JP3292492B2 - 演奏情報処理装置 - Google Patents

演奏情報処理装置

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JP3292492B2
JP3292492B2 JP00617492A JP617492A JP3292492B2 JP 3292492 B2 JP3292492 B2 JP 3292492B2 JP 00617492 A JP00617492 A JP 00617492A JP 617492 A JP617492 A JP 617492A JP 3292492 B2 JP3292492 B2 JP 3292492B2
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    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/0033Recording/reproducing or transmission of music for electrophonic musical instruments
    • G10H1/0041Recording/reproducing or transmission of music for electrophonic musical instruments in coded form
    • G10H1/0058Transmission between separate instruments or between individual components of a musical system
    • G10H1/0066Transmission between separate instruments or between individual components of a musical system using a MIDI interface

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーソナルコンピュー
タ等のホストと電子楽器との間に接続され、演奏情報の
入出力を行う演奏情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子楽器どおし、もしくは電子楽器とコ
ンピュータ等との間の通信制御を行う情報の規格として
MIDI(Musical Instrument D
igital Interface)が普及している。
また例えばパーソナルコンピュータ等をホストとして用
い、このホストで電子楽器を制御することにより音楽を
演奏するいわゆるコンピュータミュージックが手軽に行
われるようになってきている。この場合、ホストと電子
楽器との間には、例えば8ビット,16ビットのパラレ
ル信号等を取扱うホスト側のデータ形式(ここではこれ
を「第1のデータ形式」と呼ぶ)とMIDI等電子楽器
側のデータ形式(ここではこれを「第2のデータ形式」
と呼ぶ)との間の変換を行う演奏情報処理装置(以下
「MPU(MIDI Processing Uni
t)」と呼ぶ)が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、従来のMPU
は、バッファが小さく、また処理速度も遅いため、テン
ポが早くかつ単位時間の音符の数が多いような場合に
は、自動演奏をテンポどおりに行うことができないとい
う支障があった
【0004】本発明は、この事情に鑑み、リアルタイム
演奏が可能な演奏情報処理装置(MPU)を提供する
ことを第1の目的とする。また、例えば伴奏を先に入力
しておいて、その伴奏を聞きながらメロディを付け加え
る等、自動演奏を行いながら新たな演奏を付加する場合
(これを「オーバーダブ」と呼ぶ。)には、従来のMP
Uではホストが入力メッセージと出力メッセージの双方
を管理していたため、ホストの負担が大きかった。
【0005】本発明は、この事情に鑑み、従来と比べホ
ストの負担が低減化された演奏情報インターフェースを
提供することを第2の目的とする。
【0006】
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の演奏情報処理装置は、 (1)時間情報が付加された第1の演奏情報を入力する
