JP3290827B2 - 半導体装置とその製造方法 - Google Patents
半導体装置とその製造方法Info
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- H01L21/762—Dielectric regions, e.g. EPIC dielectric isolation, LOCOS; Trench refilling techniques, SOI technology, use of channel stoppers
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- H01L21/78—Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components or integrated circuits formed in, or on, a common substrate with subsequent division of the substrate into plural individual devices
- H01L21/82—Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components or integrated circuits formed in, or on, a common substrate with subsequent division of the substrate into plural individual devices to produce devices, e.g. integrated circuits, each consisting of a plurality of components
- H01L21/822—Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components or integrated circuits formed in, or on, a common substrate with subsequent division of the substrate into plural individual devices to produce devices, e.g. integrated circuits, each consisting of a plurality of components the substrate being a semiconductor, using silicon technology
- H01L21/8232—Field-effect technology
- H01L21/8234—MIS technology, i.e. integration processes of field effect transistors of the conductor-insulator-semiconductor type
- H01L21/823462—MIS technology, i.e. integration processes of field effect transistors of the conductor-insulator-semiconductor type with a particular manufacturing method of the gate insulating layers, e.g. different gate insulating layer thicknesses, particular gate insulator materials or particular gate insulator implants
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- Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばMOS型半導
体装置に係わり、特に、同一基板上に2種類以上の厚み
のゲート酸化膜を有する半導体装置に関する。
体装置に係わり、特に、同一基板上に2種類以上の厚み
のゲート酸化膜を有する半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】MOS型半導体装置は、高密度、高信頼
性、高性能化が可能であるため、多くの需要を得てい
る。この種のMOS型半導体装置には、複数の電源を使
用するものがある。例えば不揮発性メモリは、データの
書き込み、消去時に通常の読出しとは異なり、12V程
度の高い電圧を使用する。このため、データの書き込
み、消去に係わる回路を構成する素子は、高電圧に耐え
得る高耐圧素子である必要である。また、通常のデータ
の読み出しは、5V程度の電圧を使用する。このため、
この読出し回路を構成する素子は高耐圧である必要はな
く、低耐圧素子でよい。このように、不揮発性メモリは
1つの半導体装置に高耐圧素子と低耐圧素子が混在する
こととなる。
性、高性能化が可能であるため、多くの需要を得てい
る。この種のMOS型半導体装置には、複数の電源を使
用するものがある。例えば不揮発性メモリは、データの
書き込み、消去時に通常の読出しとは異なり、12V程
度の高い電圧を使用する。このため、データの書き込
み、消去に係わる回路を構成する素子は、高電圧に耐え
得る高耐圧素子である必要である。また、通常のデータ
の読み出しは、5V程度の電圧を使用する。このため、
この読出し回路を構成する素子は高耐圧である必要はな
く、低耐圧素子でよい。このように、不揮発性メモリは
1つの半導体装置に高耐圧素子と低耐圧素子が混在する
こととなる。
【0003】上記高耐圧素子が存在することにより、ゲ
