JP3295442B2 - ドライエッチング方法 - Google Patents

ドライエッチング方法

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JP3295442B2
JP3295442B2 JP25150891A JP25150891A JP3295442B2 JP 3295442 B2 JP3295442 B2 JP 3295442B2 JP 25150891 A JP25150891 A JP 25150891A JP 25150891 A JP25150891 A JP 25150891A JP 3295442 B2 JP3295442 B2 JP 3295442B2
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浩司 岡崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドライエッチングによ
る半導体の製造技術に係り、特に、複数の処理室にてウ
ェハのエッチング処理を行うドライエッチング方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】VLSIやULSI等の半導体の製造に
おいては、高集積化、微細化に伴って高度なプロセス処
理を行うことのできる反応室を備えたドライエッチング
装置が望まれている。
【0003】このドライエッチング装置の一例として、
図8に示すものが知られている。
【0004】このドライエッチング装置は、ウェハ10
のエッチング処理を行う反応室21を1基備えており、
この反応室21が反応室ゲート21aを介して予備室2
2に連結されている。なお、この予備室22には、ウェ
ハ10を交換するためのダブルアーム23が設けられ、
予備室ゲート22aを備えている。そして、この予備室
ゲート22aの前方には、ウェハチャックアーム18と
ウェハ10のオリフラ合わせを行うためのオリフラステ
ージ18aとが配置されている。また、ウェハチャック
アーム18の両側には、ウェハ10を収容するウェハカ
セット19,20が配設されている。
【0005】次に、上記ドライエッチング装置の動作に
ついて説明する。
【0006】まず、ウェハチャックアーム18がウェハ
カセット19または20の一方からウェハ10を取り出
してオリフラステージ18aに載置する。このオリフラ
ステージ18aは、ウェハ10を受けるとこれを回転さ
せてオリフラを検出するとともに位置決めを行う。この
位置決めが終わると、予備室22を窒素ガスにて大気の
状態とし、予備室ゲート22aを開ける。そして、ダブ
ルアーム23により予備室22内にあるウェハ10とオ
リフラステージ18a上のウェハ10とを交換して、予
備室ゲート22aを閉める。
【0007】この交換によってオリフラステージ18a
に出されたウェハ10は、ウェハチャックアーム18に
よってウェハカセット19または20の定位置に挿入さ
れる。また、交換後はダブルアーム23を反応室21側
に回転させ、予備室22を高真空としておいて反応室2
1の処理が終われば、反応室ゲート21aを開け、ダブ
ルアーム23により反応室21と予備室22のウェハ1
0を交換する。そして、反応室ゲート21aを閉めてダ
ブルアーム23を回転させ、オリフラステージ18a側
に向ける。
【0008】なお、反応室21では設定されたエッチン
グ条件に従って反応ガスの流量、真空度、RF放電およ
び温度等を制御しながら、ドライエッチングを行うこと
になる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ドライエッチング装置は、反応室21が1基であり、未
処理ウェハ10が、ウェハカセット19または20から
オリフラステージ18a、予備室22を経て反応室21
に到る搬送経路となり、処理済ウェハ10はこの反応室
21より予備室22、オリフラステージ18aを経てウ
ェハカセット19または20に戻る搬出経路となる。
【0010】このような搬送工程のシーケンスは、単一
の経路のみ制御するものであるから、簡単なシーケンス
プログラムによって実行できるが、生産能率を向上させ
るために複数の反応室21を備えてドライエッチングを
行うような場合は、ウェハ10の搬送経路が相当複雑に
なるために、前述のシーケンス制御では対応できないと
いう問題が残されていた。
