JP3290032B2 - 回転収納体 - Google Patents

回転収納体

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JP3290032B2
JP3290032B2 JP16397794A JP16397794A JP3290032B2 JP 3290032 B2 JP3290032 B2 JP 3290032B2 JP 16397794 A JP16397794 A JP 16397794A JP 16397794 A JP16397794 A JP 16397794A JP 3290032 B2 JP3290032 B2 JP 3290032B2
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聡 中杉
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数の衣服を吊り下げ
た状態で収納することができる回転収納体に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、回転式の洋服掛けとしては上レー
ルを天井面に設置し、下レールを上レールと対向させて
床面に設置し、ハンガー体の上部に設けられた上ランナ
ーを上レールに走行自在に取付けると共にハンガー体の
下部に設けられた下ランナーを下レールに走行自在に嵌
め込み、ハンガー体がぐらつかないように上下のレール
間に配置し、1つのハンガー体のハンガーパイプに対し
て衣服を掛けた複数のハンガーを吊り下げるようになっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
従来例にあっては、機構が大掛かりで大型のものになる
という問題があり、また、回転洋服掛けを構成する上レ
ールと下レールとはそれぞれ取付場所の天井面と床面と
に設置されるようになっているため、予め組み立てを行
なうようなことはできず、施工場所でしか組み立てを行
なうことができないという問題があった。また、上着の
ような衣服を吊り下げた状態では下部空間は空いた状態
となっているが、床面には下レールが設置されているた
めに下部空間を他のものの収納空間として利用すること
ができず、デッドスペースが大きく形成されてしまうと
いう問題があった。また、衣服を掛けた複数のハンガー
体を移動させた場合、ハンガーパイプに対して各ハンガ
ーが位置決めされていないために移動によってハンガー
パイプに掛けられたハンガーがハンガーパイプの端に寄
ったりして位置ずれを起こすこととなり、ハンガーの掛
け位置及びハンガーに掛けられた衣服が乱れるという問
題があった。
【0004】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、下部に大きなデッドスペースが形成されない
ようにしながらハンガー部材がぐらつかないように設置
することができ、ハンガー部材へのハンガーの保持を位
置決めしながら確実に行なうことができる回転収納体を
提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、外環状レール1の内側に内環
状レール2を配設し、各環状レール1,2と直交するよ
うにハンガー部材3を配設し、ハンガー部材3を外環状
レール1に走行自在に吊設すると共にハンガー部材3の
内側端に設けられたガイド部材4を内環状レール2に走
行自在に取付けて成る回転収納体において、ハンガーa
が吊り下げ保持される保持部8に保持部8の長手方向に
長い板状の支持突起9を保持部8の上部及び両側の位置
で夫々長手方向に間欠的に突設し、保持部8の長手方向
に沿って隣合う各支持突起9間にハンガーaのフックb
を引っ掛け係止する係止凹部10を有するハンガー部材
3を備えたことを特徴とするものである。
【0006】請求項2の発明では、請求項1において保
持部8の長手方向に沿って隣合う各支持突起9の先端間
の寸法イを基部間の寸法ロよりも大きいものとしたこと
を特徴とするものである。請求項3の発明では、外環状
レール1の内側に内環状レール2を配設し、各環状レー
ル1,2と直交するようにハンガー部材3を配設し、ハ
ンガー部材3を外環状レール1に走行自在に吊設すると
共にハンガー部材3の内側端に設けられたガイド部材4
を内環状レール2に走行自在に取付けて成る回転収納体
において、ハンガー部材3に設けられた略水平状態で配
置される支持棒材12に下部が開放する断面C字状のキ
