JP3293904B2 - 可撓性膜堰 - Google Patents
可撓性膜堰Info
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/72—Electric energy management in electromobility
Landscapes
- Barrages (AREA)
Description
体の圧力を増減することにより、可撓性膜堰の堰高を広
範囲に調整することができる可撓性膜堰に関するもので
ある。
ム堰では、伸びの少ない帆布の両面にゴム層を一体に形
成したため、ゴム堰内に供給した空気または水の圧力を
増大させても、5%程度しか堰高を増加させることがで
きなかった。
して伸びの少ない帆布を用いたのは、ゴム堰が伸び易い
と、ゴム堰内の圧力が低い場合に、ゴム堰の長手方向中
央部にVノッチと称せられる局部的に堰高が小さくなる
現象が発生し、このVノッチは変形し易く、堰高が安定
しない難点があったからである。
式ゲートで流入水量を調整していたが、洪水時には、土
砂等が取水中に巻込まれて、タービンが破損する惧れが
あるので、ゲートを閉じて取水を停止していた。このよ
うに洪水のような河川の増水時に取水を停止したため、
増水時の発電力が無駄となり、年間発電量が低かった。
そこで、本発明は、長手方向の曲げ剛性を増大させるこ
とにより、堰高が低い場合でも、Vノッチの発生を抑制
しつつ、可撓性膜堰に大巾な周方向伸縮性を与えること
により、堰高の調整範囲の広い可撓性膜堰を提供するこ
とを目的としている。
体の供給により起立し、排出により倒伏する可撓性膜堰
において、該可撓性膜堰の本体は、補強布で補強された
帯状ゴムシートでもって全面に亘って構成され、該補強
布は、河川の流れ方向に向う周方向に沿った周方向補強
撚糸と、該周方向補強撚糸に対し直角方向に指向した長
手方向補強撚糸とよりなり、前記周方向補強撚糸は、こ
れと直角方向の略直線状の前記長手方向補強撚糸より
も、該長手方向補強撚糸の上下を絡むように波状に弯曲
した状態で織成して、絡み弯曲の度合を強くして織成さ
れたことを特徴とするものである。
向に沿った周方向の伸びをこれと直角な長手方向の伸び
よりも大きく補強布を構成したため、可撓性膜堰は長手
方向に比べて周方向に伸縮し易くなり、該可撓性膜堰内
の流体の圧力を増減することにより、堰高が広い範囲に
亘って変化し易くなる。このように上流水位の変化に対
応して堰高を所要の高さに変更することにより、取水水
量を自由に変えることができるので、引上げ式ゲートと
異なり、土砂等を巻込んだ洪水時でも、河川水を有効に
利用して発電でき、年間発電量を著しく増大させること
ができる。
直交した可撓性膜堰の長手方向の補強撚糸を直線状にし
たため、この長手方向の伸縮性を低下させて曲げ剛性を
増大させることにより、可撓性膜堰内の圧力を減少させ
て堰高を低下させた場合でも、Vノッチの発生を大巾に
抑制することができる。しかも、可撓性膜堰の本体は、
補強布で補強された帯状ゴムシートでもって全面に亘っ
て構成されているため、可撓性膜堰の周方向の曲げ剛性
が可撓性膜堰の長手方向に亘って均等化されるのみなら
ず、河川の流れ方向に対し直角方向に指向した長手方向
の曲げ剛性も可撓性膜堰の長手方向に亘って均等化さ
れ、かつ該長手方向曲げ剛性が周方向曲げ剛性より大き
い結果、河床と河川両岸に隣接した法面との境界部近傍
の可撓性膜堰部分に発生し易いVノッチが生じにくく、
さらにこの部分の破損が避けられる。
明の一実施例について説明する。可撓性膜堰の一種たる
ゴム堰1は、河床コンクリート2の頂面3とその河川両
岸に隣接した法面4とに亘り気水密に敷設されている。
に、綿、合成繊維またはこれらを紡いだ撚糸を河川の流
れ方向に向う周方向Rとこれに対する直角方向の長手方
向Lに沿い平織状に織成した帯状の補強布5を2つ折り
に重ね合せた状態で、該補強布5に生ゴムを含浸し、こ
れを加硫成形した帯状ゴムシート9を主要構成部材とし
ている。
周方向撚糸6は、これと直角方向の略直線状の長手方向
撚糸7の上下を絡むように波状に弯曲した状態で織成さ
れている。
に示されるような工程でゴム堰1は河床コンクリート2
に敷設される。
ート9の重ね合せ縁10は河川の上流側に位置し、帯状ゴ
ムシート9の中央部9aは河床コンクリート2の頂面3
に置かれ、帯状ゴムシート9の長手方向の端部9bは河
床コンクリート2の法面4に置かれ、重ね合せ縁10の長
手方向両端部10bは帯状ゴムシート9の折曲縁11に向っ
て斜方向に切断され、これら帯状ゴムシート9の重ね合
せ縁中央部10aおよび両端部10bに押え金12が当てがわ
れ、河床コンクリート2に植設されて帯状ゴムシート9
の重ね合せ縁10および押え金12を貫通したアンカーボル
ト13の上端にナット14が螺合緊締されるようになってい
る。
よび折曲縁11が交わる帯状ゴムシート9の上端部15はゴ
ム堰1内の空気圧力が538kg/m2の場合の堰高h0 より10
%程度高い高さ0.6mに位置している。
2の法面4および帯状ゴムシート9の長手方向端部9b
を貫通してゴム堰1内空間に連通され、給排気管16の他
端は送風機17の排気口に連通されている。