【0011】本発明は、上記課題を解決することを目的
としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
目的を達成するため、ウェハ収納部に収納された未処理
ウェハを予備室に搬送して位置決めした後、予備室で位
置決めされた未処理ウェハを移載室に搬送し、移載室の
未処理ウェハにつき、エッチング処理を行なうための複
数の処理室のうち必要なエッチング処理が行われる処理
室に供給し、複数の処理室から処理済ウェハを前記移載
室に受け取ることを行って、複数の処理室にてウェハ収
納部から供給される未処理ウェハにエッチング処理を施
し処理済ウェハをウェハ収納部に収納するドライエッチ
ング方法において、予め設定した搬送手段によるウエハ
の搬送および各反応室におけるエッチング処理のそれぞ
れを個別に実行するシーケンサ毎に必要なシーケンス内
容、および各シーケンスの実行条件に関するシーケンス
情報と、各ウエハ毎の処理順、搬送順、およびそれに対
応した位置、ステップに関するウエハ情報とを記憶して
おき、所定のタスク管理プログラムに従い前記シーケン
ス情報およびウエハ情報から、前記一連のウエハ取り扱
い動作を最小時間で実行する工程につき、ウェハ収納部
から指定されたウェハを取り出し予備室に搬送し位置決
めする工程(1)、工程(1)に次いで、予備室と移載
室との間の未処理ウェハおよび処理済ウェハを交換する
工程(2)、工程(2)に次いで、移載室と複数の処理
室との間で未処理ウェハと処理済ウェハとの交換を個別
に行う複数の動作の組、複数の処理室とにおけるエッチ
ング処理を個別に行う動作の組、を選択して行なう工程
(3)、工程(3)に次いで、移載室と複数の処理室と
の間で未処理ウエハと処理済ウエハとの交換を個別に行
う複数の動作を行う工程(4)、工程(4)に次いで、
予備室と移載室との間で未処理ウエハと処理済ウエハの
交換を行う工程(5)、工程(5)に次いで、予備室の
処理済ウエハをウエハ収納部の指定位置に収納する工程
(6)、をそれぞれ設定して各工程(1)〜(6)を前
記各シーケンサの対応するものにて実行すると共に、
エハの現在位置とそのウエハに関する上記ウエハ情報か
らそのウエハがどのステップにあるかを判定するととも
に、予備室、移載室、各反応室でのウエハの有無や処理
の現在状態を判定し、これら判定結果と、上記シーケン
ス情報およびウエハ情報とから、各工程に係るシーケン
スの実行可否を判定し 、実行可能なシーケンスに基づき
各位置における処理済ウエハと処理待ちウエハとの入れ
替えを対応するシーケンサにより行なうことを特徴と
、上記ウエハの入れ替えはダブルアームにより行なう
のが好適である
【0013】
【作用】本発明は、ウェハ収納部の未処理ウェハを最小
時間で処理室に搬送させてエッチング処理を行なわせ、
処理済ウェハを搬出してウェハ収納部に収納する工程お
よび動作の実行条件が予め設定される。
【0014】ドライエッチング装置を運転すると、制御
部からシーケンサに対してシーケンスプログラムを実行
させる指令信号が送出され、プロセス処理が開始され
る。
【0015】すると、ウェハ収納部から指定されたウェ
ハを取り出し予備室に搬送し位置決めする工程(1)、
予備室と移載室との間の未処理ウェハおよび処理済ウェ
ハを交換する工程(2)、移載室と複数の処理室との間
で未処理ウェハと処理済ウェハとの交換を個別に行う複
数の動作の組、複数の処理室とにおけるエッチング処理
を個別に行う動作の組、を選択して行なう工程(3)、
移載室と複数の処理室との間で未処理ウエハと処理済ウ
エハとの交換を個別に行う複数の動作を行う工程
(4)、予備室と移載室との間で未処理ウエハと処理済
ウエハの交換を行う工程(5)、予備室の処理済ウエハ
をウエハ収納部の指定位置に収納する工程(6)、が各
種の動作を含んで設定した順に実行される。
【0016】これによって、ウェハ収納部の未処理ウェ
ハを処理室に搬送させてエッチング処理を行なわせ、処
理済ウェハを搬出してウェハ収納部に収納することが設
定どおりの最小時間にて達成される。
【0017】しかし、各工程の実行に際して、ウエハの
現在位置とそのウエハに関する上記ウエハ情報からその
ウエハがどのステップにあるかを判定するとともに、予
備室、移載室、各反応室でのウエハの有無や処理の現在
状態を判定し、これら判定結果と、上記シーケンス情報
およびウエハ情報とから、各工程に係るシーケンスの実
