JP3296664B2 - バッテリーパック - Google Patents

バッテリーパック

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JP3296664B2
JP3296664B2 JP14785294A JP14785294A JP3296664B2 JP 3296664 B2 JP3296664 B2 JP 3296664B2 JP 14785294 A JP14785294 A JP 14785294A JP 14785294 A JP14785294 A JP 14785294A JP 3296664 B2 JP3296664 B2 JP 3296664B2
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佳行 阿波田
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は素電池をケースに収納し
たバッテリーパックに関する。ただし、本明細書におい
てケースはとくに広義に解釈するものとし、たとえば、
素電池を連結する熱収縮チューブ等のシート材も含む意
味に使用する。
【0002】
【従来の技術】複数の素電池に絶縁ホルダーを固定した
バッテリーパックは、たとえば実公昭60−6998号
公報に記載されている。この公報に記載されるバッテリ
ーパックは、図5に示すように、2本の素電池1を平行
に固定し、素電池1の上端にターミナル板2を介して絶
縁ホルダー3を固定している。絶縁ホルダー3を素電池
1に固定するターミナル板2は、一端を素電池1の電極
に溶接している。ターミナル板2は絶縁ホルダー3の上
面を覆うように折曲されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図5に示すバッテリー
パックは、ターミナル板2を介して絶縁ホルダー3を素
電池1に連結できる特長がある。しかしながら、金属板
を折曲したターミナル板2で絶縁ホルダー3を固定する
ので、絶縁ホルダー3を確実に定位置に固定することが
難しい。それは、ターミナル板2を直角に折曲して、金
属板の復元性によって折曲した状態には保持されないか
らである。したがって、この図に示すバッテリーパック
は、テープや接続剤を使用して、ターミナル板2を絶縁
ホルダー3に確実に固定する必要がある。このため、タ
ーミナル板2を絶縁ホルダー3の定位置に確実に固定す
るのに手間がかかる欠点があった。
【0004】本発明の第1の目的はこの欠点を解決する
ことにある。すなわち、本発明の重要な目的は、簡単か
つ容易に、しかも確実にターミナル板を絶縁ホルダーの
定位置に固定して能率よく多量生産できるバッテリーパ
ックを提供することにある。
【0005】さらに図5に示すバッテリーパックは、温
度感応素子等の電子部品4を、素電池1の側面にテープ
5で固定している。この構造は、電子部品4を定位置に
固定するのに手間がかかるばかりでなく、電子部品のリ
ード線の接続にさらに手間がかかる欠点がある。本発明
の第2の目的はこの弊害を防止すること、すなわち、温
度感応素子等の電子部品を、能率よく正確に定位置に配
設できるバッテリーパックを提供することにある。
【0006】ところで、素電池の温度を検出する保護回
路を構成する温度感応素子4Aは、素電池1の温度を正
確に検出することが大切である。素電池1の温度が異常
に上昇しても温度感応素子4Aがこのことを正確に検出
できないと、安全な保護回路とならないからである。温
度感応素子4Aが素電池1の温度を正確に検出するため
に、温度感応素子4Aと素電池1との間に接続剤が注入
される。ところが、図5に示すように、素電池1の側面
に温度感応素子4Aを配設してその隙間に接続剤を塗布
すると、接続剤が所定の位置に注入されずに漏れてしま
う欠点がある。
【0007】本発明の第3の目的は、この弊害を防止す
ること、すなわち、温度感応素子と素電池との間に注入
される接続剤を、漏れずに所定の位置に正確に注入でき
るバッテリーパックを提供することにある。
【0008】さらにまた、出力端子とターミナル板とを
接続ネジで連結するバッテリーパックは、接続ネジがケ
ースから突出してショートすることがある。本発明の第
4の目的はこの弊害を防止すること、すなわち、出力端
子をターミナル板2に接続する接続ネジのショートを確
実に防止できるバッテリーパックを提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のバッテリーパッ
クは、前述の目的を達成するために下記の構成を備え
る。バッテリーパックは、互いに接続された複数の素電
池1と、この素電池1を収納するケース8と、ケース8
