JP3288254B2 - 表面波音速測定方法および表面波音速測定装置 - Google Patents

表面波音速測定方法および表面波音速測定装置

Info

Publication number
JP3288254B2
JP3288254B2 JP11231397A JP11231397A JP3288254B2 JP 3288254 B2 JP3288254 B2 JP 3288254B2 JP 11231397 A JP11231397 A JP 11231397A JP 11231397 A JP11231397 A JP 11231397A JP 3288254 B2 JP3288254 B2 JP 3288254B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wave
surface wave
signal
calculating
transmitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP11231397A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10300565A (ja
Inventor
良昭 永島
文信 高橋
敦志 渡辺
啓人 川又
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP11231397A priority Critical patent/JP3288254B2/ja
Publication of JPH10300565A publication Critical patent/JPH10300565A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3288254B2 publication Critical patent/JP3288254B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Length Measuring Devices Characterised By Use Of Acoustic Means (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体材料の表面波
を測定する音速測定方法およびその装置に係わり、特
に、固体材料表面の組織方位や残留応力、材料劣化、表
面処理層の厚み等を非破壊検査する固体材料表面の音速
測定方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金属材料の表面波を音速測定する
ことによって、金属材料表面に形成された表面層(窒化
層や焼入れ層)の厚さを計測したり、表面の残留応力、
組織方位、材料劣化等の診断が行われている。表面波の
音速を変動させる上記種々の要因のうちいずれの要因が
音速の変化に影響を与えるかを判断するために、表面波
の伝播方向を変化させること等が行なわれているが、近
年、局所的音速測定が重要になってきている。この測定
方法によれば、組織方位は狭い範囲で変化しているが、
劣化は広い範囲で同一に起こっていると考えられる場
合、局所的音速測定により音速変化の要因を特定するこ
とができる。
【0003】表面波の音速測定の最も一般的な方法は、
入射点と出射点間の距離が既知である状態で伝播時間を
測定し、距離を伝播時間で除して音速を算出する方法で
ある。この方法は、伝播距離の正確さと伝播時間の測定
精度が、音速精度を決定するが、次の2つの理由により
この方法では高精度に音速を測定することは難しい。第
1に、探触子の被検体への接触部が比較的広いため正確
な入出射点位置を決められないこと、第2に伝播時間の
測定精度が波形のサンプリング間隔以下にできないこと
である。即ち、このような方法では音速測定精度を上げ
ようとすれば局所性が低下し、局所性を向上させようと
すれば、音速測定精度が悪くなることになる。
【0004】特開平8−201356号公報には、上記
の問題に対処するための一方法が提案されている。この
公知例によれば、複数の表面波発生手段から表面波を励
振し、干渉した表面波を1つの受信探触子で受信するよ
うにし、表面波発生手段の一方を走査しながら干渉強度
を測定するものである。この方法によれば、表面波発生
手段の走査距離に相当する局所領域の音速を、走査距離
と干渉強度の関係から求めることができる。従って、先
の第1の問題点は、入射点の移動距離さえ分かればよい
ので、探触子の移動距離を高精度に測定することによっ
て解消する。また、第2の問題点は、干渉強度を測定す
ることで位相差を求めているので、量子化精度さえ良け
れば解消することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術を表面層の厚さ測定や材料劣化の診断に用いる場合、
表面層による減衰や配置場所等の問題で、送信探触子と
受信探触子間の距離を短くしたいことが多い。この場
合、表面波の指向性の問題から、送信探触子と受信探触
子を直線上に配置するのが望ましいが、送信探触子が複
数必要となるために、被検査位置では最低3つの探触子
が並ぶ距離が必要である。そのため局所的に音速を測定
できる利点を十分に活かすことができなかった。