ート酸化膜の膜厚が厚くなる傾向にある。これはゲート
酸化膜を厚く設定することにより、ゲート酸化膜に印加
される電界を緩和し、信頼性を確保できるためである。
しかし、ゲート酸化膜を厚膜化した場合、素子の駆動能
力を低下させることとなる。つまり、高耐圧化が必要と
されない低耐圧素子の駆動能力をも低下させることとな
り、半導体装置に期待されている高密度、高性能の要求
を阻害する要因となっている。そこで、この影響が同一
基板内に形成される低耐圧素子へ及ばないよう、従来か
ら高い電圧が直接供給される高耐圧素子にのみ厚いゲー
ト酸化膜を使用し、低い電圧が供給される低耐圧素子の
ゲート酸化膜は薄くするのが一般的である。このため、
1つの半導体装置内に2種類のゲート酸化膜を有する素
子が使用されている。
ート酸化膜の膜厚が厚くなる傾向にある。これはゲート
酸化膜を厚く設定することにより、ゲート酸化膜に印加
される電界を緩和し、信頼性を確保できるためである。
しかし、ゲート酸化膜を厚膜化した場合、素子の駆動能
力を低下させることとなる。つまり、高耐圧化が必要と
されない低耐圧素子の駆動能力をも低下させることとな
り、半導体装置に期待されている高密度、高性能の要求
を阻害する要因となっている。そこで、この影響が同一
基板内に形成される低耐圧素子へ及ばないよう、従来か
ら高い電圧が直接供給される高耐圧素子にのみ厚いゲー
ト酸化膜を使用し、低い電圧が供給される低耐圧素子の
ゲート酸化膜は薄くするのが一般的である。このため、
1つの半導体装置内に2種類のゲート酸化膜を有する素
子が使用されている。
【0004】図5乃至図8は、2種類のゲート酸化膜を
有するN型トランジスタを形成する製造工程を示してい
る。先、図5(a)に示すように、P型半導体基板31
の表面領域には、周知のLOCOS(選択酸化)法によ
り、素子分離用酸化膜(以下、素子分離領域と称す)3
2が形成される。この後、半導体基板31の表面に犠牲
(ダミー)酸化膜33a、33bが形成される。
有するN型トランジスタを形成する製造工程を示してい
る。先、図5(a)に示すように、P型半導体基板31
の表面領域には、周知のLOCOS(選択酸化)法によ
り、素子分離用酸化膜(以下、素子分離領域と称す)3
2が形成される。この後、半導体基板31の表面に犠牲
(ダミー)酸化膜33a、33bが形成される。
【0005】次に、図5(b)に示すように、犠牲酸化
膜33a及び素子分離領域32の上にレジストパターン
34を形成し、これをマスクとして高電圧、例えば12
Vが印加される素子を形成する予定の第1の領域HVに
閾値電圧を制御するためのP型不純物としてのボロンを
ドープする。
膜33a及び素子分離領域32の上にレジストパターン
34を形成し、これをマスクとして高電圧、例えば12
Vが印加される素子を形成する予定の第1の領域HVに
閾値電圧を制御するためのP型不純物としてのボロンを
ドープする。
【0006】次に、レジストパターン34を除去した
後、犠牲酸化膜33b及び素子分離領域32の上にレジ
ストパターン35を形成し、これをマスクとして低電圧
が印加される素子を形成する予定の第2の領域LVに、
前記第1の領域HVと異なる量のP型不純物をドープす
る。これは第1の領域HVに形成する予定のゲート酸化
膜の膜厚と、第2の領域LVに形成する予定のゲート酸
化膜の膜厚とが異なることによるものであり、ゲート酸
化膜の膜厚が及ぼす閾値電圧への影響から、それぞれ異
なる量のP型不純物が必要となる。
後、犠牲酸化膜33b及び素子分離領域32の上にレジ
ストパターン35を形成し、これをマスクとして低電圧
が印加される素子を形成する予定の第2の領域LVに、
前記第1の領域HVと異なる量のP型不純物をドープす
る。これは第1の領域HVに形成する予定のゲート酸化
膜の膜厚と、第2の領域LVに形成する予定のゲート酸
化膜の膜厚とが異なることによるものであり、ゲート酸
化膜の膜厚が及ぼす閾値電圧への影響から、それぞれ異
なる量のP型不純物が必要となる。
【0007】次に、図6(a)に示すように、前記レジ
ストパターン35を除去した後、第2の領域LVに対応
してレジストパターン36を形成し、これをマスクとし
て図6(b)に示すように、第1の領域HVの犠牲酸化
膜33bをエッチングにより除去する。さらに、レジス
トパターン36を除去した後、図6(c)に示すよう
に、第1の領域HVに位置する半導体基板31上に厚い
ゲート酸化膜37を形成する。
ストパターン35を除去した後、第2の領域LVに対応
してレジストパターン36を形成し、これをマスクとし
て図6(b)に示すように、第1の領域HVの犠牲酸化
膜33bをエッチングにより除去する。さらに、レジス
トパターン36を除去した後、図6(c)に示すよう
に、第1の領域HVに位置する半導体基板31上に厚い
ゲート酸化膜37を形成する。
【0008】次に、図7(a)に示すように、第1の領
域HVにレジストパターン38を形成し、これをマスク
として図7(b)に示すように、第2の領域LVの犠牲
酸化膜33aをエッチングにより除去する。さらに、レ
ジストパターン38を除去した後、図7(c)に示すよ
うに、第2の領域LVに位置する半導体基板31上に薄
いゲート酸化膜39を形成する。
域HVにレジストパターン38を形成し、これをマスク
として図7(b)に示すように、第2の領域LVの犠牲
酸化膜33aをエッチングにより除去する。さらに、レ
ジストパターン38を除去した後、図7(c)に示すよ
うに、第2の領域LVに位置する半導体基板31上に薄
いゲート酸化膜39を形成する。
【0009】上記のように、厚さの異なるゲート酸化膜
37、39を形成した後、周知のMOSトランジスタの
製造技術により、第1の領域HV内に高耐圧の素子が形
成され、第2の領域LV内に低耐圧の素子が形成され
る。
37、39を形成した後、周知のMOSトランジスタの
