JP3292066B2 - 電源装置及びこれを用いた電気機器 - Google Patents

電源装置及びこれを用いた電気機器

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JP3292066B2 JP28196196A JP28196196A JP3292066B2 JP 3292066 B2 JP3292066 B2 JP 3292066B2 JP 28196196 A JP28196196 A JP 28196196A JP 28196196 A JP28196196 A JP 28196196A JP 3292066 B2 JP3292066 B2 JP 3292066B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多機能電話器、電気
掃除機及びリチウムイオン電池等の2次電池の充電装置
等の電気機器に用いられるDC−DCコンバータといわ
れる電源装置に関し、詳しくはその回路構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、1チップマイクロコンピュータ等
の半導体装置を使用するような電気機器では、半導体装
置の電源として安定した出力電圧特性を要求されるとと
もに、各機器の外形的制約から高効率で小型な電源装置
が要望されている。この要望を満たすものとして、図5
に回路図を示すようなDC−DCコンバータといわれる
方式の電源装置を用いていた。
【0003】図5の電源装置1bは、直流電源2a及び
入力コンデンサ2bからなる入力電源回路2と、トラン
ジスタ11からなるスイッチング素子3と、インダクタ
ンス素子4と、出力コンデンサ5と、抵抗21、22及
び24、ツェナダイオード23、トランジスタ19及び
20からなる監視回路6と、トランジスタ14、抵抗1
2乃至14からなる駆動回路7と、ダイオード(以下
「フライホイールダイオード」と称す)22とから構成
されている。
【0004】そして、入力電源回路2は端子T1(以下
「電圧入力端子T1」と称す)を介してトランジスタ1
1のエミッタに接続され、トランジスタ11のコレクタ
側(図5の配線L′)はインダクタンス素子4を介して
端子T3(以下「出力端子T3」と称す)に接続され、
出力端子T3と端子T2(以下「基準電圧端子T2」と
称す)との間には出力コンデンサ5が接続されている。
また、監視回路6のトランジスタ19のコレクタ出力は
駆動回路7のトランジスタ14のベースに接続されると
ともに、コンデンサ16を介して配線L′に接続されて
いる。更に、基準電圧端子T2もダイオード8を介して
配線L′に接続されている。
【0005】動作について説明する。まず、電源装置1
bの出力端子T3と基準電圧端子T2との間にモータや
半導体装置等の負荷を接続し、直流電源2aを所定の電
圧V1に設定すると、電圧入力端子T1を介して以降の
回路に電圧が印加されて動作可能になる。この電圧印加
により、トランジスタ14が導通するとトランジスタ1
1が導通され、インダクタンス4を介して監視回路6及
び負荷に電流(以下「出力電流」と称す)が流れるよう
になる。このとき、コンデンサ16を介してもトランジ
スタ14にベース電流が流れるので、トランジスタ14
のコレクタ電流が大きくなり、トランジスタ11は急速
に飽和する。
【0006】そして、出力電流が大きい場合には監視回
路6に出力電流が流れてトランジスタ20を導通する電
圧が抵抗22に発生し、トランジスタ20が導通するこ
とによりトランジスタ19が導通するようになる。一
方、出力電流が少なく出力電圧が上昇するような場合に
は抵抗24に発生する電圧によりトランジスタ19が導
通するようになる。このようにして、トランジスタ19
が導通すると、トランジスタ14のベース電圧が低レベ
ルになるのでトランジスタ14が遮断し、トランジスタ
11が遮断される。このとき、インダクタンス4には逆
起電力が発生するので、負荷及びダイオード8にはこの
逆起電力による電流が流れ続ける。
【0007】その後、逆起電力が徐々に低下するととも
に出力電流が減少し、抵抗22による電圧降下が少なく
なってトランジスタ20が遮断されるようになると、ト
ランジスタ19が遮断されてトランジスタ14のベース
電圧が上昇するので、トランジスタ11が再び導通する
ようになる。以上のような動作サイクルを繰り返しなが
ら出力電流を出力コンデンサ5に充電し、負荷に対して
