JP3294586B2 - 紙製容器の側板 - Google Patents
紙製容器の側板Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、厚紙で形成された
紙製容器の側板に関するものであり、より詳しくは、い
わゆる立ち上がりを有する紙製容器の側板に関するもの
である。
紙製容器の側板に関するものであり、より詳しくは、い
わゆる立ち上がりを有する紙製容器の側板に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図18は立ち上がりを有する紙製容器の
斜視図である。従来製法により係る形状の紙製容器を製
造するには、外側板130と内側板131の二枚の側板
により製造する必要があった。図19は外側板の斜視図
であり、図20は内側板の斜視図である。内側板13
1、外側板130ともにV字溝の部分で折り曲げ、その
端部同士を貼着する。かようにして枠体を形成し、内側
板131で形成した枠体を、外側板130で形成した枠
体の中に嵌め込み貼着することで、紙製容器を製造する
のである。尚、外側板130に設けられた条溝100
は、板状の底体を嵌め込むためのものである。
斜視図である。従来製法により係る形状の紙製容器を製
造するには、外側板130と内側板131の二枚の側板
により製造する必要があった。図19は外側板の斜視図
であり、図20は内側板の斜視図である。内側板13
1、外側板130ともにV字溝の部分で折り曲げ、その
端部同士を貼着する。かようにして枠体を形成し、内側
板131で形成した枠体を、外側板130で形成した枠
体の中に嵌め込み貼着することで、紙製容器を製造する
のである。尚、外側板130に設けられた条溝100
は、板状の底体を嵌め込むためのものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来製法により、立ち
上がり部を有する紙製容器を製造するには、上述のよう
に内側板、外側板という二枚の側板が必要となり、製造
コストの面で問題があった。
上がり部を有する紙製容器を製造するには、上述のよう
に内側板、外側板という二枚の側板が必要となり、製造
コストの面で問題があった。
【0004】そこで本発明は、従来製法に比して低コス
トで、立ち上がり部を有する紙製容器を製造することが
可能な側板を提供することを目的とする。
トで、立ち上がり部を有する紙製容器を製造することが
可能な側板を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】1、 上記課題を解決す
るために請求項1記載の側板では以下のような手段を採
用した。
るために請求項1記載の側板では以下のような手段を採
用した。
【0006】 長方形をなす厚紙の長手方向に立ち上
り部の立ち上がり高さより若干短い幅を有する段溝を設
ける。
り部の立ち上がり高さより若干短い幅を有する段溝を設
ける。
【0007】 該段溝に隣接する形状にV字溝を設け
る。
る。
【0008】 該V字溝に隣接する形状でV字溝を設
ける。
ける。
【0009】 該V字溝から立ち上り部の立ち上り高
さより若干短い距離をおいて切り込みを設ける。
さより若干短い距離をおいて切り込みを設ける。
【0010】 該切り込みから若干距離をおいてV字
溝を設ける。
溝を設ける。
【0011】2、 また、請求項2記載の側板では請求
項1記載の側板における切込に代えV字溝を設けた。
項1記載の側板における切込に代えV字溝を設けた。
【0012】3、 請求項3記載の側板では、以下のよ
うな手段を採用した。
うな手段を採用した。
【0013】 長方形をなす厚紙の長手方向に、立ち
上がり部の立ち上がり高さと同じ幅を有する段溝を設け
る。
上がり部の立ち上がり高さと同じ幅を有する段溝を設け
る。
【0014】 該段溝に隣接して、厚紙の厚さと同じ
幅を有する方形溝を設ける。
幅を有する方形溝を設ける。
【0015】 該方形溝から、立ち上り部の立ち上が
り高さだけの距離をおいて、厚紙の厚さと同じ幅を有す
る方形溝を設ける。
り高さだけの距離をおいて、厚紙の厚さと同じ幅を有す
る方形溝を設ける。
【0016】4、 以下、係る解決手段がいかなる作用
を有するかを図面を参照しながら述べる。
