JPH11141223A - 調整vレール - Google Patents
調整vレールInfo
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- JPH11141223A JPH11141223A JP30297597A JP30297597A JPH11141223A JP H11141223 A JPH11141223 A JP H11141223A JP 30297597 A JP30297597 A JP 30297597A JP 30297597 A JP30297597 A JP 30297597A JP H11141223 A JPH11141223 A JP H11141223A
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- Japan
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- rail
- screw
- inner rail
- longitudinal direction
- sliding surface
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 長手方向に変形した敷居において、水平状態
を保持し、建付け調整を容易にする調整Vレールを提供
することにある。 【解決手段】 落とし溝4を有する外部レール1と、外
部レール1の落とし溝4に挿入する内部レール5とから
なり、外部レール1は落とし溝4の下部に、レールの長
手方向に平行する空間部16を設け、内部レール5は上
部に戸車滑走面6を有し、且つ上下に貫通する螺合穴7
をレ−ルの長手方向に間隔を開けて設け、各螺合穴7に
ネジ8を螺入し、ネジ頭部8aを空間部16に嵌入し、
各ネジ8を螺合穴7の戸車滑走面6側から操作して内部
レール5を水平に保持することを特徴とする。
を保持し、建付け調整を容易にする調整Vレールを提供
することにある。 【解決手段】 落とし溝4を有する外部レール1と、外
部レール1の落とし溝4に挿入する内部レール5とから
なり、外部レール1は落とし溝4の下部に、レールの長
手方向に平行する空間部16を設け、内部レール5は上
部に戸車滑走面6を有し、且つ上下に貫通する螺合穴7
をレ−ルの長手方向に間隔を開けて設け、各螺合穴7に
ネジ8を螺入し、ネジ頭部8aを空間部16に嵌入し、
各ネジ8を螺合穴7の戸車滑走面6側から操作して内部
レール5を水平に保持することを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、戸車付き障子の敷
居に用いる調整Vレールに関する。
居に用いる調整Vレールに関する。
【0002】
【従来の技術】調整Vレールとして、図9に示すよう
に、敷居Wの長手方向に沿って固定される外部レール3
1と、該外部レール31の落とし溝32に挿入される内
部レール33とから構成し、内部レール33の長手方向
に適間隔で高さ調整用のネジ34を螺入しているものが
知られていた。(例えば特開平7−173965号公
報)
に、敷居Wの長手方向に沿って固定される外部レール3
1と、該外部レール31の落とし溝32に挿入される内
部レール33とから構成し、内部レール33の長手方向
に適間隔で高さ調整用のネジ34を螺入しているものが
知られていた。(例えば特開平7−173965号公
報)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】建物の開口部に設ける
敷居は、新築の建物であっても必ずしも水平になること
はないし、築年数の経過によっても変形することがあ
る。敷居が変形すると、敷居に沿って走行する引戸の建
付けが悪くなるため、引戸を敷居の変形に合わせて建付
け調整しなければならず、専門技術者でも容易ではなか
った。しかし、前記した従来の調整Vレ−ルを構成する
