JP3289619B2 - 感震ガス遮断システム - Google Patents

感震ガス遮断システム

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JP3289619B2
JP3289619B2 JP28363396A JP28363396A JP3289619B2 JP 3289619 B2 JP3289619 B2 JP 3289619B2 JP 28363396 A JP28363396 A JP 28363396A JP 28363396 A JP28363396 A JP 28363396A JP 3289619 B2 JP3289619 B2 JP 3289619B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスを複数個の家
庭に供給するガス供給システムにおいて、感震装置とガ
ス遮断装置によって地震を検知した時にガス供給を遮断
する感震ガス遮断システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の感震ガス遮断システム
は、特開平6−50535号公報のようなものが知られ
ていた。以下、その方法について図23を参照しながら
説明する。
【0003】図23に示すように、感震器1、2と、制
御部3、4と、ガス遮断部5、6と、通信ライン7とか
らなっていた。
【0004】ここで、感震器1は地震に応答して振動し
てオンオフするスイッチで、このオンオフの電気パルス
の発生時間を測定して地震か否かを判定していた。そし
て、地震であると判定した時、通信ライン7を介して他
のガス遮断部6の制御部4に送信する。そして、誤遮断
を防止するために両方の感震器1、2の地震判定が地震
ありと判定した時に地震ありとしてガス遮断部5、6で
ガスを遮断していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術では、誤遮断を防止するためにはよいが、地震を検
知した時、感震器が多数ある場合では1つでも地震を検
知しない感震器があると、ガス遮断ができないことにな
り安全上不十分という課題があり、しかも感震器の数が
多くなればなるほどこの不安全さが高まるという課題が
あった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、ガスを各戸へ供給するガス供給基地と、前
記各戸に設けられたガスメータと、前記ガス供給基地に
より供給されるガスをガスメータに送るガス流路と、前
記ガス供給基地に設けられた第1のガス遮断手段と、前
記ガス供給基地に設けられた第1の感震手段と、ガスを
各戸へ供給するために前記ガス流路を分岐するガス流路
分岐手段と、前記ガス流路分岐手段の下流側へのガス流
路を遮断する第2のガス遮断手段と、前記ガス流路分岐
手段近傍に設けた第2の感震手段と、前記各戸へのガス
供給を個別に遮断する第3のガス遮断手段と、前記ガス
メータに設けた第3の感震手段と、前記第1から第3の
感震手段のうち、いずれかが地震を検知した時、第1か
ら第3のガス遮断手段のいずれかを閉止する制御手段を
備えた構成とした。
【0007】上記発明によれば、いずれかの感震手段が
地震を感知したときにガスを遮断することができ、より
安全に災害を防止することができる。また、ガス供給基
地、分岐手段、ガスメータ部など、ガスを遮断する位置
を特定することができ、復旧作業も最小単位のガス流路
の点検で可能とすることができるのである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、ガスを各戸へ供給する
ガス供給基地と、前記各戸に設けられたガスメータと、
前記ガス供給基地により供給されるガスをガスメータに
送るガス流路と、前記ガス供給基地に設けられた第1の
ガス遮断手段と、前記ガス供給基地に設けられた第1の
感震手段と、ガスを各戸へ供給するために前記ガス流路
を分岐するガス流路分岐手段と、前記ガス流路分岐手段
の下流側へのガス流路を遮断する第2のガス遮断手段
と、前記ガス流路分岐手段近傍に設けた第2の感震手段
と、前記各戸へのガス供給を個別に遮断する第3のガス
遮断手段と、前記ガスメータに設けた第3の感震手段
と、前記第1から第3の感震手段のうち、いずれかが地
震を検知した時、第1から第3のガス遮断手段のいずれ
かを閉止する制御手段を備えた。そして、万一感震手段
の一部に不具合を生じても他の正常な感震手段により確
実に地震を検知してガスを遮断することができる。
【0009】また、第1の感震手段から第3の感震手段
のうち、いずれか1つが地震を検知した時、第3のガス
遮断手段を閉止する制御手段を備えた。そして、いずれ
かの感震手段で地震検知が可能で、かつ最も下流側の第
3のガス遮断手段を閉止することができるので、より安
全に災害を防止することができる。
【0010】また、第3の感震手段が地震を検知した
時、全第3のガス遮断手段を閉止する制御手段を備えた
構成とした。そして、全第3のガス遮断手段を閉止する
ことで最も下流側で全ガス流路が閉止されるので非常に
安全性が高い。
【0011】また、複数個の第3の感震手段が地震を検
知した時、全第3のガス遮断手段を閉止する制御手段を
備えた構成とした。そして、複数個の第3の感震手段で
地震を検知するので地震検知精度が高いとともに、地震
検知精度が高いときには全第3のガス遮断手段を閉止し
て災害を防止することができる。
【0012】また、第1の感震手段と第2の感震手段が
いずれか1つが地震を検知した時、第1のガス遮断手段
を閉止する制御手段を備えた。そして、第1の感震手段
と第2の感震手段のいずれかで地震を検知するので広い
範囲で地震を検知できるとともに、地震を検知ときに、
ガス供給基地でガス遮断するので、基地での安全性が確
保できる。
【0013】また、第1の感震手段が地震を検知した
時、第1のガス遮断手段を閉止する制御手段を備えた。
そして、地震を検知ときに、ガス供給基地でガス遮断す
るので、基地での安全性が確保できる。
【0014】また、複数個の第2の感震手段が地震を検
知した時、第1のガス遮断手段を閉止する制御手段を備
えた。そして、地震感知によって最も上流側である基地
