JP3292815B2 - 携帯用便器 - Google Patents
携帯用便器Info
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- JP3292815B2 JP3292815B2 JP02662697A JP2662697A JP3292815B2 JP 3292815 B2 JP3292815 B2 JP 3292815B2 JP 02662697 A JP02662697 A JP 02662697A JP 2662697 A JP2662697 A JP 2662697A JP 3292815 B2 JP3292815 B2 JP 3292815B2
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- Japan
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- water
- portable toilet
- sheet
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、トイレ施設がな
くとも用便を足すことのできる携帯用便器に関するもの
である。
くとも用便を足すことのできる携帯用便器に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】例えば大災害が発生し、家屋が倒壊して
住めなくなった場合、避難場所にあてられた学校などの
避難所のトイレが利用できなかったり、または、避難所
のトイレが不足しているときは、仮設トイレを設置す
る。
住めなくなった場合、避難場所にあてられた学校などの
避難所のトイレが利用できなかったり、または、避難所
のトイレが不足しているときは、仮設トイレを設置す
る。
【0003】しかしながら、避難所に仮設トイレを設置
しても、利用者が多数なので、便槽はたちまちいっぱい
になってしまう。このように便槽がいっぱいになったら
ば汲み取ればよいが、災害時は汲み取りまで人手が回ら
ないので、仮設トイレが利用できなくなってしまう。そ
して、便槽をいっぱいのままにしておくと、不衛生であ
るとともに、暑い時期には伝染病の発生源になる恐れが
ある。
しても、利用者が多数なので、便槽はたちまちいっぱい
になってしまう。このように便槽がいっぱいになったら
ば汲み取ればよいが、災害時は汲み取りまで人手が回ら
ないので、仮設トイレが利用できなくなってしまう。そ
して、便槽をいっぱいのままにしておくと、不衛生であ
るとともに、暑い時期には伝染病の発生源になる恐れが
ある。
【0004】そこで、緊急時、災害時などにおいて、ト
イレ施設がなくともその場所を汚すことなく用便を足す
ことのできる携帯用便器が種々提案されている。このよ
うな携帯用便器は、上面板に挿入孔が設けられた折り畳
み可能な箱と、この箱内へ挿入孔から挿入し、開放端側
を外側に折り返すことのできる袋とで構成されている。
したがって、箱を組み立てた後に袋をセットすることに
より、用便を足すことができ、箱から袋を取り除くこと
により、後片付けをすることができる。
イレ施設がなくともその場所を汚すことなく用便を足す
ことのできる携帯用便器が種々提案されている。このよ
うな携帯用便器は、上面板に挿入孔が設けられた折り畳
み可能な箱と、この箱内へ挿入孔から挿入し、開放端側
を外側に折り返すことのできる袋とで構成されている。
したがって、箱を組み立てた後に袋をセットすることに
より、用便を足すことができ、箱から袋を取り除くこと
により、後片付けをすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の携帯用便器を構
成する箱は、折り畳んでも嵩張るため、持ち運ぶのに不
便であった。また、箱を組み立てた後に袋をセットしな
ければ、使用できないので、組立作業が必要になり、組
立に手間がかかる。そして、急に催した場合、組立に手
間がかかるため、すぐに用便を足すことができないなど
の不都合があった。
成する箱は、折り畳んでも嵩張るため、持ち運ぶのに不
便であった。また、箱を組み立てた後に袋をセットしな
ければ、使用できないので、組立作業が必要になり、組
