JP3290491B2 - 車両用ナビゲーション装置 - Google Patents

車両用ナビゲーション装置

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JP3290491B2
JP3290491B2 JP1312293A JP1312293A JP3290491B2 JP 3290491 B2 JP3290491 B2 JP 3290491B2 JP 1312293 A JP1312293 A JP 1312293A JP 1312293 A JP1312293 A JP 1312293A JP 3290491 B2 JP3290491 B2 JP 3290491B2
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龍昭 谷口
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の走行案内情報を
乗員に提供する車両用ナビゲーション装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】車両用ナビゲーション装置は、車両の走
行案内情報を乗員に提供する装置であり、例えば見知ら
ぬ土地を走行する際にこの装置を用いると便利である。
【0003】一般に、車両用ナビゲーション装置は、例
えば特開昭62−93611号公報に開示されているよ
うに、地磁気センサやGPS等を利用して自車位置(す
なわち自車両の現在位置)を検出し、この検出された自
車位置に関連する走行案内情報(例えば、自車位置を地
図データ上に表示した画像案内や「2km先のOX交差
点を右折して下さい」という音声案内等の情報)を作成
し、この作成された走行案内情報を画面への表示やスピ
ーカからの音声出力等により乗員に提供するようになっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のナビゲーション装置においては、上記自車位置検
出、走行案内情報作成および走行案内情報提供を行う手
段がすべて車両に搭載されているので、次のような問題
が生じていた。すなわち、上記公報に開示されたナビゲ
ーション装置においては、走行案内情報の作成に必要な
地図データが記憶されたCDを装填して所要の地図デー
タを読み出すCDプレーヤや自車位置を地図データ上に
表示するための演算操作を行うコントローラ等も車両に
搭載されることとなるので、ナビゲーション装置のため
にインストルメントパネル上に大きなスペースが必要と
なり、また、ナビゲーション装置が高価なものとなって
しまう、という問題が生じていた。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、コンパクトで安価な車両用ナビゲーシ
ョン装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る車両用ナビ
ゲーション装置は、ナビゲーション装置の構成要素のう
ち車両に搭載する必要があるもののみ車両に搭載し、そ
れ以外は車両外に設けることにより、上記目的達成を図
るようにしたものである。
【0007】すなわち、請求項1の発明は、自車位置を
検出する自車位置検出手段と、この検出された自車位置
に関連する走行案内情報を作成する走行案内情報作成手
段と 、この作成された走行案内情報を乗員に提供する走
行案内情報提供手段と、を備えた車両用ナビゲーション
装置において、車両に搭載される車載装置と車両外に設
けられるホーム装置とからなり、前記自車位置検出手段
および前記走行案内情報提供手段は前記車載装置に備え
られるとともに、前記走行案内情報作成手段は前記ホー
ム装置に備えられ、かつ、前記自車位置検出手段および
前記走行案内情報提供手段と前記走行案内情報作成手段
との通信を行う通信手段が設けられてなり、前記ホーム
装置は、走行案内情報を送信した車両の位置情報を監視
しており、その車両が予め作成した走行案内情報に沿っ
て走行していない時には、前記走行案内情報提供手段に
経路逸脱情報を送信し、前記走行案内情報提供手段はこ
の経路逸脱情報を乗員に提供することを特徴とするもの
である。
【0008】また、請求項2の発明は、自車位置を検出
する自車位置検出手段と、この検出された自車位置に関
連する走行案内情報を作成する走行案内情報作成手段
と、この作成された走行案内情報を乗員に提供する走行
案内情報提供手段と、を備えた車両用ナビゲーション装
置において、車両に搭載される車載装置と車両外に設け
られるホーム装置とからなり、前記自車位置検出手段お
よび前記走行案内情報提供手段は前記車載装置に備えら
