JP3296825B2 - 同心のピン部材を有する流体補助バルブゲートブッシュ - Google Patents
同心のピン部材を有する流体補助バルブゲートブッシュInfo
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
-
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- B29C45/1734—Nozzles therefor
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
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Description
【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は流体補助射出成形装置のピン型バルブゲート
ブッシュ装置に関する。
ブッシュ装置に関する。
発明の背景 今日、多くの流体補助(気体又は液体)射出成形方法
及び技術がある。部分的に中空で軽量の剛性部品を、ひ
けマークを最小にし且つそる傾向のより少ない状態で生
産する能力をもった流体補助射出成形法は、プラスチッ
ク部品の設計及び製造に融通性を加えた。これらの方法
は材料の要求量並びに設備コスト及びサイクル時間を減
少させることができ、かくして、多くの適用例におい
て、在来の射出成形法及び技術に勝る利点を有する。
及び技術がある。部分的に中空で軽量の剛性部品を、ひ
けマークを最小にし且つそる傾向のより少ない状態で生
産する能力をもった流体補助射出成形法は、プラスチッ
ク部品の設計及び製造に融通性を加えた。これらの方法
は材料の要求量並びに設備コスト及びサイクル時間を減
少させることができ、かくして、多くの適用例におい
て、在来の射出成形法及び技術に勝る利点を有する。
一般的には、流体補助射出成形装置は、液体状態か又
は気体状態のいずれかの別の材料を圧力下で利用して、
金型内のプラスチック材料を膨張させ、それを金型キャ
ビティの細部と一致させる。液体又は気体の流体をいく
つかの仕方で、例えば1又は2以上のキャビティで又は
1ヶ所以上の場所でブッシュ、ノズル、又は機械ノズル
を通して金型内に導入することができる。在来のプラス
チック射出成形法では、溶融プラスチック材料を(加熱
された或いは加熱されていない)スプルーブッシュ又は
ノズルを通して中空の金型のキャビティに射出する。し
ばしば、共マニホールドに取付けた2つ又は3つ以上の
スプルーブッシュが使用される。この例では、射出成形
機からランナーを通ってきたプラスチック溶融物は、加
熱された(マニホールドとして既知である)分配ブロッ
クによって個々のスプルーブッシュに分配される。溶融
流れを制御するのに使用される在来方法の1つは、バル
ブゲートブッシュとして既知でもある1つまた2つ以上
のピン又はニードルバルブを利用する。
は気体状態のいずれかの別の材料を圧力下で利用して、
金型内のプラスチック材料を膨張させ、それを金型キャ
ビティの細部と一致させる。液体又は気体の流体をいく
つかの仕方で、例えば1又は2以上のキャビティで又は
1ヶ所以上の場所でブッシュ、ノズル、又は機械ノズル
を通して金型内に導入することができる。在来のプラス
チック射出成形法では、溶融プラスチック材料を(加熱
された或いは加熱されていない)スプルーブッシュ又は
ノズルを通して中空の金型のキャビティに射出する。し
ばしば、共マニホールドに取付けた2つ又は3つ以上の
スプルーブッシュが使用される。この例では、射出成形
機からランナーを通ってきたプラスチック溶融物は、加
熱された(マニホールドとして既知である)分配ブロッ
クによって個々のスプルーブッシュに分配される。溶融
流れを制御するのに使用される在来方法の1つは、バル
ブゲートブッシュとして既知でもある1つまた2つ以上
のピン又はニードルバルブを利用する。
これらの装置では、ニードルバルブをマニホールドを
貫通してスプルーブッシュ内に挿入し、そしてそれを液
圧、電気又は空気圧制御装置又は機械装置によって軸線
方向移動可能に制御する。ニードルバルブは、スプルー
ブッシュから金型キャビティへのプラスチック溶融物の
流路を開閉する細長いピンを有し、該細長いピンを制御
機械装置によって軸線方向に移動させ、前記細長いピン
はスプルーブッシュの端部のオリフィスに嵌るようにな
っている。これらの装置のうちの1つは、例えば、米国
特許第4,279,582号に示されている。
貫通してスプルーブッシュ内に挿入し、そしてそれを液
圧、電気又は空気圧制御装置又は機械装置によって軸線
方向移動可能に制御する。ニードルバルブは、スプルー
ブッシュから金型キャビティへのプラスチック溶融物の
流路を開閉する細長いピンを有し、該細長いピンを制御
機械装置によって軸線方向に移動させ、前記細長いピン
はスプルーブッシュの端部のオリフィスに嵌るようにな
っている。これらの装置のうちの1つは、例えば、米国
特許第4,279,582号に示されている。
別の型式のプラスチック射出成形法及び装置が共射出
装置を利用する。この装置は2つの異なるプラスチック
材料、典型的には内側コア材料と外側シェル材料を単一
の金型キャビティに射出する。共射出マニホールドが2
台の異なる射出機からの材料を受入れ、2種の材料を金
型又はダイに流入する単一流れに組合せる。
装置を利用する。この装置は2つの異なるプラスチック
材料、典型的には内側コア材料と外側シェル材料を単一
の金型キャビティに射出する。共射出マニホールドが2
台の異なる射出機からの材料を受入れ、2種の材料を金
型又はダイに流入する単一流れに組合せる。
共射出法はより安価な製品を作る。より高価な外側プ
ラスチック材料は製品の外面即ちシェル用に使用される
に過ぎないので、少量のより高価な外側プラスチック材
料を仕上げ部分として使用する。共押出しされる第2材
料は、典型的には、より安価なプラスチック材料であ
り、製品の内方の見ることのできないコアを形成する。
共射出マニホールド及びその方法は、例えば、米国特許
第4,376,625号に示されている。
ラスチック材料は製品の外面即ちシェル用に使用される
に過ぎないので、少量のより高価な外側プラスチック材
料を仕上げ部分として使用する。共押出しされる第2材
料は、典型的には、より安価なプラスチック材料であ
り、製品の内方の見ることのできないコアを形成する。
共射出マニホールド及びその方法は、例えば、米国特許
第4,376,625号に示されている。
発明の概要 本発明の目的は、流体補助射出成形法に使用可能な改
良されたバルブゲートブッシュを提供することにある。
本発明の目的は又、共射出装置及び装置用に変形して使
用しても良い改良されたバルブゲートブッシュを提供す
