JP3292674B2 - カルシウム補給剤 - Google Patents
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Description
摂取するための、カルシウム補給剤に係るものである。
代にあって、力ルシウムは唯一不足している栄養素であ
ることが厚生省の国民栄養調査からも明らかになってい
る。カルシウムは、通常、日常で摂取する一般食品や乳
製品及び飲料水から摂取するわけであるが、食生活の変
化によって小魚等の摂取が減少したり、欧米に比ベて牛
乳やチーズ等の乳製品の摂取量が少ないこと、また、日
本の国土はその火山性土質から酸性土壌であり、生育す
る植物や河川等の飲料水源水のカルシウム含有量も少な
いため、その結果として、カルシウム摂取量が不足する
ことになる。
タント食品を摂取する機会が多く、これらの食品中には
品質安定、発色、保存の目的でリン酸塩が食品添加物と
して含まれおり、無意識のうちにリン酸塩を過剰に摂取
してしまいがちである。この体内に吸収された過剰のリ
ン酸塩を体外に排せつする時に血中のカルシウムととも
にリン酸カルシウムの形で排せつされるため、体内のカ
ルシウム量は減少することになる。
量、ビタミンDを含有する食品の摂取量、太陽を浴びる
かどうか、CCPなどのカルシウムの吸収因子の摂取等
の如何によっても体内吸収率の異なる厄介な栄養素であ
る。そして、厚生省の実施する国民栄養調査の結果でも
明らかなように、カルシウム摂取量そのものが栄養所要
量を満たしていないという結果がでている。また、カル
シウム摂取量は傾向として年々暫減しており、カルシウ
ムの摂取量を多くすることは、国民の健康の維持・増進
の点からも急務のこととなっている。
ルモンの分泌の低下などの原因からカルシウムの体内貯
留率が低下し、腰がまがる、骨折しやすくなる、骨がも
ろくなるといった症状が現れやすい。これらはカルシウ
ムの摂取不足に起因することが分かってきた。今、社会
問題化している、老人の骨粗しょう症、発育時の児童の
骨折しやすい・歯がもろい体質、動脈硬化、結石、スト
レス・イライラ等の神経過敏、成長不良等はカルシウム
の摂取不足がその一因であるといわれている。
は栄養所要量を満たす量のカルシウムを摂取することは
因難であり、また、様々なカルシウム摂取不足による疾
病を防上するためには、必然的に何等かの形でカルシウ
ムを補給する必要がある。そのため、医薬品においてカ
ルシウム製剤はあるが、そのほとんどが炭酸カルシウム
や有機酸カルシウムを原料としている。医薬品は疾病の
予防および治療を目的としているため、単に、一般の人
が栄養素としてのカルシウムの摂取不足を補うために日
常的に用いるのは不適当である。また、医薬品の性質上
および嗜好性の点からいっても、医薬品を日常的に用い
るのは問題がある。また、医薬品であろうと、その内容
成分からみて、注射剤として直接に血中に投与する場合
以外は、体内吸収性に関しては一般のカルシウム補給食
品と大きな差があるとはいえない。
ては、大きく分けて、動物骨・魚骨などのリン酸カルシ
ウム系、食品添加物のカルシウム強化剤系、貝殻などの
炭酸カルシウム系の3種類がある。
ウム系は、牛骨粉や魚骨粉としてカルシウム補給食品の
原料として用いられるが、特有の味・臭いがあるため嗜
好性の点からいっても問題が多い。また、リン酸を含有
しているため、せっかく体内に吸収されたカルシウムが
すぐに体外に排せつされる。その結果として、カルシウ
ムが体内に貯留しにくいためカルシウム補給源としては
不適当である。
ては、無機酸または有機酸のカルシウム化合物がある。
これらは、その分子量中に占めるカルシウムの割合が少
なく、一定量のカルシウムを摂取するためには、その成
分の量を多く摂取しなければならず、効率約にカルシウ
ムを摂取しにくいという欠点がある。例えばカルシウム
強化剤として繁用されるクエン酸カルシウム(C12H10
Ca3O14・4H2O分子量570.51)の場合、1g中にカ
ルシウムCaは0.21gしか含まれていない。また、
これら食品添加物は化学合成品であるため、単一大量摂
取は食味や副作用の点からも問題がある。また、食品衛
生法上、特殊栄養食品に配合する場合以外は、一般の食
品に配合する場合には、通常カルシウムとして食品の1
%以下にするという使用制限がある。このため、日常の