略一定の出力電流が供給できるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電源装置1bの負荷に流れる出力電流に対する出力電圧
及び端子T1での入力電流の特性は、図6に波形図を示
すように、出力電流が規格値(図5中のB、B′点)を
越えた後は出力電圧及び入力電流共徐々に低下するよう
な特性をしているとともに、出力電流が増大するにつれ
て上述の動作サイクルの周期が短くなるように動作す
る。従って、トランジスタ11及びインダクタンス素子
4等の素子による電力損失が増大し、各素子及び電源装
置が発熱してしまうという問題がある。また、各素子の
発熱が大きくなると、パッケージ及びこれを用いた基板
等に放熱処理を行う必要が生じ、各素子の外形が大きく
なるとともに、電源装置全体及びこれを用いる機器の外
形も大きくなるという問題もある。
【0009】そこで本発明はこれらの問題を解決し、電
源装置の電力損失が少なくするような回路構成にするこ
とにより、小型且つ安価な電源装置及びこれを用いた電
気機器を容易に形成できるようにすることを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の問題を解決するた
めに、請求項1の記載に係わる電源装置は、電圧入力端
子と出力端子との間に直列接続されたスイッチング素子
及びインダクタンス素子と、出力端子に流れる電流を検
出し一定値以上の電流が流れるのを防止するための監視
回路と、監視回路での電流検出結果に応じてスイッチン
グ素子を導通及び遮断させるための駆動回路と、スイッ
チング素子が遮断されたときにインダクタンス素子の逆
起電力による電流が流れる経路を形成するためのフライ
ホイールダイオードと、を有する電源装置において、イ
ンダクタンス素子による逆起電力がフライホイールダイ
オードの順方向電圧を規定する電流以下になるまでスイ
ッチング素子を遮断状態にするための特性改善回路を有
することを特徴とする。
【0011】このような構成により、簡単な回路構成で
ありながら回路の内部損失が少なくなって放熱処理を簡
略化できるようになり、小型で安価な電子部品またはこ
れらの一部を1つに集積化した小型の半導体装置を使用
して電源装置を形成できるようになる。また、請求項2
の記載に係わる電気機器は、電圧入力端子に商用電源の
整流電圧が接続され、出力端子に出力電圧平滑用の出力
コンデンサ及び半導体装置が接続された請求項1に記載
の電源装置を用いていることを特徴とする。このような
構成により、半導体応用製品の電源回路に小型で安価な
電源装置を容易に使用できるようになる。
【0012】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1乃至図
4を参照しながら詳細に説明する。尚、本明細書では全
図面を通して同一または同様の回路要素には同一の符号
を付して重複する説明を省略している。図1は本発明を
用いたDC−DCコンバータといわれる電源装置の回路
図を示し、その構成は、電源電圧を所定のタイミングで
導通または遮断(以下「スイッチング」と称す)するた
めのスイッチング素子3と、スイッチング素子3により
電源電圧が遮断されたときに逆起電力を発生させるため
のインダクタンス素子4と、インダクタンス素子4によ
り発生した逆起電力により充電されて出力のインピーダ
ンスを下げるための電解型の出力コンデンサ5と、出力
電流を検出するとともに異常電圧が入力されたときにス
イッチング素子3の動作を停止するための監視回路6
と、監視回路6からの信号に応じてスイッチング素子3
を制御駆動するための駆動回路7と、発生した逆起電力
による電流が流れる経路を形成するダイオード(以下
「フライホイールダイオード」と称す)8と、出力電流
に対する出力電圧の特性が所定の電流値以上では急激に
出力電圧が低下する垂下型の特性にするための特性改善
回路9とから構成されている。
【0013】各回路の構成について更に詳しく説明す
る。スイッチング素子3は端子T1(以下「電圧入力端
子T1」と称す)にエミッタが接続されるとともにイン
ダクタンス素子4にコレクタが接続されたPNP型のト
ランジスタ15から構成され、インダクタンス素子4は
フェライトやアモルファス等をコアにして巻かれたコイ
ルから構成されている。更に、監視回路6は負荷に流れ
る電流(以下「出力電流」と称す)を検出するための抵
抗22と、端子T3(以下「出力端子T3」と称す)と
端子T2(以下「基準電圧端子T2」と称す)との間に
直列に接続されたツェナダイオード23及び抵抗24
と、出力端子T3にベースが接続されるとともに抵抗2
2とインダクタンス素子4との間にエミッタが接続さ
