JPH1177681A - 樹脂成形品の再生処理装置 - Google Patents

樹脂成形品の再生処理装置

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JPH1177681A
JPH1177681A JP25292797A JP25292797A JPH1177681A JP H1177681 A JPH1177681 A JP H1177681A JP 25292797 A JP25292797 A JP 25292797A JP 25292797 A JP25292797 A JP 25292797A JP H1177681 A JPH1177681 A JP H1177681A
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JP
Japan
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resin
molded product
resin molded
molten resin
crushing
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Application number
JP25292797A
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English (en)
Inventor
Masashi Mochizuki
正志 望月
Kazumasa Mochizuki
一正 望月
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KAWAGUCHI Ltd
Original Assignee
KAWAGUCHI Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/52Mechanical processing of waste for the recovery of materials, e.g. crushing, shredding, separation or disassembly
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

Abstract

(57)【要約】 【課題】発泡スチロール成形品のリサイクル過程でスチ
ロールから気泡を除去して原料ペレットを再生すること
ができ、しかも作業者の手を借りずに自動的に発泡スチ
ロール成形品を破砕機に送り込むことができる樹脂成形
品の再生処理装置を提供すること 【解決手段】樹脂成形品Aを破砕する破砕部5と、破砕
部5へ送られる樹脂成形品Aが通る通過路15と、破砕
部5で破砕された破砕片を加熱して溶融する加熱手段9
3と、加熱手段93によって溶融された樹脂を搬送し押
し出す溶融樹脂押出し手段93、95、101、107
とを備え、溶融樹脂押出し手段が溶融した樹脂を搬送し
ながら、溶融した樹脂に加える圧力をあげるものである
ことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用済みの発泡ス
チロール製包装材等の樹脂成形品を自動的に再生処理す
るための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】発泡スチロールは断熱性、軽量性、衝撃
吸収性および成形容易性などに優れ、冷凍品や精密加工
品などの包装材として広く使用されている。この発泡ス
チロールは、使用した後、産業廃棄物となり、また原料
費が比較的高価であることもあって、近年、発泡スチロ
ール成形品からスチロールを再生するためのリサイクル
の研究がなされている。
【0003】しかし、発泡スチロール成形品をリサイク
ルするためには次の2つの問題点がある。即ち、第1の
問題点は、発泡スチロールはスチロールを発泡させなが
ら成形するため多くの気泡を含んでおり、リサイクルの
際、いかにしてこれらの気泡を除いてペレットとして再
生するかという点である。
【0004】また発泡スチロール成形品をリサイクルす
る場合、その初期段階で成形品を破砕機にかけて一定以
下の大きさに細かく破砕することが必要になる。そこで
従来は、破砕機の回転によって発泡スチロール成形品が
跳ね返されないように、作業者が成形品を手で破砕機内
へ押し込んでいた。そこで発泡スチロール成形品を作業
者の手を借りずにいかにして自動的に破砕機に送り込む
かが第2の問題点となっている。
【0005】これら2つの問題点は、従来の発泡スチロ
