JP3242002B2 - 板材の散水方法及び散水システム - Google Patents

板材の散水方法及び散水システム

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JP3242002B2 JP22493796A JP22493796A JP3242002B2 JP 3242002 B2 JP3242002 B2 JP 3242002B2 JP 22493796 A JP22493796 A JP 22493796A JP 22493796 A JP22493796 A JP 22493796A JP 3242002 B2 JP3242002 B2 JP 3242002B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板材をパレット上
に積み上げながら、その板材に散水する作業を自動化す
るための板材の散水方法及び散水システムに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】湿式法で生産される硬質繊維板は、プレ
ス成形時の脱水を円滑にするために、金網上に抄造繊維
マットを載置し、この抄造繊維マットを、加熱された鏡
面板で加圧して脱水成形するのが一般的である。このよ
うにしてプレス成形された硬質繊維板は、表面が緻密な
平滑面で、裏面は網目の付いた粗面となっており、プレ
ス成形後、熱処理・調湿工程を経てパレット上に積み重
ねて養生・保管されるが、長期に亘り保管されたもの
は、硬質繊維板の緻密な表面層と粗い裏面層との間で吸
湿・乾燥に差が生じ、厚み方向の含水率がアンバランス
となり、硬質繊維板に反りが生じやすい。
【0003】この反りを矯正するために、従来より、出
荷時に、作業者がパレット上に積載された硬質繊維板を
1枚ずつ散水(いわゆる水打ち)しながら別のパレット
に積み換えて出荷するようにしている。この散水によ
り、硬質繊維板の含水率が均一になり、硬質繊維板の反
りが矯正される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
は、パレット上に積載された硬質繊維板を1枚ずつ散水
しながら別のパレットに積み換える作業を作業者が手作
業で行っているため、作業能率が非常に悪いばかりか、
その作業が重労働であり、多くの労力を必要としてい
た。
【0005】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、従ってその目的は、パレット上に積載さ
れた板材を1枚ずつ散水しながら別のパレットに積み換
える作業を自動化できて、省力化できると共に、生産性
を大幅に向上できる板材の散水方法及び散水システムを
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の板材の散水方法は、パレット上に積み上げ
られた板材を板材移送装置により1枚ずつ散水位置へ移
送して別のパレット上に積み上げる動作と、前記散水位
置に板材が移送されてくる毎に該板材に散水装置により
散水する動作とを交互に繰り返し、散水済みの板材の積
載量が所定量に達した時に散水済みの板材を前記パレッ
トに積載した状態で前記散水位置から搬出コンベアによ
り搬出する(請求項1)。これにより、散水作業の自動
化が可能となる。
【0007】この散水方法を実行するための散水システ
ムの構成は、請求項2のように、所定位置に積み上げら
れた板材を1枚ずつ散水位置へ移送する板材移送装置
と、前記板材移送装置により前記散水位置に移送されて
くる板材を積載するパレットを載置する散水台と、前記
パレット上に板材が積み上げられる毎に該板材の上方を
走行しながら該板材に散水する散水パイプと、散水済み
の板材の積載量が増えるに従って前記散水台を下降させ
る散水台昇降機構と、散水済みの板材の積載量が所定量
に達した時に散水済みの板材を前記パレットに積載した
状態で前記散水台から搬出する搬出コンベアとを備えた
構成とすれば良い。
【0008】この構成では、散水済みの板材の積載量が
増えるに従って散水台昇降機構によって散水台が下降す
るので、散水済みの板材の積載量が増えても、その最上
段の板材の位置がほぼ一定高さに維持され、次の板材の
移載と散水パイプによる散水が常にほぼ一定高さで確実
に行われる。
【0009】この場合、請求項3のように、前記板材移
送装置の下方に設置された載置台に散水前の板材をパレ
ットに積載した状態で搬入する搬入コンベアと、前記載
