JPH06173584A - シールド掘削機及びその位置推定方法 - Google Patents

シールド掘削機及びその位置推定方法

Info

Publication number
JPH06173584A
JPH06173584A JP32583792A JP32583792A JPH06173584A JP H06173584 A JPH06173584 A JP H06173584A JP 32583792 A JP32583792 A JP 32583792A JP 32583792 A JP32583792 A JP 32583792A JP H06173584 A JPH06173584 A JP H06173584A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
excavation
shield excavator
earth pressure
machine
measured
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32583792A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Miyazawa
和夫 宮沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Komatsu Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Komatsu Ltd
Shimizu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Komatsu Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
Priority to JP32583792A priority Critical patent/JPH06173584A/ja
Publication of JPH06173584A publication Critical patent/JPH06173584A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 掘進中のシールド掘削機に作用する土圧を計
測することにより、計測した土圧及び方位の変化から現
在位置を正確に推定することができるシールド掘削機を
提供する。 【構成】 本体の側部の少なくとも2箇所に正面視互い
に離間して配置した土圧計と、これら土圧計と接続され
た制御部とをシールド掘削機に装備し、各土圧計におけ
る掘進に伴う土圧の変化を計測する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地中のシールド掘削機
の位置を常時正確に検知するシールド掘削機及びその位
置推定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シールド掘削機の自動方向制御を
行うために、シールド掘削機の位置を測量又は推定する
方法としては、以下の2方法がある。前記方法の第1
は、レーザートランシット及び距離計による測量方法で
ある。この方法は、所定の定点からレーザーを照射する
もので、正確な位置出しを可能にするものである。前記
方法の第2は、シールド掘削機に搭載したジャイロコン
パスで計測される方位角と、シールド掘削機のセグメン
トからの掘進距離とから、シールド掘削機の位置確認を
行うものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ようなシールド掘削機の位置推定方法の場合、以下のよ
うな問題が生じていた。すなわち、前記第1の方法は、
直射レーザを用いるので、曲線の掘進区間においては、
使用出来ないといった問題がある。また、掘削坑の口径
が小さい場合には、レーザ光の照射スペースの確保が不
可能となるケースがあるといった問題がある。一方、図
5に示すように、前記第2の方法は、ジャイロコンパス
はシールド掘削機の方位を示すものであるから、掘進作
業中、シールド掘削機が一方向に作用する土圧等で向き
を換えないまま横滑りなどした場合には、図中の横滑り
量δを検知することが出来無いので、シールド掘削機の
位置を正確に推定することが出来ないといった問題があ
る。
【0004】前記問題に鑑みて、工事現場では、片番掘
進完了後(通常セグメント数で5〜6リング。1リング
は0.75〜1.2m)にトランシット等でシールド掘
削機の位置を測量して正確に把握するようにしている。
【0005】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、掘進中のシールド掘削機に作用する土圧を計測す
ることにより、計測した土圧及び方位の変化から現在位
置を正確に推定することができるシールド掘削機を提供
することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、本体の側部の少なくとも2箇所に正面視互いに離間
して配置した土圧計と、シールド掘削機の方位を計測す
るジャイロコンパスとを備えることを特徴とするシール
ド掘削機を前記課題の解決手段とした。請求項2記載の
発明では、請求項1記載のシールド掘削機の位置推定方
法であって、前記各土圧計における掘進に伴う土圧の変
化を計測することを特徴とするシールド掘削機の位置推
定方法を前記課題の解決手段とした。
【0007】
【作用】本発明によれば、シールド掘削機に取り付けた
少なくとも2基の土圧計で、シールド掘削機に作用する
土圧の掘進に伴う変化を常時計測する。また、前記土圧
計で計測した土圧と、シールド掘削機に搭載したジャイ
ロコンパスで計測したシールド掘削機の方位角とを合わ
せることにより、シールド掘削機の位置を常時推定す
る。
【0008】
【実施例】以下本発明の一実施例を、図1ないし図4を
参照して説明する。図中符号1はシールド掘削機、2は
土圧計、3はカッタ機構、4はジャイロコンパスであ
る。シールド掘削機1は、断面円形であって、掘進方向
前面に円盤状のカッタ機構3を備え、正面視左右両側部
に一対の土圧計2が対向配置されて構成されている。ま
た、シールド掘削機1の内部には、シールド掘削機1の
掘進方向を計測するジャイロコンパス4及び図示しない
制御部が搭載されている。前記土圧計2は、2基で1対
を形成し、シールド掘削機1の両側部において左右対象
に対向配置されている。制御部には、前記各土圧計2と
ジャイロコンパス4とが接続されている。そして、制御
部は、土圧計2で計測した土圧と、ジャイロコンパス4
で計測したシールド掘削機1の方位とから、シールド掘
削機1の位置を推定するようになっている。制御部の設
置位置は、シールド掘削機1の外部であってもよく、地
上に設けた管理棟内とすることも可能である。なお、シ
ールド掘削機1の内部には、自身のレベル、ピッチン