ールのリサイクル装置では必ずしも十分に解決されてい
なかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
背景に鑑みなされたもので、発泡スチロール成形品のリ
サイクル過程でスチロールから気泡を除去して原料ペレ
ットを再生することができ、しかも作業者の手を借りず
に自動的に発泡スチロール成形品を破砕機に送り込むこ
とができる樹脂成形品の再生処理装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
樹脂成形品を破砕する破砕部と、前記破砕部へ送られる
樹脂成形品が通る通過路と、前記破砕部で破砕された樹
脂成形品を加熱して溶融する加熱手段と、前記加熱手段
によって溶融された樹脂を搬送し押し出す溶融樹脂押出
し手段とを有する樹脂成形品の再生処理装置において、
前記溶融樹脂押出し手段は、溶融した樹脂を搬送しなが
ら、溶融した樹脂に加える圧力をあげるものであること
を特徴とする樹脂成形品の再生処理装置である。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1に記載し
た樹脂成形品の再生処理装置において、溶融樹脂押出し
手段は、先端に溶融した樹脂の押出し孔が形成された筒
状体と、前記筒状体に形成され前記押出し孔に近づくに
従い径寸法が小さくなる部分を有する溶融樹脂通過穴
と、前記溶融樹脂通過穴に挿入されたスクリュ−と、前
記スクリュ−を回転させるスクリュ−駆動手段とによっ
て構成されていることを特徴とする樹脂成形品の再生処
理装置である。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1又は2に
記載した樹脂成形品の再生処理装置において、前記通過
路を通る樹脂成形品を破砕部の方向へ押し込む押し込み
手段を具備することを特徴とする樹脂成形品の再生処理
装置である。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項3に記載し
た樹脂成形品の再生処理装置において、押し込み手段
は、通過路に形成されたスリットと、前記スリットから
通過路に突出する状態で、樹脂成形品を破砕部側へ押す
ように動作する押し込み部材とによって構成されている
ことを特徴とする樹脂成形品の再生処理装置である。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項1から4に
記載した樹脂成形品の再生処理装置のいずれかにおい
て、破砕部で破砕された樹脂成形品を加熱手段によって
溶融する前に、樹脂より比重の大きい異物を分離除去す
る異物除去手段を具備することを特徴とする樹脂成形品
の再生処理装置である。
【0012】請求項6記載の発明は、請求項1から5に
記載した樹脂成形品の再生処理装置のいずれかにおい
て、溶融した樹脂成形品が溶融樹脂押出し手段によって
押出し孔から押し出される前に異物を除去するフィルタ
を設けたことを特徴とする樹脂成形品の再生処理装置で
ある。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の樹脂成形品の再生処
理装置1を図を参照しながら説明する。樹脂成形品の再
生処理装置1は発泡スチロール成形品Aを細かく破砕
し、これを加熱溶融してノズルから押し出し、最終的に
ペレット状等の原料に再生するためのものである。
【0014】樹脂成形品の再生処理装置1は、大きく分
けて供給部3と、破砕部5と、溶融押し出し部7とから
構成されている。これらの各構成部は、基台9上に設け
られている。以下上記各構成部について詳細に説明す
る。
【0015】供給部3は廃棄された発泡スチロール成形
品Aを破砕部5へ強制的に送り込むための部分であり、
この供給部3は角筒状に形成され、この供給部3の内部
が通過路15となっている。供給部3の底板11には4
列の平行なスリット17が送り込み方向に延びている。
【0016】図3に示すように各スリット17の間に
は、逆戻り防止刃21が固定されている。この逆戻り防
止刃21は、平板の両端を斜め上方へ折り曲げて、そこ
に鋸状の刃19を形成したものであり、この刃19は、
発泡スチロール成形品Aの送り方向に斜め上がりに形成
され、その頂点から垂直に切れ下がるような形状を有す
る。これにより発泡スチロール成形品Aは、送り方向に
は移動しやすいが、逆方向には刃19が食い込んで逆戻
りしにくい構造となっている。
【0017】図1および図6に示すように、底板11の
下面には垂直下方に延びる固定板23が固定されてい
