JP3294290B2 - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP3294290B2
JP3294290B2 JP18634591A JP18634591A JP3294290B2 JP 3294290 B2 JP3294290 B2 JP 3294290B2 JP 18634591 A JP18634591 A JP 18634591A JP 18634591 A JP18634591 A JP 18634591A JP 3294290 B2 JP3294290 B2 JP 3294290B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は測距装置、詳しくは、被
写体に向けパルス光を投光し、該被写体からの反射光に
基づいて被写体距離を検出するアクティブ式の測距装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】スチルカメラやビデオカメラ等に適用さ
れるオートフォーカス(以下、AFと略記する)装置に
は、大きく分けて2つの方式がある。1つは被写体の輝
度分布情報を利用するパッシブ方式、他の1つはカメラ
側から信号光を投射し、被写体からの反射光に従って距
離を測定するアクティブ方式である。
【0003】パッシブ方式は、従来、撮影レンズをファ
インダ光学系に兼用した1眼レフレックスタイプのカメ
ラに搭載されて発展してきたが、より廉価なアクティブ
タイプのAFは、ファインダ光学系と撮影用レンズを別
体として構成された、所謂コンパクトカメラ等に採用さ
れることが多かった。
【0004】従って、一般のコンパクトカメラを前方か
らみると、撮影用レンズやファインダ用対物レンズの他
にAF用レンズが並んでいる。そこで、これらレンズの
レイアウト位置によっては、ファインダで見た被写体
と、実際に撮影する被写体、つまりピント合わせをする
被写体との間に、微妙なズレ(以下、パララックスと呼
称する)を生じることがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】さて、1眼レフレック
スカメラ等で使用され、撮影レンズを透過した被写体光
を測距に用いる、所謂TTLパッシブ方式のAFでは、
前述の測距枠のパララックスはないが、構成が複雑で高
価になり、コンパクトカメラのような小型の普及機に採
用することは、コスト的にもスペース的にも困難であ
る。
【0006】図9(A)を用いて、このパララックスに
ついて説明すると、撮影者の目14でファインダ接眼レ
ンズ11を覗き込むと、対物レンズ13との間に設けら
れた、測距マスク12が、ファインダ視野枠51の中央
付近に投影され、測距枠15aとして視認される。
【0007】一方、投光用レンズ1を介して投光される
投光素子2による測距用光は、図のように投射され、所
定距離dA において、測距枠15aとクロスする。従っ
て一般に、撮影される頻度の高い、2〜3mの距離の被
写体に対しては、測距用光のスポット位置16aが測距
枠15aの枠内に投射されているので、撮影者は、撮影
したい被写体を、測距枠15a内に入れて撮影すること
により良好なピントが得られる。
【0008】しかしながら、被写体距離がdA より可成
り近い距離dBに存在する被写体を撮影しようとする場
合、測距用光学系とファインダ光学系の位置の差によ
り、測距用光のスポット位置16bは、測距枠15bの
枠内から大きく外れてしまう。従って、撮影者がいくら
測距枠15b内に被写体を入れても、実際に測距する位
置は16bだから、ピントの合った写真は撮れない。
【0009】従来のこのようなパララックス対策の一つ
として、図9(B)に示すように、近距離では点線の測
距枠15cを利用するように指示するカメラが市販され
ている。だが、初心者にはどの領域から点線の測距枠1
5cを利用すればよいか分からないし、大雑把すぎると
いう難点があった。
【0010】また、パララックスに合わせて、測距枠を
液晶等で、図9(C)に示すように移動させることも考
えられる。このような表示を行うには、、まずカメラ自
体が今測距した距離を知り、それに合わせて表示を切換
えるという、複雑な構成が必要になり、コストアップを
免れられない。
【0011】そこで本発明の目的は、上記問題点を解消
し、測距用光学系とファインダ光学系のパララックスに
よって生じるピント外れを防止するために、測距ポイン
トがファインダ内で明確に視認できるようにした測距装
置を提供するにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による第1のカメ