行可否を判定し、実行可能なシーケンスに基づき各位置
における処理済ウエハと処理待ちウエハとの入れ替えを
対応するシーケンサにより行なうことで、シーケンスが
実行不可であるときでも順位外で実行可能な工程、動作
があるとその工程、動作を実行しておく予め設定される
実行条件に基づいてウェハ収納部の未処理ウェハを最小
時間で処理室に搬送させてエッチングを行うので、ウェ
ハの搬送がロスタイムなく行われ、エッチング処理プロ
セスの効率が高められる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0019】図1はドライエッチング装置の制御部を示
す電気的ブロック線図である。
【0020】このドライエッチング装置は、ウェハ収納
部であるウェハカセット19,20から予備室16およ
び移載室14を介し複数の反応室11〜13にウェハ1
0を搬送してエッチング処理を行うプロセスを、制御部
1からシーケンサ5〜8に指令を与えることにより制御
する構成となっている。
【0021】この制御部1は、CPU(中央演算処理
部)であって、書込手段1a、読出手段1b、演算手段
1c、判断手段1dおよび出力手段1eを備えている。
前記書込手段1aは、メモリ3にデータを書き込むもの
で、エッチング処理順等の設定操作を行うための入力手
段2が接続されている。この書込手段1aは、入力手段
2からの設定入力や各種データを格納するメモリ3に接
続されている。このメモリ3には、データを読み出すた
めの読出手段1bが接続されている。この読出手段1b
は、装置全体の動作制御を行う演算手段1cに接続され
ている。この演算手段1cは、本例では設定信号に基づ
いてシーケンス制御を行い、かつ動作中に与えられるプ
ロセス処理情報を受けて実行可能なシーケンスを探索す
る演算処理をも行うようになっている。
【0022】この演算手段1cは、前記書込手段1aに
接続される一方、判断手段1dに接続されている。この
判断手段1dは、ステップ番号等を判断するとともに、
演算手段1cの演算結果に基づいてシーケンスプログラ
ムを実行させる指令信号を出力するようになっている。
この判断手段1dは、シーケンサ5〜8に対して指令信
号を送出する出力手段1eに接続されている。この出力
手段1eは、CRT4に接続されるとともに、搬送系用
シーケンサ5、第1反応室用シーケンサ6、第2反応室
用シーケンサ7および第3反応室用シーケンサ8にそれ
ぞれ接続されている。
【0023】前記搬送系用シーケンサ5は、後述のウェ
ハカセット19,20と予備室16、移載室14を介し
反応室11〜13との間において行われるウェハ10の
搬送をシーケンス制御するシーケンスボードであって、
センサ5aからの検出信号が導かれており、アクチュエ
ータ5bに対して制御信号を送出する。第1反応室用シ
ーケンサ6は、第1反応室11におけるウェハ10のエ
ッチング処理をシーケンス制御するシーケンスボードで
あって、センサ6aからの検出信号が導かれ、アクチュ
エータ6bに制御信号を送出する。第2反応室用シーケ
ンサ7は、第2反応室12におけるウェハ10のエッチ
ング処理をシーケンス制御するシーケンスボードであっ
て、センサ7aからの検出信号が導かれ、アクチュエー
タ7bに制御信号を送出する。第3反応室用シーケンサ
8は、第3反応室におけるウェハ10のエッチング処理
をシーケンス制御するシーケンスボードであって、セン
サ8aからの検出信号が導かれ、アクチュエータ8bに
制御信号を送出するようになっている。
【0024】これらシーケンサ5〜8は、各センサ5a
〜8aから出力される検出信号を受けてアクチュエータ
5b〜8bを駆動させることにより、所定の順路に従っ
てウエハ10の搬入搬出を行うが、この搬送プロセスは
複数のシーケンスプログラムによって実行される構成に
なっている。
【0025】図2はドライエッチング装置の概略構成図
である。
【0026】このドライエッチング装置は、ウェハ10
のエッチング処理を行う反応室を3基備えている。第1
ないし第3反応室11〜13のそれぞれには、反応室ゲ
ート11a,12a,13aを設けており、各反応室ゲ
ート11a〜13aは移載室14に連結されている。こ
の移載室14には、ウェハ10を交換するためのダブル
アーム15が配置されている。また、この移載室14に
は、移載室ゲート14aを介して予備室16が連結され
ている。なお、この予備室16は、ウェハ10の向きを
