JP3288629B2 - 発泡樹脂成型品の擦粒装置 - Google Patents

発泡樹脂成型品の擦粒装置

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    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発泡樹脂成型品の
擦粒装置に関し、詳しくは、発泡樹脂成型品から再生処
理品を得るために減容処理する目的で、発泡樹脂成型品
を圧潰及び摺擦して微細粒化するための擦粒装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】発泡スチロール等の発泡樹脂は、耐衝撃
性、断熱性に富み、しかも軽量で加工が容易であり、安
価であること等の理由から、各種形状に成型され、食品
トレー、魚箱、野菜運送用箱、家電等の梱包用資材、断
熱材等の建築用資材等として様々な分野において幅広く
多用されている。しかし、その一方で、使用済みの発泡
樹脂成型品は、廃材として工場や店舗、家庭等において
大量に排出されている現状にある。
【0003】近年、廃材の再資源化が大きくクローズア
ップされるようになり、このように大量に排出されてい
る使用済みの発泡樹脂成型品をリサイクルにより再資源
化するための技術が従来から種々提案されている。
【0004】ところで、一般に発泡樹脂成型品は、発泡
体であるがゆえに軽量であるものの嵩張るという問題が
あり、発泡樹脂成型品をリサイクルに供するためには、
その体積を減容する手段が採られている。
【0005】従来、かかる手段を採用したものとして、
実開平6−45713号公報に記載された発泡樹脂成型
品の再生処理装置が知られている。このものは、発泡樹
脂成型品を投入する投入部の下方に複数枚の固定刃を備
えた破砕室を形成し、該破砕室に上記固定刃と摺接する
複数枚の刃部を固着した回転刃を設け、投入部に投入さ
れた発泡樹脂成型品を破砕室における固定刃と回転刃の
刃部との間で裁断して破砕し、破砕された発泡樹脂をそ
の下方に設けられたシリンダーに回転スクリューを内挿
した減容手段に投入し、該減容手段において加熱溶融さ
せて体積を減容することによってリサイクルに供するた
めの再生処理品を得るようにしたものである。
【0006】しかし、従来の発泡樹脂成型品の再生処理
装置に用いられている破砕装置では、互いに摺接する回
転刃の刃部と固定刃との間で発泡樹脂成型品を裁断して
破砕する構造であるため、発泡樹脂成型品に付着若しく
は混入している小石や金属片等の異物が回転刃の刃部と
固定刃との間に挟まり、刃部を損傷するばかりでなく回
転刃を回転させる駆動源に負荷がかかり、リミッターの
作用によって頻繁に駆動停止を余儀なくされる問題があ
る。
【0007】また、このような破砕装置よって排出され
る発泡樹脂は、発泡樹脂成型品を回転刃の刃部と固定刃
とによって単に裁断し破砕しただけの塊状であるため、
かかる破砕装置を発泡樹脂成型品の再生処理装置におけ
る減容処理工程の前工程として用いると、発泡樹脂は減
容手段への投入時に嵩張り、充填密度が小さくなり、結
果として減容処理量が少なくなる。このため、発泡樹脂
成型品を裁断し破砕して細片化するよりも更に微細粒化
させるようにすることが望まれる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の有する問題点に鑑みなされたもので、発泡樹脂成
型品に付着若しくは混入している異物により損傷若しく
は頻繁な駆動停止を発生させることなく、しかも、発泡
樹脂成型品を裁断、破砕して細片化するよりも更に細か
く微細粒化させることのできる発泡樹脂成型品の擦粒装
置を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明に係る発泡樹脂成型品の擦粒装置は、発泡樹脂
成型品が投入される投入部と、該投入部の下方に配設さ
れた回転軸に複数枚の板部材の一端を固着してなる回転
板と、該回転板の下方に前記板部材の先端との間に所定
間隔を介して張設された多孔板と、前記回転板を回転駆
動する駆動源とからなり、上記各板部材は、その回転方
向側に前記発泡樹脂成型品を突き刺して砕く鋸刃部を有
すると共に、該各板部材の先端側に、前記発泡樹脂成型
品を上記多孔板の表面に押付けると共に摺擦する押付け
板を設けたことを特徴とする。
【0010】かかる擦粒装置は、投入された発泡樹脂成
型品を、各板部材の鋸刃部によって突き刺し、該板部材
の回転によって小塊状に砕くと共に、各板部材の先端側
に設けた押付け板によって、小塊状に砕かれた発泡樹脂
成型品を多孔板の表面に押付け、圧潰しつつ回転板の回
転に伴って多孔板の表面に摺擦する。この多孔板の表面
に摺擦される発泡樹脂成型品は、該多孔板に形成されて
