JPH0323080Y2 - - Google Patents

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JPH0323080Y2
JPH0323080Y2 JP1982158319U JP15831982U JPH0323080Y2 JP H0323080 Y2 JPH0323080 Y2 JP H0323080Y2 JP 1982158319 U JP1982158319 U JP 1982158319U JP 15831982 U JP15831982 U JP 15831982U JP H0323080 Y2 JPH0323080 Y2 JP H0323080Y2
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JP
Japan
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net
rope
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tier
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JP1982158319U
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JPS5962770U (ja
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  • Braiding, Manufacturing Of Bobbin-Net Or Lace, And Manufacturing Of Nets By Knotting (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は定置網の垣網に関するもので、更に詳
しくは同一網目合で有結節編製されてなる網地の
上部側より下部側に向つて、順次その分径が細い
網地ロープを用い且それぞれが任意掛目数で形成
される段網部が少なくとも2つ以上一体的に連接
編製された垣網に係るものである。垣網の役割は
潮流にのつて回遊する魚群を威嚇し、その回遊路
を遮断するとともに該威嚇した魚群を囲網内に誘
導するものであるから、垣網は潮流に対し横断す
る方向で張設される。そして該垣網は通常沿岸側
の略水深が10〜30m程度の所から、沖合側の囲網
が張設される略水深が50〜100m程度の所まで略
直線状に張設されるものであるから、その長さも
小型定置網においても100〜300m以上であり中型
或いは大型定置網では500〜1500m以上にも及ぶ
ものであるばかりか、海面から海底面に至る範囲
に張設するためその網地面積は極めて広大なもの
となるものである。他方潮流は一般にその上層ほ
ど速く流動しており而も台風や荒天時における波
浪も略水深10m程度に亘つてその作用が及ぶもの
であるから、垣網とりわけてその上面部には極め
て膨大な潮流抵抗や波浪抵抗が付加されることと
なる。
これがため垣網はこれら潮流抵抗や波浪抵抗に
十分対抗しうる程度の強靭性が要求されることと
なり、該垣網網地を編製する網地ロープも必然的
に強靭なもの所謂分径の太いものが使用されるこ
ととなる。
而しながら網地ロープ分径を太くすることは編
製される網地コストの大巾な上昇を招くばかり
か、網地が著るしく嵩を増し揚網作業に際しての
船上作業を困難ならしめ、更には同一網目合の場
合には分径の太みに比例して潮流抵抗が大きく働
き吹かれの発生原因となり、而も網地が多重とな
るため該網地を懸下展張させるための側網の浮揚
力を増加させるための浮子類を多量に装着させる
必要が生ずる等新たに多くの問題を発生させる結
果となる。
このようなことから現状においては第一図に示
すように、それぞれその分径の異る網地ロープ若
しくは網糸を用いて同一網目合に有結節若しくは
無結節編成した網地を用意し、最も分径の太い網
地ロープ若しくは網糸で編製された網地を上段網
(A)として任意掛目数その上端側に配し、次い
で該上段網(A)の下側には該上段網(A)を構
成する網地ロープ若しくは網糸の分径より細い網
地ロープ若しくは網糸で編成された網地を中段網
(B)として任意掛目数配し、更に必要のある場
合には該中段網(B)の下側に該中段網(B)を
構成する網地ロープ若しくは網糸の分径より更に
細い網地ロープ若しくは網糸で編製された網地を
下段網(C)として任意掛目数配し、而してそれ
ぞれ連接配置された上段網(A)と中段網(B)
とを、また中段網(B)と下段網(C)とをこれ
ら網地を構成する網地ロープ若しくは網糸と略同
分径の編合糸(D)で相互に連接するそれぞれの
網地の半目(A′)と(B′)、或いは(B′)と
(C′)との接合部を巻回結着(D′)し、且それぞ
れの網地の結節部を跨回させながら連接して編き
合せるものであつて、かかる編き合せ作業には極
めて高度の塾練性が要求されるばかりか、手作業
による編き合せであるため巻回結着度合や結節部
えの跨回等に際して張力の斑がおきやすく、これ
が長い網地の編き合せで次第に集積され網地の展
張に際して弛みや歪みの発生となつて網成りを悪
くしたり吹かれの原因ともなるばかりか、広大な
網地面積を有する垣網における該編き合せ作業に
は極めて膨大な経費、労力等が強いられる等現状
の垣網には末だ多のく問題が内在されている。
本考案はかかる問題を解決するため鋭意研究の
結果有結節編網に係る技術を有効に活用してなさ
れたものであつて、有結節編網に際し編製される
網地の上部側に相当する部分には所要の太さを有
する網地ロープを所要の掛目数配し、その下部に
連接編製される部分には該上部側部分を構成する
網地ロープ分径より10〜30%細い網地ロープを所
要する掛目数配し、更に必要に応じてはその下部
にそれぞれ連接編製される網地の上部側部分を構
成する網地ロープ分径より10〜30%細い網地ロー
プを所要の掛目数に配して、これらを同一網目合
で同時一体的に有結節編網することにより編製さ
れた網地の上部側より下部側に向つて、それぞれ
を構成する網地ロープ分径が順次細く且任意掛目
数の段網部を一体的に連接編製させ、編き合せ作
業の削減とともに良好な網成りを保持する垣網を
安価に提供するものである。
以下に本考案実施例を図に基づき説明すれば、第
二図は本考案品の正面見取図づあつて上部段網1
は最もその分径の太い網地ロープ1Aで構成され