ることにある。
良されたバルブゲートブッシュを提供することにある。
本発明の目的は又、共射出装置及び装置用に変形して使
用しても良い改良されたバルブゲートブッシュを提供す
ることにある。
本発明の別の目的は、金型内へのプラスチック材料の
流入を止めることができ、同時に、加圧流体(液体又は
気体)をそこに流入させる移動可能なゲートピンを有す
る改良されたバルブゲートブッシュ又はノズルを提供す
ることにある。本発明の更なる目的は、金型内へのプラ
スチック材料の流入を選択的に許し或いは止めるよう
に、そして同様に、金型内への流体補助材料の流入を許
し或いは止めるように動作する二重ピン機構を有するバ
ルブゲートブッシュを提供することにある。
流入を止めることができ、同時に、加圧流体(液体又は
気体)をそこに流入させる移動可能なゲートピンを有す
る改良されたバルブゲートブッシュ又はノズルを提供す
ることにある。本発明の更なる目的は、金型内へのプラ
スチック材料の流入を選択的に許し或いは止めるよう
に、そして同様に、金型内への流体補助材料の流入を許
し或いは止めるように動作する二重ピン機構を有するバ
ルブゲートブッシュを提供することにある。
本発明は、流体補助装置に使用されるバルブゲート型
ブッシュ又はノズルの従来の問題点に打ち勝ち、且つ上
記目的を満たす。本発明は、望むとき、金型内へのプラ
スチック材料の流れを容易にしかも効果的に開放し又は
止め、又は同様に、金型内への流体(気体又は液体)の
流入を容易にしかも効果的に開放し又は止めるピン型バ
ルブゲート装置を提供する。
ブッシュ又はノズルの従来の問題点に打ち勝ち、且つ上
記目的を満たす。本発明は、望むとき、金型内へのプラ
スチック材料の流れを容易にしかも効果的に開放し又は
止め、又は同様に、金型内への流体(気体又は液体)の
流入を容易にしかも効果的に開放し又は止めるピン型バ
ルブゲート装置を提供する。
特に、ブッシュは、二重ピン機構を動作させてブッシ
ュオリフィス並びにピン部材の端部に形成されたオリフ
ィスを選択的に開閉する移動可能な遮断機構を有する。
第1の移動可能な細長いピン部材が第2の移動可能な細
長いピン部材の内側に位置決めされる。液圧、電気、又
は空気圧等のいずれかで作動されるピストン型制御機構
が、2つのピン部材を一緒に、又は互いに対して長手方
向に選択的に移動させて、2つのバルブ部材(オリフィ
ス)を選択的に開閉する。外側ピン部材の端部はブッシ
ュ又はノズルの端のオリフィスと合って、金型キャビテ
ィへのプラスチック材料の流入用バルブ又は「ゲート」
を作る。内側ピン部材の端部は外側ピン部材の内端部と
共に第2バルブを作る。このバルブ機構は、金型キャビ
ティへの液体又は気体のような第二流体材料の流れを調
整するのに使用される。
ュオリフィス並びにピン部材の端部に形成されたオリフ
ィスを選択的に開閉する移動可能な遮断機構を有する。
第1の移動可能な細長いピン部材が第2の移動可能な細
長いピン部材の内側に位置決めされる。液圧、電気、又
は空気圧等のいずれかで作動されるピストン型制御機構
が、2つのピン部材を一緒に、又は互いに対して長手方
向に選択的に移動させて、2つのバルブ部材(オリフィ
ス)を選択的に開閉する。外側ピン部材の端部はブッシ
ュ又はノズルの端のオリフィスと合って、金型キャビテ
ィへのプラスチック材料の流入用バルブ又は「ゲート」
を作る。内側ピン部材の端部は外側ピン部材の内端部と
共に第2バルブを作る。このバルブ機構は、金型キャビ
ティへの液体又は気体のような第二流体材料の流れを調
整するのに使用される。
好ましい実施形態では、ピン部材の各々は、制御機構
に位置決めされた、積重ねた分離可能に移動可能なピス
トン部材に固着される。2つのピストンを一緒に又は独
立に移動させ、かくして、2つのピンを互いに対して及
びスプルーブッシュに対して希望通り移動させる。
に位置決めされた、積重ねた分離可能に移動可能なピス
トン部材に固着される。2つのピストンを一緒に又は独
立に移動させ、かくして、2つのピンを互いに対して及
びスプルーブッシュに対して希望通り移動させる。
第2の実施形態では、一方のピストン部材は他方のピ
ストン部材の内側に位置決めされ、2つのピストン部材
は、再び、同方向に又は反対方向に移動するようになっ
ており、かくして、2つのピン部材の端部のバルブ機構
並びにスプルーブッシュのゲートのバルブ機構を調整す
る。
ストン部材の内側に位置決めされ、2つのピストン部材
は、再び、同方向に又は反対方向に移動するようになっ
ており、かくして、2つのピン部材の端部のバルブ機構
並びにスプルーブッシュのゲートのバルブ機構を調整す
る。
本発明のこれらの及びその他の目的、特徴及び利益
は、添付図面及び請求の範囲を考慮すれば、本発明の以
下の説明から明らかになろう。
は、添付図面及び請求の範囲を考慮すれば、本発明の以
下の説明から明らかになろう。
図面の簡単な説明 図1乃至3Aは、本発明の好ましい実施形態及びその動
作を示す。
作を示す。
図4乃至6は、本発明の変形の実施形態並びにその動
作を示す。
作を示す。
本発明を実施するための最良の形態 図1乃至3Aは本発明の好ましい実施形態を図示し、且
つ流体補助射出成形装置における本発明の使用を示す。
これに関して、本発明は特にガス補助射出成形法又は装
置に使用されるようになっている。しかしながら、本発
明は、液体状態のガス(例えば液体窒素)又は圧力下の
その他の液体のようなガス以外の流体と共に使用される
ようにもなっている。その上、本発明を、一方が内側コ
ア用の、他方が外側シェル用の2種の異なるプラスチッ
ク材料を単一の金型キャビティに射出する共射出成形装
置に使用することができる。
つ流体補助射出成形装置における本発明の使用を示す。
これに関して、本発明は特にガス補助射出成形法又は装
置に使用されるようになっている。しかしながら、本発
明は、液体状態のガス(例えば液体窒素)又は圧力下の
その他の液体のようなガス以外の流体と共に使用される
ようにもなっている。その上、本発明を、一方が内側コ
ア用の、他方が外側シェル用の2種の異なるプラスチッ
ク材料を単一の金型キャビティに射出する共射出成形装
置に使用することができる。
本発明の好ましい使用はガス補助射出成形装置に関す
るので、ここでは、それその仕方で言及する。しかしな
がら、上述の理由のために、ここでの用語「ガス」の使
用は、本発明に関して限定することを意味しないことを
理解すべきである。
るので、ここでは、それその仕方で言及する。しかしな
がら、上述の理由のために、ここでの用語「ガス」の使
用は、本発明に関して限定することを意味しないことを
理解すべきである。
又、本発明は、好ましくは、スプルーブッシュ又はノ
ズルと共に使用するようになっている。これに関して、
本発明を、1つの型式のスプルーブッシュ12と共に使用