れるとともに、前記走行案内情報作成手段は前記ホーム
装置に備えられ、かつ、前記自車位置検出手段および前
記走行案内情報提供手段と前記走行案内情報作成手段と
の通信を行う通信手段が設けられてなり、前記ホーム装
置は、走行案内情報を送信した車両の位置情報を監視し
ており、その車両が予め作成した走行案内情報における
案内地点から所定距離以内になった時には、前記走行案
内情報提供手段にその案内地点における走行案内情報を
送信し、前記走行案内情報提供手段はこの走行案内情報
を乗員に提供することを特徴とするものである。
【0009】ここにおいて、請求項3の発明では、上記
請求項1または2において、前記走行案内情報作成手段
が、前記車両用ナビゲーション装置の外部から交通情報
を入手し、この入手した交通情報に応じて前記走行案内
情報を作成するように構成されている、ことを特徴とす
る。また、請求項4の発明では、上記請求項1または
において、前記通信手段による通信が、所定期間毎に断
続して行われるように構成されている、ことを特徴とす
る。
【0010】更に、請求項5の発明は、自車位置を検出
する自車位置検出手段と、この検出された自車位置に関
連する走行案内情報を作成する走行案内情報作成手段
と、この作成された走行案内情報を乗員に提供する走行
案内情報提供手段と、を備えた車両用ナビゲーション装
置において、前記自車位置検出手段および前記走行案内
情報提供手段は前記車両に搭載されるとともに前記走行
案内情報作成手段は前記車両外に設けられ、かつ、前記
自車位置検出手段および前記走行案内情報提供手段と前
記走行案内情報作成手段との通信を行う通信手段が設け
られてなり、前記通信手段は、所定期間毎に断続して通
信を行う一方、交通状況に大きな変化が生じた時には前
記所定期間内であっても通信を行い走行案内情報の提供
を行うように構成されている、ことを特徴とするもので
ある。
【0011】上記「自車位置に関連する走行案内情報」
とは、自車両の現在位置からの走行を案内する上で有用
な情報であれば特定の情報に限定されるものではなく、
例えば、現時点における自車両の向き、自車両の位置座
標あるいは地点名、目的地が設定されている場合におけ
る目的地の方角、目的地への最適走行経路等が採用可能
である。
【0012】上記「走行案内情報作成手段」は、自車位
置に関連する走行案内情報を作成することができるもの
であれば、特定の構成に限定されるものではなく、例え
ば、家庭のパーソナルコンピュータや交通情報サービス
センタのミニコンピュータ等が採用可能である。
【0013】
【発明の作用および効果】上記構成に示すように、走行
案内情報作成手段が車両外に設けられているので、車両
には、自車位置検出手段および走行案内情報提供手段を
搭載するだけで足り、このため、ナビゲーション装置の
ためにインストルメントパネル上に大きなスペースを割
く必要がなく、しかも、ナビゲーション装置のうち車両
に搭載される部分のみを考えれば、部品点数削減による
コスト低減を図ることができる。また、車両外に設けら
れる走行案内情報作成手段については、これを家庭のパ
ーソナルコンピュータその他の既存の手段を用いて構成
することができるので、ナビゲーション装置全体として
考えた場合にも、これを安価に構成することができる。
【0014】したがって、本発明によれば、車両用ナビ
ゲーション装置をコンパクトで安価に構成することがで
きる。
【0015】また、本発明においては、走行案内情報作
成手段が車両外に設けられているので、請求項に記載
したように、車両用ナビゲーション装置の外部から交通
情報を入手し、この入手した交通情報に応じて走行案内
情報を作成するように構成することも容易にできる。そ
して、このように構成することにより、次のような作用
効果を得ることができる。すなわち、従来のように走行
案内情報作成手段も車両に搭載されている場合には、C
D等に記憶された地図データのみを頼りに走行案内情報
を作成することしかできないので、現在の交通情報(例
えば渋滞情報等)を加味した走行案内情報を作成するこ
とができないが、本発明においては、走行案内情報作成
手段が車両外に設けられているので、パソコン通信や多
重TV放送等を利用した交通情報の入手により、より適
切な走行案内情報を作成することができる。
【0016】さらに、本発明では、車両が受信した走行
案内情報に沿って走行していない時に行うべき経路逸脱
情報提示機能も車両外に設けることができ、ナビゲーシ
ョン装置をよりコンパクトで安価に構成できる。
【0017】また、本発明においては、請求項2に記載
のように、車両が受信した走行案内情報に沿って走行す
