JP3289131B2 - 酸化還元反応に基づくpod様活性物質測定用組成物 - Google Patents

酸化還元反応に基づくpod様活性物質測定用組成物

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JP3289131B2
JP3289131B2 JP24886296A JP24886296A JP3289131B2 JP 3289131 B2 JP3289131 B2 JP 3289131B2 JP 24886296 A JP24886296 A JP 24886296A JP 24886296 A JP24886296 A JP 24886296A JP 3289131 B2 JP3289131 B2 JP 3289131B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、POD様活性を用
いた目的物質と発色剤との発色作用で、目的物質を判定
する酸化還元反応に関する。更に詳しくは、臨床上の多
くの目的物質、例えば、血液中のコレステロール,トリ
グリセリド,ブドウ糖,尿酸,リン脂質,胆汁酸,ま
た、尿中の潜血,ブドウ糖等の検出において用いられ
る、酸化還元反応の際に影響を及ぼす、還元性物質や酸
化性物質といった妨害物質を除去するための試薬を吸収
性担体に含浸し、前記担体を支持体に貼付したことから
成る試験片に関する。
【0002】
【従来の技術】酸化還元反応の際に影響を及ぼす、還元
性物質や酸化性物質といった妨害物質を除去するための
防止法、低減法としては、アスコルビン酸オキシターゼ
を添加する方法が、DE.P2625834.4に開示
されている。また、沃素酸や過沃素酸を添加する方法
が、DE.P3012868.3,特公平4−2936
0に開示されている。また、金属錯体を添加する方法
が、US.479126,US.575725,US.
155215,US.371253,特開昭61−88
153に開示されている。
【0003】しかしながら、アスコルビン酸オキシター
ゼによるアスコルビン酸の消費は、選択特異的に生じる
ものの、アスコルビン酸オキシターゼを多量に添加しな
いと短時間で作用しない。また、アスコルビン酸オキシ
ターゼの量により安定性も大きく左右され、また価格的
にも高価であり不経済である。
【0004】また、沃素酸及び過沃素酸によるアスコル
ビン酸の消費は、選択特異性に欠けるため、発色剤の劣
化をまねき外観変色や誤発色を生じる。これを防ぐため
に特開平5−236996,特開平3−103194,
特公昭58−3679には、更に安定剤を添加させる対
策が開示されているが、これらにおいても安定剤の効果
が不十分であり実用的ではないものである。
【0005】また、金属錯体によるアスコルビン酸の消
費においては、選択特異性に欠け、また発色剤の劣化や
誤発色が生じるため、沃素酸や過沃素酸の場合と同様に
更に安定剤を添加する必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来のかかる
実情に鑑みてなされたもので、酸化還元反応の際に影響
を及ぼす、還元性物質(アスコルビン酸等)や酸化性物
質といった妨害物質を除去し、発色反応に影響を与えな
い、結果として反応特異性や安定性に優れた作用を奏す
試験片を提供するものである。
【0007】
【課題を解決しようとする手段】本発明は、酸化還元反
応における妨害物質である還元性物質や酸化性物質の影
響を除去してPOD様活性物質を正確に測定するため、
下記に記す化合物Aを、発色剤Bと緩衝剤Cと共に吸収
性担体に含浸し、前記担体を支持体に貼付したことから
成るPOD様活性物質測定用試験片を得るものである。
【0008】 >S−O(スルフィニル基)、>SO(スルホニル
基)又は>N−SO,>S−SO,−X又は−Z
−X,−R〜−Rを持つ下記化学式化1、化2、
化3、化4、化5、化6、化7、化8、化9、化10、
化11、化12で表される。
【0009】
【化1】
【0010】
【化2】
【0011】
【化3】