置台上の板材の積載量が少なくなるに従って該載置台を
上昇させて最上段の板材の高さ位置をほぼ一定に保つ載
置台昇降機構とを装備することが好ましい。このように
すれば、散水前の板材の積載量が少なくなってきても、
その最上段の板材の位置がほぼ一定高さに維持され、板
材移送装置による板材の持ち上げ動作が常にほぼ一定高
さで安定して行われる。
【0010】また、請求項4のように、前記板材移送装
置は、前記板材を吸着するための複数の吸着パッドと、
吸着する板材のサイズに合わせて各吸着パッド間の間隔
を調整する調整手段とを有する構成としても良い。この
ようにすれば、異なるサイズの板材も安定して移送する
ことができる。
【0011】更に、請求項5のように、前記散水位置
に、前記パレット上に板材が積載される毎に該板材の積
載状態を整列させる整列装置を設置することが好まし
い。これにより、散水済みの板材の積載状態を確実に整
列させることができる。
【0012】また、請求項6のように、前記散水パイプ
の停止位置の下方に、該散水パイプから噴出する水を回
収するための水回収樋を設置し、この水回収樋で回収し
た水を前記散水パイプへ供給する水の一部として再利用
することが好ましい。これにより、常時、散水パイプか
ら水を流し放しにしても、水が全く無駄にならない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。ここで、図1は散水システム全体
の正面図、図2は板材移送装置11の構成を示す正面
図、図3は散水装置12と散水台39周辺の構成を示す
正面図、図4は図3のA−A’方向から見た側面図であ
る。
【0014】まず、図2に基づいて板材移送装置11の
構成を説明する。固定フレーム14上に、車輪15付き
の第1の架台16が左右方向にスライド移動可能に設置
され、この第1の架台16上に車輪17付きの第2の架
台18が左右方向にスライド移動可能に設置されてい
る。第1の架台16は、ネジ機構19の操作によって左
右方向にスライド移動され、それによって板材移送装置
11の位置が板材20の左右幅に応じて左右方向に調整
される。
【0015】一方、第2の架台18には、上下方向に回
転する円盤21が設置され、この円盤21にチェーン2
2を介して吸着装置23の支持バー24が昇降可能に支
持されている。この支持バー24は、第2の架台18に
固定されたフレーム25に上下方向にスライド自在に支
持されている。上記円盤21は、エアシリンダ26によ
って回転駆動され、該円盤21の回転によって吸着装置
23が昇降される。
【0016】この吸着装置23を支持する第2の架台1
8は、吸着装置23で吸着した硬質繊維板等の板材20
を左方向に移送する際に、エアシリンダ等の駆動源によ
って第1の架台16の右端の位置から左端の位置へスラ
イド移動され、移送終了後に元の右端の位置に戻る。吸
着装置23には、複数の吸着パッド27が下向きに組み
付けられ、板材20のサイズに合わせて各吸着パッド2
7の間隔がエアシリンダ28(調整手段)によって調整
可能となっている。
【0017】尚、図2には、吸着パッド27が3個のみ
図示されているが、実際には、板材20の全面を均等に
吸着できるように、多くの吸着パッド27が配列されて
おり、各吸着パッド27の左右・前後の両方向の間隔が
調整可能となっている。これにより、異なるサイズの板
材20を安定して移送することが可能となる。
【0018】また、第2の架台18に固定されたフレー
ム25には、吸着パッド27で持ち上げられた板材20
の右端部を受け支持する端部支持部材29と、板材20
を移送する動作の最終過程で板材20を左方向に押し出
すプッシャ30とがそれぞれエアシリンダ31,32に
よって左右方向にスライド可能に設けられている。
【0019】以上のように構成した板材移送装置11の
下方には、散水前の板材20をパレット33に積載した
状態で載置する載置台34が設置され、この載置台34
が載置台昇降機構35によって昇降可能に支持されてい
る。この載置台34上に積載された最上段の板材20と
同一高さの位置に、最上段の板材20を検出するための
光センサ(図示せず)が設置され、板材移送動作によ
り、載置台34上の板材20の積載量が少なくなる毎
に、上記光センサで最上段の板材20を検出するまで、
載置台昇降機構35によって載置台34が上昇される。
これにより、常時、最上段の板材20の高さ位置がほぼ
一定に保たれ、最上段の板材20と吸着パッド27との
間隔がほぼ一定に保たれて、安定した吸着動作が可能と
