JP3703820B2 - 下水道管の設置用開削工法および下水道管の設置用開削装置 - Google Patents
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また、埋設したマンホールの排水口または流入口に下水道管を所定方向、所定勾配にして接続し、この下水道管に下水道管の軸心と一致する方向に照射する光ビームを発光させる発光器を設置し、次に接地する下水道管のターゲットに光ビームを照射して位置合わせする下水道管の設置工法は、公知である(特許文献2参照)。
また、下水道管を敷設する開削溝を開削するに際し、下水道管から照射される光ビームを開削部分に照らしながら開削作業を行う下水道管の設置工法も公知である(特許文献3)。
即ち、仮に地面から所定深さまで自動的に開削できても、これは地面(機体)を基準とする深さであり、この深さを下水道管の勾配に合わせて設定しようとしても、地面の標高が一定でないから不可能である。
仮に、下水道管設置付近にある予め標高を測定してあるベンチマークを基準に所定高さに水平に水糸を設置し、水糸を基準に下水道管の勾配に合わせた深さ設定しようとしても、無数に深さ設定しないと精度が低く、下水道管の勾配に合わせて開削溝を開削するのを自動化するには、現実的には不可能である。
このように、自動化された装置を使用しても、前記水糸を基準とした開削溝底との距離を深さ計測具による深さ測定は避けられず、作業効率が低いという課題が残る。
前記公知例のうち特開昭63−22933号公報に記載された工法では、下水道管の芯出し(位置決め)は容易になるが、開削溝の開削作業は一々スタッフ等の深さ計測具を上方から差し入れて深さを測定しつつ、掘り下げるため、作業効率が低いという課題がある。
前記公知例のうち特開平4−289316号公報記載の工法でも、光ビームにより開削部分を照らすものの、深さは測定できないから、一々スタッフ等の深さ計測具を上方から差し入れて深さを測定しつつ掘り下げるため、作業効率が低いという課題がある。
本願は、光ビームを利用して、開削溝の開削作業の自動化する工法および装置を提案するものである。
本発明は、前記マンホール1内の発光器21から埋設予定の下水道管2の軸心と一致する方向に照射する光ビーム20を、前記開削溝25に載置した下水道管2内のターゲット68に照射しながら下水道管2の勾配および敷設方向の芯出して敷設し、この下水道管2の芯出し作業に使用する前記光ビーム20により前記自動制御手段Pの設定深さを補正して自動制御するようにした下水道管の設置用開削工法としたものである。
本発明は、前記自動制御手段Pに入力する設定深さは、前記光ビーム20より深い深さに設定し、前記ショベルカー5は、自動制御手段Pにより一旦前記設定深さまで前記光ビーム20により補正しつつ自動制御して開削作業するように構成し、設定深さまで開削した開削溝25の溝底に投入した粉粒体62上に下水道管2を敷設するようにした下水道管の設置用開削工法としたものである。
本発明は、前記開削溝25に投入した粉粒体62は光ビーム20を基準に均平するようにした下水道管の設置用開削工法としたものである。
本発明は、前記自動制御手段Pは、自動制御手段Pのポジションセンサ30の信号および/または光ビーム20による受光部38の受光信号により開削溝25が設定深さになると、音声等による報知手段42により作業者に報知するようにした下水道管の設置用開削工法としたものである。
本発明は、左右一対のクローラを有する走行装置11の上方に操縦部12を有する旋回部13を設け、該旋回部13にブーム14およびアーム16等を介してバケット26を設け、該バケット26は、自動制御手段Pにより予め入力した設定深さまで自動的に掘り下げ可能に構成し、前記バケット26には前記マンホール1内に設置された発光器21から照射される光ビーム20を受光する受光部38を設け、該受光部38は前記マンホール1の排水口17または流入口18に接続する下水道管2の敷設予定の下水道管2の軸心と一致する光ビーム20を受光し、該受光部38からの受光信号により前記自動制御手段Pに予め入力された設定深さを補正しつつ開削作業を自動制御するようにした下水道管の設置用開削装置としたものである。
請求項2の発明では、下水道管2の芯出しする光ビーム20を利用して開削溝25の設定深さを補正でき、ショベルカーによる開削作業の自動化を簡単に実現できる。