検知して位置合わせを行うためのオリフラステージ17
を備えている。
【0027】そして、予備室16の前方には、ウェハ1
0を取り出すためのウェハチャックアーム18が配置さ
れている。さらに、このウェハチャックアーム18の両
側には、ウェハ10を収容する2台のウェハカセット1
9,20が配置されている。
【0028】しかして、このように構成されたドライエ
ッチング装置は、従来と同様にウェハカセット19また
は20と予備室16との間においてウェハ10を送受す
る場合、予備室16内が窒素ガスにて大気状態に保たれ
る。一方、この予備室16と移載室14を介して各反応
室11〜13との間においてウェハ10を送受する場
合、予備室16内が高真空状態に保たれる。なお、各反
応室11〜13においては、予め設定されるエッチング
条件に従って反応ガスの流量、真空度、RF放電および
温度等を制御しながら、ドライエッチングが行われる。
【0029】そして、シーケンス処理内容(表1参照)
やシーケンス実行条件(表5参照)等を設定してドライ
エッチング装置を起動すると、前記制御部1がシーケン
ス制御を行うについてタスク管理により自動スケジュー
リングタスク、スケジュールコントロールタスクおよび
ウェハタスク等を実行する。具体的には、自動スケジュ
ーリングタスクがシーケンススケジュールテーブル(表
2参照)を作成するとともに、ウェハタスクがウェハシ
ーケンステーブル(表3参照)やウェハ情報テーブル
(表4参照)等を作成して、経時的に変化するプロセス
処理情報を受けてスループットを最短にするエッチング
処理動作を行うものである。
【0030】次に、このドライエッチング装置によるエ
ッチング処理動作について、フローチャートを参照しつ
つ説明する。
【0031】まず、ドライエッチング装置の運転に際し
ては、入力手段2により予めシーケンス処理番号、搬送
工程番号およびウェハ滞留位置番号を設定する。この場
合は、シーケンス処理内容を表1に示すような条件で入
力すると、図3に示す如きプロセス処理が行われるよう
に、処理順序がメモリ3に書き込まれる。なお、ウェハ
10のエッチング処理を行うための順番は任意に設定で
きるが、本例では第1反応室11、第2反応室12、第
3反応室13の順序となるように設定する。
【0032】
【表1】
【0033】つぎに、ドライエッチング装置を運転する
と、自動スケジューリングタスクおよびスケジュールコ
ントロールタスクが起動される。
【0034】前記自動スケジューリングタスクは、予め
メモリ3に格納されているエッチングの順番とともに処
理シーケンス番号、搬送工程番号およびウェハ10の滞
留位置番号を読み出し、演算手段1cにて演算を行う。
【0035】そして、図5に示すフローチャートを実行
し、表2に示すシーケンススケジュールテーブルを作成
した後(ステップS51)、ウェハタスクを起動させる
(ステップS52)。
【0036】
【表2】
【0037】続いて、この自動スケジューリングタスク
は、起動されているウェハタスクのステップ番号をメモ
リ3から読み出し、判断手段1dによりステップ番号が
2となったか否かを判断する(ステップS53)。ここ
では、運転が開始されてステップ番号1がとなり、ウェ
ハ10を予備室16に搬送してから、この予備室16よ
り移載室14にウェハ10が搬送されているかをチェッ
クしている。
【0038】このとき、ステップ番号が2となれば、他
にウェハ10が有るか否かが判断される(ステップS5
4)。ここで、ウェハ10が無ければプロセス処理が終
了することになるが、ウェハ10が有れば次のウェハタ
スクを起動させる(ステップS55)。そして、ステッ
プS53に進み、以下図4のフローを繰り返す。
【0039】ところで、上記のようにして起動されるウ
ェハタスクは、図6に示すフローチャートを実行し、表
3に示すウェハシーケンステーブルを作成する。
【0040】
【表3】
【0041】そして、このウェハタスクは、ステップ番
号に1を代入するとともに、状態フラグに0を代入して
メモリ3に書き込む(ステップS61)。
【0042】また、スケジュールコントロールタスクに
対してステップ番号を送信する(ステップS62)。
【0043】続いて、状態フラグが1となったか否かを
判断し、状態フラグが1となれば(ステップS63)、
状態フラグが0に変るのを待つ。ここで、状態フラグが
0になると(ステップS64)、ステップ番号をメモリ