ラは、測距手段の光学系とファインダの光学系とが異な
るカメラにおいて、被写体までの距離を検出する測距手
段と、この測距手段により求めた被写体距離が所定値よ
り近距離にある場合には、上記測距手段による被写体上
での測距位置を上記ファインダより視認できるように、
上記被写体に向けて光を投光し、上記被写体距離が所定
値より遠距離にある場合には投光しない投光手段とを有
することを特徴とする。本発明による第2のカメラは、
測距手段の光学系とファインダの光学系とが異なるカメ
ラにおいて、赤外光及び可視光を発光可能な発光素子を
用いて被写体に向けて測距用光を投光し、この光の被写
体からの反射光の受光状態に応じて被写体距離を求める
ための投光手段と、上記測距手段が上記被写体距離を求
める以外のタイミングで、上記被写体上での測距位置を
上記ファインダより視認できるように、上記投光手段
よるパルス光のデューティ比を高くする変更手段とを有
することを特徴とする。
【0013】
【実施例】以下、図示の実施例により本発明を説明す
る。先づ、本発明の実施例を説明するのに先立って、本
発明に係る測距装置の基本概念を説明すると、測距枠か
ら測距用光が外れるのは、一般に近接撮影領域の撮影だ
ということより、近接撮影領域においては、その測距用
光そのものを撮影者に見えるように投光制御することに
より、上記パララックスによるピント外れを抑制しよう
とするものである。
【0014】一般に、測距用光には赤外光が用いられる
が、この種赤外光を発光する投光素子の中には可視光領
域内の赤色成分も発光する素子が可成り多く存在する。
また、一発だけのパルス投光では見えにくい光も、その
発光形態を変更すると目視できるようになることがあ
る。例えば、デューティ比1%の強力な光より、デュー
ティ比50%の弱い光の方が見え易くなる。
【0015】この場合、近接撮影領域なので、被写体か
らの反射光が可成り強くなるから、撮影者が測距用光そ
のものを視認し易くなる。そこで本発明に係る測距装置
では、図1に示すように、タイミング回路4と電流制限
付駆動回路3とを設けることにより、投光素子(以下、
LEDと呼称する)2の発光形態、つまり駆動電流値と
デューティ比を近接撮影領域においては、変えられるよ
うにした。
【0016】上記LED2より投光され、投光レンズ1
で集束された測距用光は、被写体20に向け投光され
る。同被写体20で反射された反射光は、受光レンズ9
を介し光位置検出素子(以下、PSDと略記する)8の
受光面上に結像される。すると、上記反射光のPSD8
上の受光位置に応じた光電流がAFIC7に供給され
る。
【0017】第1レリーズスイッチ6aが、撮影者によ
ってオンされると、まずCPU5はLED2を所定回数
投光して測距を行ない、AFIC7の出力結果が所定距
離以近なら、今度はLED2の投光形態を変更して投光
する。このとき被写体は近接撮影領域にあるので、その
発光形態はファインダ内でその反射光を確認できるよう
な発光形態、例えばデューティ比を高くする。なお、6
bは第2レリーズスイッチである。以上が本発明の基本
概念である。次に実施例を説明する。
【0018】図2は、本発明の一実施例を示す測距装置
の詳細な回路図で、上記図1におけるAFIC7の内部
構成が開示されている。この図2において、上記図1と
同じ構成部材には同じ符号を付してその説明を省略し、
異なる個所についてのみ以下に説明する。
【0019】今、投光レンズ1と受光レンズ9との基線
長をs、受光レンズの焦点距離をf、PSD8の投光寄
り端面から受光レンズ9の光軸までの距離をa、そこか
ら、信号光入射位置までの距離をxとすると、被写体距
離dは、 x=s・f/d …………(1) の関係で示される。
【0020】PSD8の信号光入射位置に応じて分流さ
れ、出力された2つの電流信号は、AFIC7のプリア
ンプ21,22により低入力インピーダンスですいとら
れて増幅され、圧縮ダイオード23,24に流入する。
このダイオード24,23に流入する電流I1 ,I2
は、PSD8の全長をtとすれば I1 :I2 =(a+x):{t−(a+x)} …………(2) の関係があるため、
【0021】
【数1】
【0022】の形で演算することにより、被写体距離d
の逆数1/dが求められる。
【0023】圧縮ダイオード24,23の各々の電位V
A ,VB は、バッファ26,25を介して、トランジス
タ27,28及び定電流源29からなる作動演算回路に
入力される。トランジスタ28,27に流れる電流Ia
,Ib と、上記圧縮ダイオード24,23に流入する
電流I1 ,I2 の間には次の関係が成立する。
【0024】
【数2】
【0025】ここで、IS はダイオード23,24、ト
