JP3286519B2 - 無機質成形板の積載方法 - Google Patents

無機質成形板の積載方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オートクレーブ内
で半硬化状態の無機質成形板を直立姿勢で蒸気養生硬化
させる際に用いられるコンテナ枠体内に半硬化状態の無
機質成形板を直立姿勢に能率良く積載できるようにした
無機質成形板の積載方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年来、住宅の外壁板として、表面柄模
様の意匠性に優れ且つ施工性に優れた無機質成形板の需
要が著しく増大している。この無機質成形板の製造方法
としては、成形材料をプレス成形法又は注型法で平板状
に成形してその表面に凹凸模様柄を施し、一次硬化(半
硬化)の後、これをオートクレーブ内に入れて高圧高温
蒸気下で養生硬化させる方法がある。この方法では、オ
ートクレーブ内に入れた無機質成形板やそれを積載する
コンテナが高温蒸気により蒸気温度にまで加熱されるま
でにそれらの表面に多量の結露が生じるため、無機質成
形板を水平姿勢で積み上げて養生させると、無機質成形
板の表面(以下「板表面」という)の結露水の排水性が
悪くなって板表面に結露水が滞留してしまい、養生硬化
過程で副生するCaイオンが板表面に滞留する結露水に
溶解して炭酸カルシウムや珪酸カルシウムの結晶(エフ
ロレセンス)が板表面に多量に生成されてしまう。この
エフロレセンスは、養生後の塗装工程で板表面に施され
る塗膜を剥離させる原因となり、製品歩留りを低下させ
てしまう。
【0003】そこで、特公昭57−25519号公報に
示すように、板表面の排水性を向上させるために、格子
枠内に無機質成形板を直立姿勢で収納してオートクレー
ブ内に入れ、養生工程初期に発生する結露水が自然に板
表面を下方に伝って流れ落ちるようにしたものがある。
この場合、格子枠内に無機質成形板を立てた状態に積載
する作業は、生産性を損なわないように能率良く行う必
要があるが、上記公報には積載方法について何等記載さ
れていない。
【0004】近年、この積載作業を容易にするために、
特開平3−264305号公報に示すように、多数枚の
無機質成形板を水平姿勢でトレイ板上に積み上げたもの
をマガジンラック内に入れ、このマガジンラックを反転
装置によりを90°反転させることで、マガジンラック
内の無機質成形板を直立姿勢に反転し、その状態で、マ
ガジンラックをオートクレーブ内に入れて無機質成形板
を直立姿勢で蒸気養生硬化させるようにしたものがあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記方
法では、反転装置によりマガジンラックを90°反転さ
せてその内部の半硬化状態の無機質成形板を水平姿勢か
ら直立姿勢に反転させる際に、半硬化状態の無機質成形
板の下端面(木口面)に大きな衝撃荷重が加わって無機
質成形板の下端部にひび割れや破損が生じることがあ
り、これが製品歩留りを低下させる新たな原因となる。
【0006】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、従ってその目的は、コンテナ枠体内に半
硬化状態の無機質成形板を直立姿勢に積載する作業を能
率良く行うことができると共に、積載時の無機質成形板
のひび割れや破損を防ぐことができて、製品歩留りを向
上できる無機質成形板の積載方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の無機質成形板の積載方法は、半
硬化状態の無機質成形板をコンテナ枠体に積載する際
に、該コンテナ枠体を水平に対して所定角度傾斜させて
待機させると共に、該コンテナ枠体の側面と平行に往復
移動する傾斜コンベアを設置し、1枚ずつ搬送されてく
る半硬化状態の無機質成形板を予め積重ね装置で所定枚
数ずつ積み重ねた後、該無機質成形板を所定枚数積重ね
た状態で搬送コンベアにより前記傾斜コンベアへ搬送す
る動作と、前記搬送コンベアから搬送されてくる前記所
定枚数の無機質成形板を前記傾斜コンベアに載せて前記
コンテナ枠体内へ向けて搬送しつつ該傾斜コンベアを搬
