのバックアップRAMまたはEEP
ROMの内容が崩れたものと判断して誤り制御用符号の
演算および記憶と、キーワードの記憶とを繰り返す。
【0012】第2の発明では、制御手段は、演算した誤
り制御用符号と、この誤り制御用符号を送信する送信デ
ータを構成する情報部分の少なくとも1つとをキーワー
ドと共に第2の記憶手段に記憶し、操作スイッチ部のス
イッチが操作されると、キーワードを読み出してこのキ
ーワードの正誤を調べ、キーワードが正しいときに第2
の記憶手段からこのスイッチに対応する誤り制御用符号
および情報部分を読み出して送信データを生成し、キー
ワードが誤っているときに誤り制御用の演算および記憶
と、キーワードおよび情報部分の記憶とを繰り返しても
よい。なお、第2の発明では、識別ラベルまたはアドレ
スを変更したときには、バックアップRAMまたはEE
PROMの内容を消す手段を付加しておく必要がある。
【0013】
【作用】このような構成の第1の発明により、送信装置
の制御部は、送信データを生成するとき、第2の記憶手
段に記憶されている誤り制御用符号を読み出し、この読
み出した誤り制御用符号を用いて送信データを生成す
る。この結果、送信データの生成の時に誤り制御用符号
を演算する時間が省略でき、操作スイッチ部が操作され
ると直ちに送信データを受信装置に送ることができる。
【0014】また、第2の発明により、制御手段は、誤
り制御用符号と共にキーワードを第2の記憶手段に記憶
する。これにより、制御手段は、電源オフによるキーワ
ードの誤りを検出して、誤りがあるとき、監視制御用デ
ータ、キーワードおよび再び演算した誤り制御用符号を
第2の記憶手段に記憶する。そして、送信装置は、操作
スイッチ部が操作されると、この第2の記憶手段に記憶
された監視制御用データと誤り制御用符号とにより送信
データを生成して、直ちに送信データを受信装置に送る
ことができる。このように、識別ラベルおよびアドレス
の少なくとも1つを変更したときに、リセットまたは電
源投入を行うことにより、操作スイッチ部が操作される
と直ちに送信データを送ることができる。
【0015】
【実施例】次に、この発明の実施例を、図面を用いて説
明する。
【0016】[実施例1]実施例1の遠隔制御システム
は、家庭内などに設置される各種の機器を監視制御する
ためのものであり、監視制御に係る信号を送る送信装置
と、空間を伝播して来る送信装置からの信号を受け取っ
て、各種の機器を監視制御する受信装置とを備えてい
る。
【0017】送信装置は、図1に示すように、ID(Id
entification:識別ラベル)設定部11と、アドレス設
定部12と、リセット入力部13と、マイクロコントロ
ーラ(MPU)14と、送信部18と、操作スイッチ部
19とを備えている。
【0018】送信装置10のID設定部11は、マイク
ロコントローラ14が生成する図3に示す送信データ3
0の中で、ID部32を設定する。ID部32は、ハウ
スコードとして使用され、隣接する家庭が発生する同じ
ような送信データにより混信が発生するき、誤動作を防
止するためのものである。なお、送信データ30は、プ
リアンブル部31、ID部32、アドレス部33、デー
タ部34、FCC部35の5つの情報部分からなってい
る。
【0019】アドレス設定部12は、マイクロコントロ
ーラ14が生成する図3に示す送信データ30の中で、
アドレス部33を設定する。アドレス部33は、1つの
家庭内に複数の受信装置が在るときに、これらの受信装
置を区別するために用いられる。
【0020】リセット入力部13は、送信装置10の電
源投入時または電池交換時に、リセット信号をマイクロ
コントローラ14に送る。
【0021】送信部18は、マイクロコントローラ14
からの送信データ30を赤外の光信号に変換して受信装
置に送る。
【0022】操作スイッチ部19は、家庭内の機器を監
視制御するための、各種のスイッチ(図示を省略)を備
えている。そして、このスイッチが操作されると、操作
スイッチ部19は、操作されたスイッチに対応する操作
入力aをマイクロコントローラ14に送る。
【0023】マイクロコントローラ14は、データの読
み書きが可能な第2の記憶手段としてのRAM(Random
Access Memory)16と、各種の制御手順やデータを保
持している第1の記憶手段としてのROM(Read Only M
emory)17と、ROM17の制御手順により送信装置1
0を制御する制御手段としての制御部15とを備えてい
る。
【0024】マイクロコントローラ14のROM17
は、操作スイッチ部19の各スイッチ(図示を省略)に
対応する監視制御用データをそれぞれ記憶している。各
データは、受信装置に接続されている機器の監視制御に
係るものである。ROM17内でのデータ配置の一例が
図4に示されている。生成される送信データ30がフレ
ーム構成になっていて、操作スイッチ部19のスイッチ