請求項3の発明では、光ビーム20を基準に光ビーム20より更に深く掘り下げるので、一定深さに開削することになりって自動制御手段Pの制御精度を向上させると共に、自動制御手段Pの自動制御の誤差を粉粒体62の層厚により吸収できる。
請求項4の発明では、粉粒体62の均平作業を容易に且つ正確にできる。
請求項5の発明では、所定深さになると、音声等による報知手段42により報知し、操作性を向上できる。
請求項6の発明では、光ビーム20を基準に開削溝25の設定深さを補正して開削作業の自動化を実現できるショベルカーを提供できる。
図1は施工概略を示した平面図であり、地面高さの基準(標高)を示すベンチマークBが所定位置に設置されている。ベンチマークBは予め標高を測定したもので、ベンチマークBに標高が図示されいる(本図において標高は図示省略している)。このベンチマークB付近の複数設置する各マンホール1の設置場所には測点Sが設置(表示)されている(ベンチマークBを基準に所定高さを表示)。
前記複数のマンホール1(測点S)の上手側と下手側の間はヒューム管あるいは硬質塩化ビニル等の樹脂管により形成した下水道管2により接続して下水道3を構成する。通常、前記下水道管2は直線状の管部材に形成しているため、下水道3の全体は平面視直線状の下水道管2を組合せてジグザグ状に形成され、その曲折点Kごとにマンホール1を埋めて下水道管2の敷設(埋設)方向を変更している。
そして、下水道3は、マンホール1と下水道管2を接続して構成するのが基本となり、本来、マンホール1と下水道管2の設置順序は任意であるが、以下、マンホール1に下水道管2を接続する順序で説明する。
前記ショベルカー5は、左右一対のクローラを有する走行装置11の上方に操縦部12を有する旋回部13を設け、旋回部13にブーム14の基部を軸15により回動自在に取付け、ブーム14の先端にアーム16を軸15aにより回動自在に取付け、アーム16の先端に軸22によりバケット26を設け、ブーム14とアーム16とバケット26は、自動制御手段Pに予め「設定深さ」を入力すると、この設定深さまで自動的に掘り下げ可能に構成している。
この自動制御手段Pの構成は任意であるが、一例を示すと、前記操縦部12に設けた操作手段23によりコントローラ24に施工図に記載の設定深さに相当する設定深さを予め入力し、入力された設定深さとなるように、ブーム14とアーム16とバケット26との各部を、油圧シリンダ等のアクチュエータ29により作動させ、このアクチュエータ29による作動を各部の軸着部に設けたポジションセンサ30の検出値により自動制御して、自動的に掘り下げるように構成している。
また、図5のように、所定部分の地面にバケット26を接地させて自動制御手段Pの記憶値をリセットし、この所定部分の地面高さを基準に設定深さを入力すると、この設定深さまでの掘削作業を自動化するようにしてもよく、制御方法は任意である。
このように、ショベルカー5により前記ベンチマークBを基準とする予め入力設定した設定深さまで掘り、次に、マンホール設置孔Mにスタッフ(長いものさしのようなもの)等の深さ計測具(図示省略)を上方から差し入れてベンチマークBを基準に深さを正確に測定し、次に、マンホール設置孔Mの側面に土留めを施し、次に、マンホール設置孔Mの底部分に砕石を投入して押し固めてマンホール設置基礎7とする(図3)。
即ち、「設定深さ」まで掘る作業は自動化できるが、機体の傾斜状態等の条件によって、必ずしも正確な深さとならないことがあるので、計測具で正確に測定し、次に、マンホール1全体の高さはマンホール設置基礎7から測点Sまでの深さと一致させて予め製作し、このマンホール1をマンホール設置基礎7に設置すると、ベンチマークB基準に設定した深さに正確に設置でき、このマンホール1を所定勾配の下水道管2により連結する。
次に、マンホール1の排水口17または流入口18の下水道管2を接続する部分を除いて埋戻してマンホール1を固定する。
しかして、前記マンホール1内には光ビーム20を発光しうる発光器21をセットする。光ビーム20は、マンホール1の排水口17または流入口18に接続されるであろう下水道管2の軸心と一致する敷設方向および傾斜方向に沿って正確に照すように底蓋8上に任意の手段により設置する(図7)。
実施例では排水口17に下水道管2を接続している。
