JP3294831B2 - 上げ下げ障子の吊りワイア調節装置 - Google Patents

上げ下げ障子の吊りワイア調節装置

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勝則 中村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、所謂上げ下げ窓
或いは上げ下げ障子ドアの上げ下げ障子の吊りワイア調
節装置(以下単にワイア調節装置という)に係り、特
に、吊りワイアの調節量を長期間安定に維持することが
できるワイア調節装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上げ下げ窓或いは上げ下げ障子ドアと
は、嵌め込んだ障子を上下に移動させて通風を図ること
ができるようにした窓或いはドアのことで、例えばドア
を例にとって説明すると、図1乃至図3に示すように、
ドア1のフレームを構成する一対の縦枠2、2が仕切壁
3によって断面略ヨ字形に成形され、内側及び外側ガイ
ド溝4、5(図2参照)が形成されている。
【0003】この内側及び外側ガイド溝4、5には、図
1及び図3に示すように、夫々ガラス板を嵌め込んだ内
側及び外側障子6、7がガイド溝4、5に沿って上下方
向に移動可能に案内、装着されている。
【0004】これら内側及び外側障子6、7は、夫々の
両側において、仕切壁3の一部を切り欠いて設けられた
滑車8に、これに巻き掛けられた吊りワイア9を介し
て、担持されている。
【0005】上記吊りワイア9の両端は、通常、内側及
び外側障子6、7の側端縁下端に突設された案内ブロッ
ク11に係止される。
【0006】上記のように構成された上げ下げ障子ドア
は、例えば内側障子6を下げると、その分外側障子を吊
り下げているワイア9が上昇するので、内側障子の上方
及び外側障子の下方に隙間ができ、この隙間を介して通
風を図ることができるばかりでなく、その隙間の量を調
節することができる。
【0007】なお、図1において符号12は摩擦を利用
して障子を縦枠に固定する上げ下げロックの摘みを示
し、この摘み12を弛めてから手で障子を動かし、隙間
の量を設定した後は摘み12を反対方向に回して障子を
固定する。この上げ下げロックの構造については、公知
であるしまた本発明の要旨ではないので、更に詳細な説
明を省略する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た上げ下げ障子は、吊りワイア9の製作誤差に基づく長
さの減少、或いは経年変化による伸びがあると、何れの
場合も障子が閉り切れずに窓或いはドアの上部に隙間が
生じることになる。
【0009】上記吊りワイアの長さを調節するため、例
えば実開昭56−121863号に記載された考案によ
るワイア調節装置は、調節ねじにより前記滑車8の取付
位置を上下方向に調節したり、或いは特許第28591
10号に係る特許公報に記載されたワイア調節装置のよ
うに、吊りワイア9の一端を調節ねじを及び撚り戻し装
置を介して障子の案内ブロックに係止するようにしてい
る。
【0010】しかしながら、上記したワイア調節装置
は、窓やドアの開け閉めのときの衝撃により調節ねじが
弛み、通常吊りワイア9の長さが増大して障子が閉り切
れなくなるので、しばしば調節を繰り返さなければ成ら
ない、という不都合がある。
【0011】そこで、この発明は、上記した不都合を解
消し、吊りワイアの調節量を長期間安定に維持すること
ができるワイア調節装置を提供することを目的としてい
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明は、上げ下げ窓或いは上げ下げ障子ドアの
フレームを構成する縦枠内面に固定された滑車と、この
滑車に巻き掛けられ、両端部を縦枠の長さ方向に垂下さ
せた吊りワイアと、内側及び外側障子の何れか一方の側
端縁下端部に突設され、吊りワイアの一端を固定した第
1案内ブロックと、内側及び外側障子の他方の側端縁下
端部に突設され、外側に開口したU字形の切欠を有する