る。この固定板23の一側面側にはモータ25が固定さ
れ、他の側面側には回転板27が設けられている。回転
板27の回転軸29は、固定板23を貫通して延びるモ
ータ25の駆動軸31に取り付けられている。また回転
板27の回転軸29はベアリング33によって支持され
ている。
【0018】図5に示すように、回転板27の板面の外
延付近には、ロッド35の一端がボルト37によって回
動可能に取り付けられている。以下、この部分を接続部
53と呼ぶ。また図7および図8に示すように、ロッド
35の両側には、断面がコの字形状をした2本のレール
39が、各々その開口部分を外側に向けた状態で一定の
間隔を開けて底板11の下面に固定されている。ロッド
35の他端にはU字形に曲がったガイド板41が固定さ
れている。ガイド板41の両端の内側にはそれぞれロー
ラ43が取り付けられており、これらのローラ43は、
レール39の開口部分内において、レール39の内側の
下面に回転可能に接することによって案内されている。
またロッド35の他端側の上面には水平ローラ45が取
り付けられており、その側周面が各レール39の背面4
7に案内されるようになっている。
【0019】図4に示すように、ロッド35の中程の上
面には、保持板49が固定されており、この保持板49
の上面には、押し込み部材としての4枚の押し込み刃5
1が、底板11のスリット17の間隔に対応した間隔で
設けられている。各押し込み刃51の刃は、逆戻り防止
刃21と同様な形状をしており、発泡スチロール成形品
Aをその送り方向に押し込む時だけ発泡スチロール成形
品Aに食い込むことができるようになっている。
【0020】図9から図11に示すように、これらの押
し込み刃51は回転板27とロッド35とのクランク作
用により、底板11のスリット17から上方へ突出可能
であり、且つスリット17から突出している時だけ発泡
スチロール成形品Aを前方へ送り込むように作用する。
この点については後で詳述する。押し込み手段は、スリ
ット17、モータ25、回転板27、回転軸29、ロッ
ド35、ボルト37、レール39、ガイド板41、ロー
ラ43、水平ローラ45、保持板49および押し込み刃
51によって構成されている。
【0021】次に破砕部5について説明する。破砕部5
は、円筒状のドラム55を備えており、このドラム55
は供給部3と連絡する上部が開放している。ドラム55
の内部には回転軸57に固定された回転体59が備えら
れており、回転体59の両端には破砕刃61が設けられ
ている。回転軸57には従動プーリ63が取り付けられ
ている。
【0022】またドラム55に隣接してモータ65が設
置されており、このモータ65の出力軸に設けられた駆
動プーリ69と従動プーリ63との間には、駆動ベルト
71が巻回されている。ドラム55の下端には、所定の
大きさの穴が多数形成されたメッシュ板72が設けられ
ている。このメッシュ板72の下方には、シュート73
が接続して搬送装置75に連絡している。
【0023】図2に示すように搬送装置75は、中空の
筒体77を備え、その内部にスクリューコンベア79が
回転可能に備えられている。スクリューコンベア79の
一端にはモータ81の駆動軸が接続しており、モータ8
1が駆動することによりスクリューコンベア79が回転
駆動するようになっている。
【0024】スクリューコンベア79の下端と筒体77
との間の間隙には、異物滞留部83が形成されている。
この異物滞留部83は、発泡スチロールよりも比重の大
きな例えば金属などの不純物を分離除去するための部分
である。即ち、スクリューコンベア79が回転して破砕
された発泡スチロールが移送される際に、発泡スチロー
ルよりも比重の大きな不純物は異物滞留部83に落下し
て溜まるようになっている。異物滞留部83に溜まった
比重の大きな不純物は、筒体77の下面に形成された開
口部85の蓋を開けて、掻き出し具87により開口部8
5から、外部へ落とすことができる。筒体77の終端側
(図2において左端側)の下方にはシュート89が接続
しており、このシュート89を介して溶融押し出し部7
に連絡している。
【0025】溶融押し出し部7は、シュート89に直接
連結されている中空穴90を有する接続部材91を備え
ており、接続部材91の前端部には筒状体92が接続さ
れている。図13に示すように、筒状体92は、ほぼ中
央に段を有する2段の円筒形状をしており、その外周面
には加熱手段としてのヒータ93が備えられている。ま
た、筒状体92の内部には溶融樹脂通過穴95が形成さ
れている。
【0026】溶融樹脂通過穴95の基端側は、接続部材
