JP3286367B2 - 高速電源切換装置 - Google Patents
高速電源切換装置Info
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- JP3286367B2 JP3286367B2 JP35605792A JP35605792A JP3286367B2 JP 3286367 B2 JP3286367 B2 JP 3286367B2 JP 35605792 A JP35605792 A JP 35605792A JP 35605792 A JP35605792 A JP 35605792A JP 3286367 B2 JP3286367 B2 JP 3286367B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、負荷給電を常用電源か
ら予備電源に切換える高速電源切換装置に関する。
ら予備電源に切換える高速電源切換装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種高速電源切換装置は遮断器
を用いて図３に示すように構成される。図３は３相回路
を単相接続で示したものであり、同図において、１は常
用電源の給電路２に設けた常用側の遮断器、３は予備電
源の給電路４に設けられた予備側の遮断器、５は給電路
２，４に接続された負荷路６の負荷である。
を用いて図３に示すように構成される。図３は３相回路
を単相接続で示したものであり、同図において、１は常
用電源の給電路２に設けた常用側の遮断器、３は予備電
源の給電路４に設けられた予備側の遮断器、５は給電路
２，４に接続された負荷路６の負荷である。
【０００３】７は１次側が負荷路６に接続された計器用
変圧器、８は変圧器７の２次側出力が電圧低下の監視用
の検出出力として供給される制御部、９は制御部８に設
けられた電圧低下検出回路であり、不足電圧継電器等か
らなる。そして、常用電源及び予備電源は３相電源であ
り、遮断器１，３は３相用の遮断器により形成されてい
る。
変圧器、８は変圧器７の２次側出力が電圧低下の監視用
の検出出力として供給される制御部、９は制御部８に設
けられた電圧低下検出回路であり、不足電圧継電器等か
らなる。そして、常用電源及び予備電源は３相電源であ
り、遮断器１，３は３相用の遮断器により形成されてい
る。
【０００４】また、制御部８は手動操作に基づく遮断器
１，３の投入，開放の機能を有するとともに、検出回路
９の検出に基づく遮断器３の自動投入機能を有する。そ
して、通常は遮断器１を投入して遮断器３を開放状態に
保持する。そのため、給電路２が閉成されて給電路４が
開放され、負荷路６の負荷５等に遮断器１を介した常用
電源が給電される。
１，３の投入，開放の機能を有するとともに、検出回路
９の検出に基づく遮断器３の自動投入機能を有する。そ
して、通常は遮断器１を投入して遮断器３を開放状態に
保持する。そのため、給電路２が閉成されて給電路４が
開放され、負荷路６の負荷５等に遮断器１を介した常用
電源が給電される。
【０００５】また、変圧器７の２次側出力により、検出
回路９は負荷路６に給電される常用電源の１又は複数の
相間電圧を常時監視する。つぎに、作業停電，事故停電
等により負荷給電を常用電源から予備電源に切換えると
きは、まず、手動又は常用電源の停電検出等により遮断
器１を開放する。
回路９は負荷路６に給電される常用電源の１又は複数の
相間電圧を常時監視する。つぎに、作業停電，事故停電
等により負荷給電を常用電源から予備電源に切換えると
きは、まず、手動又は常用電源の停電検出等により遮断
器１を開放する。
【０００６】この開放により監視中の全相間電圧が消失
すると、この消失を検出，確認して検出回路９は遮断器
３に閉成指令信号を出力する。そして、この指令信号に
より遮断器３が投入され、このとき、給電路２が開放さ
れて給電路４が閉成され、負荷路６の負荷５等に予備電
源が給電され、負荷給電が常用電源から予備電源に自動
的に切換わる。
すると、この消失を検出，確認して検出回路９は遮断器
３に閉成指令信号を出力する。そして、この指令信号に
より遮断器３が投入され、このとき、給電路２が開放さ
れて給電路４が閉成され、負荷路６の負荷５等に予備電
源が給電され、負荷給電が常用電源から予備電源に自動
的に切換わる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】前記図３の従来装置の