に収納されている素電池1の電極に接続されているター
ミナル板2を定位置に固定している絶縁ホルダー3と、
絶縁ホルダー3に固定されているターミナル板2に接続
されている出力端子6とを備える。
【0010】さらに本発明のバッテリーパックは、絶縁
ホルダー3を独特の形状として、ターミナル板2を確実
に固定する独得の構成を備える。絶縁ホルダー3は、固
定されるターミナル板2の両側に位置して位置決隔壁9
を有する。さらに、絶縁ホルダー3は、位置決隔壁9に
配設されたターミナル板2の上方に位置し、かつターミ
ナル板2の側面から上方に突出してクッションバック阻
止突起10を設けている。位置決隔壁9とクッションバ
ック阻止突起10との間にターミナル板2を配設し、タ
ーミナル板2を確実に固定している。
【0011】さらに、本発明の請求項2のバッテリーパ
ックは、電子部品4を定位置に配設するために、絶縁ホ
ルダー3に、バッテリーパックに内蔵される電子部品4
の装着凹部11を設けている。電子部品4は、絶縁ホル
ダー3の装着凹部11に嵌入されて定位置に配設されて
いる。
【0012】また、本発明の請求項3に記載されるバッ
テリーパックは、装着凹部11に配設する電子部品4を
温度感応素子4Aとするもので、温度感応素子4Aを配
設する装着凹部11は、素電池1の温度を正確に検出す
るために貫通孔としている。さらに、装着凹部11は、
周囲に接続剤の流出を阻止する周壁12が設けられてい
る。装着凹部11に配設たれ温度感応素子4Aは、接続
剤を介して素電池1に接触されている。
【0013】さらにまた、本発明の請求項4に記載され
るバッテリーパックは、ケース8に出力端子6を固定し
ており、この出力端子6は、絶縁ホルダー3に向かって
ねじ込まれている接続ネジ7を介してターミナル板2に
接続されている。接続ネジ7がケース8の内面に突出し
てショートするのを防止するために、絶縁ホルダー3
は、ケース8内面の接続ネジ7の突出部に対向する位置
にネジ収納凹部13を設けている。
【0014】
【作用】本発明のバッテリーパックは、ケース8に複数
個の素電池1を挿入し、ケース8に絶縁ホルダー3を固
定すると共に、この絶縁ホルダー3に電子部品4を配設
し、電子部品4をターミナル板2を介して素電池1に接
続している。本発明のバッテリーパックの好ましい実施
例の分解図を図1に、組み立てた状態を図3に示してい
る。
【0015】この構造のバッテリーパックは下記のよう
にして組み立てられる。 (1) 素電池1を直列に接続する。 (2) 図3に示すように、素電池1の上に絶縁ホルダー
3を配設し、絶縁ホルダー3の装着凹部11に電子部品
4を配設する。絶縁ホルダー3に配設される電子部品4
(図3においてブレーカ)のリード線を素電池1の電極
に接続する。 (3) ターミナル板2をケース8の内面に配設する。 (4) ケース8に絶縁ホルダー3と素電池1とを挿入す
る。 (5) ターミナル板2と電子部品4のリード線とを、溶
接や半田付けして接続する。 (6) ターミナル板2を折曲して絶縁ホルダー3の位置
決隔壁9の間に案内する。位置決隔壁9の間に配設され
たターミナル板2は、クッションバック阻止突起10の
下方に入れられる。クッションバック阻止突起10はタ
ーミナル板2の上方に位置し、ターミナル板2が位置決
隔壁9から出るのを防止する。 (7) ケース8の出力端子6に接続ネジ7をねじ込ん
で、出力端子6をターミナル板2に接続する。
【0016】本発明のバッテリーパックは、以上のよう
に、ターミナル板2を位置決隔壁9の間に配設すると共
に、ここに配設されるターミナル板2は、上方に位置す
るクッションバック阻止突起10でもって上方に位置ず
れするのが阻止される。このため、位置決隔壁9の間に
折曲して配設されたターミナル板2は、正確に定位置に
配設されると共に、折曲部分がクッションバックで復元
することもない。このため、ターミナル板2を簡単にし
かも定位置に配設できる特長がある。
【0017】さらに、本発明の請求項2に記載されるバ
ッテリーパックは、絶縁ホルダー3に、電子部品4を装
着する装着凹部11を設けている。電子部品4は、絶縁
ホルダー3の装着凹部11に配設されることにより、簡
単にしかも位置ずれしないように定位置に装着される。
【0018】また、本発明の請求項3に記載のバッテリ
ーパックは、絶縁ホルダー3の装着凹部11に温度感応
素子4Aを装着するために、ここを貫通孔としている。
貫通孔である装着凹部11は、周囲に接続剤が漏れるの
を阻止する周壁12を設けている。したがって、装着凹
部11に温度感応素子4Aを配設し、接続剤を注入する
と、温度感応素子4Aを定位置に配設すると共に、接続
剤を介して素電池1に連結でき、しかも、温度感応素子