でガスを遮断することができるので、完全にガス遮断を
行え非常に安全なガス遮断遮断システムとすることがで
きる。
【0015】また、第2の感震手段と第3の感震手段が
いずれか1つが地震を検知した時、第2のガス遮断手段
を閉止する制御手段を備えた。そして、第2の感震手段
と第3の感震手段のいずれかで地震を検知するので広い
範囲で地震を検知できるとともに、地震を検知ときに、
第2のガス遮断手段でガスを遮断することでガス流路を
ブロック毎に分割してガス遮断することができ、より細
かく管理することで安全にガス遮断できるとともに、復
帰作業も小ブロック単位なので安全かつ迅速に行うこと
ができる。
【0016】また、第2の感震手段が地震を検知した
時、第2のガス遮断手段を閉止する制御手段を備えた構
成とした。そして、第2の感震手段で地震を検知ときに
は、検知した範囲の第2のガス遮断手段でガスを遮断す
ることでガス流路をブロック毎に分割してガス遮断する
ことができ、より細かく管理することで安全にガス遮断
できるとともに、復帰作業も小ブロック単位なので安全
かつ迅速に行うことができる。
【0017】また、複数個の第2の感震手段が地震を検
知した時、全第2のガス遮断手段を閉止する制御手段を
備えた構成とした。そして、複数個の第2の感震手段で
精度よく地震を検知するともに、全第2のガス遮断手段
でガスを遮断することで安全にガス遮断できる。
【0018】また、第3の感震手段が地震を検知した
時、第3のガス遮断手段へガスを送るガス流路に設けら
れた第2のガス遮断手段を閉止する制御手段を備えた構
成とした。そして、第3の感震手段で地震を検知ときに
は、検知した範囲の第2のガス遮断手段でガスを遮断す
ることでガス流路をブロック毎に分割してガス遮断する
ことができ、より細かく管理することで安全にガス遮断
できるとともに、復帰作業も小ブロック単位なので安全
かつ迅速に行うことができる。
【0019】また、複数個の第3の感震手段が地震を検
知した時、第3のガス遮断手段へガスを送るガス流路に
設けられた第2のガス遮断手段を閉止する制御手段を備
えた構成とした。そして、複数個の第3の感震手段で精
度よく地震を検知するともに、検知した範囲の第2のガ
ス遮断手段でガスを遮断することでガス流路をブロック
毎に分割してガス遮断することができ、より細かく管理
することで安全にガス遮断できるとともに、復帰作業も
小ブロック単位なので安全かつ迅速に行うことができ
る。
【0020】また、第1の感震手段と第3の感震手段が
いずれか1つが地震を検知した時、第1のガス遮断手段
を閉止する制御手段を備えた。そして、いずれかの感震
手段で地震検知が可能で、かつ最も上流側の第1のガス
遮断手段を閉止することができるので、より安全に災害
を防止することができる。
【0021】また、第3の感震手段が地震を検知した
時、第1のガス遮断手段を閉止する制御手段を備えた構
成とした。 そして、第3の感震手段で地震検知したと
き、最も上流側の第1のガス遮断手段を閉止して、大き
な災害にならないようにすることができるまた、複数個
の第3の感震手段が地震を検知した時、第1のガス遮断
手段を閉止する制御手段を備えた構成とした。そして、
複数個の第3の感震手段で精度よく地震を感知した場合
には、大元のガス供給基地のガスを遮断することでガス
供給範囲全体を安全に管理することができるのである。
【0022】また、第2の感震手段が地震を検知した
時、第2と第3のガス遮断手段を閉止する制御手段を備
えたものである。そして、第2の感震手段が地震を検知
したときには、第2のガス遮断手段と第3のガス遮断手
段を閉止し安全に対して万全の体制をとることができ
る。
【0023】また、第2の感震手段が地震を検知した
時、第3のガス遮断手段を閉止する制御手段を備えたも
のである。そして、人家に近い最も下流側の第3のガス
遮断を閉止して人災などの災害を防止することができ
る。
【0024】また、複数個の第2の感震手段が地震を検
知した時、全第3のガス遮断手段を閉止する制御手段を
備えた構成とした。そして、複数個の第2の感震手段で
精度よく地震を検知することができるとともに、精度が
高い地震判定のときは最も下流側のガス遮断手段を閉止
して災害を防止することができる。
【0025】また、第2のガス遮断手段は各建屋毎に備
えたものである。そして、各建屋ごとにガス遮断が行え
るのでガス遮断による住人への影響を少なくすることが
できる。
【0026】また、第2のガス遮断手段は建屋の各階毎
に設けたものである。そして、各階のフロア毎にガス遮
断を行うことができるので、地震時の災害がフロア毎に
異なる場合でも安全に災害のあった場所に応じてガス遮
断を行うことができる。
【0027】また、各感震手段と各ガス遮断手段と制御
手段は、無線手段によって通信するを備えたものであ
る。そして、無線通信によって信号をやり取りすること
で複数個間の信号のやり取りでもネットワーク配線工事
が不要なことと、ガスメータなどが増減しても容易に対
応することができるのである。
【0028】また、ガス供給基地には各感震手段の感震
情報を報知する感震報知手段を備えた構成とした。そし
て、どこで地震を感知したかなどが基地で容易に管理す
ることができるのである。
【0029】また、第1の感震手段の感震レベルは第2
の感震手段または第3の感震手段の感震レベルより低く
設定したを備えたものである。そして、基地の感震手段
の感震レベルの方が低いので他の感震手段が感知する時
には最初に感知するように設定できる。
【0030】また、第1の感震手段の感震レベルは第2
の感震手段の感震レベルより低く、第2の感震手段の感
震レベルは第3の感震手段の感震レベルより低く設定し
たものである。そして、基地の感震手段の感震レベルの
方が低いので他の感震手段が感知する時には最初に感知
するように設定でき、大元のガス供給を第1番目に遮断
することができるとともに、下流側の感震レベルを高く
設定できるので誤動作を防止することができるのであ
る。
【0031】また、複数個の第3の感震手段が第1の感
震レベル以上の地震を検知する時、また1個の第3の感
震手段が第2の感震レベル以上の地震を検知した時に、
全第3のガス遮断手段を閉止し、第1の感震レベルを第
2の感震レベルより低くした。また、複数個の第2の感