内部レールは、敷居の変形に対応して水平状態に調節で
きるものの、外部レールの落とし溝に内部レールが単に
載置している構成であるので、敷居が変形し、それに伴
い外部レ−ルが変形すると、内部レ−ルが浮き上がった
り、沈み込んだりする問題点があった。外部レ−ルと内
部レ−ルがアルミの押出し形材で、ネジが金属製である
調整Vレ−ルにおいて内部レ−ルが浮き上がったり、沈
み込んだりすると、引戸が走行したときに外部レールと
の間にがたつきが生じ、不快な金属音や軋み音が発生す
る問題点があった。また調整Vレールを取付ける敷居は
出入口に設けられ人目に付くことから、戸車滑走面から
ネジや螺合穴が見えることは、敷居の美観を損ねてい
た。尚、敷居の変形とは、敷居の長手方向において水平
以外の状態であることを示しており、例えば、敷居の中
央が隆起していたり、逆に窪んでいたり、又は傾斜して
いる状態などである。
敷居は、新築の建物であっても必ずしも水平になること
はないし、築年数の経過によっても変形することがあ
る。敷居が変形すると、敷居に沿って走行する引戸の建
付けが悪くなるため、引戸を敷居の変形に合わせて建付
け調整しなければならず、専門技術者でも容易ではなか
った。しかし、前記した従来の調整Vレ−ルを構成する
内部レールは、敷居の変形に対応して水平状態に調節で
きるものの、外部レールの落とし溝に内部レールが単に
載置している構成であるので、敷居が変形し、それに伴
い外部レ−ルが変形すると、内部レ−ルが浮き上がった
り、沈み込んだりする問題点があった。外部レ−ルと内
部レ−ルがアルミの押出し形材で、ネジが金属製である
調整Vレ−ルにおいて内部レ−ルが浮き上がったり、沈
み込んだりすると、引戸が走行したときに外部レールと
の間にがたつきが生じ、不快な金属音や軋み音が発生す
る問題点があった。また調整Vレールを取付ける敷居は
出入口に設けられ人目に付くことから、戸車滑走面から
ネジや螺合穴が見えることは、敷居の美観を損ねてい
た。尚、敷居の変形とは、敷居の長手方向において水平
以外の状態であることを示しており、例えば、敷居の中
央が隆起していたり、逆に窪んでいたり、又は傾斜して
いる状態などである。
【0004】本発明は、従来技術の有するこのような問
題点を鑑みてなされたものであり、その目的とするもの
は、敷居が新築時に変形していたり築年数の経過によっ
て変形した場合でも、内部レ−ルの浮き上がりを防止
し、且つ戸車滑走面を水平に調節維持し、引戸の建付け
調整を容易にできるのはもちろんのこと、さらに敷居の
美観と体裁の良好なレ−ルを提供することを目的とす
る。
題点を鑑みてなされたものであり、その目的とするもの
は、敷居が新築時に変形していたり築年数の経過によっ
て変形した場合でも、内部レ−ルの浮き上がりを防止
し、且つ戸車滑走面を水平に調節維持し、引戸の建付け
調整を容易にできるのはもちろんのこと、さらに敷居の
美観と体裁の良好なレ−ルを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明は、落とし溝を有する外部レール
と、外部レールの落とし溝に挿入する内部レールとから
なり、外部レールは落とし溝の下部に、レ−ルの長手方
向に平行する空間部を設け、内部レールは上部に戸車滑
走面を有し、且つ上下に貫通する螺合穴をレールの長手
方向に間隔を開けて設け、各螺合穴にネジを螺入し、ネ
ジ頭部を空間部に嵌入し、各ネジを螺合穴の戸車滑走面
側から操作して、内部レールを水平に保持することを特
徴とするので、外部レ−ルの空間部にネジ頭部を嵌入し
ていることから、敷居の変形に伴う内部レ−ルの浮き上
がりを防止し、水平調節を容易にしている。
に請求項1記載の発明は、落とし溝を有する外部レール
と、外部レールの落とし溝に挿入する内部レールとから
なり、外部レールは落とし溝の下部に、レ−ルの長手方
向に平行する空間部を設け、内部レールは上部に戸車滑