第1の入力手段 (2)第1の入力手段から入力された演奏情報を記憶す
る記憶手段 (3)第1の演奏情報に付加された時間情報に基づいて
第1の演奏情報を順次出力する第1の出力手段 (4)第2の演奏情報を入力する第2の入力手段 (5)第1の出力手段から出力される第1の演奏情報お
よび第2の入力手段から入力された第2の演奏情報に時
間情報を付加して出力する第2の出力手段を備えたこと
を特徴とするものである。
【0008】
【0009】
【作用】本発明の演奏情報処理装置(MPU)は、時間
情報が付加された演奏情報を入力して(上記(1))記
憶し(上記(2))、この一旦記憶された演奏情報を、
この演奏情報に付加された時間情報に基づいて順次出力
する(上記(3))ようにしたため、従来のようにMP
Uが要求したタイミングでホストが演奏情報をMPUに
送り込まなくてもホストの手が空いたときにあらかじめ
演奏情報をMPUのバッファに送り込んでおけばよく、
したがってテンポが早くかつ複雑な曲であってもテンポ
どおりの自動演奏が可能となる。
【0010】ここで、本発明の演奏情報処理装置(MP
U)は、上記のとおり、時間情報が付加された第1の演
奏情報を入力し(上記(1))、記憶して(上記
(2))、出力(上記(3))するものであるが、これ
とともに、例えば鍵盤等を備えた電子楽器を演奏するこ
とにより発生されたMIDI等の第2の演奏情報を入力
して(上記(4))ホスト側に送る機能を有している。
この場合、第1の演奏情報とともに第2の演奏情報に時
間情報を付加して出力する(上記(5))ようにしたた
め、従来のように、該ホストから出力する演奏情報と該
ホストに入力される演奏情報とをホスト側でリンクする
手間が省け、これによりホストの負担が大幅に緩和され
る。ここで、電子楽器に順次出力する第1の演奏情報の
うちから、ホスト側で必要となる所定の演奏情報のみを
選択してホスト側に出力することによりホスト側の負担
がさらに低減化される。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1は、本発明のMPUの一実施例を含むシステムの一例
を表わしたシステム構成図である。
【0015】ここではホストとしてパーソナルコンピュ
ータ1が備えられており、このパーソナルコンピュータ
1には符号化された楽譜が記憶されている。このパーソ
ナルコンピュータ1の裏面側のスロットには、本発明の
実施例に係るMPU2が挿入されている。このMPU2
は、パーソナルコンピュータ1のバスと接続されてお
り、パーソナルコンピュータ1から送られてくる演奏情
報をMIDIに変換して出力する機能を有している。
【0016】また、電子楽器3は、音源及びキーボード
を備えており、MPU2とMIDIで接続されている。
パーソナルコンピュータ1から送出された演奏情報はM
IDIに変換されて電子楽器3に入力され、この電子楽
器3ではこのMIDI信号に基づき、内蔵された音源を
用いてオーディオ信号が生成される。このオーディオ信
号はアンプ6に入力されて増幅され、スピーカ7から放
音される。またこの電子楽器3に備えられた鍵盤が演奏
されると、この演奏情報がMIDIとしてMPU2に送
信される。MPU2はこの演奏情報を受信すると時間情
報とともにパーソナルコンピュータ1に転送する。
【0017】また、このシステムにはリズムマシーン4
も備えられ、MPU2とMIDIで接続されている。こ
のリズムマシーン4は、予めプログラムされたリズムを
自動的に演奏するものである。MPU2は、このリズム
マシーン4が送信するタイミング信号に合せて同期演奏
を行うこともできる。さらに、このシステムにはビデオ
再生装置5も接続されている。ビデオ機器は、通常互い
の同期をとるためのタイムコードを送受信する機能を有
しているが、MPU2も同期のためのタイムコードを送
受信する機能を有している。
【0018】図2は、本発明の一実施例に係るMPUの
ブロック図である。図1に示すMPU2ではMIDIは
双方向のものとして描かれ、かつ2チャネル備えられて
いるが、ここでは簡単のため、MIDI用入力端子MI
DI_INとMIDI用出力端子MIDI_OUTとに