なる。尚、載置台34には、その右隣に設置された搬入
コンベア36によって送られてくるパレット33を載置
台34上に搬入するためのローラコンベア37が設けら
れている。
【0020】一方、板材移送装置11による板材20の
移送経路の途中には、該板材20を左側へ滑らせるため
の受けローラ38(図1参照)が設置され、この受けロ
ーラ38の左側が散水位置となっている。この散水位置
の下部には、図3に示すように散水台39が設置され、
この散水台39が散水台昇降機構45によって昇降可能
に支持されている。この散水台39上にはパレット40
が載置され、板材移送装置11により移送されてくる板
材20がこのパレット40上に積み上げられる。散水台
39には、散水済みの板材20を満載したパレット40
を搬出コンベア41に搬出するためのローラコンベア4
2が設けられている。
【0021】また、散水台39の上方には、板材移送装
置11により移送されてくる板材20を一旦受けて散水
台39のパレット40上に積載する積載コンベア43が
設置されている。この積載コンベア43は、エアシリン
ダ44によって左右方向にスライド移動され、板材移送
装置11により板材20が移送されてくる毎に、エアシ
リンダ44のロッドが突出して、該積載コンベア43が
受けローラ38の近傍まで斜め上向きに突出された状態
となる。
【0022】この状態で、受けローラ38上を左側に滑
ってくる板材20を積載コンベア43で一旦受ける。こ
の積載コンベア43上を板材20が左側に滑る途中で、
板材20の左端がリミットスイッチ45のアクチュエー
タ46に接触すると、エアシリンダ44のロッドが左側
に引っ込み、積載コンベア43が散水台39の上方から
左側に引っ込んだ状態となる。この過程で、積載コンベ
ア43上の板材20は、クッション材製のストッパ47
で左方向の移動を止められ、散水台39のパレット40
上に落下して積み上げられる。
【0023】この散水台39のパレット40上に積載さ
れた最上段の板材20と同一高さの位置に、最上段の板
材20を検出するための光センサ(図示せず)が設置さ
れ、稼働中は、散水台39上の板材20の積載量が多く
なるに従って、上記光センサの検出信号に基づき、散水
台昇降機構50が作動して散水台39が下降される。こ
れにより、稼働中は、最上段の板材20の高さ位置がほ
ぼ一定に保たれる。
【0024】また、散水台39の上方には、パレット4
0上に積載された板材20の積載状態を縦横両方向から
整列させるための整列板51,52(図3及び図4参
照)が設置され、各整列板51,52に対向して整列プ
ッシャ53,54がエアシリンダ55,56のロッドに
連結して設けられ、これら整列板51,52、整列プッ
シャ53,54及びエアシリンダ55,56により整列
装置48,49が構成されている。この場合、散水台3
9のパレット40上に板材20が積載される毎に、エア
シリンダ55,56が作動して整列プッシャ53,54
を突出させ、この整列プッシャ53,54によって最上
段側の板材20を整列板51,52に押し付けること
で、板材20の積載状態を縦横両方向から整列させる。
【0025】次に、散水台39の上方に設置された散水
装置12の構成を図3及び図4に基づいて説明する。散
水台39の上方に、左右方向に延びる散水パイプ71が
設置されている。この散水パイプ71には、多数の散水
孔(図示せず)が形成され、この散水パイプ71から散
水台39上の板材20に対して水がシャワー状に散水さ
れる。この散水パイプ71は、給水パイプ72を介して
スライドフレーム73に支持され、このスライドフレー
ム73は、前後方向に延びるレール74に車輪63を介
してスライド走行可能に支持されている。また、レール
74の両端部に取り付けられたスプロケット55,56
にチェーン57が掛け渡され、このチェーン57にスラ
イドフレーム73が連結されている。正逆回転可能なモ
ータ58によって一方のスプロケット55を回転駆動す
ることで、チェーン57が前後方向に駆動されて、散水
パイプ71が散水台39の上方を前後方向に走行する。
【0026】この場合、板材20を1枚散水するのに、
散水パイプ71はレール74の一端部から他端部へ走行
し、次の板材20を散水する時に、前回の散水とは逆方
向に走行するという動作を繰り返す。散水パイプ71の
各停止位置(レール74の両端部)の真下には、散水パ
イプ71から噴出する水を回収する水回収樋59,60
が設置されている。この水回収樋59,60で回収され