食品としてカルシウム補給源に用いるのは不適当である
キの貝殻であるボレイやホタテなどの貝殻をカルシウム
補給食品の原料として用いる。これら貝殻は、主として
炭酸カルシウムからなり、少量のリン酸カルシウム、そ
の他微量の硬タンパク質であるケラチン及び各種ミネラ
ルなどを含んでおり、カルシウム含有量も高く、貝殻1
g中にカルシウムを約0.4gを含んでいる。従って、
天然のカルシウム補給食品の原料として用いるのに適し
ている。また、カキの貝殻であるボレイは漢方薬の原料
として、その有用性は広く知られている。一般に貝殻は
水産加工の現場では、利用の用途が乏しく、廃棄するし
かないものであるが、このように貝殻をカルシウム源と
して利用することは、水産資源の有効利用の見地からい
っても非常に価値のあることといえる。
として用いる場合は、これらを粉砕し粉末状とした「貝
殻カルシウム」と、貝殻を高温で焼成処理した後、粉砕
し粉末状とした「貝殻焼成カルシウム」の2種類の方法
がある。通常、天然のカルシウム及びミネラル源である
カキやホタテ等の貝殻は、貝殻の周囲にタンパク質、藻
類及び貝肉片等の異物が付着しており、食用に供するた
めには、これらの異物を除去しないと、着色、異臭及び
腐敗・変敗等の原因となる。このため、貝殻を高温で焼
成処理してこれらの異物を除去する。これが「貝殻焼成
カルシウム」である。
記の反応式の如く、貝殻の主成分である炭酸カルシウム
CaCO3の一部は酸化カルシウムCaOとなり、焼成
貝殻1g中にカルシウムを約0.6g含み、カルシウム
含有量が高まり、カルシウム補給食品の原料として用い
るのに最適となる。 CaCO3 → CaO + CO2↑ この酸化カルシウムは水と反応して水酸化カルシウムC
a(OH)2となる。 CaO + H2O → Ca(OH) 2
反応で生成された水酸化カルシウムは、強アルカリ性
(約pH11)を呈し、水に溶けにくく、また、水中で
は一部ゲル化(ゼリー状化)する。カルシウムなどのミ
ネラルが体内に吸収されるためには、イオン化されるこ
とが必要であるが、貝殻焼成カルシウムを主成分とした
カルシウム剤(錠剤または顆粒)は、ほとんど水に溶け
ないため崩壊性が悪く、このため体内で吸収されにくい
性質がある。このため、せっかく摂取しても、ふん便中
にそのままの形で排せつされたり、強アルカリを呈する
ため、口内粘膜や舌を刺激して焼燥感を覚えたり、胃の
粘膜を刺激して吐き気などの不快感を覚えるなどの欠点
があった。
るものであって、貝殻焼成カルシウムを摂取するのに、
従来のカルシウムの水に対する不溶性から吸収因難であ
ったり、貝殻焼成カルシウムの高アルカリ性pHから生
じる摂取時の舌、口内粘膜および胃粘膜などに対しての
刺激性や摂取時の不快感をなくし、速やかに消化吸収を
促し、カルシウムの体内吸収性を高めようとするもので
ある。
を解決するため、炭酸カルシウムの含有量とクエン酸の
配合割合を、1.0:0.3〜1.0:1.0とした貝
殻焼成カルシウム65.4wt%〜89.4wt%と、
クエン酸6.6wt%〜22.5wt%とを無水アルコ
ールにて造粒して形成した顆粒と、この顆粒の造粒工程
とは別個の工程で貝殻焼成カルシウム粉末2.0wt%
〜18.3wt%とクエン酸粉末0.2wt%〜3.5
wt%とを混合して形成した混合粉末とを、混合割合が
1.0:0.05〜1.0:0.15と成るよう混合
し、打錠機で打錠して形成したことを特徴とするカルシ
ウム補給剤。
回、この優れたカルシウム補給食品の原料としての貝殻
焼成カルシウムの欠点を改善するために研究を重ねた結
果、発泡剤として製剤化することに成功し、これにより
従来の欠点を改善し、沈降炭酸カルシウム、有機酸カル
シウム等の合成カルシウムや、骨粉等の他の天然カルシ
ウムに比ベて、優れたカルシウム供給源である貝殻をカ
ルシウム補給食品の原料として有効に利用することがで
きた。
酸を合わせた発泡剤を使用すれば、容易であることが広
く一般に知られ、各分野で応用されていた。これは、下
記の反応式の如く、重曹NaHCO3は水に溶けやす
く、酸と反応して炭酸ガスCO2を放出しやすいためで
ある。 NaHCO3 + H+ → Na+ + H2O + CO 2 ↑
ると、炭酸ナトリウムNa2CO3が残って食品をアルカ
リ性にしたり、昨今、ナトリウムNaの過剰摂取が主な
原因と判明している高血圧や、脳血管系疾患等の疾患の