ャップ体15を着脱自在に被着し、支持棒材12より突
設された回り止め突起13をキャップ体15に係合し、
キャップ体15の外周面にキャップ体15の長手方向に
長い板状の支持突起9をキャップ体15の上部及び両側
の位置で夫々長手方向に間欠的に突設し、キャップ体1
5の長手方向に沿って隣合う各支持突起9間にハンガー
aのフックbを引っ掛け係止する係止凹部10を設けた
ことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】請求項1の発明によれば、位置決めされた状態
でハンガー部材3の保持部8に対して各ハンガーaを掛
けることができ、ハンガー部材3の移動によって保持部
8に掛けられた各ハンガーaの位置が乱れるようなこと
がない。請求項2の発明によれば、ハンガー部材3の保
持部8へのハンガーaの付け外し作業を手間取ることな
く簡易に行なうことができる。
【0008】請求項3の発明によれば、キャップ体15
をハンガー部材3の支持棒材12に取付けることでキャ
ップ体15に設けられた係止凹部10に対して位置ずれ
しないように各ハンガーaを掛けることができるもので
あり、また、キャップ体15を外すことによって支持棒
材12にスラックスやタオル等の巾広の衣類を支障なく
掛けることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図示された実施例に基づいて
詳述する。箪笥の設置場所近傍や押入れ内等に設置され
る回転収納体は図1に示されるように外環状レール1
と、外環状レール1の内側に配される内環状レール2
と、各環状レール1,2を保持しながら押入れ内等の天
井板下面等の取付け面に取付けるための吊り金具11
と、各環状レール1,2に対して走行移動自在に吊設さ
れたハンガー部材3とで主体が構成されている。
【0010】外環状レール1は図3に示されるように縦
片20の上部に上横片21を設けると共に縦片20の下
部に下横片22を設けて断面略コ字状に形成されてお
り、下横片22は上横片21よりも長いものとなってい
る。下横片22の端部上面には長手方向に沿って走行ガ
イド棒材23が設置されている。この外環状レール1は
一対の直線レール部1aの各端部間にそれぞれ湾曲した
湾曲レール部1bを設けて環状に形成されており、各直
線レール部1a間にわたるように一対の吊り金具11が
取付けられている。この吊り金具11は断面コ字状の金
具本体24の両端に把持片14を設けて主体が構成され
ており、把持片14は図5に示されるように縦片14a
の下端より内側方に向けて支持片14bを突設して構成
されている。この把持片14にて把持されることで外環
状レール1は吊り金具11に支持されているものであ
り、図14に示されるように把持片14の縦片14aに
外環状レール1を構成する直線レール部1aの外面を当
接すると共に支持片14bに直線レール部1aの下横片
22を載置するようにして支持されており、固着具等を
用いることなく吊り金具11に保持されるようになって
いる。吊り金具11の金具本体24の上面には所定間隔
毎に通孔24aが穿設されており、この通孔24aを介
して固着具にて吊り金具11が取付け面に対して取付け
が行なわれるようになっている。
【0011】また、湾曲レール部1bの外端部にはコー
ナー吊り金具25が取付けられており、このコーナー吊
り金具25にて湾曲レール部1bが支持されるようにな
っている。コーナー吊り金具25は図4に示されるよう
に縦片26の上部より側方に向けて連結片27を突設
し、縦片26の下部より連結片27と反対側に向けて支
持片28を突設して構成されており、上記吊り金具11
と同じく支持片28に湾曲レール部1bの下横片22を
載置するようにして湾曲レール部1bを支持しており、
連結片27を取付け面に連結することで湾曲レール部1
bが吊り下げ保持されるようになっている。ここで、縦
片26と支持片28とで把持片14が形成されている。
【0012】図6は吊り金具11の他の実施例を示すも
のであり、このものにあっては、中央部寄りの通孔24
aを長孔としており、固着具の取付位置に対して長孔の
範囲内で対応することができるようになっている。他の
部分は上記した吊り金具11と同様である。断面コ字状
の受けレール5を構成する内環状レール2は図7に示さ
れるように縦片30の上部に上横片31を設けると共に
縦片30の下部に下横片32を設けて断面略コ字状に形
成されている。この内環状レール2は一対の直線レール