立に手間がかかる。そして、急に催した場合、組立に手
間がかかるため、すぐに用便を足すことができないなど
の不都合があった。
【0006】この発明は、上記したような要望に応える
ためになされたもので、持ち運びに便利で、急に催して
もすぐに設置して用便を足すことのできる携帯用便器を
提供するものである。
ためになされたもので、持ち運びに便利で、急に催して
もすぐに設置して用便を足すことのできる携帯用便器を
提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、防水シート
と通水シートとの周縁を接合して内部にシート状の吸水
体を収納したマット体を、防水シートを外側にして通水
シート同士が接するように折り曲げて重ねた積層部分の
左右側縁を接合して上端側が開放する収容部を形成した
携帯用便器において、左右側縁と略平行に、通水シート
同士が接するように折り曲げた後、外側の防水シート同
士が接するように折り曲げた襞状の折り曲げ部を設けた
ものである。 そして、下端側となる折り曲げ部の通水シ
ート同士をスポット状に接合するのが望ましい。
と通水シートとの周縁を接合して内部にシート状の吸水
体を収納したマット体を、防水シートを外側にして通水
シート同士が接するように折り曲げて重ねた積層部分の
左右側縁を接合して上端側が開放する収容部を形成した
携帯用便器において、左右側縁と略平行に、通水シート
同士が接するように折り曲げた後、外側の防水シート同
士が接するように折り曲げた襞状の折り曲げ部を設けた
ものである。 そして、下端側となる折り曲げ部の通水シ
ート同士をスポット状に接合するのが望ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図に
基づいて説明する。図1はこの発明の一実施形態である
携帯用便器の一使用例を示す斜視図、図2〜図5は図1
に示した携帯用便器の製造過程を示す説明図、図6は図
4のA−A線による一部を省略した切断端面拡大図、図
7は図5のB−B線による一部を省略した切断端面拡大
図、図8は図5のC−C線による一部を省略した切断端
面拡大図である。
基づいて説明する。図1はこの発明の一実施形態である
携帯用便器の一使用例を示す斜視図、図2〜図5は図1
に示した携帯用便器の製造過程を示す説明図、図6は図
4のA−A線による一部を省略した切断端面拡大図、図
7は図5のB−B線による一部を省略した切断端面拡大
図、図8は図5のC−C線による一部を省略した切断端
面拡大図である。
【0009】図1〜図8において、1は携帯用便器を示
し、耐水性ポリエチレンシートで構成した防水シート2
と、吸水紙、粉砕パルプ、吸水性ポリマなどからなるシ
ート状の吸水体3と、不織布で構成した通水シート4と
で構成されている。11は折り曲げ部を示し、携帯用便
器1の積層部分1pを形成するそれぞれが三重の部分で
ある。12は当て部を示し、積層部分1pの上端部分、
すなわち折り曲げ線である谷折り線L4 と反対側に位置
している。13は袋状の収容部を示し、積層部分1pの
谷折り線L4 に連なる左右側縁を接合24L,24Rし
た部分で形成され、当て部12,12の間が入口部分1
3iとなっている。
し、耐水性ポリエチレンシートで構成した防水シート2
と、吸水紙、粉砕パルプ、吸水性ポリマなどからなるシ
ート状の吸水体3と、不織布で構成した通水シート4と
で構成されている。11は折り曲げ部を示し、携帯用便
器1の積層部分1pを形成するそれぞれが三重の部分で
ある。12は当て部を示し、積層部分1pの上端部分、
すなわち折り曲げ線である谷折り線L4 と反対側に位置
している。13は袋状の収容部を示し、積層部分1pの
谷折り線L4 に連なる左右側縁を接合24L,24Rし
た部分で形成され、当て部12,12の間が入口部分1
3iとなっている。
【0010】次に、携帯用便器の製造について説明す
る。まず、図2に示すように、防水シート2の上に吸水
体3を重ね、谷折り線L11,L12で防水シート2の左右
側部を谷折りして二点鎖線のように吸水体3の左右側部
の上に重ねた後、防水シート2と吸水体3との上に、二
点鎖線で示すように、通水シート4を重ね、図3のよう
に前後端部を加熱圧着して接合21F,21Bするとと
もに、左右側縁をも加熱圧着して接合22L,22Rす
