JP3292855B2 - 圧接コネクタ - Google Patents

圧接コネクタ

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JP3292855B2
JP3292855B2 JP24365296A JP24365296A JP3292855B2 JP 3292855 B2 JP3292855 B2 JP 3292855B2 JP 24365296 A JP24365296 A JP 24365296A JP 24365296 A JP24365296 A JP 24365296A JP 3292855 B2 JP3292855 B2 JP 3292855B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧接端子を収容す
る圧接コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】圧接端子は圧接刃が電線の絶縁被覆に喰
い込んで絶縁被覆内部の導体と接触することにより、電
線と導通する。図4はこの圧接端子を収容した従来の圧
接コネクタを示し、1は絶縁性樹脂からなるハウジング
であり、底壁2及び所定間隔を有して底壁2から立設す
る複数の仕切壁3を備え、底壁2と隣接する仕切壁3と
によって囲まれた部分が端子収容室4となっている。端
子収容室4はハウジング1に複数形成されており、各端
子収容室4内に圧接端子5が収容される。
【0003】圧接端子5は、相手端子(図示省略)が挿
入されることによって、相手端子が接触して導通する筒
状の接触部6と、この接触部6と底部7を介して連設し
た圧接部8とを備えている。圧接部8は底部7の両側を
屈曲して立ち上げることによって対向するように配置さ
れている。各圧接部8はコ字状に成形されており、折曲
された両端部が電線10に喰い込む圧接刃9となってい
る。なお、電線10は導体11が絶縁被覆12に被覆さ
れた構造となっている。
【0004】この構造では、圧接端子5の圧接部8の間
に位置するように電線10を上方から位置決めし、圧接
治具(図示省略)を下降させて電線10を圧接部8の間
に押し込む。この押し込みによって圧接刃9が絶縁被覆
12に喰い込んで、導体12と接触するため、電線10
と接続することができる。
【0005】このような圧接治具による押し込みを可能
とするため、ハウジング1の上面は開放された状態とな
っている必要がある。従来では、この開放されているハ
ウジング1の上面に対し、平板状のカバー13を被せる
ようになっており、このカバー13によって端子収容室
4の上方を閉じている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、カバー13
を被せるだけの従来構造の圧接コネクタでは、端子収容
室4の内部で結露が生じ易く、結露が発生すると漏電す
るおそれがある。すなわち、カバー13を被せるだけで
は、図5に示すように、ハウジング1の仕切壁3とカバ
ー13との間に隙間14ができ、湿気がこの隙間14を
通過して端子収容室4の内部に侵入するおそれがある。
【0007】本発明はこのような従来の問題点を考慮し
てなされたものであり、端子収容室内での結露を確実に
防止することができる構造の圧接コネクタを提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、底壁及び底壁から立設した複数
の仕切壁をそれぞれ有し各仕切壁間に圧接端子が収納さ
れた複数のハウジングを備え、前記仕切壁が対向するよ
うにハウジングを組み合わせることにより圧接端子を収
容するための端子収容室が形成される圧接コネクタであ
って、前記一方のハウジングの仕切壁はその厚さが全長
に亘って同一に形成され、前記他方のハウジングの仕切
壁は前記一方のハウジングの仕切壁に向かって先細りの
テーパ状に形成されて前記一方のハウジングの仕切壁の
対向端部に較べて強度を小さくし、前記ハウジングの組
み合わせにより双方のコネクタハウジングの仕切壁の対
向端部が密着状態で当接することを特徴とする。
【0009】この構造では、仕切壁を対向させてハウジ
ングを組み合わせることによって、仕切壁によって仕切
られた複数の端子収容室を形成できる。このとき対向し
た仕切壁の対向端部が密着状態で当接するため、湿気や
雨水を確実に遮断でき、これらが仕切壁を通過して端子
収容室に浸入することがなく、結露を防止できる。ま
た、他方のハウジングの仕切壁を一方のハウジングの仕
切壁に向かって先細り状としたことにより強度が低下す
るため、当接時に確実に潰すことができる。
【0010】請求項2の発明は、請求項1記載の発明で
あって、一方のハウジングの仕切壁の対向端部が、他方
のハウジングの仕切壁の対向端部と当接すると共に、こ
の当接によって潰れる形状に成形されていることを特徴
とする。