入力が4つのとき、各フレームのデータがデータA,
B,C,Dである。
【0025】マイクロコントローラ14の制御部15
は、リセット入力部13からリセット信号が加えられる
と、ID設定部11からのIDと、アドレス設定部12
からのアドレスとを読み込む。次に、制御部15は、R
OM17からデータAを読み出し、このデータAに対応
する誤り検出用または誤り訂正用のパリティを計算しす
る。すなわち、マイクロコントローラ14は、誤り制御
用符号(以下、FCCと記す)として、誤り検出符号ま
たは誤り訂正符号を演算する。そして、制御部15は、
演算したFCCをRAM16に書き込む。同じようにし
て、データB,C,Dに対応するFCCを演算してRA
M16に書き込む。このようにRAM16に書き込まれ
たデータの配置が、図5に示されている。図5に示され
るように、RAM16内には、フレーム1,2,3,4
に対応するID、アドレス、データおよびFCCがそれ
ぞれ書き込まれている。
【0026】制御部15は、操作スイッチ部19が操作
されると、操作スイッチ部19からの操作入力aを割込
み入力bとし、この割込み入力bにより、図3の送信デ
ータ30を生成する。すなわち、制御部15は、プリア
ンブル(前置語)を生成して、図3に示すプリアンブル
部31とする。さらに、制御部15は、操作入力aに対
応するID、アドレス、データ、FCCをRAM16か
ら読み出し、これらをID部32、アドレス部33、デ
ータ部34、FCC部35として、プリアンブル部31
に続いて順に付加する。制御部15は、このように生成
したフレーム構成の送信データ30を受信部18に送
る。この送信データ30の中で、演算範囲は、ID部3
2、アドレス部33およびデータ部34であり、ID部
32およびアドレス部33が操作スイッチ部19のスイ
ッチ(図示を省略)により変化し、データ部34のデー
タ長が固定である。
【0027】マイクロコントローラ14は、これらの処
理を終了すると停止状態になり、電力の消費を少なくす
る。そして、マイクロコントローラ14は、操作スイッ
チ部19の操作により、割り込みが入る状態になってい
る。この割り込みが入ると、マイクロコントローラ14
が直ちに起動される。
【0028】以上が送信装置10の詳しい説明である。
次に、この送信装置10とデータ伝送をする受信装置に
ついて説明する。この受信装置は、図2に示すように、
受信部21と、監視制御部22とを備えている。
【0029】受信装置20の受信部21は、送信装置1
0から送られて来る光信号の送信データ30を受光し
て、電気的な送信データ30に変換する。そして、受信
部21は、この送信データ30を監視制御部22に送
る。
【0030】監視制御部22は、送信装置10のマイク
ロコントローラ14と同じように、内部にメモリ(図示
を省略)と制御部(図示を省略)とを備えている。監視
制御部22は、送信装置10から送信データ30を受け
取ると、この送信データ30のプリアンブル部31に基
づいて、送信装置10との同期確立などをすると共に、
ID部32およびアドレス部33が示すデータから、自
装置が監視制御の対象であるかどうか判断する。
【0031】監視制御部22は、自装置が監視制御対象
であるとき、送信データ30のデータ部34から監視制
御の内容を読み取り、この内容に基づいて、監視制御部
22に接続されている家庭の機器1の監視制御をする。
【0032】監視制御部22は、受信した送信データ3
0のFCC部35により、伝送中に送信データ30に誤
りが発生しているかどうかを判断する。そして、誤りが
ないときだけ、監視制御部22は、送信データ30によ
る監視制御をする。
【0033】次に、この実施例の動作について、図6,
7のフロー図を用いて説明する。
【0034】送信装置10の電源投入時または電池交換
時に、リセット信号がリセット入力部13からマイクロ
コントローラ14に加えられると、マイクロコントロー
ラ14は、ROM17に記憶されているデータA,B,
C,Dに対応するIDとアドレスとを、ID設定部11
とアドレス設定部12とからそれぞれ読み出す(ステッ
プ100,101)。マイクロコントローラ14は、各
データA,B,C,Dに対応するFCCを演算し(ステ
ップ102)、RAM16に書き込む(ステップ10
3)。
【0035】この処理により、RAM16に対する書き
込みが終了する。
【0036】この状態で、送信装置10の操作スイッチ
部19が操作されると割り込みが入り(ステップ20
0)、マイクロコントローラ14は、送信データ30の
プリアンブル部31を受信装置20に送る(ステップ2
01)。この後、マイクロコントローラ14は、操作さ
れたスイッチ(図示を省略)に対応するID部32をR
AM16から読み出し(ステップ202)て、受信装置
20に送信し(ステップ203)、アドレス部33を読
み出して(ステップ204)、受信装置20に送信する
