JP3294836B2 - 曲り階段及び曲り階段の段板 - Google Patents
曲り階段及び曲り階段の段板Info
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- E04F11/02—Stairways; Layouts thereof
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Description
階段の段板に関し、詳しくは、木造住宅等の建築物に設
けられ、居住者等が直線的に上り下りをする直線部と方
向転換しながら上り下りをする曲り部とを備えた曲り階
段と、該曲り階段の曲り部に配設される段板とに関す
る。
板を所定の位置に配列して両側から支持する側桁とによ
って構成される。この種の階段は、施工時に各段板及び
側桁を加工すると熟練した作業者によっても比較的長時
間を要し、作業効率が悪い不都合があった。そこで、施
工時に各段板と側桁とを組立てるだけで階段を形成する
ことができる所謂プレカット階段が知られている。プレ
カット階段は、工場でプレカットされた段板及び側桁を
階段の形態に応じて組み合わせて施工現場へ出荷する。
これにより、施工現場で階段を組立てるときには、各段
板の仕上げ加工が施された踏面を上面に向けて側桁間に
組み付けるだけでよく、作業者が施工時に各段板及び側
桁を加工する場合に比して、作業者の熟練度に依存する
ことなく、工期を短縮することができると共に、加工ミ
スによる材料のムダを省くことができる。
的に上り下りが行なわれる直線階段と、上り下りの途中
で方向変換する曲り階段とがあり、該曲り階段には、右
方向に曲がりながら(或いは廻りながら)上る右曲り階
段と、左方向に曲がりながら(或いは廻りながら)上る
左曲り階段とがある。
設して形成されるが、前記曲り階段は、段板を直線的に
配設した直線部と段板を曲がり方向に沿って配設した曲
り部とを組み合わせることにより形成される。前記直線
階段と、前記曲り階段の直線部とに配設される各段板
は、左右対称の形状であって夫々同一形状に形成されて
いる。一方、前記曲り階段の曲り部に配設される各段板
は、左右非対称に形成されており、具体的な一例を挙げ
れば、曲り方向の外周側に位置する外側縁部が曲り方向
の内周側に位置する内側縁部より幅寸法が大きい平面視
大略三角形状に形成されている。そして、該曲り部に使
用する各段板は、前記右曲り階段用のものと前記左曲り
階段用のものとで同じ形状であるにもかかわらず、踏面
とする仕上げ加工が各々で反対側の面に施されている。
即ち、曲り部の各段板は、前記右曲り階段の曲り部にお
いては、幅寸法の広い方の側縁が上り方向から見て左側
に位置するように配設され、このとき上面となる側にの
み踏面とするラッカー塗装等の仕上げ加工が施されてい
る。逆に、前記左曲り階段の曲り部においては、幅寸法
の広い方の側縁が上り方向から見て右側に位置するよう
に配設され、このとき上面となる側にのみ踏面とするラ
ッカー塗装等の仕上げ加工が施されている。
る段板と左曲り階段の曲り部に使用する段板とが異なる
ために、前記プレカット階段は、右曲り階段用の各段板
と、左曲り階段用の各段板との両方を在庫として保管し
ておき、施工する住宅の設計に応じて何れかの階段を選
択して施工現場へ出荷することが行なわれている。
数や踊り場の有無等によって複数種類の在庫が必要であ
るうえに、直線階段を除くそれらの各種類毎に前述した
ように右曲り階段用と左曲り階段用の在庫が必要である
ため、広い在庫スペースが必要となる不都合がある。
た左右夫々のセットを組む場合にも、右曲り階段用と左
曲り階段用とで曲り部に使用する段板の選択を誤るとい
った選択ミスが発生するおそれがある。
は、階段の段数や踊り場の有無等に応じた選択だけでな