【0012】
【化4】
【0013】
【化5】
【0014】
【化6】
【0015】
【化7】
【0016】
【化8】
【0017】
【化9】
【0018】
【化10】
【0019】
【化11】
【0020】
【化12】
【0021】前記各式中−Xは、水素原予(−H),
アミノ基(−NH),アセトアミノ基(−NHCOC
),ハロゲン化アセトアミノ基(−NHCOCH
Y,Y:ハロゲン),アセチル基(−COCH),ア
ルキル基(−CnHm,n:1〜30),シアノ基(−
CN),イソチオシアネート基(−N=C=S),アル
コキシル基(−OR,R:アルキル基),ニトロ基(−
NO),カルボニル基(>C=O),ヒドロキシル基
(−OH),カルボキシル基(−COOH)の置換基を
含んで成り、
【0022】各式中−R〜−Rは、水素原子(−
H),ハロゲン(−Y),カルボニル基(>C=O),
カルボキシル基(−COOH),−CnHm(n:1〜
30)の置換基を含んで成り、
【0023】各式中−Zは、−C(n:1〜3
0),1級〜3級アミン,ハロゲン,アルコキシル基
(−OR,Rはアルキル基),カルバモイル基(−CO
NH),リン化合物,硫黄化合物の置換基を含んで成
る。そして、それらの各構造式で表される化合物Aと、
発色剤Bと、緩衝剤Cを、吸収性担体に含浸し、前記担
体を支持体に貼付したことから成るPOD様活性物質測
定用試験片である。
【0024】また、前記化学式化1〜化12で表される
化合物Aの主環に−O−,−NR−,−S−が結合
し、式中−Rは水素原子、又はアルキル基であること
を特徴とするものである。
【0025】さらに、前記化学式化1〜化12で表され
る化合物Aの主環に二重結合を有するものである。
【0026】さらにまた、上記構成において、上記組成
物の配合量は、発色剤B1gに対して化合物Aが0.0
1mg〜5.0gである。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明を実施するために上記化1
乃至化12に表される化合物Aと共に用いられる発色剤
Bや緩衝剤Cは、POD様活性を用いた酸化還元反応を
至適かつ効果的に進行させる必須成分であり、それらの
成分や配合比は以下の如くであるが、それらは特に限定
されるものではなく、一種または数種類を使用すること
も可能である。
【0028】前記化1に表される化合物Aは、例えば下
記化13、化14、化15に表される下記化合物であ
る。
【0029】
【化13】
【0030】4−アミノ−2,2,6,6−テトラメチ
ルピペリジン−1−オキシルフリーラジカル
【0031】
【化14】
【0032】4−アセトアミド−2,2,6,6−テト
ラメチルピペリジン−1−オキシルフリーラジカル
【0033】
【化15】
【0034】4−メトキシ−2,2,6,6−テトラメ
チルピペリジン−1−オキシルフリーラジカル
【0035】前記化2に表される化合物Aは、例えば下
記化16、化17に表される下記化合物である。
【0036】
【化16】
【0037】3−カルボキシ−2,2,5,5−テトラ
メチル−1−ピロリジニルオキシフリーラジカル
【0038】
【化17】
【0039】3−シアノ−2,2,5,5−テトラメチ
ル−1−ピロリジニルオキシフリーラジカル
【0040】前記化11、化12に表される化合物A
は、例えば下記化18、化19に表される下記化合物で
ある。
【0041】
【化18】
【0042】4−(4−ニトロベンゾイロキシ)−2,
2,6,6−テトラメチル−1−ピペリジニルオキシフ
リーラジカル
【0043】
【化19】
【0044】3−アミノメチル−2,2,5,5−テト
ラメチル−1−ピロリジニルオキシフリーラジカル
【0045】前記化学式化1又は化2で表される化合物
(A)の主環に−O−,−NR−,−S−が結合し、
式中−Rは水素原子、又はアルキル基である化合物A
は、例えば下記化20、化21に表される下記化合物で
ある。
【0046】
【化20】
【0047】2−ブチル−4,4−ジメチル−2−ペン
チル−3−オキサゾリジニルオキシフリーラジカル
