JP3292743B2 - フラットケーブル - Google Patents

フラットケーブル

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JP3292743B2
JP3292743B2 JP31621691A JP31621691A JP3292743B2 JP 3292743 B2 JP3292743 B2 JP 3292743B2 JP 31621691 A JP31621691 A JP 31621691A JP 31621691 A JP31621691 A JP 31621691A JP 3292743 B2 JP3292743 B2 JP 3292743B2
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flat cable
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nipple
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喜直 ▲児▼玉
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昭和電線電纜株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、床面に布設するアンダ
ーカーペットケーブルとして使用するに適するフラット
ケーブルの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種のアンダーカーペットケー
ブルとして使用されるフラットケーブル10は、図9に
示す如くケーブルコア2の外周に断面略台形状のシース
30を設けて外形を偏平形状にしもので、具体的には、
ケーブルコア2を中心部に配し、その両側に傾斜面を有
する耳部6,6を設け、ケーブルコア2の外周のシース
と耳部6,6との間にフラットケーブル10の長手方向
に延びるV字状の分離溝4,4,…,4を設けた構成と
なっている。
【0003】そしてこのフラットケーブル10を実際に
床面に配線する場合には、それ自身の端末部にコネクタ
を接続するために、図10に示すように分離溝4,4に
長手方向に沿ってカッター刃(図示せず)等で所定長切
込みを入れて、耳部6,6をケーブルコア2の外周のシ
ースと分離すると共に、これら分離した耳部6,6を切
除した後、図11に示すように専用のストリッパ15を
用いて、ケーブルコア2の外周のシースをはぎ取って、
ケーブルコア2を図12に示すように、所定長露出させ
る作業が必要となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例によると前述したように端末加工する場合、耳部
6,6をケーブルコア2の外周のシースと分離する際、
カッター刃で分離溝4,4に長手方向に沿って蛇行する
ことなく切込みを入れないと、耳部4,4と分離された
ケーブルコア2の外周のシース径の寸法が不均等になる
為、専用のストリッパ15を用いて、ケーブルコア2の
外周のシースをはぎ取る作業を行う場合、シースがはぎ
取れなかったり、ストリッパ15の刃がケーブルコア2
の内部の信号線を傷付ける恐れがあるため、作業工程に
熟練を要し作業性が悪く、しかもストリッパ15等の専
用の工具を必要とするという著しい不都合があった。
【0005】
【発明の目的】本発明は上記従来例の有する不都合を改
善し、作業性が良く、しかも端末加工作業を容易に行え
るフラットケーブルを提供することを、その目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明では、少な
くとも1本のコア線の外周に扁平形状の一方のシースと
他方のシースを上下に貼り合わせて被覆し断面台形状の
シースを形成したフラットケーブルであって、前記一方
のシースと他方のシースの接合面を弱融着面とする構成
を採用し、これによって前記目的を達成しようとするも
のである。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る一実施例を図1乃至図3
に基づいて説明する。
【0008】ここで上記従来例と同一の構成部材には同
一の付号を付すものとする。
【0009】図1に示すアンダーカーペットケーブルと
して使用されるフラットケーブル1は、前述した従来例
と略同様な形状をしており、ケーブルコア2の外周に断
面略台形状のシース3を設けて外形を偏平形状にしもの
で、具体的には、ケーブルコア2を中心部に配し、その
両側に傾斜面を有する耳部6,6を設け、ケーブルコア
2の外周のシースと耳部6,6との間にフラットケーブ