可能な適用例の中で示す。もちろん、他の大きさ、形
状、型式のスプルーブッシュ、機械ノズル等を本発明と
共に使用しても良く、それらは本発明の精神及び範囲内
に入る。加えて、本発明をスプルーブッシュなしで使用
しても良い。
ズルと共に使用するようになっている。これに関して、
本発明を、1つの型式のスプルーブッシュ12と共に使用
可能な適用例の中で示す。もちろん、他の大きさ、形
状、型式のスプルーブッシュ、機械ノズル等を本発明と
共に使用しても良く、それらは本発明の精神及び範囲内
に入る。加えて、本発明をスプルーブッシュなしで使用
しても良い。
バルブゲート装置は、全体的に図面の参照番号10によ
って参照される。装置10はブッシュ又はノズル12、マニ
ホールド14、及びシリンダー部材又はブロック部材16を
含む。普通「ノズル」と称される金型ブッシュ12は金型
20のキャビティ18に取付けられる。金型20は任意の在来
型式のもので良く、ブッシュ12を収容する第1板部材22
並びに金型キャビティ26を有する第2板部材24を有す
る。金型キャビティ26は、当該技術で周知であるよう
に、生産すべき最終部品の寸法及び形状に形成され即ち
機械加工される。
って参照される。装置10はブッシュ又はノズル12、マニ
ホールド14、及びシリンダー部材又はブロック部材16を
含む。普通「ノズル」と称される金型ブッシュ12は金型
20のキャビティ18に取付けられる。金型20は任意の在来
型式のもので良く、ブッシュ12を収容する第1板部材22
並びに金型キャビティ26を有する第2板部材24を有す
る。金型キャビティ26は、当該技術で周知であるよう
に、生産すべき最終部品の寸法及び形状に形成され即ち
機械加工される。
スプルーブッシュ又はノズル12は、ミシガン州トロイ
のインコエ社から入手できるもののような任意の在来型
式のもので良い。これに関して、スプルーブッシュ12は
金属本体又はシャンク部材30、内部の細長い流路32、ね
じ込み先端部材34、及び環状抵抗ビーター部材36を有す
る。先端部材34は開放端42を有し、プラスチック材料を
開放端42から金型キャビティ26に選択的に流入させる。
のインコエ社から入手できるもののような任意の在来型
式のもので良い。これに関して、スプルーブッシュ12は
金属本体又はシャンク部材30、内部の細長い流路32、ね
じ込み先端部材34、及び環状抵抗ビーター部材36を有す
る。先端部材34は開放端42を有し、プラスチック材料を
開放端42から金型キャビティ26に選択的に流入させる。
移動可能な中央ピン機構50がスプルーブッシュ12内に
位置決めされる。ピン機構50は外側中空ピン部材52及び
中央ピン部材54を有し、中央ピン部材54は、好ましくは
中実であるが、管状でも良い。ピン部材54は外側ピン部
材52の細長い流路53の内側に移動可能に位置決めされ
る。以下更に詳細に説明するように、2つのピン部材52
及び54は長手方向に(軸線方向に)、且つ別々に、一緒
に、又は互いに対して移動されるようになっている。ピ
ン部材は図面中の矢印55によって示す方向に移動可能で
ある。
位置決めされる。ピン機構50は外側中空ピン部材52及び
中央ピン部材54を有し、中央ピン部材54は、好ましくは
中実であるが、管状でも良い。ピン部材54は外側ピン部
材52の細長い流路53の内側に移動可能に位置決めされ
る。以下更に詳細に説明するように、2つのピン部材52
及び54は長手方向に(軸線方向に)、且つ別々に、一緒
に、又は互いに対して移動されるようになっている。ピ
ン部材は図面中の矢印55によって示す方向に移動可能で
ある。
外側ピン52は第1ピストン部材60に固着され、内側ピ
ン部材54は第2ピストン部材62に連結される。ピン部材
をピストン部材に固定しても良いけれども、好ましく
は、必要な場合にピン部材を調整することができるよう
に、ピン部材をピストン部材に解放可能にねじ込んで連
結する。
ン部材54は第2ピストン部材62に連結される。ピン部材
をピストン部材に固定しても良いけれども、好ましく
は、必要な場合にピン部材を調整することができるよう
に、ピン部材をピストン部材に解放可能にねじ込んで連
結する。
ピストン部材60及び62はブロック部材16内に位置決め
され、カバー板17によって適所に保持される。2つのピ
ストン部材60及び62はブロック16内で別々に又は一緒
に、矢印55の方向に移動されるようになっている。ピス
トン部材60及び62は任意の在来手段によって、好ましく
は液圧で又は空気圧で移動されるようになっている。
又、本発明によれば、2つのピストン部材60及び62を所
望の仕方及び順序で移動させるための電気的装置を設け
ることが可能である。例えば、ピストンをアクメねじに
して取り付け、電気モーターによってピストンを回転さ
せても良いし、或いは周囲ハウジングを回転させても良
い。
され、カバー板17によって適所に保持される。2つのピ
ストン部材60及び62はブロック16内で別々に又は一緒
に、矢印55の方向に移動されるようになっている。ピス
トン部材60及び62は任意の在来手段によって、好ましく
は液圧で又は空気圧で移動されるようになっている。
又、本発明によれば、2つのピストン部材60及び62を所
望の仕方及び順序で移動させるための電気的装置を設け
ることが可能である。例えば、ピストンをアクメねじに
して取り付け、電気モーターによってピストンを回転さ
せても良いし、或いは周囲ハウジングを回転させても良
い。
溶融プラスチック材料はマニホールド14の流路64から
装置に導入される。プラスチック材料は在来の(図式的
にボックス「IM」によって示す)射出成形機によって流
路に導入される。マニホールド14は、カートリッジ又は
管状ヒーター(図示せず)のような任意の在来手段によ
って加熱される。流路64により、射出成形機IMからのプ
ラスチック材料をブッシュの流路32に導入させ、金型キ
ャビティ26に導入させる。これに関して、プラスチック
材料の流れ方向を矢印65によって指示する。(「ライザ
ー」としても既知の)ピラー又はスペーサ66がマニホー
ルド14とブロック部材16との間に位置決めされる。ブロ
ック部材、マニホールド、及び金型は、典型的には、当
該技術で既知のクランプ、機械ボルト等のような任意適
当な手段によって一緒にして固着され又は締付けられ
る。
装置に導入される。プラスチック材料は在来の(図式的
にボックス「IM」によって示す)射出成形機によって流
路に導入される。マニホールド14は、カートリッジ又は
管状ヒーター(図示せず)のような任意の在来手段によ
って加熱される。流路64により、射出成形機IMからのプ
ラスチック材料をブッシュの流路32に導入させ、金型キ
ャビティ26に導入させる。これに関して、プラスチック
材料の流れ方向を矢印65によって指示する。(「ライザ