次に、マンホール設置孔Mに続く下水道管2の埋設用の開削溝25の深さを予め入力して設定し、ショベルカー5はこの深さ入力値に基づいて所定深さに向かって掘り下げ(図8)、ショベルカー5の受光部38に前記光ビーム20が当ると、光ビーム20の当たった位置により掘るべき目標深さを補正しながら自動的に掘り下げ、目標深さまで掘ると、次に、ショベルカー5を開削方向に所定距離移動させ、既に開削した開削溝25の側面に土留め施し、更に、開削方向に掘り進む。
また、光ビーム20は後述する下水道管2の敷設工程で使用する光ビーム20を利用して、ショベルカー5の受光部38に当てることで光ビーム20とバケット26の相対位置を検出して、深さ測定しながら開削作業を行って、作業効率を向上させる。
この場合、開削溝25は、予め下水道管2を敷設する深さより所定深さ分だけ深く掘り、開削溝25の溝底に砂等の粉粒体62を敷き、目盛り63付きの均平具64により粉粒体62を均平し(図10)、所定厚さに均平した粉粒体62上に下水道管2を載置して後述する下水道管2の芯出しを行う。
即ち、開削溝25は予め下水道管2の軸心より所定深さ分一旦深く掘ることで、光ビーム20を基準に常時一定深さ(例えば30cm下方)部分を開削溝25の溝底にでき、設定深さまで掘り下げる作業の自動化を容易に構成することができる。
したがって、粉粒体62の層の存在によりショベルカー5の掘り下げの自動制御の誤差を吸収して、作業精度も担保する。
また、光ビーム20を基準に掘るので、開削溝25の溝底を光ビーム20と平行にでき、下水道管2の勾配に沿った開削溝25の溝底となる開削作業を自動的に行う。
また、開削溝25の溝底上の所定厚さに均平した粉粒体62上に下水道管2を載置するので、下水道管2を埋戻した荷重が一部分に集中するのを避けられ、下水道管の破損の発生を抑制する。
しかして、前記受光部38の構成は任意であり、例えば、ポジションディテクタ等を有して光ビーム20の当たった位置を受光信号としてコントローラ24に送出できればよく、バケット26の背面部27に設けている。31はバケット26の背面部27の接地面、32は起立面であり、実施例では起立面32に設けているが、接地面31に亘って設けると、受光範囲が広くなって、好適である。
しかして、前記発光器21は、直進性の高いレーザー光を光ビーム20として発光し、この光ビーム20が表示モニタ40の画面にビーム光Bとして表示されるようにすればよく、構成は任意であるが、一例を示すと、可視光線で、レーザー出力:約1mmw以下、レーザー波長:532nm、ビーム径:約0.5〜1mm(出射口にて)、ビーム広がり角(ポインティングスタビリティー):10μradとし、出射口より約100m程度の離れた地点において約1〜2mm程度のビーム径となるようすると、光ビーム20は受光部38により受光され、表示モニタ40の画面にビーム光Bとして表示可能となって、好適である。
また、「設定深さ」まで掘り下げたことを、受光部38およびポジションセンサ30の検出値等により感知したときは、報知手段42により作業者に報知するようにしてもよい。
均平具64の一例を示すと、縦長の取手部64aの下部に横長の均平部64bを設けて逆T型形状に形成し、取手部64aに目盛り63を形成し、目盛り63に光ビーム20を当てながら動かすと、光ビーム20を基準として粉粒体62の上面(開削溝25の溝底)を均平でき、好適である(図10、図12)。
取手部64aは光ビーム20を透過しうる透明または半透明部材により形成すると、目盛り63と光ビーム20との合わせが容易になり、作業性を向上させる。
次に、所定厚さに均平した粉粒体62上に下水道管2を載置し、この下水道管2の一端65をマンホール1の排水口17に接続する。
この場合、図示は省略するが、下水道管2の一端65とマンホール1の排水口17との接続部分は継ぎ手等を介して接続することにより可撓構成にし、下水道管2の他端66を上下左右に振って行う芯出し作業が可能となるようにする。
下水道管2の芯出しに使用するターゲット68は、「+」形状の目盛りを記入し、このターゲット68の中心が下水道管2の管径に応じて中心となるように調節可能に構成し、また、光ビーム20を透過してビーム光Bを下水道管2の他端66より目視により認識確認できるようにすると、ターゲット68の中心に光ビーム20が当たると芯出しが完了したことになって、作業性を向上させて、好適である。