く、右曲りであるか左曲りであるかの選択が必要であ
り、選択作業が煩雑となるため出荷時の作業効率が低下
し、出荷遅延が生じる不都合がある。
て、本発明は、在庫として保管する際の在庫スペースを
削減することができ、しかも、曲り階段の曲り方向に応
じた選択作業を不要として出荷時の作業効率を向上する
ことができると共に、施工現場での組立てを容易に行な
うことができる曲り階段及び曲り階段の段板を提供する
ことを目的とする。
めに、本発明は、左右対称形状の段板が配設された直線
部と、左右非対称形状の段板が配設された曲り部とを備
える曲り階段において、前記左右非対称形状の段板は、
曲り方向が右方向の曲り部に配設したときに上面となる
一方の水平面に踏面として使用可能な仕上げ加工が施さ
れており、且つ、該段板を反転させて曲り方向が左方向
の曲り部に配設したときに上面となる他方の水平面に前
記一方の水平面と同一の仕上げ加工が施されていること
を特徴とする。
の水平面とに同一の仕上げ加工が施されている左右非対
称形状の段板を前記曲り部に配設するので、該段板の一
方の水平面を踏面として前記曲り部に配設することで右
曲り階段を形成することができ、また、該段板を反転さ
せて他方の水平面を踏面として前記曲り部に配設すれ
ば、左曲り階段を形成することができる。なお、前記直
線部に配設される段板は左右対称形状であるので、該段
板を反転させることなく左右何れの曲り階段であっても
前記直線部を形成することができる。
階段用の段板と左曲り階段用の段板とが共通化されるの
で、例えば工場においてプレカットして保管する場合
に、右曲り階段用の段板と左曲り階段用の段板との両方
を保管することが不要となり、在庫スペースを小とする
ことができる。更に、施工現場へ出荷する場合には、段
板について右曲り用であるか左曲り用であるかの煩わし
い選択が不要となるので、出荷時の作業を軽減して迅速
に出荷することができる。
状の段板は、その段鼻に沿った両水平面に同一形状の凹
溝を備え、踏面として選択された一方の水平面の凹溝は
滑り止め部材の装着溝とされ、他方の水平面の凹溝は蹴
込板の連結溝とされることを特徴とする。
との何れを形成する場合であっても、反転して上面とな
る側の凹溝に滑り止め部材を装着し、下面となる側の凹
溝に蹴込板を連結する。これにより、施工現場において
凹溝の加工作業が不要となるので、階段の組立てを容易
として工期を短縮することができる。
設された直線部と、左右非対称形状の段板が配設された
曲り部とを備える曲り階段において、少なくとも前記曲
り部を構成する各段板の両側に設けられて各段板の側端
縁部を支持する側桁は、前記曲り部の曲り方向が右方向
であるとき、該曲り部に配設される各段板の一側端縁部
を組付け支持する組付け凹部が一方の垂直面に形成され
ており、且つ、前記曲り部の曲り方向が左方向であると
き、該曲り部に配設される各段板の他側端縁部を組付け
支持する組付け凹部が他方の垂直面に形成されているこ
とを特徴とする。
の垂直面との両方に前記凹部が形成されている側桁を設
けたので、該側桁の一方の垂直面により各段板を支持す
ることで右曲り階段を形成することができ、また、該側
桁の他方の垂直面により各段板を支持することで左曲り
階段を形成することができる。
階段用の側桁と左曲り階段用の側桁とが共通化されるの
で、例えば工場においてプレカットして保管する場合
に、右曲り階段用の側桁と左曲り階段用の側桁との両方
を保管することが不要となり、在庫スペースを小とする
ことができる。更に、施工現場へ出荷する場合には、側
桁についての右曲りか左曲りかの選択が不要となるの
で、出荷時の作業を軽減して迅速に出荷することができ
る。
される左右非対称形状の段板において、該段板は、上下
の両水平面に踏面として使用可能な同一の仕上げ加工が