場合、負荷給電を常用電源から予備電源に切換える際、
検出回路９により相間電圧の消失を検出，確認してから
遮断器３に投入指令信号を与え、しかも、遮断器３の機
械的動作により予備電源の給電路４を閉成するため、遮
断器３の開放操作から予備電源の給電に切換わるまでに
時間を要する。
場合、負荷給電を常用電源から予備電源に切換える際、
検出回路９により相間電圧の消失を検出，確認してから
遮断器３に投入指令信号を与え、しかも、遮断器３の機
械的動作により予備電源の給電路４を閉成するため、遮
断器３の開放操作から予備電源の給電に切換わるまでに
時間を要する。
【０００８】すなわち、遮断器３が図４の（ａ）に示す
ようにｔ１に開放操作されると、とくに作業停電等の常
用電源が健全な場合、遮断器１は一般的な３相遮断器と
同様の遮断特性に基づき、まず、３相のうちの１相を遮
断し、１／４サイクル後に残りの２相を遮断する。そし
て、この残りの２相の遮断後に検出回路９は電圧消失を
検出し、図４の（ｂ）に示すようにｔ１から動作時間τ
経過したｔ２に不足電圧継電器を動作して閉成指令信号
を出力する。
ようにｔ１に開放操作されると、とくに作業停電等の常
用電源が健全な場合、遮断器１は一般的な３相遮断器と
同様の遮断特性に基づき、まず、３相のうちの１相を遮
断し、１／４サイクル後に残りの２相を遮断する。そし
て、この残りの２相の遮断後に検出回路９は電圧消失を
検出し、図４の（ｂ）に示すようにｔ１から動作時間τ
経過したｔ２に不足電圧継電器を動作して閉成指令信号
を出力する。
【０００９】さらに、この指令信号により図４の（ｃ）
に示すように、ｔ１から約１ｓｅｃの切換期間Ｔ経過し
たｔ３に遮断器３が閉成する。そのため、遮断器１が開
放されてから予備電源の給電に切換わるまでに約１ｓｅ
ｃもの無給電状態の切換期間Ｔが生じる。
に示すように、ｔ１から約１ｓｅｃの切換期間Ｔ経過し
たｔ３に遮断器３が閉成する。そのため、遮断器１が開
放されてから予備電源の給電に切換わるまでに約１ｓｅ
ｃもの無給電状態の切換期間Ｔが生じる。
【００１０】したがって、常用電源から予備電源への切
換えが迅速に行えず、いわゆる無停電切換えを実現でき
ない問題点がある。なお、切換期間Ｔを短縮するため、
常用電源の停電時期を事前に知るとができる作業停電等
においては、事前に遮断器３を投入して常用電源と予備
電源とをル−プ状にすることが考えられるが、この場
合、条件によっては両電源の位相差に基づく横流等が発
生し、負荷５等に損傷等の悪影響を与え、停電が拡大す
る等の不都合が生じる。
換えが迅速に行えず、いわゆる無停電切換えを実現でき
ない問題点がある。なお、切換期間Ｔを短縮するため、
常用電源の停電時期を事前に知るとができる作業停電等
においては、事前に遮断器３を投入して常用電源と予備
電源とをル−プ状にすることが考えられるが、この場
合、条件によっては両電源の位相差に基づく横流等が発
生し、負荷５等に損傷等の悪影響を与え、停電が拡大す
る等の不都合が生じる。
【００１１】本発明は、常用電源の給電路の遮断器の開
放操作により、負荷給電を常用電源から予備電源に高速
に切換え、無停電切換えを実現する。また、誤動作に伴
う不用意な予備電源への切換えを防止し、信頼性，安全
性等を向上することも目的とする。
放操作により、負荷給電を常用電源から予備電源に高速
に切換え、無停電切換えを実現する。また、誤動作に伴
う不用意な予備電源への切換えを防止し、信頼性，安全
性等を向上することも目的とする。
【００１２】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明の高速電源切換装置においては、予備電源
の給電路に半導体スイッチ構成の常開の静止形スイッチ
を設け、制御部により負荷給電の電源の零相電圧を監視
し、常用電源の給電路の遮断器の開放に伴う前記零相電
圧の発生により制御部から静止形スイッチの閉成指令信
号を出力し、この指令信号により静止形スイッチを閉成
して負荷給電の電源を予備電源に切換える。
めに、本発明の高速電源切換装置においては、予備電源
の給電路に半導体スイッチ構成の常開の静止形スイッチ
を設け、制御部により負荷給電の電源の零相電圧を監視
し、常用電源の給電路の遮断器の開放に伴う前記零相電
圧の発生により制御部から静止形スイッチの閉成指令信
号を出力し、この指令信号により静止形スイッチを閉成
して負荷給電の電源を予備電源に切換える。