3から読出し、判断手段1dにより判断する。
【0044】この後、ステップ番号がNとなったか否
か、即ち最終処理になっているかを判断する(ステップ
S65)。
【0045】このとき、最終処理になっていない場合
は、ステップS62に進んで処理を続行するが、ステッ
プ番号がNとなればこれで処理終了をすることになる。
【0046】ところで、上述の自動スケジューリングタ
スクとともに起動されたスケジュールコントロールタス
クは、図7のフローチャートに示す処理を実行するが、
まず、シーケンスが終了となったものが有るか否かを判
断する(ステップS71)。
【0047】このとき、シーケンス終了のものが無けれ
ば、ステップS74に進み、シーケンスの終了が有れ
ば、該当するウェハタスクのステップ番号に1を加算
し、ウェハ滞留位置テーブルを更新する(ステップS7
2)。
【0048】続いて、該当するウェハタスクの状態フラ
グを0にした後(ステップS73)、ステップS74に
てステップ番号の送信を判断する。
【0049】ここで、ウェハタスクより送信されてきた
ステップ番号が受信されると(ステップS74)、スケ
ジュールコントロールタスクは、メモリ3からステップ
番号を読み出し、上表2のスケジュールテーブル、表4
に示すウェハ情報テーブルおよび表5のシーケンス実行
条件から実行可能シーケンスを探索する(ステップS7
6)。
【0050】
【表4】
【0051】
【表5】
【0052】ここでは、実行可能シーケンスが有るか否
かを判断し(ステップS77)、実行可能シーケンスが
無ければステップS71に進み、実行可能シーケンスが
有れば該当するウェハタスクの状態フラグを1にして、
ウェハ滞留位置テーブルを更新する(ステップS7
8)。
【0053】この後、指令信号をシーケンサに出力し
(ステップS79)、ステップS71に戻って上記と同
様の動作を繰り返す。
【0054】例えば、上記プロセスにおいて処理が進
み,図4の状態になった場合を想定すると、このドライ
エッチング装置に搬送されてきた6枚のウェハNo1〜
No6の状態は、以下の通りになっている。
【0055】ウェハNo1.第3反応室13においてエ
ッチング処理中である。
【0056】ウェハNo2.第2反応室12から移載室
14への移動完了であり、第3反応室13への移動待ち
である。
【0057】ウェハNo3.第2反応室12においてエ
ッチング処理完了で、移載室14への移動待ちである。
【0058】ウェハNo4.第1反応室11においてエ
ッチング処理完了で、移載室14への移動待ちである。
【0059】ウェハNo5.ウェハカセット19から予
備室16への移動完了で、移載室14への移動待ちであ
る。
【0060】ウェハNo6.予備室16への移動待ちで
ある。
【0061】また、このときの各ウェハタスクのウェハ
シーケンステーブルは表6、ウェハ情報テーブルは表7
に示される状態に変化している。
【0062】ここで、各ウェハタスクについて説明する
と、 ウェハタスクNo1.ステップ番号が14(ウェハカセ
ット19,20の位置)ではないので、スケジュールコ
ントロールタスクにステップ番号10を送信して状態フ
ラグが0になるのを待っている。
【0063】ウェハタスクNo2.ステップ番号が14
ではないので、スケジュールコントロールタスクにステ
ップ番号9を送信して状態フラグが1になるのを待って
いる。
【0064】ウェハタスクNo3.ステップ番号が14
ではないので、スケジュールコントロールタスクにステ
ップ番号8を送信して状態フラグが1になるのを待って
いる。
【0065】ウェハタスクNo4.ステップ番号が14
ではないので、スケジュールコントロールタスクにステ
ップ番号5を送信して状態フラグが1になるのを待って
いる。
【0066】ウェハタスクNo5.ステップ番号が14
ではないので、スケジュールコントロールタスクにステ
ップ番号2を送信して状態フラグが1になるのを待って
いる。
【0067】ウェハタスクNo6.ステップ番号に1
を、状態フラグに0をそれぞれ代入し、スケジュールコ
ントロールタスクにステップ番号1を送信して状態フラ
グが1になるのを待っている。
【0068】
【表6】
【0069】
【表7】
【0070】また、スケジュールコントロールタスクに
ついては、実行可能な全てのシーケンスを探索してお
り、その一例を示せば以下の通りである。
【0071】.ウェハタスク2よりステップ番号9の