水平な棚板を形成した第2案内ブロックと、上端に吊り
ワイアの他端を固定し、下端に雌ねじ孔を形成した撚り
戻しと、下端に形成されたボルトと同様の頭部を棚板の
下面に係止させると共に、この頭部の下面に工具係合凹
部を形成し、棚板の切欠に挿入された状態で上端部を撚
り戻しの雌ねじ孔に螺合させた調節ねじと、第2案内ブ
ロックの棚板下面に装着され、調節ねじのフランジ側面
に弾接する拘束部材を備えたキャップとを有することを
特徴とする。
【0013】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図4乃至図8を
参照して説明する。図4乃至図7において符号13は第
1案内ブロックを、符号14は第2案内ブロックを夫々
示す。
【0014】説明の都合上第2案内ブロック14につい
て先に説明すると、この第2案内ブロック14は、図5
及び図7に示すように、外側、すなわち縦枠2側に開口
したU字形の切欠15を有する水平な棚板16と、背板
17と、一対の袖板18、18を一体に結合した例えば
合成樹脂製のブロック体で、図5に示すように、例えば
内側障子6の側端縁下端に付番しない止めねじにより一
体に装着されている。
【0015】一方、図示しない外側障子の側端縁下端に
は、上記第2案内ブロック14と同様の構造の第1案内
ブロック13(図6参照)がこれもねじ止めにより一体
に装着されており、この第1案内ブロック13には、吊
りワイア9の一端が固定されている。
【0016】図示の実施例では、吊りワイア9の両端に
は溶接又はかしめにより円盤状の係止フランジ19(図
4乃至図6参照)が一体に結合されており、吊りワイア
9の一端は、この係止フランジ19を第1案内ブロック
13のこれもU字形の切欠15の下面に引っ掛けるよう
にして第1案内ブロック13に固定されている。
【0017】また、図示の実施例では、上記係止フラン
ジ19が切欠15から抜け外れることを防止するため、
止めキャップ21が嵌着されているが、この止めキャッ
プ21の構造は本発明の要旨ではないし、また後述のキ
ャップと同様の構造であるから、ここでは更に詳細な説
明は省略する。
【0018】他方、吊りワイア9の他端は、図4及び図
5に示すように、撚り戻し22の上端に固定されてい
る。
【0019】この撚り戻し22は、図5及び図7に示す
ように、例えば板材を断面コ字形に折曲げた部材で、そ
の上方の水平板部に形成されたU字形切欠に吊りワイア
9の他端の係止フランジ19を引っ掛けて固定する。
【0020】この撚り戻し22の下方の水平板部には次
に述べる調節ねじ23と螺合する付番しない雌ねじ孔が
開口している。
【0021】 図示の実施例における調節ねじ23は、
ボルトと同様の頭部を有するねじであって、図示の実施
例における調節ねじ23は、図5及び図7に示すよう
に、十字穴及びフランジ付六角ボルトである。
【0022】そしてこの調節ねじ23は、そのねじ部を
撚り戻し22に螺合させた状態で、頭部を切欠15に引
っ掛けるようにして第2案内ブロック14と係合してい
る。
【0023】なお、本発明の作動原理上、調節ねじ23
は必ずしもフランジ付の六角ボルトでなくてもよく、フ
ランジの無い通常の六角ボルトであってもよい。
【0024】 また、調節ねじ23の頭部の形状は、
ずしも六角形でなくてもよく、例えば八角形とか五角形
であってもよい。
【0025】この発明の特徴的な構成は、上記調節ねじ
23の回り止めとして、棚板16の下面にキャップ24
が装着されていることである。
【0026】このキャップ24は、例えば合成樹脂等の
弾性材料で構成されており、図7に示すように、全体の
形状がM字形の取付部25と、この取付部25と直角を
なす連結板部26と、この連結板部26の内面に一体に
突設されたU字形の拘束部材27とからなる(図8参
照)。
【0027】そして、図7に示すように、上記取付部2
5を弾性変形させつつ第2案内ブロックの棚板16の下
方に形成された断面略T字形のスリット28に挿入し、
その先端がスリット28を潜り抜けた後は、取付部25
の弾部29が拡開してスリット28の開口端縁に係合