製造技術により、第1の領域HV内に高耐圧の素子が形
成され、第2の領域LV内に低耐圧の素子が形成され
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにして、厚
さの異なるゲート酸化膜37、39を形成する際、犠牲
酸化膜33b、33aをエッチングし除去するための2
つのレジストパターン36、38の端部は、素子分離領
域32上の中央部で一致するように形成される。しか
し、素子分離領域32の上において、レジストパターン
36を形成するためのマスクの位置と、レジストパター
ン38を形成するためのマスクの位置とがずれることが
ある。このマスク合わせのずれにより、例えば図8
(a)に示すように、素子分離領域32の上に凹部40
が形成された場合、後の工程において、この凹部40内
に入り込んだレジスト材料やゲート電極の材料がダスト
の発生源となり、歩留まりの低下を招くとともに信頼性
へ悪影響を及ぼすものであった。
さの異なるゲート酸化膜37、39を形成する際、犠牲
酸化膜33b、33aをエッチングし除去するための2
つのレジストパターン36、38の端部は、素子分離領
域32上の中央部で一致するように形成される。しか
し、素子分離領域32の上において、レジストパターン
36を形成するためのマスクの位置と、レジストパター
ン38を形成するためのマスクの位置とがずれることが
ある。このマスク合わせのずれにより、例えば図8
(a)に示すように、素子分離領域32の上に凹部40
が形成された場合、後の工程において、この凹部40内
に入り込んだレジスト材料やゲート電極の材料がダスト
の発生源となり、歩留まりの低下を招くとともに信頼性
へ悪影響を及ぼすものであった。
【0011】また、マスク合わせのずれにより、例えば
図8(b)に示すように、素子分離領域32の上に突部
41が形成された場合、この突部41もダストの発生源
となる。このため、このような凹部40または突部41
が発生した場合、現在は写真食刻工程を伴うエッチング
処理により除去しているが、これは工程数の増加をもた
らしている。
図8(b)に示すように、素子分離領域32の上に突部
41が形成された場合、この突部41もダストの発生源
となる。このため、このような凹部40または突部41
が発生した場合、現在は写真食刻工程を伴うエッチング
処理により除去しているが、これは工程数の増加をもた
らしている。
【0012】さらに、上記のようにレジストパターン3
6、38を形成した場合、犠牲酸化膜33a、33bを
エッチングする両工程で、素子分離領域32の全面がエ
ッチングされる。このため、素子分離領域32が薄くな
り、素子分離領域32をゲート絶縁膜とみなす寄生フィ
ールドトランジスタの反転耐圧が低下し、素子分離効果
が低くなる。したがって、素子分離を確実とするために
は、素子分離領域の幅を広くする必要が生じ、半導体装
置の微細化を阻害する要因となっている。
6、38を形成した場合、犠牲酸化膜33a、33bを
エッチングする両工程で、素子分離領域32の全面がエ
ッチングされる。このため、素子分離領域32が薄くな
り、素子分離領域32をゲート絶縁膜とみなす寄生フィ
ールドトランジスタの反転耐圧が低下し、素子分離効果
が低くなる。したがって、素子分離を確実とするために
は、素子分離領域の幅を広くする必要が生じ、半導体装
置の微細化を阻害する要因となっている。
【0013】この発明は、上記課題を解決するものであ
り、その目的とするところは、製造工程及び製造コスト
の増大を抑えてダストの発生を防止することができ、信
頼性を向上し得るとともに、微細化が可能な半導体装置
とその製造方法を提供しようとするものである。
り、その目的とするところは、製造工程及び製造コスト
の増大を抑えてダストの発生を防止することができ、信
頼性を向上し得るとともに、微細化が可能な半導体装置
とその製造方法を提供しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明の半導体装置
は、半導体基板上に形成された素子分離領域と、この素
子分離領域によって分離された半導体基板上の第1の領
域に形成され、第1のゲート酸化膜を有する第1のMO
Sトランジスタと、前記素子分離領域によって分離され
た半導体基板上の第2の領域に形成され、前記第1のゲ
ート酸化膜と厚さの異なる第2のゲート酸化膜を有する
第2のMOSトランジスタと、前記素子分離領域はその
表面に突部を有し、この突部の長さをX、前記素子分離
領域と前記第1、第2の領域との境界部から前記突部ま
での距離をそれぞれL1、L2とした場合、これらはX
≧L1、X≧L2の関係を有している。
は、半導体基板上に形成された素子分離領域と、この素
子分離領域によって分離された半導体基板上の第1の領
域に形成され、第1のゲート酸化膜を有する第1のMO
Sトランジスタと、前記素子分離領域によって分離され
た半導体基板上の第2の領域に形成され、前記第1のゲ
ート酸化膜と厚さの異なる第2のゲート酸化膜を有する
第2のMOSトランジスタと、前記素子分離領域はその
表面に突部を有し、この突部の長さをX、前記素子分離
領域と前記第1、第2の領域との境界部から前記突部ま
での距離をそれぞれL1、L2とした場合、これらはX
≧L1、X≧L2の関係を有している。
【0015】この発明の半導体装置の製造方法は、半導
体基板上に素子分離領域を形成し、この素子分離領域に
よって分離された半導体基板上の第1、第2の領域に犠
牲酸化膜を形成する工程と、前記第2の領域、及び前記
素子分離領域の半分以上の領域を第1のレジストパター
ンによって覆い、前記第1の領域の犠牲酸化膜を除去す
る工程と、前記第1の領域に第1のゲート酸化膜を形成
する工程と、前記第1の領域、及び前記素子分離領域の
半分以上の領域を第2のレジストパターンによって覆