るものであつて、通常この網地ロープ1Aの分径
は6〜8mm程度の物が使用されるが、潮流が速い
漁場や波浪の大きく発生する漁場或いは大型定置
網の如く垣網網地面積の大きな場合には8〜10mm
程度のものが使用される。
そしてかかる網地ロープ1Aで構成される上部
段網1の掛目数所謂網巾はその網目合にもよる
が、通常の垣網網目合とされる30〜60cmの場合で
は5〜10目程度に形成されるものである。
かくしてなる上部段網1の下側には該上部段網
1を構成する網地ロープ1Aの分径に対し10〜30
%分径の細い網地ロープ2Aで構成される中部段
網2が所要の掛目数で連接編製されている。
この中段部網2を構成する網地ロープ2Aは4
〜8mm程度の範囲の適宜分径が選択使用されるも
のである。そして該中部段網2は張設される漁場
の水深が浅い場合や底質が岩磐等網地の摩損が予
想される漁場等では、該中部段網2を以つて海底
面まで展張できるような掛目で形成される。
他方漁場の水深も深く而も中層や下層の潮流も
比較的速い漁場等では、該中部段網2の下側に更
に該中部段網2を構成する網地ロープ2Aの分径
に対し10〜30%分径の細い網地ロープ3Aで構成
される下部段網3が所要の掛目数連接編製されて
なるものである。そしてこの下部段網3を構成す
る網地ロープ3Aはその分径が4〜7mm程度の範
囲の適宜分径が選択使用される。
また水深が極めて深い漁場等では該下部段網3の
下側に更に同様な方法で段網を連接編製させるこ
とも考慮される。
そしてこれら上部段網1、中部段網2及び下部段
網3は同一網目合で同時に一体的に有結節編製さ
れるものである。
無論有結節編製に際しては本目結節、二重本目結
節、蛙又結節或いは二重蛙又結節等いづれの結節
状態においても特段の制限はない。
本考案は上述の如き構成よりなるものであつ
て、上部段網と中部段網或いは下部段網とが同一
網目合で一体的に編製され、而も有結節編製では
その掛目数が100〜200掛以上にも亘る掛目数で編
製できるため、海面から海底面に至る広大な網地
面積を有する垣網においても全く編き合せの必要
がなくなり、その経費や労力が削減されることに
より極めて安価な垣網が提供されることとなる。
更に本考案では上部段網と中部段網、或いは中
部段網と下部段網とが同一網目合で編製され且そ
の連接が相互に結節部でなされているから、展張
に際しての浮揚力や沈降力がそれぞれの網地連接
部の網目脚部−結節部−網目脚部で伝播されるた
め網地の展開が容易となり、而も上部段網を構成
する網地ロープ分径に対し中部段網を構成する網
地ロープ分径が10〜30%細い網地ロープで構成さ
れ、また該中部段網を構成する網地ロープ分径に
対し下部段網を構成する網地ロープ分径が同様に
10〜30%細い網地ロープ分径で構成されてなるた
め、互に連接する網地相互においては網地ロープ
分径が10〜30%程度の相違であるため、剛性や硬
さ等に極端な差異が発生せず結節部分における負
けもなく、而も機械編製による結節のため弛みや
緩みの発生が防止されることと相俟つて網地の均
質な展張がなしえる。
そして網地重量や嵩はその断面積に比例して20〜
50%も低減化されるため、揚網に際しての船上作
業性も簡便化され且網地の下部側に向つて順次網
地ロープ分径の細い網地ロープで構成される中部
段網或いは下部段網等段網部が連接編製されてな
るため、潮流抵抗が著るしく低減化されて網成り
が良好に保持される等多くの特徴を具備した垣網
といえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の編き合せによる垣網の正面見取
図、第2図は本考案垣網の正面見取図である。 符号の説明、1……上部段網、1A……上部段
網を構成する網地ロープ、2……中部段網、2A
……中部段網を構成する網地ロープ、3……下部
段網、3A……下部段網を構成する網地ロープ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 同一網目合で有結節編製されてなる網地の上部
    側より下部側に向つて、順次その分径が細い網地
    ロープを用い且それぞれが任意掛目数で構成され
    る段網部が少なくとも2つ以上一体的に連接編製
    されてなり、而も互に連接編製されるそれぞれの
    段網部の上部に位置する段網部を構成する網地ロ
    ープ分径に対し、その下部に位置する段網部を構
    成する網地ロープ分径が10〜30%細い網地ロープ
    を用いてなることを特徴とする垣網。
JP15831982U 1982-10-20 1982-10-20 垣網 Granted JPS5962770U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15831982U JPS5962770U (ja) 1982-10-20 1982-10-20 垣網

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15831982U JPS5962770U (ja) 1982-10-20 1982-10-20 垣網

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5962770U JPS5962770U (ja) 1984-04-25
JPH0323080Y2 true JPH0323080Y2 (ja) 1991-05-20

Family

ID=30348808

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15831982U Granted JPS5962770U (ja) 1982-10-20 1982-10-20 垣網

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JP (1) JPS5962770U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5433899Y2 (ja) * 1975-07-29 1979-10-18

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5962770U (ja) 1984-04-25

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