ると、下から上へ防水シート2、吸水体3、通水シート
4が重合する厚手なシート状のマット体Xとなる。
る。まず、図2に示すように、防水シート2の上に吸水
体3を重ね、谷折り線L11,L12で防水シート2の左右
側部を谷折りして二点鎖線のように吸水体3の左右側部
の上に重ねた後、防水シート2と吸水体3との上に、二
点鎖線で示すように、通水シート4を重ね、図3のよう
に前後端部を加熱圧着して接合21F,21Bするとと
もに、左右側縁をも加熱圧着して接合22L,22Rす
ると、下から上へ防水シート2、吸水体3、通水シート
4が重合する厚手なシート状のマット体Xとなる。
【0011】そして、通水シート4を上側にしてマット
体Xを図3に示す谷折り線L21,L 22で通水シート4,
4同士が接するように谷折りした後、折り込んだ部分を
山折り線L31,L32で防水シート2,2同士が接するよ
うに反転させて上側に重なるよう山折りし、図4および
図6に示すように、Ω形状を扁平にして上下反転させた
形状となるように折り曲げ、左右に折り曲げ部11,1
1を設ける。この折り曲げ部11,11の通水シート
4,4同士を、下端側または底となる中央の図4に示す
谷折り線L4 の近傍で接合23L,23Rする。
体Xを図3に示す谷折り線L21,L 22で通水シート4,
4同士が接するように谷折りした後、折り込んだ部分を
山折り線L31,L32で防水シート2,2同士が接するよ
うに反転させて上側に重なるよう山折りし、図4および
図6に示すように、Ω形状を扁平にして上下反転させた
形状となるように折り曲げ、左右に折り曲げ部11,1
1を設ける。この折り曲げ部11,11の通水シート
4,4同士を、下端側または底となる中央の図4に示す
谷折り線L4 の近傍で接合23L,23Rする。
【0012】さらに、図4に示す谷折り線L4 で防水シ
ート2,2同士および通水シート4,4同士が接するよ
うに谷折りして重ねた積層部分1pの左右側縁、すなわ
ち防水シート2,2同士を、図5に示すように、谷折り
線L4 から所定長接合24L,24Rして当て部12,
12および収容部13を形成すると、携帯用便器1にな
る。
ート2,2同士および通水シート4,4同士が接するよ
うに谷折りして重ねた積層部分1pの左右側縁、すなわ
ち防水シート2,2同士を、図5に示すように、谷折り
線L4 から所定長接合24L,24Rして当て部12,
12および収容部13を形成すると、携帯用便器1にな
る。
【0013】なお、使用に際しては、積層部分1pを前
後方向に広げるとともに、折り曲げ部分11を左右方向
に広げると、底部分も広がり、図1に示すように、立た
せて設置することができ、当て部12,12が前後に開
くので、当て部12,12の間に大腿部および臀部を宛
うことにより、用便を足すことができ、排泄物を収容部
13に収容させることができる。
後方向に広げるとともに、折り曲げ部分11を左右方向
に広げると、底部分も広がり、図1に示すように、立た
せて設置することができ、当て部12,12が前後に開
くので、当て部12,12の間に大腿部および臀部を宛
うことにより、用便を足すことができ、排泄物を収容部
13に収容させることができる。
【0014】上述したように、この発明の一実施形態に
よれば、マット体Xを、防水シート2を外側にして通水
シート4,4同士が接するように折り曲げて重ねた積層
部分1pの上端部分に非接合部分を設けて左右側縁を接
合24L,24Rすることにより、当て部12,12お
よび上端側が開放する収容部13を形成したので、収容
部13を広げることにより、立たせて設置することがで
きるため、組立作業が不要で、箱などを利用せずに簡単
に設置でき、急に催してもすぐに用便を足すことができ
る。
よれば、マット体Xを、防水シート2を外側にして通水
シート4,4同士が接するように折り曲げて重ねた積層
部分1pの上端部分に非接合部分を設けて左右側縁を接
合24L,24Rすることにより、当て部12,12お
よび上端側が開放する収容部13を形成したので、収容
部13を広げることにより、立たせて設置することがで
きるため、組立作業が不要で、箱などを利用せずに簡単
に設置でき、急に催してもすぐに用便を足すことができ
る。
【0015】そして、箱などを利用しないので、嵩張ら