(ステップ205)。さらに、マイクロコントローラ1
4は、操作されたスイッチ(図示を省略)に対応するデ
ータ部34をRAM16から読み出して(ステップ20
6)、受信装置20に送信し(ステップ207)、FC
C部35を読み出して(ステップ208)、受信装置2
0に送信する(ステップ209)。
【0037】これらの処理により、送信装置10は、受
信装置20に接続されている機器1を遠隔で監視制御す
る。
【0038】このようにして、実施例1により、受信装
置10の操作スイッチ部19が操作されると、操作され
たスイッチ(図示を省略)に対応するID、アドレスお
よびFCCがRAM16から読み出されて、送信データ
30が生成されるので、これらを演算する時間が省け、
操作スイッチ部19のスイッチ(図示を省略)が操作さ
れると、直ちにこのスイッチに対応する送信データ30
を受信装置20に送ることができる。
【0039】また、実施例1の中で、低速のマイクロコ
ンピュータがマイクロコントローラ14として使用され
ても、ID、アドレスおよびFCCがRAM16から読
み出されて、送信データ30が生成されるので、直ちに
送信データ30を受信装置20に送ることができる。た
とえば、マイクロコントローラ14のクロックの速度が
数百kHzのとき、低速のマイクロコンピュータのプロ
ッセサでは、FCCなどの演算に数百m秒を必要とする
が、実施例1では、電源投入時またはリセット時に一括
してこれらの演算をするので、演算による遅れが発生す
ることがない。
【0040】さらに、実施例1では、マイクロコントロ
ーラ14は、演算を終了すると、停止状態になり、デー
タ保存に必要な電力をRAM16に供給するだけなの
で、電力の消費を抑えることができる。
【0041】なお、実施例1では、誤り制御用符号をR
AM16に記憶したが、RAM16の代わりに、EEP
ROM(Electrically Erasable and Programmable RO
M)に記憶してもよい。
【0042】また、実施例1では、RAM16に監視制
御用のデータA,B,C,Dを記憶したが、これらのデ
ータA,B,C,DをRAM16記憶しないで、ROM
17から読み出してもよい。
【0043】また、実施例1では、電源投入時または電
池交換時にリセット信号を発生したが、これと別に設け
られたスイッチのオン、オフによりリセット信号を発生
してもよい。
【0044】また、実施例1で、送信装置10は、ID
設定部11とアドレス設定部12の両方を備えている
が、この2つのどちらか一方を備えた構成でもよい。
【0045】また、実施例1では、フレーム形成に必要
なものとして、プリアンブルを送信データに付加した
が、スタートビット、ストップビットを付加してもよ
い。
【0046】さらに、実施例1では、送信部18および
受信部21は、赤外の光信号を用いてデータ伝送をした
が、赤外の光信号以外にも電波などを用いてデータ伝送
をしてもよい。
【0047】[実施例2]実施例1は、操作スイッチ部
19の操作入力aによる割り込みが可能であったが、実
施例2は、この割り込みができないタイプのものに対応
する。
【0048】実施例2の遠隔制御システムは、図8に示
す送信装置40と、図2に示す受信装置20とを備えて
いる。さらに、送信部40は、ID設定部41と、アド
レス設定部42と、マイクロコントローラ43と、送信
部47と、電源部48と、操作スイッチ部49とを備え
ている。実施例2のID設定部41と、アドレス設定部
42と、送信部47と、操作スイッチ部49とは、実施
例1と同じものなので、これらの説明を省略する。
【0049】送信装置40の電源部48は、送信装置4
0に電源を供給すると共に、操作スイッチ部49からの
操作入力cが加えられた時、電源投入時、または電池の
交換時に、リセット信号dを発生してマイクロコントロ
ーラ43に加える。
【0050】マイクロコントローラ43は、制御手段と
しての制御部44と、第2の記憶手段としてのRAM4
5と、第1の記憶手段としてのROM46とを備えてい
る。
【0051】マイクロコントローラ43のROM46
は、実施例1のROM17と同じものであるので、説明
を省略する。
【0052】RAM45は、制御部44の制御により、
実施例1と同じように、ID、アドレス、データおよび
FCCを記憶する。さらに、RAM45は、制御部44
から送られて来るキーワードを所定領域に記憶する。
【0053】制御部44は、電源部48からのリセット
信号dが加えられると、RAM46の所定領域に記憶さ
れているデータを読み出す。そして、制御部44は、こ
のデータがあらかじめ設定された所定のキーワードと一
致しないとき、ID、アドレス、データおよびFCCを
RAM45に書き込む処理を行い、データがキーワード
と一致するとき、図3の送信データ30を受信装置20
に送る送信処理をする。
【0054】キーワードとしては、「F00F(16進