れ、コレクタが抵抗21を介してツェナダイオード23
のアノードと抵抗24の接続点に接続されたPNP型の
トランジスタ20と、ツェナダイオード23のアノード
側にベースが接続されるとともにエミッタが基準電圧端
子T2に接続されてコレクタ出力により駆動回路7を制
御するためのNPN型のトランジスタ19とから構成さ
れている。駆動回路7はトランジスタ11のベースに抵
抗13を介してコレクタが接続されるとともに、基準電
圧端子T2に抵抗15を介してエミッタが接続され、電
圧入力端子T1に抵抗12を介してベースが接続された
NPN型のトランジスタ14とから構成されている。特
性改善回路9はカソードがフライホイールダイオード8
のカソードに接続されるとともに、アノードが抵抗18
を介してトランジスタ19のコレクタに接続されたダイ
オード17から構成されている。
【0014】各回路構成間の接続について更に説明す
る。電圧入力端子T1を介して電源電圧がトランジスタ
11のエミッタに接続され、トランジスタ11のコレク
タ側(図1中の配線L)はインダクタンス素子4を介し
て出力端子T3に接続され、出力端子T3と基準電圧端
子T2との間には出力コンデンサ5が接続されている。
また、監視回路6のトランジスタ19のコレクタ出力は
駆動回路7のトランジスタ14のベースに接続されると
ともに、特性改善回路9を介して配線Lに接続されてい
る。更に、基準電圧端子T2もダイオード8を介して配
線Lに接続されている。
【0015】次に本発明の回路動作について説明する。
まず、電源装置1aの出力端子T3と基準電圧端子T2
との間にモータや半導体装置等の負荷となる装置を接続
するとともに、電圧入力端子T1に直流電源2aとその
インピーダンスを下げるために直流電源2aと並列に設
けられた電解型のコンデンサ2bとからなる入力電源回
路2を接続する。そして、直流電源2aを所定の電圧V
1に設定すると、電圧入力端子T1を介して以降の回路
に電圧が印加されて動作が可能になる。この電圧印加に
より、トランジスタ14が導通するとトランジスタ11
が導通され、インダクタンス素子4を介して監視回路6
及び負荷に出力電流が流れるようになる。この時、トラ
ンジスタ14のベースにはダイオード17がコンデンサ
のように作用して抵抗18を介して正帰還がかかるよう
になるので、トランジスタ11は急速に飽和及び導通す
るようになっている。
【0016】そして、出力電流が大きい場合には監視回
路6に出力電流が流れてトランジスタ20を導通する電
圧が抵抗22に発生し、トランジスタ20が導通するこ
とによりトランジスタ19が導通するようになる。一
方、出力電流が少なくトランジスタ20が導通しないよ
うな場合で出力電圧が上昇するような場合には、ツェナ
ーダイオード23に電流が流れて抵抗24に電圧が発生
することによりトランジスタ19が導通するようにな
る。このようにして、トランジスタ19が導通すると、
トランジスタ14のベース電圧が低レベルになるのでト
ランジスタ14が遮断するとともに、トランジスタ11
が遮断される。この時、インダクタンス4には逆起電力
が発生するので、この逆起電力により負荷及びダイオー
ド8には出力電流が流れ続ける。
【0017】その後、逆起電力が徐々に低下するととも
に逆起電力による電流が減少してトランジスタ20が遮
断されるか、出力電圧が所定値よりも低下してツェナー
ダイオード23に電流が流れなくなり抵抗24の電圧が
低下すると、トランジスタ19が遮断されるようにな
る。この時、配線Lの電圧は図3(a)に示す(後述あ
り)ようにダイオード8の順方向電圧(VF (V))分
だけ基準電圧(0(V))よりも低い電圧になっている
ので、特性改善回路9のダイオード17及び抵抗18を
介してトランジスタ14のベース電圧(VB14 )を式
(1)で示すような電圧に設定することになる。実際に
は、抵抗18の抵抗値(R18)に比べて抵抗12の抵抗
値(R12)の方が充分大きいので、そのベース電圧は概
ね基準電圧になっている。従って、トランジスタ14の
ベース電圧はそのベース・エミッタ間の電圧より小さい
値になり、トランジスタ14は遮断されたままとなって
逆起電力による出力電流が流れ続ける。尚、抵抗18は
無くても良いが、ダイオード17を過電流から保護する
ために設けられている。
【0018】
【数式1】 VB14 = V1×R18/(R12+R18) ・・・(1) そして、トランジスタ14のベース電圧が上昇して再び
導通するのは、逆起電力及び出力電流が更に減少してダ
イオード8に流れる電流が順方向電圧(一般的に0.4