ー」としても既知の)ピラー又はスペーサ66がマニホー
ルド14とブロック部材16との間に位置決めされる。ブロ
ック部材、マニホールド、及び金型は、典型的には、当
該技術で既知のクランプ、機械ボルト等のような任意適
当な手段によって一緒にして固着され又は締付けられ
る。
所望ならば、ブッシュ又はノズル12を1つ又は2つ以
上の部品で作っても良い。例えば、図1乃至3の実施形
態に示すように、ブッシュ12は、本体又はシャンク部材
30と一体に作られ、或いは本体又はシャンク部材30にね
じ込んで取付けられたヘッド部分31を有しても良い。ヒ
ーター部材36はシャンク30の外面に位置決めされる。好
ましくは、任意の在来型コイルヒーター又はバンドヒー
ターのような抵抗型ヒーターであるヒーター部材を適当
な出力源(図示せず)に接続したリード38を介して通電
する。ヒーター部材は任意の在来型のものが良い。いく
つかの状況では、ヒーターのないブッシュを設けること
も可能である。
上の部品で作っても良い。例えば、図1乃至3の実施形
態に示すように、ブッシュ12は、本体又はシャンク部材
30と一体に作られ、或いは本体又はシャンク部材30にね
じ込んで取付けられたヘッド部分31を有しても良い。ヒ
ーター部材36はシャンク30の外面に位置決めされる。好
ましくは、任意の在来型コイルヒーター又はバンドヒー
ターのような抵抗型ヒーターであるヒーター部材を適当
な出力源(図示せず)に接続したリード38を介して通電
する。ヒーター部材は任意の在来型のものが良い。いく
つかの状況では、ヒーターのないブッシュを設けること
も可能である。
指示したように、ブッシュは一部品の構成装置でも良
いし、多部品の構成装置でも良い。ヒーター部材もま
た、本体又はシャンク部材30に対して内部に位置決めし
ても良いし、或いは外部に位置決めしても良い。ブッシ
ュは更に、任意の便宜的な又は在来の形状又は断面を有
しても良く、ヘッド部分のないブッシュを設けても良
い。ブッシュは更に、金型又はマニホールドにねじ込ん
で取付ける型式のものであるのが良い。すべてのこれら
の型式のブッシュ及びヒーター部材は当該技術で周知で
ある。
いし、多部品の構成装置でも良い。ヒーター部材もま
た、本体又はシャンク部材30に対して内部に位置決めし
ても良いし、或いは外部に位置決めしても良い。ブッシ
ュは更に、任意の便宜的な又は在来の形状又は断面を有
しても良く、ヘッド部分のないブッシュを設けても良
い。ブッシュは更に、金型又はマニホールドにねじ込ん
で取付ける型式のものであるのが良い。すべてのこれら
の型式のブッシュ及びヒーター部材は当該技術で周知で
ある。
プラスチック材料を加熱し、最初に、射出成形機IMの
バレル内で溶融状態に変換する。次いで、プラスチック
材料をブッシュに押し入れ、又は、マニホールドが図1
乃至3に示すように利用されるならば、マニホールドに
押し入れ、次いで、そこから1つ又は2つ以上のブッシ
ュに押し入れる。これに関して、マニホールド14のヒー
ターはマニホールドの流路64内のプラスチック材料を溶
融状態に保ち、ブッシュのヒーター部材(単数又は複
数)はブッシュの流路32内のプラスチック材料を溶融状
態に維持する。この仕方では、ある量のプラスチック材
料を金型キャビティに射出した射出サイクル後、ブッシ
ュ及びマニホールド内の残りのプラスチック材料は硬化
したり固化したりせず、それを次の射出サイクルに備え
て液体又は溶融状態に維持する。
バレル内で溶融状態に変換する。次いで、プラスチック
材料をブッシュに押し入れ、又は、マニホールドが図1
乃至3に示すように利用されるならば、マニホールドに
押し入れ、次いで、そこから1つ又は2つ以上のブッシ
ュに押し入れる。これに関して、マニホールド14のヒー
ターはマニホールドの流路64内のプラスチック材料を溶
融状態に保ち、ブッシュのヒーター部材(単数又は複
数)はブッシュの流路32内のプラスチック材料を溶融状
態に維持する。この仕方では、ある量のプラスチック材
料を金型キャビティに射出した射出サイクル後、ブッシ
ュ及びマニホールド内の残りのプラスチック材料は硬化
したり固化したりせず、それを次の射出サイクルに備え
て液体又は溶融状態に維持する。
流体(ガス)をピン機構50の流路53から金型キャビテ
ィ26に導入する。ガスを在来の圧力源「GAS」からカッ
プリング72まで装置10の中へ導入する。適当な導管73が
ガスを圧力源からカップリング72に供給するのに使用さ
れる。装置10へのガスの流入方向を矢印75によって示
す。ガスをカップリング72に導入し、そしてピン機構5
0、金型キャビティ26に導入する。
ィ26に導入する。ガスを在来の圧力源「GAS」からカッ
プリング72まで装置10の中へ導入する。適当な導管73が
ガスを圧力源からカップリング72に供給するのに使用さ
れる。装置10へのガスの流入方向を矢印75によって示
す。ガスをカップリング72に導入し、そしてピン機構5
0、金型キャビティ26に導入する。
図1と図2の比較によって示すように、内側ピン部材
54を外側ピン部材52に対して長手方向即ち軸線方向に移
動させる。内側ピン部材54の下方即ち遠位端部56はピン
部材52の流路53の内下端部58と合うようになっている。
下端部56及び58は、流路53から金型キャビティ26へのガ
スの流れを制御するバルブ即ちゲートを形成する。
54を外側ピン部材52に対して長手方向即ち軸線方向に移
動させる。内側ピン部材54の下方即ち遠位端部56はピン
部材52の流路53の内下端部58と合うようになっている。
下端部56及び58は、流路53から金型キャビティ26へのガ
スの流れを制御するバルブ即ちゲートを形成する。
内側ピン部材54はピストン部材62に固着的に取付けら
れる。これに関して、ピン部材54は、好ましくは、ねじ
ジョイント又はコネクタ機構68によってピストン部材62
にねじ込まれて固着される。同様に、外側ピン部材52は
適当なカップリング70によってピストン部材60に連結さ
れる。
れる。これに関して、ピン部材54は、好ましくは、ねじ
ジョイント又はコネクタ機構68によってピストン部材62
にねじ込まれて固着される。同様に、外側ピン部材52は
適当なカップリング70によってピストン部材60に連結さ
れる。
ピストン部材60及び62はブロック部材16の室キャビテ
ィ80内に摺動自在に位置決めされる。液体又は気体のよ
うな流体を、所望ならば、チャンネル82、84、86によっ
てキャビティ80に導入し、ピストン60及び62の移動を行
わせる。
ィ80内に摺動自在に位置決めされる。液体又は気体のよ
うな流体を、所望ならば、チャンネル82、84、86によっ
てキャビティ80に導入し、ピストン60及び62の移動を行
わせる。
複数のシールが、流路82、84、86によってキャビティ