ランジスタ27,28の逆方向飽和電流であり、VT は
サーマルボルテージである。そして、上記(4)(5)
式の差より、 I1 /I2 =Ia /Ib …………(6) の関係が導かれる。
【0026】ところで、電流源29の流す定電流値I0
とトランジスタ28,27に流れる電流Ia ,Ib との
間には Ia +Ib =I0 の関係が成立するため、
【0027】
【数3】
【0028】となる。従って、上記(3)式より、
【0029】
【数4】
【0030】となるから、Ia を知ることにより、被写
体距離dが、CPU5によって演算可能になる。
【0031】さて、この実施例ではLED2を何度も発
行させ、その都度、電流源29を、オンさせることによ
り、積分コンデンサ30に電流Ia を積分して、精度向
上を図ると共に、電流Ia を電圧に変換する。すると、
CPU5は、これを内蔵のA/D変換器で読み込む。な
お、リセット回路31は、積分開始時に積分コンデンサ
30を初期化するものである。
【0032】積分コンデンサ30の容量値をCINT 、1
回の積分時間をtINT 、LED2の発行回数をnとする
と、積分出力Vd は
【0033】
【数5】
【0034】となる。上式では被写体距離d以外は既知
なので、CPU5は、積分出力Vd より被写体距離dを
求めることができる。
【0035】また、この測距用光源であるLED2は可
視光領域の波長を含むものを選び、CPU5により電流
制限付駆動回路3と、タイミング回路4を介してその駆
動電流値と発光デューティ比とが変えられるようになっ
ている。
【0036】さて、本発明の目的として、このLED2
は目視できるようにし、パララックスなしに正確な測距
を可能にするものであるが、目視できようにするには、
LEDの点灯時間を長くする必要がある(目視モー
ド)。この場合、AF時と同じような大電流駆動(AF
モード)を上記目視モード時に長時間続けると、LED
2が破壊することになってしまう。
【0037】そのため、目視できるようにするために、
発光時間を長くする際には、駆動電流を抑制するように
する。これが、電流制限付駆動回路3の機能であり、図
3のような構成とする。
【0038】図3において、符号32は、CPU5から
の信号により、スイッチングトランジスタ37や、電流
切換用電流源39のオン・オフを制御するためのロジッ
ク回路である。そして、抵抗33に電流源38,39か
ら給電されると、該抵抗33の両端に電圧Vx が発生す
る。
【0039】この電圧Vx がオペアンプ34の非反転入
力端に印加されると、オペアンプ34のフィードバック
制御によってパワートランジスタ35のVBEが制御さ
れ、抵抗値Rの電流制限抵抗36の両端には、Vx と同
じ電圧が印加される。
【0040】即ち、スイッチングトランジスタ37がオ
フのとき、LED2を流れる電流IF は、抵抗値Rの電
流制限抵抗36を流れる電流に等しくなるから IF =Vx /R …………(10) によってLED2がドライブされることになる。そし
て、電流源39がオンならLED駆動電流IF は大、オ
フならIF は小となる。
【0041】このように構成された本実施例における各
部動作のタイミングチャートを図4(A),(B),
(C),(D)によって説明する。図4(A)は、LE
D2のAFモードにおける、また図4(B)は目視モー
ドにおける、それぞれの発光形態を示している。即ち、
AFモードではドライブ電流量は大きいがデューティ比
は小さく、目視モードではこれとは逆にドライブ電流量
は小さいがデューティ比が大きくなっている。
【0042】図4(C)は、前記図1に示す第1レリー
ズスイッチ6aの動作波形で、図4(D)はこの第1レ
リーズオン期間中におけるLED2の発光波形を示して
いる。即ち、露光タイミングに先立って第1レリーズス
イッチ6aがオンすると、LED2は、AFモードにお
けるデューティ比の小さい大電流発光、41,42,4
3,44を4回行い、これにより測距を行う。その後、
目視モードにおけるデューティ比の大きい小電流発光4
5,46,…を第1レリーズスイッチ6aがオンされて
いる期間中発光し続け、目視し易いようにする。なお、
AFモード時の発光回数4回は単なる例に過ぎず、これ
に限定する意図ではない。
【0043】このように構成された本実施例の合焦動作
を図5〜8のフローチャートにより説明する。図5は本
実施例に係る測距系を、カメラシステムが駆動するとき
のフローチャートである。前述のように、近接撮影領域
を除けば、パララックスが小さく、目視しにくいので、
消エネ効果も考えて目視モードは行わない。
【0044】第1レリーズスイッチがオンすると(ステ
ップS1)、測距を行ない(ステップS2)、その結果