芯出しが済むと、周囲の土留めを外し、下水道管2の他端66を土嚢69等により仮止めし、この下水道管2の上方に掘った土を埋戻して、下水道管2の他端66を残して埋め戻す。
このように、マンホール設置孔Mを掘り、マンホール1の排水口17から照射される光ビーム20がバケット26の受光部38に当った受光信号により自動制御手段Pに入力されている「設定深さ」を下水道管2の勾配に合わせて補正することで、開削溝25の開削作業を自動化し、この開削溝25に粉粒体62を敷き、粉粒体62上に載置した下水道管2の他端66に設けたターゲット68に光ビーム20を当てながら上下左右に移動させて芯出する作業を反復して、下水道管2を埋設する(図14)。
このようにして、上手側のマンホール1の排水口17と下手側のマンホール1の流入口18との間を複数の下水道管2により接続することで下水道3の一部を形成し、各測点Sにマンホール1を設置しながら下水道管2の埋設作業を反復してを行う。
この場合、最も下手側となる下水道管2を仮設置し、次の測点S付近に至ってショベルカー5により次のマンホール設置孔Mを掘るときには、上手側のマンホール1の排水口17から照射される光ビーム20により「設定深さ」を補正することで、マンホール設置孔Mを掘る作業も自動化可能である(図14)。
また、次のマンホール設置孔Mにマンホール1を設置するとき、上手側のマンホール1の排水口17から照射される光ビーム20をマンホール1の側部に当てながらマンホール1を降ろして設置すると、マンホール1のセンターの位置決めが容易になる(図15)。
マンホール1の設置予定場所の測点Sの周囲に、所定の大きさ(空間)のマンホール設置孔Mを自動制御手段Pによりショベルカー5のバケット26等を自動制御して設定深さまで自動的に掘り、設定深さ(目標深さ)まで掘ると、次に、マンホール設置孔Mの底部分に砕石を投入して押し固めてマンホール設置基礎7とし、マンホール設置孔M内に深さ計測具を上方から差し入れてマンホール設置基礎7上面を地上面の測点Sから正確に位置させ、このマンホール設置基礎7にマンホール1の底蓋8を設置固定する。
次に、底蓋8の上面にマンホール筒部9を固定し、マンホール筒部9の上面にマンホール蓋10を載置する。
しかして、前記マンホール1内にマンホール1の排水口17より下水道管2の敷設方向および傾斜方向に沿って光ビーム20を照射するように、発光器21をセットする。
次に、マンホール設置孔Mに続いて下水道管2埋設用の開削溝25をショベルカー5により掘り下げる。
即ち、ショベルカー5は、アクチュエータ29により、旋回部13を旋回させ、また、ブーム14とアーム16とバケット26を夫々回動させ、このアクチュエータ29の作動量やブーム14とアーム16とバケット26の夫々の回動量等をポジションセンサ30により検出して、予め入力設定されている開削溝25の設定深さまで自動的に掘り下げる。
次に、ショベルカー5のバケット26の受光部38に光ビーム20が当たる位置まで掘り下げると、受光部38に光ビーム20が当たった受光位置の信号を送出し、この受光信号とポジションセンサ30により検出されるバケット26の位置等の情報により、予め入力されている自動制御手段Pの開削溝25の設定深さを補正し、補正しながら開削作業を行う。
即ち、下水道管2は上手側から下手側へ向けて所定勾配を設定して設置するが、この下水道管2の勾配とショベルカー5が移動する路面の勾配は本来一致しないから、自動制御手段Pによりバケット26等の掘り下げ深さを自動制御しても、下水道管2の勾配に沿って開削溝25を掘ることはできない。
この場合、開削溝25は、予め光ビーム20(敷設する下水道管2の軸心)より所定深さ分だけ深く掘り、深くなった開削溝25の溝底に砂等の粉粒体62を敷き、粉粒体62上に下水道管2を敷設するから、開削溝25の掘り下げ作業を自動化することにより掘り下げ深さにプラスマイナスの誤差が生じても、粉粒体62の層厚を均平することで掘り下げ深さの誤差を吸収し、下水道管2の敷設を正確に行える。
また、開削溝25の底は光ビーム20を基準に深く掘っているので、粉粒体62投入前の開削溝25の底と光ビーム20は平行状態になる。
したがって、開削溝25の底の傾斜は下水道管2の勾配と一致することになり、この点でも、予め入力されている自動制御手段Pの開削溝25の設定深さを光ビーム20を基準に補正することで、掘り下げの自動化作業の作業精度を確実にする。
