JP3293774B2 - 複合窓 - Google Patents

複合窓

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JP3293774B2
JP3293774B2 JP16597298A JP16597298A JP3293774B2 JP 3293774 B2 JP3293774 B2 JP 3293774B2 JP 16597298 A JP16597298 A JP 16597298A JP 16597298 A JP16597298 A JP 16597298A JP 3293774 B2 JP3293774 B2 JP 3293774B2
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明 金坂
真樹 丁場
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新日軽株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属枠の屋内側露
出部分を樹脂枠にて覆ってなる複合枠を備えた複合窓で
あり、特に真壁に適した複合窓に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、窓枠としては、アルミニウム製等
の金属枠のみからなるものが主流をなしてきたが、近
年、金属枠の屋内側露出部分(樹脂にて覆われない状態
において屋内側に露出する部分、以下同じ)を樹脂枠に
て覆ってなる複合枠に、金属框の屋内側露出部分を樹脂
框にて覆ってなる複合障子を納めた複合窓が提案されて
いる。これは金属表面を低熱伝導率の樹脂にて覆うこと
により、断熱性の向上を図り、室内側への結露を防止
し、さらには金属特有の視覚的冷たさを排除して、室内
装飾との一体性を持たせることによって意匠性の向上を
図らんとするものである。このような複合窓が取付けら
れる建屋壁部の構造としては、柱を壁仕上げで覆うこと
によって該柱が室内側に対し非露出状とされる大壁と、
壁を柱と柱の間に納めることによって該柱が室内側に対
し露出状とされる真壁とがある。ここで近年の住宅にお
いては、乾式化及び室内の内観意匠の向上から壁面ボー
ドやケーシング材(窓額縁)を用いた大壁が主流となっ
ている。そのため複合窓も大壁を対象として設計されて
いる。しかしながら、和風木造住宅においては今なお真
壁が一般的であり、この場合の複合窓は、大壁用の複合
窓を流用して取付けていた。
【0003】図6は大壁に取付けられた従来の複合窓の
要部横断面図であり、金属枠の一部をなす金属縦枠及び
樹脂枠の一部をなす樹脂縦枠を中心に示す図である(図
1、2、6、7において屋外側を符号A,屋内側を符号
Bにて示す)。この図6に示すように、大壁Cにおいて
は柱100の屋内側露出部分が化粧材101にて覆われ
ており、この化粧材101は柱100よりも見付方向窓
側(図6、7の符号正視状態において上側、図2の符号
正視状態において左右中央側、以下同じ)に突出するこ
とから、これら化粧材101と柱100の間には段部1
02が形成されている。したがって複合窓の複合枠も段
部102に対応するように、金属縦枠103の屋内側端
部には見付方向窓側に向けて突出する金属アングル10
4が形成され、樹脂縦枠105の屋内側端部には見付方
向窓側に向けて突出する樹脂アングル106が形成され
ていた。そして金属アングル104の屋内側面が樹脂ア
ングル106にて覆われると共に、これらを貫通する固
定ネジ107によって金属アングル104及び樹脂アン
グル106が化粧材101に固定されていた。
【0004】一方、図7は真壁Dに取付けられた従来の
複合窓の要部横断面図である。この図7に示すように、
真壁Dにおいては柱100が屋内側に露出している。こ
の真壁Dに取付けられている複合窓は図6に示した大壁
用の複合窓と基本的には同一構成をなすものであるが、
化粧材がないことによって生じる隙間(金属アングル1
04と柱100の間隔約20mm)を埋めるため、金属
アングル104と柱100の間には樹脂製のスペーサ1
08が配置されていた。そして金属アングル104及び