数16ビット列)」のようなものがある。
【0055】以上が送信装置40の説明である。この送
信装置40とデータ伝送をする受信装置20は、実施例
1と同じであるので、説明を省略する。
【0056】次に、この実施例の動作について、図9,
10,11のフロー図を用いて説明する。
【0057】送信装置40の電源投入時、電池交換時、
または操作スイッチ部49の操作時に、リセット信号d
が電源部48からマイクロコントローラ43に加えられ
ると、マイクロコントローラ43は、RAM45の所定
領域のキーワードを読み込み(ステップ300)、この
キーワードが所定のものと同じかどうかを判断する(ス
テップ301)。ステップ301でキーワードが正しく
なければ、マイクロコントローラ43は、イニシャライ
ズ処理を行い(ステップ302)、正しければ、送信処
理をする(ステップ303)。
【0058】ステップ302のイニシャライズ処理は、
次のように行われる。すなわち、マイクロコントローラ
43は、RAM45をクリアした後(ステップ40
0)、RAM45に所定のキーワードを書き込む(ステ
ップ401)。この後、マイクロコントローラ43は、
ROM46に記憶されているデータA,B,C,Dに対
応するIDとアドレスとをそれぞれ読み込む(ステップ
402,403)。さらに、マイクロコントローラ43
は、各データA,B,C,Dに対応するFCCを演算し
(ステップ404)、RAM16に書き込む(ステップ
405)。
【0059】これによりイニシャライズ処理が行われ、
RAM45へのデータの書き込みが終了する。
【0060】次に、ステップ303の送信処理は、次の
ように行われる。すなわち、送信装置40の操作スイッ
チ部49が操作されると(ステップ500)、マイクロ
コントローラ43が送信データ30のプリアンブル部3
1を受信装置20に送る(ステップ501)。この後、
マイクロコントローラ43は、操作されたスイッチ(図
示を省略)に対応するIDを読み出して(ステップ50
2)、受信装置20に送信し(ステップ503)、アド
レスを読み出して(ステップ504)、受信装置20に
送信する(ステップ505)。さらに、マイクロコント
ローラ43は、データを読み出して(ステップ50
6)、受信装置20に送信し(ステップ507)、FC
Cを読み出して(ステップ508)、受信装置20に送
信する(ステップ509)。
【0061】これらの処理により、送信装置40は、受
信装置20に接続されている機器1を遠隔で監視制御す
る。
【0062】このように、実施例2により、割り込みが
できないマイクロコントローラ43が用いられても、バ
ックアップ用のRAM45にキーワードを書き込むこと
により、ID、アドレスおよびFCCがRAM45に記
憶され、この記憶されたID、アドレスおよびFCCに
より、送信データ30が生成されるので、これらを演算
する時間が省ける。この結果、実施例2により、電源の
オフによりRAMの内容が消える送信装置でも、送信毎
にFCCなどの演算を不用にして、送信データを送ると
きに、時間遅れの発生を防ぐことができる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明によ
り、送信装置の制御部は、送信データを生成するとき、
第2の記憶手段に記憶されている誤り制御用符号を読み
出し、この読み出した誤り制御用符号を用いて送信デー
タを生成するので、送信データの生成の時に、誤り制御
用符号を演算する時間を省くことができ、操作スイッチ
部が操作されると、直ちに送信データを受信装置に送る
ことができる。
【0064】また、第2の発明により、制御手段は、電
源オフ等によるキーワードの誤りを検出して、正しいキ
ーワードと、再び演算した誤り制御用符号と、監視制御
用データとを第2の記憶手段に記憶する。そして、送信
装置は、操作スイッチ部が操作されると、この第2の記
憶手段に記憶された監視制御用データと誤り制御用符号
とにより送信データを生成して、直ちに送信データを受
信装置に送ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1に係る遠隔制御システムに
用いられる送信装置の一例を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施例1に係る遠隔制御システムに
用いられる受信装置の一例を示すブロック図である。
【図3】実施例1の送信装置が送る送信データのフォー
マットの一例を示す図である。
【図4】実施例1のROM内のデータ配置の一例を示す
図である。
【図5】実施例1のRAM内のデータ配置の一例を示す
図である。
【図6】実施例1のマイクロコントローラの処理を示す
フロー図である。
【図7】実施例1のマイクロコントローラの処理を示す
フロー図である。
【図8】この発明の実施例2に係る遠隔制御システムに
用いられる送信装置の一例を示すブロック図である。