走面を有し、且つ上下に貫通する螺合穴をレールの長手
方向に間隔を開けて設け、各螺合穴にネジを螺入し、ネ
ジ頭部を空間部に嵌入し、各ネジを螺合穴の戸車滑走面
側から操作して、内部レールを水平に保持することを特
徴とするので、外部レ−ルの空間部にネジ頭部を嵌入し
ていることから、敷居の変形に伴う内部レ−ルの浮き上
がりを防止し、水平調節を容易にしている。
【0006】また、請求項2記載の発明は、落とし溝を
有する外部レ−ルと、落とし溝に挿入する内部レ−ルと
からなり、外部レ−ルは落とし溝の底部にネジを出没可
能にする螺合穴を、レ−ルの長手方向に間隔を開けて設
け、各螺合穴にネジを螺入し、内部レ−ルは上部に戸車
滑走面を有し、下部にはネジ頭部を嵌入する空間部を設
け、且つネジの出没方向に連通する貫通穴を設け、各ネ
ジを貫通穴より操作して内部レ−ルを水平に保持するこ
とを特徴とするので、内部レ−ルに設けた空間部にネジ
頭部が嵌入していることから、請求項1記載の調整Vレ
−ル同様に、敷居の変形に伴う内部レ−ルの浮き上がり
を防止し、水平調節を容易にしている。
有する外部レ−ルと、落とし溝に挿入する内部レ−ルと
からなり、外部レ−ルは落とし溝の底部にネジを出没可
能にする螺合穴を、レ−ルの長手方向に間隔を開けて設
け、各螺合穴にネジを螺入し、内部レ−ルは上部に戸車
滑走面を有し、下部にはネジ頭部を嵌入する空間部を設
け、且つネジの出没方向に連通する貫通穴を設け、各ネ
ジを貫通穴より操作して内部レ−ルを水平に保持するこ
とを特徴とするので、内部レ−ルに設けた空間部にネジ
頭部が嵌入していることから、請求項1記載の調整Vレ
−ル同様に、敷居の変形に伴う内部レ−ルの浮き上がり
を防止し、水平調節を容易にしている。
【0007】さらに請求項3記載の発明は、内部レ−ル
の戸車滑走面に、該内部レ−ルの長手方向に平行する切
欠部を設け、該切欠部に戸車滑走面を有するカバ−を係
合することによって、貫通穴及び螺合穴を塞ぐので敷居
の美観を損ねることがない。
の戸車滑走面に、該内部レ−ルの長手方向に平行する切
欠部を設け、該切欠部に戸車滑走面を有するカバ−を係
合することによって、貫通穴及び螺合穴を塞ぐので敷居
の美観を損ねることがない。
【0008】
【発明の実施の形態】第1の実施形態として、請求項1
記載の調整Vレ−ルは、図1に示すように、外部レール
1の落とし溝4に、上部に戸車滑走面6を有する内部レ
ール5を挿入するもので、外部レール1は落とし溝4の
下部に、レ−ルの長手方向に平行する空間部16を設
け、内部レール5は上下に貫通する螺合穴7を内部レー
ル5の長手方向に適間隔で設け、該螺合穴7にネジ8を
螺入し、空間部16にネジ頭部8aを嵌入し、各ネジ8
を螺合穴の戸車滑走面6側から操作して内部レール5を
水平に保持している。
記載の調整Vレ−ルは、図1に示すように、外部レール
1の落とし溝4に、上部に戸車滑走面6を有する内部レ
ール5を挿入するもので、外部レール1は落とし溝4の
下部に、レ−ルの長手方向に平行する空間部16を設
け、内部レール5は上下に貫通する螺合穴7を内部レー
ル5の長手方向に適間隔で設け、該螺合穴7にネジ8を
螺入し、空間部16にネジ頭部8aを嵌入し、各ネジ8
を螺合穴の戸車滑走面6側から操作して内部レール5を
水平に保持している。
【0009】外部レール1の落とし溝4は上方に開口
し、空間部16は落とし溝4の両側壁下部から対向して
突出する支持部2,2と、外部レ−ル1の底部3との間
に形成するので、支持部2,2の間隔は、上記ネジ頭部
8aの直径より狭く、ネジ径より広い。また、図2のよ
うに、外部レール1の両側壁外部側に掛止部9を設ける
と、掛止部9で敷居Nの敷居溝Sに強く係止することが
できるし、外部レール1の両側壁上端から側方へヒレ部
10,10を突設し、ヒレ10,10を敷居17の上面
に載置すれば、外部レ−ル1を一定の高さに嵌め込むこ
とができる。
し、空間部16は落とし溝4の両側壁下部から対向して
