JP3291185B2 - キッチンシュータ - Google Patents

キッチンシュータ

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JP3291185B2
JP3291185B2 JP32771895A JP32771895A JP3291185B2 JP 3291185 B2 JP3291185 B2 JP 3291185B2 JP 32771895 A JP32771895 A JP 32771895A JP 32771895 A JP32771895 A JP 32771895A JP 3291185 B2 JP3291185 B2 JP 3291185B2
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outdoor
opening
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duct
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浩二 堀
良一 松島
洋三 笈西
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内に設けた投入
口からダクトを介して室外のごみ箱にごみを排出するキ
ッチンシュータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から室内に設けた投入口からダクト
を介して室外のごみ箱にごみを排出するキッチンシュー
タが知られている。このキッチンシュータは外壁の室内
側壁構成材と室外側壁構成材にそれぞれ室内側開口部と
室外側開口部とを形成し、この室内側開口部と室外側開
口部とを貫通するように室外側に向けて下り傾斜したダ
クトを挿入して取付けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、室内側
開口部と室外側開口部とはダクトの傾斜に対応して上下
方向のレベルが異なり、現場において、室内側開口部と
室外側開口部とを形成する際に両者のレベルをダクトの
傾斜に対応して違わせて形成する作業がきわめて面倒で
あり、レベルの出し間違いが生じ、正確にダクトを取付
けることができない事態が生じていた。
【0004】本発明は上記の従来例の問題点に鑑みて発
明したものであって、簡単な構成で壁を貫通して斜めに
傾斜したダクトを正確に施工できるキッチンシュータを
提供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のキッチンシュータは、室内に設けた投入口
1からダクト2を介して室外のごみ箱3にごみを排出す
るキッチンシュータにおいて、一端部が投入口1側の位
置決め枠部4を有し且つ他端部にごみ箱3側の位置決め
枠部5を備えた補助枠6を壁内に設け、該補助枠6に両
位置決め枠部4,5を連通するようにダクト2の傾斜と
同じ傾斜となった傾斜孔部17を形成し、該補助枠6に
ダクト2を貫通させて成ることを特徴とするものであ
る。このような構成とすることで補助枠6だけの取付け
投入口1側の開口と室外の開口とをダクト2の傾斜に
対応して上下レベルを違わせて形成することができて、
補助枠6内にダクト2を貫通することでダクト2を正確
に施工できるものであり、さらに室内側壁構成材13の
開口14に室内側の位置決め枠部4を位置決めして取付
けた補助枠6の室外側の位置決め枠部5を位置決め部材
として室外側壁構成材15に室外側の開口16を位置決
め形成し、室内側の開口と室外側の開口とが設計通りの
壁7厚を隔てて設計通りにレベルを違えて形成すること
ができる。
【0006】また、投入口1側の位置決め枠部4とごみ
箱3側の位置決め枠部5間の距離を壁厚に応じて調整可
能とする調整手段を設けることも好ましい。このような
構成とすることで、壁7の厚みが異なっても調整手段に
より壁7厚に対応させることができ、この結果、投入口
1側の開口と室外の開口とをダクト2の傾斜に対応して
上下レベルを違わせて形成することができることにな
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態を添付図面
に基づいて説明する。壁7には斜めに傾斜したダクト2
が貫挿してあり、該ダクト2の室内側の端部が投入口1
となっており、ダクト2の室外側の端部は壁7から屋外
に突出し、室外に設置した(図に示す実施形態では壁7
の室外側の面に取付けた)ごみ箱3内に挿入してある。
投入口1の周囲には開口枠11が設けてあり、開口枠1
1に蓋12が開閉自在に取付けてある。そして、蓋12
を開けて投入口1から投入したごみをダクト2を介して
室外のごみ箱3に投棄できるようになっている。ここ
で、室外に設置するごみ箱3としては、一般のごみを収
納するだけのごみ箱のみに限定されず、生ごみを分解処