発生が社会的な問題となっているなかで、不必要なナト
リウムを摂取することは健康に被害を与えることも考え
られる。
を使用することなく発泡を容易に行えるものである。こ
れは、貝殻焼成カルシウム中の炭酸カルシウムCaCO
3とクエン酸C6H8O7を反応させて炭酸ガスCO2を発
生し、これにより発泡を生じさせるものである。発泡に
より、クエン酸と反応したカルシウムは水溶液中でイオ
ン化し、体内吸収が容易となる。
が発生することで、物理的効果によって、貝殻焼成カル
シウムを主成分としたカルシウム錠剤は、錠剤の内部か
ら破壊され、水中で速やかに崩壊し、微粒子化する。微
粒子化することによって、胃内の胃酸との接触面積が飛
躍的に増大し、胃中での酸アルカリ反応が促進され、貝
殻焼成カルシウムを主成分としたカルシウム錠剤中のカ
ルシウムは、下記の化学式1の反応式に示す如く、完全
にイオン化され、体内に吸収される。また、クエン酸を
使用することにより、食品に用いられる有機酸の中では
アルカリとの中和に必要な当量が少なく、安全性に優
れ、食感も良好となる。
補給および吸収に有効であるばかりか、小児などの体機
能が成長過程にある場合や、胃腸疾患のある人や老人な
ど低胃酸症のカルシウム補給および吸収にとっても優れ
た効果を現す。
を製造するには、製造工程に水は使用せず無水アルコー
ルを使用する。これは、水を使用すると、製造工程中に
貝殻焼成カルシウム中の炭酸カルシウムと、クエン酸と
が反応して炭酸ガスが放出されてしまい、錠剤服用時に
は炭酸ガスの生成が行われなくなり、胃内部での発泡が
行われなくなるからである。
カルシウムの含有量とクエン酸の配合量の配合割合(重
量割合)は、1.0:0.3〜1.0:1.0の範囲内
で配合すると良い。クエン酸を上記割合よりも少ない割
合で配合すると、錠剤を崩壊するのに充分な発泡が行わ
れないものとなる。また、炭酸カルシウムの配合割合よ
りも多くクエン酸を配合すると、保管中に空気中や原料
中又は錠剤中の水分と反応してしまい、発泡が生じてし
まう。その結果、錠剤が崩壊して硬度が低下し、もろい
ものとなってしまう。
で、貝殻焼成カルシウムとクエン酸を混合・造粒する際
に単一顆粒とせず、顆粒と混合粉末とにわけて製造し、
打錠時にこれらの混合割合(重量割合)を1.0:0.
05〜1.0:0.15の範囲内で混合して打錠すると
良い。混合粉末の混合割合が、上記の割合よりも少ない
と、炭酸カルシウムとクエン酸との反応が低下して、錠
剤の崩壊に充分な炭酸ガスの発泡が起こらないものとな
る。また、混合粉末の混合割合が上記の割合より多い
と、錠剤化に不適であるとともに、保管中に空気中や原
料中又は錠剤中の水分と反応してしまい、発泡が生じて
しまう。その結果、錠剤が崩壊して硬度が低下し、もろ
いものとなってしまう。
ついて、錠剤の製造実験例を挙げて本発明を詳細に説明
する。 製造実験 貝殻焼成カルシウムとクエン酸との配合割合及び顆粒と
粉末との混合割合を変えて、51パターンの錠剤を製造
し、各々の錠剤について、崩壊試験及び錠剤安定性試験
を行った。また、実施例の一つと従来例の錠剤を使用し
て、カルシウムの吸収性に関する実験を行った。尚、本
実験の原料として使用した貝殻焼成カルシウムの成分割
合は以下の通りである。 カルシウム含量 62.0wt% 水 分 0.5wt% 灰 分 9.3wt% そして、この貝殻焼成カルシウムの本質が炭酸カルシウ
ム(CaCO3 分子量100.09)と酸化カルシウ
ム(CaO 分子量56.08)の混合物から成るとす
ると、貝殻焼成カルシウム100g中のカルシウム量
(a)と炭酸カルシウム量(b)の間には以下の関係式
が近似的に成立する。
100g中のカルシウム量は、 a = 100g × 0.62 = 62g となる。そして、数式1より、貝殻焼成カルシウム10
0g中の炭酸カルシウム量は、 b = 224.70 − 3.14 × 62 = 30.02g となる。従って、本製造実験で使用する貝殻焼成カルシ
ウム中の、炭酸カルシウムの量は、貝殻焼成カルシウム
全重量の約30wt%となる。そして、この貝殻焼成カ
ルシウムを原料として、51パターンの貝殻焼成カルシ
ウム剤を製造した時の処方及び製造方法を以下に示す。
合割合及び顆粒(A顆粒)と粉末(B粉末)の混合割合を下
記の表1に示す。各々の処方には、離型剤として、2.