送方向に該コンテナ枠体の底面近傍まで移動させ、該無
機質成形板が該コンテナ枠体の底面まで到達した時に該
傾斜コンベアを搬送方向と逆方向に移動させて該傾斜コ
ンベアを待機位置まで上昇させることで、該傾斜コンベ
アから該無機質成形板を下ろして該コンテナ枠体の側面
に積載する動作とを繰り返して半硬化状態の無機質成形
板を所定枚数ずつコンテナ枠体内に直立姿勢に積載する
ものである。
【0008】この積載方法によれば、コンテナ枠体を水
平に対して所定角度傾斜させた状態で、傾斜コンベアを
利用して無機質成形板を所定枚数ずつコンテナ枠体内に
直立姿勢に能率良く積載することができる。そして、積
載完了後にコンテナ枠体を水平に戻しても、コンテナ枠
体内の無機質成形板がコンテナ枠体の底面に激しく衝突
することはなく、無機質成形板のひび割れや破損が防止
される。
【0009】また、請求項2では、前記積重ね装置は、
無機質成形板の積重ね枚数がn枚(但しnは2以上の整
数)の場合に、(n−1)台の吸着昇降装置を搬送コン
ベアに沿って配置し、先に搬送されてくる無機質成形板
を1枚ずつ各吸着昇降装置で吸着して持ち上げて待機さ
せ、後続の無機質成形板が到着した時に当該吸着昇降装
置に吸着されている無機質成形板を下降させて後続の無
機質成形板に積み上げ、これを次の吸着昇降装置の真下
位置へ搬送して当該次の吸着昇降装置に吸着されている
無機質成形板を先に積み上げられた無機質成形板上に積
み上げるという動作を繰り返すことで、無機質成形板を
n枚積み重ねる。
【0010】この無機質成形板の積重ね方法では、搬送
コンベアによって1枚ずつ搬送されてくる無機質成形板
を各吸着昇降装置によって1枚ずつ順番に積み上げて、
最終的にn枚積み重ねることができる。
【0011】また、請求項3では、前記コンテナ枠体を
水平に対して所定角度傾斜させた状態でその傾斜方向に
該コンテナ枠体を上下動させる架台を設置し、前記傾斜
コンベアによる積載動作が1往復終了する毎に、その積
載動作1回当たりの積載枚数の積上げ寸法分だけ前記コ
ンテナ枠体をその傾斜方向に下降させる。
【0012】これにより、傾斜コンベアによる積載動作
が1往復終了する毎に傾斜コンベアの往復経路を上昇さ
せなくても、コンテナ枠体内に先に積載された無機質成
形板上に次の無機質成形板を積載することが可能とな
る。
【0013】また、請求項4では、前記架台は、前記コ
ンテナ枠体を傾斜させた状態で搬送する機能を有する。
これにより、積載が完了したコンテナ枠体を空のコンテ
ナ枠体と入れ替える作業を流れ作業で行うことができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。まず、図1に基づいて搬送コンベ
ア11によって1枚ずつ搬送されてくる無機質成形板1
2(例えば屋根材、外壁材等)を複数枚積み重ねる積重
ね装置の構成を説明する。無機質成形板12を例えば5
枚積重ねる場合には、4台の吸着昇降装置13を搬送コ
ンベア11に沿って配置する。各吸着昇降装置13は、
昇降アーム14の下端に吸着パッド15を取り付けた構
成となっている。また、搬送コンベア11は、各吸着昇
降装置13毎に独立して駆動できるように各吸着昇降装
置13に対応してAブロックからDブロックまで分割さ
れている。この搬送コンベア11の最下流部であるDブ
ロックの出口側には、後述する傾斜コンベア16が設置
されている。
【0015】次に、搬送コンベア11によって1枚ずつ
搬送されてくる無機質成形板12を5枚重ねに積み上げ
る手順を説明する。図1において各無機質成形板12に
付けられた〜の数字は、無機質成形板12の搬送順
序を示している。即ち、最初に搬送されてくる無機質成
形板は、最上流部のAゾーンに設置された吸着昇降装
置13の吸着パッド15で吸着され、持ち上げられた状
態となる。2番目の無機質成形板は、Bゾーンに設置
された吸着昇降装置13の吸着パッド15で吸着され、
3番目の無機質成形板は、Cゾーンに設置された吸着
昇降装置13の吸着パッド15で吸着され、4番目の無
機質成形板は、最下流部のDゾーンに設置された吸着
昇降装置13の吸着パッド15で吸着される。
【0016】以上のようにして4台の吸着昇降装置13
で無機質成形板〜を1枚ずつ持ち上げた後、5番目