【図9】実施例2のマイクロコントローラの処理を示す
フロー図である。
【図10】実施例2のマイクロコントローラの処理を示
すフロー図である。
【図11】実施例2のマイクロコントローラの処理を示
すフロー図である。
【符号の説明】
10 送信装置 14 マイクロコントローラ 15 制御部 16 RAM 17 ROM 19 操作スイッチ部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信装置が送信する監視制御に係る送信
    データを受信装置が受信すると、前記受信装置に接続さ
    れた機器の監視制御を前記受信装置が行うと共に、前記
    送信装置は、識別ラベルおよびアドレスを設定する設定
    手段と、操作スイッチ部の各スイッチに対応する監視制
    御用データをあらかじめ記憶する第1の記憶手段と、前
    記操作スイッチ部のスイッチが操作されると、このスイ
    ッチに対応する監視制御用データを前記第1の記憶手段
    から読み出して、このデータと前記設定手段からの識別
    ラベルおよびアドレスとにより送信データを生成する制
    御手段とを備える遠隔制御システムにおいて、 前記送信装置は、データの書き込みと読み出しが可能な
    第2の記憶手段を有し、 前記制御手段は、前記操作スイッチ部の各スイッチに対
    応する監視制御用データを前記第1の記憶手段から読み
    出して各監視制御用データに対応する誤り制御用符号の
    演算を行い、この演算した誤り制御用符号を前記第2の
    記憶手段に記憶し、前記操作スイッチ部のスイッチが操
    作されると、前記第2の記憶手段からこのスイッチに対
    応する誤り制御用符号を読み出して送信データを生成す
    ることを特徴とする遠隔制御システム。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、演算した誤り制御用符
    号と、この誤り制御用符号を送信する送信データを構成
    する情報部分の少なくとも1つとを前記第2の記憶手段
    に記憶し、前記操作スイッチ部のスイッチが操作される
    と、このスイッチに対応する誤り制御用符号および情報
    部分を前記第2の記憶手段から読み出して送信データを
    生成することを特徴とする請求項1記載の遠隔制御シス
    テム。
  3. 【請求項3】 送信装置が送信する監視制御に係る送信
    データを受信装置が受信すると、前記受信装置に接続さ
    れた機器の監視制御を前記受信装置が行うと共に、前記
    送信装置は、識別ラベルおよびアドレスを設定する設定
    手段と、操作スイッチ部の各スイッチに対応する監視制
    御用データをあらかじめ記憶する第1の記憶手段と、前
    記操作スイッチ部のスイッチが操作されると、このスイ
    ッチに対応する監視制御用データを前記第1の記憶手段
    から読み出して、このデータと前記設定手段からの識別
    ラベルおよびアドレスとにより送信データを生成する制
    御手段とを備える遠隔制御システムにおいて、 前記送信装置は、データの書き込みと読み出しが可能で
    あって、送信装置の電源のオンのときのみに書き込まれ
    たデータを保持する第2の記憶手段を有し、 前記制御手段は、演算した誤り制御用符号と所定のキー
    ワードとを前記第2の記憶手段に記憶し、前記操作スイ
    ッチ部のスイッチが操作されると、前記キーワードを読
    み出してこのキーワードの正誤を調べ、前記キーワード
    が正しいときに前記第2の記憶手段からこのスイッチに
    対応する誤り制御用符号を読み出して送信データを生成
    し、前記キーワードが誤っているときに誤り制御用符号
    の演算および記憶と、キーワードの記憶とを繰り返すこ
    とを特徴とする遠隔制御システム。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、演算した誤り制御用符
    号と、この誤り制御用符号を送信する送信データを構成
    する情報部分の少なくとも1つとをキーワードと共に第
    2の記憶手段に記憶し、前記操作スイッチ部のスイッチ
    が操作されると、前記キーワードを読み出してこのキー
    ワードの正誤を調べ、前記キーワードが正しいときに前
    記第2の記憶手段からこのスイッチに対応する誤り制御
    用符号および情報部分を読み出して送信データを生成
    し、前記キーワードが誤っているときに誤り制御用の演
    算および記憶と、キーワードおよび情報部分の記憶とを
    繰り返すことを特徴とする請求項3記載の遠隔制御シス
    テム。
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