を有するかを図面を参照しながら述べる。
【0017】(1) 図1は請求項1記載の側板の斜視
図、図2は同正面図、図3は同折り畳んだ状態示す正面
図である。図1、図2上において示される厚紙の非切削
面A1、B1を、それぞれ内側に折り畳むと、図3に示
すように、立ち上がり部30を有する紙製容器の側板が
できるのである。
図、図2は同正面図、図3は同折り畳んだ状態示す正面
図である。図1、図2上において示される厚紙の非切削
面A1、B1を、それぞれ内側に折り畳むと、図3に示
すように、立ち上がり部30を有する紙製容器の側板が
できるのである。
【0018】すなわち、非切削面A1、B1をそれぞれ
内側に折り畳むと、V字溝20及びV字溝21の部分で
折れ曲がり、段溝10にV字溝21と隣接する平坦部C
1が嵌まり込み、更に切り込み4の部分で折れ曲がり段
部D1が形成される。更に、V字溝5の部分で折れ曲が
り、非切削面A1、B1が当接することになるのであ
る。そして当接面同士を貼着することで、請求項1記載
の側板では、従来例のように内側板と外側板という二枚
の厚紙を使用することなく一枚の厚紙で立ち上がり部を
有する紙製容器の側板を製造することが可能となり、製
造コストの低減を図ることが可能となるのである。
内側に折り畳むと、V字溝20及びV字溝21の部分で
折れ曲がり、段溝10にV字溝21と隣接する平坦部C
1が嵌まり込み、更に切り込み4の部分で折れ曲がり段
部D1が形成される。更に、V字溝5の部分で折れ曲が
り、非切削面A1、B1が当接することになるのであ
る。そして当接面同士を貼着することで、請求項1記載
の側板では、従来例のように内側板と外側板という二枚
の厚紙を使用することなく一枚の厚紙で立ち上がり部を
有する紙製容器の側板を製造することが可能となり、製
造コストの低減を図ることが可能となるのである。
【0019】(2) 図4は請求項2記載の側板の正面
図であり、図5は同折り畳んだ状態示す正面図である。
図であり、図5は同折り畳んだ状態示す正面図である。
【0020】図4において示される厚紙の非切削面A
2、B2を、それぞれ内側に折り畳むと、図5に示すよ
うに、立ち上がり部30を有する紙製容器の側板ができ
るのである。
2、B2を、それぞれ内側に折り畳むと、図5に示すよ
うに、立ち上がり部30を有する紙製容器の側板ができ
るのである。
【0021】すなわち、非切削面A2、B2をそれぞれ
内側に折り畳むと、V字溝20及びV字溝21の部分で
折れ曲がり、段溝10にV字溝21と隣接する平坦部C
2が嵌まり込み、更にV字溝22の部分で折れ曲がり段
部D2が形成される。更に、V字溝5の部分で折れ曲が
り、非切削面A2、B2が当接することになるのであ
る。そして当接面同士を貼着することで、請求項2記載
の側板では、従来例のように内側板と外側板という二枚
の厚紙を使用することなく一枚の厚紙で立ち上がり部を
有する紙製容器の側板を製造することが可能となり、製
造コストの低減を図ることが可能となるのである。
内側に折り畳むと、V字溝20及びV字溝21の部分で
折れ曲がり、段溝10にV字溝21と隣接する平坦部C
2が嵌まり込み、更にV字溝22の部分で折れ曲がり段
部D2が形成される。更に、V字溝5の部分で折れ曲が
り、非切削面A2、B2が当接することになるのであ
る。そして当接面同士を貼着することで、請求項2記載
の側板では、従来例のように内側板と外側板という二枚
の厚紙を使用することなく一枚の厚紙で立ち上がり部を
有する紙製容器の側板を製造することが可能となり、製
造コストの低減を図ることが可能となるのである。
【0022】(3) 図6は請求項3記載の側板の正面
図であり、図7は同折り畳んだ状態を示す正面図であ
る。図6において示される厚紙の非切削面A3、B3
を、それぞれ内側に折り畳むと、図7に示されるように
立ち上がり部31を有する紙製容器の側板ができるので
ある。
図であり、図7は同折り畳んだ状態を示す正面図であ
る。図6において示される厚紙の非切削面A3、B3
を、それぞれ内側に折り畳むと、図7に示されるように
立ち上がり部31を有する紙製容器の側板ができるので
ある。
【0023】すなわち、非切削面A3、B3をそれぞれ
内側に折り畳むと、方形溝70の部分で折れ曲がり、段