【0006】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みて、狭領域において局所的な表面波音速を高精度に
測定する方法およびその装置の提供を目的とするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、次のような手段を採用した。
【0008】物体を伝搬する表面波の音速を測定する表
面波音速測定方法において、物体に連続的に表面波を送
信し、該表面波を送信する送信位置と該表面波を受信す
る受信位置間の距離を変化して、該変化する各距離にお
いて、前記表面波を受信し、該受信した信号と該受信し
た信号と同じ周波数の参照信号とを加算して干渉強度を
測定し、該干渉強度から該干渉強度の波長を算出し、該
波長と前記周波数との積を演算することにより前記物体
を伝搬する表面波の音速を求めることを特徴とする。
【0009】また、物体を伝搬する表面波の音速を測定
する表面波音速測定方法において、物体に連続的に表面
波を送信し、該表面波を送信する送信位置と該表面波を
受信する受信位置間の距離を変化して、該変化する各距
離において、前記表面波を受信し、該受信した信号を該
受信した信号の振幅で除した受信信号成分と、該受信し
た信号と同じ周波数の参照信号を該参照信号の振幅で除
した参照信号成分とを加算して干渉強度を測定し、該干
渉強度から該干渉強度の波長を算出し、該波長と前記周
波数との積を演算することにより前記物体を伝搬する表
面波の音速を求めることを特徴とする。
【0010】また、前記参照信号は、前記表面波を送信
する信号と同じ信号であることを特徴とする。
【0011】また、前記参照信号は、任意の前記距離に
おいて受信した信号であることを特徴とする。
【0012】また、物体表面に形成された表面層厚さを
測定する表面層厚さ測定方法において、請求項1ないし
は請求項4のいずれか1つの請求項記載の表面波音速測
定方法を利用して、前記物体表面を伝搬する表面波の音
速を演算し、前記演算された音速から前記表面層厚に対
する音速変化率を演算し、音速変化率に対する表面層厚
さとの既知の比と前記演算された音速変化率との積から
前記表面層厚さを演算して求めることを特徴とする。
【0013】また、物体の表面波を測定する表面波音速
測定装置において、連続波信号を発生する連続波発生手
段と、前記連続波信号を物体に表面波として送信する表
面波送信手段と、前記表面波を受信する表面波受信手段
と、前記表面波送信手段と前記表面波受信手段間の距離
を可変制御すると共に、前記変化する各距離に対応する
距離信号を出力する走査制御部と、前記表面波受信手段
によって受信した受信信号と前記連続波信号とから干渉
強度を検出する干渉強度検出手段と、前記干渉強度と前
記距離信号とを入力して、前記干渉強度の波長を演算
し、該波長と前記受信信号の周波数とから音速を演算す
る音速演算手段と、を備えることを特徴とする。
【0014】また、前記連続波発生手段は、前記連続波
の周波数を可変できることを特徴とする。
【0015】また、前記表面波送信手段の送信面および
前記表面波受信手段の受信面は、それぞれ前記物体と狭
い領域で接触可能な接触面によって構成されていること
を特徴とする。
【0016】また、前記表面波送信手段の送信面および
前記表面波受信手段の受信面は、それぞれ前記物体と広
い領域で接触可能な接触面によって構成されていること
を特徴とする。
【0017】また、物体表面に形成された表面層厚さを
測定する表面層厚さ測定装置において、連続波信号を発
生する連続波発生手段と、前記連続波信号を物体に表面
波として送信する表面波送信手段と、前記表面波を受信
する表面波受信手段と、前記表面波送信手段と前記表面
波受信手段間の距離を可変制御すると共に、前記変化す
る距離に対応する距離信号を出力する走査制御部と、前
記表面波受信手段によって受信した受信信号と前記連続
波信号とから干渉強度を検出する干渉強度検出手段と、
前記干渉強度と前記距離信号を入力して、前記干渉強度
の波長を演算し、該波長と前記受信信号の周波数とから
音速を演算する音速演算手段と、前記演算して求めた音
速から前記表面層厚に対する音速変化率を演算する音速
変化率演算手段と、音速変化率に対する表面層厚さの既
知の比と前記演算された音速変化率との積から前記表面
層厚さを演算して求める表面層厚さ演算手段と、を備え
ることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】はじめに、本発明の第1の実施形
態を図1〜図4を用いて説明する。
【0019】図1は本実施形態に係わる表面波音速測定
装置の全体構成図であり、図において、1は連続波発生
器、2,6はアンプ、3は送信探触子、4は受信探触
子、5は探触子走査機構、7は干渉強度検出部、8は走
査制御部、9は音速演算部、10は表面波、11は被検
体、12は送信信号、13は受信信号、14は参照信
号、15は受信探触子4の受信位置の変化に応じて出力
する位置信号である。
【0020】なお、探触子走査機構5はモータとボール
ねじの組み合わせや、リニアモータ等のリニアアクチュ
エータで構成される。
【0021】次に本実施形態の表面波音速測定装置の動
作について説明する。
【0022】連続波発生器1から出力された連続波信号