0wt%のショ糖脂肪酸エステルを加えて錠剤を製造し
た。尚、このショ糖脂肪酸エステルとクエン酸は、食品
添加物公定書規格に合格したものを使用している。
シウムに含まれる炭酸カルシウムの分量(wt%)を示し
たものである。これは、前述の如く貝殻焼成カルシウム
中の炭酸カルシウムの含有割合は、約30wt%である
から、例えばNo.21〜No.30の原料処方量に於ける炭
酸カルシウムの重量は、約24.9wt%となる。そし
て、原料処方量の配合割合(重量割合)は、貝殻焼成カ
ルシウム中の炭酸カルシウムの重量を1とした場合の、
クエン酸の重量比を示したものである。従って、先の炭
酸カルシウムの配合割合に対するクエン酸の配合割合
は、 15.0wt% ÷ 24.9wt% ≒ 0.6と算
出される。
顆粒とB粉末の合計重量に対するB粉末の重量割合を示
したものである。例えば、No.28のA顆粒及びB粉末
の混合割合は、 9.80wt% ÷(88.20wt% + 9.80wt%) = 0.1 と算出される。
使用の有無を表したものである。○は錠剤製造時に無水
アルコールを使用したことを示す。そして、×は錠剤製
造時に無水アルコールを使用せず、水を使用したことを
示す。また、No.52の処方と次に述べる製造方法は、
従来の市販品のカルシウム補給剤の処方と製造方法に近
いものである。
カルシウム剤を製造するが、この製造方法を、図1及び
図2に示す。尚、図1は、A顆粒を製造する際に、無水
アルコールを用いた場合の製造方法であり、図2は、A
顆粒を製造する際に、水を用いた場合の製造方法であ
る。
方法を詳細に説明する。 (1)無水アルコールを使用した場合の製造方法 図1に示す如く、まず、A顆粒とB粉末とを別工程で製
造する。図1及び以下の文中に示す分量や割合は、一例
としてNo.28の処方を記載したもので、他の各々の処
方に付いては、表1の処方に従って、実験を行った。 (a)A顆粒の製造方法 貝殻焼成カルシウムを74.7wt%とクエン酸13.
5wt%とを、それぞれ無水アルコール中に溶解して、
両者を混合する。無水アルコールの量は、貝殻焼成カル
シウム及びクエン酸の溶解状態を観察しながら、適宜調
節する。そして、良く混ぜ合わせたら、この混合物を、
目開0.8mmφの押出式造粒機にかけて顆粒状に成形
した後、棚式乾燥機に収納して60℃の温度下で4時間
乾燥させて、A顆粒を製造する。 (b)B粉末の製造方法 貝殻焼成カルシウムを8.3wt%とクエン酸1.5w
t%とを、粉末状のまま良く混ぜ合わせて、B粉末を製
造する。
8wt%とを混合する。この混合の際には、ショ糖脂肪
酸エステルを2.0wt%も一緒に加えて混合する。こ
れは、後に錠剤を打錠する時に、錠剤の型から取り出し
易くするための、離形剤として配合するものである。こ
のA顆粒とB粉末の混合物を、ロータリー式打錠機にて
打錠して、錠剤に加工する。この加工により、1錠30
0mgの小三角状で、硬度は4kgの錠剤を製造する。
硬度計を使用して測定した値である。この木屋式硬度計
とは、日本薬局方に基づく硬度試験に用いられるもの
で、錠剤を圧砕した際の、錠剤の加圧面(直径5mm)に
加わる圧力(kg)で硬度を示したものある。以下、硬度
と記載してあるものは、すべて木屋式硬度計で測定した
値を示す。
造方法 図2に示す如く、まず、A顆粒とB粉末とを別工程で製
造する。図2及び以下の文中に示す分量や割合は、一例
としてNo.23の処方を記載したもので、他の各々の処
方に付いては、表1の処方に従って、実験を行った。 (a)A顆粒の製造方法 貝殻焼成カルシウムを74.7wt%とクエン酸13.