ンクリート2の法面4に取水通路18の取水口19が開口さ
れ、取水通路18は図示されない水力発電所のタービンに
接続されている。
ように構成されているので、送風機17を駆動させてゴム
堰1内に空気を供給すると、ゴム堰1は起立し、ゴム堰
1より上流側の河川の水位が上昇する。
538kg/m2に達した場合には、ゴム堰1の堰高は、越流水
深0.1mの時に、標準堰高h0 =0.542mとゴム堰1より上
流側の取水口19より取水通路18を介して河川水は水力発
電所のタービンに供給され、所要の発電が行なわれる。
と、ゴム堰1は膨張するが、ゴム堰1の帯状ゴムシート
9内では、長手方向撚糸7は略直線状であるのに対して
周方向撚糸6は長手方向撚糸7を絡むように弯曲されて
いるため、ゴム堰1の帯状ゴムシート9はゴム堰1の周
方向Rには大きく伸びるが、ゴム堰1の長手方向Lには
それ程伸びない。
に上昇させると、ゴム堰1の帯状ゴムシート9はゴム堰
1の周方向Rには約12%伸びるが、ゴム堰1の長手方向
Lには2〜3%程度と殆んど伸びず、ゴム堰1の堰高
は、0.602mとなり、標準堰高h0 に比べて約12%増大す
る。
増加させると、ゴム堰1の堰高は0.842mとなり、標準堰
高h0 に比べて約55%増大する。
と、ゴム堰1内の空気圧力が増大し、空気圧力が665kg/
m2の時に堰高が0.537mとなり、ゴム堰1内の空気圧力が
955kg/m2の時に堰高は0.602mとなり、ゴム堰1内の空気
圧力が2565kg/m2 の時に堰高が0.831mとなって、標準堰
高h0 =0.537mに比べて約55%増大する。
1mの時に、538kg/m2であっても、ゴム堰1の帯状ゴムシ
ート9はその長手方向Lには、それ程伸縮しないので、
ゴム堰1の長手方向中央部にVノッチが生ずる惧れがな
い。
広い範囲に亘って変更できるため、河川水位が著しく変
化しても、水力発電所のタービンの取水量を適正に調整
することができる。
れば、洪水時でも、取水通路18へは土砂の流入が阻止さ
れ、引上げ式ゲートのような取水不可能となることがな
く、洪水時の水が有効に利用されて、年間発電量の増大
が可能となる。
電所取水堰に用いられたが、図6に図示するように、図
1ないし図5のゴム堰1と同様なゴム堰21を魚道20に設
けることができ、常時適正な水量の水を魚道20に流し、
魚の溯上を許すことができる。なおゴム堰22は本発明の
ゴム堰と異って堰高を大巾に変更できない通常のゴム堰
である。
る一部欠截斜視図である。
である。
である。
面、5…補強布、6…周方向撚糸、7…長手方向撚糸、
8…ゴム層、9…帯状ゴムシート、10…重ね合せ縁、11
…折曲縁、12…押え金、13…アンカーボルト、14…ナッ
ト、15…上端部、16…給排気管、17…送風機、18…取水
通路、19…取水口、20…魚道、21,22…ゴム堰。
Claims (1)
- 【請求項1】 流体の供給により起立し、排出により倒
伏する可撓性膜堰において、該可撓性膜堰の本体は、補強布で補強された帯状ゴムシ
ートでもって全面に亘って構成され、 該補強布は、河川の流れ方向に向う周方向に沿った周方
向補強撚糸と、該周方向補強撚糸に対し直角方向に指向
した長手方向補強撚糸とよりなり、 前記周方向補強撚糸は、これと直角方向の略直線状の前
記長手方向補強撚糸よりも、該長手方向補強撚糸の上下
を絡むように波状に弯曲した状態で織成して、絡み弯曲
の度合を強くして織成されたことを特徴とする可撓性膜
堰。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30442992A JP3293904B2 (ja) | 1992-10-19 | 1992-10-19 | 可撓性膜堰 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30442992A JP3293904B2 (ja) | 1992-10-19 | 1992-10-19 | 可撓性膜堰 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH06128925A JPH06128925A (ja) | 1994-05-10 |
JP3293904B2 true JP3293904B2 (ja) | 2002-06-17 |
Family
ID=17932901
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30442992A Expired - Fee Related JP3293904B2 (ja) | 1992-10-19 | 1992-10-19 | 可撓性膜堰 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3293904B2 (ja) |
-
1992
- 1992-10-19 JP JP30442992A patent/JP3293904B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH06128925A (ja) | 1994-05-10 |
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