溝11に方形溝70に隣接する平担部C3が嵌まり込
み、更に、方形溝71の部分で折れ曲がり、段部D3が
形成される。すなわち方形溝71の図6でいえば右側の
垂直面が段溝71に嵌まり込み、段部D3が形成される
のである。
内側に折り畳むと、方形溝70の部分で折れ曲がり、段
溝11に方形溝70に隣接する平担部C3が嵌まり込
み、更に、方形溝71の部分で折れ曲がり、段部D3が
形成される。すなわち方形溝71の図6でいえば右側の
垂直面が段溝71に嵌まり込み、段部D3が形成される
のである。
【0024】そして当接面同士を貼着することで、請求
項3記載の側板では、従来例のように内側板と外側板と
いう二枚の厚紙を使用することなく、一枚の厚紙で立ち
上がり部を有する紙製容器の側板を製造することが可能
となり、製造コストの低減を図ることが可能となるので
ある。
項3記載の側板では、従来例のように内側板と外側板と
いう二枚の厚紙を使用することなく、一枚の厚紙で立ち
上がり部を有する紙製容器の側板を製造することが可能
となり、製造コストの低減を図ることが可能となるので
ある。
【0025】
【発明の実施の形態】1、 以下、発明の好ましい実施
形態につき図面を参照しながら述べる。図1において6
0は長方形状の厚紙であり、その長手方向に段溝10、
V字溝20、V字溝21、切り込み4及びV字溝5が、
それぞれ平行に設けられている。段溝10、V字溝2
0、V字溝21、切り込み4及びV字溝5いずれも、厚
紙を切削して形成するものである。
形態につき図面を参照しながら述べる。図1において6
0は長方形状の厚紙であり、その長手方向に段溝10、
V字溝20、V字溝21、切り込み4及びV字溝5が、
それぞれ平行に設けられている。段溝10、V字溝2
0、V字溝21、切り込み4及びV字溝5いずれも、厚
紙を切削して形成するものである。
【0026】ここに、段溝10の左端から、段溝10に
隣接するV字溝20の底点までの距離、すなわち図2に
おけるL10は、立ち上がり部30の高さと同一であ
る。また、V字溝20に隣接するV字溝21の底点か
ら、切り込み4までの距離、すなわち図2におけるL2
0もまた、立ち上がり部30の高さと同一となる。切り
込み4からV字溝5の底点までの距離、すなわち図2に
おけるL30は、段部D1を形成することからもわかる
ように、紙厚と同一である。
隣接するV字溝20の底点までの距離、すなわち図2に
おけるL10は、立ち上がり部30の高さと同一であ
る。また、V字溝20に隣接するV字溝21の底点か
ら、切り込み4までの距離、すなわち図2におけるL2
0もまた、立ち上がり部30の高さと同一となる。切り
込み4からV字溝5の底点までの距離、すなわち図2に
おけるL30は、段部D1を形成することからもわかる
ように、紙厚と同一である。
【0027】2、 請求項2記載の側板も、請求項1記
載の側板と同様に長方形状の厚紙の長手方向に段溝1
0、V字溝20、V字溝21、V字溝22及びV字溝5
がそれぞれ平行に設けられている。請求項1記載の側板
と異なる点は、図4に示すように請求項1記載の側板に
おける切り込み4が、V字溝22に代わっている点であ
る。
載の側板と同様に長方形状の厚紙の長手方向に段溝1
0、V字溝20、V字溝21、V字溝22及びV字溝5
がそれぞれ平行に設けられている。請求項1記載の側板
と異なる点は、図4に示すように請求項1記載の側板に
おける切り込み4が、V字溝22に代わっている点であ
る。
【0028】ここに、段溝10の左端から、段溝10に
隣接するV字溝20の底点までの距離、すなわち図4に
おけるL11は、立ち上がり部30の高さと同一であ
る。また、V字溝20に隣接するV字溝21の底点から
V字溝22の底点までの距離、すなわち図4におけるL
21もまた、立ち上がり部30の高さと同一となる。V
字溝22の底点からV字溝5の底点までの距離、すなわ
ち図4におけるL31は、段部D2を形成することから
もわかるように、紙厚と同一である。
隣接するV字溝20の底点までの距離、すなわち図4に
おけるL11は、立ち上がり部30の高さと同一であ
る。また、V字溝20に隣接するV字溝21の底点から
V字溝22の底点までの距離、すなわち図4におけるL
21もまた、立ち上がり部30の高さと同一となる。V
字溝22の底点からV字溝5の底点までの距離、すなわ