の無機質成形板がAゾーンに到着すると、Aゾーンの
吸着昇降装置13の昇降アーム14が下降して、無機質
成形板上に無機質成形板を積み上げ、吸着状態を解
除する。この後、2枚重ねの無機質成形板+を次の
Bゾーンへ搬送し、Bゾーンの吸着昇降装置13に吸着
されている無機質成形板を下降させて2枚重ねの無機
質成形板+の上に積み上げる。以後、同様にして、
3枚重ねの無機質成形板++をCゾーンへ搬送
し、無機質成形板を3枚重ねの無機質成形板++
の上に積み上げ、更に、Dゾーンで、無機質成形板
を4枚重ねの無機質成形板+++の上に積み上
げる。このようにして、無機質成形板12(〜)を
1枚ずつ順番に積み上げて、最終的に5枚重ねとする。
【0017】以上の説明は、無機質成形板12を5枚積
み重ねる場合であるが、4枚重ね以下、或は6枚重ね以
上にしても良い。一般に、無機質成形板12の積重ね枚
数をn枚(但しnは2以上の整数)とすると、(n−
1)台の吸着昇降装置13を搬送コンベア11に沿って
配置し、上述した動作を吸着昇降装置13の台数分だけ
繰り返せば良い。これにより、搬送コンベア11によっ
て1枚ずつ搬送されてくる無機質成形板12を能率良く
n枚積み重ねることができる。
【0018】一方、搬送コンベア11の最下流部である
Dブロックで、積み上げが完了した5枚重ねの無機質成
形板12は、傾斜コンベア16へ搬送される。以下、こ
の傾斜コンベア16により無機質成形板12を5枚ずつ
コンテナ枠体17(図2乃至図4参照)内に積載する装
置の構成を説明する。
【0019】コンテナ枠体17は、図2に示すように架
台18によって水平に対して30°〜60°傾斜した状
態で支持されている。架台18は、支持ベース19によ
って傾斜方向にスライド移動可能に支持されている。架
台18には、コンテナ枠体17を横方向に搬送するため
の搬送ローラ20,21が設けられている。
【0020】図3に示すように、コンテナ枠体17は無
機質成形板12を例えば2列に積載する2列構成であ
り、一方の列を積載した後、コンテナ枠体17を搬送ロ
ーラ20,21によって横方向に1列分だけずらして、
他方の列を積載するようになっている。尚、コンテナ枠
体17は1列構成であっても良く、勿論、3列以上の構
成であっても良い。コンテナ枠体17を複数列構成とす
る場合には、1列ずつ順番に積載しても良いし、各列毎
に図1の積重ね装置や傾斜コンベア16を設置して、複
数列を同時に積載するようにしても良い。
【0021】また、図4に示すように、コンテナ枠体1
7には、無機質成形板12の転倒を防止する転倒防止板
22がレバー23を介して取り付けられている。このレ
バー23は、軸29を中心に回動し、ねじりコイルばね
(図示せず)によって転倒防止板22を無機質成形板1
2に押し付ける方向に付勢されている。尚、無機質成形
板12を積載する際には、転倒防止板22が邪魔になら
ないように、エアシリンダ24によってレバー23を図
4において反時計方向に回動し、転倒防止板22をコン
テナ枠体17の側面付近まで退避させるようになってい
る。
【0022】一方、図2に示すように、傾斜コンベア1
6は、傾斜駆動装置25によってコンテナ枠体17の側
面と平行に往復移動するように支持されている。以下、
この傾斜コンベア16によって無機質成形板12をコン
テナ枠体17内に積載する手順を説明する。
【0023】図2に二点鎖線で示すように、傾斜コンベ
ア16は、上端部(搬入側)を搬送コンベア11の出口
部分に近付けた位置(待機位置)で待機する。そして、
積み上げが完了した5枚重ねの無機質成形板12が搬送
コンベア11によって搬送されてくると、それを傾斜コ
ンベア16に載せてコンテナ枠体17内へ向けて搬送し
つつ、図2に実線で示すように該傾斜コンベア16を搬
送方向(斜め下方)に該コンテナ枠体17の底面近傍ま
で移動させる。これにより、傾斜コンベア16上の無機
質成形板12が該コンテナ枠体17の底面まで到達した
時に、該傾斜コンベア16を搬送方向と逆方向(斜め上
方)に移動させて該傾斜コンベア16を図2に二点鎖線
で示す待機位置まで上昇させることで、該傾斜コンベア
16から該無機質成形板12を下ろして該コンテナ枠体
17の側面に積載する。
【0024】以上のようにして、傾斜コンベア16によ