い、前記第2の領域の犠牲酸化膜を除去する工程と、前
記第2の領域に第1のゲート酸化膜と厚みの異なる第2
のゲート酸化膜を形成する工程とを具備し、前記素子分
離領域は前記第1のレジストパターン及び第2のレジス
トパターンがオーバーラップする領域を有し、前記オー
バーラップする領域の長さをX、前記素子分離領域と前
記第1、第2の領域に形成された各犠牲酸化膜との境界
部から前記オーバーラップする領域までの距離をそれぞ
れL1、L2とした場合、これらはX≧L1、X≧L2
の関係を有することを特徴とする。さらに、この発明の
半導体装置の製造方法は、半導体基板上に素子分離領域
を形成し、この素子分離領域によって分離された半導体
基板上の第1、第2の領域に犠牲酸化膜を形成する工程
と、前記第2の領域上、及び前記素子分離領域と前記第
1の領域に形成された犠牲酸化膜との境界から距離L1
までの素子分離領域上を第1のレジストパターンによっ
て覆い、前記第1の領域の犠牲酸化膜を除去する工程
と、前記第1の領域に第1のゲート酸化膜を形成する工
程と、前記第1の領域上、及び前記素子分離領域と前記
第2の領域に形成された犠牲酸化膜との境界から距離L
2までの素子分離領域上を第2のレジストパターンによ
って覆い、前記第2の領域の犠牲酸化膜を除去する工程
と、前記第2の領域に第1のゲート酸化膜と厚みの異な
る第2のゲート酸化膜を形成する工程とを具備し、前記
素子分離領域上には長さXを有する突部が形成され、こ
の長さXと前記距離L1、L2との関係は、X≧L1、
X≧L2であることを特徴とする。
体基板上に素子分離領域を形成し、この素子分離領域に
よって分離された半導体基板上の第1、第2の領域に犠
牲酸化膜を形成する工程と、前記第2の領域、及び前記
素子分離領域の半分以上の領域を第1のレジストパター
ンによって覆い、前記第1の領域の犠牲酸化膜を除去す
る工程と、前記第1の領域に第1のゲート酸化膜を形成
する工程と、前記第1の領域、及び前記素子分離領域の
半分以上の領域を第2のレジストパターンによって覆
い、前記第2の領域の犠牲酸化膜を除去する工程と、前
記第2の領域に第1のゲート酸化膜と厚みの異なる第2
のゲート酸化膜を形成する工程とを具備し、前記素子分
離領域は前記第1のレジストパターン及び第2のレジス
トパターンがオーバーラップする領域を有し、前記オー
バーラップする領域の長さをX、前記素子分離領域と前
記第1、第2の領域に形成された各犠牲酸化膜との境界
部から前記オーバーラップする領域までの距離をそれぞ
れL1、L2とした場合、これらはX≧L1、X≧L2
の関係を有することを特徴とする。さらに、この発明の
半導体装置の製造方法は、半導体基板上に素子分離領域
を形成し、この素子分離領域によって分離された半導体
基板上の第1、第2の領域に犠牲酸化膜を形成する工程
と、前記第2の領域上、及び前記素子分離領域と前記第
1の領域に形成された犠牲酸化膜との境界から距離L1
までの素子分離領域上を第1のレジストパターンによっ
て覆い、前記第1の領域の犠牲酸化膜を除去する工程
と、前記第1の領域に第1のゲート酸化膜を形成する工
程と、前記第1の領域上、及び前記素子分離領域と前記
第2の領域に形成された犠牲酸化膜との境界から距離L
2までの素子分離領域上を第2のレジストパターンによ
って覆い、前記第2の領域の犠牲酸化膜を除去する工程
と、前記第2の領域に第1のゲート酸化膜と厚みの異な
る第2のゲート酸化膜を形成する工程とを具備し、前記
素子分離領域上には長さXを有する突部が形成され、こ
の長さXと前記距離L1、L2との関係は、X≧L1、
X≧L2であることを特徴とする。
【0016】
【作用】すなわち、この発明において、素子分離領域
は、その表面に第1のレジストパターンと第2のレジス
トパターンとがオーバーラップする領域を有している。
したがって、このオーバーラップ領域は犠牲酸化膜を除
去する際にエッチングされないため、素子分離領域は十
分な厚みを保持することができる。しかも、オーバーラ
ップ領域を設けることにより、マスクずれが発生した場
合においても、素子分離領域上に微細な凹部や突部から
なるダストの発生源の形成を防止できる。したがって、
ダストの発生源を除去する工程が不要であるため、製造
工程を削減でき、製造コストを低廉化できる。
は、その表面に第1のレジストパターンと第2のレジス
トパターンとがオーバーラップする領域を有している。
したがって、このオーバーラップ領域は犠牲酸化膜を除
去する際にエッチングされないため、素子分離領域は十
分な厚みを保持することができる。しかも、オーバーラ
ップ領域を設けることにより、マスクずれが発生した場
合においても、素子分離領域上に微細な凹部や突部から
なるダストの発生源の形成を防止できる。したがって、
ダストの発生源を除去する工程が不要であるため、製造
工程を削減でき、製造コストを低廉化できる。
【0017】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面を参照
して説明する。図1乃至図4はこの発明の一実施例を示
すものである。図1(a)において、P型半導体基板1
1の表面領域には、周知のLOCOS(選択酸化)法に
より、厚さ例えば600nmの素子分離領域12が形成
される。この後、半導体基板11の表面に厚さ例えば1
2nmの犠牲酸化膜13a、13bが形成される。
して説明する。図1乃至図4はこの発明の一実施例を示
すものである。図1(a)において、P型半導体基板1
1の表面領域には、周知のLOCOS(選択酸化)法に
より、厚さ例えば600nmの素子分離領域12が形成
される。この後、半導体基板11の表面に厚さ例えば1
2nmの犠牲酸化膜13a、13bが形成される。
【0018】次に、図1(b)に示すように、犠牲酸化
膜13a及び素子分離領域12の上にレジストパターン