はアンプ2で増幅され、送信探触子3から被検体11に
表面波10として送信される。受信探触子4は被検体1
1の表面を伝搬した表面波10を受信信号13として検
出する。干渉強度検出部7は連続波発生器1から出力さ
れた参照信号14と、受信探触子4で受信し、アンプ6
で増幅された受信信号13を入力して干渉強度Iを検出
する。走査制御部8は探触子走査機構5を制御して受信
探触子4を被検体11上を移動させると共に、その位置
信号15は音速演算装置9に送られる。移動する微少距
離Δxは波長λxより短い距離に設定する。例えば、表
面波の音速Vrが3000m/s、周波数fが5MHz
であるとすれば、波長λxは600μmとなるので、距
離Δxは30μm程度となる。このようにして受信探触
子4を適当な距離移動し、各位置における表面波11を
受信し、干渉強度検出部7から連続した干渉強度Iを検
出する。連続的に検出された干渉強度Iに基づいて、音
速演算部9において音速Vrを算出する。
【0023】なお、本実施形態では、受信探触子4を移
動するように構成したが送信探触子3を移動するように
構成してもよい。
【0024】図2は受信探触子4の受信位置xと干渉強
度検出部7で検出された干渉強度Iとの関係を示す図で
ある。
【0025】ここで、連続波発生器1から出力する参照
信号14をφ1 、受信探触子4で検出する受信信号をφ
2 とすると、両者は次式で表せる。
【0026】 φ1=A・exp(jωt) φ2=B・exp{j(ωt−kx)} ・・・(1) ここで、 j2=−1、ωは角周波数、tは時間、kは波
数、xは受信位置を表わす。
【0027】従って、干渉強度Iは次式で表せる。
【0028】 I=|φ1+φ2|=√(A2+B2+2ABcoskx) ・・・(2) 図示するように、干渉強度Iは、受信探触子4の受信位
置xを移動すると、|A+B|と|AーB|間を変動す
る。そして、干渉強度Iが最も高くなる位置(腹)の間
隔、または干渉強度Iが最も低くなる位置(節)の間隔
は波長λxとなるので、受信信号の周波数をfとする
と、音速Vrは次式で表せる。
【0029】 Vr=f・λx ・・・(3) 次に、本実施形態の音速測定方法を図3に示すフローチ
ャートを用いて説明する。
【0030】ステップ101において、連続波発生器1
から連続波の送信信号12が出力され、送信探触子3か
ら送信信号12は表面波として被検体11に対して励振
を行う。次に、ステップ102において、走査制御部8
によって探触子走査機構5を制御して、受信探触子4を
初期位置に移動する。ステップ103で受信探触子4は
被検体11を伝搬した表面波10を受信する。次に、ス
テップ104において、参照信号14と受信した表面波
の受信信号13から干渉強度を検出する。ステップ10
5において、探触子3、4間の距離を変更し、ステップ
103〜105の処理を繰り返す。ステップ106にお
いて、受信探触子4の位置を適当に移動し、例えば、腹
が5個程度得られるまで移動し、干渉強度検出部7にお
いて各位置における干渉強度を検出すると、ステップ1
07において、連続的に検出された干渉強度Iに基づい
て、音速演算部9において音速を算出する。
【0031】次に、図1に示した干渉強度検出部7の回
路構成の一例を図4に示す。
【0032】図において、70,71は位相シフタ、7
2〜77は乗算器、78〜81は加算器、82は乗算
器、83は平方根演算器である。
【0033】ここで参照信号をAcosωt、受信信号
をBcos(ωtーkx)とすると、参照信号と受信信
号を乗算器74で乗算してABcosωt・cos(ω
tーkx)を得る。一方、参照信号を位相シフタ70で
90°位相シフトした信号と、受信信号を位相シフタ7
1で90°位相シフトした信号とを乗算器75で乗算し
てABsinωt・sin(ωtーkx)を得る。両方
の乗算信号を加算器79で加算し、乗算器82で2倍し
て信号2ABcoskxを得る。一方、参照信号を乗算
器72で自乗した信号A2cos2ωtと、参照信号の9
0°位相シフトした信号を乗算器73で自乗した信号A
2sin2ωtと、を加算器79で加算して信号A2 を得
る。また、受信信号を乗算器76で自乗した信号B2
os2(ωtーkx)と、受信信号の90°位相シフト
した信号を乗算器77で自乗した信号B2sin2(ωt
ーkx)と、を加算器80で加算して信号B2 を得る。
次に、得られた信号2ABcoskx、信号A2、およ
び信号B2を加算器81で加算し、最後に加算した信号
の平方根を平方根演算器83で求める。
【0034】この回路により、式2で示す干渉強度Iを
リアルタイムで求めることができる。
【0035】次に、図1に示した干渉強度検出部7およ
び音速演算部9をデジタル的処理によって実現する場合
の一例を図5〜図6に示す。
【0036】図5において、701、702はA/D変
換器、703は干渉強度を検出し干渉強度の表示が可能
なデジタルオシロスコープである。
【0037】図において、入力された参照信号φ1と受
信信号φ2は、それぞれA/D変換器701、702に
よってデジタル化され、デジタルオシロスコープ703
に入力される。デジタルオシロスコープ703ではデジ
タル化された参照信号ref(t)および受信信号f
(t)をオシロスコープ機能によって加算し、加算した