震手段が第1の感震レベル以上の地震を検知する時、ま
た1個の第2の感震手段が第2の感震レベル以上の地震
を検知した時に、全第2のガス遮断手段を閉止し、第1
の感震レベルを第2の感震レベルより低くした。また、
複数個の第2の感震手段が第1の感震レベル以上の地震
を検知する時、また1個の第2の感震手段が第2の感震
レベル以上の地震を検知した時に、全第3のガス遮断手
段を閉止し、第1の感震レベルを第2の感震レベルより
低くした。そして、1個で地震判別する感震レベルを高
く設定できるので、交通振動などによる地震判別の誤動
作を防止することができる。
【0032】また、複数の第3の感震手段はそれぞれ異
なる時刻に動作する構成としたものである。そして、異
なる時刻に動作させることによって複数個の感震手段で
広い範囲の地震を常時監視することができるとともに、
個々の感震動作を短時間間隔で行うことができ省電力と
することができるのである。
【0033】また、一方の第3の感震手段は他方の感震
手段の感震動作を順次起動するように情報伝達を行う呼
出手段を備えた構成とした。そして、順次起動していく
ことで故障した感震手段などを見つけることができる。
【0034】また、呼出手段が順次起動する第3の感震
手段の追加、削除を行う感震登録手段を備えた。そし
て、第3の感震手段が故障して削除したり、新しい第3
の感震手段を追加したりして故障した場合でも対応する
ことができる。
【0035】また、各感震手段の少なくとも1つは振動
加速度に応じた信号が検出できる振動加速度センサーを
備えたものである。そして、振動加速度信号を検出する
ことで振動加速度波形から地震か否かを精度よく判別す
ることができる。
【0036】また、複数個の第3の感震手段のうち過半
数の第3の感震手段が地震を検知した時にのみ地震と判
定する地震判別手段を備えた。そして、複数個の過半数
とすることで判別精度をより高いものにすることができ
るのである。
【0037】以下、本発明の実施例について図面を参照
して説明する。 (実施例1)図1は本発明の実施例1の感震ガス遮断シ
ステムの構成図である。図1において、8はガス供給基
地、9はガスを各戸へ供給するガス流路としてのガス管
路、10から18は各戸に設けられたガスメータ、19
は前記ガス供給基地8に設けられた第1のガス遮断手
段、20は前記ガス供給基地8に設けられた第1の感震
手段、21はガスを各戸へ供給するために前記ガス管路
9を分岐するガス流路分岐手段としてのガス管路分岐手
段、22は前記ガス管路分岐手段13の下流側に設けた
第2のガス遮断手段、23は前記ガス管路分岐手段13
近傍に設けた第2の感震手段、24は前記各ガスメータ
10から18に設けた第3のガス遮断手段、25は前記
各ガスメータ10から18に設けた第3の感震手段、2
6は前記第1から第3の感震手段のうち、いずれかが地
震を検知した時、第1から第3のガス遮断手段のいずれ
かを閉止する制御手段としての各第3の制御手段であ
る。ここで、27は第1の制御手段、28は第2の制御
手段、29はガスタンク、30はガスバルブ、31は調
圧器、32はガス器具、33は集合住宅、34は1階フ
ロア、35は2階フロア、36は3階フロアである。
【0038】また、図2に示すように、第3の感震手段
手段25としての振動加速度センサ37と、増幅器38
と、バンドパスフィルタ39である。そして、第3の制
御手段26としての振動加速度センサ37の信号から地
震か否かを判別する地震判別手段40と、地震判別時に
信号を送信する判別信号送信手段41と、地震判別時に
送られてくる信号を受信する判別信号受信手段42と、
判別信号を数える判別信号カウンタ手段43である。
【0039】次に動作、作用について図3と図4を用い
て説明する。本発明の感震ガス遮断システムは、ガスメ
ータ10に設置された振動加速度センサ37の信号レベ
ルが所定値(例えば、200cm/s2)以上の時、振
動信号を検知し地震判別手段40によって振動が地震か
否かを判定する。そして、地震と判定した時、地震判別
信号を出力するとともに、他のガスメータ11、12の
第3の制御手段26に向かって無線信号によって地震判
別信号を出力する。そして、当ガスメータ10の地震判
別手段40は、時間タイマーのON/OFFを確認し、
まだONになっていなければタイマーをONにする。さ
らに、タイマーONから所定時間以内(例えば、10秒
以内、最適には1秒以内)かどうかを判定し、所定時間
以内ならば、地震判別信号カウンタ手段43によって判
別信号の数Cを数えるものである。そして、その数が2
以上になった時、地震発生と判別し当ガスメータ10の
第3のガス遮断手段24を閉止するものである。
【0040】ここで、他のガスメータ11、12の第3
の制御手段26は同様に地震を検知した時には、地震判
別信号を発信するので、ガスメータ10の判別信号受信
手段42が受信し、図4に示す割り込み処理によって処
理を行う。その結果、前述のガスメータ10の第3の制
御手段26の判別信号カウンタ手段43は、そのカウン
ト数が2以上になる。また、他のガスメータ11、12
の第3の制御手段26では地震が検知されなかったな
ら、判別信号カウント手段43のカウント数は1のまま
で、所定時間を経過するので、カウント数がリセット
(C=1)されカウント数が2以上にはならないので、
誤ってガス遮断を行うことがない。
【0041】また、地震判別信号には、どのグループの
信号であるかというヘッダー信号を付記してあるので、
該当する制御手段のみが動作することになる。その結
果、感震検知したグループ、例えば、1階フロア34の
みの全第3のガスメータ10、11、12のガス遮断手
段24を閉止することができ、関係のない2階や3階の
ガス遮断手段まで誤って閉止することがない。さらに、
複数個の感震手段の検知信号によってのみガス遮断が動
作するので、1個の感震手段が何等かの原因でご動作し
て地震判別信号を発信しても誤ってガス遮断手段を閉止
することがない。よって、復帰する場合も、特定のグル
ープのガス遮断手段のみのガス遮断手段を復帰させれば
よく、少ない作業で復旧作業が完了する。また、無線信
号によって信号をやり取りすることで複数個間の信号の
やり取りでもネットワーク配線工事が不要なことと、ガ
スメータなどが増減しても容易に対応することができる