【0048】
【化21】
【0049】2−(4−メトキシ−4−オキソブチル)
−4,4−ジメチル−2−トリデシル−3−オキサゾリ
ジニルオキシフリーラジカル
【0050】前記化3乃至化6に表される化合物Aは、
例えば下記化22、化23に表される下記化合物であ
る。
【0051】
【化22】
【0052】テトラメチレンスルフォキシド
【0053】
【化23】
【0054】3,4−ジブロモテトラヒドロチオペン−
1,1−ジオキサイド
【0055】前記化7乃至化10に表される化合物A
は、例えば下記化24、化25に表される下記化合物で
ある。
【0056】
【化24】
【0057】5,5−ジメチル−1−ピロリン−N−オ
キサイド
【0058】
【化25】
【0059】ピリジンサルファトリオキサイド
【0060】緩衝剤Cとしては、例えば尿中潜血測定用
試験片の場合、クエン酸塩、リンゴ酸塩、リン酸塩であ
り、その量としては組成物全量に対して1〜10量部を
用いることができる。
【0061】前記発色剤Bの配合量は、好ましくは発色
剤B1gに対して化合物Aが0.01mg〜5.0gで
あり、特に好ましくは、0.1g〜2.0gである。例
えば0−トリジン、ベンジジン、ロイコマラカイドグリ
ーンであり、その量としては組成物全量に対して0.0
1〜2量部を用いることができる。
【0062】また、これらの組成物と測定項目に必要な
試薬を吸収性担体に含浸し、支持体に貼付し試験片とし
てもよい。吸収性担体としては、濾紙,不織布,化学繊
維等の使用が可能であるが、濾紙の使用が最も有用であ
る。
【0063】この試験片の使用法には、試験片を液体試
料に浸し、直ちに引き上げ、一定時間後に呈色を予め作
成しておいた標準比色表と肉眼で比較する方法。また
は、色調測定のできる機械にて測定し検量線より濃度を
求める方法等がある。
【0064】以下、実施の形態に基づき本発明を詳細に
説明する。
【0065】
【実施例1】[尿中潜血測定用試験片の製造] 濾紙に下記1次液を含浸し、40℃で60分間乾燥す
る。次いで下記2次液を含浸し、50℃で30分間乾燥
する。それを適当な大きさに切断し支持体に貼付し試験
片を得た。
【0066】 <1次液> 4−アミノ−2,2,6,6−テトラメチルピヘ゜リシ゛ン −1−オキシルフリーラシ゛カル 0.1g クメンヒドロペルオキシド 1.5ml トリトンX−100 1.0g EDTA−2Na 0.3g 1.0Mクエン酸緩衝液 pH5.5〜6.5となるように調整 蒸留水 全量100ml
【0067】 <2次液> o−トリジン 0.3g 3−アミノキノリン 0.3g ヒドロキシプロピルセルロース 2.0g アセトン 100ml
【0068】
【実施例2】実施例1の4−アミノ−2,2,6,6−
テトラメチルピペリジン−1−オキシルフリーラジカル
の代わりに、4−アセトアミノ−2,2,6,6−テト
ラメチルピペリジン−1−オキシルフリーラジカルを用
いた以外は実施例1と同様の操作を行い試験片を得た。
【0069】
【実施例3】実施例1の4−アミノ−2,2,6,6−
テトラメチルピペリジン−1−オキシルフリーラジカル
の代わりに、4−メトキシ−2,2,6,6−テトラメ
チルピペリジン−1−オキシルフリーラジカルを用いた
以外は実施例1と同様の操作を行い試験片を得た。
【0070】
【比較例1】実施例1の1次液の4−アミノ−2,2,
6,6−テトラメチルピペリジン−1−オキシルフリー
ラジカルの代わりに、沃素酸を用いた以外は実施例1と
同様の操作を行い試験片を得た。
【0071】
【実施例4】実施例1の1次液の4−アミノ−2,2,
6,6−テトラメチルピペリジン−1−オキシルフリー
ラジカルの代わりに3−カルボキシ−2,2,5,5−
テトラメチル−1−ピロリジニルオキシフリーラジカル
を用いた以外は実施例1と同様の操作を行い試験片を得
た。
【0072】
【実施例5】実施例4の1次液の3−カルボキシ−2,
2,5,5−テトラメチル−1−ピロリジニルオキシフ
リーラジカルの代わりに3−シアノ−2,2,5,5−
テトラメチル−1−ピロリジニルオキシフリーラジカル