5wt%とを、それぞれ適宜の水の中に溶解して、両者
を混合する。そして、この混合物を、目開0.8mmφ
の押出式造粒機にかけて顆粒状に成形した後、棚式乾燥
機に収納して60℃の温度下で8時間乾燥させて、A顆
粒を製造する。無水アルコールを用いた実験例では、A
顆粒の乾燥時間は4時間であるが、本実験のA顆粒は、
製造に水を使用しているから、無水アルコールを使用し
た場合に比べて、乾燥しにくいので、乾燥時間を長くし
たものである。 (b)B粉末の製造方法 貝殻焼成カルシウム粉末8.3wt%と、クエン酸粉末
1.5wt%とを、良く混ぜ合わせて、B粉末を製造す
る。 (c)錠剤の打錠方法 上記の如く製造したA顆粒88.2wt%とB粉末9.
8wt%とを混合する。この混合の際にも、離形剤とし
てショ糖脂肪酸エステルを2.0wt%も一緒に混合し
て行う。そして、(1)と同様にロータリー式打錠機に
て、1錠300mgの小三角状、及び硬度4kgの錠剤
に加工する。
1パターンの錠剤に付いて、下記の如き崩壊試験と錠剤
安定性試験を行い、貝殻焼成カルシウム剤としての適合
性を判定した。
べる方法で行い、その結果から、適合性を判定した。ま
ず、崩壊試験法に定める装置を使用して、錠剤No.1か
らNo.52に付いて、それぞれ試料を6個ずつとり、6
本のガラス管内に1個ずつ試料を入れる。試験液に水を
用い、補助盤を入れ、上下運動を行い、5分間隔で30
分観察する。観察するとき、試料6個すべてについて、
残留物をガラス管内に認めないか、または認めても海綿
状の物質であるか、もしくは軟質の物質がわずかである
ときに崩壊したと認める。
2に示す通りである。表中の○は、錠剤が発泡し、きわ
めて崩壊性が良好であることを示す。また、表中の×
は、錠剤が全く発泡しないかまたは殆ど発泡せず、錠剤
の崩壊が観察されなかったことを示す。
o.1〜No.5、No.11〜No.15、No.21〜No.25、N
o.31〜No.35、No.41〜No.45の処方の錠剤で
は、試験液に入れた直後は発泡が観察されなかった。ま
た、崩壊試験を始めて30分後でも試料の崩壊は見られ
なかった。これは、製造工程に水を使用したため、製造
工程中に既にクエン酸と貝殻焼成カルシウム中の炭酸カ
ルシウムが反応して、炭酸ガス発生してしまったためで
ある。従って、錠剤を水中にいれても炭酸ガスの生成が
行われず、このため、発泡しなかったものと推察され
る。
ウムとが反応すると同時に、酸化カルシウムと水が反応
し、不溶性の水酸化カルシウムのゲルを生成し、この結
果、崩壊試験時に錠剤の内部に試験液である水が浸透せ
ず、崩壊性がきわめて悪くなったものと思われる。従っ
て、水を使用する製造方法においては、発泡および崩壊
の良好な製品を製造することは困難であることが判明し
た。
た錠剤では、殆どの処方例に於いて試験液に入れた直後
に盛んに発泡し、きわめて崩壊性が良好であった。ちな
みに、適合と判定された中で、No.16〜No.18は、試
験液に錠剤を入れた直後では発泡がわずかであったが、
5分後にはきわめて良好に発泡し、崩壊した。しかし、
無水アルコールを使用した錠剤でも、クエン酸の配合割
合の少ないNo.51(配合割合0.0)及びNo.6〜No.