のである。
【0042】また、図5に示すように、複数個の第3の
感震手段が地震と判別する振動検知レベルは、単独で地
震判定するレベルより低く設定した。すなわち、200
cm/s2の場合は単独での地震判定を行い、150c
m/s2の場合は複数個の地震判別信号がないと地震と
は判定しないようにしたものである。その結果、小さい
地震でも検知することができ、より早く検知でき安全性
を高めることができる。振動加速度レベルを検出できる
感震手段を用いることで、このような細かい振動加速度
レベルの設定が可能となり、地震判別精度を向上するこ
とでガス遮断の安全性を向上することができるのであ
る。振動加速度センサーとしては、圧電型、容量型、歪
み抵抗型などが考えられる。
【0043】このように、いずれかの感震手段が地震を
感知したときにガスを遮断することができ、より広い範
囲で地震検出が可能で、より早く、より安全に災害を防
止することができる。そして、複数個の第3の感震手段
が地震を検知したことを検出することによって感震遮断
の精度を向上することができると共に、特定のグループ
のガス手段手段のみを閉止することができるので、関係
のない住居のガスメータまでガス遮断することがなく迷
惑をかけなくてよいし、復旧する時も少ない点検で復旧
作業を実現することができる。また、複数個以上として
いるが、過半数の第3の感震手段が地震を検知した時
に、地震と判定してガス遮断手段を閉止するようにすれ
ば更に地震判別精度が向上し、ガス遮断の安全性を向上
することができる。これは、図3と図4に示すカウント
数C≧2のところを、第3の感震手段の数Nの半分のN
/2で比較して、C>N/2とすることで実現すること
ができる。
【0044】また、第3の感震手段が検知した場合につ
いて説明したが、第1から第3の感震手段のうちいずれ
かが地震を検知した場合に第3のガス遮断手段を閉止す
ることも同様に可能である。そして、第3の感震手段の
検知に関しては1個の感震遮断で同グループの全第3の
ガス遮断手段を閉止する様にしても特定のグループのみ
のガス遮断手段を閉止することができ、同様の効果を得
ることができる。
【0045】さらに、第2のガス遮断手段は1階と2階
と3階の各階に設けてあるので、各階のフロア毎にガス
遮断を行うことができるので、地震時の振動の大きさが
フロア毎に異なる場合でも、災害のあった場所に応じて
ガス遮断を行うことができる。
【0046】(実施例2)図6と図7は本発明の実施例
2の感震ガス遮断システムを示すブロック図である。実
施例1と異なる点は、第1の感震手段20と第2の感震
手段23の地震判別信号を、第1の制御手段27である
判別信号検知手段44が受けたとき、第1の制御手段2
7で第1のガス遮断手段19を閉止する機能を備えたこ
とにある。
【0047】次に動作、作用について図8から図10を
用いて説明する。本発明の感震ガス遮断システムは、第
1の感震手段20としてガス供給基地8に設置された振
動加速度センサ37の信号レベルが所定値(例えば、1
00cm/s2)以上の時、振動信号を検知し地震判別
手段によって振動が地震か否かを判定する。そして、地
震と判定した時、地震判別信号を出力し第1のガス遮断
手段19を閉止するものである。
【0048】また、第2の感震手段23としてガス分岐
手段21の近傍に設置された振動加速度センサ37が同
様に振動(例えば、150cm/s2以上)を検知して
地震と判別された時、第1の制御手段27に向かって無
線信号によって地震判別信号を出力する。そして、地震
発生と判別し第1のガス遮断手段19を閉止するもので
ある。
【0049】このように、第1の感震手段20であって
も、第2の感震手段23であっても、地震を検知した時
には、第1のガス遮断手段19を用いてガスを遮断する
ことができ、ガス供給基地8である大元の第1のガス遮
断手段19を閉止することで災害を未然に、かつ安全に
防止することができる。
【0050】なお、第1の感震手段20が地震を検知し
た時のみに、第1のガス遮断手段19を閉止するには、
図9に示す第1の制御手段27の割り込み処理をオフに
することによって実現できる。その結果、ガス分岐手段
21以降の下流のガス管路が工事途中などでない場合で
も、第1の感震手段20と第1の制御手段27によっ
て、不要な処理を行わないで第1のガス遮断手段19を
閉止することができので、電池などを駆動源とする場
合、低消費電力とすることができる。
【0051】また、複数個の第2の感震手段23の地震
感知によってのみ第1のガス遮断手段19を閉止するに
は、図11から図13に示すように、第1の制御手段2
7の処理の中に時間タイマー処理と判別信号カウンタ手
段43を用いることで第1の実施例と同様に行うことが
できる。その結果、1個の感震手段の地震検知信号だけ
では、第1のガス遮断手段19を閉止しないので誤動作
などのトラブルをなくすことができる。
【0052】さらに、第2のガス遮断手段22は複数個
の地震判別信号が必要だが、第1の感震手段20の地震
判別信号では即第1のガス遮断手段19を閉止するよう
にも制御が変更可能であるのは、本実施例で十分理解で
きる。
【0053】同様に、第1の感震手段と第2の感震手段
の関係を、第1の感震手段と第3の感震手段の関係に置
き換えることによって、同様の効果が得られる。すなわ
ち、第1と第3の感震手段がいずれか1つが地震を検知
した時、第1のガス遮断手段を閉止する制御手段を備え
ることで、僅かな危険情報に関しても第1のガス遮断手
段を閉止してガス供給の大元を遮断することで安全性を
高めるという効果が得られる。また、複数個の第3の感
震手段が地震を検知した時のみ、第1のガス遮断手段を
閉止する制御手段を備えることで、単一の感震器情報だ
けに頼らずに多くの情報で判断することで誤動作を低減
できるという効果が得られる。さらに、第3の感震手段
が地震を検知した時、第1のガス遮断手段を閉止する制
御手段を備えるという構成においても、第3の感震手段
のように空間的に広い領域に感震手段を配置して多くの
情報を得ることで、僅かな地震の兆しに対して速やかに
ガス供給基地のガス遮断という安全体制をとることがで
きるという効果が得られる。
【0054】また、第1の感震手段の感震レベル(例え
ば、100cm/s2以上)は第2の感震手段の感震レ