施されており、一方の水平面を上面に位置させて踏面と
したとき、曲り方向が右方向の曲り部を形成し、該段板
を反転させて他方の水平面を上面に位置させて踏面とし
たとき、曲り方向が左方向の曲り部を形成することを特
徴とする。
して使用可能な同一の仕上げ加工が施されているので、
何れか一方の水平面を踏面として選択することにより、
左右何れの曲り方向であっても所望の曲り部を容易に形
成することができる。
て前記曲り部に配設することで右曲り階段を形成するこ
とができ、また、該段板を反転させて他方の水平面を踏
面として前記曲り部に配設すれば、左曲り階段を形成す
ることができる。このように、前記段板においては、右
曲り階段用と左曲り階段用とで共通化することができる
ので、例えば工場においてプレカットして保管する場合
に、右曲り階段用の段板と左曲り階段用の段板との両方
を保管することが不要となり、在庫スペースを小とする
ことができる。更に、施工現場へ出荷する場合には、段
板について右曲りか左曲りかの選択が不要となるので、
出荷時の作業を軽減して迅速に出荷することができる。
する場合においては、その両水平面に同じ加工を施す作
業を行なえばよいので、プレカット時の作業効率を向上
させることができる。
平面に同一形状の凹溝を備え、踏面とされた一方の水平
面の凹溝は滑り止め部材の装着溝とされ、他方の水平面
の凹溝は蹴込板の連結溝とされることを特徴とする。
方の水平面を踏面とする場合に、該踏面側の凹溝に滑り
止め部材を装着することができ、他方の水平面の凹溝に
蹴込板を装着することができる。このように、該凹溝は
両水平面に同一形状に設けておけばよいので、該段板を
工場等においてプレカットする場合の作業効率を向上さ
せることができる。しかも、施工現場において凹溝の加
工作業が不要となるので、階段の組立てを容易として工
期を短縮することができる。
いて説明する。図1(a)は本実施形態の曲り階段にお
ける右曲り階段を示す説明的平面図、図1(b)は本実
施形態の曲り階段における左曲り階段を示す説明的平面
図、図2(a)は図1(a)における曲り部の一部の説
明的斜視図、図2(b)は図1(b)における曲り部の
一部の説明的斜視図、図3は本実施形態の曲り階段に採
用する側桁の説明的側面図、図4(a)は他の実施形態
の曲り階段における右曲り階段を示す説明的平面図、図
4(b)は他の実施形態の曲り階段における左曲り階段
を示す説明的平面図、図5は他の実施形態の曲り階段に
採用する側桁の説明的側面図、図6は曲り部に配設され
る段板の一つを示す説明的斜視図である。
造住宅に設けられるものであり、工場において各部品が
プレカットされ、施工現場において組立てられるプレカ
ット階段と言われるものである。そして、本実施形態の
曲り階段Aは、木造住宅の設計に応じて、図1(a)に
示すように右方向に180°方向転換しつつ上る右曲り
階段1と、図1(b)に示すように左方向に180°方
向転換しつつ上る左曲り階段2とを選択的に形成できる
ものである。
に、左右対称形状(平面視長方形状)の複数の段板3
(本実施形態においては8枚設けられているが、何れの
形状も同一であるので同一の符号を付す)と、左右非対
称形状の4枚の段板4,5,6,7とを備えている。左
右対称形状の段板3は上り始め側の第1直線部8と、上
り終わり側の第2直線部9とに所定枚数ずつ(4枚ず
つ)配設され、左右非対称形状の段板4,5,6,7は
方向転換しつつ上る曲り部10に配設される。前記第1
直線部8と曲り部10との間には踊場11が設けられ、
第2直線部9は曲り部10に連続して設けられている。
前記左右非対称の段板4,5,6,7は、夫々が、曲り
方向の内周側よりも外周側の幅寸法が大とされた平面視
大略三角形状に形成されている。
側縁部が第1側桁12及び第2側桁13により支持され
ている。曲り部10及び第2直線部9の各段板3,5,