が1m未満か否かを、判断する(ステップS3)。1m
未満なら、LEDを目視モードにして継続点灯する(ス
テップS6)。そして、第2レリーズスイッチ6b(図
1参照)がオフで(ステップS7)、且つ第1レリーズ
スイッチ6aがオン(ステップS8)である限り、上記
ステップS6の”LED継続点灯”を続ける。
【0045】上記ステップS7で第2レリーズスイッチ
6bがオンされると、上記ステップS2で測距した被写
体距離dに対応した位置にフォーカシングレンズを駆動
してピント合わせし(ステップS9)、その後ステップ
S10に進んで露光動作を行い、このフローを終了す
る。
【0046】上記ステップS3に戻り、被写体距離dが
1m以遠ならLEDの目視モードは行わずに、ステップ
S4,S5のループにより第2レリーズスイッチがオン
されるまで待機する。そして、第2レリーズスイッチが
オンされれば上記ステップS9,S10を実行する。一
方、この待機ループ中で第1レリーズスイッチがオフさ
れれば(ステップS5)、上記ステップS1に戻る。
【0047】図6は、上記図5におけるステップS2の
サブルーチン”測距d”つまりAFモード時の詳細を示
すフローチャートで、前記図1,2におけるAFIC7
から出力され前記(9)式の形で得られる積分電圧Vd
と、同(9)式中の既知の定数a,s,f,CINT 等
と、をCPUで演算して被写体距離の逆数1/dを算出
するフローである。
【0048】さて、この測距状態では、前記図3に示す
電流制限付駆動回路3におけるLED2の駆動電流IF
をできるだけ大きくし、これによって測距用光を大きく
したほうが測距精度上好ましいので、前記図3を用いて
この点を先づ説明する。
【0049】CPU5の命令により、AFモードでは前
記図3におけるロジック回路32を介し電流源39がオ
ンする。一方、電流源38は常時オンなので、抵抗33
にはこれら両電流源38,39の和の電流が流れるか
ら、抵抗33端の電圧効果Vx1は、電流源39をオンし
ない電流源38のみの通電時、つまり目視モード時より
大きくなる。なお、この電流源39をオンしない目視モ
ード時の状態は、後記図7,8により上記ステップS6
のサブルーチン”LED継続点灯”で説明する。抵抗3
3端の電圧降下Vx1が増大すると、オペアンプ34の反
転入力端の電位も上昇するから、LED2の通電電流I
F は前記(10)式のように IF =Vx /R となり、これによってLED2が大電流で駆動制御され
ることになる。今仮に抵抗33を100KΩ,電流源3
8,39の和の電流値を10μA,電流制限抵抗36を
1Ωとすると、 Vx1=1v になるから、LED2の
通電電流IF は下式のようになる。
【0050】IF =1v /1Ω=1A 以上を踏まえて図6のサブルーチンを簡単に説明する
と、測距用光の投光回数nを初期リセットし(ステップ
S11)、上記図3に示す電流源39をオンする(ステ
ップS12)。と共に、スイッチングトランジスタ37
を120μSec(=tINT )オフして(ステップS1
3)LED2から測距用光を投射する。そして、前記図
2示す電流源29をオンして(ステップS14)積分動
作を開始する。
【0051】120μSec間積分したら、LED2の発
光を2mSec間停止し(ステップS15)、投光回数n
をインクリメントして(ステップS16)投光回数nが
4に達するまで(ステップS17)上記ステップS13
〜S17を繰返し実行する。測距用光を投射して積分す
る動作を4回行ったら、ステップS18に進んで積分出
力Vd を算出し、このVd から前記(9)式により被写
体距離dを演算して(ステップS19)リターンする。
【0052】図7は、上記図5におけるステップS6の
サブルーチン”LED継続点灯”の詳細を示すフローチ
ャートで、この継続点灯における前記図3に示す電流制
限付駆動回路3の機能を先づ説明する。CPU5の命令
により、目視モードでは前記図3におけるロジック回路
32が電流源39をオフする。従って、抵抗33には電
流源38からのみ給電され、この電流値を2μAとする
と、抵抗33端の電圧降下Vx2は Vx2=2μA×100KΩ =200mV になるから、LED2の駆動電流IF2は IF2=Vx2/R =200mV/1Ω =200mA になる。このとき上記ロジック回路32により、上記図
6に示したAFモード時よりデューティ比の大きい発光
形態に切り換えると、いっそう目視し易くなるので、こ
れを図7により簡単に説明する。
【0053】電流源39をオフした上で(ステップS2
1)スイッチングトランジスタ37を200μSec間オ
フしてLED2を発光させる(ステップS22)。次い
で、該トランジスタ37を200μSec間オンして発光