ベル(例えば、150cm/s2以上)より低く、第2
の感震手段の感震レベルは第3の感震手段の感震レベル
(例えば、200cm/s2以上)より低く設定したも
のである。その結果、基地の感震手段の感震レベルの方
が低いので、他の感震手段が感知する時には最初に感知
するように設定でき、大元のガス供給を第1番目に遮断
することができるとともに、下流側の感震レベルを高く
設定できるので誤動作を防止することができるのであ
る。
【0055】(実施例3)図14と図15は本発明の実
施例3の感震ガス遮断システムを示すブロック図であ
る。実施例1と異なる点は、第2の感震手段23と第3
の感震手段25の地震判別信号を第2の制御手段28で
ある判別信号検知手段44が受けたとき、第2の制御手
段28で第2のガス遮断手段22を閉止する機能を備え
たことにある。
【0056】次に動作、作用について説明する。フロー
チャートは実施例2の図8から図10を参考にして、図
中の第1を第2に、第2を第3に変更することで説明で
きるので省略する。本発明の感震ガス遮断システムは、
第2の感震手段23としてガス管路分岐手段21の近傍
に設置された振動加速度センサ37の信号レベルが所定
値(例えば、150cm/s2)以上の時、振動信号を
検知し地震判別手段40によって振動が地震か否かを判
定する。そして、地震と判定した時、地震判別信号を出
力し第2のガス遮断手段22を閉止するものである。
【0057】また、第3の感震手段25の振動加速度セ
ンサ37が同様に振動を検知して地震と判別された時、
第2の制御手段28に向かって無線信号によって地震判
別信号を出力する。そして、地震発生と判別し第2のガ
ス遮断手段22を閉止するものである。
【0058】このように、第2の感震手段23であって
も、第3の感震手段25であっても、地震を検知した時
には、第2のガス遮断手段22を用いてガスを遮断する
ことができ、ガス供給元のガス管路分岐手段21以降の
ガス供給を閉止することで災害を安全に防止することが
できる。
【0059】なお、第2の感震手段23が地震を検知し
た時のみに、第2のガス遮断手段22を閉止するには、
図9に示すような第2の制御手段28(図9中の第1を
第2にする)の割り込み処理をオフにすることによって
実現できる。その結果、ガスメータなどがない場合でも
第2の感震手段23と第2の制御手段28によって、不
要な処理なしに低消費電力で第2のガス遮断手段22を
閉止することができる。
【0060】また、複数個の第2の感震手段23の地震
感知によって全第2のガス遮断手段22を閉止するに
は、図16から図18に示すように、第2の制御手段2
8の処理の中に時間タイマー処理と判別信号カウンタ手
段43を用いることで複数個の感震検知が可能になる。
そして、複数個の感震検知が成立したならば、第2の制
御手段が制御している第2のガス遮断手段を閉止すると
共に、他の第2のガス遮断手段を閉止するために遮断信
号を無線信号によって送信して、他の第2のガス遮断手
段を閉止することができる。その結果、1個の感震手段
の地震検知信号だけでは第2のガス遮断手段を閉止しな
いので、誤動作などのトラブルをなくすことができると
ともに、複数個の地震判別信号のように地震判定精度の
高い判定信号では、第2のガス遮断手段を全部閉止する
ことで安全性を高めることができるのである。
【0061】さらに、同様に第3の感震手段が地震を感
知した時、その感知した第3の感震手段と同グループ、
すなわち第3のガス遮断手段に接続された上流の第2の
ガス遮断手段を閉止するようにした。詳細に説明する
と、実施例1でも説明したように、地震判別信号には、
どのグループの信号であるかというヘッダー信号を付記
してあるので、該当する制御手段のみが動作することに
なる。(フローチャートには示さず)その結果、感震検
知したグループ、例えば、1階フロア34の第3の感震
手段が地震を感知した時に送信する地震判別信号で、そ
のフロアの第2の制御手段のみが地震判別信号を受信
し、第2のガス遮断手段を閉止することができるのであ
る。この結果、関係のない2階や3階のガス遮断手段ま
で誤って閉止することがない。よって、復帰する場合
も、特定のグループのガス遮断手段のみのガス遮断手段
を復帰させればよく、少ない作業で復旧作業が完了す
る。そして、複数個の地震判別信号で判定するようにす
れば、より地震判別の精度が向上して安全性および復旧
の作業性を改善することができる。
【0062】同様に、第2の感震手段が地震を検知した
時、第2のガス遮断手段と第3のガス遮断手段を閉止す
る制御手段を備えることで、分岐手段より下流側のガス
を遮断することで安全性を高めるという効果が得られ
る。また、第2の感震手段が地震を検知した時、第3の
ガス遮断手段を閉止する制御手段を備えることで、最も
下流側の人家に近いところでガスを遮断することで災害
を防止できるという効果が得られる。さらに、複数個の
第2の感震手段が地震を検知した時、全第3のガス遮断
手段を閉止する制御手段を備えるという構成において
も、同様の効果が得られる。
【0063】(実施例4)図19は本発明の実施例4の
感震ガス遮断システムを示すブロック図である。実施例
1と異なる点は、第3の制御手段26に呼出手段45
と、感震登録手段46と、呼出信号送信手段47と、呼
出信号受信手段48と、電源としての電池49を備えた
ことにある。
【0064】次に動作、作用について図20を用いて説
明する。第3の制御手段に設けられた呼出手段45は、
他の第3の制御手段から呼出信号によって呼び出される
のを待機している。そして、呼出信号が受信された時、
呼出手段45によって第3の感震手段を起動させるもの
である。そして、呼出信号受信後に次の第3の感震手段
を呼び出すための呼出信号を送信するものである。呼出
信号には感震登録手段で登録された感震手段のアドレス
が送信されるので、該当する感震手段のみが呼び出され
ることになる。
【0065】このように、順次第3の感震手段を起動す
るようにすることで、第3の感震手段の動作時間を少な
くすることができる。すなわち、図1のようにひとつの
フロアーに3台の第3の感震手段があれば、3台で地震
の発生を監視すればよいので3台ともが常に監視してい
る必要はない。よって、監視時間を1/3とすることが