送信があると、表8のシーケンススケジュールテーブル
におけるステップ9の位置から工程が(3) 、現在の滞留
位置が、移動先の滞留位置がであることを読み出
す。
【0072】.ウェハタスク3よりステップ番号8の
送信があると、表6のシーケンススケジュールテーブル
におけるステップ8の位置から工程が(4) 、現在の滞留
位置が、移動先の滞留位置がであることを読み出
す。
【0073】.ウェハタスク4よりステップ番号5の
送信があると、表6のシーケンススケジュールテーブル
におけるステップ5の位置から工程が(4) 、現在の滞留
位置が、移動先の滞留位置がであることを読み出
す。
【0074】.ウェハタスク5よりステップ番号2の
送信があると、表6のシーケンススケジュールテーブル
におけるステップ2の位置から工程が(2) 、現在の滞留
位置が、移動先の滞留位置がであることを読み出
す。
【0075】.ウェハタスク6よりステップ番号1の
送信があると、表6のシーケンススケジュールテーブル
におけるステップ1の位置から工程が(1) 、現在の滞留
位置が、移動先の滞留位置がであることを読み出
す。
【0076】.工程(1) の要求があるとき、予め作成
した表5のシーケンス実行条件からウェハ滞留位置に
おけるウェハの有無を表8のウェハ情報テーブルにて検
索すると、ウェハ有りなので、工程(1) のシーケンス1
は実行できないと判断する。
【0077】.工程(2) の要求があるとき、上記シー
ケンス実行条件からウェハ滞留位置におけるウェハの
有無を上記表8のウェハ情報テーブルにて検索すると、
ウェハは有るが工程(5) の要求はないので、シーケンス
3は実行できないと判断する。
【0078】.工程(3) の要求があるとき、上記シー
ケンス実行条件からウェハ滞留位置におけるウェハの
有無を上記ウェハ情報テーブルにて検索すると、ウェハ
は有るが工程(4) を要求しているウェハ滞留位置がに
なっていないので、シーケンス6は実行できないと判断
する。
【0079】.工程(4) の要求があるとき、上記シー
ケンス実行条件からウェハ滞留位置におけるウェハの
有無とウェハ滞留位置におけるウェハの有無(予約な
し)とを上記ウェハ情報テーブルにて検索すると、ウェ
ハ滞留位置のウェハ工程のnが等しい工程(3) を要求
しているものがないので、シーケンス4,5は実行でき
ないと判断する。従って、現在新しく起動できるシーケ
ンスはないといえる。
【0080】
【表8】
【0081】つぎに、第1ないし第3反応室11〜13
のエッチングシーケンスNo12が終了すると、シーケ
ンサ5〜8よりシーケンス終了がスケジュールコントロ
ールタスクに伝えられ、ウェハタスクNo1のウェハシ
ーケンステーブルの状態フラグを0、ステップ番号を1
1としウェハ情報テーブルの処理中フラグを0、処理完
了フラグを1とする(表9参照)。
【0082】
【表9】
【0083】ウェハタスクNo1は、状態フラグが0と
なったので、ステップ番号11を送信する。
【0084】スケジュールコントロールタスクは、ステ
ップ番号11の送信があるので、表6のシーケンススケ
ジュールテーブルにおけるステップ番号11の位置から
工程が(4) 、現在の滞留位置が、移動先の滞留位置が
であることを読み出し、実行可能シーケンスを上記と
同様の方法にて探索する。
【0085】この場合、ウェハタスクNo1とウェハタ
スク4の工程(4) が可能となっているので、タスクNo
1,No8の同時移動シーケンスNoを6、状態フラグ
を1とし(表10参照)、該当シーケンサ5〜8にシー
ケンスを出力する。以下、上記と同様の手順で処理が実
行される。
【0086】
【表10】
【0087】以上のように、本実施例によれば、タスク
管理によってスループットを最短にすることができ、こ
のシーケンス制御に基づいて作動するシーケンサ5〜8
がシーケンスプログラムを実行することにより、エッチ
ング処理中にウェハ10の搬送を行っているとき、エッ
チング処理が完了した反応室があると、直ちにウェハ1
0が送給され、交換により搬出されることになる。ま
た、順次搬送されるウェハ10は、待機中に予約がなさ
れて処理済反応室に対し即時に送給されるので、3基の
反応室に対するウェハ10の搬送がロスタイムなく行わ
れ、ウェハ10のエッチング処理プロセスが高速度とな
る。
【0088】
【発明の効果】予め設定される実行条件に基づいてウェ