を用いた以外は実施例1と同様の操作を行い試験片を得
た。
【0073】
【実施例6】実施例1の1次液の4−アミノ−2,2,
6,6−テトラメチルピペリジン−1−オキシルフリー
ラジカルの代わりに3−アミノメチル−2,2,5,5
−テトラメチル−1−ピロリジニルオキシフリーラジカ
ルを用いた以外は実施例1と同様の操作を行い試験片を
得た。
【0074】
【実施例7】実施例6の3−アミノメチル−2,2,
5,5−テトラメチル−1−ピロリジニルオキシフリー
ラジカルの代わりに4−(4−ニトロベンゾイロキシ)
−2,2,6,6−テトラメチル−1−ピペリジニルオ
キシフリーラジカルを用いた以外は実施例1と同様の操
作を行い試験片を得た。
【0075】
【実施例1〜7及び比較例1の試験結果】実施例1〜7
及び比較例1に基づき製造した試験片を、種々の濃度の
ヘモグロビン含有尿に浸漬した結果、製造直後は、全て
濃度に相応して異なる強さの青色を呈し、アスコルビン
酸とヘモグロビンを含有した尿に浸漬しても、アスコル
ビン酸の影響を受けなかった。しかし、比較例1に基づ
き製造した試験片は、ヘモグロビン陰性尿に浸漬しても
発色した。また、全ての試験片を空気中に放置(室温2
5℃,湿度60%)した結果、比較例1に基づき製造し
た試験片は数分で外観変色が起こったが、実施例1〜7
に基づき製造した試験片には起こらなかった。
【0076】
【実施例8】 [尿中ブドウ糖測定用試験片の製造] 濾紙に下記1次液を含浸し50℃で40分間乾燥する。
次いで下記2次液を含浸し、50℃で30分間乾燥す
る。それを適当な大きさに切断し支持体に貼付し試験片
を得た。
【0077】 <1次液> グルコースオキシダーゼ 0.3g ペルオキシダーゼ 0.1g 2−フ゛チル−4,4−シ゛メチル−2−ヘ゜ンチル− 3−オキサソ゛リシ゛ニルオキシフリーラシ゛カル 0.05g アルギン酸ナトリウム 0.05g 1.0Mクエン酸緩衝液 pH5.5〜6.5となるように調整 蒸留水 全量100ml
【0078】 <2次液> o−トリジン 0.5g ポリビニルピロリドン(K−30) 1.0g アセトン 100ml
【0079】
【比較例2】実施例8の1次液の2−ブチル−4,4−
ジメチル−2−ペンチル−3−オキサゾリジニルオキシ
フリーラジカルの代わりに、過沃素酸を用いた以外は実
施例8と同様の操作を行い試験片を得た。
【0080】
【実験例9】実施例8の1次液の2−ブチル−4,4−
ジメチル−2−ペンチル−3−オキサゾリジニルオキシ
フリーラジカルの代わりに2−(4−メトキシ−4−オ
キソブチル)−4,4−ジメチル−2−トリデシル−3
−オキサゾリジニルオキシフリーラジカルを用いた以外
は実施例8と同様の操作を行い試験片を得た。
【0081】
【実施例10】実施例8の1次液の2−ブチル−4,4
−ジメチル−2−ペンチル−3−オキサゾリジニルオキ
シフリーラジカルの代わりにテトラメチレンスルフォキ
シドを用いた以外は実施例8と同様の操作を行い試験片
を得た。
【0082】
【実施例11】実施例8の1次液の2−ブチル−4,4
−ジメチル−2−ペンチル−3−オキサゾリジニルオキ
シフリーラジカルの代わりに3,4−ジブロモテトラヒ
ドロチオペン−1,1−ジオキサイドを用いた以外は実
施例8と同様の操作を行い試験片を得た。
【0083】
【実施例12】実施例8の1次液の2−ブチル−4,4
−ジメチル−2−ペンチル−3−オキサゾリジニルオキ
シフリーラジカルの代わりに5,5−ジメチル−1−ピ
ロリン−N−オキサイドを用いた以外は実施例8と同様
の操作を行い試験片を得た。
【0084】
【実施例13】実施例8の1次液の2−ブチル−4,4
−ジメチル−2−ペンチル−3−オキサゾリジン−1−
オキシルフリーラジカルの代わりにピリジンサルファト
リオキサイドを用いた以外は実施例8と同様の操作を行
い試験片を得た。
【0085】
【実施例8〜13及び比較例2の試験結果】実施例8〜
13及び比較例2に基づき製造した試験片を種々の濃度
のブドウ糖含有尿に浸漬した結果、製造直後は、実施例