できるのである。その結果、電池を電源とする第3の感
震手段では電池の寿命を大幅に長くすることができる。
また、第3の感震手段の追加、削除の感震登録手段46
を設けているので、第3の感震手段が増加したり、減少
したりしても変更が可能であり、登録手段で呼び出す第
3の感震手段のアドレスを入力することでどの順序で呼
出を行うかを設定することができる。
【0066】また、図21に示すように、ガス供給基地
8には各感震手段の感震情報を報知する感震報知手段5
0としての地震検知ランプ51と通報スピーカ52を備
えた構成とした。その結果、ガス供給基地8では、どの
感震手段が地震を検知したかが一目でわかり、復旧作業
を容易に、かつ安全に行うことができる。
【0067】なお、1棟の集合住宅で説明したが、図2
2のように棟がいくつもある場合には、各建て屋51、
52毎に第2のガス遮断手段22を設ける構成にしても
同様の効果が得られる。また、第2の感震手段と第2の
ガス遮断手段と第2の制御手段のみで、各棟や各階のガ
ス遮断を行うことは本発明を用いれば容易に行える。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように本発明の感震ガス遮
断システムによれば、次の効果が得られる。
【0069】第1から第3の感震手段のうち、いずれか
が地震を検知した時、第1から第3のガス遮断手段のい
ずれかを閉止する。また、第1の感震手段から第3の感
震手段のうち、いずれか1つが地震を検知した時、第3
のガス遮断手段を閉止する。また、第3の感震手段が地
震を検知した時、ガス管路分岐手段より下流で第3のガ
ス遮断手段へガスを供給するガス管路に設けられた全第
3のガス遮断手段を閉止する。また、複数個の第3の感
震手段が地震を検知した時のみ、ガス管路分岐手段より
下流で第3のガス遮断手段へガスを供給するガス管路に
設けられた全第3のガス遮断手段を閉止する構成とし
た。そして、いずれかの感震手段が1つ、または2つ以
上の地震検知でガスを遮断することができ、より安全に
災害を防止することができる。いずれかの感震手段が地
震を感知したときにガスを遮断することができ、より広
い範囲で地震検出が可能で、より早く、より安全に災害
を防止することができる。そして、複数個の第3の感震
手段が地震を検知したことを検出することによって感震
遮断の精度を向上することができると共に、特定のグル
ープのガス手段手段のみを閉止することができるので、
関係のない住居のガスメータまでガス遮断することがな
く迷惑をかけなくてよいし、復旧する時も少ない点検で
復旧作業を実現することができる。また、第3の感震手
段の検知1個の感震遮断で、同グループの全第3のガス
遮断手段を閉止する様にしたので、特定のグループのみ
のガス遮断手段を閉止することができ、安全性と復旧の
作業性を高める効果を得ることができる。
【0070】また、第1と第2の感震手段がいずれか1
つが地震を検知した時、第1のガス遮断手段を閉止す
る。また、第1の感震手段が地震を検知した時、第1の
ガス遮断手段を閉止する。また、複数個の第2の感震手
段が地震を検知した時、第1のガス遮断手段を閉止する
構成とした。そして、地震感知によって最も上流側でガ
スを遮断することができるので、完全にガス遮断を行え
非常に安全なガス遮断遮断システムとすることができ
る。
【0071】また、第2と第3の感震手段がいずれか1
つが地震を検知した時、第2のガス遮断手段を閉止す
る。また、第2の感震手段が地震を検知した時、第2の
ガス遮断手段を閉止する。また、複数個の第2の感震手
段が地震を検知した時、全第2のガス遮断手段を閉止す
る。また、第3の感震手段が地震を検知した時、第3の
ガス遮断手段へガスを供給するガス管路のガス管路分岐
手段に設けられた第2のガス遮断手段を閉止する。ま
た、複数個の第3の感震手段が地震を検知した時のみ、
第3のガス遮断手段へガスを供給するガス管路のガス管
路分岐手段に設けられた第2のガス遮断手段を閉止する
構成とした。そして、第2のガス遮断手段でガスを遮断
することでガス管路をブロック毎に分割してガス遮断す
ることができ、より細かく管理することで安全にガス遮
断できるとともに、復帰作業も小ブロック単位なので安
全に行うことができる。
【0072】また、第1と第3の感震手段がいずれか1
つが地震を検知した時、第1のガス遮断手段を閉止す
る。また、第3の感震手段が地震を検知した時、第1の
ガス遮断手段を閉止する。また、複数個の第3の感震手
段が地震を検知した時のみ、第1のガス遮断手段を閉止
する構成とした。そして、最も下流側で地震を感知した
場合でも、大元のガス供給基地のガスを遮断することで
ガス供給範囲全体を安全に管理することができるのであ
る。
【0073】また、第2の感震手段が地震を検知した
時、第2と第3のガス遮断手段を閉止する。さらに、第
2の感震手段が地震を検知した時、第3のガス遮断手段
を閉止する。また、複数個の第2の感震手段が地震を検
知した時、全第3のガス遮断手段を閉止する構成とし
た。そして、部分的に地震感知した場合でも最も下流側
でガスを安全に遮断することができると共に、再復帰す
るときに最も下流側の遮断手段を開弁していくことがで
きるので安全にガス復旧作業が行うことができるのであ
る。
【0074】また、第2のガス遮断手段は各建屋毎に備
えたものである。また、第2のガス遮断手段は建屋の各
階毎に設けたものである。そして、建て屋ごとや各階の
フロア毎にガス遮断を行うことができるので、地震時の
災害が建て屋毎に異なる場合でも安全に災害のあった場
所に応じてガス遮断を行うことができる。
【0075】また、各感震手段と各ガス遮断手段と制御
手段は、無線手段によって通信するを備えたものであ
る。そして、無線通信によって信号をやり取りすること
で複数個間の信号のやり取りでもネットワーク配線工事
が不要なことと、ガスメータなどが増減しても容易に対
応することができるのである。
【0076】また、ガス供給基地には各感震手段の感震
情報を報知する感震報知手段を備えた構成とした。そし
て、どこで地震を感知したかなどが基地で容易に管理す
ることができるのである。
【0077】また、第1の感震手段の感震レベルは第
2、または第3の感震手段の感震レベルより低く設定し