し、以後抜けなくなる。
【0028】このキャップ24を棚板下面に嵌着した状
態では、図8に示すように、拘束部材27が六角ボルト
の頭部の相互に平行な一対の側面を挟持する。
【0029】なお、ワイア調節装置は同じ構成のものを
障子の両側に設けるを可とする。また、図1において符
号29は上げ下げ障子ドアのハンドルである。
【0030】上記のように構成されたこの発明の一実施
例によるワイア調節装置は、上げ下げ窓或いは上げ下げ
障子ドアの下端縁に調節ねじ23と同軸に開口した図示
しない調節孔からドライバー等の工具を挿入し、工具の
先端を十字穴に係合させて通常のボルトを捩じ込み或い
は弛める要領で調節ねじ23を回す。
【0031】すると、その頭部は拘束部材27を間欠的
に弾性変形させつつ時計方向或いは反時計方向に回るの
で、これと螺合する撚り戻し22は図5で上下何れかの
方向に移動し、その結果吊りワイア9の長さが調節され
る。
【0032】一旦吊りワイア9の長さが調節されると、
拘束部材27が調節ねじの頭部を弾性的に掴持してその
回動を拘束するので、調節ねじ23は窓やドアの開け閉
めの振動ぐらいでは回らなくなる。
【0033】例え何れかの方向に回動したとしても、拘
束部材27の弾力により元の位置に回し戻され、このよ
うにして吊りワイア9の調節量は長期間安定に維持され
る。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明は、吊りワイアの一端を外側及び内側障子の一方に突
設された第1案内ブロックに固定し、他端を、撚り戻し
及び調節ねじを介して、外側及び内側障子の他方に突設
された第2ブロックに係合させると共に、調節ねじの頭
部に形成された多角形のフランジの側面に拘束部材を弾
接させるようにしたので、拘束部材に弾性変形をさせて
調節ねじの回動を可能にし、一旦吊りワイアの長さを設
定した後は、その調節量を長期間維持できるという所期
の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】上げ下げ障子ドアの線図的正面図。
【図2】そのII−II線による縦枠の線図的断面図。
【図3】図1のIII−III線による上げ下げ障子ド
アの線図的一部断面図。
【図4】この発明の一実施例によるワイア調節装置の正
面図。
【図5】その一方向から見た側面図。
【図6】その他方向から見た側面図。
【図7】第2案内ブロック、調節ねじ及びキャップの展
開斜視図。
【図8】第2案内ブロックの下面図。
【符号の説明】
2 縦枠 6 内側障子 7 外側障子 8 滑車 9 吊りワイア 13 第1案内ブロック 14 第2案内ブロック 15 切欠 16 棚板 22 撚り戻し 23 調節ねじ 24 キャップ 25 取付部 26 連結板部 27 拘束部材 28スリット

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上げ下げ窓或いは上げ下げ障子ドアのフ
    レームを構成する縦枠内面に固定された滑車と、この滑
    車に巻き掛けられ、両端部を縦枠の長さ方向に垂下させ
    た吊りワイアと、内側及び外側障子の何れか一方の側端
    縁下端部に突設され、吊りワイアの一端を固定した第1
    案内ブロックと、内側及び外側障子の他方の側端縁下端
    部に突設され、外側に開口したU字形の切欠を有する水
    平な棚板を形成した第2案内ブロックと、上端に吊りワ
    イアの他端を固定し、下端に雌ねじ孔を形成した撚り戻
    しと、下端に形成されたボルトと同様の頭部を棚板の下
    面に係止させると共に、この頭部の下面に工具係合凹部
    を形成し、棚板の切欠に挿入された状態で上端部を撚り
    戻しの雌ねじ孔に螺合させた調節ねじと、第2案内ブロ
    ックの棚板下面に装着され、調節ねじのフランジ側面に
    弾接する拘束部材を備えたキャップとを有することを特
    徴とする上げ下げ障子の吊りワイア調節装置。
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