信号の振幅を測定して、その結果を音速演算部9に出力
して音速演算を行う。
【0038】なお、この場合、音速演算部9を汎用のコ
ンピュータで構成し、前記加算処理および前記振幅測定
処理を音速演算部9でソフトウェア的に行ってもよい。
【0039】ここで、干渉強度検出部7および音速演算
部9におけるデジタル的処理の処理手順を図6に示すフ
ローチャートに示す。
【0040】ステップ201および202において、そ
れぞれ参照信号ref(t)および受信信号f(t)を
デジタル化処理し、ステップ203において、両信号を
加算して、加算信号g(t)を得る。ステップ204で
加算信号g(t)から振幅測定を行う。
【0041】次に、本発明の第2の実施形態を図7〜図
8を用いて説明する。
【0042】図7は本実施形態に係わる表面波音速測定
装置の全体構成を示す図である。
【0043】なお、図において、干渉強度検出部7には
連続波発生器1から参照信号が入力されていない点を除
き図1に示される構成と同一であるので、符号の説明は
省略する。
【0044】本実施形態では、参照信号14は、受信探
触子4の任意の位置(初期位置等)で受信した表面波の
受信信号を参照信号として利用する。
【0045】次に本実施形態の表面波音速測定装置の動
作について説明する。
【0046】連続波発生器1から出力された連続波信号
はアンプ2で増幅され、送信探触子3から被検体11に
表面波として送信される。次に、走査制御部8は探触子
走査機構5を制御して受信探触子4を初期位置に移動す
る。干渉強度検出部7は初期位置で受信探触子4によっ
て検出された受信信号13を参照信号14として記憶す
る。その後、走査制御部8を制御することにより受信探
触子4を移動して被検体11の表面を伝搬した表面波1
0を受信する。干渉強度検出部7は、受信探触子4の初
期位置で受信した参照信号14と、その後受信探触子4
を移動して得られた受信信号13とを加算し、振幅を測
定して干渉強度Iを検出する。検出された干渉強度I
は、音速演算部9において音速を算出する。
【0047】なお、本実施形態においても、第1の実施
形態の図5〜図6で説明したと同様に、干渉強度検出部
7および音速演算部9をデジタル的処理によって実現す
ることができる。
【0048】次に、本実施形態の音速測定方法を図8に
示すフローチャートに基づいて説明する。
【0049】ステップ301において、送信探触子3
は、連続波発生器1から連続波の送信信号12を入力し
て、被検体11に対して表面波10として励振する。次
に、ステップ302において、走査制御部8によって、
探触子走査機構5を制御して受信探触子4を初期位置に
移動し、その時点で受信探触子4は参照信号f0(t)
としての受信信号13を受信する。ステップ303にお
いて、受信した参照信号f0(t) は干渉強度検出部7
に記憶される。次にステップ304において受信探触子
4から受信信号f(t)を検出し記憶する。ステップ3
05において、干渉強度検出部7等において参照信号f
0(t) と受信信号f(t)を加算して加算信号g
(t)を得る。ステップ306において加算信号g
(t)から振幅を測定して干渉強度Iを得る。次いで、
受信探触子4の位置を変更してステップ304〜307
の処理を繰り返す。ステップ308において、受信探触
子4の位置を移動し、各位置における干渉強度が検出さ
れると、ステップ309において、音速演算部9におい
て検出された干渉強度Iに基づいて、音速を算出する。
【0050】次に、前記各実施形態の参照信号14およ
び受信信号13の規格化処理について図9〜図10を用
いて説明する。
【0051】上記各実施形態では、参照信号14と受信
信号13の干渉強度の演算処理は図6のステップ203
や図8のステップ305に示すとおり、両信号を加算す
ることで実現した。しかしながら、被検体11の表面状
態が悪い場合や、接触面が曲面である場合には、受信位
置によって受信信号13の振幅が変化することがある。
この振幅変化は、受信探触子4の走査距離に依存しない
ので、両信号の位相差を求める上で誤差となる。そこ
で、両信号を加算する前に、規格化処理を行なうことに
よってその影響を取り除く。
【0052】ここで、規格化処理について詳述すると、
参照信号をφ1 、受信信号をφ2 とすると、前記(1)
式に示したように、 φ1=A・exp(jωt) φ2=B・exp{j(ωt−kx)} となり、干渉強度は本来下式となるが、 I=|φ1+φ2|=√(A2+B2+2ABcoskx) φ2 の強度が受信位置xにより変化すると、 φ2=B(x)・exp{j(ωt−kx)} となる。このときの干渉強度は、 I=|φ1+φ2|=√{A2+B(x)2+2AB(x)
coskx} となり、干渉強度が正確な周期関数でなくなる。
【0053】従って、受信位置xの影響を受けないよう
にするために、 φ1’=φ1 /A=exp(jωt) φ2’=φ2 /B=exp{j(ωt−kx)} とすると、干渉強度は、 I’=|φ1’+φ2’|=√2(1+coskx) となり、干渉強度を周期関数とすることができる。
【0054】即ち、図6のステップ203を図9のステ
ップ2031〜2033に示すように、参照信号ref
(t)を参照信号ref(t)の振幅Aで除した信号
と、受信信号f(t)を受信信号f(t)の振幅Bで除