ち図4におけるL31は、段部D2を形成することから
もわかるように、紙厚と同一である。
【0029】3、 請求項3記載の側板は、図6に示す
ように長方形状の厚紙の長手方向に段溝11、方形溝7
0及び方形溝71がそれぞれ平行に設けられている。段
溝11、方形溝71及び方形溝71いずれも厚紙を切削
して形成するものである。
ように長方形状の厚紙の長手方向に段溝11、方形溝7
0及び方形溝71がそれぞれ平行に設けられている。段
溝11、方形溝71及び方形溝71いずれも厚紙を切削
して形成するものである。
【0030】ここに、段溝11の平担部の距離、すなわ
ち図6におけるL12は、図7における立ち上がり部3
1の立ち上がり高さと同一となる。また、方形溝70の
底面部の距離、すなわち図6におけるL22は紙厚と同
一である。方形溝70の右端から方形溝71の左端まで
の距離、すなわち図6におけるL32は、立ち上がり部
31の立ち上がり高さと同一である。方形溝71の底面
部の距離、すなわち図6におけるL40は、段部D3を
形成することからもわかるように紙厚と同一である。
ち図6におけるL12は、図7における立ち上がり部3
1の立ち上がり高さと同一となる。また、方形溝70の
底面部の距離、すなわち図6におけるL22は紙厚と同
一である。方形溝70の右端から方形溝71の左端まで
の距離、すなわち図6におけるL32は、立ち上がり部
31の立ち上がり高さと同一である。方形溝71の底面
部の距離、すなわち図6におけるL40は、段部D3を
形成することからもわかるように紙厚と同一である。
【0031】
【実施例】本発明に係る側板を使用して重箱を製作する
際の仕様を図面を参照しながら説明する。図8は厚紙に
請求項1記載の側板を構成する各溝や切り込みを同一順
に二箇所に設けた状態を示す斜視図であり、図9は、同
正面図であり、図10は同折り畳んだ状態を示す正面図
である。
際の仕様を図面を参照しながら説明する。図8は厚紙に
請求項1記載の側板を構成する各溝や切り込みを同一順
に二箇所に設けた状態を示す斜視図であり、図9は、同
正面図であり、図10は同折り畳んだ状態を示す正面図
である。
【0032】図8において61は長方形状の厚紙であ
り、図9に示すように段溝10やV字溝20その他請求
項1記載の側板に設けられている各溝や切り込みが二箇
所に設けられている。すなわち、図9に示すように側板
80には、図中左より順に段溝10、V字溝20、V字
溝21、切り込み4、V字溝5が設けられ、非切削面を
経て順に段溝10、V字溝20、V字溝21、切り込み
4、V字溝5が設けられている。各溝が設けられている
面の平担部A4、B4をそれぞれ内側に折り曲げると、
図10に示すような立ち上がり部33をその両端、且つ
上下逆方向に有する側板80が形成される。
り、図9に示すように段溝10やV字溝20その他請求
項1記載の側板に設けられている各溝や切り込みが二箇
所に設けられている。すなわち、図9に示すように側板
80には、図中左より順に段溝10、V字溝20、V字
溝21、切り込み4、V字溝5が設けられ、非切削面を
経て順に段溝10、V字溝20、V字溝21、切り込み
4、V字溝5が設けられている。各溝が設けられている
面の平担部A4、B4をそれぞれ内側に折り曲げると、
図10に示すような立ち上がり部33をその両端、且つ
上下逆方向に有する側板80が形成される。
【0033】図11は厚紙に請求項1記載の側板を構成
する各溝や切り込みを反対順に二箇所に設けた状態を示
す正面図であり、図12は同折り畳んだ状態を示す正面
図である。図11に示すように側板81には、図中左よ
り順に段溝10、V字溝20、V字溝21、切り込み
4、V字溝5が設けられ、非切削面を経て順にV字溝
5、切り込み4、V字溝21、V字溝20、段溝10が
設けられている。平坦部A5、B5をそれぞれ内側に折
り曲げると、図12に示すような立ち上り部34をその
両端に、且つ、上下同一方向に有する側板81が形成さ
れるのである。
する各溝や切り込みを反対順に二箇所に設けた状態を示
す正面図であり、図12は同折り畳んだ状態を示す正面
図である。図11に示すように側板81には、図中左よ
り順に段溝10、V字溝20、V字溝21、切り込み
4、V字溝5が設けられ、非切削面を経て順にV字溝