14を形成し、これをマスクとして高電位、例えば12
Vが印加される素子を形成する予定の第1の領域HV
に、P型不純物としてのボロンを加速電圧60keV、
ドーズ量1×1012/cm3 でイオン注入する。
膜13a及び素子分離領域12の上にレジストパターン
14を形成し、これをマスクとして高電位、例えば12
Vが印加される素子を形成する予定の第1の領域HV
に、P型不純物としてのボロンを加速電圧60keV、
ドーズ量1×1012/cm3 でイオン注入する。
【0019】次に、レジストパターン14を除去した
後、犠牲酸化膜13b及び素子分離領域12の上にレジ
ストパターン15を形成し、これをマスクとして低電位
が印加される素子を形成する予定の第2の領域LVに、
前記第1の領域HVより多くのP型不純物としてのボロ
ンを加速電圧60keV、ドーズ量4×1012/cm3
でイオン注入する。
後、犠牲酸化膜13b及び素子分離領域12の上にレジ
ストパターン15を形成し、これをマスクとして低電位
が印加される素子を形成する予定の第2の領域LVに、
前記第1の領域HVより多くのP型不純物としてのボロ
ンを加速電圧60keV、ドーズ量4×1012/cm3
でイオン注入する。
【0020】次に、図2(a)に示すように、前記レジ
ストパターン15を除去した後、第2の領域LVに対応
してレジストパターン16を形成する。このレジストパ
ターン16の端部は、例えば素子分離領域12と犠牲酸
化膜13bとの実効的な境界から距離L1の位置とされ
ている。このレジストパターン16をマスクとして図2
(b)に示すように、第1の領域HVの犠牲酸化膜13
bをエッチングにより除去する。さらに、レジストパタ
ーン16を除去した後、図2(c)に示すように、第1
の領域HVの位置する半導体基板11上に熱酸化によ
り、厚さ40nmのゲート酸化膜17を形成する。この
後、半導体基板11の全面に周知のLPCVD(減圧気
相成長)法により、厚さ100nmのポリシリコン層1
8を堆積する。
ストパターン15を除去した後、第2の領域LVに対応
してレジストパターン16を形成する。このレジストパ
ターン16の端部は、例えば素子分離領域12と犠牲酸
化膜13bとの実効的な境界から距離L1の位置とされ
ている。このレジストパターン16をマスクとして図2
(b)に示すように、第1の領域HVの犠牲酸化膜13
bをエッチングにより除去する。さらに、レジストパタ
ーン16を除去した後、図2(c)に示すように、第1
の領域HVの位置する半導体基板11上に熱酸化によ
り、厚さ40nmのゲート酸化膜17を形成する。この
後、半導体基板11の全面に周知のLPCVD(減圧気
相成長)法により、厚さ100nmのポリシリコン層1
8を堆積する。
【0021】次に、図3(a)に示すように、前記素子
分離領域12上で前記レジストパターン16が覆ってい
た領域とオーバーラップする部分を有するレジストパタ
ーン19を形成する。すなわち、このレジストパターン
19の端部は、例えば素子分離領域12と犠牲酸化膜1
3aとの実効的な境界から距離L2の位置とされてい
る。このレジストパターン19をマスクとして、図3
(b)に示すように、第2の領域LV側のポリシリコン
層18、犠牲酸化膜13aをエッチングにより除去す
る。この後、第2の領域LVに位置する半導体基板11
上に、図3(c)に示すように、熱処理によってゲート
酸化膜20を形成する。このとき、ポリシリコン層18
の上にも同様にシリコン酸化膜が形成される。前記ゲー
ト酸化膜20の厚さは10nmであり、前記ゲート酸化
膜17より薄い。次いで、半導体基板11の全面にLP
CVD法により、厚さ100nmのポリシリコン層21
を堆積する。
分離領域12上で前記レジストパターン16が覆ってい
た領域とオーバーラップする部分を有するレジストパタ
ーン19を形成する。すなわち、このレジストパターン
19の端部は、例えば素子分離領域12と犠牲酸化膜1
3aとの実効的な境界から距離L2の位置とされてい
る。このレジストパターン19をマスクとして、図3
(b)に示すように、第2の領域LV側のポリシリコン
層18、犠牲酸化膜13aをエッチングにより除去す
る。この後、第2の領域LVに位置する半導体基板11
上に、図3(c)に示すように、熱処理によってゲート
酸化膜20を形成する。このとき、ポリシリコン層18
の上にも同様にシリコン酸化膜が形成される。前記ゲー
ト酸化膜20の厚さは10nmであり、前記ゲート酸化
膜17より薄い。次いで、半導体基板11の全面にLP
CVD法により、厚さ100nmのポリシリコン層21
を堆積する。
【0022】次に、図4(a)に示すように、ポリシリ
コン層18の上に設けられたポリシリコン層21の端部
から、前記第2の領域LVに位置するポリシリコン層2
1の上にレジストパターン22を形成する。これをマス
クとして、図4(b)に示すように、ポリシリコン層1
8の上に設けられたポリシリコン層21及びシリコン酸
化膜をエッチングにより除去し、第2の領域LVに位置
するポリシリコン層21の厚みと第1の領域HVに位置
するポリシリコン層18の厚みを等しくする。次いで、
リンを含むガス中で800℃、20分間熱処理を行い、
N型不純物であるリンを含むポリシリコン層18及びポ
リシリコン層21を形成する。
コン層18の上に設けられたポリシリコン層21の端部
から、前記第2の領域LVに位置するポリシリコン層2
1の上にレジストパターン22を形成する。これをマス
クとして、図4(b)に示すように、ポリシリコン層1
8の上に設けられたポリシリコン層21及びシリコン酸
化膜をエッチングにより除去し、第2の領域LVに位置
するポリシリコン層21の厚みと第1の領域HVに位置
するポリシリコン層18の厚みを等しくする。次いで、
リンを含むガス中で800℃、20分間熱処理を行い、