ル1の長手方向に延びるV字状の分離溝4,4,…,4
を設けた構成となっている。そして、ケーブルコア2の
外周面とシース3との水平方向の両接触部に図示のよう
に空隙5,5が形成されている。
【0010】具体的には、この空隙5,5はフラットケ
ーブル1の長手方向に沿って連続して設けられているも
ので、これによって図2に示すようにシース3をこの空
隙5,5形成部を境にして、上側シース13と下側シー
ス23な構成となっている。
【0011】このフラットケーブル1の端末加工作業
は、空隙5,5を指先などでシース3を上下に切裂き、
切裂いた不要なシース13,23をハサミ14で切取
り、ケーブルコア2を所定長露出させる。
【0012】なお、空隙5,5は具体的には後述するよ
うに、ケーブルコア2の外周にシース3を押し出し被覆
する工程で、シース3を上下方向に水平に2分割するた
めにシース3の融着が弱い部分を作るために形成される
もので、必ずしも空隙5,5が形成されるとは限らな
い。すなわちシース3を水平面に対して上下に2分割で
きるようにシース融着が弱い部分を形成できればよい。
【0013】ここで、このフラットケーブル1の製造方
法を図4乃至図8に基づいて説明する。
【0014】図4において、22はダイスを示し、24
はこのダイスの内側に配されるニップルを示す。前記ダ
イス22には図示のようにフラットケーブル1の断面形
状と略同一の形状をした穴20が設けられている。ま
た、ニップル24の先端にはケーブルコア2が貫通する
貫通口26が設けられている。
【0015】そして、ニップル24をダイス22の内側
に、ニップル24の先端がダイス22の内側面と所定間
隔D[mm]空けて配されるように挿入する。この場合、
この間隔D[mm]を形成されるフラットケーブル1の厚
さE[mm]の1/2以下となるようにする。
【0016】このように配されたダイス22とニップル
24を使用してフラットケーブル1を製造すると、ニッ
プル24の貫通口26からダイス24側に移動するケー
ブルコア2の外側に、シース3を押出し被覆する場合、
ダイス22の穴20とニップル24の先端の距離Dが短
いために、ニップル24の表面に沿って流れてきた被覆
材樹脂がダイス22の穴20から外に出る際に掛ける吐
出し圧が弱くなる(図6,図7参照)。すなわち、図8
(a)に示すように、通常距離Dを十分にとっていれば
ニップル24の上下方向からくる被覆材樹脂がニップル
先端で十分に充満するのでケーブルコア2の外周面近傍
の被覆材樹脂の融着状態は良好となる。しかしながら、
距離Dが形成されるフラットケーブル1の厚さE[mm]
の1/2以下となるようにすると図8(b)ニップル2
4の上下方向からくる被覆材樹脂がニップル先端で十分
に充満することなくケーブルコア2の外周に押出し被覆
されてしまうので、ケーブルコア2の外周面近傍に被覆
材樹脂の融着不良(融着が弱い)部分が形成される。す
なわち、この部分が空隙5,5となる。
【0017】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、作業性が良く、しかも端末加工作業を容易に行える
フラットケーブルを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るフラットケーブルの斜
視図。
【図2】図1に示すフラットケーブルの端末加工工程を
示す説明図。
【図3】図1に示すフラットケーブルの端末加工工程を
示す説明図。
【図4】図1に示すフラットケーブルの製造方法を示す
説明図。
【図5】図1に示すフラットケーブルの製造方法を示す
説明図。
【図6】ニップルの表面の被覆材樹脂の流れを示す説明
図。
【図7】押出し被覆工程をの説明図。
【図8】押出し被覆工程をの説明図。
【図9】従来例に係るフラットケーブルの斜視図。
【図10】図10に示すフラットケーブルの端末加工工
程を示す説明図。
【図11】図10に示すフラットケーブルの端末加工工
程を示す説明図。
【図12】図10に示すフラットケーブルの端末加工工
程を示す説明図。
【符号の説明】
1……フラットケーブル 2……ケーブルコア 3……シース 4……溝 5……空隙

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも1本のコア線の外周に扁平形状
    の一方のシースと他方のシースを上下に貼り合わせて被
    覆し断面台形状のシースを形成したフラットケーブル
    あって、 前記一方のシースと他方のシースの接合面を弱融着面
    したことを特徴とするフラットケーブル。
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