5、切り込み4、V字溝21、V字溝20、段溝10が
設けられている。平坦部A5、B5をそれぞれ内側に折
り曲げると、図12に示すような立ち上り部34をその
両端に、且つ、上下同一方向に有する側板81が形成さ
れるのである。
【0034】図13は、厚紙に請求項1記載の側板を構
成する各溝や切り込みを1箇所設けると共に、それとは
別にV字溝を隣接して2箇所に設けた状態を示す正面図
であり、図14は同折り畳んだ状態を示す正面図であ
る。図13に示すように、図中左より順に段溝10、V
字溝20、V字溝21、切り込み4、V字溝5が設けら
れ、非切削面を経て順にV字溝90、V字溝91が設け
られている。
成する各溝や切り込みを1箇所設けると共に、それとは
別にV字溝を隣接して2箇所に設けた状態を示す正面図
であり、図14は同折り畳んだ状態を示す正面図であ
る。図13に示すように、図中左より順に段溝10、V
字溝20、V字溝21、切り込み4、V字溝5が設けら
れ、非切削面を経て順にV字溝90、V字溝91が設け
られている。
【0035】非切削面たる平坦部A6、B6をそれぞれ
内側に折り曲げると、図14に示すような、立ち上がり
部35を一方端に有する側板82が形成されるのであ
る。
内側に折り曲げると、図14に示すような、立ち上がり
部35を一方端に有する側板82が形成されるのであ
る。
【0036】図15は紙製容器の側板の組み立て前の斜
視図である。図15においては立ち上がり部33が、上
下逆方向に設けてある側板80を例示として使用してあ
る。側板80の短手方向に3箇所V字溝92を設けると
共に、長手方向に条溝100が設けてある。3箇所に設
けたV字溝92の各部で折り曲げ、且つ、両端縁を貼着
することで紙製容器を構成する側板ができ上がるのであ
る。
視図である。図15においては立ち上がり部33が、上
下逆方向に設けてある側板80を例示として使用してあ
る。側板80の短手方向に3箇所V字溝92を設けると
共に、長手方向に条溝100が設けてある。3箇所に設
けたV字溝92の各部で折り曲げ、且つ、両端縁を貼着
することで紙製容器を構成する側板ができ上がるのであ
る。
【0037】図16は重箱の断面斜視図である。重箱1
60は側板80、側板81及び側板82を使用して形成
してある。すなわち、側板81で蓋部140を構成し、
側板80で上段の箱150及び中段の箱151を構成
し、側板82で下段の箱152を構成する。この際、下
段の箱152を構成する側板82の立ち上がり部35
が、中段の箱151を構成する側板80の立ち上がり部
33に嵌合する。同様に中段の箱151を構成する側板
80の立ち上がり部33が、上段の箱150を構成する
側板80の立ち上がり部33に嵌合する。更には、上段
の箱150の立ち上がり部33が、蓋体140を構成す
る側板81の立ち上がり部34に嵌合する。かような形
態を有するが故に、各箱がずれないものである。
60は側板80、側板81及び側板82を使用して形成
してある。すなわち、側板81で蓋部140を構成し、
側板80で上段の箱150及び中段の箱151を構成
し、側板82で下段の箱152を構成する。この際、下
段の箱152を構成する側板82の立ち上がり部35
が、中段の箱151を構成する側板80の立ち上がり部
33に嵌合する。同様に中段の箱151を構成する側板
80の立ち上がり部33が、上段の箱150を構成する
側板80の立ち上がり部33に嵌合する。更には、上段
の箱150の立ち上がり部33が、蓋体140を構成す
る側板81の立ち上がり部34に嵌合する。かような形
態を有するが故に、各箱がずれないものである。
【0038】尚、下段の箱152を構成する側板82に
は、条溝101が設けてあり、底板110を嵌め込む構
造となっている。中段の箱151を構成する側板80に
は、条溝102が設けてあり、底板111を嵌め込む構
造となっている。上段の箱150を構成する側板には条
溝103が設けてあり、底板112を嵌め込む構造とな
っている。
は、条溝101が設けてあり、底板110を嵌め込む構
造となっている。中段の箱151を構成する側板80に
は、条溝102が設けてあり、底板111を嵌め込む構
造となっている。上段の箱150を構成する側板には条
溝103が設けてあり、底板112を嵌め込む構造とな