N型不純物であるリンを含むポリシリコン層18及びポ
リシリコン層21を形成する。
【0023】次に、図4(c)に示すように、第2、第
1の領域LV、HVの所定の領域にレジストパターン2
3a、23bを形成し、これをマスクとして、ポリシリ
コン層21及びポリシリコン層18をエッチングして除
去し、ゲート電極24、25を形成する。この後、イオ
ン注入、アニール処理を経て、ゲート電極24、25の
各両側に位置する半導体基板11の内部に図示せぬソー
ス、ドレイン領域を形成する。次いで、周知の技術によ
り、Al配線、パッシベーション膜等を形成する工程を
経て、厚いゲート酸化膜を有する高耐圧のMOSトラン
ジスタ、及び薄いゲート酸化膜を有する低耐圧のMOS
トランジスタを含む不揮発性メモリが完成する。
1の領域LV、HVの所定の領域にレジストパターン2
3a、23bを形成し、これをマスクとして、ポリシリ
コン層21及びポリシリコン層18をエッチングして除
去し、ゲート電極24、25を形成する。この後、イオ
ン注入、アニール処理を経て、ゲート電極24、25の
各両側に位置する半導体基板11の内部に図示せぬソー
ス、ドレイン領域を形成する。次いで、周知の技術によ
り、Al配線、パッシベーション膜等を形成する工程を
経て、厚いゲート酸化膜を有する高耐圧のMOSトラン
ジスタ、及び薄いゲート酸化膜を有する低耐圧のMOS
トランジスタを含む不揮発性メモリが完成する。
【0024】図4(c)に示すように、前記レジストパ
ターン16、19を用いたエッチング処理において、素
子分離領域12の表面に形成された突部12aの長さ
(レジストパターン16とレジストパターン19とがオ
ーバーラップする領域の長さ)をXとした場合、素子分
離領域12と第1、第2の領域HV、LVとの実効的な
境界部から突部12aまでの各距離L1、L2との関係
は、X≧L1、X≧L2となる。このような関係とする
ことにより、素子分離領域12の実効的な厚みを十分確
保できる。
ターン16、19を用いたエッチング処理において、素
子分離領域12の表面に形成された突部12aの長さ
(レジストパターン16とレジストパターン19とがオ
ーバーラップする領域の長さ)をXとした場合、素子分
離領域12と第1、第2の領域HV、LVとの実効的な
境界部から突部12aまでの各距離L1、L2との関係
は、X≧L1、X≧L2となる。このような関係とする
ことにより、素子分離領域12の実効的な厚みを十分確
保できる。
【0025】上記実施例によれば、2種類のゲート酸化
膜を形成する際、レジストパターン16、19を素子分
離領域12の上部でオーバーラップさせ、素子分離領域
12の全面をエッチングしていない。特に、素子分離領
域12の中央部をエッチングから保護している。したが
って、素子分離領域12の表面に微細な凹部や突部が形
成されることを防止でき、ダストの発生源が形成される
ことを防止できる。このため、従来のように、凹部や突
部を除去する工程を必要としないため、製造工程を削減
できるとともに、製造コストを低廉化できる。
膜を形成する際、レジストパターン16、19を素子分
離領域12の上部でオーバーラップさせ、素子分離領域
12の全面をエッチングしていない。特に、素子分離領
域12の中央部をエッチングから保護している。したが
って、素子分離領域12の表面に微細な凹部や突部が形
成されることを防止でき、ダストの発生源が形成される
ことを防止できる。このため、従来のように、凹部や突
部を除去する工程を必要としないため、製造工程を削減
できるとともに、製造コストを低廉化できる。
【0026】しかも、素子分離領域12の端部のみが僅
かにエッチングされるだけであり、素子分離領域12の
実効的な厚みを十分確保できる。このため、素子分離領
域12の幅を広くする必要がなく、半導体装置の微細化
を図ることができる。
かにエッチングされるだけであり、素子分離領域12の
実効的な厚みを十分確保できる。このため、素子分離領
域12の幅を広くする必要がなく、半導体装置の微細化
を図ることができる。
【0027】さらに、最終的に形成されるゲート酸化膜
17、20の上にはポリシリコン層が設けられ、このポ
リシリコン層の上にレジスト材が塗布される。したがっ
て、ゲート酸化膜17、20は直接レジスト材に接触し
ないため、重金属によるゲート酸化膜17、20の汚染
を防止でき、信頼性の高いゲート酸化膜を形成できる。
17、20の上にはポリシリコン層が設けられ、このポ
リシリコン層の上にレジスト材が塗布される。したがっ
て、ゲート酸化膜17、20は直接レジスト材に接触し
ないため、重金属によるゲート酸化膜17、20の汚染
を防止でき、信頼性の高いゲート酸化膜を形成できる。
【0028】なお、素子分離領域12と第1、第2の領
域HV、LVとの実効的な境界の位置は、素子分離領域
の厚みや半導体基板に注入された不純物の濃度等に応じ
て、適宜設定すればよい。その他、この発明は上記実施
例に限定されるものではなく、発明の要旨を変えない範
囲において、種々変形実施可能なことは勿論である。
域HV、LVとの実効的な境界の位置は、素子分離領域
の厚みや半導体基板に注入された不純物の濃度等に応じ
て、適宜設定すればよい。その他、この発明は上記実施
例に限定されるものではなく、発明の要旨を変えない範
囲において、種々変形実施可能なことは勿論である。
【0029】
【発明の効果】以上、詳述したようにこの発明によれ
ば、製造工程及び製造コストの増大を抑えてダストの発
生を防止することができるとともに、微細化が可能であ
り、しかも、最終的に形成されるゲート酸化膜に直接レ
ジスト材が接触しないため、重金属によるゲート酸化膜
の汚染を防止でき、信頼性を向上し得る半導体装置とそ
の製造方法を提供できる。
ば、製造工程及び製造コストの増大を抑えてダストの発