る途中において行うべき各案内地点での走行案内情報提
示機能もホーム側コンピュータに保持することができ、
ナビゲーション装置をよりコ ンパクトで安価に構成でき
る。
【0018】さらに、上記「通信手段による通信」は、
一般の無線通信でこれを行ってもよいが、電話回線を利
用して行うようにすれば、既存の通信システムを用いる
ことができる。
【0019】また、上記「通信手段による通信」は、常
時これを行うようにしてもよいが、請求項4に記載した
ように、所定期間毎に断続して行うようにすれば無駄な
通信を排除することができる。特に、電話回線使用料が
高い自動車電話を用いた場合等に効果的である。ここに
「所定期間毎」は、所定時間毎であってもよいし、所定
走行距離毎であってもよい。
【0020】さらに、上通信手段は、請求項5に記載し
たように、所定期間毎に断続して通信を行う一方、交通
状況に大きな変化が生じた時には前記所定期間内であっ
ても通信を行い走行案内情報の提供を行うようにすれ
ば、無駄な通信を排除しながらも、交通状況の大きな変
化に対応することができる。
【0021】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例について説明する。
【0022】図1は、本発明に係る車両用ナビゲーショ
ン装置の一実施例の構成を示すブロック図である。
【0023】この車両用ナビゲーション装置10は、自
車位置(すなわち自車両の現在位置)から走行目的地ま
で最適走行経路で到達することができるようにするため
に必要な情報(走行経路案内情報)を乗員に提供する装
置であって、車両に搭載された車載装置12と家庭ある
いは事業所等の車両外に設けられたホーム装置14とか
らなっている。
【0024】車載装置12は、車載コントローラ16と
GPS受信機18と車載無線機20と情報提供装置22
と入力装置24とを備えてなり、一方、ホーム装置14
は、ホーム側コンピュータ26とホーム通信装置28と
道路情報記憶装置30と交通情報入手用通信装置32と
を備えてなっている。
【0025】車載装置12において、GPS受信機18
は、複数の衛星からの信号を受信して自車位置を検出す
るようになっており、この検出された自車位置は車載コ
ントローラ16に入力されるようになっている。また、
入力装置24は、車両の走行目的地を乗員の入力操作に
より車載コントローラ16に入力するようになってい
る。この入力操作においては、例えば目的地の番地、目
的地の電話番号等が入力されるが、目的地を特定するこ
とができるものであれば、他のものも入力可能である。
車載無線機20は、電話回線を介してホーム装置14の
ホーム通信装置28と通信を行うようになっており、車
載コントローラ16に入力された自車位置および目的地
をホーム装置14に送信するとともに、ホーム装置14
からの走行経路案内情報(これについては後述する)を
受信するようになっている。情報提供装置22は、上記
走行経路案内情報を乗員に提供するようになっている。
この情報提供は、インストルメントパネルに設けられた
表示装置への文字表示およびスピーカからの音声出力に
より行われるようになっている。
【0026】一方、ホーム装置14において、ホーム側
コンピュータ26は、コンピュータ本体(パソコン本
体)26Aと経路案内ソフト(フロッピディスク)26
Bとからなり、また、ホーム通信装置28は、車載装置
12の車載無線機20から送信された自車位置および目
的地を受信してホーム側コンピュータ26に入力するよ
うになっている。道路情報記憶装置30には、走行経路
案内情報を提供する際に必要となる道路網および交通規
制(例えば一方通行等)情報データが予め記憶されてい
る。交通情報入手用通信装置32は、図2に示すよう
に、通信回線網28を介して複数地域の交通情報サービ
スセンタから最新の交通情報を入手し、この入手した交
通情報をホーム側コンピュータ26に入力するようにな
っている。ホーム側コンピュータ26は、自車位置およ
び目的地と道路網および交通規制情報データと最新の交
通情報とに基づいて、自車位置から走行目的地までの最
適走行経路を検索し、その最適走行経路の情報(走行経
路案内情報)を作成するようになっている。そして、こ
の走行経路案内情報は、ホーム通信装置28から車載装
置12へ送信されるようになっている。上記走行経路案
内情報は、表1に示すようなデータフォーマットで作成
されるようになっている。
【0027】
【表1】
【0028】次に本実施例の作用について説明する。
【0029】車両用ナビゲーション装置10により、車
両を、図3に示す出発地点から図中破線で示す走行経路