した信号とを加算する処理に代える。または、図8のス
テップ305を図10のステップ3051〜3053に
示すように、参照信号f0(t)を参照信号f0(t)の
振幅Aで除した信号と、受信信号f(t)を受信信号f
(t)の振幅Bで除した信号とを加算する処理に代え
る。この処理を施すことにより、参照信号14と受信信
号13の位相差のみを検出することができるようにな
る。
【0055】上記のごとく、各実施形態によれば、物体
に連続的表面波を励振し、送受信位置間の距離が変化す
るように送信位置または受信位置を複数点変えて表面波
を受信し、各位置における受信信号と同じ周波数の参照
信号とから干渉強度を測定することにより、干渉強度と
送受信距離の関係から干渉強度の波長を算出し、該波長
と周波数のと積より表面波の音速を求めるように構成し
た。そのため受信探触子を走査した微小範囲(約3m
m)の音速を求めることができ、また、探触子は高々2
個でよく、探触子2個のサイズに走査範囲(この場合約
3mm)を加えた領域さえあれば音速の測定が可能とな
る。
【0056】次に、本発明の第3の実施形態を図11〜
図15を用いて説明する。
【0057】本実施形態は、第1および第2の実施形態
の音速測定方法または装置を利用した窒化層厚さ測定方
法または装置に係わるものであり、図11は音速変化率
Rと窒化層厚さDとの関係を示す図であり、図12は窒
化層厚さ測定方法を示すフローチャートである。
【0058】図11において、音速変化率Rとは、窒化
層の厚さD=0における、音速をVr(0)とし、窒化
層の厚さD=dにおける音速をVr(d)とするとき、
R={Vr(d)ーVr(0)}/Vr(0)の関係式
で示されるものであり、傾きα(f)は表面波の周波数
fによってその傾きが変化し、α(f)=D/Rで表さ
れるものである。ここで傾きα(f)が周波数fの関数
となる理由は、層のある物体上を伝播する表面波音速が
周波数fにより変化するためである。図に示すよう、音
速変化率Rと窒化層厚さDとは比例関係に近似できる。
【0059】なお、速度Vr(0)は予め求めておき、
また、傾きα(f)も窒化層厚さが既知の参照被検体の
音速を測定して予め求めておく。
【0060】次に、本実施形態に係わる窒化層厚さ測定
方法を図12に示すフローチャートを用いて説明する。
【0061】ステップ107(309)は、第1の実施
形態の図3に示すステップ107または第2の実施形態
の図8に示すステップ309のステップに相当する。こ
のステップ107(309)において、音速Vrを算出
後、ステップ401において、音速変化率R={Vrー
Vr(0)}/Vr(0)を演算する。次にステップ4
02において、窒化層厚さd=α(f)・Rを算出す
る。
【0062】次に本実施形態に係わる窒化層厚さ測定装
置の一例を図13〜図16用いて説明する。
【0063】図13は窒化層厚さ測定装置の全体構成
図、図14は発電プラントのタービンに用いられる弁棒
の窒化層厚さ測定装置の概略構成図、図15は送受信の
各探触子の構造図、図16は送受信の各探触子と被検体
との接触状態を説明する図である。
【0064】これらの図において、16は音速変化率演
算部、17は窒化層厚さ演算部、18は窒化層厚さ測定
用治具本体、19は被検体把持機構、20は被検体とし
ての弁棒、21は接触媒質、22,23は送受信の各探
触子の接触面構造、30は振動子、31,32,33は
送受信の各探触子のシューである。なお、図1または図
7に示される部分と同一の部分は同一符号を付して説明
を省略する。
【0065】この窒化層厚さ測定装置は、図13に示す
ように、音速変化率演算部16において、音速演算部9
で求められた音速から音速変化率を演算し、次いで、窒
化層厚さ演算部17において、その音速変化率と音速変
化率に対する窒化層厚さの既知の比との積から窒化層厚
さを演算して求める。
【0066】また、図14に示すように、この弁棒の窒
化層厚さ測定装置は、弁棒20は円柱形の部材であるの
で、表面波を円柱形の軸方向に伝播させるように構成さ
れている。窒化層厚さ測定用治具本体18は被検体把持
機構19を備え、弁棒20を両側から抱え込むように構
成されている。探触子走査機構5は超音波リニアモータ
で構成し装置サイズをコンパクト化している。
【0067】また、図15および図16に示すように、
送信探触子3と受信探触子4は、縦波モードの超音波を
発生する振動子30と、被検体(弁棒)20との接触部
で縦波を表面波にモード変換する角度に調整されたシュ
ー(材質はアクリル等)31,32,33から構成され
る。
【0068】図16(a)に示すように、従来、シュー
31の底面は平面であるので、弁棒20に接触させると
線接触となるために、シュー31と弁棒20との間に接
触媒質(マシン油等)21を塗布してしていた。しかし
接触媒質21の厚さが場所により異なることで伝播距離
が変わるために、表面波にモード変換したときの位相が
微小にずれ、表面波の強度が低下する。
【0069】そこで、図15(a)および図16(b)
に示すように、シュー32の底面を接触面の狭い構造2
2にしたり、また、図15(b)および図16(c)に
示すように、シュー33の底面を接触面構造23のよう
に、弁棒14の形状に沿う構造にする。これらの接触面