生を防止することができるとともに、微細化が可能であ
り、しかも、最終的に形成されるゲート酸化膜に直接レ
ジスト材が接触しないため、重金属によるゲート酸化膜
の汚染を防止でき、信頼性を向上し得る半導体装置とそ
の製造方法を提供できる。
【図1】この発明の一実施例を示すものであり、半導体
装置の製造方法を示す断面図。
装置の製造方法を示す断面図。
【図2】図1に続く製造工程を示す断面図。
【図3】図2に続く製造工程を示す断面図。
【図4】図3に続く製造工程を示す断面図。
【図5】従来の半導体装置の製造方法を示す断面図。
【図6】図5に続く製造工程を示す断面図。
【図7】図6に続く製造工程を示す断面図。
【図8】ダストの発生源を説明するために示す断面図。
11…半導体基板、12…素子分離領域、12a…突
部、13a、13b…犠牲酸化膜、HV…第1の領域、
LV…第2の領域、16、19…レジストパターン、1
7、20…ゲート酸化膜、24、25…ゲート電極。
部、13a、13b…犠牲酸化膜、HV…第1の領域、
LV…第2の領域、16、19…レジストパターン、1
7、20…ゲート酸化膜、24、25…ゲート電極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−271659(JP,A) 特開 平4−208570(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/76 H01L 21/316 H01L 29/78
Claims (3)
- 【請求項1】 半導体基板上に形成された素子分離領域
と、 この素子分離領域によって分離された半導体基板上の第
1の領域に形成され、第1のゲート酸化膜を有する第1
のMOSトランジスタと、 前記素子分離領域によって分離された半導体基板上の第
2の領域に形成され、前記第1のゲート酸化膜と厚さの
異なる第2のゲート酸化膜を有する第2のMOSトラン
ジスタと、 前記素子分離領域はその表面に突部を有し、この突部の
長さをX、前記素子分離領域と前記第1、第2の領域と
の境界部から前記突部までの距離をそれぞれL1、L2
とした場合、これらはX≧L1、X≧L2の関係を有す
ることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 半導体基板上に素子分離領域を形成し、
この素子分離領域によって分離された半導体基板上の第
1、第2の領域に犠牲酸化膜を形成する工程と、 前記第2の領域、及び前記素子分離領域の半分以上の領
域を第1のレジストパターンによって覆い、前記第1の
領域の犠牲酸化膜を除去する工程と、 前記第1の領域に第1のゲート酸化膜を形成する工程
と、 前記第1の領域、及び前記素子分離領域の半分以上の領
域を第2のレジストパターンによって覆い、前記第2の
領域の犠牲酸化膜を除去する工程と、 前記第2の領域に第1のゲート酸化膜と厚みの異なる第
2のゲート酸化膜を形成する工程とを具備し、 前記素子分離領域は前記第1のレジストパターン及び第
2のレジストパターンがオーバーラップする領域を有
し、前記オーバーラップする領域の長さをX、前記素子
分離領域と前記第1、第2の領域に形成された各犠牲酸
化膜との境界部から前記オーバーラップする領域までの
距離をそれぞれL1、L2とした場合、これらはX≧L
1、X≧L2の関係を有することを特徴とする半導体装
置の製造方法。 - 【請求項3】 半導体基板上に素子分離領域を形成し、
この素子分離領域によって分離された半導体基板上の第
1、第2の領域に犠牲酸化膜を形成する工程と、 前記第2の領域上、及び前記素子分離領域と前記第1の
領域に形成された犠牲酸化膜との境界から距離L1まで
の素子分離領域上を第1のレジストパターンによって覆
い、前記第1の領域の犠牲酸化膜を除去する工程と、 前記第1の領域に第1のゲート酸化膜を形成する工程
と、 前記第1の領域上、及び前記素子分離領域と前記第2の
領域に形成された犠牲酸化膜との境界から距離L2まで
の素子分離領域上を第2のレジストパターンによって覆
い、前記第2の領域の犠牲酸化膜を除去する工程と、 前記第2の領域に第1のゲート酸化膜と厚みの異なる第
2のゲート酸化膜を形成する工程とを具備し、 前記素子分離領域上には長さXを有する突部が形成さ
れ、この長さXと前記距離L1、L2との関係は、X≧
L1、X≧L2であることを特徴とする半導体装置の製
造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20872294A JP3290827B2 (ja) | 1994-09-01 | 1994-09-01 | 半導体装置とその製造方法 |
US08/823,979 US5933731A (en) | 1994-09-01 | 1997-03-25 | Semiconductor device having gate oxide films having different thicknesses and manufacturing method thereof |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20872294A JP3290827B2 (ja) | 1994-09-01 | 1994-09-01 | 半導体装置とその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0878514A JPH0878514A (ja) | 1996-03-22 |
JP3290827B2 true JP3290827B2 (ja) | 2002-06-10 |
Family
ID=16561007