突出する支持部2,2と、外部レ−ル1の底部3との間
に形成するので、支持部2,2の間隔は、上記ネジ頭部
8aの直径より狭く、ネジ径より広い。また、図2のよ
うに、外部レール1の両側壁外部側に掛止部9を設ける
と、掛止部9で敷居Nの敷居溝Sに強く係止することが
できるし、外部レール1の両側壁上端から側方へヒレ部
10,10を突設し、ヒレ10,10を敷居17の上面
に載置すれば、外部レ−ル1を一定の高さに嵌め込むこ
とができる。
【0010】内部レール5は、図2に示すように、上部
に断面が略V字型を成す戸車滑走面6を有し、戸車滑走
面6より上下に貫通する螺合穴7を、該内部レ−ル5の
長手方向に間隔を開けて設け、各螺合穴7に内部レール
5の下からネジ8を螺入し、外部レ−ル1の空間部16
にネジ頭部8aを、落とし溝4に内部レ−ル5を挿入す
る。また、内部レール5の両側面に長手方向に連続する
窪み部11,11を夫々設け、外部レール1の落とし溝
4に挿入する際の抵抗を少なくし、さらに軽量化を計る
こともできる。
に断面が略V字型を成す戸車滑走面6を有し、戸車滑走
面6より上下に貫通する螺合穴7を、該内部レ−ル5の
長手方向に間隔を開けて設け、各螺合穴7に内部レール
5の下からネジ8を螺入し、外部レ−ル1の空間部16
にネジ頭部8aを、落とし溝4に内部レ−ル5を挿入す
る。また、内部レール5の両側面に長手方向に連続する
窪み部11,11を夫々設け、外部レール1の落とし溝
4に挿入する際の抵抗を少なくし、さらに軽量化を計る
こともできる。
【0011】本発明のうち、請求項2記載の発明は図4
(イ)(ロ)に示しており、前記した第1実施形態との
違いは、ネジ8を外部レ−ル1に螺入し、ネジ頭部8a
を内部レ−ル5に嵌入している点であり、具体的には落
とし溝4の底部3中央部から上方に突出する凸部23を
レ−ルの長手方向に平行して設け、凸部23はネジ8の
ネジ部を出没することが可能な高さに形成し、螺合穴7
は凸部23の長手方向に適間隔で設け、各螺合穴7に上
方からネジ8を螺入したものである。これに対して内部
レ−ル5は、螺合穴7が不要になり、代わりに内部レ−
ル5の下部にネジ頭部8aを嵌入する空間部17を設
け、空間部17は内部レ−ル5の下部に、下方へ開口す
る凹溝21を備え、凹溝21の両側壁下部から対向して
仕切部22,22を突出し、仕切部22,22と凹溝2
1の上面との間に形成し、戸車滑走面6側からネジに向
けてドライバ−やアレンレンチを挿入するための貫通穴
20を連通している。上記構造のように、内部レ−ル5
は空間部にネジ頭部8aを嵌入しているので、外部レ−
ル1から浮き上がらない。その他の構造は前記第1実施
形態と同様である。
(イ)(ロ)に示しており、前記した第1実施形態との
違いは、ネジ8を外部レ−ル1に螺入し、ネジ頭部8a
を内部レ−ル5に嵌入している点であり、具体的には落
とし溝4の底部3中央部から上方に突出する凸部23を
レ−ルの長手方向に平行して設け、凸部23はネジ8の
ネジ部を出没することが可能な高さに形成し、螺合穴7
は凸部23の長手方向に適間隔で設け、各螺合穴7に上
方からネジ8を螺入したものである。これに対して内部
レ−ル5は、螺合穴7が不要になり、代わりに内部レ−
ル5の下部にネジ頭部8aを嵌入する空間部17を設
け、空間部17は内部レ−ル5の下部に、下方へ開口す
る凹溝21を備え、凹溝21の両側壁下部から対向して
仕切部22,22を突出し、仕切部22,22と凹溝2
1の上面との間に形成し、戸車滑走面6側からネジに向
けてドライバ−やアレンレンチを挿入するための貫通穴
20を連通している。上記構造のように、内部レ−ル5
は空間部にネジ頭部8aを嵌入しているので、外部レ−
ル1から浮き上がらない。その他の構造は前記第1実施
形態と同様である。
【0012】さらに、請求項3記載の調整Vレ−ルは、
図5(イ)(ロ)ならびに図6(イ)(ロ)に示すよう