いる貫通孔の孔縁部によって削られ、該貫通孔を通して
微細粒化される。このため、回転刃の刃部と摺接させる
ことによって発泡樹脂成型品を裁断して破砕するために
従来設けられていた固定刃を有しない。
【0011】従って、発泡樹脂成型品に小石や金属片等
の異物が付着若しくは混入していても、従来のように異
物が回転刃の刃部と固定刃との間に挟まって刃部を損傷
するような事態は生じないと共に、回転刃を回転させる
駆動源に負荷がかかって頻繁に駆動停止を発生させる問
題も解消することができ、尚且つ発泡樹脂成型品を、単
に裁断して破砕することにより細片化していた従来のも
のよりも更に細かな微細粒状に形成することができる。
【0012】また、かかる擦粒装置を発泡樹脂成型品の
再生処理装置における減容処理工程の前工程として用い
れば、このように微細粒化された発泡樹脂は減容手段へ
の投入時に嵩張ることなく高密度に充填されることが可
能となり、減容処理量を増加させて歩留りの向上を図り
得ると共に、品質の良好な再生処理品を得ることができ
る利点がある。
【0013】また、本発明における多孔板はエキスパン
ドメタルからなることが好ましい。エキスパンドメタル
は、多数の切れ目を設けた金属材を引き伸ばすことによ
って網目状に形成されており、その貫通孔の孔縁部が表
面側に先鋭状に突出する部分を有している。これによ
り、回転する板部材の押付け板によって表面に押付けら
れた発泡樹脂成型品を貫通孔の孔縁部で効果的に研削し
微細粒化することができる。しかも、エキスパンドメタ
ルは市販のものを利用することができるので、製造コス
トも安価で済む利点もある。
【0014】更に、本発明における押付け板は、一方の
面を多孔板側に対面させ且つ該面を板部材の回転方向に
向けて所定角度傾斜させて設けることが好ましい。これ
により押付け板は発泡樹脂成型品をその表面(多孔板に
面する側)で回転板の回転方向に案内すると同時に多孔
板の表面に向けて案内することができ、発泡樹脂成型品
を多孔板の表面に押付けて圧潰及び摺擦する効果が高
い。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明において発泡樹脂成型品と
は、食品トレー、魚箱、野菜運送用箱、家電等の梱包用
資材、断熱材等の建築用資材等、発泡樹脂により成型さ
れた成型品をいい、特にここでは使用済みとなった発泡
樹脂成型品の廃材をいう。
【0016】また、本発明において発泡樹脂とは、本発
明に係る擦粒装置から排出された後の微細粒化されたも
のをいう。
【0017】なお、一般に発泡樹脂としては、例えば発
泡スチロール、発泡ポリエチレン等があり、本発明に係
る発泡樹脂成型品の擦粒装置は、特に発泡スチロールの
再生処理に用いて好適である。
【0018】本発明に係る発泡樹脂成型品の擦粒装置
は、発泡樹脂を減容処理する減容手段を備えた発泡樹脂
成型品の再生処理装置に一般に用いられる。本発明に係
る発泡樹脂成型品の擦粒装置は、かかる再生処理装置に
おいて発泡樹脂を減容処理する減容手段の前工程として
設けられるものであり、従って、本発明に係る擦粒装置
によって排出された発泡樹脂は、後段の工程において減
容手段によって減容されて再生処理される。
【0019】この本発明に係る発泡樹脂成型品の擦粒装
置を用いた発泡樹脂成型品の再生処理装置の態様として
は、本発明に係る発泡樹脂成型品の擦粒装置を減容手段
の上部に連設することによって、該擦粒装置によって排
出された発泡樹脂がそのまま減容手段に投入されるよう
にする態様の他、擦粒装置の下部に該擦粒装置によって
排出された発泡樹脂が収容されるホッパ等の収容部を設
け、この収容部内の発泡樹脂を減容手段に搬送若しくは
移送することによって投入されるようにする態様等があ
る。
【0020】また減容手段としては、本発明に係る発泡
樹脂成型品の擦粒装置により微細粒化された発泡樹脂を
減容処理し得るものであれば任意であり、実開平6−4
5713号公報に記載のもののように、発泡樹脂を取込
む取込み口を有するシリンダーにスクリューを回転可能
に内挿し、該スクリューにより発泡樹脂を押出しつつ加
熱溶融させて減容処理するものや、摩擦により熱を発生
させて発泡樹脂を溶融させて減容処理するもの等が採用
できる。
【0021】以下、本発明の実施の形態を図面に基づい
て説明する。
【0022】図1(イ)は本発明に係る発泡樹脂の擦粒
装置の概略構成を示す縦断正面図、(ロ)はその断面側
面図、図2は本発明に係る発泡樹脂の擦粒装置の要部を
示す一部切欠する斜視図、図3は本発明に係る発泡樹脂
の擦粒装置の動作状態を示す説明図である。
【0023】本発明に係る発泡樹脂の擦粒装置Aは、投
入部1の下方に配設されて該投入部1内に投入された発
泡樹脂成型品W1をその下位側から順次取込んで微細粒
化するものであり、上記投入部1と、該投入部1の下方