分離され、それぞれ1チャネルずつ備えたものとして描
いてある。
【0019】このMPU2に備えられた多数のポートの
うち、IMM_INポート,SEQ_INポート,MO
N_OUTポート,SEQ_OUTポート,STATU
Sポートは、パーソナルコンピュータ1(図1参照)と
接続されるポートであり、これらのうちSTATUSポ
ートを除く各ポートには、それぞれ32ワードのFIF
O(先入力−先出力のレジスタ)が備えられている。ま
たSTATUSポートに接続されたステータスレジスタ
は、パーソナルコンピュータ1とMPU2との双方から
アクセスされるフラグ群であって、上記各ポートに備え
られたFIFOにデータが書き込まれるとそれぞれのポ
ートの各レジスタに対応するフラグが立てられ、各FI
FOからデータが読出されると対応するフラグが消去さ
れる。したがって各ポートにデータの書込みができるか
どうか、即ちFIFOに空きがあるかどうかも、フラグ
を見ることにより知ることができる。
【0020】MPU2のCPU(以下に単にCPUとい
う)は、各FIFOに対応するフラグを監視しており、
例えばIMM_INポートに接続されたFIFOにメッ
セージが書込まれていることを検出した場合は、即座に
MIDI_OUT用のパラレル−シリアル変換器(P/
S変換器)にそのメッセージを転送する。また、MID
I_INポート,MIDI_OUTポートは、電子楽器
3、リズムマシーン4側と接続されるポートである。ま
たSMPTEポート(INとOUT)は、ここではビデ
オ再生装置5と接続されている。
【0021】次にこれら各ポートの機能について説明す
る。 (a)IMM_INポート:即座に制御されるべき命令
が入力されるポートである。このポートを経由してFI
FOにメッセージが書込まれると、CPUはこのメッセ
ージを直に読出してMIDI_OUTポートに出力す
る。例えば自動演奏をさせながらあるチャネルの音量や
パン、音色を変更するときは、メッセージが即座に送ら
れなければならない。そのようなメッセージはこのポー
トを経由して入力される。また、MPUを制御する命令
(例えばテンポを変更)であれば、MPU自身が命令に
対処することとなり、この場合外部にその命令を出力す
る必要がなければ出力は行われない。
【0022】(b)SEQ_INポート:本発明にいう
「第1の入力手段」に対応するポートであり、自動演奏
用の、時間情報が付加されたシーケンスデータを入力す
るポートである。この自動演奏用データは、例えばフロ
ッピィディスクに記憶されている自動演奏用データがパ
ーソナルコンピュータ1(図1参照)にロードされ、こ
のロードされた自動演奏用データがこのSEQ_INポ
ートを経由して入力される。ここに入力されたデータは
一時RAM内のバッファP((図3参照)に記憶され、
時間管理されて出力される。
【0023】 (c)SEQ_OUTポート:本発明にいう「第2の出
力手段」に対応するポートであり、MIDI_INポー
トから入力されシリアル−パラレル変換器(S/P変換
器)によりパラレル信号に変換されたメッセージ、ある
いはIMM_INポートから入力されたメッセージに時
間情報が付されてこのポートから出力される。 (d)MON_OUTポート:MIDI_OUTポート
から出力されるデータを同時にパーソナルコンピュータ
1側に送り返すポートである。
【0024】(e)MIDI_INポート:本発明にい
う「第2の入力手段」に対応するポートであり、このポ
ートからはMIDI規格に準拠した信号が入力される。
MIDIは8ビットを1ワードとするシリアル信号であ
り、このMIDIが入力されるとシリアル−パラレル変
換器(S/P変換器)によりパラレル信号に変換され、
CPUに対しインタラプトが発生する。
【0025】(f)MIDI_OUTポート:本発明に
いう「第1の出力手段」に対応するポートである。MI
DI信号を送出するときは、パラレル−シリアル変換器
(P/S変換器)にCPUによりメッセージが書込まれ
る。P/S変換器はメッセージをシリアル信号に変換し
てこのMIDI_OUTポートから出力する。IMM_
INポート,SEQ_INポートから入力されたメッセ
ージは、このMIDI_OUTポートから出力される