6,7は、曲り方向の外周側の側縁部が第3側桁14及
び第4側桁15により支持され、曲り方向の内周側の側
縁部が方建て16及び第5側桁17により支持されてい
る。
よって支持され該踊場11の外周側には幅木18が設け
られている。また、図示しないが、各側桁12,14,
15は階段室の内装壁に一体に固定され、各側桁13,
17及び方建て16は階段室の仕切り壁に一体に固定さ
れる。
は、図1(a)に示す右曲り階段1と曲り部10の曲り
方向が異なるのみで、各段板3,4,5,6,7、各側
桁12,13,14,15,17、及び方建て16は、
右曲り階段1と同様のものが使用されている。
7は、図2(a)及び図2(b)に示すように夫々の上
下両側の水平面に同一の仕上げ加工が施されている。該
仕上げ加工においては例えば、上下の水平面が何れも踏
面として使用できるようにラッカー塗装が施される。各
段板4,5,6,7の一方の水平面を上側に向けて配設
した場合には、図2(a)に示すように、曲り方向が右
方向の曲り部10が形成され、各段板4,5,6,7を
反転させて、他方の水平面を上側に向けて配設した場合
には、図2(b)に示すように、曲り方向が左方向の曲
り部10が形成される。
図1(a)及び図1(b)に示すように、右曲り階段1
であっても左曲り階段2であっても、反転させることな
く使用することができるので、踏面とする仕上げ加工は
一方の水平面にのみ施されている。また、各段板3,
4,5,6,7の間には、図2(a)及び図2(b)に
一部を示すように蹴込板19が設けられる。
うに、前記曲り部10から前記第2直線部9にかけて各
段板5,6,7,3(図1参照)の一側端縁部を係合し
て支持する段板支持凹部20と、各段板5,6,7,3
間に設ける蹴込板19(図2参照)の一側端縁部を係合
して支持する蹴込板支持凹部21とを備えている。前記
第5側桁17は、図3(b)に示すように、前記第4側
桁15に対向して前記曲り部10から前記第2直線部9
にかけての各段板6,7,3の他側端縁部及び段板5の
他側端縁部の一部を係合して支持する段板支持凹部20
と、各段板5,6,7,3間に設ける蹴込板19の他側
端縁部を係合して支持する蹴込板支持凹部21とを備え
ている。前記第3側桁14は、図3(c)に示すよう
に、前記曲り部10の一部の各段板4,5の一側端縁部
を係合して支持する段板支持凹部20と、各段板4,5
間に設ける蹴込板19の一側端縁部を係合して支持する
蹴込板支持凹部21とを備えている。前記方建て16
は、図3(d)に示すように、前記第3側桁14に対向
して前記曲り部10の一部の各段板4,5の他側端縁部
を係合して支持する段板支持凹部20と、各段板4,5
間に設ける蹴込板19の他側端縁部を係合して支持する
蹴込板支持凹部21とを備えている。
各側桁15,17,14及び方建て16は、図示した一
方の垂直面と反対側の他方の垂直面(図示されない図中
裏側)にも前記段板支持凹部20及び蹴込板支持凹部2
1と同一位置に同一形状の段板支持凹部及び蹴込板支持
凹部を備えている。これにより、図1(a)に示す右曲
り階段1を形成する場合には、図3(a)乃至図3
(d)に示す各側桁15,17,14及び方建て16の
図示した一方の垂直面の段板支持凹部20及び蹴込板支
持凹部21により各段板4,5,6,7,3が支持され
る。図1(b)に示す左曲り階段2を形成する場合に
は、図3(a)乃至図3(d)に示す各側桁15,1
7,14及び方建て16の他方の垂直面の段板支持凹部
及び蹴込板支持凹部により各段板4,5,6,7,3が
支持される。
示すように、第1直線部8の各段板3の一側端縁部を係
合して支持する段板支持凹部20と、各段板3間に設け
る蹴込板19の一側端縁部を係合して支持する蹴込板支
持凹部21とを備えている。同じように、前記第2側桁