部2aの各端部間にそれぞれ湾曲した湾曲レール部2b
を設けて環状に形成されており、湾曲レール部2bの上
横片31及び下横片32は図7(b)に示されるように
直線レール部2aの上横片31及び下横片32よりも長
いものとなっている。この内環状レール2は図8に示さ
れるような内環状レール固定金具33にて外環状レール
1に取付けられた吊り金具11に連結されている。後述
するガイド部材4のガイドローラー6が走行自在に嵌め
込まれる内環状レール2のレール開口部7はハンガー部
材3の上部の直線延長線上に配置されている。
【0013】内環状レール固定金具33は連結部33a
の両端より斜め下方に向けて支持連結部33bを一体に
突設して逆U字状に形成されており、図14に示される
ように連結部33aを吊り金具11の金具本体24の下
面に固着し、支持連結部33bの下端に内環状レール2
の上横片31が連結固定されている。ここで、内環状レ
ール固定金具33によって内環状レール2は外環状レー
ル1よりも低い位置に配置されている。
【0014】外環状レール1及び内環状レール2には図
1に示されるように複数のハンガー部材3が吊り下げ保
持されており、各ハンガー部材3は連結アーム34によ
って相互に連結されており、1つのハンガー部材3の移
動によって全てのハンガー部材3が各環状レール1,2
に沿って移動するようになっている。このハンガー部材
3は図9に示されるハンガー部材本体35によって主体
が構成されている。ハンガー部材本体35は棒材を折曲
加工して構成されており、上棒部35aと、縦棒部35
bを介して上棒部35aの下側に上棒部35aと略平行
に配された下棒部35cとで主体が構成されている。一
方の縦棒部35bは内方に入り込むようにして上棒部3
5aに連結されており、上棒部35aの一端は内方に入
り込んで連結された縦棒部35bの侵入寸法分だけ突出
した状態となっている。この突出した部分にはガイド部
材4が取付けられるようになっている。このガイド部材
4としてはベアリングローラーのようなガイドローラー
6によって構成されており、ガイドローラー6を支持す
る支持台6aが突出した上棒部35aの端部に取付けら
れるようになっている。
【0015】上棒部35aの上面の略中央には上棒部3
5aと直交するように断面コ字状の受け金具36が略水
平状態で取付けられており、受け金具36の両端にはそ
れぞれ通孔37が穿設されている。この受け金具36に
は図10に示されるような断面コ字状に形成されたハン
ガー取付けチャンネル38が取付けられるようになって
いる。ハンガー取付けチャンネル38は帯板38aの長
手方向に沿う両端縁より上方に向けて補強片38bを突
設して主体が構成されており、帯板38aの中央部には
一対のナット38cが隣合うように固着されている。こ
の隣合うナット38cは受け金具36に穿設された通孔
37の位置に合致するように所定間隔隔てて固着されて
いる。ここで、断面コ字状のハンガー取付けチャンネル
38は断面コ字状の受け金具36よりも巾寸法が小さい
ものとなっており、受け金具36に対して嵌め込むよう
に取付けることができるようになっている。帯板38a
の両端には連結部39が設けられており、連結部39に
は通孔39aがそれぞれ穿設されている。
【0016】そして、ハンガー取付けチャンネル38は
受け金具36に嵌め込むようにして受け金具36の上面
側に載置され、通孔37を介してハンガー取付けチャン
ネル38のナット38cにボルトを螺着することによっ
て相互に連結固定されている。ハンガー部材本体35を
構成する下棒部35cには図11に示されるように保持
部8が設けられるようになっている。この保持部8は筒
体の外面より複数の板状の支持突起9を突設して構成さ
れている。各支持突起9は断面視で筒体の上下部及び両
端部より外方に向けて突設されており、筒体の長手方向
に沿って所定間隔毎に間欠的に突設されている。筒体の
長手方向に沿って隣合う各支持突起9間にはハンガーa
のフックbが配置される係止凹部10が設けられてい
る。保持部8の長手方向に沿って隣合う各支持突起9の
先端間の寸法イは基部間の寸法ロよりも大きいものとな
っており、係止凹部10は入口側が大きく底部側が狭い
状態となっており、係止凹部10へのハンガーaのフッ
クbの係止を確実に行なえるようになっている。また、
係止凹部10にフックbを係止することで保持部8に複
数のハンガーaを隣合うように引っかける場合に各ハン
ガーaが位置決めされた状態で吊り下げ保持されるよう
になっている。