構造22,23は、接触媒質21の厚さの差が生じにく
いので、表面波の位相ずれが生じにくくなる。上記のご
とく、本実施形態によれば、予め表面層厚さと音速との
相関関係を知っておくことにより、表面層厚さを高精度
に測定でき、また表面波送受信手段が、物体に狭い領域
で接触する接触面を有するように構成したり、物体形状
に沿った形状を有するように構成することで、表面波送
受信手段と被検体との間の接触媒質の厚さをほぼ均一に
できるので、表面波の位相ずれが生じにくく、高い信号
強度を得ることができる。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、金属材料表面に形成さ
れた表面層(窒化層や焼入れ層)や、残留応力、組織方
位、材料劣化などの影響による表面波の局所的音速変化
を高精度で測定することができる。また、必要な探触子
は高々2個であるため表面波伝播距離を十分取れない狭
領域での測定がきわめて有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係わる表面波音速測定装置の
全体構成図である。
【図2】受信位置と干渉強度との関係を説明する図であ
る。
【図3】第1の実施形態に係わる表面波音速測定方法を
示すフローチャートである。
【図4】図1に示した干渉強度検出部の一例を示す回路
構成図である。
【図5】図1に示した干渉強度検出部および音速演算部
をデジタル的処理によって実現する場合の一例を示す構
成図である。
【図6】図1に示した干渉強度検出部および音速演算部
におけるデジタル的処理の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図7】第2の実施形態に係わる表面波音速測定装置の
全体構成図である。
【図8】第2の実施形態に係わる表面波音速測定方法を
示すフローチャートである。
【図9】図6に示すステップ203において、参照信号
と受信信号を規格化処理して加算処理するステップを示
すフローチャートである。
【図10】図8に示すステップ305において、参照信
号と受信信号を規格化処理して加算処理するステップを
示すフローチャートである。
【図11】音速変化率と窒化層厚さとの関係を示す図で
ある。
【図12】第3の実施形態に係わる窒化層厚さ測定方法
を示すフローチャートである。
【図13】第3の実施形態に係わる窒化層厚さ測定装置
の全体構成図である。
【図14】第3の実施形態に係わる窒化層厚さ測定装置
の概略構成図である。
【図15】第3の実施形態に係わる送受信の各探触子の
構造図である。
【図16】従来および第3の実施形態に係わる送受信の
各探触子の構造図である。
【符号の説明】
1 連続波発生器 2,6 アンプ 3 送信探触子 4 受信探触子 5 走査駆動部 7 干渉強度検出部 8 走査制御部 9 音速演算部 10 表面波 11 被検体 16 音速変化率演算部 17 窒化層厚さ演算部
フロントページの続き (72)発明者 渡辺 敦志 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株式会社 日立製作所 電力・電機開発 本部内 (72)発明者 川又 啓人 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式 会社 日立製作所 日立工場内 (56)参考文献 特開 平8−201356(JP,A) 特開 平7−159230(JP,A) 特開 平7−174741(JP,A) 特開 平3−128422(JP,A) 特開 平8−170910(JP,A) 特開 昭63−30726(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01H 5/00 G01B 17/02 G01N 29/18 G01H 5/00 G01B 17/02 G01N 29/18 JICSTファイル(JOIS)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体を伝搬する表面波の音速を測定する
    表面波音速測定方法において、 物体に連続的に表面波を送信し、 該表面波を送信する送信位置と該表面波を受信する受信
    位置間の距離を変化して、該変化する各距離において、
    前記表面波を受信し、 該受信した信号と該受信した信号と同じ周波数の参照信
    号とを加算して干渉強度を測定し、 該干渉強度から該干渉強度の波長を算出し、 該波長と前記周波数との積を演算することにより前記物
    体を伝搬する表面波の音速を求めることを特徴とする表
    面波音速測定方法。
  2. 【請求項2】 物体を伝搬する表面波の音速を測定する
    表面波音速測定方法において、 物体に連続的に表面波を送信し、 該表面波を送信する送信位置と該表面波を受信する受信
    位置間の距離を変化して、該変化する各距離において、
    前記表面波を受信し、 該受信した信号を該受信した信号の振幅で除した受信信
    号成分と、該受信した信号と同じ周波数の参照信号を該
    参照信号の振幅で除した参照信号成分とを加算して干渉
    強度を測定し、 該干渉強度から該干渉強度の波長を算出し、 該波長と前記周波数との積を演算することにより前記物
    体を伝搬する表面波の音速を求めることを特徴とする表