80に導入された流体又はガスを分離し且つ隔絶するため
にピストン部材60、62とブロック部材16との間に設けら
れる。これらのシールは、ゴム又はエラストマーOリン
グのような任意の在来型のもので良い。これに関して、
ピストン部材62はシール88及び89によってシールされ
る。シール88はカバー板17に位置決めされ、シール89は
ピストン部材62の環状キャビティ90に位置決めされる。
ピストン部材60はシール部材92、93によってシールされ
る。シール部材92はブロック部材16に位置決めされ、シ
ール93はピストン部材60のキャビティ94に位置決めされ
る。
80に導入された流体又はガスを分離し且つ隔絶するため
にピストン部材60、62とブロック部材16との間に設けら
れる。これらのシールは、ゴム又はエラストマーOリン
グのような任意の在来型のもので良い。これに関して、
ピストン部材62はシール88及び89によってシールされ
る。シール88はカバー板17に位置決めされ、シール89は
ピストン部材62の環状キャビティ90に位置決めされる。
ピストン部材60はシール部材92、93によってシールされ
る。シール部材92はブロック部材16に位置決めされ、シ
ール93はピストン部材60のキャビティ94に位置決めされ
る。
液圧又は空気圧の流体又はガスは、1つまたは2つ以
上の在来の液圧又は空気圧動力源「FPS」から導管83、8
5、87を通してそれぞれ流路82、84、86に供給される。
流路を同じ圧力源にすべて接続し、適当なバルブ調整及
び制御装置によって選択的に利用するのが良い。導管は
任意適当なコネクタはー又は締め具でブロック部材16及
びカバー板17に連結される。流路82、84、86を当業者の
技術範囲内で他の箇所に設けても良いことが理解される
けれども、流路82、84、86は図1乃至3に示す位置にお
けるシリンダーブロック及びカバー板に機械加工され又
は設けられる。
上の在来の液圧又は空気圧動力源「FPS」から導管83、8
5、87を通してそれぞれ流路82、84、86に供給される。
流路を同じ圧力源にすべて接続し、適当なバルブ調整及
び制御装置によって選択的に利用するのが良い。導管は
任意適当なコネクタはー又は締め具でブロック部材16及
びカバー板17に連結される。流路82、84、86を当業者の
技術範囲内で他の箇所に設けても良いことが理解される
けれども、流路82、84、86は図1乃至3に示す位置にお
けるシリンダーブロック及びカバー板に機械加工され又
は設けられる。
外側ピン部材52の下端部57はブッシュ12の開放(オリ
フィス)端部42と合って、バルブ機構を形成するように
なっている。部材57及び42は互いに合って、流路32から
金型キャビティ26へのプラスチック材料の流れを調整す
るバルブを形成する。
フィス)端部42と合って、バルブ機構を形成するように
なっている。部材57及び42は互いに合って、流路32から
金型キャビティ26へのプラスチック材料の流れを調整す
るバルブを形成する。
図1乃至3に示すような装置10が使用されるとき、部
材42及び57によって形成されたバルブ即ちゲートは、図
1に示すように、最初、開放されている。この状態で
は、マニホールド14及びブッシュ12内にあるプラスチッ
ク材料を金型キャビティ26に流入させる。本方法のこの
段階の間、2つのピン部材52、54は図1に示す仕方で位
置決めされ、プラスチックを流路53に導入させないよう
にする。本方法のこの部分については、2つのピストン
部材60及び62は、流路86から室80への加圧ガス又は流体
の流入によって室80の上部分に押し入れられる。これは
2つのピストンを一緒に図1に示す位置まで押す。
材42及び57によって形成されたバルブ即ちゲートは、図
1に示すように、最初、開放されている。この状態で
は、マニホールド14及びブッシュ12内にあるプラスチッ
ク材料を金型キャビティ26に流入させる。本方法のこの
段階の間、2つのピン部材52、54は図1に示す仕方で位
置決めされ、プラスチックを流路53に導入させないよう
にする。本方法のこの部分については、2つのピストン
部材60及び62は、流路86から室80への加圧ガス又は流体
の流入によって室80の上部分に押し入れられる。これは
2つのピストンを一緒に図1に示す位置まで押す。
いったん必要な量のプラスチック材料100が金型キャ
ビティ26に導入されたら、室80内の加圧ガスは流路86か
ら取出され又は解放され、液体又はガスが、圧力下で、
流路84からキャビティ80に導入される。加圧流体が流路
84からキャビティ80に導入されるとき、ピストン部材6
0、62は分けられ即ち分離され、図2に示すキャビティ8
0の位置に押し入れられる。これにより、外側ピン52の
端部57を端部42の開口に着座させ、それにより、ブッシ
ュ12から金型キャビティ26へのプラスチック材料の流入
を止める。同時に、この手順は又、端部56とピン52の内
下端部58との間のゲート即ちバルブを開放し、圧力下の
ガスをコネクター72から環状流路53に、そして金型キャ
ビティ26に導入させる。金型キャビティ26に導入された
ガス又は流体はプラスチック材料100を金型キャビティ
のすべての領域に押し入れ、図2に示すように、金型キ
ャビティを完全に満たす。
ビティ26に導入されたら、室80内の加圧ガスは流路86か
ら取出され又は解放され、液体又はガスが、圧力下で、
流路84からキャビティ80に導入される。加圧流体が流路
84からキャビティ80に導入されるとき、ピストン部材6
0、62は分けられ即ち分離され、図2に示すキャビティ8
0の位置に押し入れられる。これにより、外側ピン52の
端部57を端部42の開口に着座させ、それにより、ブッシ
ュ12から金型キャビティ26へのプラスチック材料の流入
を止める。同時に、この手順は又、端部56とピン52の内
下端部58との間のゲート即ちバルブを開放し、圧力下の
ガスをコネクター72から環状流路53に、そして金型キャ
ビティ26に導入させる。金型キャビティ26に導入された
ガス又は流体はプラスチック材料100を金型キャビティ
のすべての領域に押し入れ、図2に示すように、金型キ
ャビティを完全に満たす。
ガス補助射出成形法のための特定圧力の利用及び工程
段階は当該技術において周知であり、任意の在来方法を
使用することができる。本発明は、任意の型式の在来の
ガス補助射出成形法に使用されるようになっている。こ
れに関して、金型へのプラスチックの流入中、プラスチ
ック材料100がキャビティに配置された後、又はこれら
の組合わせの際、ガス又は流体を金型キャビティに導入
するのが良い。例えば、図1及び2に示すように、プラ
スチック材料の最初の量を金型キャビティに導入し、次
いで、第1圧力のガス又は流体をキャビティに導入し、
