JP3292525B2 - 小口径管推進機およびその制御方法 - Google Patents

小口径管推進機およびその制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は地中への小口径管を埋
設する小口径管推進機械およびその制御方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来地中へ小口径管を埋設する小口径管
推進機械は、発進立坑内に設置した推進装置により、先
端に先導管の装着された小口径管を地中へ推進させて、
小口径管の埋設を行っている。また小口径管を計画線に
沿って精度よく埋設するために、従来では図1に示すよ
うに先導管a内にターゲットbを設けて、このターゲッ
トbを発進立坑c内に設置したトランシットなどの測量
機dにより測量することにより、先導管aの位置を測定
し、もし推進方向が計画線よりずれている場合は、方向
修正シリンダeによりパイロットヘッドfの方向を修正
することにより、推進方向が計画線と一致するように方
向制御を行っている。
【0003】しかし上記従来の計測方法では、先導管a
の傾斜までは測定できないため、修正操作を数回繰返す
必要があるなど、修正作業が難しい不具合があった。か
かる不具合を改善するため、図2に示すように、ターゲ
ットbを2枚設けて、先導管aの傾斜も測定することに
より、修正作業を容易にした計測方法も提唱されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしターゲットを2
枚設けて先導管の傾斜も測定するようにした計測方法で
も、推進させる地層が滞水砂礫層のような崩壊性の強い
地盤では、方向修正の際先導管がせり上がるなどして方
向修正操作が難しいことから、方向制御不良や、埋設精
度不良が発生するなどの不具合があった。この発明はか
かる不具合を改善するためになされたもので、先導管の
推進挙動を予知して方向を制御する方向制御方法及び方
向制御装置を提供して、方向制御の容易化及び埋設精度
の向上を図ることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するためになされたもので、請求項(1)に記載した
発明は、埋設すべき小口径管の先端に装着されて地中へ
推進される先導管の先端部に、複数の修正シリンダによ
り方向制御が自在なパイロットヘッドを設け、上記各修
正シリンダ内の油圧を検出する圧力センサを設け、さら
に、前記先導管の排土用スクリューコンベア部に、排土
量を調整するピンチ弁を設けると共に、先導管推進中に
検出した上記各修正シリンダの油圧の状態からパイロッ
トヘッドが受ける掘削反力の状態を判断し、前記判断結
果に基づいて先導管の挙動を予知し、ピンチ弁の開度を
制御して排土量を調整することを特徴とする、小口径管
推進機の制御方法である。
【0006】
【作用効果】この発明は上記構成のように、地中へ推進
される先導管の挙動を予知しながらパイロットヘッドの
方向修正を行うようにしたことから、推進方向が計画線
より外れる前に先導管の方向修正を行うことができる。
従って、滞水砂礫層のように崩落制の強い地層での推進
に対しても、計画線を外れることなく小口径管を推進す
ることができ、精度の高い小口径管の埋設が可能にな
る。また先導管の挙動を予知することにより、排土制御
や泥漿注入材の注入、推進速度の増減などの対策が速や
かに構じられるため、先導管のせり上がりが防止できる
など、方向制御操作が容易かつ適確に行えるようにな
る。
【0007】
【実施例】この発明の一実施例を図3以下に示す図面を
参照して詳述する。図3は小口径管の先端に装着されて
地中へ推進される先導管の断面図、図4はパイロットヘ
ッドを方向制御する修正シリンダの油圧回路図を示す。
【0008】これら図において1は小口径管2の先端に
装着された先導管で、先端部に方向修正シリンダ10に
より方向が制御されるパイロットヘッド3が設けられて
いる。上記パイロットヘッド3内には、カッタヘッド4
が軸受け5を介して回転自在に設けられていて、このカ
ッタヘッド4の前部に取付けられたディスクカッタ6に
より先導管1前方の切羽を掘削すると共に、掘削された
土砂はカッタヘッド4内へ取込まれた後先導管1及び小
口径管2内に設けられたスクリュウコンベヤ7により後
方へ搬出されるようになっている。
【0009】上記スクリュウコンベヤ7はケーシング7
a内にスクリュウ軸7bが設けられていて、スクリュウ
軸7bの先端に上記カッタヘッド4が取付けられてい
て、スクリュウ軸7bを介してカッタヘッド4が回転さ
れると共に、先導管1内のケーシング7aには、ピンチ
弁8が設けられていて、このピンチ弁8の開度を制御す
ることにより、排土量を調整できるようになっている。
【0010】一方パイロットヘッド3の方向を制御する
方向修正シリンダ10は、図5に示すように、円周方向
に間隔を存して例えば4本設けられていて、先導管1内
に設置された電磁切換え弁11及びチェック弁12を介
して各方向修正シリンダ10毎に油圧が供給されるよう
になっている。また先導管1内にはターゲット13と、
方向修正シリンダ10内の油圧P〜Pを検出する圧
力センサ14が設けられている。
【0011】次に作用を説明すると、小口径管2の先端
に装着された先導管1は、図示しない発進立坑内に設置
された推進装置により地中へ推進され、同時にスクリュ
ウ軸7bを介して回転されるカッタヘッド4により切羽
を掘削する。また先導管1の推進方向は、発進立坑内に
設置したトランシットなどの測量器(図示せず)により