で走行目的地(図示せず)まで案内する場合を例に挙げ
て説明する。
【0030】車両用ナビゲーション装置10による走行
経路案内の手順は、図4〜図7に示すフローチャートに
従って行われる。
【0031】図4に示すように、まず、乗員の入力操作
により車載装置12の入力装置24で目的地が設定され
ると、車載コントローラ16は、車載無線機20とホー
ム通信装置28との通信回線を開くとともにGPS受信
機18に自車位置を計算により検出させる(ステップS
1、S2、S3)。そして、車載コントローラ16は、
車載無線機20およびホーム通信装置28を介して自車
位置データ(x,y)と目的地のデータ(電話番号等)
をホーム側コンピュータ26に伝送する(ステップS
4)。
【0032】これを受けたホーム側コンピュータ26
は、道路網および交通規制情報データと最新の交通情報
とに基づいて、自車位置から走行目的地までの最適走行
経路を検索し、その最適走行経路の情報(表1に示す走
行経路案内情報)を作成する(ステップS5、S6)。
そして、ホーム側コンピュータ26は、車載無線機20
およびホーム通信装置28を介して第1案内地点(図3
に「No.1」で示す地点)の案内地点情報(案内地点
までの距離、進行方向、走行道路名、通報予定タイミン
グ等)を車載コントローラ16に伝送する(ステップS
7)。
【0033】これを受けた車載コントローラ16は、情
報提供装置22で走行経路案内情報(「2km先の大正
交差点を右折です」という文字表示および音声出力)を
乗員に提供する。その後、暫くは情報提供の必要がない
ので、無駄な通信を排除するため、車載無線機20とホ
ーム通信装置28との通信回線を切断する(ステップS
8、S9)。
【0034】しかしながら、ホーム側コンピュータ26
は、図5に示すように、その後も通報予定タイミングに
なるまで交通情報入手用通信装置32で最新の交通情報
を入手し続け、交通状況に大きな変化が生じなければ、
通報予定タイミング(出発から5分後)になった時点で
次の通報のために車載無線機20とホーム通信装置28
との通信回線を開くが(ステップS10、S11、S1
2)、その間に大事故の発生等により交通状況に大きな
変化が生じた場合には、走行経路案内情報を作成し直す
必要があるので、車載無線機20とホーム通信装置28
との通信回線を開いてステップS3に戻る(ステップS
10、S13)。
【0035】ステップS12で車載無線機20とホーム
通信装置28との通信回線が開かれると、車載コントロ
ーラ16は、GPS受信機18に自車位置を検出させ、
この自車位置データ(x,y)をホーム側コンピュータ
26に伝送する(ステップS14、S15)。
【0036】これを受けたホーム側コンピュータ26
は、自車両が案内経路(最適走行経路)上を走行してい
る否かを計算し、案内経路上を走行している場合には、
自車位置(x,y)と案内地点(Xp,Yp)との距離
Lを、演算式L={(Xp−x)2+(Yp−y)2
1/2により計算する(ステップS16、S17、S1
8)。一方、案内経路上を走行していない場合には、ホ
ーム側コンピュータ26は、経路逸脱情報を車載コント
ローラ16に伝送する(ステップS19)。これを受け
た車載コントローラ16は、情報提供装置22で経路逸
脱情報(「案内経路から外れています」という文字表示
および音声出力)を乗員に提供し、運転者の軌道修正を
促す(ステップS20)。そして、所定時間経過する前
に案内経路への軌道修正がなされた場合には、距離Lを
計算するためステップS14に戻り、一方、所定時間経
過してもなお案内経路への軌道修正がなされなかった場
合あるいはその間に乗員により再検索スイッチ(図示せ
ず)が押された場合には、走行経路案内情報を作成し直
すためステップS3に戻る(ステップS21、S2
2)。
【0037】次に、ホーム側コンピュータ26は、図6
に示すように、ステップS18で計算された距離Lが、
L<L1になったか否か(すなわち車両が第1案内地点
に所定距離L1(例えばL1=1km)以内まで近づい
たか否か)を判定する(ステップS23)。L<L1に
なっていなければ、通報予定タイミングを再設定した
後、車載無線機20とホーム通信装置28との通信回線
を切断し、ステップS10に戻る(ステップS24、S
25)。一方、L<L1になっていれば、次にL3<L
<L2になったか否か(すなわち車両が第1案内地点付
近(例えばL2=550m、L3=450m)に到達し
たか否か)を判定する(ステップS26)。
【0038】L3<L<L2になっていれば、進路指示
情報(第1案内地点までの距離、進行方向、走行道路名
等)を車載コントローラ16に伝送する(ステップS2
7)。これを受けた車載コントローラ16は、情報提供
装置22で進路指示情報(「500m先の大正交差点を
右折です」という文字表示および音声出力)を乗員に提
供する(ステップS28)。一方、L3<L<L2にな
っていなければ、上記のような進路指示情報は不要であ
るので、ホーム側コンピュータ26は、L<L4(例え
ばL4=50m)になったか否か(すなわち車両が第1
案内地点に到達したか否か)を判定する(ステップS2
6、S29)。L3<L<L2になり上記情報提供が行
われた後も同様である(ステップS28、S29)。
【0039】L<L4になっていなければ、再度距離L
を計算すべくステップS14に戻るが、L<L4になっ
ていれば、ホーム側コンピュータ26は、図7に示すよ
うに、実際に第1案内地点を通過したタイミングと交通
状況をもとに上記走行経路案内情報のうちの通過予定タ
イミングを修正し、さらに、第2案内地点(図3に「N
o.2」で示す地点)の案内地点情報(第2案内地点ま
での距離、進行方向、走行道路名、通報予定タイミング
等)を車載コントローラ16に伝送する(ステップS3
0、S31)。
【0040】これを受けた車載コントローラ16は、情
報提供装置22で走行経路案内情報(「5km先の明治
交差点を左折です」という文字表示および音声出力)を
乗員に提供する(ステップS32)。その後、また暫く
は情報提供の必要がないので、無駄な通信を排除するた
め、車載無線機20とホーム通信装置28との通信回線
を切断する(ステップS33)。
【0041】以下同様にして、すべての案内地点につい
て乗員への情報提供を行い、これが完了すると、車両を
目的地まで案内することができたとして、車両用ナビゲ
ーション装置10による走行経路案内を終了する(ステ
ップS34)。
【0042】以上詳述したように、本実施例において
は、ナビゲーション装置10の構成要素のうち、車両に
搭載する必要があるもの(自車位置を検出するGPS受
信機18、走行案内情報を乗員に提供する情報提供装置
22およびこれらを制御する車載コントローラ16等)
は車両に搭載し、それ以外のもの(自車位置に関連する
走行案内情報を作成するホーム側コンピュータ26およ
び道路情報記憶装置30等)は車両外に設けるようにな
っているので、ナビゲーション装置のためにインストル
メントパネル上に大きなスペースを割く必要がなく、し
かも、ナビゲーション装置のうち車両に搭載される部分
のみを考えれば、部品点数削減によるコスト低減を図る
ことができる。また、車両外に設けられるホーム装置1
4は、パーソナルコンピュータ等の既存の手段を用いて
構成することができるので、ナビゲーション装置全体と
して考えた場合にも、これを安価に構成することができ
る。
【0043】また、本実施例においては、ホーム装置1
4が交通情報入手用通信装置32を備えているので、複
数地域の交通情報サービスセンタから最新の交通情報を
入手し、この入手した交通情報に応じて走行案内情報を
作成することができ、これにより、現在の交通情報(例
えば渋滞情報等)を加味したより適切な走行案内情報を
作成することができる。
【0044】さらに、本実施例においては、車載装置1
2の車載無線機20とホーム装置14のホーム通信装置
28との通信が、電話回線を利用して行うようになって
いるので、既存の通信システムを用いて情報を伝送する
ことができる。
【0045】また、車載無線機20とホーム通信装置2
8との通信は、常時行われるのではなく、所定の通報タ
イミング毎に断続して行われるようになっているので、
無駄な通信を排除することができ、電話回線の使用料を
抑えることができる。
【0046】したがって、本実施例によれば、車両用ナ
ビゲーション装置をコンパクトで安価に構成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用ナビゲーション装置の一実
施例の構成を示すブロック図
【図2】上記実施例の構成の一部を示すブロック図
【図3】上記実施例の作用を示す走行経路図
【図4】上記実施例の作用を示すフローチャート(その
1)
【図5】上記実施例の作用を示すフローチャート(その
2)
【図6】上記実施例の作用を示すフローチャート(その
3)
【図7】上記実施例の作用を示すフローチャート(その
4)
【符号の説明】
10 車両用ナビゲーション装置 12 車載装置 14 ホーム装置 16 車載コントローラ 18 GPS受信機(自車位置検出手段) 20 車載無線機(通信手段) 22 情報提供装置(走行案内情報提供手段) 24 入力装置 26 ホーム側コンピュータ(走行案内情報作成手
段) 28 ホーム通信装置(通信手段) 30 道路情報記憶装置 32 交通情報入手用通信装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−2499(JP,A) 特開 平4−122873(JP,A) 特開 平1−142899(JP,A) 特開 平2−286450(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01C 21/00 - 21/36 G08G 1/09 - 1/137 G09B 29/00 - 29/10

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自車位置を検出する自車位置検出手段
    と、この検出された自車位置に関連する走行案内情報を
    作成する走行案内情報作成手段と、この作成された走行
    案内情報を乗員に提供する走行案内情報提供手段と、を
    備えた車両用ナビゲーション装置において、車両に搭載される車載装置と車両外に設けられるホーム
    装置とからなり、 前記自車位置検出手段および前記走行
    案内情報提供手段は前記車載装置に備えられるととも
    に、前記走行案内情報作成手段は前記ホーム装置に備え
    られ、かつ、前記自車位置検出手段および前記走行案内
    情報提供手段と前記走行案内情報作成手段との通信を行
    う通信手段が設けられてなり、 前記ホーム装置は、走行案内情報を送信した車両の位置
    情報を監視しており、その車両が予め作成した走行案内
    情報に沿って走行していない時には、前記走行案内情報
    提供手段に経路逸脱情報を送信し、前記走行案内情報提
    供手段はこの経路逸脱情報を乗員 に提供することを特徴
    とする車両用ナビゲーション装置。
  2. 【請求項2】 自車位置を検出する自車位置検出手段
    と、この検出された自車位置に関連する走行案内情報を
    作成する走行案内情報作成手段と、この作成された走行
    案内情報を乗員に提供する走行案内情報提供手段と、を
    備えた車両用ナビゲーション装置において、 車両に搭載される車載装置と車両外に設けられるホーム
    装置とからなり、前記自車位置検出手段および前記走行
    案内情報提供手段は前記車載装置に備えられるととも
    に、前記走行案内情報作成手段は前記ホーム装置に備え
    られ、かつ、前記自車位置検出手段および前記走行案内
    情報提供手段と前記走行案内情報作成手段との通信を行
    う通信手段が設けられてなり、 前記ホーム装置は、走行案内情報を送信した車両の位置
    情報を監視しており、その車両が予め作成した走行案内
    情報における案内地点から所定距離以内になった時に
    は、前記走行案内情報提供手段にその案内地点における
    走行案内情報を送信し、前記走行案内情報提供手段はこ
    の走行案内情報を乗員に提供することを特 徴とする 車両
    用ナビゲーション装置。
  3. 【請求項3】 前記走行案内情報作成手段、前記車両
    用ナビゲーション装置の外部から交通情報を入手し、こ
    の入手した交通情報に応じて前記走行案内情報を作成す
    るように構成されている、ことを特徴とする請求項1
    たは2記載の車両用ナビゲーション装置。
  4. 【請求項4】 前記通信手段による通信が、所定期間毎
    に断続して行われるように構成されている、ことを特徴
    とする請求項1または2記載の車両用ナビゲーション装
    置。
  5. 【請求項5】 自車位置を検出する自車位置検出手段
    と、この検出された自車位置に関連する走行案内情報を
    作成する走行案内情報作成手段と、この作成された走行
    案内情報を乗員に提供する走行案内情報提供手段と、を
    備えた車両用ナビゲーション装置において、 前記自車位置検出手段および前記走行案内情報提供手段
    は前記車両に搭載されるとともに前記走行案内情報作成
    手段は前記車両外に設けられ、かつ、前記自車位置検出
    手段および前記走行案内情報提供手段と前記走行案内情
    報作成手段との通信を行う通信手段が設けられてなり、 前記通信手段は、所定期間毎に断続して通信を行う一
    方、交通状況に大きな変化が生じた時には前記所定期間
    内であっても通信を行い走行案内情報の提供を行うよう
    に構成されている、ことを特徴とする車両用ナビゲーシ
    ョン装置。
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