【００１３】また、誤動作に伴う不用意な切換えを防止
するときは、制御部の閉成指令信号と予備電源の投入許
可信号とをアンドゲ−ト処理し，投入許可信号の発行時
にのみ閉成指令信号を出力して静止形スイッチを閉成す
るゲ−ト部を備える。
するときは、制御部の閉成指令信号と予備電源の投入許
可信号とをアンドゲ−ト処理し，投入許可信号の発行時
にのみ閉成指令信号を出力して静止形スイッチを閉成す
るゲ−ト部を備える。
【００１４】
【作用】前記のように構成された本発明の高速電源切換
装置の場合、常用電源の給電路の遮断器が開放操作さ
れ、常用電源の例えば３相のうちの最初の１相が遮断さ
れて負荷給電の電源に零相電圧が生じると、制御部によ
りこの零相電圧の検出に基づき、従来の電圧消失の検
出，確認が行われる以前，すなわち残りの２相が遮断さ
れるまでの約１／４サイクル（５〜６ｍｓｅｃ）の間
に、閉成指令信号が出力される。
装置の場合、常用電源の給電路の遮断器が開放操作さ
れ、常用電源の例えば３相のうちの最初の１相が遮断さ
れて負荷給電の電源に零相電圧が生じると、制御部によ
りこの零相電圧の検出に基づき、従来の電圧消失の検
出，確認が行われる以前，すなわち残りの２相が遮断さ
れるまでの約１／４サイクル（５〜６ｍｓｅｃ）の間
に、閉成指令信号が出力される。
【００１５】また、予備電源の給電路に従来の遮断器の
代わりに機械的動作がなく高速動作する静止形スイッチ
が設けられ、制御部からの閉成指令信号により静止形ス
イッチが瞬時に閉成する。そのため、常用電源の給電路
の遮断器の開放操作から約１／４サイクルの極めて短い
時間内に負荷給電が常用電源から予備電源に切換わり、
無停電切換えが行える。
代わりに機械的動作がなく高速動作する静止形スイッチ
が設けられ、制御部からの閉成指令信号により静止形ス
イッチが瞬時に閉成する。そのため、常用電源の給電路
の遮断器の開放操作から約１／４サイクルの極めて短い
時間内に負荷給電が常用電源から予備電源に切換わり、
無停電切換えが行える。
【００１６】さらに、ゲ−ト部を備えた場合は、投入許
可信号が発行されているときにのみ制御部の閉成指令信
号がゲ−ト部を介して静止形スイッチに与えられるた
め、例えば常用電源の瞬時的な１線地絡等により、常用
電源の給電路の遮断器が開放操作されていないにもかか
わらず負荷給電の電源に零相電圧が発生しても、投入許
可信号が発行されていない限り、予備電源に切換わるこ
とがなく、誤動作が防止される。
可信号が発行されているときにのみ制御部の閉成指令信
号がゲ−ト部を介して静止形スイッチに与えられるた
め、例えば常用電源の瞬時的な１線地絡等により、常用
電源の給電路の遮断器が開放操作されていないにもかか
わらず負荷給電の電源に零相電圧が発生しても、投入許
可信号が発行されていない限り、予備電源に切換わるこ
とがなく、誤動作が防止される。
【００１７】
【実施例】１実施例について、図１及び図２を参照して
説明する。図１において、図３と同一符号は同一のもの
を示し、図３と異なる点はつぎの（ア）〜（オ）の点で
ある。
説明する。図１において、図３と同一符号は同一のもの
を示し、図３と異なる点はつぎの（ア）〜（オ）の点で
ある。
【００１８】（ア） 予備電源の給電路４に図３の遮断
器３の代わりにヒュ−ズ１０，ソリッドステ−トスイッ
チ等の交流サイリスタ構成の予備側の常開の静止形スイ
ッチ１１の直列回路を設ける。 （イ） この直列回路に並列に給電路多重化用の遮断器
１２を設ける。 （ウ） 図３の変圧器７の代わりに接地された計器用変
圧器１３を設ける。 （エ） 図３の制御部８の代わりに零相電圧検出回路１
４を有する制御部１５を備える。 （オ） 制御部１５と静止形スイッチ１１との間にアン
ドゲ−ト構成のゲ−ト部１６を設けるとともに、予備電
源の投入許可信号が供給されるゲ−ト制御端子１７を設
ける。
器３の代わりにヒュ−ズ１０，ソリッドステ−トスイッ
チ等の交流サイリスタ構成の予備側の常開の静止形スイ
ッチ１１の直列回路を設ける。 （イ） この直列回路に並列に給電路多重化用の遮断器
１２を設ける。 （ウ） 図３の変圧器７の代わりに接地された計器用変
圧器１３を設ける。 （エ） 図３の制御部８の代わりに零相電圧検出回路１
４を有する制御部１５を備える。 （オ） 制御部１５と静止形スイッチ１１との間にアン
ドゲ−ト構成のゲ−ト部１６を設けるとともに、予備電
源の投入許可信号が供給されるゲ−ト制御端子１７を設