が、出力されるメッセージのうち所定のメッセージ(フ
ィルタ(後述する)により選択する)は、レコーディン
グ時にSEQ_OUTポートを経由してパーソナルコン
ピュータ1側に再度入力される。
【0026】(g)SMPTE IN & OUTポー
ト:本実施例ではこのポートが付加的に備えられてい
る。SMPTEはタイムコードの一種で、ビデオ機器の
同期をとるために広く使用されている信号である。この
入力端子SMPTE_INに入力された同期シリアル信
号であるタイムコードは、タイムプロセッサにより、所
定の時間情報に変換されてCPUに送られる。また、C
PUの命令により、所定の時間情報を発生したり、タイ
ムコードを発生しSMPTE_OUTから出力させるこ
ともできる。
【0027】(h)STATUSポート:ステータスレ
ジスタをパーソナルコンピュータ1側からアクセスする
ためのポートである。ここで、上記SEQ_INポート
から入力される自動演奏用データは、本実施例では、以
下に示すように、[ ]で囲まれた4つの識別子によ
り分割される3つのエリアから構成されている。
【0028】[Data Begin]:曲の先頭を示
す識別子である。 Pre−Play Area:シーケンスをスタートさ
せる前にMIDI出力するメッセージ(例えば、音色パ
ラメータ等)が記憶されたエリアである。MPUはこの
データを受取るとすぐにMIDI出力する。 [Song Begin]:シーケンスの開始位置を示
す識別子である。
【0029】Play Area:このエリアにおかれ
たメッセージは、時間情報およびテンポ情報に合せてM
IDI出力される。各メッセージは、次に送出するメッ
セージまでの時間(以下、時間情報という)と対に記憶
される。 [Song End]:シーケンスの終了を示す識別子
である。 Post−Play Area:シーケンスの終了後に
出力するメッセージが記憶されたエリアである。
【0030】[Data End]:曲データの最後を
示す識別子である。 このように構成された自動演奏用データを用いて自動演
奏を行なうにあたっては、MPU自身で設定されるテン
ポで演奏するモードと、図1に示すリズムマシーン4等
の他の自動演奏装置と同期して演奏する同期モードがあ
る。MPU自身で設定されるテンポで演奏するモードに
おけるテンポは、自動演奏用データ自身に組み込まれて
いる場合と、オペレータがパーソナルコンピュータ1に
備えられたキーボード等を用いて設定する場合とがあ
る。オペレータが設定した場合は、このテンポ情報はパ
ーソナルコンピュータ1からMPU2に転送され、CP
Uは、そのテンポ情報に基づいてタイムプロセッサに情
報を送る。タイムプロセッサは、その情報に基づいてテ
ンポに応じた時間間隔でクロック信号(ティックインタ
ラプト)を発生し、これにより後述するプログラムが実
行される(図6参照)。
【0031】また同期モードにおいては、MIDI_I
Nポートから入力されるMIDIのスタート、クロック
等の信号を読み込んでこの信号に同期した自動演奏が行
なわれる。この自動演奏(プレイ)の際、MPUでは以
下に示す各種の処理が行なわれる。
【0032】図3、図4はMPUにおける処理で用いら
れる、RAM内のバッファP、およびRECレジスタを
示した図である。 (a)データの受信 CPUはステータスレジスタを常時監視し、SEQ_I
Nポートにデータが送られてきているかどうかを見てい
る。データが送られてきた場合には、このデータをバッ
ファPに一時記憶し、次の処理を行なう。 1)識別子[Data Begin]に続くデータは、
演奏開始前にMIDI出力するため順次P/S変換器に
書込む。 2)識別子[Song Begin]以降のデータは、
テンポに合せた時間管理をして出力する。 3)識別子[Song End]から[Data En
d]までのデータは、自動演奏が終了すると、順次MI
DI出力する。 4)IMM_INポートに入力されたメッセージはバッ
ファPに記憶せずに直接MIDI出力する。このとき、
MIDI出力用のフィルタ等(詳細は後述する。ここで
はチャネル変換、フィルタ、モディファイを総称してフ
ィルタ等と呼ぶ)にかける。また、フィルタ等をかけた
リンク用メッセージは、RECレジスタ(図4参照)に