っている。
【0039】蓋体140を構成する側板81の立ち上が
り部34によって形作られる段溝には、板状の蓋体14
1が嵌め込まれる構造となっている。
り部34によって形作られる段溝には、板状の蓋体14
1が嵌め込まれる構造となっている。
【0040】以上は重箱の内側面側が立ち上がる形態の
重箱について述べてきたが、反対に重箱の外側面側が立
ち上がる(内側面側が立ち下がる)形態の重箱を示した
ものが図17である。
重箱について述べてきたが、反対に重箱の外側面側が立
ち上がる(内側面側が立ち下がる)形態の重箱を示した
ものが図17である。
【0041】重箱161は、側板82及び側板80を使
用して形成してある。重箱160との違いは、蓋体14
2が側板80により形成されていること、上段の箱15
0、中段の箱151については、側板80を折り曲げる
ためのV字溝を表裏反対に設けてあること(あるいは条
溝を設ける位置を上下反対にしても形成しうる)、下段
の箱152については、側板82を折り曲げるためのV
字溝を表裏反対に設けると共に、条溝については、表裏
反対に設けてあること、である。
用して形成してある。重箱160との違いは、蓋体14
2が側板80により形成されていること、上段の箱15
0、中段の箱151については、側板80を折り曲げる
ためのV字溝を表裏反対に設けてあること(あるいは条
溝を設ける位置を上下反対にしても形成しうる)、下段
の箱152については、側板82を折り曲げるためのV
字溝を表裏反対に設けると共に、条溝については、表裏
反対に設けてあること、である。
【0042】以上は、請求項1記載の側板を使用して重
箱を製作する場合につき述べてきたが、もちろん請求項
2記載の側板、請求項3記載の側板を使用しても重箱を
製作できることはむろんである。
箱を製作する場合につき述べてきたが、もちろん請求項
2記載の側板、請求項3記載の側板を使用しても重箱を
製作できることはむろんである。
【0043】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ことから、従来製法に比して低コストで立ち上がり部を
有する紙製容器を製造することが可能な側板を提供する
ことが可能となるのである。
ことから、従来製法に比して低コストで立ち上がり部を
有する紙製容器を製造することが可能な側板を提供する
ことが可能となるのである。
【図1】 請求項1記載の側板の斜視図。
【図2】 同、正面図。
【図3】 同、折り畳んだ状態示す正面図。
【図4】 請求項2記載の側板の正面図。
【図5】 同、折り畳んだ状態示す正面図。
【図6】 請求項3記載の側板の正面図。
【図7】 同、折り畳んだ状態を示す正面図。
【図8】 厚紙に請求項1記載の側板を構成する各溝
や切り込みを同一順に二箇所に設けた状態を示す斜視
図。
や切り込みを同一順に二箇所に設けた状態を示す斜視
図。
【図9】 同、正面図。
【図10】 同、折り畳んだ状態を示す正面図。
【図11】 厚紙に請求項1記載の側板を構成する各溝
や切り込みを反対順に二箇所に設けた状態を示す正面
図。
や切り込みを反対順に二箇所に設けた状態を示す正面
図。
【図12】 同、折り畳んだ状態を示す正面図。
【図13】 厚紙に請求項1記載の側板を構成する各溝
や切り込みを1箇所設けると共に、それとは別にV字溝
を隣接して2箇所に設けた状態を示す正面図。
や切り込みを1箇所設けると共に、それとは別にV字溝
を隣接して2箇所に設けた状態を示す正面図。
【図14】 同、折り畳んだ状態を示す正面図。
【図15】 紙製容器の側板の組み立て前の斜視図。
【図16】 重箱の断面斜視図。
【図17】 重箱の断面斜視図。
【図18】 立ち上がりを有する紙製容器の斜視図。
【図19】 外側板の斜視図。
【図20】 内側板の斜視図。
10、11・・段溝 20、21、22、5、9
0、91、92・・V字溝 30、31、32、33、34、35・・立ち上がり部 4・・切り込み 60、61・・厚紙 70、71・・方形溝 80、81、82・・側板 100、101、102、103・・条溝 110、111・・底板 120・・蓋板 130・・外側板 131・・内側板 140、142・・蓋体 141・・蓋板 150・・上段の箱 151・・中段の箱 152・・下段の箱 160、161・・重箱