る積載動作が1往復終了する毎に、その積載動作1回当
たりの積載枚数の積上げ寸法分だけコンテナ枠体17を
その傾斜方向に架台18により下降させる。そして、コ
ンテナ枠体17が下降する毎に、上述した傾斜コンベア
16による積載動作を行って、コンテナ枠体17内に先
に積載された無機質成形板12上に次の無機質成形板1
2を積載するという動作を繰り返すことで、コンテナ枠
体17内に無機質成形板12を5枚ずつ能率良く直立姿
勢に積載する。
【0025】そして、図3に示すように、コンテナ枠体
17が2列構成の場合には、一方の列を積載した後、コ
ンテナ枠体17を搬送ローラ20,21によって横方向
に1列分だけずらして、他方の列を積載する。そして、
積載が全て完了した時点で、図4に示すように、エアシ
リンダ24によるレバー23の押圧を解除して、転倒防
止板22をねじりコイルばね(図示せず)によって無機
質成形板12に押し付けて無機質成形板12の転倒を防
止すると共に、積載が完了したコンテナ枠体17を傾斜
状態のまま搬送ローラ20,21によって搬出し、それ
と入れ替えに空のコンテナ枠体17を傾斜状態で搬送ロ
ーラ20,21によって反対方向から搬入する。これに
より、積載が完了したコンテナ枠体17を空のコンテナ
枠体17と入れ替える作業を流れ作業で行うことができ
る。
【0026】積載が完了したコンテナ枠体17は、搬送
ローラ20,21によって所定位置に搬送され、そこで
図4に示すように水平状態に戻される。このコンテナ枠
体17は水平状態のままクレーン装置(図示せず)で吊
り上げられて養生用の台車26(図5及び図6参照)に
乗せ換えられ、最終的には台車26上に複数のコンテナ
枠体17が水平状態で2段又は3段に積載される。その
後、この台車26をレール27に沿って走行させてオー
トクレーブ28内に搬入する。これにより、台車26に
積載された複数のコンテナ枠体17が水平状態でオート
クレーブ28内に搬入され、各コンテナ枠体17内の無
機質成形板12が直立姿勢に保たれる。
【0027】この後、オートクレーブ28を密閉してオ
ートクレーブ28内に高温蒸気を導入し、各コンテナ枠
体17内の無機質成形板12を直立姿勢で養生硬化させ
る。この養生工程初期に、無機質成形板12やコンテナ
枠体17が高温蒸気温度になるまでにそれらの表面に多
量の結露が生じるが、無機質成形板12は直立姿勢にな
っているため、結露水が自然に無機質成形板12の表面
を下方に伝って流れ落ち、無機質成形板12の表面に結
露水が滞留することが防がれ、無機質成形板12の表面
に炭酸カルシウムや珪酸カルシウムの結晶(エフロレセ
ンス)が生じることが防がれる。また、どの積載位置の
無機質成形板12にも均一に生蒸気が充足されて水熱反
応がまんべんなく進行し、反応の不均一に起因する無機
質成形板12の周辺部の亀裂の発生が防止され、歩留り
が向上する。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1の無機質成形板の積載方法によれば、コンテ
ナ枠体を水平に対して所定角度傾斜させた状態で、傾斜
コンベアを利用して無機質成形板を所定枚数ずつコンテ
ナ枠体内に直立姿勢に積載することができるので、無機
質成形板の積載作業を能率良く行うことができると共
に、コンテナ枠体を水平状態に戻す際の衝撃を小さくす
ることができて、無機質成形板のひび割れや破損を防ぐ
ことができ、製品歩留りを向上できる。
【0029】更に、請求項2では、搬送コンベアによっ
て1枚ずつ搬送されてくる無機質成形板を(n−1)台
の吸着昇降装置によって順番に積み上げて、最終的にn
枚積み重ねることができるので、無機質成形板の積重ね
作業を1本の搬送コンベアを使用して能率良く行うこと
ができる。
【0030】また、請求項3では、傾斜コンベアによる
積載動作が1往復終了する毎に、その積載動作1回当た
りの積載枚数の積上げ寸法分だけコンテナ枠体をその傾
斜方向に下降させるようにしたので、傾斜コンベアによ
る無機質成形板の積載作業を極めて能率良く行うことが
できる。
【0031】また、請求項4では、コンテナ枠体を架台
に載せて傾斜させた状態で搬送できるので、積載が完了
したコンテナ枠体を空のコンテナ枠体と入れ替える作業