ハ収納部の未処理ウェハを最小時間で処理室に搬送させ
てエッチング処理を行なわせ、処理済ウェハを搬出させ
てウェハ収納部に格納するので、複数の処理室に対する
ウェハの搬送がロスタイムなく行われるから、エッチン
グ処理プロセスの効率が高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る制御部の電気的ブロック
線図である。
【図2】ドライエッチング装置の概略構成図である。
【図3】ドライエッチング装置のプロセス処理を示す説
明図である。
【図4】ドライエッチング装置におけるウェハの位置を
示す説明図である。
【図5】自動スケジューリングタスクの動作を説明する
フローチャートである。
【図6】ウェハタスクの動作を説明するフローチャート
である。
【図7】スケジュールコントロールタスクの動作を説明
するフローチャートである。
【図8】従来のドライエッチング装置の概略構成図であ
る。
【符号の説明】
1 制御部 3 メモリ 5 搬送系用シーケンサ 5b アクチュエータ 10 ウェハ 11 第1反応室 12 第2反応室 13 第3反応室 19 ウェハカセット 20 ウェハカセット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/3065 G05B 19/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェハ収納部に収納された未処理ウェハ
    を予備室に搬送した後、前記未処理ウェハを移載室に搬
    送し、エッチング処理を行なうための複数の処理室のう
    ち必要なエッチング処理が行われる処理室に前記未処理
    ウエハを供給し、複数の処理室から処理済ウェハを前記
    移載室に受け取ることを行って、複数の処理室にてウェ
    ハ収納部から供給される未処理ウェハにエッチング処理
    を施し、処理済ウェハをウェハ収納部に収納するドライ
    エッチング方法において、予め設定した搬送手段によるウエハの搬送および各反応
    室におけるエッチング処理のそれぞれを個別に実行する
    シーケンサ毎に必要なシーケンス内容、および各シーケ
    ンスの実行条件に関するシーケンス情報と、各ウエハ毎
    の処理順、搬送順、およびそれに対応した位置、ステッ
    プに関するウエハ情報とを記憶しておき、所定のタスク
    管理プログラムに従い前記シーケンス情報およびウエハ
    情報から、 前記一連のウエハ取り扱い動作を実行する工程につき、
    ウェハ収納部から未処理ウェハを取り出し予備室に搬送
    する工程(1)、工程(1)に次いで、予備室と移載室
    との間の未処理ウェハおよび処理済ウェハを交換する工
    程(2)、工程(2)に次いで、移載室と複数の処理室
    との間で未処理ウェハと処理済ウェハとを交換する動作
    と、前記未処理ウエハを供給された処理室にて未処理ウ
    エハにエッチング処理を行う動作の組とを、処理すつ毎
    に選択して行なう工程(3)、工程(3)に次いで、移
    載室と複数の処理室との間で未処理ウエハと処理済ウエ
    ハとの交換を個別に行う複数の動作を行う工程(4)、
    工程(4)に次いで、予備室と移載室との間で未処理ウ
    エハと処理済ウエハの交換を行う工程(5)、工程
    (5)に次いで、予備室の処理済ウエハをウエハ収納部
    に収納する工程(6)、をそれぞれ設定して各工程
    (1)〜(6)を前記各シーケンサの対応するものにて
    実行すると共に、ウエハの現在位置とそのウエハに関する上記ウエハ情報
    からそのウエハがどのステップにあるかを判定するとと
    もに、予備室、移載室、各反応室でのウエハの有無や処
    理の現在状態を判定し、これら判定結果と、上記シーケ
    ンス情報およびウエハ情報とから、各工程に係るシーケ
    ンスの実行可否を判定し、実行可能なシ ーケンスに基づ
    き各位置における処理済ウエハと処理待ちウエハとの入
    れ替えを対応するシーケンサにより行なう ことを特徴と
    するドライエッチング方法。
  2. 【請求項2】 ウエハの入れ替えはダブルアームにより
    行なう請求項1に記載のドライエッチング方法。
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