【0011】一方のハウジングの対向端部が潰れること
によって、他方のハウジングの対向端部との密着面積を
確保でき、湿気や雨水の仕切壁での遮断を更に確実に行
うことができる。
【0012】
【0013】
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態の全体
の部分破断正面図、図2はその要部の断面図である。こ
の実施形態の圧接コネクタ20は3個のハウジングを上
下方向に組み合わせることによって構成されており、2
1は最上部に位置するアッパハウジング、22は中間部
分に位置するロアハウジング、23は最下部に位置する
カバーハウジングである。
【0015】これらのハウジング21、22、23の両
端の対向部分には、鉤状に形成されたフック部21a、
22a、22b、23aが形成されており、これらのフ
ック部が係合することによって圧接コネクタ20が組み
立てられる。すなわち、アッパーハウジング21のフッ
ク部21aがロアハウジング22のフック部22aと係
合し、カバーハウジング23のフック部23aが、フッ
ク部22aと連設されているロアハウジング22のフッ
ク部22bと係合し、これらの係合によって、ハウジン
グ21、22、23が組み合わせられるものである。従
って、この実施形態では、アッパーハウジング21及び
ロアハウジング22がお互いに相手側のハウジングとな
る一方、ロアハウジング22及びカバーハウジング23
がお互いに相手側のハウジングとなっている。
【0016】アッパーハウジング21及びロアハウジン
グ22は横長方向に延びる底壁25、26をそれぞれ有
していると共に、所定間隔で底壁25、26から相手側
のハウジング方向に起立する複数の仕切壁27、28を
有している。各ハウジング21、22における仕切壁2
7、28は相互に対向しており、ハウジング21、22
を組み合わせることによって、対向した仕切壁27、2
8が当接する。そして仕切壁27、28及び底壁25、
26によって囲まれることにより端子収容室29が形成
される。
【0017】ロアハウジング22及びカバーハウジング
23においても同様であり、ロアハウジング22の底壁
26からは、仕切壁30がカバーハウジング23方向に
起立している。これに対し、カバーハウジング23は横
長方向に延びる底壁31を有していると共に、底壁31
からは、仕切壁32がロアハウジング22方向に複数起
立している。そして、ハウジング22、23を組み合わ
せることにより、仕切壁30、32、底壁26、31で
囲まれた端子収容室33が形成される。
【0018】なお、組み合わせられるハウジング21、
22、23の内、下側に位置するハウジング(ロアハウ
ジング22、カバーハウジング23)には、相手側のハ
ウジング21、22の方向に起立する押し上げ突起34
が形成されている。押し上げ突起34は端子収容室2
9、33と対向するように形成されており、ハウジング
の組み合わせ時に、後述する圧接端子に電線を圧接させ
るものである。
【0019】このような実施形態では、端子収容室2
9、33が上下2段で形成され、この上下2段の状態で
横方向に複数、配設されている。それぞれの端子収容室
29、33の内部には、圧接端子(図2参照)が挿入さ
れる。圧接端子は図4と同様な構造となっており、図2
において、35は電線に喰い込む圧接刃であり、斜め下
方に傾斜した刃体35aを有している。
【0020】この実施形態では、ハウジングを組み合わ
せたとき、仕切壁の対向端部が密着状態で当接するよう
になっている。図2及び図3は、この関係をロアハウジ
ング22及びカバーハウジング23について示してい
る。
【0021】ロアハウジング22の仕切壁30はその対
向端部36が、カバーハウジング23の仕切壁32の対
向端部38と対向している。ここで、カバーハウジング
23の仕切壁32の厚さはロアハウジング22の仕切壁
30に対して薄くなっている。又、ロアハウジング22
の仕切壁30はその厚さが全長に亘って同一となってい
るのに対し、カバーハウジング23の仕切壁34におい
ては、その対向端部38がロアハウジング22に向かっ
て先細り状のテーパとなっている。このように先細り状
とすることにより、カバーハウジング23側の仕切壁3
4の対向端部38は、ロアハウジング22側の対向端部
36に比べて強度が小さくなっている。
【0022】更に、これらの仕切壁30、32を合わせ
た長さは、ハウジング22、23を相互に組み合わせた
際の設定間隔よりも幾分長くなるように形成されてい
る。従って、ハウジング22、23を組み合わせると、
対向端部36、38は相互に当接するばかりでなく、長
くなっている分だけ重なり合うようになっている。
【0023】このような関係において、押し上げ突起3
4上に電線を載置し、いずれか一方のハウジング22又
は23を圧接治具によって相手側のハウジング23又は
22に接近させ、圧接刃35を電線に喰い込ませる。こ