樹脂アングル106とスペーサ108とを貫通する固定
ネジ109によって、金属アングル104、樹脂アング
ル106及びスペーサ108が柱100に固定されてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のこ
のような複合窓においては、上記のように大壁用の複合
窓を単に流用していたので、下記のような問題があっ
た。すなわち隙間を埋めるためにスペーサ108を配置
する必要があったので、部品点数が増加して管理及び施
工が面倒であった。特に大型の複合窓においてはスペー
サ108も長くなるため、その全長に至ってズレなくネ
ジ止めすることは困難であった。またこのようにスペー
サ108を設けた場合には複合窓の左右の縦枠及び上枠
においてスペーサの屋内側面が露出し、意匠上好ましく
なかった。
【0006】本発明は、従来のこのような複合窓におけ
る問題点に鑑みてなされたもので、部品点数が少なくて
管理や施工が容易であり、また意匠上の均衡を図って意
匠性を向上させることのできる複合窓を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような従来の複合窓
における問題点を解決するために請求項1に記載の本発
明は、壁体に設けた開口内に装着されるもので、金属枠
の屋内側露出部分を樹脂枠にて覆ってなる複合枠に、金
属框の屋内側露出部分を樹脂框にて覆ってなる複合障子
を納めた複合窓であって、上記金属枠を構成する金属縦
枠の屋内側の端部には、見付方向に沿う金属縦片を設け
ると共に、上記樹脂枠を構成する樹脂縦枠の屋内側の端
部には、見付方向に沿う樹脂縦片を設け、上記樹脂縦片
にて上記金属縦片の屋内側露出部分を覆うと共に、これ
ら樹脂縦片及び金属縦片の上記壁体側の側面を該壁体に
直接又は間接に当接させたことを特徴として構成されて
いる。
【0008】また請求項2に記載の本発明は、請求項1
に記載の本発明において、上記樹脂枠を構成する樹脂上
枠の屋内側の端部には、見付方向に沿う樹脂上片を設
け、上記樹脂上片と上記樹脂縦片を相互に突合せ配置す
ると共に、これらの屋内側面を相互に面一状とすること
により、これら樹脂上片と樹脂縦片によって下向きコ字
状の屋内側面部を形成したことを特徴として構成されて
いる。
【0009】また請求項3に記載の本発明は、請求項1
又は2に記載の本発明において、上記樹脂縦片は屋外側
の屋外側縦片と屋内側の屋内側縦片とを有し、上記屋外
側縦片と上記金属縦片とをこれらの上記壁体側の側面に
配置したクリップにて挟持することにより、上記樹脂縦
片と上記金属縦片を相互に連結したことを特徴として構
成されている。
【0010】また請求項4に記載の本発明は、請求項3
に記載の本発明において、上記樹脂縦片の屋内側縦片を
上記屋外側縦片よりも上記壁体側に延出し、屋内側縦片
にて上記クリップの屋内側露出部分を覆ったことを特徴
として構成されている。
【0011】また請求項5に記載の本発明は、請求項1
乃至4に記載の本発明において、上記金属縦枠には上記
壁体に当接する突出片を設け、該突出片の上記壁体側の
側面と上記樹脂縦片の上記壁体側の側面とを相互に面一
状としたことを特徴として構成されている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明たる複合窓の一実施
形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本
実施形態における複合窓の縦断面図、図2は図1の複合
窓の横断面図、図3は図2の要部拡大図、図5は図3の
要部斜視図である。図1〜3において建屋の壁体は、柱
1が屋内側に露出状した真壁Dとして構成されている。
この真壁Dには方形の開口2が形成されており、この開
口2に複合窓が装着されている。
【0013】この複合窓は、図1、2に示すように、金
属枠3の屋内側露出部分を樹脂枠4にて覆ってなる複合
枠に、金属框5の屋内側露出部分を樹脂框6にて覆って
なる一対の複合障子7を引違い状に納めて構成されてい
る。このうち金属枠3は金属上枠31、金属下枠32及
び左右の金属縦枠33、34を方形状に枠組してなるも
ので、また樹脂枠4は樹脂上枠41、樹脂下枠42及び
左右の樹脂縦枠43、44から構成されている。そして
樹脂上枠41は金属上枠31に、樹脂下枠42は金属下
枠32に、左の樹脂縦枠43は左の金属縦枠33に、右
の樹脂縦枠44は右の金属縦枠34にそれぞれ取付けら
れて、その屋内側露出部分を覆っている。また金属框5
は金属上框51、金属下框52及び左右の金属縦框5
3、54を方形状に框組してなるもので、また樹脂框6
は樹脂上框61、樹脂下框62及び左右の樹脂縦框6
3、64から構成されている。そして樹脂上框61は金
属上框51に、樹脂下框62は金属下框52に、左の樹
脂縦框63は左の金属縦框53に、右の樹脂縦框64は
右の金属縦框54にそれぞれ取付けられて、その屋内側
露出部分を覆っている。なお金属框5にはガラス体55
が嵌め込まれている。
【0014】なお、金属枠3及び金属框5はアルミの押
し出し型材にて成型され、また樹脂枠4及び樹脂框6は
塩化ビニルやアクリル樹脂等から成型される。このよう
に樹脂枠4にて金属枠3の屋内側露出部分を覆い、また
樹脂框6にて金属框5の屋内側露出部分を覆うことによ
り、金属による冷たい感じを隠し、また熱伝導率の低い
樹脂によって断熱効果を向上させている。またこれら樹
脂枠4及び樹脂框6には、木材粉等を混入させて、外観
上あたかも木材で形成されているかの観を呈することも
できる。
【0015】上記樹脂枠4のうち樹脂上枠41には、図
1に示すように、その屋内側の端部に、見付方向に沿う
樹脂上片45が設けられている。この樹脂上片45は樹
脂上枠41の長手方向に沿ってかつその全長に至って設
けられるもので、中空状に形成されることによって断熱
性の向上が図られている。この樹脂上片45は建屋上壁
位置から複合障子7の上端部よりやや下方位置にまで延
出され、該複合障子7の上端部を屋内側に対して非露出
状に覆っている。また樹脂下枠42は、金属下枠32の
屋内側の金属アングル35に対応した樹脂アングル46
を有し、該樹脂アングル46にて金属アングル35の上
面を覆っている。
【0016】また図2、3に示すように、金属縦枠33
の屋内側の端部には、見付方向に沿う金属縦片36が設
けられている。この金属縦片36は金属縦枠33の長手
方向に沿ってかつその全長に至って設けられるもので、
金属縦枠33と一体をなし、金属縦枠33の金属縦片3
6以外の部分とほぼ同じ薄板状に形成されている。ま
た、樹脂縦枠43の屋内側の端部には、見付方向に沿う
樹脂縦片47が設けられている。この樹脂縦片47は樹
脂縦枠43の長手方向に沿ってかつその全長に至って設
けられるもので、連結樹脂片48を介して樹脂縦枠43
と一体に形成されている。なお金属枠3及び樹脂枠4か
らなる複合枠は、本願における特徴部分に関してはほぼ
左右対称に構成されているため、以下、左の金属縦枠3
3及び左の樹脂縦枠43の周辺の構成を中心に説明し、
右の金属縦枠34及び右の樹脂縦枠44の周辺の構成の
個別的な説明は省略する。
【0017】そして図3に示すように、樹脂縦片47は
金属縦片36の屋内側に配置され、該金属縦片36の屋
内側露出部分が樹脂縦片47によって完全に覆われてい
る。すなわち、連結樹脂片48と樹脂縦片47との間に
は金属縦片36の高さ、幅及び厚さにほぼ対応する形状
の収納溝47aが形成されており(両者の幅が厳密には
異なることについては後述する)、この収納溝47a内
に金属縦片36が配置されて、その屋内側の側面が屋内
側に対して非露出状とされている。したがって金属縦片
36の温度が樹脂縦片47にて遮断されて屋内側に伝達
しないので、断熱性が向上して、結露等を防ぐことがで
きる。また金属縦片36側面の視覚的に冷たい感じが屋
内側に伝わらず、意匠性が向上する。
【0018】ここで複合窓の正面形状(屋内側から見た
面を正面とする)について説明する。図4は屋内側から
見た複合窓の概念的正面図であり、(a)は本実施形態
の正面図、(b)は他の実施形態の正面図である。本実
施形態の複合窓は、左右の複合縦枠の側面に複合上枠の
側端部を突合せ配置した縦通し窓として形成されてお
り、したがって図4(a)に示すように、樹脂上片45
と樹脂縦片47も相互に突合せ配置されている。ここで
樹脂上片45と樹脂縦片47は、見込方向における同位
置に形成され、樹脂上片45の屋内側面と樹脂縦片47
の屋内側面は相互に面一状とされている。したがって図
4(a)に示すように、左右の樹脂縦片47と樹脂上片
45とによって、外観上連続する下向きコ字状の屋内側
面部8が形成されており、意匠上の均衡に優れた屋内体
裁を形成することができる。なお複合窓を、上枠の下面
に左右の縦枠の上端部を突き合せ配置した横通し窓とし
て構成しても、図4(b)に示すように、上記と同様に
意匠上の均衡のある下向きコ字状の屋内側面部9を形成
することができる。
【0019】ここで樹脂縦片47は、図3に示すよう
に、屋外側に配置した屋外側縦片71と屋内側に配置し
た屋内側縦片72を有して構成されている。これら屋外
側縦片71と屋内側縦片72とは互いにほぼ同じ高さ、
幅及び厚さに形成されており(両者の幅が厳密には異な
ることについては後述する)、互いの間には断熱空間部
を有している。このように断熱空間部を備えることによ
り、断熱性の一層の向上が図られている。また屋外側縦
片71と屋内側縦片72の間の真壁D側の端部には、溝
73が形成されている。この溝73は樹脂縦片47の長
手方向の全長に至って形成されており、真壁D側に開放
するものである。そしてこの溝73と、金属縦片36の
屋外側面とに掛け渡すように、クリップ74が配置され
ている。
【0020】このクリップ74は、ステンレスにて横断
面U字状に形成されており、上述のようにその一端を溝
73に、他端を金属縦片36の屋外側面に掛け渡した状
態で、屋外側縦片71と金属縦片36とを挟持する。そ
してこのように屋外側縦片71と金属縦片36とが挟持
されることによって、収納溝47aのサイズが大きすぎ
る場合でも樹脂縦片47が金属縦片36に密着状に連係
し、樹脂縦片47が金属縦片36から離れたり、これら
相互間に隙間が空くことが防止されている。そして屋外
側縦片71と金属縦片36とはクリップ74を介して間
接的に、屋内側縦片72はクリップ74を介することな
く直接的に真壁Dの柱1に当接することにより、また金
属縦枠33と樹脂縦枠43とがこれらを貫通する固定ネ
ジ75にて柱1に締結されることにより、金属縦枠33
及び樹脂縦枠43が柱1に対して強固に固定されてい
る。なおクリップ74は図5に示す如き短尺に形成され
ており、屋外側縦片71及び金属縦片36の長手方向に
おいて所定間隔で配置されている。
【0021】ここで図3に示すように、屋内側縦片72
と屋外側縦片71とは厳密には同じ幅には形成されてお
らず、屋内側縦片72は屋外側縦片71よりも幅広に
(真壁D側に延出して)形成されている。すなわち屋内
側縦片72の幅W1に対して屋外側縦片71の幅はW1
−T1(ここでT1はクリップ74の厚み)として形成
されており、屋外側縦片71の真壁D側の側面と真壁D
の柱1との間には厚みT1の隙間が形成される。また金
属縦片36も屋内側縦片72に対して厚みT1だけ狭幅
に形成されており、金属縦片36の真壁D側の側面と真
壁Dの柱1との間には厚みT1の隙間が形成される。し
たがってこれら屋外側縦片71と金属縦片36とがクリ
ップ74にて挟持された状態においては、クリップ74
の真壁D側の側面と屋内側縦片72の真壁D側の側面と
が互いに面一状となり、ほぼ一体となって真壁Dの柱1
に当接するので、屋内側縦片72と真壁Dの柱1との間
に隙間ができることが防止される。このため、屋内側縦
片72に加わった荷重が真壁Dに確実に伝達され、また
断熱性が確実に保持される。特に、クリップ74の屋内
側の側面が屋内側縦片72にて覆われるので、断熱性を
保持することができる。
【0022】ここで図3に示すように、金属縦枠33に
は真壁D側に突出する突出片37、38が従来から設け
られている。これは、突出片37、38の相互間に形成
される角部に真壁Dの柱1を押し当てることによって、
真壁Dに対する金属縦枠33の位置を容易に決定できる
ようにするためである。そして本実施形態においては、
この突出片37、38のうち真壁Dの柱1の側面に突き
当てられる突出片38の真壁D側の側面、クリップ74
の真壁D側の側面、屋内側縦片72の真壁D側の側面が
互いに面一状とされている。したがってこれら突出片3
8、クリップ74及び屋内側縦片72がほぼ一体となっ
て真壁Dの柱1に当接するので、これら各片と柱1との
間に隙間ができることが防止される。このため、これら
各片に加わった荷重が真壁Dに確実に伝達され、また断
熱性が確実に保持される。
【0023】最後に複合窓の組立手順について概説す
る。まず樹脂上枠41を金属上枠31に、樹脂下枠42
を金属下枠32に、左の樹脂縦枠43を左の金属縦枠3
3に、右の樹脂縦枠44を右の金属縦枠34にそれぞれ
取付ける。そしてクリップ74を装着し、金属縦片36
と樹脂縦片47とを連結する。なおこのクリップ74の
装着を容易ならしめるため、図3に示すように屋外側縦
片71の角部には面取りR1が設けられている。その
後、各枠を方形に枠組して複合枠を構成し、真壁Dの開
口2に装着する。そして別途組立てた複合障子7、7を
複合枠内に納めて、組立てが完了する。
【0024】さてこれまで本発明の一実施形態について
説明したが、本発明は上記に示した実施形態に限定され
ず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態に
て実施されてよいものであり、以下、これら異なる形態
について説明する。まず本発明は真壁のみならず大壁に
適用することも可能である。また上記実施形態において
は複合窓が引違い窓である場合について説明したが、こ
の他、嵌殺し窓、内倒し窓、外倒し窓を含むあらゆる形
式の複合窓に本発明が採用されてよい。また金属縦片、
樹脂縦片及びクリップの形状は上記のものに限られず、
請求の範囲に示した技術的思想の範囲内において種々異
なる形状に形成され得る。また樹脂加工精度を向上させ
ることによって収納溝を正確な寸法で形成でき、連結樹
脂片と樹脂縦片の間に金属縦片が強固に保持される場合
には、クリップは不要であり、またこの場合には屋外側
縦片と屋内側縦片を同じ幅に形成してよい。あるいは樹
脂縦片を金属縦片に密着させるためにはクリップ以外の
手段を用いてもよく、例えば屋外側縦片には金属縦片側
に突出する突起と設け、金属縦片には屋外側縦片の突起
に対応する位置に孔部を設け、該孔部に突起を係止させ
てもよい。また樹脂縦片は中空状でなくともよく、屋外
側縦片と屋内側縦片とを相互に一体にして中実状として
もよい。また下向きコ字状の屋内側面部を形成するもの
としたが、さらに下枠側にも屋内側面部を設けて、窓全
体として方形の屋内側面部を形成してもよい。
【0025】
【発明の効果】上記したように請求項1に記載の本発明
は、金属枠を構成する金属縦枠の屋内側の端部には、見
付方向に沿う金属縦片を設けると共に、樹脂枠を構成す
る樹脂縦枠の屋内側の端部には、見付方向に沿う樹脂縦
片を設け、樹脂縦片にて上記金属縦片の屋内側露出部分
を覆うと共に、これら樹脂縦片及び金属縦片の壁体側の
側面を該壁体に直接又は間接に当接させたことにより、
隙間部材を用いることなく壁体に密着した複合縦枠を構
成することができ、部品点数を削減できて管理や施工を
一層容易化することができる。また縦枠に加わった荷重
が樹脂縦片及び金属縦片を介して壁体に確実に伝達され
る。
【0026】しかも請求項2に記載の本発明は、樹脂枠
を構成する樹脂上枠の屋内側の端部には、見付方向に沿
う樹脂上片を設け、樹脂上片と樹脂縦片を相互に突合せ
配置すると共に、これらの屋内側面を相互に面一状とす
ることにより、これら樹脂上片と樹脂縦片によって下向
きコ字状の屋内側面部を形成したことにより、意匠上の
均衡に優れた屋内側面を形成することができる。
【0027】しかもまた請求項3に記載の本発明は、樹
脂縦片は屋外側の屋外側縦片と屋内側の屋内側縦片とを
有し、屋外側縦片と金属縦片とをこれらの壁体側の側面
に配置したクリップにて挟持することにより、樹脂縦片
と金属縦片を相互に連結したので、樹脂縦片が金属縦片
から離れたり、これら相互間に隙間が空くことを防止で
きる。特に屋外側縦片と金属縦片とをクリップにより挟
持しているので、クリップをこれら屋外側縦片と金属縦
片とに押し当てるだけで挟持作業を行うことができ、他
の挟持手段に比べて挟持作業が容易である。