91の中空穴90と同一の内径寸法を有している。溶融
樹脂通過穴95は、その基端から次第に縮径するテーパ
状の縮径穴部分97と、縮径後の内径寸法のまま延びる
同径穴部分99とから構成されている。そして接続部材
91の中空穴90から溶融樹脂通過穴95まで一連に形
成された穴の中には、この穴の形状に一致したスクリュ
ー101が挿入されている。
【0027】図14に示すようにスクリュー101は、
回転軸103とその周囲に形成された螺旋板105とか
ら構成されている。螺旋板105は、中空穴90内で
は、該穴の内径に一致するように回転軸103の周りで
螺旋状に巻かれている。また螺旋板105は、縮径穴部
分97内では、該穴の縮径していく内径に一致するよう
に縮径していき、しかも間隔が次第に狭くなるように巻
かれている。そして同径穴部分99内では該穴の内径に
一致するように、しかも縮径穴部分97内で狭められた
螺旋の間隔をそのまま維持するように巻かれている。
【0028】回転軸103の一端は接続部材91の近傍
に設置されているスクリュー駆動手段としてのモータ1
07の出力軸に接続されており、回転軸103の他端は
溶融樹脂通過穴95の先端側に回転可能に支持されてい
る。これによりモータ107が駆動するとき、スクリュ
ー101が回転して溶融樹脂通過穴95内の樹脂が前方
へ押し出されるようになっている。スクリュー101
が、中空穴90から溶融樹脂通過穴95にかけて縮径す
る構成を備えていることは、本発明の特徴的構成の一つ
であり、その作用については後述する。溶融樹脂押出し
手段は、円筒状に形成された筒状体92、その内部に形
成された溶融樹脂通過穴95、該穴に挿入されたスクリ
ュー101およびモータ107によって構成されてい
る。
【0029】図15に示すように溶融樹脂通過穴95の
先端部分には、溶融樹脂貯留部109が形成されてお
り、溶融樹脂貯留部109内には中空のフィルタ装置1
11が形成されている。フィルタ装置111の壁面には
複数の小孔113が形成されており、これにより溶融樹
脂貯留部109に溜まった溶融樹脂がこの小孔113を
通過する際に、小孔113を通過できない異物を分離除
去することができる。
【0030】フィルタ装置111の出口側には、突出部
分114を備えた先端部材115が設けられており、突
出部分114の内部には中央孔117が延びている。そ
して中央孔117から突出部分114の側壁を貫通して
6つの押出し孔119が形成されている。
【0031】本発明の樹脂成形品の再生処理装置1は以
上のような構成を備えており、以下その作動状態につい
て説明する。各モータ25、65、81、107を駆動
状態にし、通過路15内へ発泡スチロール成形品Aを入
れ込む。
【0032】モータ25が駆動すると、図9から図11
に示すように回転板27が反時計回りに回転し、回転板
27とロッド35とのクランク作用により、押し込み刃
51は以下のように運動する。
【0033】図9に示すように、接続部53が回転板2
7の上側(時計の12時の位置付近)に位置するとき、
押し込み刃51は底板11のスリット17から上方へ大
きく突出している。また図10に示すように、回転板2
7が矢印の方向に回転して、接続部53が回転板27の
前方(時計の9時の位置付近)へ移動するとき、押し込
み刃51は前方に進みながら次第に下がるように動く。
さらに図11に示すように、回転板27が矢印の方向に
回転して、接続部53が回転板27の下側(時計の6時
の位置付近)へ移動するとき、押し込み刃51は底板1
1よりも下がり、押し込み刃51はスリット17から通
過路15側へ突出しなくなる。その後回転板27が回転
することにより図9の状態に戻り、上記の運動を繰り返
す。
【0034】このようにして押し込み刃51は、底板1
1よりも上側に突出しているときには常に前方へ移動す
るため、通過路15内に置かれた発泡スチロール成形品
Aに押し込み刃51が食い込み、発泡スチロール成形品
Aを強制的に前方へ押し込む。そして発泡スチロール成
形品Aは順次、破砕部5内へ供給されて、そこで回転す
る破砕刃61によって細かく破砕される。
【0035】発泡スチロールの破砕片は、メッシュ板7
2の穴を通過し、シュート73を通ってスクリューコン
ベア79内に落下する。このように発泡スチロールの破
砕片は、メッシュ板72の穴を通過する大きさにならい
と落下しないので、略一定の大きさに揃えられてからス
クリューコンベア79内に落下することになる。即ち、
発泡スチロールの破砕片はメッシュ板72の穴を通過し
ない大きさのうちはドラム55内に留まり破砕刃61に
よって破砕され、メッシュ板72の穴を通過できる大き