【0017】上棒部35aの上部に設けられた受け金具
36に連結されたハンガー取付けチャンネル38の両端
の連結部39には連結アーム34が連結されるものであ
るが、連結アーム34とハンガー取付けチャンネル38
との連結部にはランナー40が取付けられるようになっ
ている。図2にランナー40の配置状態の一実施例を示
している。このランナー40は図13に示されるような
走行ローラー41を回転自在に保持するコ字状の保持体
42の下部に連結片43を設けて構成されており、連結
片43はブッシュ44を介して連結ピン45によって連
結アーム34とハンガー取付けチャンネル38との連結
部に連結されている。つまり、ブッシュ44を介して連
結することでハンガー取付けチャンネル38と連結アー
ム34とは水平面内で折れ曲がり可能となっている。保
持体42の側面には回転自在なガイドローラー46が設
けられている。走行ローラー41は中央部が両端よりも
内方に凹んだ形状となっており、この凹部41aには図
14に示されるように外環状レール1の下横片22の上
に設けられた走行ガイド棒材23に係合するようになっ
ており、走行ローラー41の走行は走行ガイド棒材23
によってガイドされることで外環状レール1より脱落す
ることなく外環状レール1に沿って移動するようになっ
ている。また、走行ローラー41と並んで配置されたガ
イドローラー46は上端が外環状レール1の上横片22
に当たりながら回転してガイドを行なうようになってい
る。
【0018】しかして、図1に示されるように隣合う各
ハンガー部材3はハンガー取付けチャンネル38の端部
に連結される連結アーム34によって相互に連結されて
おり、1つのハンガー部材3を移動させることで全ての
ハンガー部材3が各環状レール1,2に沿って移動する
ようになっている。そして、各ハンガー部材3の移動は
走行ローラー41が外環状レール1に沿って移動し、ガ
イド部材4のガイドローラー6が内環状レール2に沿っ
て移動することでハンガー部材3は各環状レール1,2
と直交した状態を維持しながら各環状レール1,2に沿
って環状に移動するものである。
【0019】図17乃至図20は他の実施例を示すもの
であり、このものにあっては、外環状レール1を構成す
る上横片21と下横片22との長さ寸法が同じものとさ
れており、走行ローラー41と隣合うように配置される
ガイドローラー46は上横片21に当たるようになって
いる。他の部分は上記した第1実施例と同様である。図
18に示されるように走行ローラー41を薄型のものと
して走行ローラー41の両側に位置するように保持体4
2の端部にガイドローラー46が設けられており、走行
ローラー41が下横片22の上に設けられた走行ガイド
棒材23に走行自在に係合されていると共にガイドロー
ラー46が上横片21の下面に当たるようになってお
り、このように構成することで上横片21及び下横片2
2の巾寸法を小さくすることができて外環状レール1の
巾寸法を小さいものとすることができるものである。ま
た、走行ローラー41は外環状レール1の長手方向に沿
う進行方向に対してガイドローラー46によってガイド
されるようになっているために移動時に傾いたり、ぐら
ついたりするようなことなく走行させることができるよ
うになっている。
【0020】図21、図22はさらに他の実施例を示す
ものであり、このものにあっては、走行ローラー41を
保持する保持体42に設けられるガイドローラー46
と、ガイド部材4を構成するガイドローラー6が外環状
レール1または内環状レール2に対して傾斜した状態で
回転自在に嵌め込まれるようになっている。ガイド部材
4が設けられる上棒部35aの端部は斜め上方に向けて
突設されており、ガイド部材4のガイドローラー6が走
行自在に嵌め込まれる内環状レール2は吊り金具11の
下面に直接固着されて外環状レール1よりも高い位置に
位置しており、この内環状レール2内に斜めに傾斜した
状態でガイドローラー6が走行自在に嵌め込まれてい
る。また、走行ローラー41と近接して配置されるガイ
ドローラー46は保持体42の他端より斜め上方に向け
て支持片42aが突設されており、この斜め上方に突設
された支持片42aに対して傾斜した状態で取付けられ
ている。他の部分は上記した第1実施例と同様である。
【0021】図23はハンガー部材3に設けられる保持
部8の他の実施例を示すものであり、上記した各実施例
におけるハンガー部材3に設けられる保持部8はハンガ
ー部材3より取り外すことができないものとなっている