に配設される回転板2と、該回転板2の下方に張設され
る多孔板3と、上記回転板2を回転駆動する駆動源であ
るモータ4とで構成されている。
【0024】投入部1は、上部又は側部に使用済みの発
泡樹脂成型品W1を投入する投入口(図示せず)を有
し、擦粒装置Aによって微細粒化される前の発泡樹脂成
型品W1を収容するホッパ構造を呈している。前記投入
口には、装置稼働中の異物の混入及び臭気の放散を防止
し、また安全性を図る理由から蓋体(図示せず)を設
け、発泡樹脂成型品W1の投入後に投入口を蓋体によっ
て被蓋するようにすることが好ましい。
【0025】回転板2は、上記投入部1の下方において
両端が装置本体の側枠等に回転可能に軸支されることに
より回転自在に横架された回転軸21に複数枚の板部材22
を固着して構成されている。上記回転軸21の一方の軸端
にはスプロケット21a が固着され、モータ4の駆動軸に
固着されたスプロケット4aとの間にチェーン4bを張架し
てモータ4の駆動力が伝達されるようにし、所定の回転
数で回転駆動されるようになっている。
【0026】上記板部材22は、平板によって略矩形状に
形成され、回転軸21の軸方向に所定間隔をおいて複数枚
が並置されると共に、互いに回転軸21に対する取付け角
度を回転軸21の径方向に所定角度異ならせてその一端側
が固着され、その他端側(回転軸21と反対の先端側)は
多孔板3の表面に達する程度の長さを有している。
【0027】上記各板部材22には、その先端側に、発泡
樹脂成型品W1を上記多孔板3の表面に押付けるための
押付け板22a が設けられており、この押付け板22a によ
って、投入部1に投入された発泡樹脂成型品W1を上記
多孔板3の表面に押付け、その押付けられた発泡樹脂成
型品W1を回転板2の回転に伴って多孔板3の表面に摺
擦するようになっている。
【0028】上記押付け板22aは、平板によって略矩形
状に形成された小片からなり、各板部材22の先端側にお
いて、その両側面からそれぞれ側方へ向けて突出状に設
けられている。この押付け板22aは、図3に示すよう
に、一方の面22bを多孔板3側に対面させ且つ該面22bを
板部材22の回転方向に向けて所定角度傾斜させて設けら
れている。このように形成すると、押付け板22aは発泡
樹脂成型品W1をその多孔板3に面する側22bで回転板
2の回転方向に案内すると同時に多孔板3の表面に向け
て自然に案内して押圧することができ、発泡樹脂成型品
W1を多孔板3の表面に押付けて圧潰及び摺擦する効果
が高くなるため、本発明においては好ましい態様であ
る。
【0029】なお、この押付け板22aは、各板部材22の
両側面に突設する図示する形態に限られず、各板部材22
先端側の一方の側面のみに突設するようにしてもよく、
また、押付け板22aを先端側の両側面に突設する板部材2
2といずれか一方の側面のみに突設する板部材22とが回
転刃2に混在していてもよい。
【0030】また、上記板部材22は、図示するように、
それぞれその回転方向側に鋸刃部22c を有している。こ
れにより、投入された発泡樹脂成型品W1は、各板部材
22の鋸刃部22c に突き刺さり、小塊状の発泡樹脂成型品
W1に砕かれる。従って、押付け板22a により多孔板3
の表面に押付けにくい比較的大きな発泡樹脂成型品W1
でも、多孔板3の表面に押付けて圧潰及び摺擦すること
ができる。
【0031】上記多孔板3は、回転板2の回転に伴って
表面に押付けられつつ摺擦される発泡樹脂成型品W1
を、該多孔板3に形成された貫通孔31の孔縁部32によっ
て研削することにより微細粒化するための部材であり、
回転板2の下方側を前記板部材22の先端との間に所定間
隙を介して包囲するように張設されている。
【0032】この多孔板3は、金属材により、口径が30
〜100mm 程度の多数の貫通孔31を開口した板状若しくは
網状に形成され、具体的には金属板に多数の貫通孔を開
穿したパンチングメタルや、多数の切れ目を設けた金属
材を引き伸ばして網目状に形成することにより貫通孔が
形成されるようにしたエキスパンドメタル等が使用でき
る。特に、エキスパンドメタルは、金属材を引き伸ばす
ことにより網目状に形成されることによって、その貫通
孔の孔縁部が表面側に先鋭状に突出する部分を有してお
り、この先鋭状の突出部分が、回転する板部材22の押付
け板22a によって表面に押付けられた発泡樹脂成型品W
1を効果的に研削し微細粒化することができる利点があ
り、しかも、エキスパンドメタルは市販のものを利用す
ることができるので、製造コストも安価で済む利点もあ
って好ましい。
【0033】然して、投入部1に投入された発泡樹脂成
型品W1は、回転駆動する回転板2によって次々と取込
まれ、各板部材22の先端側に設けられた押付け板22a に
よって多孔板3の表面に押付けられて圧潰され、該板部