ける。
【００１９】そして、通常は遮断器１の投入により、負
荷５等に遮断器１を介した常用電源が給電される。一
方、変圧器１３の２次側出力により、検出回路１４は周
知の３相用の零相電圧検出回路と同様にして負荷給電の
電源の零相電圧の発生を監視する。
荷５等に遮断器１を介した常用電源が給電される。一
方、変圧器１３の２次側出力により、検出回路１４は周
知の３相用の零相電圧検出回路と同様にして負荷給電の
電源の零相電圧の発生を監視する。
【００２０】つぎに、例えば作業停電により負荷給電を
常用電源から予備電源に切換えるときは、まず、図３の
場合と同様にして遮断器１を開放操作する。そして、こ
の開放操作が図２の（ａ）に示すようにｔａに指令され
たとすると、この開放により３相のうちの最初の１相が
遮断されてから残りの２相が遮断されるまでの約１／４
サイクルの間、負荷給電の電源に零相電圧が発生する。
常用電源から予備電源に切換えるときは、まず、図３の
場合と同様にして遮断器１を開放操作する。そして、こ
の開放操作が図２の（ａ）に示すようにｔａに指令され
たとすると、この開放により３相のうちの最初の１相が
遮断されてから残りの２相が遮断されるまでの約１／４
サイクルの間、負荷給電の電源に零相電圧が発生する。
【００２１】このとき、検出回路１４は零相電圧の発生
を直ちに検出し、前記ｔａから約１／４サイクル以内の
ｔｂに閉成指令信号をゲ−ト部１６に出力する。そし
て、ゲ−ト部１６を介した閉成指令信号が静止形スイッ
チ１１に与えられると、このスイッチ１１は機械的な駆
動部がなく、高速動作して図２の（ｂ）に示す用に瞬時
にオンする。
を直ちに検出し、前記ｔａから約１／４サイクル以内の
ｔｂに閉成指令信号をゲ−ト部１６に出力する。そし
て、ゲ−ト部１６を介した閉成指令信号が静止形スイッ
チ１１に与えられると、このスイッチ１１は機械的な駆
動部がなく、高速動作して図２の（ｂ）に示す用に瞬時
にオンする。
【００２２】このオンにより予備電源の給電路４が閉成
され、負荷給電が遮断器１の開放から僅か約１／４サイ
クル（５〜６ｍｓｅｃ）の切換期間Ｔ’で予備電源に切
換わり、無停電切換えが行われる。ところで、この実施
例では静止形スイッチ１１を極力小容量の小型，安価な
ものとするため、静止形スイッチ１１がオンすると、制
御部１５のタイマ制御等により、図２の（ｃ）に示すよ
うにｔｂから約１ｓｅｃ遅れたｔｃに遮断器１２を投入
する。
され、負荷給電が遮断器１の開放から僅か約１／４サイ
クル（５〜６ｍｓｅｃ）の切換期間Ｔ’で予備電源に切
換わり、無停電切換えが行われる。ところで、この実施
例では静止形スイッチ１１を極力小容量の小型，安価な
ものとするため、静止形スイッチ１１がオンすると、制
御部１５のタイマ制御等により、図２の（ｃ）に示すよ
うにｔｂから約１ｓｅｃ遅れたｔｃに遮断器１２を投入
する。
【００２３】このとき、静止形スイッチ１１のオン抵抗
に基づき、予備電源の給電路４が自動的にヒュ−ズ１
０，静止形スイッチ１１の直列回路から遮断器１２に切
換わる。そのため、静止形スイッチ１１は短時間定格を
満足する小容量で済む。
に基づき、予備電源の給電路４が自動的にヒュ−ズ１
０，静止形スイッチ１１の直列回路から遮断器１２に切
換わる。そのため、静止形スイッチ１１は短時間定格を
満足する小容量で済む。
【００２４】そして、遮断器１２を投入すると、制御部
１５はその直後に閉成指令信号の出力を停止し、この停
止により、図２の（ｂ）に示すように静止形スイッチ１
１はｔｂから約１ｓｅｃ遅れたｔｄにオフする。なお、
静止形スイッチ１１を十分な容量に設定し、遮断器１２
を設けることなく装置を形成してもよいのは勿論であ
る。
１５はその直後に閉成指令信号の出力を停止し、この停
止により、図２の（ｂ）に示すように静止形スイッチ１
１はｔｂから約１ｓｅｃ遅れたｔｄにオフする。なお、
静止形スイッチ１１を十分な容量に設定し、遮断器１２
を設けることなく装置を形成してもよいのは勿論であ
る。
【００２５】また、この実施例では誤動作を防止して信
頼性，安全性等を向上するためにゲ−ト部１６が設けら
れ、ゲ−ト制御端子１７に予備電源の投入許可信号が発
行されてこの信号によりゲ−ト部１６がオンする間の
み、制御部１５の閉成指令信号を静止形スイッチ１１に
与える。すなわち、常用電源側で瞬時的な１線地絡等が
生じると、遮断器１の開放でなくても負荷給電の電源に
零相電圧が発生し、この零相電圧の検出により制御部１