が、この実施例においては、ハンガー部材3に設けられ
た略水平状態に配置される下棒部35cとしての支持棒
材12に保持部8を構成するキャップ体15が着脱自在
に取付けられるようになっている。
【0022】キャップ体15は下部が開放する断面C字
状に形成されており、上端部及び両側端部からは外方に
向けて支持突起9が突設されている。キャップ体15の
長手方向に沿って隣合う各支持突起9間にはハンガーa
のフックbを引っ掛け係止する係止凹部10が設けられ
ている。キャップ体15の端部には切り欠き16が設け
られており、この切り欠き16内に支持棒材12の上部
より突設された回り止め突起13を係合させるようにし
てキャップ体15を支持棒材12に被着することでキャ
ップ体15は回り止めが行われた状態で図23(b)に
示されるように支持棒材12に取付けられるようになっ
ている。
【0023】しかして、支持棒材12の上部側から下部
の開口部分を介して支持棒材12に嵌め込むようにする
ことでキャップ体15を支持棒材12に取付けることが
でき、キャップ体15に設けられた係止凹部10にハン
ガーaのフックbを引っ掛けるようにしてハンガーaを
介して保持部8に衣服を吊り下げることができるもので
あり、また、上方に引き抜くようにしてキャップ体15
を支持棒材12より取り外すことで支持棒材12に対し
てスラックスやタオル等の巾広の衣類を掛けることがで
きるものである。
【0024】
【発明の効果】請求項1の発明は、外環状レールの内側
に内環状レールを配設し、各環状レールと直交するよう
にハンガー部材を配設し、ハンガー部材を外環状レール
に走行自在に吊設すると共にハンガー部材の内側端に設
けられたガイド部材を内環状レールに走行自在に取付け
て成る回転収納体において、ハンガーが吊り下げ保持さ
れる保持部に保持部の長手方向に長い板状の支持突起を
保持部の上部及び両側の位置で夫々長手方向に間欠的に
突設し、保持部の長手方向に沿って隣合う各支持突起間
にハンガーのフックを引っ掛け係止する係止凹部を有す
るハンガー部材を備えているので、位置決めされた状態
でハンガー部材の保持部に対して各ハンガーを掛けるこ
とができ、ハンガー部材の移動によって保持部に掛けら
れた各ハンガーの位置が乱れるようなことがないもので
ある。
【0025】請求項2の発明は、請求項1において保持
部の長手方向に沿って隣合う各支持突起の先端間の寸法
を基部間の寸法よりも大きいものとしてあるので、請求
項1の効果に加えてハンガー部材の保持部へのハンガー
の付け外し作業を手間取ることなく簡易に行なうことが
できるものである。請求項3の発明は、外環状レールの
内側に内環状レールを配設し、各環状レールと直交する
ようにハンガー部材を配設し、ハンガー部材を外環状レ
ールに走行自在に吊設すると共にハンガー部材の内側端
に設けられたガイド部材を内環状レールに走行自在に取
付けて成る回転収納体において、ハンガー部材に設けら
れた略水平状態で配置される支持棒材に下部が開放する
断面C字状のキャップ体を着脱自在に被着し、支持棒材
より突設された回り止め突起をキャップ体に係合し、キ
ャップ体の外周面にキャップ体の長手方向に長い板状の
支持突起をキャップ体の上部及び両側の位置で夫々長手
方向に間欠的に突設し、キャップ体の長手方向に沿って
隣合う各支持突起間にハンガーのフックを引っ掛け係止
する係止凹部を設けてあるので、キャップ体をハンガー
部材の支持棒材に取付けることでキャップ体に設けられ
た係止凹部に対して位置ずれしないように各ハンガーを
掛けることができるものであり、また、キャップ体を外
すことによって支持棒材にスラックスやタオル等の巾広
の衣類を支障なく掛けることができるものであり、キャ
ップ体を付け外しすることでハンガー部材に吊り下げる
衣類の種類に応じて衣類をハンガー部材に吊り下げるこ
とができるものであり、ハンガー部材の機能性を高める
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す平面図である。
【図2】ランナーの配置状態を示す概略平面図である。
【図3】吊り金具を取付けた状態の外環状レールを示す
ものであり、(a)は平面図、(b)は一部破断した側
面図、(c)は部分拡大側面図である。
【図4】コーナー吊り金具を示すものであり、(a)は
平面図、(b)は正面図である。
【図5】把持片を示す吊り金具の部分正面図である。
【図6】吊り金具の他の実施例を示す平面図である。
【図7】内環状レールを示すものであり、(a)は平面