に、内部レ−ル5の戸車滑走面6にレ−ルの長手方向に
平行する切欠部12を設け、該切欠部12にカバ−13
の係止部19を備え、切欠部12にカバ−13を嵌合係
止するもので、切欠部12は螺合穴7及び貫通穴20の
穴径と同一、又は穴径より広幅で、戸車滑走面6の谷部
側より下方に食い込んでいる。カバ−13はアルミ製の
ものでもよいが、引戸開閉時の振動をより和らげるため
に、合成樹脂やゴム等の弾性を有する素材で形成するの
が望ましく、上部に戸車滑走面6aを有し、且つ切欠部
12の係止部19に係合する係合部18を備えており、
戸車滑走面6aは内部レ−ル5の戸車滑走面6と一致す
る形状が望ましく、図6(イ)(ロ)に示すように偏平
形状にすることも可能であり、且つ切欠部12の係止部
19に係合する係合部18を備えている。係止部19
と、係合部18の構造として、例えば、係止部19は切
欠部12の下部に、切欠部12より幅の広い溝部12a
を設け、その段差によって形成し、係合部18はカバ−
13の両側面から係止部19に係止する爪状を成してお
り、カバ−13は弾力を利用して係合し、且つ弾力を利
用して取外しができ、螺合穴7または貫通穴20を塞
ぐ。
図5(イ)(ロ)ならびに図6(イ)(ロ)に示すよう
に、内部レ−ル5の戸車滑走面6にレ−ルの長手方向に
平行する切欠部12を設け、該切欠部12にカバ−13
の係止部19を備え、切欠部12にカバ−13を嵌合係
止するもので、切欠部12は螺合穴7及び貫通穴20の
穴径と同一、又は穴径より広幅で、戸車滑走面6の谷部
側より下方に食い込んでいる。カバ−13はアルミ製の
ものでもよいが、引戸開閉時の振動をより和らげるため
に、合成樹脂やゴム等の弾性を有する素材で形成するの
が望ましく、上部に戸車滑走面6aを有し、且つ切欠部
12の係止部19に係合する係合部18を備えており、
戸車滑走面6aは内部レ−ル5の戸車滑走面6と一致す
る形状が望ましく、図6(イ)(ロ)に示すように偏平
形状にすることも可能であり、且つ切欠部12の係止部
19に係合する係合部18を備えている。係止部19
と、係合部18の構造として、例えば、係止部19は切
欠部12の下部に、切欠部12より幅の広い溝部12a
を設け、その段差によって形成し、係合部18はカバ−
13の両側面から係止部19に係止する爪状を成してお
り、カバ−13は弾力を利用して係合し、且つ弾力を利
用して取外しができ、螺合穴7または貫通穴20を塞
ぐ。
【0013】第1実施形態で用いるネジ8は、図3
(イ)(ロ)(ハ)に示すように、ネジ頭部8aが外部
レール1の空間部16に嵌入可能な厚みに形成され、ネ
ジ部先端面8bにドライバー溝15bを設けることで、
内部レール5を外部レール1に挿入後も戸車滑走面6側
からネジ8を回すことを可能にしている。また、第2実
施形態に用いるネジ8は、ネジ頭部8aを内部レ−ル5
の空間部17に嵌入可能な厚みに形成し、ネジ頭部8a
にドライバー溝15aを設け、内部レ−ル5の貫通穴2
0からのネジ8の回転を可能にしている。さらに、第1
実施形態と第2実施形態で用いるネジ8は、ネジ頭部8
a及びネジ部先端面8bより回転できるものであればい
いので、ドライバ−溝15a,15bの代わりに六角穴
を設け(図示省略)、アレンレンチで回すものでもよ
く、その形状や手段に限定はない。
(イ)(ロ)(ハ)に示すように、ネジ頭部8aが外部
レール1の空間部16に嵌入可能な厚みに形成され、ネ
ジ部先端面8bにドライバー溝15bを設けることで、
内部レール5を外部レール1に挿入後も戸車滑走面6側
からネジ8を回すことを可能にしている。また、第2実
施形態に用いるネジ8は、ネジ頭部8aを内部レ−ル5
の空間部17に嵌入可能な厚みに形成し、ネジ頭部8a
にドライバー溝15aを設け、内部レ−ル5の貫通穴2
0からのネジ8の回転を可能にしている。さらに、第1
実施形態と第2実施形態で用いるネジ8は、ネジ頭部8
a及びネジ部先端面8bより回転できるものであればい