    面波音速測定方法。
  3. 【請求項3】 請求項1ないしは請求項2のいずれか1
    つの請求項記載において前記参照信号は、前記表面波を
    送信する信号と同じ信号であることを特徴とする表面波
    音速測定方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないしは請求項2のいずれか1
    つの請求項記載において、 前記参照信号は、任意の前記距離において受信した信号
    であることを特徴とする表面波音速測定方法。
  5. 【請求項5】 物体表面に形成された表面層厚さを測定
    する表面層厚さ測定方法において、 請求項1ないしは請求項4のいずれか1つの請求項記載
    の表面波音速測定方法を利用して、前記物体表面を伝搬
    する表面波の音速を演算し、 前記演算された音速から前記表面層厚に対する音速変化
    率を演算し、 音速変化率に対する表面層厚さとの既知の比と前記演算
    された音速変化率との積から前記表面層厚さを演算して
    求めることを特徴とする表面層厚さ測定方法。
  6. 【請求項6】 物体の表面波を測定する表面波音速測定
    装置において、 連続波信号を発生する連続波発生手段と、 前記連続波信号を物体に表面波として送信する表面波送
    信手段と、 前記表面波を受信する表面波受信手段と、 前記表面波送信手段と前記表面波受信手段間の距離を可
    変制御すると共に、前記変化する各距離に対応する距離
    信号を出力する走査制御部と、 前記表面波受信手段によって受信した受信信号と前記連
    続波信号とから干渉強度を検出する干渉強度検出手段
    と、 前記干渉強度と前記距離信号とを入力して、前記干渉強
    度の波長を演算し、該波長と前記受信信号の周波数とか
    ら音速を演算する音速演算手段と、 を備えることを特徴とする表面波音速測定装置。
  7. 【請求項7】 請求項6の記載において、 前記連続波発生手段は、前記連続波の周波数を可変でき
    ることを特徴とする表面波音速測定装置。
  8. 【請求項8】 請求項6ないしは請求項7のいずれか1
    つの請求項記載において、 前記表面波送信手段の送信面および前記表面波受信手段
    の受信面は、それぞれ前記物体と狭い領域で接触可能な
    接触面によって構成されていることを特徴とする表面波
    音速測定装置。
  9. 【請求項9】 請求項6ないしは請求項7のいずれか1
    つの請求項記載において、 前記表面波送信手段の送信面および前記表面波受信手段
    の受信面は、それぞれ前記物体と広い領域で接触可能な
    接触面によって構成されていることを特徴とする表面波
    音速測定装置。
  10. 【請求項10】 物体表面に形成された表面層厚さを測
    定する表面層厚さ測定装置において、 連続波信号を発生する連続波発生手段と、 前記連続波信号を物体に表面波として送信する表面波送
    信手段と、 前記表面波を受信する表面波受信手段と、 前記表面波送信手段と前記表面波受信手段間の距離を可
    変制御すると共に、前記変化する距離に対応する距離信
    号を出力する走査制御部と、 前記表面波受信手段によって受信した受信信号と前記連
    続波信号とから干渉強度を検出する干渉強度検出手段
    と、 前記干渉強度と前記距離信号を入力して、前記干渉強度
    の波長を演算し、該波長と前記受信信号の周波数とから
    音速を演算する音速演算手段と、 前記演算して求めた音速から前記表面層厚に対する音速
    変化率を演算する音速変化率演算手段と、 音速変化率に対する表面層厚さの既知の比と前記演算さ
    れた音速変化率との積から前記表面層厚さを演算して求
    める表面層厚さ演算手段と、を備えることを特徴とする
    表面層厚さ測定装置。
JP11231397A 1997-04-30 1997-04-30 表面波音速測定方法および表面波音速測定装置 Expired - Fee Related JP3288254B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11231397A JP3288254B2 (ja) 1997-04-30 1997-04-30 表面波音速測定方法および表面波音速測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11231397A JP3288254B2 (ja) 1997-04-30 1997-04-30 表面波音速測定方法および表面波音速測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10300565A JPH10300565A (ja) 1998-11-13
JP3288254B2 true JP3288254B2 (ja) 2002-06-04

Family

ID=14583551