ず、持ち運びに便利である。また、使用時に当て部1
2,12が大腿部および臀部に柔らかく当たるため、使
用感がよく、漏らさないように用便を足すことができ
る。さらに、左右側縁の防水シート2,2同士を接合2
4L,24Rしたので、接合強度も充分で、密封性が保
てるため、用便を足した後は折り畳むことにより、簡単
に密封させて後片付けをすることができるとともに、衛
生的に処理することができる。
ず、持ち運びに便利である。また、使用時に当て部1
2,12が大腿部および臀部に柔らかく当たるため、使
用感がよく、漏らさないように用便を足すことができ
る。さらに、左右側縁の防水シート2,2同士を接合2
4L,24Rしたので、接合強度も充分で、密封性が保
てるため、用便を足した後は折り畳むことにより、簡単
に密封させて後片付けをすることができるとともに、衛
生的に処理することができる。
【0016】そして、左右側縁と平行に折り曲げ部1
1,11を設けたので、幅を狭くすることができるた
め、携帯に際して便利であり、折り曲げ部11,11が
補強の機能を有するため、底を平面状態にして安定した
状態に設置させることができる。また、下端側となる折
り曲げ部11,11の通水シート4,4同士を接合23
L,23Rしたので、使用中に広がって形が崩れること
がなくなる。
1,11を設けたので、幅を狭くすることができるた
め、携帯に際して便利であり、折り曲げ部11,11が
補強の機能を有するため、底を平面状態にして安定した
状態に設置させることができる。また、下端側となる折
り曲げ部11,11の通水シート4,4同士を接合23
L,23Rしたので、使用中に広がって形が崩れること
がなくなる。
【0017】図9はこの発明の一実施形態である携帯用
便器の他の使用例を示す分解斜視図、図10は図9に示
した分解状態から組み立ててD−D線で破断した断面図
であり、図1〜図8と同一部分に同一符号を付して説明
を省略する。
便器の他の使用例を示す分解斜視図、図10は図9に示
した分解状態から組み立ててD−D線で破断した断面図
であり、図1〜図8と同一部分に同一符号を付して説明
を省略する。
【0018】図9または図10において、31は適当な
強度を有した箱を示し、上面板32に、携帯用便器1を
筒状に広げた状態で挿入することのできる円形の挿入孔
32aと、四隅に係止孔32bとが設けられている。3
3は弁座の機能を有する押さえ枠を示し、箱31の挿入
孔32aに重なる孔33aと、両孔32a,33aを重
ねた状態で、各係止孔32bに係合する係合突起33b
が設けられている。
強度を有した箱を示し、上面板32に、携帯用便器1を
筒状に広げた状態で挿入することのできる円形の挿入孔
32aと、四隅に係止孔32bとが設けられている。3
3は弁座の機能を有する押さえ枠を示し、箱31の挿入
孔32aに重なる孔33aと、両孔32a,33aを重
ねた状態で、各係止孔32bに係合する係合突起33b
が設けられている。
【0019】次に、組立について説明する。まず、積層
部分1pを前後方向に広げるとともに、折り曲げ部分1
1を左右方向に広げた筒状態の携帯用便器1を、底側か
ら箱31の挿入孔32aへ挿入して箱31の底へ到達さ
せる。そして、当て部12,12を前後に広げて上面板
32の上面に沿わせ、押さえ枠33を上面板32に乗せ
て当て部12,12を上面板32とで挟み込むととも
に、各係合突起33bを各係止孔32bに係合させるこ
とにより、組立が完了する。なお、箱31から携帯用便
器1を取り出す場合は、各部を組立と反対に操作するこ
とにより、携帯用便器1を取り出すことができる。
部分1pを前後方向に広げるとともに、折り曲げ部分1
1を左右方向に広げた筒状態の携帯用便器1を、底側か
ら箱31の挿入孔32aへ挿入して箱31の底へ到達さ
せる。そして、当て部12,12を前後に広げて上面板
32の上面に沿わせ、押さえ枠33を上面板32に乗せ
て当て部12,12を上面板32とで挟み込むととも
に、各係合突起33bを各係止孔32bに係合させるこ
とにより、組立が完了する。なお、箱31から携帯用便
器1を取り出す場合は、各部を組立と反対に操作するこ
とにより、携帯用便器1を取り出すことができる。
【0020】このように箱31および押さえ枠33を用