の組み合わせの初期では、図2に示すようにそれぞれの
仕切壁30、32が相互に接近する。
【0024】そして、対向しているフック部22b、2
3aが係合するように、ハウジング22、23を更に接
近させると、仕切壁30、32の対向端部36、38が
相互に当接する。この当接では、仕切壁32側の対向端
部38の強度が仕切壁30側の対向端部36よりも小さ
くなっているため、仕切壁32側の対向端部38が押し
潰され、この押し潰れによって図3に示すように、対向
端部36、38は広い接触面積で相互に密着する。
【0025】このような対向端部36、38の密着状態
では、仕切壁30、32の間に隙間がなくなり、仕切壁
30、32が湿気や雨水を確実に遮断する。このため、
これらが端子収容室33に侵入することがなく、湿気や
雨水に起因した漏電を防止することができる。
【0026】なお、以上の対向端部の構造はアッパーハ
ウジング21の仕切壁27及びロアハウジング22の仕
切壁28に対しても同様に適用されるものであり、これ
により、上段側に配置されている端子収容室29に対す
る結露を、同様に防止することができる。
【0027】更に、以上のような押し潰れによる密着
は、対向端部の強度の相関々係で可能であり、このため
相互に当接する仕切壁の一方の対向端部に小孔を形成し
たり、多数のスリットを形成しても良い。
【0028】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、仕切壁を対向
させてハウジングを組み合わせることによって、仕切壁
により仕切られた複数の端子収容室を形成できる。この
とき、対向した仕切壁の対向端部が密着状態で当接する
ため、湿気や雨水を確実に遮断でき、これらが仕切壁を
通過して端子収容室に浸入することがなく、結露を防止
できる。また、一方のハウジングの仕切壁の対向端部が
先細り状となって強度が低下しているため、仕切壁の当
接時に確実に潰すことができる。
【0029】請求項2の発明によれば、仕切壁の当接に
よって、一方の仕切壁の対向端部が潰れるため、他方の
仕切壁の対向端部との密着面積を確保でき、湿気や雨水
の遮断を更に確実に行うことができる。
【0030】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の全体を示す部分破断正面
図である。
【図2】一実勢形態の要部の断面図である。
【図3】一実施形態の組み合わせ状態の断面図である。
【図4】従来の圧接コネクタの部分破断斜視図である。
【図5】従来の圧接コネクタの問題点を示す断面図であ
る。
【符号の説明】 20 圧接コネクタ 21 アッパハウジング 22 ロアハウジング 23 カバーハウジング 25 26 31 底壁 27 28 30 32 仕切壁 29 33 端子収容室 35 圧接刃 36 38 対向端部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底壁及び底壁から立設した複数の仕切壁
    をそれぞれ有し各仕切壁間に圧接端子が収納された複数
    のハウジングを備え、前記仕切壁が対向するようにハウ
    ジングを組み合わせることにより圧接端子を収容するた
    めの端子収容室が形成される圧接コネクタであって、
    記一方のハウジングの仕切壁はその厚さが全長に亘って
    同一に形成され、前記他方のハウジングの仕切壁は前記
    一方のハウジングの仕切壁に向かって先細りのテーパ状
    に形成されて前記一方のハウジングの仕切壁の対向端部
    に較べて強度を小さくし、前記ハウジングの組み合わせ
    により双方のコネクタハウジングの仕切壁の対向端部が
    密着状態で当接することを特徴とする圧接コネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明であって、一方のハ
    ウジングの仕切壁の対向端部が、他方のハウジングの仕
    切壁の対向端部と当接すると共に、この当接によって潰
    れる形状に成形されていることを特徴とする圧接コネク
    タ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112421258A (zh) * 2019-08-23 2021-02-26 矢崎总业株式会社 连接器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112421258A (zh) * 2019-08-23 2021-02-26 矢崎总业株式会社 连接器

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JPH1092479A (ja) 1998-04-10

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