V乃至1.7V)により規定される電流(「順方向電
流」という)以下になりダイオード17の順方向電圧が
無くなった後になる。
【0019】以上のような動作サイクルを繰り返しなが
ら出力電流を出力コンデンサ5に充電し、負荷に対して
略一定の出力電流及び電圧が供給されることにより、図
2(a)に示すように、規定の出力電流値(図2中のA
点)までは一定の出力電圧を出力するとともに、規定の
出力電流値以上になると出力電圧が急激に低下するよう
な垂下型の出力特性になる。また、このとき端子T1で
の入力電流の特性は図2(b)に示すようになる。この
ような電気的特性を有することにより、出力端子T3が
基準電位に短絡したり過負荷が接続された場合の電力損
失を大幅に抑えることができるようになるので、その分
回路の発熱が抑えられ放熱処理が容易になり、回路及び
装置の小型化が可能になる。例えば、本発明の回路での
電力損失は、従来の回路に比べて40%程度削減可能に
なり約1Wにすることができる。
【0020】図3は、図1の電源装置1aにおける配線
Lの電圧と、インダクタンス4に流れる電流の波形の一
例を示している。尚、同図においてはリップル電圧等は
省略している。同図(a)のVsat はトランジスタ11
の導通時の飽和電圧を示し、t1はスイッチング素子3
の動作サイクルの周期時間を示している。更に、同図
(b)のインダクタンス素子4に流れる電流は、コンデ
ンサ2bの両端間の電圧をV1(V)、コンデンサ5の
両端間の出力電圧をV2(V)、抵抗22の両端間の電
圧をVbe(V)、インダクタス素子4のインダクタン
ス値をL(H)、逆起電力によるダイオード8の順方向
電圧をVF (V)、経過時間をΔt(s)とすると、ト
ランジスタ11が導通しているときの充電電流は式
(2)で表され、トランジスタ11が遮断されて逆起電
力により充電されているときは式(3)で表される。
【0021】
【数式2】 i = (V1−(V2+Vbe))×Δt/L ・・・(2)
【0022】
【数式3】 i′=−(V2−(VF −Vbe))×Δt/L ・・・(3) 尚、出力電流や各定数の値は、接続される負荷に応じて
必要な電流を設定すれば良く、例えば、出力電流のピー
ク値が数100mAの場合には、動作サイクルの周期t
1を数μs乃至数10μs、インダクタンス素子4のイ
ンダクタンス値を数mH乃至数10mH、抵抗22の抵
抗値を数Ω乃至数10Ω程度、抵抗12の抵抗値を数M
Ω程度、抵抗18の抵抗値を数100Ω程度に設定する
ようにすれば良い。
【0023】図4は図1の電源装置1aを電気掃除機等
に用いた場合の応用回路としての実施の形態を示す。図
4の応用回路50は、交流電圧(いわゆる「商用電
源」)を入力するためのプラグ51と、交流電源を整流
及び平滑して本発明の電源装置1aの電源電圧とするた
めのダイオード素子52と入力コンデンサ2cからなる
入力電源回路と、電源装置1aから電源電圧を供給され
て動作する1チップマイクロコンピュータ等の半導体装
置53と、半導体装置53からの制御信号を伝送するた
めのインタラプタ回路54と、インタラプタ回路54で
入力された信号に応じて交流電源の導通及び遮断の制御
を行うトライアック等の駆動装置60と、駆動装置60
により制御された交流電源により動作するモータ等の負
荷59から構成されている。
【0024】各部の接続関係について説明する。交流電
源はプラグ51を介して一端が電源装置1aの基準電圧
端子T2及び各回路の基準電圧(GND)側に接続され
るとともに、他端は負荷59及びダイオード素子52の
アノードに接続されている。ダイオード素子52と入力
コンデンサ2cにより整流及び平滑された電源電圧は本
発明の電源装置1aの電圧入力端子T1に接続され、電
源装置1aの出力端子T3は半導体装置53の電源電圧
端子(VDD)に接続され、半導体装置53の出力Sは抵
抗55を介してインタラプタ回路54の発光ダイオード
56のアノードに接続されている。発光ダイオード56
の発光出力は、抵抗58を介して駆動装置60のトライ
アックのアノード及びゲート間に接続されたピンダイオ
ード等の受光素子57で受光され、トライアックの他の
アノードが負荷59に接続されている。このような回路
構成により、100Vや220V等の商用電源を使用し
たモータ等の負荷を容易に制御できるようになってい
る。
【0025】尚、本発明は上述の実施の形態に限定され
るものではなく、例えば、入力電源回路にダイオードブ
リッジ回路やセンタタップ付きトランス等を用いた全波
整流回路を用いるようにしたり、入力電源回路に動作制