所望ならば、同じ又は異なるガス又は流体を同じ又は異
なる圧力でコネクター72から導入しても良い。プラスチ
ック材料と一緒の又はそれに引き続いての金型キャビテ
ィへのガス又は流体の導入は、プラスチック材料を金型
のすべての領域に押し入れ、キャビティーを完全に満た
す。
段階は当該技術において周知であり、任意の在来方法を
使用することができる。本発明は、任意の型式の在来の
ガス補助射出成形法に使用されるようになっている。こ
れに関して、金型へのプラスチックの流入中、プラスチ
ック材料100がキャビティに配置された後、又はこれら
の組合わせの際、ガス又は流体を金型キャビティに導入
するのが良い。例えば、図1及び2に示すように、プラ
スチック材料の最初の量を金型キャビティに導入し、次
いで、第1圧力のガス又は流体をキャビティに導入し、
所望ならば、同じ又は異なるガス又は流体を同じ又は異
なる圧力でコネクター72から導入しても良い。プラスチ
ック材料と一緒の又はそれに引き続いての金型キャビテ
ィへのガス又は流体の導入は、プラスチック材料を金型
のすべての領域に押し入れ、キャビティーを完全に満た
す。
ここでは、本発明を、プラスチック材料のすべてをま
ず金型キャビティに導入し、その後ガス又は流体を導入
する図1及び2に示す特定の装置を参照して説明したけ
れども、ピストン60、62の動作を、ガス又は流体がプラ
スチック材料の一部分と一緒に金型キャビティに導入さ
れるように調整しても良いことも理解される。図3Aは、
この仕方での本発明の動作の1つの段階を示す。この目
的のために、ピストン部材60及び62の位置決めをこれら
の動作パラメータを満すように調節する制御装置を考案
しても良い。
ず金型キャビティに導入し、その後ガス又は流体を導入
する図1及び2に示す特定の装置を参照して説明したけ
れども、ピストン60、62の動作を、ガス又は流体がプラ
スチック材料の一部分と一緒に金型キャビティに導入さ
れるように調整しても良いことも理解される。図3Aは、
この仕方での本発明の動作の1つの段階を示す。この目
的のために、ピストン部材60及び62の位置決めをこれら
の動作パラメータを満すように調節する制御装置を考案
しても良い。
いったん必要な量のプラスチック材料100及びガスが
金型キャビティ26に導入されたら、金型キャビティ26へ
の流入口の両方のバルブ部材を閉じる。これを図3に示
す。この段階について、加圧流体又はガスをキャビティ
80から導管84を通して取出し又は解放し、加圧流体又は
ガスを流路82からキャビティ80に導入する。これはピス
トン部材62をピストン部材60に接触させ、同時に、ピン
部材54の端部56をピン部材54の内端部58に係合させ、ガ
スバルブ即ちゲートを閉じる。
金型キャビティ26に導入されたら、金型キャビティ26へ
の流入口の両方のバルブ部材を閉じる。これを図3に示
す。この段階について、加圧流体又はガスをキャビティ
80から導管84を通して取出し又は解放し、加圧流体又は
ガスを流路82からキャビティ80に導入する。これはピス
トン部材62をピストン部材60に接触させ、同時に、ピン
部材54の端部56をピン部材54の内端部58に係合させ、ガ
スバルブ即ちゲートを閉じる。
標準のガス補助射出成形技術によれば、必要な量のガ
ス及びプラスチックが型に導入された後、プラスチック
が冷え、凝固するとき、ガスの圧力を、プラスチックの
いかなる容積的な収縮をも補償するように維持する。こ
の段階を満すために、図3に示すような装置10の部材の
位置を利用しても良い。又、冷却のために、金型部材22
及び24を、典型的には、プラスチックを凝固させるのを
補助する、適当なチャンネル又は流路(図示せず)の中
を通る冷却剤の循環によって冷却する。
ス及びプラスチックが型に導入された後、プラスチック
が冷え、凝固するとき、ガスの圧力を、プラスチックの
いかなる容積的な収縮をも補償するように維持する。こ
の段階を満すために、図3に示すような装置10の部材の
位置を利用しても良い。又、冷却のために、金型部材22
及び24を、典型的には、プラスチックを凝固させるのを
補助する、適当なチャンネル又は流路(図示せず)の中
を通る冷却剤の循環によって冷却する。
いったん金型26内のプラスチック部分が十分に凝固し
たら、成形部品内のガスを任意の在来の仕方で大気に放
出し、前記部品を金型キャビティから押し出す。本発明
によれば、部材56と58の間のバルブを開放する図2に示
した手順段階を逆に行うことによって、ガスを成形部品
から放出するのが良い。しかしながら、金型内の通気ピ
ン機構のようなその他の在来方法を、金型部分内のガス
を放出するのに使用しても良い。
たら、成形部品内のガスを任意の在来の仕方で大気に放
出し、前記部品を金型キャビティから押し出す。本発明
によれば、部材56と58の間のバルブを開放する図2に示
した手順段階を逆に行うことによって、ガスを成形部品
から放出するのが良い。しかしながら、金型内の通気ピ
ン機構のようなその他の在来方法を、金型部分内のガス
を放出するのに使用しても良い。
好ましくは、本発明に使用されるガスは窒素であるけ
れども、在来のガス補助射出成形法に使用されるその他
のガス又は流体でも良い。又、所望ならば、成形サイク
ル後に金型から取出され又は放出されたガスを収集し、
再生し、再使用しても良い。これに関して、いかなる異
物又はプラスチックの小片をも取除くために、フィルタ
ー機構をガス戻り又は排出流路に設けることが好まし
い。
れども、在来のガス補助射出成形法に使用されるその他
のガス又は流体でも良い。又、所望ならば、成形サイク
ル後に金型から取出され又は放出されたガスを収集し、
再生し、再使用しても良い。これに関して、いかなる異
物又はプラスチックの小片をも取除くために、フィルタ
ー機構をガス戻り又は排出流路に設けることが好まし
い。
事実上、シールを除く装置10の全ての部材はスチール
のような金属材料で作られる。もちろん、本発明の要求
を満たす限り、射出成形装置又はガス補助射出成形装置
に使用される他の在来の材料を利用しても良い。
のような金属材料で作られる。もちろん、本発明の要求
を満たす限り、射出成形装置又はガス補助射出成形装置
に使用される他の在来の材料を利用しても良い。
工程段階の特定の順序を図1乃至3を参照して上に説
明したけれども、本発明を異なる順序の工程又は方法段
階で利用しても良いことも理解される。1つの好ましい
方法では、装置10を上で説明した仕方、即ち順次、図1
乃至3に示す操作で動作させる。しかしながら、別の好
ましい実施形態では、装置10を以下のような順序、即ち
図1、図3、図2、次いで再び図3に示した操作で使用
しても良い。その上、ガスをプラスチック材料の一部分
と一緒に金型キャビティに導入させる装置を使用すると
き、工程段階の適当な順序は以下のような順序、即ち図
1、図2、図3A、次いで図3であるのが良い。別の代わ
りの順序、即ち図1、図2、図3、図3A、図2、次いで
再び図3でも良い。
明したけれども、本発明を異なる順序の工程又は方法段
階で利用しても良いことも理解される。1つの好ましい
方法では、装置10を上で説明した仕方、即ち順次、図1
乃至3に示す操作で動作させる。しかしながら、別の好
ましい実施形態では、装置10を以下のような順序、即ち
図1、図3、図2、次いで再び図3に示した操作で使用
しても良い。その上、ガスをプラスチック材料の一部分
と一緒に金型キャビティに導入させる装置を使用すると
き、工程段階の適当な順序は以下のような順序、即ち図
1、図2、図3A、次いで図3であるのが良い。別の代わ
りの順序、即ち図1、図2、図3、図3A、図2、次いで
再び図3でも良い。
本発明の装置及び器械の変形の実施形態10'を図4乃
至6に示す。図4乃至6に示す実施形態10'と図1乃至
3に示した実施形態10との間の主な相違はピン部材を作
動させるピストン部材の構成である。金型キャビティに
流入するプラスチック及びガス材料の制御の際のピン部
材の動作、並びにブッシュ、マニホールド、金型及び液
圧及び/又は空気圧装置のすべての他の特徴はすべての
実施形態について同じであり、かくして、それらを同じ
参照番号で指示する。又、実施形態間の小さな相違を、
時々、同じ参照番号に「’」を添えて言及する。例え
ば、図4乃至6のブロック部材16'、カバー板17'を見れ
ばわかる。
至6に示す。図4乃至6に示す実施形態10'と図1乃至
3に示した実施形態10との間の主な相違はピン部材を作
動させるピストン部材の構成である。金型キャビティに
流入するプラスチック及びガス材料の制御の際のピン部
材の動作、並びにブッシュ、マニホールド、金型及び液
圧及び/又は空気圧装置のすべての他の特徴はすべての
実施形態について同じであり、かくして、それらを同じ
参照番号で指示する。又、実施形態間の小さな相違を、
時々、同じ参照番号に「’」を添えて言及する。例え
ば、図4乃至6のブロック部材16'、カバー板17'を見れ
ばわかる。
図4乃至6に示す実施形態では、外側ピン部材52は在
来の(好ましくは、ねじ込み)コネクター機構110によ
ってピストン部材112に連結される。キャビティ120がピ
ストン部材112に設けられる。ピストン部材112はシリン
ダーブロック16'のキャビティ80'に液密又は気密に且つ
摺動自在に位置決めされる。シール部材113及び114が、
キャビティ内のピストン部材112及びブロック部材を液
密又は気密に位置決めするのに使用される。ピストン部
材112は、締め具116によるような在来の仕方で取付けら
れたカバー部材115を有し、かくして、2部品ピストン
組立体をなす。シール118が、板115をピストン部材112
に液密又は気密に固着するのに使用される。
来の(好ましくは、ねじ込み)コネクター機構110によ
ってピストン部材112に連結される。キャビティ120がピ
ストン部材112に設けられる。ピストン部材112はシリン
ダーブロック16'のキャビティ80'に液密又は気密に且つ
摺動自在に位置決めされる。シール部材113及び114が、
キャビティ内のピストン部材112及びブロック部材を液
密又は気密に位置決めするのに使用される。ピストン部
材112は、締め具116によるような在来の仕方で取付けら
れたカバー部材115を有し、かくして、2部品ピストン
組立体をなす。シール118が、板115をピストン部材112
に液密又は気密に固着するのに使用される。
中実の内側ピン部材54はピストン部材130と一体をな
し又はそれに固着的に取付けられる。ピストン部材130
はビストン部112のキャビティ120に液密又は気密に且つ
摺動自在に位置決めされる。この目的のために、シール
132がピストン部材130に設けられる。
し又はそれに固着的に取付けられる。ピストン部材130
はビストン部112のキャビティ120に液密又は気密に且つ
摺動自在に位置決めされる。この目的のために、シール
132がピストン部材130に設けられる。
流路140がピストン部材112及びカバー部材115に設け
られる。流路140は、望むとき、室80'内の圧力と室120
の圧力を等しくするのに使用される。
られる。流路140は、望むとき、室80'内の圧力と室120
の圧力を等しくするのに使用される。
流路142及び144が、加圧流体(液体又は気体)を別々
の又は共通の加圧流体供給源(FPS)からシリンダー部
材16'のキャビティ80'に供給するのに使用される。流体
は導管143、145を通してそれぞれ流路142、144に移送さ
れる。
の又は共通の加圧流体供給源(FPS)からシリンダー部
材16'のキャビティ80'に供給するのに使用される。流体
は導管143、145を通してそれぞれ流路142、144に移送さ
れる。
圧力が流路144を介してキャビティ80'に導入されると
き、ピストン部材112はキャビティ80'の最上部分に押さ
れる。これを図4に示す。又、同時に、加圧流体が流路
140から室120に導入され、これはピストン部材130をキ
ャビティ120の最下位置に押す。図4に示すこの状態に
より、端部42のバルブを開放し、端部56と内面部材58と
の間に形成されたバルブ即ちゲートは閉じたままであ
る。その後、流路144内の加圧流体が解放され又は取出
され、圧力が流路142を介して室80'に導入されたとき、
図5に示すように、ピストン部材112をキャビティ80'の
最下位置に移動させ、端部42の開口を閉じる。同時に、
圧力が流路144から解放され又は取出されると、室120内
の圧力もまた軽減され、ピストン130を室120の最上位置
に移動させる。これはピン52と54との間のガス流路53を
開放し、金型キャビティ26へのガスの導入を許す。コネ
クター72から細長い流路53へのガスの導入は又、ガスを
流路125から室120に押し込む。これは、図5に示すよう
に、ピストン130を室120の頂部に向う方向に移動させる
のを助ける。
き、ピストン部材112はキャビティ80'の最上部分に押さ
れる。これを図4に示す。又、同時に、加圧流体が流路
140から室120に導入され、これはピストン部材130をキ
ャビティ120の最下位置に押す。図4に示すこの状態に
より、端部42のバルブを開放し、端部56と内面部材58と
の間に形成されたバルブ即ちゲートは閉じたままであ
る。その後、流路144内の加圧流体が解放され又は取出
され、圧力が流路142を介して室80'に導入されたとき、
図5に示すように、ピストン部材112をキャビティ80'の
最下位置に移動させ、端部42の開口を閉じる。同時に、
圧力が流路144から解放され又は取出されると、室120内
の圧力もまた軽減され、ピストン130を室120の最上位置