10(配合割合0.15)の処方例では発泡が観察され
ず不適であった。これは、貝殻焼成カルシウム中の炭酸
カルシウムの含有量に対してクエン酸の配合割合が少な
いため、反応が低下し、崩壊に充分な発泡が発生しなか
ったものと思われる。
カルシウムとクエン酸との配合割合が0.6で、無水ア
ルコールを使用して製造したものであっても、発泡が発
生せず不適であった。これは、A顆粒とB粉末との混合
割合が0.0で、B粉末を配合していないため、反応が
低下し、崩壊に充分な発泡が発生しなかったのだと思わ
れる。また、No.26の処方も不適であり、これはB粉
末の混合割合が0.025で少なかったから、発泡が発
生しなかったと推測される。しかし、B粉末の配合割合
が0.025であっても、No.16、No.36、No.46
は、発泡が活発で適合と判定されている。これは、同じ
混合割合であっても、錠剤製造時及び試験実施時の気温
や湿度の違い、製造者及び実験施行者の違いなど、様々
なコンディションによって、多少の誤差が出たものと考
えられる。
をとってガラス瓶に入れ、密栓した後、室温で保存す
る。保存日から15日経過ごとに試料を10個ずつ容器
から取り出し、木屋式硬度計で硬度を測定し、その平均
値を求め、当該試料の硬度とする。60日経過後まで
に、初期の硬度の50%以上の硬度であれば適合とす
る。これは、錠剤の硬度は、通常、経時的に安定してい
るものであるが、吸湿または内容成分の変化などによっ
て硬度が低下する場合がある。通常、硬度1kg以下で
は錠剤は指で容易に押しつぶせる位もろいものとなる。
ルシウム剤に対して、錠剤安定性試験を行った結果は、
下記の表3のとおりであった。
0、No.40、No.46〜No.50は日数が経過するに従
って、硬度が低下して錠剤の崩壊が進み、不適と判定さ
れた。その他の錠剤では硬度があまり変化せず、安定性
が良好で適合と判定された。
6〜No.50の処方例では、炭酸カルシウムとクエン酸
との配合割合に於いて、クエン酸の配合割合が1.5で
あった。このようにクエン酸の配合量が多いので、空気
中、原料中、または錠剤中の水分の介在によって、見殻
焼成カルシウム中の炭酸カルシウムとクエン酸とが反応
して炭酸ガスが発生してしまうから、錠剤の内部から崩
壊が始まったものと思われる。しかしながら、クエン酸
の配合割合が1.5であっても、No.41〜No.45の処
方では、適合と判定されている。これらの錠剤は、水を
使用して製造したものだから、先の崩壊試験で述べたと
おり、製造中にクエン酸と炭酸カルシウムとが反応して
炭酸ガスが発生して放出されてしまい、錠剤安定性試験
を行った時点では、炭酸カルシウムとクエン酸の反応が
起こらず、錠剤の崩壊が起こらなかったのだと推測され
る。
ては、B粉末の混合割合が2.0のNo.30、No.40及
びNo.50の処方例では不適であった。これは、粉末の
混合割合が多いと固まりにくくて錠剤化に適さないこと
と、空気中、原料中、または錠剤中の水分の介在によっ
て、貝殻焼成カルシウム中の炭酸カルシウムとクエン酸
とが反応して炭酸ガスが発生し、錠剤の内部から崩壊が
始まったことが原因だと思われる。
て、錠剤の適合性の総合判断を行った。崩壊試験及び安
定性試験の両方で適合と判定された処方をこの総合判定
で適合と判定している。どちらかの試験で不適と判定さ
れた処方を、総合判定で不適と判定している。この判定
結果を表4に示す。
中の炭酸カルシウムの含有量とクエン酸の原料処方量の
配合割合(重量割合)は1.0:0.3〜1.0:1.
0かつA顆粒とB粉未の混合割合(重量割合)は1.
0:0.05〜1.0:0.15で錠剤を形成すれば、
錠剤の崩壊がおこらず長期間の保管が可能で、品質的に
も安定して使用することができる。その反面、服用時は
口内や胃内部に於いて速やかに崩壊して、体内吸収の良
好な錠剤を得ることができる。
エン酸の配合割合が0.3より少ないと、錠剤を崩壊す
るのに充分な発泡が行われないことがある。また、クエ
ン酸の配合割合が1.0よりも多いと、保管中に空気
中、原料中、錠剤中の水分の介在で、炭酸カルシウムと
クエン酸とが反応して、発泡が生じてしまう。その結
果、錠剤が崩壊して硬度が低下し、もろいものとなるこ
とがあり、長期の使用に不適なものとなる。
て、B粉末の混合割合が0.05より少ないと、炭酸カ
ルシウムとクエン酸との反応が低下し、崩壊に充分な発
泡が発生しないものとなることがある。また、B粉末の
混合割合が0.15より多いと、固まりにくくて錠剤化
に適さないものとなるとともに、保管中に空気中、原料
中、錠剤中の水分の介在で、炭酸カルシウムとクエン酸
とが反応し、発泡が生じてしまう。その結果、錠剤の安
定性が低下し、長期の使用に不適なものとなることがあ
る。
0.025または0.2の場合でも、No.16、No.36
及びNo.20は錠剤に適した処方となる。但し、これは
原料処方量に於けるクエン酸の配合割合が0.3または
1.0の場合に限定される。また、クエン酸の配合割合
が0.3〜1.0であっても、No.26、No.30、No.