５が直ちに閉成指令信号を出力する。
頼性，安全性等を向上するためにゲ−ト部１６が設けら
れ、ゲ−ト制御端子１７に予備電源の投入許可信号が発
行されてこの信号によりゲ−ト部１６がオンする間の
み、制御部１５の閉成指令信号を静止形スイッチ１１に
与える。すなわち、常用電源側で瞬時的な１線地絡等が
生じると、遮断器１の開放でなくても負荷給電の電源に
零相電圧が発生し、この零相電圧の検出により制御部１
５が直ちに閉成指令信号を出力する。
【００２６】このとき、ゲ−ト部１６がなければ、静止
形スイッチ１１が誤動作してオンし、予備電源が不用意
に給電される。そこで、ゲ−ト部１６を設けて常時はこ
のゲ−ト部１６をオフし、作業停電の必要があるときの
みスイッチ操作等により投入許可信号を発行してゲ−ト
部１６をオンし、誤動作による予備電源の不用意な給電
を防止する。
形スイッチ１１が誤動作してオンし、予備電源が不用意
に給電される。そこで、ゲ−ト部１６を設けて常時はこ
のゲ−ト部１６をオフし、作業停電の必要があるときの
みスイッチ操作等により投入許可信号を発行してゲ−ト
部１６をオンし、誤動作による予備電源の不用意な給電
を防止する。
【００２７】そして、前記実施例では予備電源の給電路
にのみヒュ−ズ１０，静止形スイッチ１１の直列回路を
設けたが、例えば負荷給電を常用電源から予備電源に切
換える毎に両電源が入替わるようなときは、図１の破線
に示すように常用電源の給電路にもヒュ−ズ１０，静止
形スイッチ１１に相当するヒュ−ズ１０’，静止形スイ
ッチ１１’の直列回路を設け、ゲ−ト部１６の出力を静
止形１１と１１’に切換えて供給すればよい。また、常
用電源，予備電源が３相電源以外のときにも適用でき
る。
にのみヒュ−ズ１０，静止形スイッチ１１の直列回路を
設けたが、例えば負荷給電を常用電源から予備電源に切
換える毎に両電源が入替わるようなときは、図１の破線
に示すように常用電源の給電路にもヒュ−ズ１０，静止
形スイッチ１１に相当するヒュ−ズ１０’，静止形スイ
ッチ１１’の直列回路を設け、ゲ−ト部１６の出力を静
止形１１と１１’に切換えて供給すればよい。また、常
用電源，予備電源が３相電源以外のときにも適用でき
る。
【００２８】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、以下に記載する効果を奏する。常用電源の
給電路２の遮断器１が開放操作されると、この遮断器１
が完全に開放するまでの微小時間に負荷給電路に生じる
零相電圧の検出により、制御部１５から閉成指令信号を
出力し、この指令信号により、従来の遮断器の代わりに
予備電源の給電路４に設けた静止形スイッチ１１をオン
し、このスイッチ１１の機械的な駆動部分のない高速動
作により直ちに負荷給電を常用電源から予備電源に切換
えたため、遮断器１の開放操作に伴う常用電源から予備
電源への切換えが瞬時に行え、いわゆる無停電切換えが
実現できる。
ているため、以下に記載する効果を奏する。常用電源の
給電路２の遮断器１が開放操作されると、この遮断器１
が完全に開放するまでの微小時間に負荷給電路に生じる
零相電圧の検出により、制御部１５から閉成指令信号を
出力し、この指令信号により、従来の遮断器の代わりに
予備電源の給電路４に設けた静止形スイッチ１１をオン
し、このスイッチ１１の機械的な駆動部分のない高速動
作により直ちに負荷給電を常用電源から予備電源に切換
えたため、遮断器１の開放操作に伴う常用電源から予備
電源への切換えが瞬時に行え、いわゆる無停電切換えが
実現できる。
【００２９】さらに、ゲ−ト部１６を備えたときは、こ
のゲ−ト部１６が投入許可信号でオンするときにのみ、
制御部の閉成指令信号が静止形スイッチ１１に与えられ
て予備電源に切換わるため、常用電源の給電中に誤動作
により不用意に予備電源に切換わる事態を防止すること
ができ、信頼性，安全性等が向上する。
のゲ−ト部１６が投入許可信号でオンするときにのみ、
制御部の閉成指令信号が静止形スイッチ１１に与えられ
て予備電源に切換わるため、常用電源の給電中に誤動作
により不用意に予備電源に切換わる事態を防止すること
ができ、信頼性，安全性等が向上する。
【図１】本発明の高速電源切換装置の１実施例の結線図
である。
である。
【図２】（ａ）〜（ｃ）は図１の動作説明用のタイミン
グチャ−トである。
グチャ−トである。
【図３】従来装置の結線図である。
【図４】（ａ）〜（ｃ）は図４の動作説明用の波形図で