いので、ドライバ−溝15a,15bの代わりに六角穴
を設け(図示省略)、アレンレンチで回すものでもよ
く、その形状や手段に限定はない。
【0014】本発明における第1実施形態の調整Vレ−
ルの取付け並びに調節操作は、図7に示すように、ま
ず、内部レ−ル5の各螺合穴7に下方から、上方に向け
てネジ8を夫々螺入し、各ネジ8の頭部8aを略一定の
高さに飛び出しておき、落とし溝4の端面側から内部レ
−ル5を挿入しつつ、飛び出しているネジ頭部8aを外
部レ−ル1の空間部16の一端側から嵌入する。次い
で、内部レ−ル5を挿入した外部レ−ル1を敷居Nの敷
居溝Sに嵌込む。次に、内部レ−ル5が敷居Nの変形、
即ち外部レ−ル1の変形に伴って変形している場合、内
部レ−ル5に螺入するネジ8のネジ部先端面8bのドラ
イバ−溝15bにドライバ−を差込み、ネジ8を締め付
ける方向(ネジ8をねじこむ方向)に回したり、緩める
方向(ネジ8を外す方向)に回す。また、外部レ−ル1
は敷居Nに嵌込まれ係止しているので、敷居Nが新築時
に図8(イ)(ロ)に示すように変形していたり、築年
数の経過に伴って変形した場合、敷居Nの変形に伴って
変形する外部レ−ル1に対しても、内部レ−ル5の長手
方向に適間隔で螺入している各ネジ8を、夫々の位置に
おける敷居Nの変形に合わせ、締め付ける方向に回した
り、緩める方向に回すことによって、内部レ−ル5を下
げたり或いは上げたりして水平状態に調節することがで
きる。
ルの取付け並びに調節操作は、図7に示すように、ま
ず、内部レ−ル5の各螺合穴7に下方から、上方に向け
てネジ8を夫々螺入し、各ネジ8の頭部8aを略一定の
高さに飛び出しておき、落とし溝4の端面側から内部レ
−ル5を挿入しつつ、飛び出しているネジ頭部8aを外
部レ−ル1の空間部16の一端側から嵌入する。次い
で、内部レ−ル5を挿入した外部レ−ル1を敷居Nの敷
居溝Sに嵌込む。次に、内部レ−ル5が敷居Nの変形、
即ち外部レ−ル1の変形に伴って変形している場合、内
部レ−ル5に螺入するネジ8のネジ部先端面8bのドラ
イバ−溝15bにドライバ−を差込み、ネジ8を締め付
ける方向(ネジ8をねじこむ方向)に回したり、緩める
方向(ネジ8を外す方向)に回す。また、外部レ−ル1
は敷居Nに嵌込まれ係止しているので、敷居Nが新築時
に図8(イ)(ロ)に示すように変形していたり、築年
数の経過に伴って変形した場合、敷居Nの変形に伴って
変形する外部レ−ル1に対しても、内部レ−ル5の長手
方向に適間隔で螺入している各ネジ8を、夫々の位置に
おける敷居Nの変形に合わせ、締め付ける方向に回した
り、緩める方向に回すことによって、内部レ−ル5を下
げたり或いは上げたりして水平状態に調節することがで
きる。
【0015】また、第2実施形態の調整Vレ−ルの取付
け並びに調節操作を示すと、第1実施形態との違いは、
外部レ−ル1の各螺合穴7にネジ8を上方より下方に向
けて夫々螺入し、略一定の高さに飛び出しておき、落と
し溝4の端面側から内部レ−ル5を挿入しつつ、飛び出
しているネジ頭部8aを内部レ−ル5の空間部17に嵌
入している点である。また、第2実施形態の調整Vレ−
ルを取付けた敷居Nが変形していた場合、第1実施形態
と同様にネジ8のネジ頭部8aに設けたドライバ−溝1
5aにドライバ−を差込み、ネジ8を回すことで内部レ
−ル5を水平状態に調節することができる。
け並びに調節操作を示すと、第1実施形態との違いは、
外部レ−ル1の各螺合穴7にネジ8を上方より下方に向
けて夫々螺入し、略一定の高さに飛び出しておき、落と
し溝4の端面側から内部レ−ル5を挿入しつつ、飛び出
しているネジ頭部8aを内部レ−ル5の空間部17に嵌
入している点である。また、第2実施形態の調整Vレ−
ルを取付けた敷居Nが変形していた場合、第1実施形態
と同様にネジ8のネジ頭部8aに設けたドライバ−溝1
5aにドライバ−を差込み、ネジ8を回すことで内部レ
−ル5を水平状態に調節することができる。