記憶する。
【0033】自動演奏開始のメッセージを受信すると、
バッファPの読出しポインタPが示すアドレスのMID
IメッセージをMIDI出力し、時間情報をレジスタT
SP(図示せず)に記憶する。タイムプロセッサは、上
述したように、テンポに対応した時間間隔でティックイ
ンタラプトを発生する。ここで「タイムベース」につい
て説明する。タイムベースとは、4分音符がいくつのク
ロックで表わされるかをいう。したがって数値が大きい
ほど時間分解能がよく、なめらかな演奏を行なうことが
できる。近年は特に電子楽器の音質が向上し、発音のタ
イミングも微細に調節できるものが要求されるようにな
ってきており、このためタイムベース480、960と
いう数値のものが使用されてきている。
【0034】タイムベース480として例をあげると、
テンポが120であれば1分間に4分音符が120個、
したがって、4分音符1個は0.5秒すなわち500m
secとなる。タイムベース480であれば、基準クロ
ックの時間間隔は500/480=1.0417mse
c、即ち、1.0417msec毎にティックインタラ
プトを発生することになる。
【0035】S/P変換器が8ビットのシリアルデータ
を受信し、パラレルに変換すると、CPUに対してイン
タラプトを発生し、CPUがそのパラレルに変換された
データを受取る。MIDI信号には1バイト、2バイ
ト、3バイトのメッセージがあり、さらにそのメッセー
ジの中で演奏情報として記憶すべきかどうかをCPUが
判断してRECレジスタに記憶し、ポインタRを進め
る。例えば、MIDIクロック(F8H)は記憶せずに
すぐにMIDI_OUTポートから出力し、必要であれ
ばそのタイミングに基づいて、自動演奏の基準クロック
を修正する。一方ノートオンであれば、一時記憶し、ポ
インタRを進める。
【0036】図5はMIDI入力を一時記憶するルーチ
ンを表わしたフローチャートである。MIDIは、1〜
3バイトで1ワードを構成し、通常は8ビット(1バイ
ト)受信するごとにS/P変換器からインタラプトがか
かるが、ここでは便宜上1ワードが揃うとこのルーチン
が実行されるものとする。MIDI_INフィルタ等を
かけ(ステップ(S20))、RECレジスタのポイン
タRをインクリメントして(ステップ(S22))その
アドレスにフィルタ等を通過したメッセージを記憶する
(ステップ(S23))。フィルタで転送しないとされ
た場合にはそのまま終了する(ステップ(S21))。
【0037】また自動演奏中に、パーソナルコンピュー
タ1から音量やパンを変更する命令が出力されると、こ
の命令は上述の通りIMM_INポートに入力され、C
PUにインタラプトがかけられる。入力された命令が音
源を制御するものであれば即座にMIDI出力され(ス
テップ(S30))、同時にRECレジスタのポインタ
Rがインクリメントされて(ステップ(S22))、記
憶される(ステップ(S23))。入力された命令が、
例えば、MPUを制御するものの場合(例えばテンポの
変更)には、MIDI出力ではなくMPU自身の状態が
変更される(図示なし)。
【0038】(b)ティックインタラプト処理 図6はティックインタラプトにより起動されるルーチン
を表わしたプログラムである。この図において、ステッ
プ(S1)〜ステップ(S7)はプレイ処理を表わし、
ステップ(S10)〜ステップ(S14)はレコーディ
ング処理を表わしている。
【0039】(1)プレイ処理 インタラプト処理が発生すると、レジスタTSPの値が
デクリメントされ(ステップ(S1))、このレジスタ
TSPの値が0か否かが判定される(ステップ(S
2))。TSPの値が0になるとポインタP(図3参
照)を進め(ステップ(S3))、ポインタPが示すア
ドレスのMIDIメッセージを出力する(ステップ(S
5))。このときMONフィルタ等をかけられたメッセ
ージは、MON_OUTポートに出力される。同時にL
INKフィルタ等にかけられたメッセージは、RECレ
ジスタに記憶される。フィルタについては後述する。次
に時間情報をレジスタTSPに記憶する(ステップ(S
6))。
【0040】ステップ(S4)においてアドレスの示す
データの内容が曲の終りであると判定されるときは、演