13は、前記第1側桁12と対向して設けられるもので
あり、図3(f)に示すように、第1直線部8の各段板
3の他側端縁部を係合して支持する段板支持凹部20
と、各段板3間に設ける蹴込板19の他側端縁部を係合
して支持する蹴込板支持凹部21とを備えている。該第
1直線部8に配設される各段板3は左右対称形状である
で、第1側桁12及び第2側桁13は、図示した一方の
垂直面にのみ段板支持凹部20及び蹴込板支持凹部21
を形成しておけば、図1(a)に示す右曲り階段1と図
1(b)に示す左曲り階段2との両方に共通して用いる
ことができる。
は、曲り部10に配設される段板4,5,6,7が、一
方の水平面と他方の水平面とに同一の仕上げ加工が施さ
れているので、各段板4,5,6,7が左右非対称形状
であっても、図2(a)及び図2(b)に示すように、
曲り方向に応じて反転させるだけで左右何れの曲り部1
0であっても容易に形成することができる。更に、図3
(a)乃至図3(d)に示す各側桁15,17,14及
び方建て16は、両垂直面の同一位置に同一形状の段板
支持凹部20及び蹴込板支持凹部21が設けられている
ので、図1(a)に示す右曲り階段1と、図1(b)に
示す左曲り階段2との何れであっても容易に形成するこ
とができる。そして、右曲り階段1と左曲り階段2とが
共通化されるので、例えば工場においてプレカットして
保管する場合に、右曲り階段1と左曲り階段2との両方
を各別に保管することが不要となり、在庫スペースを小
とすることができる。
の実施例の曲り階段Bは、木造住宅の設計に応じて、図
4(a)に示すように右方向に90°曲りつつ上る右曲
り階段22と、図4(b)に示すように左方向に90°
曲りつつ上る左曲り階段23とを選択的に形成できるも
のである。
うに、左右対称形状(平面視長方形状)の複数の段板3
(何れの形状も同一である)と、左右非対称形状の4枚
の段板4,5,6,7とを備えている。左右非対称形状
の段板4,5,6,7は上り始め側の曲り部10に配設
され、左右対称形状の段板3は曲り部10に連続して上
り終わりまでの直線部24に配設される。前記曲り部1
0の下段には単一の上り始め用の段板25が設けられて
いる。左右対称形状の各段板3及び左右非対称の段板
4,5,6,7は、前述した実施形態と同じものが使用
される。即ち、前記左右非対称の段板4,5,6,7
は、夫々の上下の水平面に同一の仕上げ加工が施されて
おり、前記左右対称の段板3は、一方の水平面にのみ仕
上げ加工が施されている。
向の外周側の一側縁部が第1側桁26により支持され、
曲り方向の内周側の他側縁部が方建て27により支持さ
れている。曲り部10及び直線部24の各段板5,6,
7,3は、外周側の一側縁部が第2側桁28により支持
され、内周側の他側縁部が第3側桁29により支持され
ている。
第1側桁26により支持され、他側縁部が方建て27に
より支持されている。また、各段板25,4,5,6,
7,3の間には図示されない蹴込板(前記実施形態にお
いて説明した曲り階段Aの蹴込板19参照)が設けられ
る。更に、図示しないが、各側桁26,28は階段室の
内装壁に一体に固定され、側桁29及び方建て27は階
段室の仕切り壁に一体に固定される。
は、図4(a)に示す右曲り階段22と曲り部10の曲
り方向が異なるが、各段板25,4,5,6,7,3、
各側桁26,28,29は、右曲り階段22と同じもの
が使用されている。
うに、前記曲り部10から前記直線部24にかけて各段
板5,6,7,3の一側端縁部を係合して支持する段板
支持凹部20と、各段板5,6,7,3間に設ける蹴込
板の一側端縁部を係合して支持する蹴込板支持凹部21
とを備えている。前記第3側桁29は、図5(b)に示
すように、前記第2側桁28に対向して前記曲り部10