【0016】また、本発明の調整Vレ−ルは上記したシ
ングルレ−ルのものに限らず、引違い引戸が納まる間隔
で一体的に構成されるダブルレ−ル(図示省略)や、そ
れ以上の溝に対応するレ−ルを一体的に連ねて構成した
ものでも可能である。
ングルレ−ルのものに限らず、引違い引戸が納まる間隔
で一体的に構成されるダブルレ−ル(図示省略)や、そ
れ以上の溝に対応するレ−ルを一体的に連ねて構成した
ものでも可能である。
【0017】
【発明の効果】請求項1及び2記載の発明は、本発明の
調整Vレールを用いることにより、敷居が新築時に変形
していたり、築年数の経過で変形しても、専門技術者の
手間をかけずに使用者が容易に建付け調節することが可
能なだけではなく、内部レ−ルは空間部に嵌入するネジ
頭部により保持されているので、内部レ−ルの浮き上が
りや沈み込みを防ぐという効果がある。
調整Vレールを用いることにより、敷居が新築時に変形
していたり、築年数の経過で変形しても、専門技術者の
手間をかけずに使用者が容易に建付け調節することが可
能なだけではなく、内部レ−ルは空間部に嵌入するネジ
頭部により保持されているので、内部レ−ルの浮き上が
りや沈み込みを防ぐという効果がある。
【0018】請求項3記載の発明は、上部が戸車滑走面
を成すカバ−を内部レ−ルの切欠部に嵌込み、貫通穴及
び螺合穴を塞いでいるので、請求項1及び2記載の各効
果に加えて、出入口で比較的人の目に付きやすい敷居の
外観を体裁良く整えることができるし、貫通穴や螺合穴
に埃が溜まらないので、水平調節に支障がない。また、
頻繁な開閉で戸車滑走面が磨り減ってもカバーを取り外
して交換ができるという効果もある。
を成すカバ−を内部レ−ルの切欠部に嵌込み、貫通穴及
び螺合穴を塞いでいるので、請求項1及び2記載の各効
果に加えて、出入口で比較的人の目に付きやすい敷居の
外観を体裁良く整えることができるし、貫通穴や螺合穴
に埃が溜まらないので、水平調節に支障がない。また、
頻繁な開閉で戸車滑走面が磨り減ってもカバーを取り外
して交換ができるという効果もある。
【図1】本発明における第1実施形態の調整Vレールを
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
【図2】その使用例を示す要部縦断面図である。
【図3】(イ)(ロ)(ハ) 本発明における調整Vレールで使用するネジの左側面
図、正面図、右側面図である。
図、正面図、右側面図である。
【図4】(イ)(ロ) 本発明における第2実施形態の調整Vレールの構造例を
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
【図5】(イ)(ロ) カバ−を備えた第1実施形態の内部Vレ−ルの縦断面図
である。
である。
【図6】(イ)(ロ) カバ−を備えた第2実施形態の内部レ−ルの縦断面図で
ある。
ある。
【図7】本発明における第1実施形態の調整Vレ−ルの
構成部材を分解して示す斜視図である。
構成部材を分解して示す斜視図である。
【図8】(イ)(ロ) 本発明における第1実施形態の調整Vレ−ルの水平調節
例を示す概略縦断面図である。
例を示す概略縦断面図である。
【図9】従来調整Vレールの使用例を示す概略縦断面図
である。
である。
1 外部レール 3 底部 4 落とし溝 5 内部レール 6,6a 戸車滑走面 7 螺合穴 8 ネジ 8a ネジ頭部 12 切欠部 13 カバー 16,17 空間部 20 貫通穴
Claims (3)
- 【請求項1】 落とし溝(4)を有する外部レール
(1)と、外部レール(1)の落とし溝(4)に挿入す
る内部レール(5)とからなり、外部レール(1)は落
とし溝(4)の下部に、レールの長手方向に平行する空
間部(16)を設け、内部レール(5)は上部に戸車滑
走面(6)を有し、且つ上下に貫通する螺合穴(7)を
レ−ルの長手方向に間隔を開けて設け、各螺合穴(7)