材22の回転によって多孔板3の表面に摺擦される。この
摺擦される発泡樹脂成型品W1は、その過程で多孔板3
の貫通孔31の孔縁部32によって削られ、微細粒化された
発泡樹脂W2となって貫通孔31から落下する。発泡樹脂
成型品W1に紐や空き缶、石等といった比較的大きな異
物が付着若しくは混入していても、この段階で分離さ
れ、これら異物は多孔板3の表面に残留する。しかし、
この回転板2には従来の固定刃のような摺接する部材が
存在しないため、この異物が挟まる等によって板部材22
の損傷を招いたり、モータ4に負荷が掛かるようなこと
はない。
【0034】なお、5はホッパであり、多孔板3の貫通
孔31の孔縁部32によって削られ、微細粒化されて該貫通
孔31から落下する発泡樹脂W2を一旦収容するようにし
ている。このホッパ5内に収容された発泡樹脂W2は、
図示しない搬送手段又は移送手段によって減容手段に投
入するようにする。この微細粒化された発泡樹脂W2
は、このようにホッパ5に一旦収容されるようにするも
のに限らず、多孔板3の下方に減容手段を連設して、貫
通孔31から落下する発泡樹脂W2がそのまま投入される
ような態様で用いることもできる。
【0035】以上のように、本発明に係る発泡樹脂成型
品の擦粒装置Aは、回転板2の板部材22と摺接する部材
を有していない点で、回転刃と固定刃との組み合わせで
発泡樹脂成型品を裁断して破砕する従来のものとは明確
に異なる。従って、発泡樹脂成型品W1に付着若しくは
混入している異物により回転板2が損傷したり、従来の
ように回転刃の刃部と固定刃との間に異物が挟まって頻
繁な駆動停止を発生させるような問題は生じない。
【0036】その上、従来の単なる破砕とは異なって、
発泡樹脂成型品W1を回転板2と多孔板3の表面との間
で圧潰及び摺擦することによって、従来の単なる破砕に
よる細片化よりも更に細かな粒子状に微細粒化すること
ができるものである。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、発泡樹脂成型品に付着
若しくは混入している異物により回転板が損傷したり、
頻繁な駆動停止を発生させることなく、しかも、発泡樹
脂成型品を裁断、破砕して細片化するよりも更に細かく
微細粒化させることができる。また、本発明に係る擦粒
装置を発泡樹脂成型品の再生処理装置における減容処理
工程の前工程として用いれば、このように微細粒化され
た発泡樹脂は減容手段への投入時に嵩張ることなく高密
度に充填されることが可能となり、減容処理量を増加さ
せて歩留りの向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (イ)は本発明に係る発泡樹脂の擦粒装置の
概略構成を示す縦断側面図、(ロ)はその断面側面図
【図2】 本発明に係る発泡樹脂の擦粒装置の要部を示
す一部切欠する斜視図
【図3】 本発明に係る発泡樹脂の擦粒装置の動作状態
を示す説明図
【符号の説明】
A 擦粒装置 W1 発泡樹脂成型品 W2 発泡樹脂 1 投入部 2 回転板 21 回転軸 21a スプロケット 22 板部材 22a 押付け板 22b 一方の面 22c 鋸刃部 3 多孔板 31 貫通孔 32 孔縁部 4 駆動源 4a スプロケット 4b チェーン
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29B 17/00 - 17/02 B02C 19/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発泡樹脂成型品が投入される投入部と、該
    投入部の下方に配設された回転軸に複数枚の板部材の一
    端を固着してなる回転板と、該回転板の下方に前記板部
    材の先端との間に所定間隔を介して張設された多孔板
    と、前記回転板を回転駆動する駆動源とからなり、上記
    各板部材は、その回転方向側に前記発泡樹脂成型品を突
    き刺して砕く鋸刃部を有すると共に、該各板部材の先端
    側に、前記発泡樹脂成型品を上記多孔板の表面に押付け
    ると共に摺擦する押付け板を設けたことを特徴とする発
    泡樹脂成型品の擦粒装置。
  2. 【請求項2】上記多孔板は、エキスパンドメタルからな
    ることを特徴とする請求項1記載の発泡樹脂成型品の擦
    粒装置。
  3. 【請求項3】上記押付け板は、一方の面を多孔板側に対
    面させ且つ該面を板部材の回転方向に向けて所定角度傾
    斜させて設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の
    発泡樹脂成型品の擦粒装置。
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