さとなってから、スクリューコンベア79内に落下する
ことになる。そして回転するスクリューコンベア79に
よって図2の左方向へ搬送される。破砕片の中に発泡ス
チロールよりも比重の大きな異物が混入している場合に
は、スクリューコンベア79で搬送中に異物が異物滞留
部83に落下して、そこに留まる。このようにして比重
の大きな異物は破砕片から分離することができる。
【0036】水平方向に搬送された発泡スチロールの破
砕片は、シュート89を介して接続部材91内に落下す
る。破砕片は回転しているスクリュー101によって図
2の左側へ搬送されていき、ヒータ93によって加熱さ
れて、次第に溶融していく。そして溶融した樹脂は、ス
クリュー101により搬送されて縮径穴部分97を通過
する。
【0037】このとき溶融された樹脂は、次第に径寸法
の小さな通路へと押し込まれていき、しかもスクリュー
101の螺旋板105の間隔も狭まってくるため、溶融
した樹脂に加えられる圧力は上がっていく。そのため溶
融した樹脂内の気泡中の気体が、押し出されて分離す
る。
【0038】溶融した樹脂は加圧状態に置かれたまま同
径穴部分99を通過して、溶融樹脂貯留部109に至
り、フィルタ装置111の小孔113を通過する。この
際、小孔113よりも大きな異物は小孔113を通過で
きないため、そこで分離される。最終的に溶融樹脂は、
中央孔117を介して押出し孔119から連続的に押し
出される。押し出された樹脂は、外気で冷やされてうど
ん状に固化する。このうどん状に固化した樹脂を図示し
ないカッタにより適宜の寸法に切断して、ペレット状の
再生品とする。
【0039】以上本発明の一実施の形態について、発泡
スチロール成形品の廃棄物からペレット状の再生品を作
る装置に説明したが、本発明の装置によって再生処理で
きる樹脂成形品は、発泡スチロール成形品以外にも、破
砕し加熱溶融してノズルから押し出すことができる他の
樹脂でできたものでもよい。また、最終的にペレット状
にせず、うどん状のまま再生利用してもよい。
【0040】
【発明の効果】本発明では、溶融樹脂押出し手段が、溶
融した廃棄樹脂を搬送しながら、溶融した廃棄樹脂に加
える圧力をあげるから、発泡スチロールに含まれる気泡
中の気体を樹脂中から除去することができる。
【0041】筒状体には、押出し孔に近づくに従い径寸
法が小さくなる部分を有する溶融樹脂通過穴が形成され
ているから、溶融した樹脂が径寸法の大きな部分から小
さな部分へ搬送されていく時に、次第に圧縮されるよう
に圧力を受ける。これにより発泡スチロールに含まれる
気泡中の気体を樹脂中から除去することができる。
【0042】通過路を通る樹脂成形品を破砕部の方向へ
押し込む押し込み手段を具備するから、作業者が手で樹
脂成形品を破砕部へ押し込む手間を省くことができると
ともに、作業者は危険な作業から開放される。
【0043】押し込み手段は、通過路に形成されたスリ
ットと、スリットから通過路に突出する状態で、樹脂成
形品を破砕部側へ押すように動作する押し込み部材とに
よって構成されているから、押し込み部材がスリットか
ら通過路へ突出しているときだけ、樹脂成形品を破砕部
側へ押し込むことができる。
【0044】破砕部で破砕された樹脂成形品を加熱手段
によって溶融する前に、廃棄樹脂より比重の大きい異物
を分離除去する異物除去手段を具備するから、例えばホ
チキスの針などの金属類を異物として樹脂から分離する
ことができる。
【0045】溶融した樹脂成形品が溶融樹脂押出し手段
によって押出し孔から押し出される前に異物を除去する
フィルタを設けたから、フィルタを通過できない異物を
除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の樹脂成形品の再生処理装置の一部断面
正面図である。
【図2】本発明の樹脂成形品の再生処理装置の一部断面
側面図である。
【図3】供給部の底板に形成されたスリットと逆戻り防
止刃を示す部分斜視図である。
【図4】ロッドおよびこれに固定された押し込み刃を示
す部分斜視図である。
【図5】ロッドと回転板との接続状態を示す部分斜視図
である。
【図6】供給部の一部の破断して示す側面図である。
【図7】レールとロッドとの関係を示す斜視図である。
【図8】レールとロッドとの関係を示す側断面図であ
る。
【図9】押し込み刃の運動の様子を示す図であり、押し
込み刃が通過路側に突出している様子を示す側面図であ
る。
【図10】押し込み刃の運動の様子を示す図であり、押
し込み刃が通過路側に少しだけ突出している様子を示す
側面図である。
【図11】押し込み刃の運動の様子を示す図であり、押