4Aを素電池1に接続する接続剤の漏れを確実に阻止で
きる。
【0019】さらにまた、本発明の請求項4に記載のバ
ッテリーパックは、接続ネジ7をねじ込んで、ケース8
の出力端子6をターミナル板2に接続するとき、接続ネ
ジ7が絶縁ホルダー3のネジ収納凹部13に突出するの
で、絶縁ホルダー3でもって、接続ネジ7の突出部がシ
ョートするのを有効に阻止できる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想
を具体化するためのバッテリーパックを例示するもので
あって、本発明はバッテリーパックを下記のものに特定
しない。
【0021】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、「作用の欄」、および
「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付
記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、
実施例の部材に特定するものでは決してない。
【0022】図1ないし図3に示すバッテリーパック
は、互いに直列に接続された5個の素電池1と、この素
電池1を収納するケース8と、ケース8に収納されてい
る素電池1の電極に接続されているターミナル板2を定
位置に固定している絶縁ホルダー3と、絶縁ホルダー3
に固定されているターミナル板2に接続されている出力
端子6とを備える。このバッテリーパックの回路図を図
4に示す。
【0023】素電池1は、好ましくは、ニッケル−カド
ミウム電池、ニッケル−水素電池、リチウムイオン二次
電池等の二次電池である。図に示すバッテリーパック
は、5本の角形密閉電池を平行に並べて直列に接続して
いる。このバッテリーパックは、下段3段の素電池1を
横にし、最上段の2本の素電池1は立てて並べている。
電池の電極を接続しやすくするためである。これ等の図
に示すバッテリーパックは、素電池1を角形密閉電池と
しているが、本発明のバッテリーパックは、素電池1を
角形密閉電池に特定しない。素電池1には円筒形の電池
も使用できる。
【0024】ケース8はプラスチックを上方開口の箱形
に成形したもので、図示しないが底面にはターミナル板
2にネジを介して接続される端子を固定している。ケー
ス8に、プラスチックを箱形に成形したものを使用する
と、複数の素電池1をケース8に挿入して相互に位置ず
れしないように連結できる。ただし、ケースには、熱収
縮チューブ等のプラスチックシートも使用できる。熱収
縮チューブのケースは、素電池を収納した後、加熱、収
縮して素電池1を連結する。
【0025】絶縁ホルダー3は全体をプラスチックで一
体成形したもので、上面には、ターミナル板2を定位置
に配設するために、ターミナル板2の両側に位置決隔壁
9を設けている。ターミナル板2の両側に位置決隔壁9
を成形するために、絶縁ホルダー3の上面に溝を成形
し、溝の両側を位置決隔壁9としている。図に示す絶縁
ホルダー3は、縦方向に延長して細長い溝を成形して、
その両側に位置決隔壁9を設けている。この構造の絶縁
ホルダー3は、ターミナル板2を溝の内部に挿入して装
着できる。このため、ターミナル板2が絶縁ホルダー3
の上面に突出してショートしないようにできる。また、
簡単な構造でターミナル板2の両側に位置決隔壁9を設
けることができる。ただし、本発明のバッテリーパック
は、絶縁ホルダー3の位置決隔壁9を溝に特定しない。
位置決隔壁は、図示しないが、絶縁ホルダーに溝を設け
ることなく、ターミナル板の両側に壁や突起を設けて成
形することもできる。
【0026】ターミナル板2が位置決隔壁9の間から出
ないように、絶縁ホルダー3は、位置決隔壁9に配設さ
れたターミナル板2の上方に位置して、ターミナル板2
の側面から上方に突出してクッションバック阻止突起1
0を成形している。図に示す絶縁ホルダー3は、溝の内
面から水平方向に突出してクッションバック阻止突起1
0を成形している。クッションバック阻止突起10の下
面と溝の底との隙間は、ここにターミナル板2を挿入で
きるように設計される。クッションバック阻止突起10
は、プラスチックでもって絶縁ホルダー3に一体成形さ
れる。クッションバック阻止突起10を一体成形するた
めに、絶縁ホルダー3はクッションバック阻止突起10
の下方に貫通孔を開口している。貫通孔はクッションバ
ック阻止突起10を成形する金型を脱型するための孔で
ある。図に示すバッテリーパックは、3枚のターミナル
板2を絶縁ホルダー3の上面に配設している。しかしな
がら、2枚のターミナル板2は互いに接続して一体とな
っている。したがって、2組のターミナル板2を位置決
隔壁9の間に装着するために、二つのクッションバック