いることにより、腰を押さえ枠33に下ろして用便を足
すことができるとともに、押さえ枠33で携帯用便器1
の入口部分13iを確実に開放させることができるとと
もに、携帯用便器1を倒れないように支持することがで
きる。
いることにより、腰を押さえ枠33に下ろして用便を足
すことができるとともに、押さえ枠33で携帯用便器1
の入口部分13iを確実に開放させることができるとと
もに、携帯用便器1を倒れないように支持することがで
きる。
【0021】なお、上記した実施形態では、防水シート
2を耐水性ポリエチレンシートとし、吸水体3を吸水
紙、粉砕パルプ、吸水性ポリマなどからなるシート状の
ものとし、通水シート4を不織布とした携帯用便器1で
説明したが、防水シートは防水性、遮水性および耐水性
を有し、できれば熱圧着可能な他のものであってもよ
く、吸水体は吸水性を有するシート状の他のものであっ
てもよく、通水シートは耐水性および通水性を有し、で
きれば熱圧着可能な他のものであってもよいことは言う
までもない。
2を耐水性ポリエチレンシートとし、吸水体3を吸水
紙、粉砕パルプ、吸水性ポリマなどからなるシート状の
ものとし、通水シート4を不織布とした携帯用便器1で
説明したが、防水シートは防水性、遮水性および耐水性
を有し、できれば熱圧着可能な他のものであってもよ
く、吸水体は吸水性を有するシート状の他のものであっ
てもよく、通水シートは耐水性および通水性を有し、で
きれば熱圧着可能な他のものであってもよいことは言う
までもない。
【0022】また、折り曲げ部11、当て部12,12
を設け、通水シート4,4同士を下端側で接合23L,
23Rさせたが、必要に応じて折り曲げ部11および/
または当て部12,12を設けたり、さらに、通水シー
ト4,4同士を接合23L,23Rさせればよい。ここ
で、通水シート4,4同士を接合23L,23Rさせな
ければ、マット体Aを折り畳んで積層させ、左右側縁を
接合24L,24Rすることにより、携帯用便器1とす
ることができるので、連続して流れる機械加工で携帯用
便器1を容易に製造することができる。
を設け、通水シート4,4同士を下端側で接合23L,
23Rさせたが、必要に応じて折り曲げ部11および/
または当て部12,12を設けたり、さらに、通水シー
ト4,4同士を接合23L,23Rさせればよい。ここ
で、通水シート4,4同士を接合23L,23Rさせな
ければ、マット体Aを折り畳んで積層させ、左右側縁を
接合24L,24Rすることにより、携帯用便器1とす
ることができるので、連続して流れる機械加工で携帯用
便器1を容易に製造することができる。
【0023】さらに、図9および図10に使用例を示し
たが、押さえ枠33を用いなくとも使用することがで
き、また、上面板および下面板のない筒体、または上面
板がなく、下面板のある筒体であっても携帯用便器1を
同様に使用することができる。
たが、押さえ枠33を用いなくとも使用することがで
き、また、上面板および下面板のない筒体、または上面
板がなく、下面板のある筒体であっても携帯用便器1を
同様に使用することができる。
【0024】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、マッ
ト体を、防水シートを外側にして通水シート同士が接す
るように折り曲げて重ねた積層部分の左右側縁を接合し
て収容部を設けたので、収容部を広げることにより、立
たせて設置することができるため、組立作業が不要で、
箱などを利用せずに簡単に設置でき、急に催してもすぐ
に用便を足すことができる。そして、箱などを利用しな
いので、嵩張らず、持ち運びに便利である。また、左右
側縁を接合したので、接合強度も充分で、密封性が保て
るため、用便を足した後は折り畳むことにより、簡単に
密封させて後片付けをすることができるとともに、衛生
的に処理することができる。
ト体を、防水シートを外側にして通水シート同士が接す
るように折り曲げて重ねた積層部分の左右側縁を接合し
て収容部を設けたので、収容部を広げることにより、立
たせて設置することができるため、組立作業が不要で、
箱などを利用せずに簡単に設置でき、急に催してもすぐ
に用便を足すことができる。そして、箱などを利用しな
いので、嵩張らず、持ち運びに便利である。また、左右