【0028】さらに請求項4に記載の本発明は、樹脂縦
片の屋内側縦片を屋外側縦片よりも壁体側に延出し、屋
内側縦片にてクリップの屋内側への露出を防止すること
ができる。
【0029】さらにまた請求項5に記載の本発明は、金
属縦枠には壁体に当接する突出片を設け、該突出片の壁
体側の側面と樹脂縦片の壁体側の側面とを相互に面一状
としたことにより、各片がほぼ一体となって壁体に当接
するので、これら各片と壁体との間に隙間ができること
が防止される。このため、これら各片に加わった荷重が
壁体に確実に伝達され、また断熱性が確実に保持され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における複合窓の縦断面図
である。
【図2】図1の複合窓の横断面図である。
【図3】図2の要部拡大図である。
【図4】屋内側から見た複合窓の概念的正面図であり、
(a)は本実施形態の正面図、(b)は他の実施形態の
正面図である。
【図5】図3の要部斜視図である。
【図6】大壁に取付けられた従来の複合窓の要部横断面
図である。
【図7】真壁に取付けられた従来の複合窓の要部横断面
図である。
【符号の説明】
A 屋外側 B 屋内側 C 大壁 D 真壁 W1 幅 T1 厚み R1 面取り 1、100 柱 2 開口 3 金属枠 4 樹脂枠 5 金属框 6 樹脂框 7 複合障子 8、9 屋内側面部 31 金属上枠 32 金属下枠 33 左の金属縦枠 34 右の金属縦枠 35 金属アングル 36 金属縦片 37、38 突出片 41 樹脂上枠 42 樹脂下枠 43 左の樹脂縦枠 44 右の樹脂縦枠 45 樹脂上片 46 樹脂アングル 47 樹脂縦片 47a 収納溝 48 連結樹脂片 51 金属上框 52 金属下框 53 左の金属縦框 54 右の金属縦框 55 ガラス体 61 樹脂上框 62 樹脂下框 63 左の樹脂縦框 64 右の樹脂縦框 71 屋外側縦片 72 屋内側縦片 73 溝 74 クリップ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁体に設けた開口内に装着されるもの
    で、金属枠の屋内側露出部分を樹脂枠にて覆ってなる複
    合枠に、金属框の屋内側露出部分を樹脂框にて覆ってな
    る複合障子を納めた複合窓であって、 上記金属枠を構成する金属縦枠の屋内側の端部には、見
    付方向に沿う金属縦片を設けると共に、上記樹脂枠を構
    成する樹脂縦枠の屋内側の端部には、見付方向に沿う樹
    脂縦片を設け、 上記樹脂縦片にて上記金属縦片の屋内側露出部分を覆う
    と共に、これら樹脂縦片及び金属縦片の上記壁体側の側
    面を該壁体に直接的に又は間接的に当接させたこと、を
    特徴とする複合窓。
  2. 【請求項2】 上記樹脂枠を構成する樹脂上枠の屋内側
    の端部には、見付方向に沿う樹脂上片を設け、 上記樹脂上片と上記樹脂縦片を相互に突合せ配置すると
    共に、これらの屋内側面を相互に面一状とすることによ
    り、これら樹脂上片と樹脂縦片によって下向きコ字状の
    屋内側面部を形成したこと、を特徴とする請求項1に記
    載の複合窓。
  3. 【請求項3】 上記樹脂縦片は屋外側の屋外側縦片と屋
    内側の屋内側縦片とを有し、 上記屋外側縦片と上記金属縦片とをこれらの上記壁体側
    の側面に配置したクリップにて挟持することにより、上
    記樹脂縦片と上記金属縦片を相互に連結したことを特徴
    とする請求項1又は2に記載の複合窓。
  4. 【請求項4】 上記樹脂縦片の屋内側縦片を上記屋外側
    縦片よりも上記壁体側に延出し、上記屋内側縦片にて上
    記クリップの屋内側露出部分を覆ったことを特徴とする
    請求項3に記載の複合窓。
  5. 【請求項5】 上記金属縦枠には上記壁体に当接する突
    出片を設け、該突出片の上記壁体側の側面と上記樹脂縦
    片の上記壁体側の側面とを相互に面一状としたことを特
    徴とする請求項1乃至4に記載の複合窓。
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