理する機能を備えたいわゆる生ごみ処理機も本発明の室
外に設置されるごみ箱3の概念に含まれるものとする。
【0008】壁7の室内側壁構成材13には室内側の開
口14が形成され、壁7の室外側壁構成材15には室外
側の開口16が形成される。そして、傾斜したダクト2
は上記室内側の開口14から挿入されて室外側の開口1
6を通して室外側に突出させるようになっている。ここ
で、室内側壁構成材13と室外側壁構成材15間には補
助枠6が配設してある。補助枠6は図5や図6に示すよ
うに一端部が投入口1側の位置決め枠部4を有し且つ他
端部にごみ箱3側の位置決め枠部5を有したもので、該
補助枠6には両位置決め枠部4を連通するようにダクト
2の傾斜と同じ傾斜となった傾斜孔部17が形成してあ
る。補助枠6の側面部を構成する側板部6aは図5のよ
うに室内外方向の室外側の半分にのみ設けたり、あるい
は図6のように室内外方向の全長にわたって設けてもよ
いものである。そして、室内側壁構成材13の内面側に
おいて室内側の開口14の内側の周囲に位置決め枠部4
が位置し且つ室外側壁構成材15の内面側において室外
側の開口16の周囲に位置決め枠部5が位置するように
配設してある。したがって、補助枠6に形成された傾斜
孔部17の室内側の端部が室内側壁構成材13に形成し
た室内側の開口14に連続して連通し、且つ傾斜孔部1
7の室外側の端部が室外側壁構成材15に形成した室外
側の開口16に連続して連通しており、上記傾斜したダ
クト2は傾斜孔部17を貫通していることになる。
【0009】しかして、上記の補助枠6は以下に述べる
ように、室内側壁構成材13に設ける室内側の開口14
と室外側壁構成材15に設ける室外側の開口16との上
下の位置をダクト2の傾斜に対応させて正確に形成する
ために有用な部材である。すなわち、室内側壁構成材1
3に図7(a)のように室内側の開口14を形成し、該
室内側壁構成材13の室外側の面の開口14の両側に沿
って間柱20を図7(b)のように立設して間柱20と
室内側壁構成材13とを固着する。次に、図7(c)の
ように補助枠6を間柱20間に嵌め込むと共に補助枠6
の位置決め枠部4が室内側壁構成材13の開口14の周
囲に位置するように位置決めし、この状態位置決め状態
で図7(d)のようにビスのような固着具21により補
助枠6を間柱20に固着する。次に、図7(e)のよう
に補助枠6、間柱20を貫通するように電源引込み孔2
2を穿孔し、次に、図7(f)のように電源引込み孔2
2に電源線23を通す。この後で、室外側壁構成材15
を施工し、この場合、室外側壁構成材15に補助枠6の
位置決め枠部5を位置決め部材として室外側の開口16
を位置決め形成する。このように室内側壁構成材13の
開口14に室内側の位置決め枠部4を位置決めして取付
けた補助枠6の室外側の位置決め枠部5を位置決め部材
として室外側壁構成材15に室外側の開口16を位置決
め形成することで、室内側の開口14と室外側の開口1
6とが設計通りの壁厚を隔てて設計通りにレベルを違へ
て形成されることになるものである。
【0010】このようにして設計通りの壁厚を隔てて設
計通りのレベルの違いで形成した室内側の開口14と室
外側の開口16とには図1のようにダクト2が室内側か
ら挿入されて貫通させられて取付けられる。この場合、
ダクト2は補助枠6の傾斜孔部17を貫通している。そ
して、壁7の外面外面部にはごみ箱3が取付けられ、こ
のごみ箱3内に上記ダクト2の壁7から室外に突出した
部分が挿入されるものである。
【0011】ところで、壁厚が異なる場合には、本発明
においては投入口1側の位置決め枠部4とごみ箱3側の
位置決め枠部5間の距離を壁厚に応じて調整可能とする
調整手段を設けることで対応している。図8に示す実施
形態においては、補助枠6に図9に示すような枠状のス
ペーサ材27を重ねて取付けることで該スペーサ材27
が室外側の端部に位置させて室外側の位置決め枠部5と
している。このスペーサ材27は少なくとも孔部27a
内面の下面部は補助枠6の内面の下面部と面一となるよ
うに同じ傾斜をしている。このようにすることで、壁厚
が異なっても、室内側の開口14と室外側の開口16と
を壁厚に対応した設計通りにレベルを違えて形成される
ことになるものである。
【0012】図10乃至図15には本発明の他の実施形
態が示してある。この実施形態においては、補助枠6が
室内側補助枠6aと室外側補助枠6bとで構成してあ
る。図14、図15に示すように室内側補助枠6aの一
端部は室内側枠部4となっており、室外側補助枠6bの
一端部は室外側枠部5となっている。室内側補助枠6a
及び室外側補助枠6bはそれぞれ同じ角度に傾斜した
(つまりダクト2と同じ傾斜に傾斜した)筒部30、3
1を有しており、また、筒部30、31の一端部の室内
側枠部4、室外側枠部5の外周部にはぞれぞれフランジ
部30a、31aが設けてあり、また、筒部30、31