8〜13及び比較例2共に、濃度に相応して異なる強さ
の青色を呈し、アスコルビン酸とブドウ糖を含有した尿
に浸漬しても、アスコルビン酸の影響を受けなかった。
しかし、比較例2に基づき製造した試験片では、ブドウ
糖陰性尿に浸漬しても発色した。また、実施例8〜13
及び比較例2に基づき製造した試験片を空気中に放置
(室温25℃,湿度60%)した結果、比較例2に基づ
き製造した試験片は数十分で外観変色や感度の低下が起
こったが、実施例8〜13に基づき製造した試験片には
起こらなかった。
【0086】
【発明の効果】以上より本発明のPOD様活性物質測定
試験片は、臨床上の多くの検出目的物質、例えば、血
液中のコレステロール,尿酸等、また尿中の潜血,ブド
ウ糖等の検出において、POD様活性を用いて検出目的
物質と発色剤とを酸化還元反応させ、その化学反応によ
って起こる発色現象を利用し、その発色状態によって検
出目的物質の血液や尿等の体液中の存在濃度等を判定し
ようとする際に、酸化還元反応に影響を及ぼす還元性物
質(アスコルビン酸等)の妨害物質や酸化性物質といっ
た妨害物質(目的物質の測定を妨害する発色剤の劣化や
誤発色を起こす原因となる妨害物質)を除去することに
よって発色反応に影響を与えない、結果とし反応特異
性や安定性に優れた作用を奏することが可能となり、検
出目的物質の正確な検出測定ができるようになった。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C12Q 1/00 - 1/66 CA(STN) BIOSIS(DIALOG) REGISTRY(STN)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸化還元反応における妨害物質である還
    元性物質や酸化性物質の影響を除去するため、五員環又
    は六員環の構造式中に>N−O(ニトロシル基)、>S
    −O(スルフィニル基)、>SO(スルホニル基)又
    は>N−SO,>S−SO,−X又は−Z−
    ,−R〜−Rを持つ化学式[化1][化2]
    [化3][化4][化5][化6][化7][化8]
    [化9][化10][化11][化12]で表され、式
    中−Xは、水素原子(−H),アミノ基(−N
    ),アセトアミノ基(−NHCOCH),ハロゲ
    ン化アセトアミノ基(−NHCOCHY,Y:ハロゲ
    ン),アセチル基(−COCH),アルキル基(−C
    ,n:1〜30),シアノ基(−CN),イソチ
    オシアネート基(−N=C=S),基(>C=O),ヒ
    ドロキシル基(−OH),カルボキシル基(−COO
    H)の置換基を含んで成り、式中−R〜−Rは、水
    素原子(−H),ハロゲン(−Y),カルボニル基(>
    C=O),カルボキシル基(−COOH),−C
    (n:1〜30)の置換基を含んで成り、式中−Zは、
    −C(n:1〜30),1級〜3級アミン,ハロ
    ゲン,アルコキシル基(−OR,Rはアルキル基),カ
    ルバモイル基(−CONH),リン化合物,硫黄化合
    物の置換基を含んで成り、それらの構造式で表される化
    合物(A)と、発色剤(B)と、緩衝剤(C)を、吸収
    性担体に含浸し、前記担体を支持体に貼付したことから
    成るPOD様活性物質測定用試験片
  2. 【請求項2】 主環に−O−,−NR−,−S−が結
    合し、式中−Rは水素原子、又はアルキル基であるこ
    とを特徴とする請求項1のPOD様活性物質測定用試験
  3. 【請求項3】 主環に二重結合を有することを特徴とす
    る請求項1又は2のPOD様活性物質測定用試験片
  4. 【請求項4】 発色剤(B)1gあたり化合物(A)を
    0.01mg〜5.0gの配合量で添加することを特徴
    とする請求項1乃全3のうちいづれか一項記載のPOD
    様活性物質測定用試験片
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