にネジ(8)を螺入し、ネジ頭部(8a)を空間部(1
6)に嵌入し、各ネジ(8)を螺合穴(7)の戸車滑走
面(6)側から操作して内部レール(5)を水平に保持
することを特徴とする調整Vレール。 - 【請求項2】 落とし溝(4)を有する外部レール
(1)と、落とし溝(4)に挿入する内部レール(5)
とからなり、外部レ−ル(1)は落とし溝(4)の底部
(3)にネジ(8)を出没可能にする螺合穴(7)を、
レ−ルの長手方向に間隔を開けて設け、各螺合穴(7)
にネジ(8)を螺入し、内部レ−ル(5)は上部に戸車
滑走面(6)を有し、下部にはネジ頭部(8a)を嵌入
する空間部(17)を設け、且つネジ(8)の出没方向
に連通する貫通穴(20)を設け、各ネジ(8)を貫通
穴(20)より操作して内部レ−ル(5)を水平に保持
することを特徴とする調整Vレ−ル。 - 【請求項3】 内部レール(5)の戸車滑走面(6)
に、該内部レール(5)の長手方向に平行する切欠部
(12)を設け、該切欠部(12)に戸車滑走面(6
a)を有するカバー(13)を係合することを特徴とす
る請求項1及び2記載の調整Vレール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30297597A JPH11141223A (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | 調整vレール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30297597A JPH11141223A (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | 調整vレール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11141223A true JPH11141223A (ja) | 1999-05-25 |
Family
ID=17915423
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30297597A Pending JPH11141223A (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | 調整vレール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11141223A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008106526A (ja) * | 2006-10-26 | 2008-05-08 | Ykk Ap株式会社 | 建具 |
CN102477828A (zh) * | 2010-11-22 | 2012-05-30 | 苏州罗普斯金铝业股份有限公司 | 一种推拉窗的导片装置 |
JP3176072U (ja) * | 2012-03-26 | 2012-06-14 | 家研販売株式会社 | 戸車レール |
-
1997
- 1997-11-05 JP JP30297597A patent/JPH11141223A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008106526A (ja) * | 2006-10-26 | 2008-05-08 | Ykk Ap株式会社 | 建具 |
CN102477828A (zh) * | 2010-11-22 | 2012-05-30 | 苏州罗普斯金铝业股份有限公司 | 一种推拉窗的导片装置 |
JP3176072U (ja) * | 2012-03-26 | 2012-06-14 | 家研販売株式会社 | 戸車レール |
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