グ、ローリングを計測する従来機器が搭載されている。
これらレベル、ピッチング、ローリングを計測する機器
も、前記制御部に接続されている。
【0009】以下、前記シールド掘削機1の現在位置の
推定方法を説明する。シールド掘削機1は、対向する土
圧計2、2の対における土圧の差とジャイロコンパス4
で計測したシールド掘削機1の方位とを制御部で比較・
解析することにより、自身の現在位置を推定する。すな
わち、図1及び図2に示すように、シールド掘削機1が
掘進開始位置Aから同一直線上を掘進しようとする場
合、(1)シールド掘削機1の向き及び掘進位置にズレ
がない、(2)シールド掘削機1の向きに変化が無いま
ま、横滑りして掘進位置にズレがある、(3)シールド
掘削機1の向き及び掘進位置ともにズレがあるといった
3様の掘進状態があるが、前記(1)の掘進状態の場
合、ジャイロコンパス4で計測した方位及びシールド掘
削機1の左右に作用する土圧に、ともに変化が無いこと
で判別できる。なお、土圧は、図中、各土圧計2の近傍
に図示している。前記(2)の掘進状態の場合、ジャイ
ロコンパス4の方位には変化が無いが、横滑りした側の
土圧が掘進とともに漸次増加することで判別できる。前
記(3)の掘進状態の場合、ジャイロコンパス4の方位
が変化するとともに、横滑りした前記(2)と反対の側
の土圧が掘進とともに漸次増加することで判別できる。
【0010】図3及び図4に示すように、シールド掘削
機1が掘進開始位置Bから一定の曲率半径の曲線を掘進
する際には、(4)所定の曲率半径の曲線上を掘進す
る、(5)シールド掘削機1の向きが掘進量に対して適
切量変化しているが掘進位置が横滑りしてズレている、
(6)シールド掘削機1の向きが掘進量に対して適切量
変化していない、の3様の掘進状態があるが、予め、目
的の掘進に伴って変化する土圧と方位の相関関係が明確
であれば、該相関関係と土圧と方位の計測値とを比較す
ることにより、シールド掘削機1の掘進状態が相対的に
判別でき、シールド掘削機1の現在位置を正確に推定す
ることができる。
【0011】例えば、前記(4)の掘進状態は、ジャイ
ロコンパス4で計測される方位がシールド掘削機1の掘
進量に対して前記相関関係から導かれる適切量変化する
とともに、シールド掘削機1の左右に作用する土圧が掘
進に対して略一定の差圧で推移することで判別できる。
前記(5)の掘進状態は、ジャイロコンパス4で計測さ
れる方位がシールド掘削機1の掘進量に対して適切量変
化するものの、シールド掘削機1の横滑り側の土圧が掘
進に伴って漸増することで判別できる。前記(6)の掘
進状態は、ジャイロコンパス4で計測される方位がシー
ルド掘削機1の掘進量に対して適切量で無い上、シール
ド掘削機1の横滑り側の土圧が掘進に伴って微増するこ
とで判別できる。
【0012】したがって、前記シールド掘削機1及びシ
ールド掘削機1の現在位置の推定方法によれば、直線掘
進、曲線掘進にかかわらずシールド掘削機1の現在位置
を推定することが可能となるので、掘削坑の径に関係な
くシールド掘削機1の現在位置を推定するから、レーザ
ートランシット等の光学測量機器を不要としてそのセッ
ト等の手間もなくなることは勿論、シールド掘削機1の
現在位置の推定を自動的に常時行うから、シールド掘削
機1の掘進方向を常時修正することにより、ジャイロコ
ンパス4のみの運転に比して掘削坑の施工精度及び施工
能率が向上する。
【0013】なお、シールド掘削機1は、制御部でシー
ルド掘削機1の推進ジャッキを制御する構成とすれば、
シールド掘削機1の方位と土圧の変化とから、掘進方向
の制御を自動的に常時行って、掘進方向の修正が常時可
能となるので、掘削坑の施工精度の一層の向上が可能と
なる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシールド
掘削機及びその位置推定方法によれば、本体の側部の少
なくとも2箇所に正面視互いに離間して配置した土圧計
と、シールド掘削機の方位を計測するジャイロコンパス
とを備えること、ならびに請求項1記載のシールド掘削
機の位置推定方法であって、前記各土圧計における掘進
に伴う土圧の変化を計測することを特徴とするから、目
的の掘進に伴って変化する土圧と方位との相関関係が明
確であれば、該相関関係と土圧と方位の計測値とを比較
することにより、直線掘進、曲線掘進にかかわらずシー
ルド掘削機の現在位置を推定することが可能となるの
で、レーザートランシット等の光学測量機器を不要とし
てそのセット等の手間もなくなることは勿論、シールド
掘削機の現在位置の推定を自動的に常時行うから、シー
ルド掘削機の掘進方向が常時修正可能となり、掘削坑の
施工精度及び施工能率が向上するといったすぐれた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】直線掘進時のシールド掘削機に作用する土圧及
び方位を示す略図である。
【図2】前記図1の掘進に伴うシールド掘削機に作用す
る土圧の変化を示す図である。
【図3】曲線掘進時のシールド掘削機に作用する土圧及
び方位を示す略図である。
【図4】前記図3の掘進に伴うシールド掘削機に作用す
る土圧の変化を示す図である。
【図5】従来例を示す略図である。
【符号の説明】
1 シールド掘削機 2 土圧計 3 カッタ機構 4 ジャイロコンパス 5 制御部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体の側部の少なくとも2箇所に正面視
    互いに離間して配置した土圧計と、シールド掘削機の方
    位を計測するジャイロコンパスとを備えることを特徴と
    するシールド掘削機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシールド掘削機の位置推
    定方法であって、前記各土圧計における掘進に伴う土圧
    の変化を計測することを特徴とするシールド掘削機の位
    置推定方法。
JP32583792A 1992-12-04 1992-12-04 シールド掘削機及びその位置推定方法 Pending JPH06173584A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32583792A JPH06173584A (ja) 1992-12-04 1992-12-04 シールド掘削機及びその位置推定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32583792A JPH06173584A (ja) 1992-12-04 1992-12-04 シールド掘削機及びその位置推定方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06173584A true JPH06173584A (ja) 1994-06-21