ある。
ある。
１，１２ 遮断器 ２ 常用電源の給電路 ４ 予備電源の給電路 １１，１１’ 静止形スイッチ １５ 制御部 １６ ゲ−ト部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 樋口 武光 大阪市北区中之島３丁目３番22号 関西 電力株式会社内 (72)発明者 植山 修治 京都市右京区梅津高畝町47番地 日新電 機株式会社内 (72)発明者 前田 正利 京都市右京区梅津高畝町47番地 日新電 機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−24866（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−182436（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−54015（ＪＰ，Ａ) 特開 昭55−61243（ＪＰ，Ａ) 実開 昭62−149240（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H02J 9/06 501 H02J 3/04 H03K 17/725
Claims (2)
- 【請求項１】 負荷給電の電源の常用電源から予備電源
への切換えにより、前記常用電源の給電路に設けた遮断
器を開放して前記予備電源の給電路を閉成する高速電源
切換装置において、 前記予備電源の給電路に設けた半導体スイッチ構成の常
開の静止形スイッチと、 前記負荷給電の電源の零相電圧を監視し，前記遮断器の
開放に伴う前記零相電圧の発生により前記静止形スイッ
チの閉成指令信号を出力する制御部とを備え、 前記閉成指令信号により前記静止形スイッチを閉成して
前記負荷給電の電源を前記予備電源に切換えることを特
徴とする高速電源切換装置。 - 【請求項２】 制御部の閉成指令信号と予備電源の投入
許可信号とをアンドゲ−ト処理し，前記投入許可信号の
発行時にのみ前記閉成指令信号を出力して静止形スイッ
チを閉成するゲ−ト部を備えたことを特徴とする請求項
１記載の高速電源切換装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35605792A JP3286367B2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 高速電源切換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35605792A JP3286367B2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 高速電源切換装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06189470A JPH06189470A (ja) | 1994-07-08 |
| JP3286367B2 true JP3286367B2 (ja) | 2002-05-27 |
Family
ID=18447107
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35605792A Expired - Fee Related JP3286367B2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 高速電源切換装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3286367B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
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-
1992
- 1992-12-18 JP JP35605792A patent/JP3286367B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
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| JPH06189470A (ja) | 1994-07-08 |
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