た散水は、樋51とホース62を通って貯水タンク(図
示せず)に戻され、この貯水タンク内の水が給水ポンプ
(図示せず)によって給水パイプ72を通して散水パイ
プ71に供給される。このようにして、散水パイプ71
の停止中に散水を循環させることで、常時、散水パイプ
71から水を流し放しにしても、水が全く無駄になら
ず、板材20の散水に有効に利用される。尚、水回収樋
59,60の間隔や散水パイプ71の停止位置の間隔
は、板材20のサイズに合わせて調整できるように構成
されている。
【0027】次に、上記構成の散水システムの動作を説
明する。散水前の板材20を満載したパレット33を搬
入コンベア36によって載置台34上に搬入する。この
後、板材移送装置11の吸着パッド27が下降して、最
上段の板材20を吸着して持ち上げる。次いで、端部支
持部材29が左方向にスライドして、端部支持部材29
が上記板材20の右端部を受け支持する。この状態で、
第2の架台18が左方向にスライドして、板材移送装置
11が左方向にスライドし、板材20を左方向に移送す
る。
【0028】このようにして、板材移送装置11が左方
向の限界位置までスライドすると、板材20の左端が受
けローラ38上に到達する。これと同時に、プッシャ3
0が左方向にスライドし、その途中でプッシャ30が板
材20の右端を支えながらスライドすると共に、吸着パ
ッド27による吸着が解除される。この結果、プッシャ
30により板材20が受けローラ38に乗りながら積載
コンベア43上に押し出される。この積載コンベア43
上を板材20が左側に滑る途中で、板材20の左端がリ
ミットスイッチ45のアクチュエータ46に接触する
と、積載コンベア43が散水台39の上方から左側に引
っ込む。この過程で、積載コンベア43上の板材20
は、クッション材製のストッパ47で左方向の移動を止
められ、散水台39のパレット40上に落下して積み上
げられる。
【0029】このようにして板材20がパレット40上
に積載されると、散水パイプ71が該板材20の上方を
走行し、該板材20全面に散水する。散水終了後に、積
載コンベア43が該板材20の上方に突出し、次に移送
されてくる板材20を受け入れる準備をする。
【0030】以上のような動作を繰り返すことで、散水
台39のパレット40上に板材20を1枚積載する毎に
該板材20に散水する動作を繰り返す。そして、散水済
みの板材20の積載量が多くなるに従って、散水台昇降
機構50によって散水台39が下降し、最上段の板材2
0の高さ位置がほぼ一定に保たれる。このため、散水済
みの板材20の積載量が増えても、その最上段の板材2
0の位置がほぼ一定高さに維持され、次の板材20の移
載と散水パイプ71による散水が常にほぼ一定高さで確
実に行われる。その後、散水済みの板材20の積載量が
満杯になると、散水済みの板材20を満載したパレット
40が搬出コンベア41によって搬出される。
【0031】尚、散水する板材20は、硬質繊維板に限
定されず、例えば乾式法で成形された窯業系セメント板
であっても良い。窯業系セメント板は、プレス成形後に
板表面に散水すると、養生・硬化工程での水和反応を促
進できるためである。
【0032】その他、本発明は、上記構成に限定され
ず、板材移送装置11や散水装置12等の構成を適宜変
更しても良い等、要旨を逸脱しない範囲内で種々変形し
て実施できることは言うまでもない。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1の板材の散水方法によれば、パレット上に積
み上げられた板材を板材移送装置により1枚ずつ散水位
置へ移送して別のパレット上に積み上げる動作と、前記
散水位置に板材が移送されてくる毎に該板材に散水装置
により散水する動作とを交互に繰り返すようにしたの
で、散水作業を自動化できて、省力化できると共に、生
産性を大幅に向上でき、生産コスト低減の要求を満たす
ことができる。
【0034】また、請求項2の散水システムによれば、
散水済みの板材の積載量が増えるに従って散水台昇降機
構によって散水台が下降するので、散水済みの板材の積
載量が増えても、その最上段の板材の位置がほぼ一定高
さに維持され、次の板材の移載と散水パイプによる散水
を常にほぼ一定高さで確実に行うことができる。
【0035】更に、請求項3では、板材移送装置の下方
に設置された載置台上の板材の積載量が少なくなるに従
って該載置台を上昇させて最上段の板材の高さ位置をほ
ぼ一定に保つようにしたので、板材移送装置による板材