奏を終了する処理をするを行う(ステップ(S7))。
ここで自動演奏に合わせてキーボードの鍵盤を演奏する
と、演奏により発生されるMIDIメッセージがMID
I_INポートを経由して入力される。この実施例で
は、キーボード3が音源を有しているので、このキーボ
ード3の鍵盤を演奏すると、その楽音をキーボードの音
源が発生する。MPUに入力されたMIDIにより、他
の音源を発音制御する場合は、MIDI_OUTポート
にも出力される。
【0041】(2)レコーディング処理 TSRの値をインクリメントし(ステップ(S1
0))、RECレジスタのポインタRが0であれば、ホ
ストへ出力すべきメッセージがないことになり終了する
(ステップ(S11))。一方ポインタRの値が0でな
ければメッセージがRECレジスタに記憶されているの
で、ポインタRの値に対応するRECレジスタのメッセ
ージに時間情報としてTSRの値を付加したデータを出
力バッファに記憶し(ステップ(S12))、TSRを
クリアし(ステップ(S13))、ポインタRをデクリ
メントし(ステップ(S14))、ステップ(S11)
に戻る。
【0042】(c)フィルタ等 メッセージを転送する場合に、それぞれ異なるチャネル
変換、フィルタ、およびモディファイを掛けることがで
きる。「メッセージを転送する場合」とは、MIDI_
INポートに入力されたメッセージをMIDI_OUT
ポートまたはSEQ_OUTポートへ出力する場合、I
MM_INポートに入力されたメッセージをMON_O
UTポートまたはMIDI_OUTポートへ出力する場
合、およびSEQ_INポートに入力されバッファに記
憶された後時間管理を行ってMIDI_OUTポート、
またはMON_OUTポートへ出力し、またはRECレ
ジスタへ転送する場合をいう。
【0043】(1)MIDIチャネルの変換 MIDI規格で定められたチャネル数は16であるが、
このMPUでは入力、出力それぞれ2つの端子を設け、
1つの端子は0−15、他方は16−32のチャネルを
扱うように構成している。すなわち、2つの端子を端子
A,端子Bとすれば入力端子Aから入力されたチャネル
1は、インターフェース内部で1とし、端子Bから入力
されたチャネル1は、内部では17(1+16)として
扱う。チャネルの変換はテーブルを参照して行なわれ
る。すなわち入力チャネルに対して出力チャネルをいく
つにするかというテーブルを予め作成し、入力されたメ
ッセージのチャネルを書換える。
【0044】(2)フィルタ MIDIメッセージは第1バイトがステータスを表わす
が、このフィルタにより、ステータスの種類に応じて、
そのメッセージを転送するかしないかを選択することが
できる。図7は、フィルタの一例を示した図である。こ
の図でXは任意の数値を表わす。
【0045】この図に示すように、‘9X’はノート・
オン(NOTE ON)のステータスを表わし、フラグ
が‘1’にセットされているため、ノート・オンのメッ
セージはこのフィルタを通過し転送される。同様に‘A
X’はアフター・タッチ(AFTER TOUCH)の
ステータスを表わし、フラグが‘0’であるため、この
アフター・タッチのメッセージはこのフィルタで遮断さ
れ、したがって転送は行なわれないことを意味する。
【0046】(3)モディファイ 例えばノート・オンデータには音量を指定する数値が付
加されているが、その数値と実際に放音される音の大き
さとの対応は電子楽器の機種やメーカー等により異なっ
ている。したがって外部の電子楽器とデータの授受を行
なう場合には、MIDIメッセージに付加されている数
値の変更を行なう必要があり、この変更をモディファイ
と呼ぶ。本実施例におけるMPUは、このモディファイ
の機能を有している。
【0047】図8、図9はこのモディファイを行なうた
めに用意されたテーブルを表わした図である。ここで
は、図8に示すようにPatch0〜Patch15の
符号が付された16個のモディファイパッチが用意さ
れ、さらに図9に示すようにTable0〜Table
16の符号が付された17個のモディファイテーブルが
用意される。
【0048】例えば図2に示すMIDI_INポートか
ら入力されMIDI_OUTポートから出力されるメッ
セージについてはPatch0が選択される等、MPU