同士は深浅自在にはめ込んである。フランジ部30aは
室内側壁構成材13の内面側に取付けられ、フランジ部
31aは室外側壁構成材15の内面側に取付けられる。
そして、壁厚の違いに対して、図11に示すように筒部
30、31同士の嵌合をスライドさせることで対応し、
壁厚が異なっても、室内側枠部4及び室外側枠部5を位
置決めの基準とすることで、室内側の開口14と室外側
の開口16とを壁厚に対応した設計通りにレベルを違え
て形成できるようにしている。
【0013】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、上述のように、室内に設けた投入口からダクトを介
して室外のごみ箱にごみを排出するキッチンシュータに
おいて、一端部が投入口側の位置決め枠部を有し且つ他
端部にごみ箱側の位置決め枠部を有する補助枠を壁内に
設け、該補助枠に両位置決め枠部を連通するようにダク
トの傾斜と同じ傾斜となった傾斜孔部を形成し、該補助
枠にダクトを貫通させてあるので、補助枠だけの取付け
投入口側の開口と室外の開口とをダクトの傾斜に対応
して上下レベルを違わせて正確に形成することができ、
また補助枠内にダクトを貫通することでダクトを正確に
施工でき、さらに室内側壁構成材の開口に室内側の位置
決め枠部を位置決めして取付けた補助枠の室外側の位置
決め枠部を位置決め部材として室外側壁構成材に室外側
の開口を位置決め形成し、室内側の開口と室外側の開口
とが設計通りの壁厚を隔てて設計通りにレベルを違えて
形成することができる。
【0014】また、請求項2記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、投入口側の位置
決め枠部とごみ箱側の位置決め枠部間の距離を壁厚に応
じて調整可能とする調整手段を設けてあるので、壁の厚
みが異なっても調整手段により壁厚に対応させて、投入
口側の開口と室外の開口とをダクトの傾斜に対応して上
下レベルを違わせて形成することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の縦断面図である。
【図2】同上の壁厚の異なる例を示し、左側は壁厚が薄
く且つ右側は壁厚が厚い状態を示す横断面図である。
【図3】同上の補助枠の取付けを示す外側から見た正面
図である。
【図4】同上の概略全体断面図である。
【図5】同上に用いる補助枠の一実施形態の斜視図であ
る。
【図6】同上に用いる補助枠の他の実施形態を示し、
(a)は側面図であり、(b)は正面図であり、(c)
は断面図である。
【図7】(a)乃至(f)は同上の施工手順を示す説明
図である。
【図8】同上の壁が厚い場合の縦断面図である。
【図9】同上に用いるスペーサ材を示し、(a)は正面
図であり、(b)は上面図であり、(c)は側面図であ
り、(d)は断面図である。
【図10】本発明の他の実施形態を示す縦断面図であ
る。
【図11】同上の壁の厚い場合の縦断面図である。
【図12】同上の壁厚の異なる例を示し、左側は壁厚が
薄く且つ右側は壁厚が厚い状態を示す横断面図である。
【図13】同上の補助枠の取付けを示す外側から見た正
面図である。
【図14】同上に用いる室内側補助枠を示し、(a)は
正面図であり、(b)は上面図であり、(c)は側面図
であり、(d)は断面図である。
【図15】同上に用いる室外側補助枠を示し、(a)は
正面図であり、(b)は上面図であり、(c)は側面図
であり、(d)は断面図である。
【符号の説明】 1 投入口 2 ダクト 3 ごみ箱 4 位置決め枠部 5 位置決め枠部 6 補助枠 7 壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−31342(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65F 5/00 - 9/00 E04F 17/10 - 17/12 E04C 2/52

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内に設けた投入口からダクトを介して
    室外のごみ箱にごみを排出するキッチンシュータにおい
    て、一端部が投入口側の位置決め枠部を有し且つ他端部
    にごみ箱側の位置決め枠部を有する補助枠を壁内に設
    け、該補助枠に両位置決め枠部を連通するようにダクト
    の傾斜と同じ傾斜となった傾斜孔部を形成し、該補助枠
    にダクトを貫通させて成ることを特徴とするキッチンシ
    ュータ。
  2. 【請求項2】 投入口側の位置決め枠部とごみ箱側の位
    置決め枠部間の距離を壁厚に応じて調整可能とする調整
    手段を設けて成ることを特徴とする請求項1記載のキッ
    チンシュータ。
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