た。また、第1の感震手段の感震レベルは第2の感震手
段の感震レベルより低く、第2の感震手段の感震レベル
は第3の感震手段の感震レベルより低く設定したもので
ある。そして、基地の感震手段の感震レベルの方が低い
ので他の感震手段が感知する時には最初に感知するよう
に設定でき、大元のガス供給を第1番目に遮断すること
ができるとともに、下流側の感震レベルを高く設定でき
るので誤動作を防止することができるのである。
【0078】また、複数個の感震手段が地震を検知する
感震レベルは、1個ごとの感震手段の感震レベルより低
く設定したものである。そして、個々の感震レベルを高
く設定できるので誤動作を防止することができる。
【0079】また、第3の感震手段はそれぞれ異なる時
刻に感震動作を動作する構成とした。また、第3の感震
手段は他の感震手段の感震動作を順次起動するように情
報伝達を行う通信手段を備えた。また、第3の感震手段
の追加、削除を設定する感震手段登録手段を備えたもの
である。そして、異なる時刻に動作させることによって
複数個の感震手段で地震を監視できるとともに、個々の
感震動作を長時間間隔で行うことができ省電力とするこ
とができるのである。
【0080】また、感震手段は振動加速度に応じた信号
が検出できる振動加速度センサーを用いたものである。
そして、振動加速度信号を検出することで地震か否かを
精度よく判別することができとともに、加速度のレベル
に応じて対処する方法を変えることができるようにな
り、より細かい災害防止ができる。。
【0081】また、複数個の感震手段が地震を検知した
時は、全感震手段の過半数以上の時にのみ地震と判定す
るを備えたものである。そして、過半数の第3の感震手
段が地震を検知した時に、地震と判定してガス遮断手段
を閉止するようにすれば更に地震判別精度が向上し、ガ
ス遮断の安全性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の感震ガス遮断システムの構
成図
【図2】同システムの第3の感震手段と第3のガス遮断
手段と第3の制御手段のブロック図
【図3】同システムの動作を説明するフローチャート
【図4】同システムの動作を説明するフローチャート
【図5】同システムの動作を説明するフローチャート
【図6】本発明の実施例2の感震ガス遮断システムの第
1の感震手段と第1のガス遮断手段と第1の制御手段の
ブロック図
【図7】同システムの第2の感震手段と第2の制御手段
のブロック図
【図8】同システムの動作を説明するフローチャート
【図9】同システムの動作を説明するフローチャート
【図10】同システムの動作を説明するフローチャート
【図11】同第1の感震手段と第1のガス遮断手段と第
1の制御手段のブロック図
【図12】同システムの動作を説明するフローチャート
【図13】同システムの動作を説明するフローチャート
【図14】本発明の実施例3の感震ガス遮断システムの
第2の感震手段と第2のガス遮断手段と第2の制御手段
のブロック図
【図15】同システムの第3の感震手段と第3の制御手
段のブロック図
【図16】同システムの動作を説明するフローチャート
【図17】同システムの動作を説明するフローチャート
【図18】同システムの動作を説明するフローチャート
【図19】本発明の実施例4の感震ガス遮断システムの
第3の感震手段と第3のガス遮断手段と第3の制御手段
のブロック図
【図20】同システムの動作を説明するフローチャート
【図21】同システムの感震報知手段の構成図
【図22】同システムの他の実施例を示す構成図
【図23】従来の感震装置の構成図
【符号の説明】
8 ガス供給基地 9 ガス管路(ガス流路) 10〜18 ガスメータ 19 第1のガス遮断手段 20 第1の感震手段 21 ガス管路分岐手段(ガス流路分岐手段) 22 第2のガス遮断手段 23 第2の感震手段 24 第3のガス遮断手段 25 第3の感震手段 26 第3の制御手段 27 第1の制御手段 28 第2の制御手段 53、54 建て屋 34、35、36 建て屋の階 37 振動加速度センサー 41 無線手段としての判別信号送信手段 42 無線信号としての判別信号受信手段 45 呼出手段 46 感震登録手段 50 感震報知手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−315074(JP,A) 特開 昭55−155660(JP,A) 特開 平9−257141(JP,A) 特許3240938(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F17D 5/02 A62C 2/04 G01H 1/00 H04Q 9/00

Claims (32)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガスを各戸へ供給するガス供給基地と、前
    記各戸に設けられたガスメータと、前記ガス供給基地に
    より供給されるガスを前記ガスメータに送るガス流路
    と、前記ガス供給基地に設けられた第1のガス遮断手段
    と、前記ガス供給基地に設けられた第1の感震手段と、
    ガスを各戸へ供給するために前記ガス流路を分岐するガ
    ス流路分岐手段と、前記ガス流路分岐手段の下流側への
    ガス流路を遮断する第2のガス遮断手段と、前記ガス流
    路分岐手段近傍に設けた第2の感震手段と、前記各戸へ
    のガス供給を個別に遮断する第3のガス遮断手段と、前
    記ガスメータに設けた第3の感震手段と、前記第1から
    第3の感震手段のうち、いずれかが地震を検知した時、
    第1から第3のガス遮断手段のいずれかを閉止する制御
    手段を備えた感震ガス遮断システム。
  2. 【請求項2】第1の感震手段から第3の感震手段のう
    ち、いずれか1つが地震を検知した時、第3のガス遮断
    手段を閉止する制御手段を備えた請求項1記載の感震ガ
    ス遮断システム。
  3. 【請求項3】第3の感震手段が地震を検知した時、全第
    3のガス遮断手段を閉止する制御手段を備えた請求項2
    記載の感震ガス遮断システム。
  4. 【請求項4】複数個の第3の感震手段が地震を検知した