の入力ポートと出力ポートとの組合せに応じてPatc
h0〜Patch15のいずれかのモディファイパッチ
が選択される。ここではPatch0が選択されたもの
とする。
【0049】このPatch0の、全体の音量を制御す
るコントロールチェンジ0(Control Chan
ge 0)のメッセージに対応する0番地には‘OX7
F’が記憶されており、この‘OX7F’は何の変更も
行なわないことを意味している。したがってMIDI_
INポートから入力されたコントロールチェンジ0のメ
ッセージは何の変更も受けずにそのままMIDI_OU
Tポートから出力されることになる。
【0050】また、このPatch0の、ノート・オン
データの上位バイト(Note ON MSB)に対応
する123番地には、‘ Table0’と記憶されて
おり、したがって、この場合、図9に示すTable0
〜Table16の17個のモディファイテーブルのう
ちのTable0が参照され、この上位バイト(MS
B)に例えば‘1’が記録されていたときはその数値
‘1’が‘126’に書き換えられる。またノートオン
データの下位バイト(Note ON LSB)に対応
する124番地には‘OX7F’が記録されており、し
たがってノートオンデータの下位バイトは変更されな
い。したがってMIDI_INポートから入力されたノ
ートオンデータはその上位バイトが‘1’から‘12
6’に書き換えられてMIDI_OUTポートから出力
されることになる。尚、図9に示すモディファイテーブ
ルに記録された’128’以上の数値は、出力を行なわ
ないことを意味している。
【0051】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のM
PUは、入力された第1および第2の演奏情報の時間情
報を求め、この時間情報が付加された第1および第2の
演奏情報を出力するものであるため、従来のようにホス
トから出力する演奏情報とホストに入力される演奏情報
とをホスト側でリンクする手間が省け、これによりホス
トの負担が大幅に緩和される。
【0052】
【0053】
【0054】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のMPUの一実施例を含むシステムの一
例を表わしたシステム構成図である。
【図2】本発明の一実施例に係るMPUのブロック図で
ある。
【図3】MPUにおける処理で用いられる、RAM内の
バッファPを示した図である。
【図4】MPUにおける処理で用いられる、RAM内の
RECレジスタを示した図である。
【図5】MIDI入力を一時記憶するルーチンを表わし
たフローチャートである。
【図6】ティックインタラプトにより起動されるルーチ
ンを表わしたプログラムである。
【図7】フィルタの一例を示した図である。
【図8】モディファイを行なうために用意されたモディ
ファイパッチを表わした図である。
【図9】モディファイを行なうために用意されたモディ
ファイテーブルを表わした図である。
【符号の説明】
1 パーソナルコンピュータ 2 演奏情報インターフェイス(MPU) 3 電子楽器 4 リズムマシーン 6 アンプ 7 スピーカ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10H 1/00 102 G10H 1/00 G06F 3/16 330

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時間情報が付加された第1の演奏情報を
    入力する第1の入力手段と、 前記第1の入力手段から入力された第1の演奏情報を記
    憶する記憶手段と、 前記第1の演奏情報に付加された時間情報に基づいて該
    第1の演奏情報を順次出力する第1の出力手段と、 第2の演奏情報を入力する第2の入力手段と、 前記第1の出力手段から出力される前記第1の演奏情報
    および前記第2の入力手段から入力された前記第2の演
    奏情報に時間情報を付加して出力する第2の出力手段と
    を備えたことを特徴とする演奏情報処理装置。
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