に移動させる。これはピン52と54との間のガス流路53を
開放し、金型キャビティ26へのガスの導入を許す。コネ
クター72から細長い流路53へのガスの導入は又、ガスを
流路125から室120に押し込む。これは、図5に示すよう
に、ピストン130を室120の頂部に向う方向に移動させる
のを助ける。
ピン54を端部56がバルブシート58と合う閉位置に移動
させることを望むとき、コネクター72からの圧力を減少
させ又は軽減し、同時に、圧力が流路144から流路140を
介して室120に導入される。これはピストン130を図6に
示す位置に移動させる。同時に、ピストン112を最下位
置に維持するために、流路142及び室80'の上部分内に十
分な圧力が維持される。
させることを望むとき、コネクター72からの圧力を減少
させ又は軽減し、同時に、圧力が流路144から流路140を
介して室120に導入される。これはピストン130を図6に
示す位置に移動させる。同時に、ピストン112を最下位
置に維持するために、流路142及び室80'の上部分内に十
分な圧力が維持される。
ガス補助装置を備えた図4乃至6に示した装置10'の
操作は、図1乃至3Aの装置10の操作と同様である。工程
段階の順序も、好んで使用される特定のガス補助射出成
形装置の仕様及び要求を満たすために同じ仕方で変更す
るのが良い。これに関して、流路142、144内の加圧流体
の調整を、所望の要求を満たすように流路53からのプラ
スチック材料の流入及びコネクター72からのガス補助流
体又は材料の流れと組合わせて調整又は調節する。
操作は、図1乃至3Aの装置10の操作と同様である。工程
段階の順序も、好んで使用される特定のガス補助射出成
形装置の仕様及び要求を満たすために同じ仕方で変更す
るのが良い。これに関して、流路142、144内の加圧流体
の調整を、所望の要求を満たすように流路53からのプラ
スチック材料の流入及びコネクター72からのガス補助流
体又は材料の流れと組合わせて調整又は調節する。
上の記載は本発明の好ましい実施形態を説明するけれ
ども、当業者は、本発明の精神及び範囲から逸脱するこ
となしに、本発明に変化及び変更をなすことができるこ
とを認識するであろう。本発明は、以下の請求の範囲に
よって構成され且つ網羅されるような本発明の範囲に含
まれる如きすべての変化及び変更を権利として主張する
ものである。
ども、当業者は、本発明の精神及び範囲から逸脱するこ
となしに、本発明に変化及び変更をなすことができるこ
とを認識するであろう。本発明は、以下の請求の範囲に
よって構成され且つ網羅されるような本発明の範囲に含
まれる如きすべての変化及び変更を権利として主張する
ものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−86454(JP,A) 特開 平7−164484(JP,A) 米国特許5054689(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/00 - 45/84
Claims (5)
- 【請求項1】ガス補助射出成形法に使用可能なバルブゲ
ート機構であって、 第1流路及び第1バルブシートを有するブッシュ部材
と、 前記第1流路に移動可能に位置決めされ、且つ前記第1
流路からのプラスチック材料の流れを止める第1バルブ
手段を形成するために前記第1バルブシートと合うため
の第1バルブ部材を有し、且つ、第2流路及び該第2流
路に位置決めされた第2バルブシートを有する中空ピン
部材と、 前記第2流路に移動可能に位置決めされ、且つ、前記第
2流路からのガスの流れを止める第2バルブ手段を形成
するために前記第2バルブシートと合うための第2バル
ブ部材を有する内側ピン部材と、を有し、 前記中空ピン部材及び前記内側ピン部材は両方とも長手
方向に調整可能であり、 前記中空ピン部材に連結された第1ピストン部材と、 前記内側ピン部材に連結された第2ピストン部材と、を
更に有し、 前記第1及び第2ピストン部材を互いに完全に分離させ
ることができ、前記第1及び第2バルブ手段を選択的に
開閉するために、前記第1及び第2ピストン部材を一緒
に又は互いに独立に移動させるようになっている、 前記バルブゲート機構。 - 【請求項2】ガスを前記第2流路に供給するためのコネ
クター機構を更に有する、請求の範囲第1項に記載のバ
ルブゲート機構。 - 【請求項3】前記ブッシュ部材は加熱されたスプルーブ
ッシュである、請求の範囲第1項に記載のバルブゲート
機構。 - 【請求項4】ガス補助射出成形用の装置であって、 金型キャビティを有する金型と、 前記金型キャビティに供給する溶融プラスチック材料の
供給源と、 前記金型内に位置決めされ、且つ、プラスチック材料を
前記金型キャビティに供給するための第1流路及び第1
バルブシートを有するブッシュ部材と、 流体キャビティと、該流体キャビティと流体的に連通す
る複数の流路と、 第1加圧流体源とを有するブロック部材と、 前記第1流路に移動可能に位置決めされ、且つ、第1バ
ルブ手段を形成するために前記第1バルブシートに合う
ための第1バルブ部材と、第2の細長い流路と、第2バ
ルブシートとを有する第1ピン部材と、 前記第2流路に移動可能に位置決めされ、且つ第2バル
ブ手段を形成するために前記第2バルブシートに合うた
めの第2バルブ部材を有する第2ピン部材と、 前記第1ピン部材に連結され、且つ前記ブロック部材の
流体キャビティに移動可能に位置決めされた第1ピスト
ン部材と、 前記第2ピン部材に連結され、且つ前記ブロック部材の
流体キャビティに移動可能に位置決めされた第2ピスト
ン部材と、を有し、 前記装置の稼動中、前記第1及び第2ピストン部材を前
記流体キャビティ内で互いから完全に分離させることが
でき、 加圧ガスを前記第1ピン部材の第2流路に供給するため
の加圧ガス供給源と、 前記ブッシュ部材と前記ブロック部材との間に位置決め
されたマニホールド部材と、を更に有し、該マニホール
ド部材は前記ブッシュ内へのプラスチック材料導入用の
第3流路を有し、且つ前記ブロック部材から物理的に分
離され、 前記第1及び第2ピストン部材は前記第1加圧流体供給
源によって前記流体キャビティ内を移動されるようにな
っており、前記第1及び第2ピストン部材は、前記金型
キャビティへの前記第2流路内の加圧ガスの流れ及び前
記第1流路から前記金型キャビティへのプラスチック材
料の流れを調整するために前記第1及び第2ピン部材を
移動させる、 前記装置。 - 【請求項5】前記流体キャビティ内の第1及び第2ピス
トン部材を別々にシールするためのシール手段を更に有
する、請求の範囲第4項に記載の装置。
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