位置が測定されると共に、各方向修正シリンダ10内の
油圧を検出する圧力センサ14により先導管1の推進方
向の変化が次のように測定される。先導管1の地中推進
中は、カッタヘッド4が受ける土圧や掘削反力の偏向力
をパイロットヘッド3を介して4本の方向修正シリンダ
10が受けており、これら方向修正シリンダ10内の油
圧はチェック弁12によりブロックされている。いま推
進中パイロットヘッド3に偏向力が作用すると、この偏
向力により、各方向修正シリンダ10内の油圧P〜P
が変化する。
【0012】すなわち先導管1内に図5の(イ)に示す
ように方向修正シリンダ10が配置されている場合、上
下に配置された方向修正シリンダ10,10の油圧
、PがΔP=P−P>0では、パイロットヘ
ッドの上側の反力が大きいため、先導管は抵抗の小さな
下方へそれながら進む傾向にある。またΔP=P−P
<0ではパイロットヘッドの下側の反力が大きいた
め、先導管は逆に上方へそれぎみとなる。また左右に配
置された方向修正シリンダ10、10の油圧P
がΔP=P−P>0ではパイロットヘッドの右
側の反力が大きいため、先導管は抵抗の小さな左方へそ
れながら進む傾向にある。またΔP=P−P<0で
はパイロットヘッドの左側の反力が大きいため、先導管
は逆に右方へそれぎみとなる。
【0013】例えば図6の(イ)に示すように圧力セン
サ14により圧力P、Pが検出された場合は、図6
の(ロ)に示すAの区間ではパイロットヘッドへの上側
の反力が大きいため、この状態で推進を続行すると、パ
イロットヘッドが下方へずれて推進方向が計画線より下
方へ外れることになる。そこで圧力センサ14により得
られた情報を基に電磁切換え弁12を切換えて、パイロ
ットヘッド3が上向きとなるように方向修正シリンダ1
4により方向を修正する。これによって推進方向が上方
へ外れるのを阻止することができると共に、方向修正後
も各方向修正シリンダ10の油圧を圧力センサ14によ
り検出して、方向修正シリンダ10の油圧が図6の
(ロ)に示す管理限界幅の範囲Bとなるように制御する
ことにより、計画線に沿った精度の高い推進が可能にな
る。
【0014】また上記方向修正の際、方向修正シリンダ
10によりパイロットヘッド3が下方へ方向が設定され
ているにもかかわらず、パイロットヘッド3の上側のシ
リンダの油圧が下側よりも低い場合は、スクリュウコン
ベヤ7による排土量が過大となっていて、カッタヘッド
4上方に土盤の弛みが発生し、パイロットヘッド3がそ
の方向へ推進されている。この場合は、スクリュウコン
ベヤ7内のピンチ弁8を閉じて排土量を制限したり、推
進速度を早くしたり、もしくは土質改良のために地中へ
混入する土漿注入材の濃度を増して水の流れを止めるな
どの手段を施すことにより、方向修正が可能になる。
【0015】なお上記は上下方向の方向修正の場合があ
るが、左右方向の修正も同様な方法で行うものである。
また方向修正シリンダ10が図5の(ロ)に示すように
配置されている場合は、ΔP=(P+P)−(P
+P)>0ではパイロットヘッドの上側の反力が大き
いため、先導管は抵抗の小さな下方へそれながら進む傾
向にある。またΔP=(P+P)−(P+P
<0ではパイロットヘッドの下側の反力が大きいため先
導管は逆に上方にそれぎみになる。そしてΔP=(P
+P)−(P+P)>0ではパイロットヘッドの
右側の反力が大きいため先導管は抵抗の小さな左方へそ
れながら進む。またΔP=(P+P)−(P+P
)<0ではパイロットヘッドの左側の反力が大きいた
め、先導管は逆に右方へそれぎみになる。このようにこ
れらの情報を基にしてパイロットヘッド3の方向を修正
することにより、先導管1の挙動を予知しながら推進方
向を修正することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の先導管の位置計測方法を示す説明図であ
る。
【図2】従来の先導管の位置計測方法を示す説明図であ
る。
【図3】この発明の一実施例になる小口径管推進機械の
先導管を示す断面図である。
【図4】この発明の一実施例になる先導管内に設けられ
た方向修正シリンダの油圧回路図である。
【図5】(イ)この発明の一実施例になる先導管内の方
向修正シリンダの配置例を示す配置図である。 (ロ)同方向修正シリンダの別の配置例を示す配置図で
ある。
【図6】(イ)この発明の一実施例になる先導管内の方
向修正シリンダの圧力変動を示す線図である。 (ロ)方向修正シリンダによる修正方向を示す線図であ
る。
【符号の説明】
1 先導管 2 小口径管 3 パイロットヘッド 7 スクリュウコンベヤ 8 ピンチ弁 10 方向修正シリンダ 14 圧力センサ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 埋設すべき小口径管の先端に装着されて
    地中へ推進される先導管の先端部に、複数の修正シリン
    ダにより方向制御が自在なパイロットヘッドを設け、上
    記各修正シリンダ内の油圧を検出する圧力センサを設
    け、さらに前記先導管の排土用スクリューコンベア部
    に、排土量を調整するピンチ弁を設けるとともに、先導
    管推進中に検出した上記各修正シリンダの油圧の状態か
    らパイロットヘッドが受ける掘削反力の状態を判断し、
    前記判断結果に基づいて先導管の挙動を予知し、ピンチ
    弁の開度を制御して排土量を調整することを特徴とす
    る、小口径管推進機の制御方法。
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