    時、全第3のガス遮断手段を閉止する制御手段を備えた
    請求項3記載の感震ガス遮断システム。
  5. 【請求項5】第1感震手段と第2の感震手段がいずれか
    1つが地震を検知した時、第1のガス遮断手段を閉止す
    る制御手段を備えた請求項1記載の感震ガス遮断システ
    ム。
  6. 【請求項6】第1の感震手段が地震を検知した時、第1
    のガス遮断手段を閉止する制御手段を備えた請求項5記
    載の感震ガス遮断システム。
  7. 【請求項7】複数個の第2の感震手段が地震を検知した
    時、第1のガス遮断手段を閉止する制御手段を備えた請
    求項5記載の感震ガス遮断システム。
  8. 【請求項8】第2感震手段と第3の感震手段がいずれか
    1つが地震を検知した時、第2のガス遮断手段を閉止す
    る制御手段を備えた請求項1記載の感震ガス遮断システ
    ム。
  9. 【請求項9】第2の感震手段が地震を検知した時、第2
    のガス遮断手段を閉止する制御手段を備えた請求項8記
    載の感震ガス遮断システム。
  10. 【請求項10】複数個の第2の感震手段が地震を検知し
    た時、全第2のガス遮断手段を閉止する制御手段を備え
    た請求項9記載の感震ガス遮断システム。
  11. 【請求項11】第3の感震手段が地震を検知した時、第
    3のガス遮断手段へガスを送るガス流路に設けられた第
    2のガス遮断手段を閉止する制御手段を備えた請求項8
    記載の感震ガス遮断システム。
  12. 【請求項12】複数個の第3の感震手段が地震を検知し
    た時、第3のガス遮断手段へガスを送るガス流路に設け
    られた第2のガス遮断手段を閉止する制御手段を備えた
    請求項11記載の感震ガス遮断システム。
  13. 【請求項13】第1感震手段と第3の感震手段がいずれ
    か1つが地震を検知した時、第1のガス遮断手段を閉止
    する制御手段を備えた請求項1記載の感震ガス遮断シス
    テム。
  14. 【請求項14】第3の感震手段が地震を検知した時、第
    1のガス遮断手段を閉止する制御手段を備えた請求項1
    3記載の感震ガス遮断システム。
  15. 【請求項15】複数個の第3の感震手段が地震を検知し
    た時、第1のガス遮断手段を閉止する制御手段を備えた
    請求項14記載の感震ガス遮断システム。
  16. 【請求項16】第2の感震手段が地震を検知した時、第
    2と第3のガス遮断手段を閉止する制御手段を備えた請
    求項1記載の感震ガス遮断システム。
  17. 【請求項17】第2の感震手段が地震を検知した時、第
    3のガス遮断手段を閉止する制御手段を備えた請求項1
    6記載の感震ガス遮断システム。
  18. 【請求項18】複数個の第2の感震手段が地震を検知し
    た時、全第3のガス遮断手段を閉止する制御手段を備え
    た請求項17記載の感震ガス遮断システム。
  19. 【請求項19】第2のガス遮断手段は各建屋毎に設けた
    請求項1記載の感震ガス遮断システム。
  20. 【請求項20】第2のガス遮断手段は建屋の各階毎に設
    けた請求項19記載の感震ガス遮断システム。
  21. 【請求項21】各感震手段と各ガス遮断手段と制御手段
    は、無線手段によって通信する請求項1記載の感震ガス
    遮断システム。
  22. 【請求項22】ガス供給基地には各感震手段の感震情報
    を報知する感震報知手段を備えた請求項1記載の感震ガ
    ス遮断システム。
  23. 【請求項23】第1の感震手段の感震レベルは第2の感
    震手段または第3の感震手段の感震レベルより低く設定
    した請求項1記載の感震ガス遮断システム。
  24. 【請求項24】第1の感震手段の感震レベルは第2の感
    震手段の感震レベルより低く、第2の感震手段の感震レ
    ベルは第3の感震手段の感震レベルより低く設定した請
    求項23記載の感震ガス遮断システム。
  25. 【請求項25】複数個の第3の感震手段が第1の感震レ
    ベル以上の地震を検知する時、また1個の第3の感震手
    段が第2の感震レベル以上の地震を検知した時に、全第
    3のガス遮断手段を閉止し、第1の感震レベルを第2の
    感震レベルより低くした請求項4、12、または15記
    載の感震ガス遮断システム。
  26. 【請求項26】複数個の第2の感震手段が第1の感震レ
    ベル以上の地震を検知する時、また1個の第2の感震手
    段が第2の感震レベル以上の地震を検知した時に、全第
    2のガス遮断手段を閉止し、第1の感震レベルを第2の
    感震レベルより低くした請求項10記載の感震ガス遮断
    システム。
  27. 【請求項27】複数個の第2の感震手段が第1の感震レ
    ベル以上の地震を検知する時、また1個の第2の感震手
    段が第2の感震レベル以上の地震を検知した時に、全第
    3のガス遮断手段を閉止し、第1の感震レベルを第2の
    感震レベルより低くした請求項18記載の感震ガス遮断
    システム。
  28. 【請求項28】複数の第3の感震手段はそれぞれ異なる
    時刻に動作する請求項1記載の感震ガス遮断システム。
  29. 【請求項29】一方の第3の感震手段は他方の第3の感
    震手段の感震動作を順次起動するように情報伝達を行う
    呼出手段を備えた請求項28記載の感震ガス遮断システ
    ム。
  30. 【請求項30】呼出手段が順次起動する第3の感震手段
    の追加、削除を行う感震登録手段を備えた請求項29記
    載の感震ガス遮断システム。
  31. 【請求項31】各感震手段の少なくとも1つは振動加速
    度に応じた信号が検出できる振動加速度センサーを備え
    た請求項1記載の感震ガス遮断システム。
  32. 【請求項32】複数個の第3の感震手段のうち過半数の
    第3の感震手段が地震を検知した時にのみ地震と判定す
    る地震判別手段を備えた請求項4、12または15記載
    の感震ガス遮断システム。
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