40の処方では不適である。このように、同じ配合割合
や混合割合であっても、判定結果に相違が生じるのは、
先述の如く、錠剤製造時や試験実施時の様々なコンディ
ションに左右されたり、配合割合と混合割合の組み合わ
せの違いなどにより、起こると考えられる。
酸の原料処方量の配合割合が1.0:0.3〜1.0:
1.0かつA顆粒とB粉未の混合割合が1.0:0.0
5〜1.0:0.15の範囲内であれば、長期に使用が
可能で吸収力に優れた良質なカルシウム補給剤を確実に
製造可能となる。
No.16〜No.20、No.27〜No.29、No.36〜No.3
9が成功配合例であり、本発明の実施例となる。また、
No.1〜No.15、No.21〜No.26、No.30〜No.3
5、No.40〜No.52が実施例に対する比較例である。
粉末に於ける貝殻焼成カルシウムとクエン酸の最小・最
大重量を各々算出する。まず、原料処方量の最小・最大
配合割合、及びその配合割合に於けるA顆粒とB粉末の
最小・最大混合割合の処方をピックアップする。その結
果を表4の備考に示している。この備考に示すNo.1
6、No.20、No.36、No.39の各配合割合及び混合
割合を抜き出したものが下記の表5である。
殻焼成カルシウム、クエン酸及び離型剤の全重量に対す
る重量割合wt%であり、A顆粒とB顆粒の配合割合
も、A顆粒、B粉末及び離型剤の全重量に対する重量割
合wt%を示している。従って、離型剤を除き、貝殻焼
成カルシウムとクエン酸の合計を100wt%とした場
合の、A顆粒とB粉末の各々に於ける貝殻焼成カルシウ
ムとクエン酸の重量に換算した。その計算結果を表6に
示す。
す。計算式中のa、a’、b、b’は、表5を参照して
各々の処方に対応する配合割合及び混合割合を代入して
計算するものである。 (1)A顆粒中の貝殻焼成カルシウムの重量wt% (原料全体に対する貝殻焼成カルシウムの配合割合a ÷ 98.0) ×(A顆粒の配合割合a’ ÷ 98.0) × 100 =a×a’÷ 96.04(wt%) (2)A顆粒中のクエン酸の重量wt% (原料全体に対するクエン酸の配合割合b ÷ 98.0) ×(A顆粒の配合割合a’ ÷ 98.0) × 100 =b×a’÷ 96.04(wt%) (3)B顆粒中の貝殻焼成カルシウムの重量wt% (原料全体に対する貝殻焼成カルシウムの配合割合a ÷ 98.0) ×(B顆粒の配合割合b’ ÷ 98.0) × 100 =a×b’÷ 96.04(wt%) (4)B顆粒中のクエン酸の重量wt% (原料全体に対するクエン酸の配合割合b ÷ 98.0) ×(B顆粒の配合割合b’ ÷ 98.0) × 100 =b×b’÷ 96.04(wt%)
殻焼成カルシウムとクエン酸の最小・最大重量を示し
た。従って、貝殻焼成カルシウム65.4wt%〜8
9.4wt%とクエン酸6.6wt%〜22.5wt%
とを無水アルコールにて造粒して顆粒を形成し、この顆
粒の造粒工程とは別個の工程で貝殻焼成カルシウム粉末
2.0wt%〜18.3wt%とクエン酸粉末0.2w
t%〜3.5wt%とを混合して混合粉末を形成し、こ
の混合粉末と顆粒とを混合することにより、本発明のカ
ルシウム補給剤を製造し得るものとなる。
酸カルシウムの含有量とクエン酸の原料処方量の配合割
合を1.0:0.3〜1.0:1.0、かつ顆粒と粉未
の混合割合を1.0:0.05〜1.0:0.15の範
囲でカルシウム補給剤を製造すれば、長期保存が可能で
吸収性に優れた製品を得ることが可能となる。
を用いて、発泡型焼成貝殻カルシウム剤の体内吸収性に
関する実験を行った。 1.試 料 (1)被験試料 実施例の一つであるNO.28の発泡型貝殻焼成カルシウ
ム剤を使用する。 (2)対照試料 従来例であるNo.52の非発泡型貝殻焼成カルシウム剤
を使用する。これは、先述の如く、貝殻焼成カルシウム
とクエン酸を混合・造粒する際に、粉末を混合せず、顆
粒のみで錠剤を製造したものである。この製造方法が従
来の市販のカルシウム補給剤の処方と製造方法に近いも
のである。
シウム含有量(炭酸カルシウム+酸化カルシウム)をあ
らかじめ求めた。1錠300mg中の総カルシウム含有
量は、 300mg × 0.83 × 0.62 = 154.4mg となる。つぎに、各試料を粉砕し、0.5%カルボキシ
メチルセルロースナトリウム溶液100ml中に、それ
ぞれの試料中の総カルシウム含有量の100mgに対応
する試料(錠剤約200mg分)を加えた後、均一に懸濁
するように攪はんし、この液をそれぞれの試料溶液とし
た。
間絶食し、給水のみとした。各試料溶液2ml(カルシ
ウムとして2mg)を経口投与するのと同時に生理食塩
水を負荷し、全適用液量が体重の2.5v/wt%にな
るようにした。ラットは1匹ずつ代謝用ゲージに入れ、
5時間後までに排せつされた尿全量を集め、この尿中の
カルシウム量をエチレンジアミンテトラ四酢酸二ナトリ
ウム液による滴定法(指示薬 NN試薬)で求めた。実