から前記直線部24にかけての各段板6,7,3の他側
端縁部及び段板5の他側端縁部の一部を係合して支持す
る段板支持凹部20と、各段板5,6,7,3間に設け
る蹴込板の他側端縁部を係合して支持する蹴込板支持凹
部21とを備えている。前記第1側桁26は、図5
(c)に示すように、前記曲り部10の一部の各段板
4,5の一側端縁部を係合して支持する段板支持凹部2
0と、各段板4,5間に設ける蹴込板の一側端縁部を係
合して支持する蹴込板支持凹部21とを備えている。前
記方建て27は、図5(d)に示すように、前記第1側
桁26に対向して前記曲り部10の一部の各段板4,5
の他側端縁部を係合して支持する段板支持凹部20と、
各段板4,5間に設ける蹴込板の他側端縁部を係合して
支持する蹴込板支持凹部21とを備えている。
各側桁28,29,26は、図示した一方の垂直面と反
対側の他方の垂直面(図示されない図中裏側)との両方
に前記段板支持凹部20及び蹴込板支持凹部21と同一
位置に同一形状の段板支持凹部及び蹴込板支持凹部を備
えている。これにより、図4(a)に示す右曲り階段2
2を形成する場合には、図5(a)乃至図5(c)に示
す各側桁28,29,26の図示した一方の垂直面の段
板支持凹部20及び蹴込板支持凹部21により各段板
4,5,6,7,3が支持される。また、図4(b)に
示す左曲り階段23を形成する場合には、図5(a)乃
至図5(c)に示す各側桁28,29,26の他方の垂
直面の段板支持凹部及び蹴込板支持凹部により各段板
4,5,6,7,3が支持される。
記上り始め用段板25を支持する支持段部30が形成さ
れており、該支持段部30の先端部には図示しない蹴込
板を支持する他の蹴込板支持凹部31が形成されてい
る。他の蹴込板支持凹部31は方建て27の両垂直面側
に設けておいてもよいが、該支持段部30はその一側面
が前述の図示しない階段室の仕切り壁の外方に延出して
露出するものであるので、他の蹴込板支持凹部31は曲
り方向に応じて何れか一方の垂直面に設けておくか、或
いは施工現場において形成することが好ましい。更に、
前記上り始め用段板25においては、上下の両水平面に
同一の仕上げ加工を施しておくことにより、左右の曲り
階段22,23の何れにおいても反転させて設けること
ができる。
は、曲り部10に配設される段板4,5,6,7が、一
方の水平面と他方の水平面とに同一の仕上げ加工が施さ
れているので、各段板4,5,6,7が左右非対称形状
であっても、図4(a)及び図4(b)に示すように、
曲り方向に応じて反転させるだけで左右何れの曲り部1
0であっても容易に形成することができる。更に、図5
(a)乃至図5(c)に示す各側桁28,29,26
は、両垂直面の同一位置に同一形状の段板支持凹部20
及び蹴込板支持凹部21が設けられているので、図4
(a)に示す右曲り階段22と、図4(b)に示す左曲
り階段23との何れであっても容易に形成することがで
きる。そして、少なくとも方建て27以外は、右曲り階
段22と左曲り階段23とが共通化されるので、例えば
工場においてプレカットして保管する場合に、右曲り階
段22と左曲り階段23との両方を各別に保管すること
が不要となり、在庫スペースを小とすることができる。
非対称形状の段板4,5,6,7として、仕上げ加工が
施された両水平面が平坦なものを示した。この場合に
は、図示しないが、曲り部10に配設する際に下側とな
る水平面の段鼻に沿って、前記蹴込板19を装着する凹
溝が施工現場において加工される。また、図示しない
が、工場におけるプレカット時に、左右非対称形状の段
板4,5,6,7の両水平面に、段鼻に沿って滑り止め
用の比較的浅い凹溝を形成しておいてもよい。この場合
にも、曲り部10に配設する際に下側となる水平面の段
鼻に沿って、前記蹴込板19を装着する凹溝が施工現場
において加工される。
7については、図6(a)及び図6(b)に段板4のみ
を例示するように、両水平面の段鼻32に沿った同一位
置に同一形状の凹溝33,34を形成しておいてもよ
い。なお、図6(a)は段板4の一方の水平面を踏面と
する場合を示し、図6(b)は図6(a)の段板4を反
転させて他方の水平面を踏面とする場合を示している。
該凹溝33,34は、工場におけるプレカット時に、滑
り止め部材35(例えばゴム製)と蹴込板19とが装着
可能な形状に形成される。そして、図6(a)に示すよ
うに、段板4の一方の水平面を踏面とする場合には、踏
面として露出する上側の凹溝33に滑り止め部材35を
装着し、下側の凹溝34に蹴込板19を装着する。それ
に対して、図6(b)に示すように、段板4を反転して
他方の水平面を踏面とする場合には、上側とされた凹溝
34に滑り止め部材35を装着し、下側の凹溝33に蹴
込板19を装着する。こうすることにより、工場におけ
るプレカット時に両凹溝33,34を精度良く設けてお
くことができ、しかも、施工現場において両凹溝33,
34を加工する手間を省くことができるので、曲り階段
A,Bの組立て作業が容易となるだけでなく、工期を短
縮することができる。
説明的斜視図。
側面図。
的側面図。
視図。
左曲り階段、3…左右対称形状の段板、4,5,6,7
…左右非対称形状の段板、8,9,24…直線部、10
…曲り部、14,15,17,26,28,29…側
桁、19…蹴込板、20…段板支持凹部(組付け凹
部)、32…段鼻、33,34…凹溝、35…滑り止め
部材。
Claims (5)
- 【請求項1】左右対称形状の段板が配設された直線部
と、左右非対称形状の段板が配設された曲り部とを備え
る曲り階段において、 前記左右非対称形状の段板は、曲り方向が右方向の曲り
部に配設したときに上面となる一方の水平面に踏面とし
て使用可能な仕上げ加工が施されており、且つ、該段板
を反転させて曲り方向が左方向の曲り部に配設したとき
に上面となる他方の水平面に前記一方の水平面と同一の
仕上げ加工が施されていることを特徴とする曲り階段。 - 【請求項2】前記左右非対称形状の段板は、その段鼻に
沿った両水平面に同一形状の凹溝を備え、踏面として選
択された一方の水平面の凹溝は滑り止め部材の装着溝と
され、他方の水平面の凹溝は蹴込板の連結溝とされるこ
とを特徴とする請求項1記載の曲り階段。 - 【請求項3】左右対称形状の段板が配設された直線部
と、左右非対称形状の段板が配設された曲り部とを備え
る曲り階段において、 少なくとも前記曲り部を構成する各段板の両側に設けら
れて各段板の側端縁部を支持する側桁は、前記曲り部の
曲り方向が右方向であるとき、該曲り部に配設される各
段板の一側端縁部を組付け支持する組付け凹部が一方の
垂直面に形成されており、且つ、前記曲り部の曲り方向
が左方向であるとき、該曲り部に配設される各段板の他
側端縁部を組付け支持する組付け凹部が他方の垂直面に
形成されていることを特徴とする曲り階段。 - 【請求項4】曲り階段の曲り部に配設される左右非対称
形状の段板において、 該段板は、上下の両水平面に踏面として使用可能な同一
の仕上げ加工が施されており、一方の水平面を上面に位
置させて踏面としたとき、曲り方向が右方向の曲り部を
形成し、該段板を反転させて他方の水平面を上面に位置
させて踏面としたとき、曲り方向が左方向の曲り部を形
成することを特徴とする曲り階段の段板。 - 【請求項5】前記段板は、その段鼻に沿った両水平面に
同一形状の凹溝を備え、踏面とされた一方の水平面の凹
溝は滑り止め部材の装着溝とされ、他方の水平面の凹溝
は蹴込板の連結溝とされることを特徴とする請求項4記
載の曲り階段の段板。
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