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11231397A Expired - Fee Related JP3288254B2 (ja) 1997-04-30 1997-04-30 表面波音速測定方法および表面波音速測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3288254B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004184378A (ja) * 2002-12-06 2004-07-02 Koyo Seiko Co Ltd 鋼製部品の脱炭または研磨焼の検査方法

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3831292B2 (ja) * 2002-05-15 2006-10-11 株式会社ジェイテクト 円筒ころ軸受の内輪の疲労度測定方法
JP2006242942A (ja) * 2005-02-03 2006-09-14 Tokyo Electric Power Co Inc:The 液浸探傷装置、局部液浸探傷装置および液浸探傷方法
JP6319373B2 (ja) * 2016-03-04 2018-05-09 横河電機株式会社 振動変位測定装置及び振動変位測定方法
CN109115326B (zh) * 2018-09-19 2024-04-09 安徽大学 一种接收换能器角度可变的声速测定仪及其使用方法
CN110118593A (zh) * 2019-05-23 2019-08-13 浙江大学 一种新型实验室声速测量装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004184378A (ja) * 2002-12-06 2004-07-02 Koyo Seiko Co Ltd 鋼製部品の脱炭または研磨焼の検査方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10300565A (ja) 1998-11-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6057927A (en) Laser-ultrasound spectroscopy apparatus and method with detection of shear resonances for measuring anisotropy, thickness, and other properties
França et al. All-optical measurement of in-plane and out-of-plane Young's modulus and Poisson's ratio in silicon wafers by means of vibration modes
JP4589280B2 (ja) ガイド波を用いた配管検査方法及びその配管検査装置
JP2006194591A (ja) 超音波探傷装置
JP3913144B2 (ja) 配管検査方法及び装置
JP4012237B2 (ja) 配管検査方法及び装置
JP3288254B2 (ja) 表面波音速測定方法および表面波音速測定装置
JP4625747B2 (ja) 配管検査装置及び配管検査方法
JP4795925B2 (ja) 超音波厚さ測定方法および装置
US5349862A (en) Apparatus for measuring the velocity of ultrasonic sound in terms of V(Z) characteristics and ultrasonic microscope using that apparatus
JP5222080B2 (ja) 超音波探傷法、該方法に用いる超音波探傷プログラム、及び該プログラムを記録した記録媒体
JP2002213936A (ja) 材料厚さの非接触測定方法及び装置
JP3635453B2 (ja) 超音波横波斜角探傷方法及び装置
JP2001343365A (ja) 金属薄板の厚み共振スペクトル測定方法及び金属薄板の電磁超音波計測方法
JP2792286B2 (ja) 被検体の弾性定数測定法
JP2000131297A (ja) 漏洩弾性表面波測定用探触子
JP2501488B2 (ja) 管体の超音波探傷法
JPH11211699A (ja) 各種材料又は各種溶液の診断用測定センサ、診断装置及び診断方法
JP3707473B2 (ja) 鋼管の超音波探傷方法及びその装置
Chen et al. Parameter measurement of the cylindrically curved thin layer using low-frequency circumferential Lamb waves
JP2000097918A (ja) 鋼管の超音波探傷方法及びその装置
JPH1062395A (ja) 超音波探傷方法及び装置
JPH095310A (ja) 超音波検査方法
JP3713384B2 (ja) 組織方位評価方法及び装置
JP4617540B2 (ja) 超音波特性測定方法、音響異方性測定方法及び音響異方性測定装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090315

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees