JPH0333354A - カーブ階段用部材の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】 本発明は、カーブ用階段を形成するためのカーブ階段用
部材であるカーブ桁とカーブ手すりとを製造するための
方法に関する発明である。 【従来の技術１ 従来カーブ階段を構成する部材であるカーブ桁、カーブ
手すりはそれぞれ別々の部材を所定の３次元的カーブと
なるように別々に曲げて形成し、この別々の部材を別々
に曲げて形成したものをそれぞれ加工してカーブ桁、カ
ーブ手すりを形成していた。 【発明が解決しようとする課題］ ところが、上記した従来の方法にあっては、カーブ手す
りとカーブ桁とを別々に曲げて形成するので製造が面倒
であり、また、別々の素材を使用する点及び別々に形成
する点という２点によりカーブ桁とカーブ手すりとが全
く同じ曲率となりに（＜、このため、現場でカーブ階段
を組み立てて形成するに当たり、カーブ桁の上に立てた
手すり支持用支柱の上にカーブ手すりがびった９と乗ら
ない場合が生じ、無理に接合しようとすれば、カーブ桁
とカーブ手すりがずれてしまい見苦しいという問題があ
った。 本発明は上記した従来例の問題点に鑑みて発明したもの
であって、その目的とするところ１土、カーブ桁とカー
ブ手すりとを同時に曲げて製造でき、また、カーブ桁と
カーブ手すりとを同じ曲率に形成できて、組み立て時に
おけるずれ等がなく、現場施工の仕上がりがよくなるカ
ーブ階段用部材の製造方法を提供するにある。 【課題を解決するための手段］ 本発明のカーブ階段用部材の製造方法は、カーブ階段用
素材１を３次元的に曲げ、この３次元的に曲げたカーブ
階段用素材１を３次元的に曲げたカーブに沿って２つ割
りして一方をカーブ部２とすると共に他方をカーブ手す
り３とすることを特徴とするものであって、このような
＃ｌＩ或を採用することで、上記した本発明の目的を達
成したものである。 ［作用］ しかして、カーブ階段用素材１を３次元的に曲げ、この
３次元的に曲げたカーブ階段用素材１を３次元的に曲げ
たカーブに沿って２つ割りして一方をカーブ部２とする
と共に他方をカーブ手すり３とすることで、カーブ部２
とカーブ手すり３とを同時に形成できるとともに両者を
同一の曲率とすることができるようになった。 ［実施例］ 以下本発明を添付図面に示す実施例に基づいて詳述する
。 集成材、合板等のカーブ階段用素材１を曲げ付与部材４
により３次元的に曲げる。この場合、例えば、第１図に
示すように略半円柱状の曲げ付与部材４の外面に沿って
カーブ階段用素材１をセクトし、曲げ付与部材４に設け
ている押し付は兵５によりカーブ階段用素材１を曲げ付
与部材４の外面に押し当てでカーブ階段用素材１を３次
元的に曲げるものである。ここで、押し付は兵５として
は、例えば第２図のように押し当て部６をエフ−シリン
グや油圧シリング−等のシリンダー７１こより移動させ
てカーブ階段用素材１を曲げ付与部材４の外面に押し当
てるようにしたものや、あるいは、第３図に示すように
カーブ階段用素材１の外面に突設したボルト８に押し当
て部６を通し、ナツト９により締め付けることで押し当
て部６によりカーブ階段用素材１を曲げ付与部材４の外
面に押し当てるようにしたもの等が考えられるが、もち
ろんこれにのみ限定されず、カーブ階段用素材１を曲げ
付与部材４の外面に押し当てるものであれば他の種々の
方法が採用できるものである。カーブ階段用素材１は例
えば集成材であり、この集成材を３−一程度の厚さに薄
くスライスしたものに接着剤を塗布し、これを多層にし
て曲げ付与部材４の外面にセットして３次元的に曲げた
状態を押し付は兵５により保持し、接着剤が硬化した後
、押し付は兵５による押し付けを外し、３次元的に曲が
ったカーブ階段用素材１を取り出すものである。 カーブ階段用素材１が合板の場合には合板を接着剤を介
して多層重ねて曲げ付与部材４の外面にセットし、上記
と同様にして３次元に曲げたカーブ階段用素材１を形成
する。このようにして形成した３次元的に曲がったカー
ブ階段用素材１を第４図の一点鎖線で示すカットライン
１０（このカットライン１０は３次元的に曲がったカー
ブ階段用素材１の３次元的に曲げたカーブに沿っている
）に沿って切断して第５図に示すように一方をカーブ部
２とし、他方をカーブ手すり３とするものである。この
ようにすることで、カーブ部２の素材とカーブ手すり３
の素材とが同じでかつ同じ３次元的曲面に曲げるので両
者の曲率を全（同一とすることができるものである。カ
ーブ部２及びカーブ手すり３はその後、各々仕上げ加工
を施すものである。なお、カーブ階段用素材１を３次元
的に曲げる前（すなわち平坦面の時）カーブ階段用素材
１にあらかじめカットライン１０を表示しておいてもよ
い、この場合、３次元的に曲げる前の平坦なカーブ階段
用素材１に長手方向に平行に直線を書くことでカットラ
イン１０の表示ができるものであり、このカットライン
１０はカーブ階段用素材１を３次元的に曲げる場合にカ
ットライン１０６３次元的に曲げることがきるようにな
っている。 そして、２つ割り時にこの３次元的に曲がったカットラ
イン１０に沿って切断することでカーブ部２とカーブ手
すり３とに簡単且つ正確に２つ割りすることができるよ
うになっている。 上記のようにして形成したカーブ部２及びカーブ手すり
３は別に形成した踏み板１１、蹴込み板１２、手すり支
持支柱１３等と共に現場に搬送して、これらの部材を現
場で第６図乃至第８図に示すように組み立て施工してカ
ーブ階段Ａを形成するものである。この組み立てに当た
り、カーブ桁２の上に手すり支持支柱１３を立設し、手
すり支持支柱１３の上にカーブ手すり３を乗せて結合す
る際、カーブ桁２の上に立設した手すり支持支柱１３の
上にカーブ手すり３をぴったりと合わせて釆せて結合で
きるものであって、カーブ桁２とカーブ手すり３とがず
れないようになっている。 ところで、上記した実施例において、カーブ階段用素材
１を集成材により形成すると、合板などでカーブＩｌ１
段用素材１を形成するものよりも外観が優れており、踏
み板等の他の部材との調和がはかれ、外観がきれいに仕
上がるものである０、±た、合板にくらべ全体が無垢の
集成材のため加工がし易いものである。 第９図、第１０図には曲げ付与部材４の他の実施例が示
してあり、この実施例にあっては、曲げ付与部材４が複
数本の支柱４ａにより形成してあり、この支柱４ａの上
端部乃至下端部のうち一方または両方を上下移動機構（
図示せず）により移動自在とし、支柱４ａの上下端部を
天井部１４と床１５とに押し付け、このようにして立設
する支柱４ａを複数本の支柱４ａの外面を結ぶ仮想面が
任意の曲面（つまり、必要とする任意のカーブ階段の曲
率と同じ曲率の曲面）となるようにし、この複数本の支
柱４ａの外面にカーブｌＩ！９段用素材１を斜めにセッ
トしくつまりカーブ階段用素材１の一端部が前場側の支
柱４ａの下部に位置し、他端部が後端側の支柱４ａの上
部に位置するように斜めにセットし）で、押し付は共５
によりカーブ階段用素材１を支柱４ａの外面に押し当て
てカーブ階段用素材１を３次元的に曲げるものである。 このように複数本の支柱４ａによって曲げ付与部材４を
形成しておくと、複数本の支柱４ａの立設状態を選択し
て複数本の支柱４ａの外面を結ぶ仮想面を自由に変化さ
せることができて、カーブ階段用素材１を任意の曲率に
曲げることができるものである。 ［発明の効果Ｊ 本発明にあっては、叙述のようにカーブ階段用素材を３
次元的に曲げ、この３次元的に曲げたカーブ階段用素材
を３次元的に曲げたカーブに沿って２つ割りして一方を
カーブ桁とすると共に他方をカーブ手すりとするので、
カーブ桁とカーブ手すりとを同時に曲げて製造できて製
造が簡単となり、また、カーブ桁とカーブ手すりとを同
じ曲率に形成できて、組み立て時におけるずれ等がなく
、現場での組み立てが簡単且つ正確にできて仕上が９が
良くなるものである。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明においてカーブ階段用素材を３次元的に
曲げる一実施例の斜視図、第２図は同上の押し当て共の
一実施例の断面図、第３図は同上の押し当て兵の他の実
施例の断面図、第４図は３次元的に曲げたカ−ブ階段用
素材の斜視図、第５図は同上のカーブ階段用素材から２
つ取りしたカーブ桁とカーブ手すりとの斜視図、第６図
は同上のカーブ桁とカーブ手すりとを使用したカーブ階
段の斜視図、第７図は同上の平面図、第８図は同上の正
面図、第９図は本発明のカーブ階段用素材を３次元的に
曲げる他の実施例の斜視図、第１０図は同上に使用する
支柱の斜視図であって、１はカーブ階段用素材、２はカ
ーブ桁、３はカーブ手すりである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）カーブ階段用素材を３次元的に曲げ、この３次元
   的に曲げたカーブ階段用素材を３次元的に曲げたカーブ
   に沿って２つ割りして一方をカーブ桁とすると共に他方
   をカーブ手すりとすることを特徴とするカーブ階段用部
   材の製造方法。