阻止突起10を設けている。
【0027】さらに、図に示す絶縁ホルダー3は、上面
に電子部品4をセットする装着凹部11を成形してい
る。図のバッテリーパックは、電子部品4として、温度
感応素子4Aであるサーミスター4aとブレーカー4B
とを装着している。装着凹部11は、電子部品4を定位
置に装着できるように、電子部品4の外形よりも多少大
きく成形されている。
【0028】ブレーカー4Bを装着する装着凹部11
は、ブレーカー4Bの先端を挿入できるように、装着凹
部11の上面の一部を天板14で閉塞している。天板1
4を絶縁ホルダー3と一体成形するために、天板14の
下面は金型を脱型するための貫通孔としている。この構
造の装着凹部11は、ブレーカー4Bを天板14の下面
に挿入して装着できるので、ブレーカー4Bが絶縁ホル
ダー3から離れないように装着できる特長がある。ブレ
ーカー4Bはリード線をターミナル板2に接続して絶縁
ホルダー3の装着凹部11に配設される。
【0029】温度感応素子4Aであるサーミスター4a
を装着する装着凹部11は貫通孔である。素電池1のサ
ーミスター4aを、接続剤を介して素電池1の表面に接
触させるためである。サーミスター4aを装着する装着
凹部11は、サーミスター4aの周囲に周壁12を設け
て、接続剤が外部に漏れるのを防止する構造となってい
る。周壁12は、絶縁ホルダー3を成形するときに、上
面に凹部を成形することによって、装着凹部11の周囲
に設けられる。ただし、本発明のバッテリーパックは、
絶縁ホルダー3の上面に突出して周壁12を成形し、こ
の周壁12の内側にサーミスター4a等の温度感応素子
4Aを装着することもできる。サーミスター4aである
温度感応素子4Aは、周壁12の内側に装着され、温度
感応素子4Aと素電池1の間に接続剤を注入して、温度
感応素子4Aを素電池1の表面に接触させる。サーミス
ター4aのリード線はターミナル板2に接続される。
【0030】さらに、図に示す絶縁ホルダー3は、側面
にネジ収納凹部13を成形している。ネジ収納凹部13
は、ケース8を貫通して出力端子6をターミナル板2に
接続する接続ネジ7が、ケース8の内面に突出して電池
等にショートするのを防止するものである。ネジ収納凹
部13は、ケース8の内面に接続ネジ7の先端を案内す
るために、接続ネジ7の突出部に対向する位置に設けら
れている。図に示す絶縁ホルダー3は、ネジ収納凹部1
3を設けるために、側面に3つの凸部を成形し、凸部の
間をネジ収納凹部13としている。
【0031】図に示すバッテリーパックは下記の工程で
組み立てられる。 (1) 素電池1である5本の角形密閉電池を並べ、電極
にリード線をスポット溶接して直列に接続する。 (2) 図3に示すように、素電池1の上に絶縁ホルダー
3をセットし、絶縁ホルダー3の装着凹部11に、ブレ
ーカー4Bとサーミスター4aとからなる電子部品4を
セットする。絶縁ホルダー3に配設されるサーミスター
4aとブレーカー4Bのリード線を、角形密閉電池に接
続されたターミナル板2に接続する。 (3) ケース8の内面にターミナル板2を配設する。 (4) ケース8に、絶縁ホルダー3と角形密閉電池とを
挿入する。 (5) サーミスター4aとブレーカー4Bのリード線、
及びターミナル板2の接続部分をスポット溶接して接続
する。 (6) ターミナル板2を折曲して絶縁ホルダー3の位置
決隔壁9の間に案内する。位置決隔壁9の間に配設され
たターミナル板2は、クッションバック阻止突起10の
下方に入れられてターミナル板2が位置決隔壁9から出
るのを防止する。 (7) ケース8の出力端子6に接続ネジ7をねじ込ん
で、出力端子6をターミナル板2に接続する。ケース8
から内側に突出する接続ネジ7の先端は、絶縁ホルダー
3のネジ収納凹部13に収納される。
【0032】
【発明の効果】本発明のバッテリーパックは絶縁ホルダ
ーを装備し、この絶縁ホルダーは、ターミナル板を特定
の位置に装着する位置決隔壁をターミナル板の両側に設
けると共に、ターミナル板が位置決隔壁の間から出るの
を阻止するために、ターミナル板の上方にクッションバ
ック阻止突起を設けている。クッションバック阻止突起
は、位置決隔壁の間に装着されたターミナル板の上方に
あるので、折曲されたターミナル板が金属の復元性等で
位置決隔壁の間から外部にでるのを確実に阻止する。こ
の構造の絶縁ホルダーを装備するバッテリーパックは、
ターミナル板を折曲して位置決隔壁の間でクッションバ
ック阻止突起の下方に配設することにより、ターミナル
板を確実に定位置に装着できる。このため、本発明のバ
ッテリーパックは、従来のように、折曲したターミナル
板をテープや接着剤で絶縁ホルダーに固定する必要がな
い。したがって、本発明のバッテリーパックは、簡単か
つ容易に、しかも能率よく安価に多量生産できて、ター
ミナル板を定位置に装着してターミナル板の位置決めを
格段に改善できる特長がある。
【0033】さらに、絶縁ホルダーに電子部品の装着凹
部を有する本発明の請求項2に記載のバッテリーパック
は、装着凹部に電子部品を装着することにより、電子部
品を簡単かつ容易に、しかも正確な位置に装着できる特
長がある。とくに、装着凹部に装着した電子部品は、絶
縁ホルダーに保護されて位置ずれや損傷が防止できる特
長もある。
【0034】さらにまた、絶縁ホルダーの装着凹部に温
度感応素子を装着する本発明の請求項3に記載のバッテ
リーパックは、装着凹部を貫通孔としてここに温度感応
素子を装着し、さらに、装着凹部の周囲には周壁を設
け、この周壁で装着凹部に注入される接着剤の外部漏れ
を防止することができるので、温度感応素子を素電池に
接着する接着剤が不必要な部分に漏れるのを有効に防止
すると共に、温度感応素子を素電池に確実に接着して、
温度感応素子で素電池の温度を正確に検出できる特長を
実現する。
【0035】さらにまた、接続ネジで出力端子をターミ
ナル板に接続する本発明の請求項4のバッテリーパック
は、絶縁ホルダーにネジ収納凹部を設けている。ネジ収
納凹部は、出力端子をターミナル板に接続するために、
ケースにねじ込まれる接続ネジが、突出する位置に配設
されている。このため、ケースの内面に接続ネジが突出
しても、突出部がネジ収納凹部に収納され、接続ネジの
突出部が電池等に接触してショートする弊害を有効に防
止できる特長も実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかるバッテリーパックの分
解斜視図
【図2】本発明の実施例にかかるバッテリーパックの斜
視図
【図3】図2に示すバッテリーパックの組み立て状態を
示す斜視図
【図4】図2に示すバッテリーパックの回路図
【図5】従来のバッテリーパックの一例を示す斜視図
【符号の説明】
1…素電池 2…ターミナル板 3…絶縁ホルダー 4…電子部品 4A…温度感応素子 4a
…サーミスター 4B…ブレーカー 5…テープ 6…出力端子 7…接続ネジ 8…ケース 9…位置決隔壁 10…クッションバック阻止突起 11…装着凹部 12…周壁 13…ネジ収納凹部 14…天板
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01M 2/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに接続された複数の素電池(1)
    と、この素電池(1)を収納するケース(8)と、ケー
    ス(8)に収納されている素電池(1)の電極に接続さ
    れているターミナル板(2)を定位置に固定している絶
    縁ホルダー(3)と、絶縁ホルダー(3)に固定されて
    いるターミナル板(2)に接続されている出力端子
    (6)とを備えるバッテリーパックにおいて、 絶縁ホルダー(3)が、固定されるターミナル板(2)
    の両側に位置する位置決隔壁を有すると共に、位置決隔
    壁(9)に配設されターミナル板(2)の上方に位置
    しかつターミナル板(2)の側面から上方に突出する
    ッションバック阻止突起(10)を有しており、位置決
    隔壁(9)とクッションバック阻止突起(10)との間
    にターミナル板(2)が配設されてなることを特徴とす
    るバッテリーパック。
  2. 【請求項2】 絶縁ホルダー(3)が、バッテリーパッ
    クに内臓される電子部品(4)の装着凹部(11)を有
    し、この装着凹部(11)に電子部品(4)が配設され
    ている請求項1記載のバッテリーパック。
  3. 【請求項3】 装着凹部(11)が貫通孔で、装着凹部
    (11)の周囲に接続剤の流出を阻止する周壁(12)
    が設けられており、装着凹部(11)に配設される電子
    部品(4)が温度感応素子(4A)で、温度感応素子
    (4A)が接続剤を介して素電池(1)に接触されてな
    る請求項2記載のバッテリーパック。
  4. 【請求項4】 出力端子(6)がケース(8)に固定さ
    れると共に、この出力端子(6)は、絶縁ホルダー
    (3)に向かってねじ込まれている接続ネジ(7)を介
    してターミナル板(2)に接続されており、絶縁ホルダ
    ー(3)は、ケース(8)内面の接続ネジ(7)の突出
    部に対向する位置にネジ収納凹部(13)を有する請求
    項1記載のバッテリーパック。
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