しかして、マンホール1の排水口17の中心から発光器21により光ビーム20を照射し、光ビーム20は下水道管2が敷設される設定勾配および方向に照射させているから、下水道管2の他端66内に設けたターゲット68にこの光ビーム20を当てながら、下水道管2の他端66を上下左右に振ってターゲット68の中心に光ビーム20が当たると、下水道管2の芯出が完了する。
芯出しが済むと、下水道管2の他端66を土嚢により仮止めし、この下水道管2の上方に掘った土を埋戻して、下水道管2の他端66を残して埋設する。
このように、ショベルカー5の自動制御手段Pの設定値(設定深さ)を下水道管2の勾配に合わせた光ビーム20により補正しながら開削溝25の深さを測り、略所定深さまで掘り下げたら、ショベルカー5の機体を開削方向に所定距離移動させて掘り進み、ショベルカー5による掘り下げと掘り進みを反復して開削溝25の開削作業を行う。
以上のようにして、上手側のマンホール1の排水口17と下手側のマンホール1の流入口18との間を複数の下水道管2により接続することで下水道3の一部を形成し、各測点Sにマンホール1を設置しながら下水道管2の埋設作業を反復してを行う。
しかして、マンホール1および下水道管2の設置順序は、通常、上手側から下手側に向かって行われるが、これに限定されない。
Claims (6)
- マンホール設置孔Mに設置したマンホール1内には発光器21を設置し、発光器21はマンホール1の排水口17または流入口18からこれらに接続する下水道管2の敷設予定方向および勾配に向けて該下水道管2の軸心と一致するように光ビーム20を照射し、前記下水道管2を敷設する開削溝25を自動制御手段Pを有するショベルカー5により開削し、該ショベルカー5は予め入力した設定深さまでのバケット26等による開削作業を前記自動制御手段Pにより自動制御して行いつつ、前記バケット26に設けた受光部38が受光した光ビーム20を基準に、前記自動制御手段Pの設定深さを補正して自動制御するようにした下水道管の設置用開削工法。
- 請求項1において、前記マンホール1内の発光器21から埋設予定の下水道管2の軸心と一致する方向に照射する光ビーム20を、前記開削溝25に載置した下水道管2内のターゲット68に照射しながら下水道管2の勾配および敷設方向の芯出して敷設し、この下水道管2の芯出し作業に使用する前記光ビーム20により前記自動制御手段Pの設定深さを補正して自動制御するようにした下水道管の設置用開削工法。
- 請求項1または請求項2において、前記自動制御手段Pに入力する設定深さは、前記光ビーム20より深い深さに設定し、前記ショベルカー5は、自動制御手段Pにより一旦前記設定深さまで前記光ビーム20により補正しつつ自動制御して開削作業するように構成し、設定深さまで開削した開削溝25の溝底に投入した粉粒体62上に下水道管2を敷設するようにした下水道管の設置用開削工法。
- 請求項3において、前記開削溝25に投入した粉粒体62は光ビーム20を基準に均平するようにした下水道管の設置用開削工法。
- 請求項1または請求項2または請求項3または請求項4において、前記自動制御手段Pは、自動制御手段Pのポジションセンサ30の信号および/または光ビーム20による受光部38の受光信号により開削溝25が設定深さになると、音声等による報知手段42により作業者に報知するようにした下水道管の設置用開削工法。
- 左右一対のクローラを有する走行装置11の上方に操縦部12を有する旋回部13を設け、該旋回部13にブーム14およびアーム16等を介してバケット26を設け、該バケット26は、自動制御手段Pにより予め入力した設定深さまで自動的に掘り下げ可能に構成し、前記バケット26には前記マンホール1内に設置された発光器21から照射される光ビーム20を受光する受光部38を設け、該受光部38は前記マンホール1の排水口17または流入口18に接続する下水道管2の敷設予定の下水道管2の軸心と一致する光ビーム20を受光し、該受光部38からの受光信号により前記自動制御手段Pに予め入力された設定深さを補正しつつ開削作業を自動制御するようにした下水道管の設置用開削装置。
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