の持ち上げ動作を常にほぼ一定の高さ位置で安定して行
うことができる。
【0036】また、請求項4では、板材を吸着する複数
の吸着パッドの間隔を調整できるようにしたので、異な
るサイズの板材の移送にも対処できる。
【0037】更に、請求項5では、パレット上に板材が
積載される毎に該板材の積載状態を整列装置で整列させ
るようにしたので、散水済みの板材の積載状態を良好に
することができる。
【0038】また、請求項6では、停止中の散水パイプ
から噴出する水を水回収樋で回収して再利用するように
したので、常時、散水パイプから水を流し放しにして
も、水が全く無駄にならなず、水を節約できる。しか
も、散水パイプから水を流し放しにすることで、給水系
の構成を簡略化できる利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す散水システム全体の
正面図
【図2】板材移送装置の構成を示す正面図
【図3】散水装置と散水台周辺の構成を示す正面図
【図4】図3のA−A’方向から見た側面図
【符号の説明】
11…板材移送装置、12…散水装置、16…第1の架
台、18…第2の架台、20…板材、23…吸着装置、
27…吸着パッド、29…端部支持部材、30…プッシ
ャ、33…パレット、34…載置台、35…載置台昇降
機構、36…搬入コンベア、38…受けローラ、39…
散水台、40…パレット、41…搬出コンベア、43…
積載コンベア、45…リミットスイッチ、46…アクチ
ュエータ、47…ストッパ、48,49…整列装置、5
0…散水台昇降機構、51,52…整列板、53,54
…整列プッシャ、55,56…エアシリンダ、59,6
0…水回収樋、71…散水パイプ。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パレット上に積み上げられた板材を板材
    移送装置により1枚ずつ散水位置へ移送して別のパレッ
    ト上に積み上げる動作と、前記散水位置に板材が移送さ
    れてくる毎に該板材に散水装置により散水する動作とを
    交互に繰り返し、散水済みの板材の積載量が所定量に達
    した時に散水済みの板材を前記パレットに積載した状態
    で前記散水位置から搬出コンベアにより搬出することを
    特徴とする板材の散水方法。
  2. 【請求項2】 所定位置に積み上げられた板材を1枚ず
    つ散水位置へ移送する板材移送装置と、 前記板材移送装置により前記散水位置に移送されてくる
    板材を積載するパレットを載置する散水台と、 前記パレット上に板材が積み上げられる毎に該板材の上
    方を走行しながら該板材に散水する散水パイプと、 散水済みの板材の積載量が増えるに従って前記散水台を
    下降させる散水台昇降機構と、 散水済みの板材の積載量が所定量に達した時に散水済み
    の板材を前記パレットに積載した状態で前記散水台から
    搬出する搬出コンベアとを備えた板材の散水システム。
  3. 【請求項3】 前記板材移送装置の下方に設置された載
    置台に散水前の板材をパレットに積載した状態で搬入す
    る搬入コンベアと、 前記載置台上の板材の積載量が少なくなるに従って該載
    置台を上昇させて最上段の板材の高さ位置をほぼ一定に
    保つ載置台昇降機構とを備えていることを特徴とする請
    求項2に記載の板材の散水システム。
  4. 【請求項4】 前記板材移送装置は、前記板材を吸着す
    るための複数の吸着パッドと、吸着する板材のサイズに
    合わせて各吸着パッド間の間隔を調整する調整手段とを
    有していることを特徴とする請求項2又は3に記載の板
    材の散水システム。
  5. 【請求項5】 前記散水位置には、前記パレット上に板
    材が積載される毎に該板材の積載状態を整列させる整列
    装置が設置されていることを特徴とする請求項2乃至4
    のいずれかに記載の板材の散水システム。
  6. 【請求項6】 前記散水パイプの停止位置の下方には、
    該散水パイプから噴出する水を回収するための水回収樋
    が設置され、この水回収樋で回収した水が前記散水パイ
    プへ供給する水を貯留する貯水タンクに戻されることを
    特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載の板材の散
    水システム。
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