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20872294A Expired - Fee Related JP3290827B2 (ja) | 1994-09-01 | 1994-09-01 | 半導体装置とその製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5933731A (ja) |
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JP2000349164A (ja) * | 1999-06-08 | 2000-12-15 | Nec Corp | 素子分離絶縁膜を有する半導体装置の製造方法 |
JP2003168796A (ja) * | 2001-11-30 | 2003-06-13 | Sanyo Electric Co Ltd | 半導体装置の製造方法 |
US6861341B2 (en) * | 2002-02-22 | 2005-03-01 | Xerox Corporation | Systems and methods for integration of heterogeneous circuit devices |
KR20070042911A (ko) * | 2004-08-17 | 2007-04-24 | 로무 가부시키가이샤 | 반도체 장치 및 그 제조 방법 |
JP5951213B2 (ja) | 2011-10-11 | 2016-07-13 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | 半導体装置の製造方法及び半導体装置 |
CN108847423B (zh) | 2018-05-30 | 2022-10-21 | 矽力杰半导体技术(杭州)有限公司 | 半导体器件及其制造方法 |
CN111668186A (zh) | 2020-06-08 | 2020-09-15 | 矽力杰半导体技术(杭州)有限公司 | 半导体器件及其制造方法 |
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---|---|---|---|---|
JPS56120166A (en) * | 1980-02-27 | 1981-09-21 | Hitachi Ltd | Semiconductor ic device and manufacture thereof |
US4378565A (en) * | 1980-10-01 | 1983-03-29 | General Electric Company | Integrated circuit and method of making same |
JPS57130463A (en) * | 1981-02-06 | 1982-08-12 | Toshiba Corp | Semiconductor memory |
JP2635809B2 (ja) * | 1990-09-12 | 1997-07-30 | 株式会社東芝 | 半導体装置及びその製造方法 |
US5254489A (en) * | 1990-10-18 | 1993-10-19 | Nec Corporation | Method of manufacturing semiconductor device by forming first and second oxide films by use of nitridation |
JP3134344B2 (ja) * | 1991-05-17 | 2001-02-13 | 日本電気株式会社 | 半導体装置 |
KR960009995B1 (ko) * | 1992-07-31 | 1996-07-25 | 삼성전자 주식회사 | 반도체 장치의 제조 방법 및 그 구조 |
KR960012303B1 (ko) * | 1992-08-18 | 1996-09-18 | 삼성전자 주식회사 | 불휘발성 반도체메모리장치 및 그 제조방법 |
JP3363502B2 (ja) * | 1993-02-01 | 2003-01-08 | 三菱電機株式会社 | 半導体記憶装置の製造方法 |
KR0138312B1 (ko) * | 1994-05-13 | 1998-04-28 | 김광호 | 비휘발성 반도체 메모리장치의 제조방법 |
US5502009A (en) * | 1995-02-16 | 1996-03-26 | United Microelectronics Corp. | Method for fabricating gate oxide layers of different thicknesses |
US5712201A (en) * | 1996-06-07 | 1998-01-27 | Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. | Fabrication method for integrating logic and single level polysilicon DRAM devices on the same semiconductor chip |
-
1994
- 1994-09-01 JP JP20872294A patent/JP3290827B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1997
- 1997-03-25 US US08/823,979 patent/US5933731A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5933731A (en) | 1999-08-03 |
JPH0878514A (ja) | 1996-03-22 |
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