0、91、92・・V字溝 30、31、32、33、34、35・・立ち上がり部 4・・切り込み 60、61・・厚紙 70、71・・方形溝 80、81、82・・側板 100、101、102、103・・条溝 110、111・・底板 120・・蓋板 130・・外側板 131・・内側板 140、142・・蓋体 141・・蓋板 150・・上段の箱 151・・中段の箱 152・・下段の箱 160、161・・重箱
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 5/42 B65D 21/02 B31B 1/25 B31B 7/25
Claims (3)
- 【請求項1】長方形をなす厚紙の長手方向に立ち上り部
30の立ち上がり高さより若干短い幅を有する段溝10
を設け、該段溝10に隣接する形状にV字溝20を設
け、該V字溝20に隣接する形状でV字溝21を設け、
該V字溝21から立ち上り部30の立ち上り高さより若
干短い距離をおいて切り込み4を設け、該切り込み4か
ら若干距離をおいてV字溝5を設けたことを特徴とする
紙製容器の側板。 - 【請求項2】切り込み4に代えV字溝22を設けたこと
を特徴とする請求項1記載の紙製容器の側板。 - 【請求項3】長方形をなす厚紙の長手方向に、立ち上が
り部31の立ち上がり高さと同じ幅を有する段溝11を
設け、該段溝11に隣接して、厚紙の厚さと同じ幅を有
する方形溝70を設け、該方形溝70から、立ち上り部
31の立ち上がり高さだけの距離をおいて、厚紙の厚さ
と同じ幅を有する方形溝71を設けたことを特徴とする
紙製容器の側板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000055201A JP3294586B2 (ja) | 2000-03-01 | 2000-03-01 | 紙製容器の側板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000055201A JP3294586B2 (ja) | 2000-03-01 | 2000-03-01 | 紙製容器の側板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001240045A JP2001240045A (ja) | 2001-09-04 |
JP3294586B2 true JP3294586B2 (ja) | 2002-06-24 |
Family
ID=18576362
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000055201A Expired - Fee Related JP3294586B2 (ja) | 2000-03-01 | 2000-03-01 | 紙製容器の側板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3294586B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100344442C (zh) * | 2004-06-28 | 2007-10-24 | 陆朝晖 | 一种采用平面包裱生产包装盒的工艺方法及所得产品 |
CN1329182C (zh) * | 2004-06-28 | 2007-08-01 | 陆朝晖 | 一种生产包装盒的工艺方法 |
JP2007284135A (ja) * | 2006-04-19 | 2007-11-01 | Suzuki Shiyoufuudou:Kk | 折箱用資材及び折箱 |
CN100563960C (zh) * | 2007-04-10 | 2009-12-02 | 陈锦棠 | 一种木质包装盒的加工工艺 |
-
2000
- 2000-03-01 JP JP2000055201A patent/JP3294586B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JP2001240045A (ja) | 2001-09-04 |
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