を停止させ(ステップS23)、リターンする。
【0054】即ち、上記図6に示す測距用光を投光して
行うAFモード時は、LED2に1A給電を120μS
ecオン、2mSecオフしたのに対し、この図7に示す継
続点灯による目視モード時は、LED2に200mA給
電を200μSecオン、200μSecオフしている。
【0055】このように、本発明においては、至近距離
の近接撮影領域での測距時に、このLED継続点灯によ
る目視モードを行うが、至近距離では被写体からの反射
信号光を可成り受光できるので、この継続点灯状態で、
AFIC7を作動させ、リアルタイムの測距情報を取り
込んでも効果がある。
【0056】この場合、前記(9)式の投光回数n及び
積分時間tINT を変えることによってCPU5は、正し
く測距演算を行うことができる。具体的には、前記図5
のフロー中のステップS6とS7との間に、同フロー中
のステップS2のサブルーチン”測距d”で得られた被
写体距離dを、ステップS6のサブルーチン”LED継
続点灯”で得られた被写体距離dに更新するステップを
設ければよい。
【0057】このようなLED継続点灯時の測距動作の
フローを図8に示すが、この図8中の各ステップは上記
図6と図7の各ステップの組合わせなので、同じステッ
プには同じステップ番号を付してその説明を省略する。
【0058】ところで、上記実施例の測距枠は従来のブ
ライトフレーム式の測距枠を画面中央に設けたものであ
るが、被写体が近距離であってLED2の反射光で測距
位置を表示する場合、この測距枠は不要である。従っ
て、多少のコストアップはあっても測距枠を液晶で表示
し、不要な時には消灯するようにすればより視認しやす
いファインダが得られる。
【0059】上記実施例によれば、アクティブAFにお
いて起こりがちな、パララックスによるピンボケを簡単
な構成で解決することができ、近接撮影領域内での撮影
においても失敗のない写真撮影が可能となる。
【0060】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、被写
体距離算出に必要な投光動作の完了後、算出された被写
体距離が所定値より近距離を示すときには、上記投光動
作を継続させるようにしたので、測距ポイントがファイ
ンダ内で明確に視認でき、これにより測距用光学系とフ
ァインダ光学系のパララックスによって生じるピント外
れを防止できるという顕著な効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る測距装置の基本概念を説明する
図。
【図2】本発明の一実施例を示す測距装置の詳細な回路
図。
【図3】上記図1,2における電流制限付駆動回路の詳
細を示す図。
【図4】上記各図における各部動作のタイミングチャー
ト。
【図5】上記実施例における合焦動作のフローチャー
ト。
【図6】上記図5におけるサブルーチン“測距d”の詳
細を示すフローチャート。
【図7】上記図5におけるサブルーチン“LED継続点
灯”の詳細を示すフローチャート。
【図8】上記図5におけるサブルーチン“LED継続点
灯”の別例のフローチャート。
【図9】アクティブAFにおけるパララックスを説明す
る図。
【符号の説明】
20…被写体 d…被写体距離

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測距手段の光学系とファインダの光学系
    とが異なるカメラにおいて、被写体までの距離を検出する測距手段と、 この測距手段により求めた被写体距離が所定値より近距
    離にある場合には、 上記測距手段による被写体上での測
    距位置を上記ファインダより視認できるように、上記被
    写体に向けて光を投光し、上記被写体距離が所定値より
    遠距離にある場合には投光しない投光手段と、 を有することを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 測距手段の光学系とファインダの光学系
    とが異なるカメラにおいて、 赤外光及び可視光を発光可能な発光素子を用いて被写体
    に向けて測距用光を投光し、この光の被写体からの反射
    光の受光状態に応じて被写体距離を求めるための投光手
    段と、 上記測距手段が上記被写体距離を求める以外のタイミン
    グで、上記被写体上での測距位置を上記ファインダより
    視認できるように、上記投光手段によるパルス光のデュ
    ーティ比を高くする変更手段と、 を有することを特徴とするカメラ。
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