側縁を接合したので、接合強度も充分で、密封性が保て
るため、用便を足した後は折り畳むことにより、簡単に
密封させて後片付けをすることができるとともに、衛生
的に処理することができる。
【0025】そして、左右側縁と平行に折り曲げ部を設
けたので、幅を狭くすることができるため、携帯に際し
て便利であり、折り曲げ部が補強の機能を有するため、
底を平面状態にして安定した状態に設置させることがで
きる。さらに、下端側となる折り曲げ部の通水シート同
士を接合したので、使用中に広がって形が崩れることが
なくなる。
けたので、幅を狭くすることができるため、携帯に際し
て便利であり、折り曲げ部が補強の機能を有するため、
底を平面状態にして安定した状態に設置させることがで
きる。さらに、下端側となる折り曲げ部の通水シート同
士を接合したので、使用中に広がって形が崩れることが
なくなる。
【図1】この発明の一実施形態である携帯用便器の一使
用例を示す斜視図である。
用例を示す斜視図である。
【図2】図1に示した携帯用便器の製造過程を示す説明
図である。
図である。
【図3】図1に示した携帯用便器の製造過程を示す説明
図である。
図である。
【図4】図1に示した携帯用便器の製造過程を示す説明
図である。
図である。
【図5】図1に示した携帯用便器の製造過程を示す説明
図である。
図である。
【図6】図4のA−A線による一部を省略した切断端面
拡大図である。
拡大図である。
【図7】図5のB−B線による一部を省略した切断端面
拡大図である。
拡大図である。
【図8】図5のC−C線による一部を省略した切断端面
拡大図である。
拡大図である。
【図9】この発明の一実施形態である携帯用便器の他の
使用例を示す分解斜視図である。
使用例を示す分解斜視図である。
【図10】図9に示した分解状態から組み立ててD−D
線で破断した断面図である。
線で破断した断面図である。
1 携帯用便器 1p 積層部分 2 防水シート 3 吸水体 4 通水シート 11 折り曲げ部 12 当て部 13 収容部 13i 入口部分 21F,21B 接合 22L,22R 接合 23L,23R 接合 24L,24R 接合 31 箱 32 上面板 32a 挿入孔 32b 係止孔 33 押さえ枠 33a 孔 33b 係合突起 L11,L12 谷折り線 L21,L22 谷折り線 L31,L32 山折り線 L4 谷折り線 X マット体
Claims (2)
- 【請求項1】 防水シートと通水シートとの周縁を接合
して内部にシート状の吸水体を収納したマット体を、前
記防水シートを外側にして前記通水シート同士が接する
ように折り曲げて重ねた積層部分の左右側縁を接合して
上端側が開放する収容部を形成した携帯用便器におい
て、 前記左右側縁と略平行に、前記通水シート同士が接する
ように折り曲げた後、外側の前記防水シート同士が接す
るように折り曲げた襞状の折り曲げ部を設けた、 ことを特徴とする携帯用便器。 - 【請求項2】 請求項1に記載の携帯用便器において、 下端側となる前記折り曲げ部の前記通水シート同士をス
ポット状に接合した、ことを特徴とする携帯用便器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02662697A JP3292815B2 (ja) | 1997-02-10 | 1997-02-10 | 携帯用便器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02662697A JP3292815B2 (ja) | 1997-02-10 | 1997-02-10 | 携帯用便器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10216048A JPH10216048A (ja) | 1998-08-18 |
JP3292815B2 true JP3292815B2 (ja) | 2002-06-17 |
Family
ID=12198676
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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