図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図8】内環状レール固定金具を示す正面図である。
【図9】ハンガー部材本体を示すものであり、(a)は
正面図、(b)は一部省略した平面図、(c)は側面図
である。
【図10】ハンガー取付けチャンネルを示すものであ
り、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図11】ハンガー部材の保持部を示すものであり、
(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図12】保持部の他の実施例を示す部分斜視図であ
る。
【図13】走行ローラーを示すものであり、(a)は正
面図、(b)は側面図である。
【図14】ハンガー部材の取付状態を示す一部省略した
断面図である。
【図15】同上の走行ローラーの配置状態を示すもので
あり、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図16】同上の走行ローラーの外環状レールへの配置
状態を示す部分平面図である。
【図17】他の実施例におけるハンガー部材の取付状態
を示す一部省略した断面図である。
【図18】同上の走行ローラーの配置状態を示すもので
あり、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図19】同上の走行ローラーの外環状レールへの配置
状態を示す部分平面図である。
【図20】同上に用いられる外環状レールの平面図であ
る。
【図21】他の実施例におけるハンガー部材の取付状態
を示す一部省略した断面図である。
【図22】同上の走行ローラーの外環状レールへの配置
状態を示す部分平面図である。
【図23】保持部の他の実施例を示すものであり、
(a)は一部省略した分解斜視図、(b)は断面図であ
る。
【符号の説明】 1 外環状レール 2 内環状レール 3 ハンガー部材 4 ガイド部材 8 保持部 9 支持突起 10 係止凹部 12 支持棒材 15 キャップ体 a ハンガー b フック イ 支持突起の先端間の寸法 ロ 支持突起の基部間の寸法
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47B 49/00 501 A47B 61/00 A47F 7/24 A47G 25/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外環状レールの内側に内環状レールを配
    設し、各環状レールと直交するようにハンガー部材を配
    設し、ハンガー部材を外環状レールに走行自在に吊設す
    ると共にハンガー部材の内側端に設けられたガイド部材
    を内環状レールに走行自在に取付けて成る回転収納体に
    おいて、ハンガーが吊り下げ保持される保持部に保持部
    の長手方向に長い板状の支持突起を保持部の上部及び両
    側の位置で夫々長手方向に間欠的に突設し、保持部の長
    手方向に沿って隣合う各支持突起間にハンガーのフック
    を引っ掛け係止する係止凹部を有するハンガー部材を備
    えて成ることを特徴とする回転収納体。
  2. 【請求項2】 保持部の長手方向に沿って隣合う各支持
    突起の先端間の寸法を基部間の寸法よりも大きいものと
    して成ることを特徴とする請求項1記載の回転収納体。
  3. 【請求項3】 外環状レールの内側に内環状レールを配
    設し、各環状レールと直交するようにハンガー部材を配
    設し、ハンガー部材を外環状レールに走行自在に吊設す
    ると共にハンガー部材の内側端に設けられたガイド部材
    を内環状レールに走行自在に取付けて成る回転収納体に
    おいて、ハンガー部材に設けられた略水平状態で配置さ
    れる支持棒材に下部が開放する断面C字状のキャップ体
    を着脱自在に被着し、支持棒材より突設された回り止め
    突起をキャップ体に係合し、キャップ体の外周面にキャ
    ップ体の長手方向に長い板状の支持突起をキャップ体の
    上部及び両側の位置で夫々長手方向に間欠的に突設し、
    キャップ体の長手方向に沿って隣合う各支持突起間にハ
    ンガーのフックを引っ掛け係止する係止凹部を設けて成
    ることを特徴とする回転収納体。
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