Family

ID=18181170

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32583792A Pending JPH06173584A (ja) 1992-12-04 1992-12-04 シールド掘削機及びその位置推定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06173584A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019143389A (ja) * 2018-02-21 2019-08-29 清水建設株式会社 判定装置、及び判定方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019143389A (ja) * 2018-02-21 2019-08-29 清水建設株式会社 判定装置、及び判定方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7896107B2 (en) System for tracking and maintaining on on-grade horizontal borehole
US8864422B2 (en) Method and arrangement for producing a trench wall element
JPH06173584A (ja) シールド掘削機及びその位置推定方法
JP2019143385A (ja) 推定装置、及び推定方法
JP4495716B2 (ja) トレンチウォール装置
JPH0152560B2 (ja)
US20200072032A1 (en) Grade management system for an implement
JP4026899B2 (ja) 掘削機械垂直度測定装置
JPH05321577A (ja) シールド掘進機の姿勢制御方法
JPH0336399B2 (ja)
JP3292525B2 (ja) 小口径管推進機およびその制御方法
JPS63247425A (ja) 地下壁の掘削装置
JPH0765459B2 (ja) シールド掘進機の自動方向制御方法
JPS61266797A (ja) 地中掘進機の方向制御法
JP2690564B2 (ja) シールド掘進機の自動方向制御方法
JP3439756B1 (ja) シールド機の位置計測方法
JPH08312283A (ja) ボーリング孔掘削管理装置
JPH05231867A (ja) トンネル掘削機の位置測定装置
JPH0335604B2 (ja)
KR20210028975A (ko) 지반굴착장치의 굴착심도 측정장치
JP2641985B2 (ja) シールドマシンの最適姿勢角管理方法
JPH0574673B2 (ja)
JPH02140393A (ja) シールド機
JPH0829167A (ja) 地下掘削機の位置検出方法及び装置
JPH0423955B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990518