御用のスイッチ回路を設けたり、動作状態表示用に発光
ダイオード等の表示装置を設けたり、本発明の電源装置
の出力電圧を抵抗等で分圧して1チップマイコン等の電
源電圧として使用するようにしても構わない。また、監
視回路の電圧検出回路は負荷に流れる電流を検出できる
回路構成ならば任意の回路構成で構わない。更に、本発
明の回路を単品の電子部品のみを使用して形成しても良
いし、トランジスタ、ダイオード及び抵抗による回路部
分のみを1つに集積化した半導体装置に形成しても良
い。また、図1のバイポーラトランジスタによる回路の
代わりにMOSトランジスタを用いた回路構成にしても
構わない。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、請求項1
の記載に係わる電源装置は、簡単な回路構成でありなが
ら内部損失が少なくなって放熱処理を簡略化できるよう
になるので、小型で安価な電子部品またはこれらの一部
を1つに集積化した小型の半導体装置を使用して電源装
置を容易に形成できるようになり、小型且つ安価な電源
装置を容易に形成できるという効果がある。
【0027】また、請求項2の記載に係わる電気機器
は、半導体応用製品の電源回路に小型で安価な電源装置
を容易に使用できるようになるので、製品の外形形状の
制限が少なくなって設計期間が短縮され設計費用が削減
されるとともに、製品の単価を低減できるようになると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す回路図、
【図2】本発明の実施の形態の出力電圧及び入力電流の
特性を示す波形図、
【図3】本発明の実施の形態の主要部の特性を示す波形
図、
【図4】本発明の回路を用いた応用装置を示す構成図、
【図5】従来の回路例を示す回路図、
【図6】従来の回路例の特性を示す波形図である。
【符号の説明】
1a:電源装置 2 :入力電源回路 3 :スイッチング素子(PNPトランジスタ) 4 :インダクタンス素子 5 :出力コンデンサ 6 :監視回路 7 :駆動回路 8 :(フライホイール)ダイオード 9 :特性改善回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 1/00 - 11/00 H02J 1/00 - 17/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電圧入力端子と出力端子との間に直列接続
    されたスイッチング素子及びインダクタンス素子と、
    出力端子に向けて前記インダクタンス素子から流れ
    る電流を直に検出し一定値以上の電流が流れるのを
    止するのに加えて前記出力端子の電圧が所定値を超えて
    上昇するのも防止するための監視回路と、前記監視回路
    での電流検出結果が前記一定値より大きいときに加えて
    前記出力端子の電圧が前記所定値より大きいときにも
    記スイッチング素子を遮断させる駆動回路と、前記スイ
    ッチング素子が遮断されたときに前記インダクタンス素
    子の逆起電力による電流が流れる経路を形成するための
    フライホイールダイオードと前記インダクタンス素子
    の逆起電力による電流が前記一定値より小さな値の電流
    であって前記フライホイールダイオードの順方向電圧を
    規定する電流以下になるまで前記駆動回路を介して前記
    スイッチング素子を遮断状態にし且つその後に前記駆動
    回路を介して前記スイッチング素子を導通させる特性改
    善回路とを有している電源装置。
  2. 【請求項2】用電源の整流及び平滑を行う入力電源回
    路と、その出力を前記電圧入力端子に受ける請求項1記
    載の電源装置と、これの前記出力端子に接続された出力
    電圧平滑用の出力コンデンサと、これに動作電力受給用
    の電源電圧端子が接続された半導体装置とを備えてい
    電気機器。
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JP2007053865A (ja) * 2005-08-19 2007-03-01 Rohm Co Ltd 直流安定化電源装置及びこれを用いた電気機器

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JPH09182417A (ja) 1997-07-11

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