し込み刃が通過路側に突出していない様子を示す側面図
である。
【図12】スクリューコンベアおよび異物滞留部を示す
断面図である。
【図13】溶融樹脂通過穴、ヒータおよび押し出し孔を
示す断面図である。
【図14】溶融樹脂通過穴に挿入されるべきスクリュー
を示す正面図である。
【図15】ヒータの先端部分におけるフィルタ装置およ
び押し出し孔を示す断面図である。
【符号の説明】
1 樹脂成形品の再生処理装置 3 供給部 5 破砕部 7 溶融押し出し部 11 底板 15 通過路 17 スリット 19 刃 21 逆戻り防止刃 25 モータ 27 回転板 29 回転軸 35 ロッド 37 ボルト 39 レール 41 ガイド板 43 ローラ 45 水平ローラ 49 保持板 51 押し込み刃 57 回転軸 59 回転体 61 破砕刃 67 出力軸 69 駆動プーリ 71 駆動ベルト 75 搬送装置 77 筒体 79 スクリューコンベア 81 モータ 83 異物滞留部 90 中空穴 91 接続部材 92 筒状体 93 ヒータ 95 溶融樹脂通過穴 97 縮径穴部分 99 同径穴部分 101 スクリュー 107 モータ 109 溶融樹脂貯留部 111 フィルタ装置 113 小孔 115 先端部材 117 中央孔 119 押出し孔 A 発泡スチロール成形品

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂成形品を破砕する破砕部と、前記破砕
    部へ送られる樹脂成形品が通る通過路と、前記破砕部で
    破砕された樹脂成形品を加熱して溶融する加熱手段と、
    前記加熱手段によって溶融された樹脂を搬送し押し出す
    溶融樹脂押出し手段とを有する樹脂成形品の再生処理装
    置において、前記溶融樹脂押出し手段は、溶融した樹脂
    を搬送しながら、溶融した樹脂に加える圧力をあげるも
    のであることを特徴とする樹脂成形品の再生処理装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載した樹脂成形品の再生処理
    装置において、溶融樹脂押出し手段は、先端に溶融した
    樹脂の押出し孔が形成された筒状体と、前記筒状体に形
    成され前記押出し孔に近づくに従い径寸法が小さくなる
    部分を有する溶融樹脂通過穴と、前記溶融樹脂通過穴に
    挿入されたスクリュ−と、前記スクリュ−を回転させる
    スクリュ−駆動手段とによって構成されていることを特
    徴とする樹脂成形品の再生処理装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載した樹脂成形品の再
    生処理装置において、前記通過路を通る樹脂成形品を破
    砕部の方向へ押し込む押し込み手段を具備することを特
    徴とする樹脂成形品の再生処理装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載した樹脂成形品の再生処理
    装置において、押し込み手段は、通過路に形成されたス
    リットと、前記スリットから通過路に突出する状態で、
    樹脂成形品を破砕部側へ押すように動作する押し込み部
    材とによって構成されていることを特徴とする樹脂成形
    品の再生処理装置。
  5. 【請求項5】請求項1から4に記載した樹脂成形品の再
    生処理装置のいずれかにおいて、破砕部で破砕された樹
    脂成形品を加熱手段によって溶融する前に、樹脂より比
    重の大きい異物を分離除去する異物除去手段を具備する
    ことを特徴とする樹脂成形品の再生処理装置。
  6. 【請求項6】請求項1から5に記載した樹脂成形品の再
    生処理装置のいずれかにおいて、溶融した樹脂が溶融樹
    脂押出し手段によって押出し孔から押し出される前に異
    物を除去するフィルタを設けたことを特徴とする樹脂成
    形品の再生処理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010010353A (ko) * 1999-07-19 2001-02-05 양영재 폐 폴리스치렌을 이용한 발포 성형물의 제조방법과 그 성형물로 된 물품
JP2001038728A (ja) * 1999-07-28 2001-02-13 Hagihara Industries Inc 再生ペレット製造装置
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