を流れ作業で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における無機質成形板を5
枚積み重ねる装置の概要を示す図
【図2】傾斜コンベアによってコンテナ枠体内に無機質
成形板を積載する装置の概要を示す図
【図3】コンテナ枠体の左側面図
【図4】コンテナ枠体の正面図
【図5】オートクレーブ内のコンテナ枠体の積載状態を
示す部分破断正面図
【図6】オートクレーブ内のコンテナ枠体の積載状態を
示す側面図
【符号の説明】
11…搬送コンベア、12…無機質成形板、13…吸着
昇降装置、14…昇降アーム、15…吸着パッド、16
…傾斜コンベア、17…コンテナ枠体、18…架台、2
0,21…搬送ローラ、22…転倒防止板、24…エア
シリンダ、26…台車、28…オートクレーブ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B28B 11/24 B28B 11/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半硬化状態の無機質成形板をコンテナ枠
    体に積載してオートクレーブ内へ移送し、該コンテナ枠
    体内の無機質成形板を直立姿勢で蒸気養生硬化させる工
    程において、 半硬化状態の無機質成形板を前記コンテナ枠体に積載す
    る際に、該コンテナ枠体を水平に対して所定角度傾斜さ
    せて待機させると共に、該コンテナ枠体の側面と平行に
    往復移動する傾斜コンベアを設置し、 1枚ずつ搬送されてくる半硬化状態の無機質成形板を予
    め積重ね装置で所定枚数ずつ積み重ねた後、該無機質成
    形板を所定枚数積重ねた状態で搬送コンベアにより前記
    傾斜コンベアへ搬送する動作と、 前記搬送コンベアから搬送されてくる前記所定枚数の無
    機質成形板を前記傾斜コンベアに載せて前記コンテナ枠
    体内へ向けて搬送しつつ該傾斜コンベアを搬送方向に該
    コンテナ枠体の底面近傍まで移動させ、該無機質成形板
    が該コンテナ枠体の底面まで到達した時に該傾斜コンベ
    アを搬送方向と逆方向に移動させて該傾斜コンベアを待
    機位置まで上昇させることで、該傾斜コンベアから該無
    機質成形板を下ろして該コンテナ枠体の側面上に積載す
    る動作とを繰り返して半硬化状態の無機質成形板を所定
    枚数ずつ前記コンテナ枠体内に直立姿勢に積載すること
    を特徴とする無機質成形板の積載方法。
  2. 【請求項2】 前記積重ね装置は、無機質成形板の積重
    ね枚数がn枚(但しnは2以上の整数)の場合に、(n
    −1)台の吸着昇降装置を搬送コンベアに沿って配置
    し、先に搬送されてくる無機質成形板を1枚ずつ各吸着
    昇降装置で吸着して持ち上げて待機させ、後続の無機質
    成形板が到着した時に当該吸着昇降装置に吸着されてい
    る無機質成形板を下降させて後続の無機質成形板に積み
    上げ、これを次の吸着昇降装置の真下位置へ搬送して当
    該次の吸着昇降装置に吸着されている無機質成形板を先
    に積み上げられた無機質成形板上に積み上げるという動
    作を繰り返すことで、無機質成形板をn枚積み重ねるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の無機質成形板の積載方
    法。
  3. 【請求項3】 前記コンテナ枠体を水平に対して所定角
    度傾斜させた状態でその傾斜方向に該コンテナ枠体を上
    下動させる架台を設置し、 前記傾斜コンベアによる積載動作が1往復終了する毎
    に、その積載動作1回当たりの積載枚数の積上げ寸法分
    だけ前記コンテナ枠体をその傾斜方向に下降させること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の無機質成形板の積
    載方法。
  4. 【請求項4】 前記架台は、前記コンテナ枠体を傾斜さ
    せた状態で搬送する機能を有することを特徴とする請求
    項3に記載の無機質成形板の積載方法。
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