JP3295989B2 - 排ガス浄化用触媒 - Google Patents
排ガス浄化用触媒Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の排ガス浄化装
置に使用される排ガス浄化用触媒に関するものである。
置に使用される排ガス浄化用触媒に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等の内燃機関の排ガス浄化用触媒
としては、一酸化炭素(CO)及び炭化水素(HC)の酸化と、
窒素酸化物(NOx )の還元を同時に行なう触媒が汎用さ
れている。このような触媒は、例えば特公昭58−20307
号公報にもみられるように、耐火性担体上のアルミナコ
ート層に、パラジウム(Pd)、白金(Pt)およびロジウム(R
h)等の貴金属、及び場合により助触媒成分としてセリウ
ム(Ce)、ランタン(La)等の希土類金属またはニッケル(N
i)等のベースメタル酸化物を添加したものがほとんどで
ある。
としては、一酸化炭素(CO)及び炭化水素(HC)の酸化と、
窒素酸化物(NOx )の還元を同時に行なう触媒が汎用さ
れている。このような触媒は、例えば特公昭58−20307
号公報にもみられるように、耐火性担体上のアルミナコ
ート層に、パラジウム(Pd)、白金(Pt)およびロジウム(R
h)等の貴金属、及び場合により助触媒成分としてセリウ
ム(Ce)、ランタン(La)等の希土類金属またはニッケル(N
i)等のベースメタル酸化物を添加したものがほとんどで
ある。
【0003】かかる触媒は、排ガス温度とエンジンの設
定空燃比の影響を強く受ける。自動車用触媒が浄化能を
発揮する排ガス温度としては、一般に300 ℃以上必要で
あり、また空燃比は、HCとCOの酸化とNOx の還元のバラ
ンスがとれる理論空燃比(A/F=14.6)付近で触媒が
最も有効に働く。従って、従来の三元触媒を用いる排ガ
ス浄化装置を取り付けた自動車では、三元触媒が有効に
働くような位置に設置されており、また排気系の酸素濃
度を検出して、混合気を理論空燃比付近に保つようフィ
ードバック制御が行なわれている。
定空燃比の影響を強く受ける。自動車用触媒が浄化能を
発揮する排ガス温度としては、一般に300 ℃以上必要で
あり、また空燃比は、HCとCOの酸化とNOx の還元のバラ
ンスがとれる理論空燃比(A/F=14.6)付近で触媒が
最も有効に働く。従って、従来の三元触媒を用いる排ガ
ス浄化装置を取り付けた自動車では、三元触媒が有効に
働くような位置に設置されており、また排気系の酸素濃
度を検出して、混合気を理論空燃比付近に保つようフィ
ードバック制御が行なわれている。
【0004】従来の三元触媒をエキゾーストマニホール
ド直後に設置しても、排ガス温度が低い(300 ℃以下)
エンジン始動直後には触媒活性が低く、始動直後(コー
ルドスタート時)に大量に排出されるHCは浄化されずに
そのまま排出されてしまうという問題がある。
ド直後に設置しても、排ガス温度が低い(300 ℃以下)
エンジン始動直後には触媒活性が低く、始動直後(コー
ルドスタート時)に大量に排出されるHCは浄化されずに
そのまま排出されてしまうという問題がある。
【0005】従って上記問題を解決するため排ガス浄化
装置として、触媒コンバータの排気上流側にコールドHC
を吸着するための吸着材を納めたHCトラッパーを配置し
た装置(特開平2−135126号公報)が提案されている。
装置として、触媒コンバータの排気上流側にコールドHC
を吸着するための吸着材を納めたHCトラッパーを配置し
た装置(特開平2−135126号公報)が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
特開平2−135126号公報に開示されている自動車排気ガ
ス浄化装置に用いられている吸着材では 1) ゼオライトとして、Y型ゼオライトまたはモルデナ
イトを用いているため水の影響が大きく、HC吸着能力が
十分ではない。 2) 吸着材の下流側に貴金属を含浸しているため、触媒
が活性温度に達する前に上流側の吸着材からHCが脱離し
てしまう。 3) ゼオライトをコートした後に金属を担持しているた
め、イオン交換率が十分におこなわれておらず、吸着能
力が十分でない。 という問題がある。従って本発明は、上記従来技術の問
題点を解決するためになされたもので、吸着層から脱離
してきたHCが良好に浄化されるとともに排ガスの温度が
上昇した後、HC, COおよびNOx が良好に浄化される排ガ
ス浄化触媒を提供することを目的とする。
特開平2−135126号公報に開示されている自動車排気ガ
ス浄化装置に用いられている吸着材では 1) ゼオライトとして、Y型ゼオライトまたはモルデナ
イトを用いているため水の影響が大きく、HC吸着能力が
十分ではない。 2) 吸着材の下流側に貴金属を含浸しているため、触媒
が活性温度に達する前に上流側の吸着材からHCが脱離し
てしまう。 3) ゼオライトをコートした後に金属を担持しているた
め、イオン交換率が十分におこなわれておらず、吸着能
力が十分でない。 という問題がある。従って本発明は、上記従来技術の問
題点を解決するためになされたもので、吸着層から脱離
してきたHCが良好に浄化されるとともに排ガスの温度が
上昇した後、HC, COおよびNOx が良好に浄化される排ガ
ス浄化触媒を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、コールドスタ
ート時排ガス中のHCを浄化することができる触媒であっ
て、モノリス担体上に、炭化水素の吸着に有効な銅(Cu)
またはパラジウム(Pd)でイオン交換した1種以上のZS
M−5ゼオライトと、触媒成分として白金(Pt)とパラジ
ウム(Pd)の1種以上が担持された活性アルミナおよび/
またはセリアとからなる第1層と、更に該第1層の上に
触媒成分としてロジウム(Rh)が担持された活性アルミナ
からなる第2層を備えていることを特徴とする排ガス浄
化用触媒関するものである。
ート時排ガス中のHCを浄化することができる触媒であっ
て、モノリス担体上に、炭化水素の吸着に有効な銅(Cu)
またはパラジウム(Pd)でイオン交換した1種以上のZS
M−5ゼオライトと、触媒成分として白金(Pt)とパラジ
ウム(Pd)の1種以上が担持された活性アルミナおよび/
またはセリアとからなる第1層と、更に該第1層の上に
触媒成分としてロジウム(Rh)が担持された活性アルミナ
からなる第2層を備えていることを特徴とする排ガス浄
化用触媒関するものである。
【0008】更に、本発明は、前記第2層の触媒成分は
ロジウムのみが担持されていることを特徴とする排ガス
浄化用触媒および前記第1層の触媒成分は白金はセリア
に担持されており、パラジウムはアルミナに担持されて
いることを特徴とする排ガス浄化用触媒に関する。
ロジウムのみが担持されていることを特徴とする排ガス
浄化用触媒および前記第1層の触媒成分は白金はセリア
に担持されており、パラジウムはアルミナに担持されて
いることを特徴とする排ガス浄化用触媒に関する。
【0009】
【作用】本発明の排ガス浄化用触媒においては、吸着材
と混合コーティングされた触媒が、吸着材とともに加熱
されるため、吸着材からHCが脱離する段階において触媒
が十分に活性化されており、HCが良好に浄化される。
と混合コーティングされた触媒が、吸着材とともに加熱
されるため、吸着材からHCが脱離する段階において触媒
が十分に活性化されており、HCが良好に浄化される。
【0010】第1層のPt, Pdは活性セリア及び/または
アルミナに担持すると酸化活性が高い。特にPtはCOによ
る被毒を抑えられるため活性セリアに担持するのが好ま
しい。また、Pdは分散度を高く担持できるためアルミナ
に担持するのが好ましい。また、触媒特性の耐熱性を保
つ為にRhは単身で第2層に担持する必要がある。
アルミナに担持すると酸化活性が高い。特にPtはCOによ
る被毒を抑えられるため活性セリアに担持するのが好ま
しい。また、Pdは分散度を高く担持できるためアルミナ
に担持するのが好ましい。また、触媒特性の耐熱性を保
つ為にRhは単身で第2層に担持する必要がある。
【0011】
【実施例】以下、本発明を実施例、比較例および試験例
によりさらに詳細に説明する。なお例において、部は特
記しない限り重量部を表わす。
によりさらに詳細に説明する。なお例において、部は特
記しない限り重量部を表わす。
【0012】実施例1 Pdをイオン交換したZSM−5ゼオライト(以下、Pd/
ZSM-5 と記す)100部、シリカゾル(固形分20%)65部、
水65部を磁器ポットに仕込み、振動ミル装置で40分間も
しくは、ユニバーサルボールミル装置で6.5 時間混合粉
砕して、Pd/ZSM-5 スラリーを製造した。次に、Ptを担
持した活性セリア粉末(以下、Pt/CeO2と記す)100
部、アルミナ50部、2%硝酸150 部を磁器ポットに仕込
み、前記と同様にしてPt/CeO2スラリーを製造した。
ZSM-5 と記す)100部、シリカゾル(固形分20%)65部、
水65部を磁器ポットに仕込み、振動ミル装置で40分間も
しくは、ユニバーサルボールミル装置で6.5 時間混合粉
砕して、Pd/ZSM-5 スラリーを製造した。次に、Ptを担
持した活性セリア粉末(以下、Pt/CeO2と記す)100
部、アルミナ50部、2%硝酸150 部を磁器ポットに仕込
み、前記と同様にしてPt/CeO2スラリーを製造した。
【0013】そして、これら2種類のスラリーを1対1
の比率で混合し、1時間かくはんした。コーディライト
製モノリス担体に、前記で製造したPd/ZSM-5 +Pt/Ce
O2混合スラリーを担体断面全体に均一にコーティング
し、その後、乾燥を行い、400℃で約1時間仮焼成し
た。これによりPd/ZSM-5 +Pt/CeO2が約70g/Lのコ
ート量で担体にコートされる。上記のウォシュコート、
乾燥及び焼成をさらに2回繰り返して合計200 g/Lの
Pd/ZSM-5 +Pd/CeO2をコートし、空気雰囲気中400 ℃
で2〜6時間(好ましくは4時間)の焼成を行なった。
の比率で混合し、1時間かくはんした。コーディライト
製モノリス担体に、前記で製造したPd/ZSM-5 +Pt/Ce
O2混合スラリーを担体断面全体に均一にコーティング
し、その後、乾燥を行い、400℃で約1時間仮焼成し
た。これによりPd/ZSM-5 +Pt/CeO2が約70g/Lのコ
ート量で担体にコートされる。上記のウォシュコート、
乾燥及び焼成をさらに2回繰り返して合計200 g/Lの
Pd/ZSM-5 +Pd/CeO2をコートし、空気雰囲気中400 ℃
で2〜6時間(好ましくは4時間)の焼成を行なった。
【0014】次に、Rhを担持したアルミナ粉末(以下、
Rh/Al2O3 と記す)100 部、アルミナ50部、2%硝酸15
0 部を磁器ポットに仕込み、前記と同様にしてウォシュ
コートスラリーを製造し、同様の方法でPd/ZSM-5 +Pt
/CeO2層の上に50g/LのRh/Al2O3 触媒層をコート
し、乾燥後、空気雰囲気中400 ℃で2〜6時間(好まし
くは4時間)の焼成を行ない、(触媒−1)を得た。
Rh/Al2O3 と記す)100 部、アルミナ50部、2%硝酸15
0 部を磁器ポットに仕込み、前記と同様にしてウォシュ
コートスラリーを製造し、同様の方法でPd/ZSM-5 +Pt
/CeO2層の上に50g/LのRh/Al2O3 触媒層をコート
し、乾燥後、空気雰囲気中400 ℃で2〜6時間(好まし
くは4時間)の焼成を行ない、(触媒−1)を得た。
【0015】実施例2 Pd/ZSM-5 を100 部、シリカゾル(固形分20%)65部、
水65部を磁器ポットに仕込み、実施例1と同様の方法で
Pd/ZSM-5 スラリーを製造した。次にPdを担持した活性
セリア粉末(以下、Pd/CeO2と記す)100 部、アルミナ
50部、2%硝酸150 部を磁器ポットに仕込み、実施例1
と同様の方法でPd/CeO2スラリーを製造した。
水65部を磁器ポットに仕込み、実施例1と同様の方法で
Pd/ZSM-5 スラリーを製造した。次にPdを担持した活性
セリア粉末(以下、Pd/CeO2と記す)100 部、アルミナ
50部、2%硝酸150 部を磁器ポットに仕込み、実施例1
と同様の方法でPd/CeO2スラリーを製造した。
【0016】そして、実施例1と同様の方法でPd/ZSM-
5 +Pd/CeO2混合スラリーを同様のコート方法でモノリ
ス担体上に200g/Lコートし、乾燥、焼成を行なった。
5 +Pd/CeO2混合スラリーを同様のコート方法でモノリ
ス担体上に200g/Lコートし、乾燥、焼成を行なった。
【0017】さらに、実施例1と同様の方法でRh/Al2O
3 触媒層を50g/Lコートし、乾燥、焼成を行ない、
(触媒−2)を得た。
3 触媒層を50g/Lコートし、乾燥、焼成を行ない、
(触媒−2)を得た。
【0018】実施例3 Cuでイオン交換したZSM-5 ゼオライト(以下、Cu/ZSM-
5 と記す)100 部、シリカゾル(固形分20%)65部、水
65部を磁器ポットに仕込み、実施例1と同様の方法でCu
/ZSM-5 スラリーを製造した。次にPt/CeO2 100部、ア
ルミナ50部、2%硝酸150 部を磁器ポットに仕込み、実
施例1と同様の方法でPt/CeO2スラリーを製造した。
5 と記す)100 部、シリカゾル(固形分20%)65部、水
65部を磁器ポットに仕込み、実施例1と同様の方法でCu
/ZSM-5 スラリーを製造した。次にPt/CeO2 100部、ア
ルミナ50部、2%硝酸150 部を磁器ポットに仕込み、実
施例1と同様の方法でPt/CeO2スラリーを製造した。
【0019】そして、実施例1と同様の方法でCu/ZSM-
5 +Pt/CeO2混合スラリーを同様のコート方法でモノリ
ス担体上に 200g/Lコートし、乾燥、焼成を行なっ
た。
5 +Pt/CeO2混合スラリーを同様のコート方法でモノリ
ス担体上に 200g/Lコートし、乾燥、焼成を行なっ
た。
【0020】さらに、実施例1と同様の方法でRh/Al2O
3 触媒層を50g/Lコートし、乾燥、焼成を行ない、
(触媒−3)を得た。
3 触媒層を50g/Lコートし、乾燥、焼成を行ない、
(触媒−3)を得た。
【0021】実施例4 Cu/ZSM-5 を100 部、シリカゾル(固形分20%)65部、
水65部を磁器ポットに仕込み、実施例3と同様の方法で
Cu/ZSM-5 スラリーを製造した。次にPd/CeO2100 部、
アルミナ50部、2%硝酸150 部を磁器ポットに仕込み、
実施例2と同様の方法でCu/ZSM-5 +Pd/CeO2混合スラ
リーを同様のコート方法でモノリス担体上に200g/Lコ
ートし、乾燥、焼成を行なった。
水65部を磁器ポットに仕込み、実施例3と同様の方法で
Cu/ZSM-5 スラリーを製造した。次にPd/CeO2100 部、
アルミナ50部、2%硝酸150 部を磁器ポットに仕込み、
実施例2と同様の方法でCu/ZSM-5 +Pd/CeO2混合スラ
リーを同様のコート方法でモノリス担体上に200g/Lコ
ートし、乾燥、焼成を行なった。
【0022】さらに、実施例1と同様の方法でRh/Al2O
3 触媒層を50g/Lコートし、乾燥、焼成を行ない、
(触媒−4)を得た。
3 触媒層を50g/Lコートし、乾燥、焼成を行ない、
(触媒−4)を得た。
【0023】実施例5 Pd/ZSM-5 を100 部、シリカゾル(固形分20%)65部、
水65部を磁器ポットに仕込み、実施例1と同様の方法で
Pd/ZSM-5 スラリーを製造した。次にPtを担持したアル
ミナ粉末(以下、Pt/Al2O3 と記す)100 部、アルミナ
50部、2%硝酸150 部を磁器ポットに仕込み、実施例1
と同様の方法でPt/Al2O3 スラリーを製造した。
水65部を磁器ポットに仕込み、実施例1と同様の方法で
Pd/ZSM-5 スラリーを製造した。次にPtを担持したアル
ミナ粉末(以下、Pt/Al2O3 と記す)100 部、アルミナ
50部、2%硝酸150 部を磁器ポットに仕込み、実施例1
と同様の方法でPt/Al2O3 スラリーを製造した。
【0024】そして、実施例1と同様の方法でPd/ZSM-
5 +Pt/Al2O3 混合スラリーを同様のコート方法でモノ
リス担体上に200g/Lコートし、乾燥、焼成を行なっ
た。
5 +Pt/Al2O3 混合スラリーを同様のコート方法でモノ
リス担体上に200g/Lコートし、乾燥、焼成を行なっ
た。
【0025】さらに、実施例1と同様の方法でRh/Al2O
3 触媒層を50g /Lコートし、乾燥、焼成を行ない、
(触媒−5)を得た。
3 触媒層を50g /Lコートし、乾燥、焼成を行ない、
(触媒−5)を得た。
【0026】実施例6 Pd/ZSM-5 を100 部、シリカゲル(固形分20%)65部、
水65部を磁器ポットに仕込み、実施例1と同様の方法で
Pd/ZSM-5 スラリーを製造した。次にPdを担持したアル
ミナ粉末(以下、Pd/Al2O3 と記す)100 部、アルミナ
50部、2%硝酸150 部を磁器ポットに仕込み、実施例1
と同様の方法でPd/Al2O3 スラリーを製造した。
水65部を磁器ポットに仕込み、実施例1と同様の方法で
Pd/ZSM-5 スラリーを製造した。次にPdを担持したアル
ミナ粉末(以下、Pd/Al2O3 と記す)100 部、アルミナ
50部、2%硝酸150 部を磁器ポットに仕込み、実施例1
と同様の方法でPd/Al2O3 スラリーを製造した。
【0027】そして、実施例1と同様の方法でPd/ZSM-
5 +Pd/Al2O3 混合スラリーを同様のコート方法でモノ
リス担体上に200 g/Lコートし、乾燥、焼成を行なっ
た。
5 +Pd/Al2O3 混合スラリーを同様のコート方法でモノ
リス担体上に200 g/Lコートし、乾燥、焼成を行なっ
た。
【0028】さらに、実施例1と同様の方法でRh/Al2O
3 触媒層を50g/Lコートし、乾燥、焼成を行ない、
(触媒−6)を得た。
3 触媒層を50g/Lコートし、乾燥、焼成を行ない、
(触媒−6)を得た。
【0029】実施例7 Cu/ZSM-5 を100 部、シリカゾル(固形分20%)65部、
水65部を磁器ポットに仕込み、実施例3と同様の方法で
Cu/ZSM-5 スラリーを製造した。次にPt/Al2O 3 100
部、アルミナ50部、2%硝酸150 部を磁器ポットに仕込
み、実施例5と同様の方法でPt/Al2O3 スラリーを製造
した。
水65部を磁器ポットに仕込み、実施例3と同様の方法で
Cu/ZSM-5 スラリーを製造した。次にPt/Al2O 3 100
部、アルミナ50部、2%硝酸150 部を磁器ポットに仕込
み、実施例5と同様の方法でPt/Al2O3 スラリーを製造
した。
【0030】そして、実施例1と同様の方法でCu/ZSM-
5 +Pt/Al2O3 混合スラリーを同様のコート方法でモノ
リス担体上に200 g/Lコートし、乾燥、焼成を行なっ
た。
5 +Pt/Al2O3 混合スラリーを同様のコート方法でモノ
リス担体上に200 g/Lコートし、乾燥、焼成を行なっ
た。
【0031】さらに、実施例1と同様の方法でRh/Al2O
3 触媒層を50g/Lコートし、乾燥、焼成を行ない、
(触媒−7)を得た。
3 触媒層を50g/Lコートし、乾燥、焼成を行ない、
(触媒−7)を得た。
【0032】実施例8 Cu/ZSM-5 を100 部、シリカゾル(固形分20%)65部、
水65部を磁器ポットに仕込み、実施例3と同様の方法で
Cu/ZSM-5 スラリーを製造した。次にPd/Al2O 3 100
部、アルミナ50部、2%硝酸150 部を磁器ポットに仕込
み、実施例6と同様の方法でPd/Al2O3 スラリーを製造
した。
水65部を磁器ポットに仕込み、実施例3と同様の方法で
Cu/ZSM-5 スラリーを製造した。次にPd/Al2O 3 100
部、アルミナ50部、2%硝酸150 部を磁器ポットに仕込
み、実施例6と同様の方法でPd/Al2O3 スラリーを製造
した。
【0033】そして、実施例1と同様の方法でCu/ZSM-
5 +Pd/Al2O3 混合スラリーを同様のコート方法でモノ
リス担体上に200 g/Lコートし、乾燥、焼成を行なっ
た。
5 +Pd/Al2O3 混合スラリーを同様のコート方法でモノ
リス担体上に200 g/Lコートし、乾燥、焼成を行なっ
た。
【0034】さらに、実施例1と同様の方法でRh/Al2O
3 触媒層を50g/Lコートし、乾燥、焼成を行ない、
(触媒−8)を得た。
3 触媒層を50g/Lコートし、乾燥、焼成を行ない、
(触媒−8)を得た。
【0035】実施例9 Pd/ZSM-5 を25部、Cu/ZSM-5 を75部とシリカゾル65部
及び、水65部をポットに仕込み、実施例1と同様の方法
でPd/ZSM-5 +Cu/ZSM-5 スラリーを製造した。次にPt
/CeO2 100部、アルミナ50部、2%硝酸150 部を磁器ポ
ットに仕込み、実施例1と同様の方法でPt/CeO2スラリ
ーを製造した。
及び、水65部をポットに仕込み、実施例1と同様の方法
でPd/ZSM-5 +Cu/ZSM-5 スラリーを製造した。次にPt
/CeO2 100部、アルミナ50部、2%硝酸150 部を磁器ポ
ットに仕込み、実施例1と同様の方法でPt/CeO2スラリ
ーを製造した。
【0036】そして、実施例1と同様の方法でPd/ZSM-
5 +Cu/ZSM-5 +Pt/CeO2混合スラリーを同様のコート
方法でモノリス担体上に200 g/Lコートし、乾燥、焼
成を行なった。
5 +Cu/ZSM-5 +Pt/CeO2混合スラリーを同様のコート
方法でモノリス担体上に200 g/Lコートし、乾燥、焼
成を行なった。
【0037】さらに、実施例1と同様の方法でRh/Al2O
3 触媒層を50g/Lコートし、乾燥、焼成を行ない、
(触媒−9)を得た。
3 触媒層を50g/Lコートし、乾燥、焼成を行ない、
(触媒−9)を得た。
【0038】実施例10 Pd/ZSM-5 を25部、Cu/ZSM-5 を75部とシリカゾル65部
及び、水65部をポットに仕込み、実施例9と同様の方法
でPd/ZSM-5 +Cu/ZSM-5 スラリーを製造した。次にPd
/CeO2 100部、アルミナ50部、2%硝酸150 部を磁器ポ
ットに仕込み、実施例2と同様の方法でPd/CeO2スラリ
ーを製造した。
及び、水65部をポットに仕込み、実施例9と同様の方法
でPd/ZSM-5 +Cu/ZSM-5 スラリーを製造した。次にPd
/CeO2 100部、アルミナ50部、2%硝酸150 部を磁器ポ
ットに仕込み、実施例2と同様の方法でPd/CeO2スラリ
ーを製造した。
【0039】そして、実施例1と同様の方法でPd/ZSM-
5 +Cu/ZSM-5 +Pd/CeO2混合スラリーを同様のコート
方法でモノリス担体上に200 g/Lコートし、乾燥、焼
成を行なった。
5 +Cu/ZSM-5 +Pd/CeO2混合スラリーを同様のコート
方法でモノリス担体上に200 g/Lコートし、乾燥、焼
成を行なった。
【0040】さらに、実施例1と同様の方法でRh/Al2O
3 触媒層を50g/Lコートし、乾燥、焼成を行ない、
(触媒−10)を得た。
3 触媒層を50g/Lコートし、乾燥、焼成を行ない、
(触媒−10)を得た。
【0041】実施例11 Pd/ZSM-5 を10部、Cu/ZSM-5 を90部とシリカゾル65部
及び、水65部をポットに仕込み、実施例1と同様の方法
でPd/ZSM-5 +Cu/ZSM-5 スラリーを製造した。次にPt
/CeO2 100部、アルミナ50部、2%硝酸150 部を磁器ポ
ットに仕込み、実施例1と同様の方法でPt/CeO2スラリ
ーを製造した。
及び、水65部をポットに仕込み、実施例1と同様の方法
でPd/ZSM-5 +Cu/ZSM-5 スラリーを製造した。次にPt
/CeO2 100部、アルミナ50部、2%硝酸150 部を磁器ポ
ットに仕込み、実施例1と同様の方法でPt/CeO2スラリ
ーを製造した。
【0042】そして、実施例1と同様の方法でPd/ZSM-
5 +Cu/ZSM-5 +Pt/CeO2混合スラリーを同様のコート
方法でモノリス担体上に200 g/Lコートし、乾燥、焼
成を行なった。
5 +Cu/ZSM-5 +Pt/CeO2混合スラリーを同様のコート
方法でモノリス担体上に200 g/Lコートし、乾燥、焼
成を行なった。
【0043】さらに、実施例1と同様の方法でRh/Al2O
3 触媒層を50g/Lコートし、乾燥、焼成を行ない、
(触媒−11)を得た。
3 触媒層を50g/Lコートし、乾燥、焼成を行ない、
(触媒−11)を得た。
【0044】実施例12 Pd/ZSM-5 を10部、Cu/ZSM-5 を90部とシリカゾル65部
及び、水65部をポットに仕込み、実施例11と同様の方法
でPd/ZSM-5 +Cu/ZSM-5 スラリーを製造した。次にPd
/CeO2 100部、アルミナ50部、2%硝酸150 部を磁器ポ
ットに仕込み、実施例2と同様の方法でPd/CeO2スラリ
ーを製造した。
及び、水65部をポットに仕込み、実施例11と同様の方法
でPd/ZSM-5 +Cu/ZSM-5 スラリーを製造した。次にPd
/CeO2 100部、アルミナ50部、2%硝酸150 部を磁器ポ
ットに仕込み、実施例2と同様の方法でPd/CeO2スラリ
ーを製造した。
【0045】次に実施例1と同様の方法でPd/ZSM-5 +
Cu/ZSM-5 +Pd/CeO2混合スラリーを同様のコート方法
でモノリス担体上に200g/Lコートし、乾燥、焼成を行
なった。
Cu/ZSM-5 +Pd/CeO2混合スラリーを同様のコート方法
でモノリス担体上に200g/Lコートし、乾燥、焼成を行
なった。
【0046】さらに、実施例1と同様の方法でRh/Al2O
3 触媒層を50g/Lコートし、乾燥、焼成を行ない(触
媒−12)を得た。
3 触媒層を50g/Lコートし、乾燥、焼成を行ない(触
媒−12)を得た。
【0047】実施例13 Pd/ZSM-5 を25部、Cu/ZSM-5 を75部とシリカゾル65部
及び、水65部をポットに仕込み、実施例9と同様の方法
でPd/ZSM-5 +Cu/ZSM-5 スラリーを製造した。次にPt
/Al2O3 100 部、アルミナ50部、2%硝酸150 部を磁器
ポットに仕込み、実施例5と同様の方法でPt/Al2O3 ス
ラリーを製造した。
及び、水65部をポットに仕込み、実施例9と同様の方法
でPd/ZSM-5 +Cu/ZSM-5 スラリーを製造した。次にPt
/Al2O3 100 部、アルミナ50部、2%硝酸150 部を磁器
ポットに仕込み、実施例5と同様の方法でPt/Al2O3 ス
ラリーを製造した。
【0048】そして、実施例1と同様の方法でPd/ZSM-
5 +Cu/ZSM-5 +Pt/Al2O3 混合スラリーを同様のコー
ト方法でモノリス担体上に200g/Lコートし、乾燥、焼
成を行なった。
5 +Cu/ZSM-5 +Pt/Al2O3 混合スラリーを同様のコー
ト方法でモノリス担体上に200g/Lコートし、乾燥、焼
成を行なった。
【0049】さらに、実施例1と同様の方法でRh/Al2O
3 触媒層を50g/Lコートし、乾燥、焼成を行ない(触
媒−13)を得た。
3 触媒層を50g/Lコートし、乾燥、焼成を行ない(触
媒−13)を得た。
【0050】実施例14 Pd/ZSM-5 を25部、Cu/ZSM-5 を75部とシリカゾル65部
及び、水65部をポットに仕込み、実施例9と同様の方法
でPd/ZSM-5 +Cu/ZSM-5 スラリーを製造した。次にPd
/Al2O3 100 部、アルミナ50部、2%硝酸150 部を磁器
ポットに仕込み、実施例6と同様の方法でPd/Al2O3 ス
ラリーを製造した。次に実施例1と同様の方法でPd/ZS
M-5 +Cu/ZSM-5 +Pd/Al2O3 混合スラリーを同様のコ
ート方法でモノリス担体上に200 g/Lコートし、乾
燥、焼成を行なった。
及び、水65部をポットに仕込み、実施例9と同様の方法
でPd/ZSM-5 +Cu/ZSM-5 スラリーを製造した。次にPd
/Al2O3 100 部、アルミナ50部、2%硝酸150 部を磁器
ポットに仕込み、実施例6と同様の方法でPd/Al2O3 ス
ラリーを製造した。次に実施例1と同様の方法でPd/ZS
M-5 +Cu/ZSM-5 +Pd/Al2O3 混合スラリーを同様のコ
ート方法でモノリス担体上に200 g/Lコートし、乾
燥、焼成を行なった。
【0051】さらに、実施例1と同様の方法でRh/Al2O
3 触媒層を50g/Lコートし、乾燥、焼成を行ない、
(触媒−14)を得た。
3 触媒層を50g/Lコートし、乾燥、焼成を行ない、
(触媒−14)を得た。
【0052】実施例15 Pd/ZSM-5 を10部、Cu/ZSM-5 を90部とシリカゾル65部
及び、水65部をポットに仕込み、実施例11と同様の方法
でPd/ZSM-5 +Cu/ZSM-5 スラリーを製造した。次にPt
/Al2O3 100 部、アルミナ50部、2%硝酸150 部を磁器
ポットに仕込み、実施例5と同様の方法でPt/Al2O3 ス
ラリーを製造した。
及び、水65部をポットに仕込み、実施例11と同様の方法
でPd/ZSM-5 +Cu/ZSM-5 スラリーを製造した。次にPt
/Al2O3 100 部、アルミナ50部、2%硝酸150 部を磁器
ポットに仕込み、実施例5と同様の方法でPt/Al2O3 ス
ラリーを製造した。
【0053】そして、実施例1と同様の方法でPd/ZSM-
5 +Cu/ZSM-5 +Pt/Al2O3 混合スラリーを同様のコー
ト方法でモノリス担体上に200 g/Lコートし、乾燥、
焼成を行なった。
5 +Cu/ZSM-5 +Pt/Al2O3 混合スラリーを同様のコー
ト方法でモノリス担体上に200 g/Lコートし、乾燥、
焼成を行なった。
【0054】さらに、実施例1と同様の方法でRh/Al2O
3 触媒層を50g/Lコートし、乾燥、焼成を行ない、
(触媒−15)を得た。
3 触媒層を50g/Lコートし、乾燥、焼成を行ない、
(触媒−15)を得た。
【0055】実施例16 Pd/ZSM-5 を10部、Cu/ZSM-5 を90部とシリカゾル65部
及び、水65部をポットに仕込み、実施例11と同様の方法
でPd/ZSM-5 +Cu/ZSM-5 スラリーを製造した。次にPd
/Al2O3 100 部、アルミナ50部、2%硝酸150 部を磁器
ポットに仕込み、実施例6と同様の方法でPd/Al2O3 ス
ラリーを製造した。
及び、水65部をポットに仕込み、実施例11と同様の方法
でPd/ZSM-5 +Cu/ZSM-5 スラリーを製造した。次にPd
/Al2O3 100 部、アルミナ50部、2%硝酸150 部を磁器
ポットに仕込み、実施例6と同様の方法でPd/Al2O3 ス
ラリーを製造した。
【0056】次に実施例1と同様の方法でPd/ZSM-5 +
Cu/ZSM-5 +Pd/Al2O3混合スラリーを同様のコート方
法でモノリス担体上に200 g/Lコートし、乾燥、焼成
を行なった。
Cu/ZSM-5 +Pd/Al2O3混合スラリーを同様のコート方
法でモノリス担体上に200 g/Lコートし、乾燥、焼成
を行なった。
【0057】さらに、実施例1と同様の方法でRh/Al2O
3 触媒層を50g/Lコートし、乾燥、焼成を行ない、
(触媒−16)を得た。
3 触媒層を50g/Lコートし、乾燥、焼成を行ない、
(触媒−16)を得た。
【0058】実施例17 Pd/ZSM-5 を10部、シリカゾル(固形分20%)65部、水
65部を磁器ポットに仕込み、実施例1と同様の方法でPd
/ZSM-5 スラリーを製造した。次にPt/CeO250部、Pd/
Al2O3 350 部、アルミナ50部、2%硝酸150 部を磁器ポ
ットに仕込み、実施例1と同様の方法でPt/CeO2+Pd/
Al2O3 スラリーを製造した。
65部を磁器ポットに仕込み、実施例1と同様の方法でPd
/ZSM-5 スラリーを製造した。次にPt/CeO250部、Pd/
Al2O3 350 部、アルミナ50部、2%硝酸150 部を磁器ポ
ットに仕込み、実施例1と同様の方法でPt/CeO2+Pd/
Al2O3 スラリーを製造した。
【0059】次に実施例2と同様の方法でPd/ZSM-5 +
Pt/CeO2+Pd/Al2O3 混合スラリーを同様のコート方法
でモノリス担体上に200 g/Lコートし、乾燥、焼成を
行なった。
Pt/CeO2+Pd/Al2O3 混合スラリーを同様のコート方法
でモノリス担体上に200 g/Lコートし、乾燥、焼成を
行なった。
【0060】さらに、実施例1と同様の方法でRh/Al2O
3 触媒層を50g/Lコートし、乾燥、焼成を行ない、
(触媒−17)を得た。
3 触媒層を50g/Lコートし、乾燥、焼成を行ない、
(触媒−17)を得た。
【0061】実施例18 Cu/ZSM-5 を100 部、シリカゾル(固形分20%)65部、
水65部を磁器ポットに仕込み、実施例1と同様の方法で
Cu/ZSM-5 スラリーを製造した。次にPt/CeO250部、Pd
/Al2O3 50部、アルミナ50部、2%硝酸150 部を磁器ポ
ットに仕込み、実施例1と同様の方法でPt/CeO2+Pd/
Al2O3 スラリーを製造した。
水65部を磁器ポットに仕込み、実施例1と同様の方法で
Cu/ZSM-5 スラリーを製造した。次にPt/CeO250部、Pd
/Al2O3 50部、アルミナ50部、2%硝酸150 部を磁器ポ
ットに仕込み、実施例1と同様の方法でPt/CeO2+Pd/
Al2O3 スラリーを製造した。
【0062】次に実施例2と同様の方法でCu/ZSM-5 +
Pt/CeO2+Pd/Al2O3 混合スラリーを同様のコート方法
でモノリス担体上に200 g/Lコートし、乾燥、焼成を
行なった。
Pt/CeO2+Pd/Al2O3 混合スラリーを同様のコート方法
でモノリス担体上に200 g/Lコートし、乾燥、焼成を
行なった。
【0063】さらに、実施例1と同様の方法でRh/Al2O
3 触媒層を50g/Lコートし、乾燥、焼成を行ない、
(触媒−18)を得た。
3 触媒層を50g/Lコートし、乾燥、焼成を行ない、
(触媒−18)を得た。
【0064】比較例1 Pd/ZSM-5 を100 部、シリカゾル(固形分20%)65部、
水65部を磁器ポットに仕込み、実施例1と同様の方法で
ウォッシュコートスラリーを製造し、同様のコート方法
でモノリス担体にPd/ZSM-5 を200g/Lコートし、乾
燥、焼成を行ない、(触媒−19)を得た。
水65部を磁器ポットに仕込み、実施例1と同様の方法で
ウォッシュコートスラリーを製造し、同様のコート方法
でモノリス担体にPd/ZSM-5 を200g/Lコートし、乾
燥、焼成を行ない、(触媒−19)を得た。
【0065】比較例2 Cu/ZSM-5 を100 部、シリカゾル(固形分20%)65部、
水65部を磁器ポットに仕込み、実施例3と同様の方法で
ウォッシュコートスラリーを製造し、同様のコート方法
でモノリス担体にCu/ZSM-5 を200g/Lコートし、乾
燥、焼成を行ない、(触媒−20)を得た。以上の実施例
の担体としては、モノリス担体、メタル担体等任意のも
のを使用することができる。
水65部を磁器ポットに仕込み、実施例3と同様の方法で
ウォッシュコートスラリーを製造し、同様のコート方法
でモノリス担体にCu/ZSM-5 を200g/Lコートし、乾
燥、焼成を行ない、(触媒−20)を得た。以上の実施例
の担体としては、モノリス担体、メタル担体等任意のも
のを使用することができる。
【0066】試験例1 実施例1〜18及び、比較例1と2の各触媒に付き下記条
件で評価を行ない、HC吸着浄化率を測定し、得た結果
を表2に示す。
件で評価を行ない、HC吸着浄化率を測定し、得た結果
を表2に示す。
【表1】触媒容量 120 cm3 (SV:40000 /h) 評価エンジン RB20E
【0067】評価モードは、コールド状態(水温25℃)
からエンジン始動、アイドル状態(700 rpm )に20秒間
保持(図1)し、その後2000rpm 、−200 mmHgに加速、
保持する。吸着率は、ガス流入後100 秒間の積算値(1
−触媒出口/触媒入口)より求めた。図1にエンジン入
口温度の経時変化とこれに伴う炭化水素の基準温度変化
を示す。
からエンジン始動、アイドル状態(700 rpm )に20秒間
保持(図1)し、その後2000rpm 、−200 mmHgに加速、
保持する。吸着率は、ガス流入後100 秒間の積算値(1
−触媒出口/触媒入口)より求めた。図1にエンジン入
口温度の経時変化とこれに伴う炭化水素の基準温度変化
を示す。
【0068】
【表2】
【0069】試験例2 実施例1〜18および比較例1と2の各触媒を、下記条件
で評価を行い、高温での浄化率を測定した。
で評価を行い、高温での浄化率を測定した。
【表3】触媒容量 120 cm3 (SV:40000 /h) エンジン 日産自動車(株)製6気筒2000ccエンジ
ン(RB20E) (2000rpm 、−200mmHg) A/F 14.6 触媒入口温度 400 ℃ 浄化率の測定結果については表4に示す。各吸着触媒金
属および三元触媒金属の担持量を同様に表4に示す。
ン(RB20E) (2000rpm 、−200mmHg) A/F 14.6 触媒入口温度 400 ℃ 浄化率の測定結果については表4に示す。各吸着触媒金
属および三元触媒金属の担持量を同様に表4に示す。
【表4】
【0070】
【発明の効果】本発明の排ガス浄化用触媒においては、
担体上にHC吸着に有効な吸着層の上に触媒層がコート
されているため、吸着層からHCが脱離し始める温度に
おいても、脱離したHCが良好に浄化され、排ガス中の
HC,COおよびNOx を高い効率で浄化することができ
る。
担体上にHC吸着に有効な吸着層の上に触媒層がコート
されているため、吸着層からHCが脱離し始める温度に
おいても、脱離したHCが良好に浄化され、排ガス中の
HC,COおよびNOx を高い効率で浄化することができ
る。
【図1】試験例におけるエンジン入口温度の経時変化と
これに伴う炭化水素の基準濃度変化を示すグラフであ
る。
これに伴う炭化水素の基準濃度変化を示すグラフであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 増田 剛司 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−176337(JP,A) 特開 平1−310742(JP,A) 特開 平2−218439(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01J 21/00 - 38/74 B01D 53/86 B01D 53/94
Claims (3)
- 【請求項1】 モノリス担体上に、炭化水素の吸着に有
効な銅またはパラジウムでイオン交換した1種以上のZ
SM−5ゼオライトと、触媒成分として白金とパラジウ
ムの1種以上が担持された活性アルミナおよび/または
セリアとからなる第1層と、更に該第1層の上に触媒成
分としてロジウムが担持された活性アルミナからなる第
2層を備えていることを特徴とする排ガス浄化用触媒。 - 【請求項2】 前記第2層の触媒成分はロジウムのみが
担持されていることを特徴とする請求項1記載の排ガス
浄化用触媒。 - 【請求項3】 前記第1層の触媒成分は白金はセリアに
担持されており、パラジウムはアルミナに担持されてい
ることを特徴とする請求項1または2記載の排ガス浄化
用触媒。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32192292A JP3295989B2 (ja) | 1992-12-01 | 1992-12-01 | 排ガス浄化用触媒 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32192292A JP3295989B2 (ja) | 1992-12-01 | 1992-12-01 | 排ガス浄化用触媒 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06170234A JPH06170234A (ja) | 1994-06-21 |
JP3295989B2 true JP3295989B2 (ja) | 2002-06-24 |
Family
ID=18137914
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32192292A Expired - Fee Related JP3295989B2 (ja) | 1992-12-01 | 1992-12-01 | 排ガス浄化用触媒 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3295989B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6042797A (en) * | 1997-07-02 | 2000-03-28 | Tosoh Corporation | Adsorbent for ethylene, method for adsorbing and removing ethylene and method for purifying an exhaust gas |
EP0755714A3 (en) * | 1995-07-27 | 1997-03-19 | General Motors Corporation | Wide range hydrocarbon adsorber and quick lightoff catalyst |
JP3896706B2 (ja) * | 1998-10-20 | 2007-03-22 | 日産自動車株式会社 | 排気ガス浄化用触媒及びその製造方法 |
JP5100085B2 (ja) * | 2006-10-31 | 2012-12-19 | 株式会社キャタラー | 排ガス浄化用触媒 |
-
1992
- 1992-12-01 JP JP32192292A patent/JP3295989B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06170234A (ja) | 1994-06-21 |
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