験動物数は各群6匹とし、この間は給水のみとした。
トにおけるカルシウム体内吸収性を求めた結果を下記の
表7に示す。
の電解質を体外に排せつする体機能としてのイオンバラ
ンスにより、速やかに尿中に排せつされる。一方、体内
に吸収されなかったカルシウムはふん便中に排せつされ
る。従って、尿中のカルシウム量を計量することによ
り、体内に吸収されたカルシウムの量がわかる。試料と
して、予め2mgのカルシウムを投与しているから、被
験試料の投与量比は、 1.56mg ÷ 2mg = 78.0% と算出される。また、対照試料の投与量比は、 0.42mg ÷ 2mg = 21.0% と算出される。この実験の結果、被験試料、つまり本発
明の一実施例のカルシウム剤No.28のラット体内吸収
実験では、対照試料、つまり従来品のカルシウム補給剤
No.52に比較して3.7倍(78.0% ÷ 21.0
%)の吸収率を示した。この結果から見ても、本発明の
カルシウム剤が吸収力に優れた良質なカルシウム補給剤
であることがわかる。
ルシウムの吸収性が良好であるから、本製法によって製
造すれば、貝殻焼成カルシウムとクエン酸の他に、甘味
料、色素、香料、ビタミン等を添加しても吸収性の良好
な発泡型貝殻焼成カルシウム補給剤を製造することがで
きる。このため、力ルシウム吸収性および食味に優れた
カルシウム補給食品となる。以下がその使用例の処方で
ある。
とクエン酸以外の原料は、可溶性であるから、錠剤服用
時に、口内や胃内部で速やかに溶解・拡散され、錠剤の
崩壊を阻害するものではない。しかし、これらの原料の
比重が多すぎると、粉末の分量が多くて錠剤化に適さな
いものとなることがある。また、溶解に時間を要すると
ともに、炭酸ガスの発生量が少なくて、錠剤の良好な崩
壊が行われなくなる可能性がある。また、カルシウムの
絶対量が少ない錠剤となるから、薬剤としての目的を果
たさないものとなる。このような問題を考慮して、各原
料の配合量を適宜決定するのが好ましい。
から、重曹等の発泡剤を使用することなく発泡を容易に
行うことが可能となる。この発泡により、錠剤の内部に
炭酸ガスが発生することで、物理的効果によって、錠剤
は、錠剤の内部から破壊され、水中で速やかに崩壊し、
微粒子化するから、胃内の胃酸との接触面積が飛躍的に
増大し、胃中での酸アルカリ反応が促進される。従っ
て、錠剤中のカルシウムが完全にイオン化され、体内で
効率良く吸収することが可能となる。また、クエン酸を
使用することにより、摂取時の刺激や不快感を防止し
て、安全性に優れ、食感も良いカルシウム補給剤を製造
することが可能となる。
製造する一実施例の製造工程を示すフローチャート。
較例の製造工程を示すフローチャート。
Claims (1)
- 【請求項1】 炭酸カルシウムの含有量とクエン酸の配
合割合を、1.0:0.3〜1.0:1.0とした貝殻
焼成カルシウム65.4wt%〜89.4wt%と、ク
エン酸6.6wt%〜22.5wt%とを無水アルコー
ルにて造粒して形成した顆粒と、この顆粒の造粒工程と
は別個の工程で貝殻焼成カルシウム粉末2.0wt%〜
18.3wt%とクエン酸粉末0.2wt%〜3.5w
t%とを混合して形成した混合粉末とを、混合割合が
1.0:0.05〜1.0:0.15と成るよう混合
し、打錠機で打錠して形成したことを特徴とするカルシ
ウム補給剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10451597A JP3292674B2 (ja) | 1997-04-22 | 1997-04-22 | カルシウム補給剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10451597A JP3292674B2 (ja) | 1997-04-22 | 1997-04-22 | カルシウム補給剤 |
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JPH10291933A JPH10291933A (ja) | 1998-11-04 |
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ID=14382640
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Country | Link |
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JP (1) | JP3292674B2 (ja) |
-
1997
- 1997-04-22 JP JP10451597A patent/JP3292674B2/ja not_active Expired - Fee Related
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